JPH0133845Y2 - - Google Patents

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JPH0133845Y2
JPH0133845Y2 JP1982102630U JP10263082U JPH0133845Y2 JP H0133845 Y2 JPH0133845 Y2 JP H0133845Y2 JP 1982102630 U JP1982102630 U JP 1982102630U JP 10263082 U JP10263082 U JP 10263082U JP H0133845 Y2 JPH0133845 Y2 JP H0133845Y2
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JP
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air
chamber
pressure
liquid
cylinder
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JP1982102630U
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JPS596601U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (a) 考案の目的 (考案の技術分野) 本考案は、空気圧による入力信号に対し、規制
された液圧出力をうるエアハイドロコンバータに
関する。
(技術の背景) 空圧シリンダは、作動流体である空気の圧縮性
によつて低速度で作動させるとビビリを生じ、な
めらかな運動やストロークの途中で停止させるこ
とが困難である。このためエアハイドロコンバー
タにより空気圧を液圧に変換して、シリンダを制
御することが行なわれている。
(従来技術とその問題点) 第1図は、従来のエアハイドロコンバータを備
えた空圧シリンダの断面図である。空圧シリンダ
1のピストン2で仕切られたヘツド側ピストン室
3は、切換弁SVを介して駆動用の圧縮空気が導
入されて空気室となり、ロツド4が設けられたロ
ツド側ピストン室5は、液体が導入されて液室と
なつている。この液室となつているロツド側ピス
トン室5には、ピストン2の速度を制御する液体
を満たしたエアハイドロコンバータ6が、絞り弁
7を介して接続されている。エアハイドロコンバ
ータ6の液室8上部は空気室9となつている。こ
の空気室9は、切換弁SVを介して空気圧源Aに
接続されている。
このようなエアハイドロコンバータ6を備えた
空圧シリンダ1のヘツド側シリンダ室3に、空気
圧源Aから圧縮空気を供給すると、ピストン2は
押されてピストンロツド4を矢印a1方向へ前進さ
せる。このときロツド側ピストン室5の液体は、
絞り弁7によつて流量を規制されてエアハイドロ
コンバータ6の液室8に流入するため、ピストン
2の移動速度が制御される。
ところが、ピストン前進中に負荷が変動して減
少状態になると、ロツド側ピストン室5に空気圧
が伝播し、液圧が上昇する。
一方、エアハイドロコンバータ6の液室8は、
空気室9が切換弁SVを介して大気に開放されて
いるので、絞り弁7を境にして液圧に大きな差が
生じる。この圧力差のために、絞り弁7を通過し
て液室8に流入する高圧液体は急激に膨張され、
溶けていた空気が気泡となつて現われる。この気
泡を含んだ液体がピストン後退時にロツド側ピス
トン室5に導入されると、液体の非圧縮性が損な
われているので、ピストン動作を確実に制御する
ことができなくなる。また、気泡の発生で液体の
見掛けの体積が膨張するので、液体がエアハイド
ロコンバータ6から切換弁SVに逆流して噴出す
るおそれがある。
このような問題の解決策とし、気泡の発生に対
しては、空圧シリンダ1のピストン往復動サイク
ルの時間を長くして、エアハイドロコンバータ6
内の空気室9に気泡を上昇させて排出している。
しかし、往復動サイクルの時間が短かい場合に
は、気泡を完全に排出できないので使用目的が限
定されていた。また、体積の増加に対しては、液
室の容積を増大すれば良いが、エアハイドロコン
バータ6が大型化して取扱いに不便を来たすこと
になる。
(考案の具体的目的) 本考案はこのような問題を解決するものであ
り、簡素な構成で絞り弁を挾んでシリンダ側の液
体とエアハイドロコンバータ側の液体との間の圧
力差を小さくし、気泡の発生を防止すると共に、
取扱いも簡便にできるようにすることを目的とす
る。
(b) 考案の構成 この目的を達成するために本考案は、液室が絞
り弁を介してシリンダに接続され、前記液室上部
の空気室に印加される空気圧によつて前記シリン
ダに圧力液体を供給するエアハイドロコンバータ
において、前記空気室に、空気室からの排出空気
圧を制御する圧力制御弁と、空気室側へのみ供給
空気圧を流通させるチエツク弁とを、並列に接続
する構成を採つている。
この構成によれば、シリンダ排液動作時に、負
荷の減少によつてシリンダと絞り弁間の液体が圧
力上昇すると、この液体がエアハイドロコンバー
タの液室に流入して液面を上昇させ、空気室から
空気を排出する。この排出された空気は、空気室
に並列に接続された圧力制御弁とチエツク弁のう
ち、圧力制御弁によつて排出圧力を制御される。
このため、空気室の圧力が上昇して液室の液圧を
上昇させ、シリンダと絞り弁間の液圧に近づけて
圧力差を小さくする。
空気圧が上昇を続けてシリンダと絞り弁間の液
体の液圧と等しくなる前に、設定された圧力で圧
力制御弁が開かれて排出空気圧を放出する。空気
圧が低下すると圧力制御弁は閉じられ、空気室の
圧力は再上昇する。従つて、排出空気圧は圧力制
御弁によつてシリンダと絞り弁間の液圧より低く
保たれ、その結果、上部に空気室を備えたエアハ
イドロコンバータの液室の液圧も、シリンダと絞
り弁間の液体の液圧より低く保たれる。
エアハイドロコンバータへの空気圧供給時に
は、圧力制御弁を継ずに、チエツク弁によつて空
気圧は空気室に供給され、シリンダに圧力液体を
供給する。
(c) 考案の効果 このように本考案によれば、シリンダ排液動作
時に負荷が減少した場合に、エアハイドロコンバ
ータの液室の液圧と、シリンダと絞り弁間の液体
と液圧との差を小さくし、かつ液室側の液圧を低
く設定することができる。このため、絞り弁を通
過して液室に流入する液体は、圧力差が小さいの
で急激な膨張に晒されることはなく、気泡の発生
を防止することができる。しかも、エアハイドロ
コンバータの空気室に、圧力制御弁とチエツク弁
とを並列に接続するだけなので、構成も簡素であ
り、取扱いも簡便である。
(d) 考案の実施例 次に本考案の実施例を図に基づいて説明する。
第2図は本考案によるエアハイドロコンバータを
備えた空圧シリンダの断面図である。図におい
て、第1図と同じ部分には同一符号が付してあ
る。シリンダ1のヘツド側ピストン室3は切換弁
SVを介して空気圧源Aに接続され、ヘツド側ピ
ストン室5は絞り弁7を介してエアハイドロコン
バータ6の液室8に接続されている。液室8の上
部は空気室9になつており、従来は切換弁SVを
介して空気圧源Aに接続されていたが、本考案に
おいては、チエツク弁10を内蔵した圧力制御弁
PVを介在している。
圧力制御弁PVは、本体11の2つの流通孔1
2,13間に、2本の流路P1,P2が並列に設け
られている。一方の流路P1には、流通孔13か
ら流通孔12方向へ、即ち、エアハイドロコンバ
ータ6の空気室9へのみ空気を流通させる前記チ
エツク弁10が設けられている。本体11内に
は、前記チエツク弁10と共に圧力作用室14が
設けられており、圧力応動体であるダイヤフラム
15によつて2つに仕切られている。もう一方の
流路P2には、前記2つに仕切られた左側の圧力
作用室14Lが設けられている。また、流通孔1
3側に連通する流路P2の、圧力作用室14L内
の開口端には、ダイヤフラム15の弁部16によ
つて開閉される弁座17が形成されている。2つ
に仕切られたもう一方の圧力作用室14Rには、
前記弁部16を弁座17に弾圧するスプリング1
8が内蔵されている。このスプリング18は、圧
力制御弁PVの本体11に螺合された調整ネジ1
9によつて一端を支持されており、他端でダイヤ
フラム15を弾圧している。したがつて、調整ネ
ジ19を回転させることによりスプリング18を
伸縮させ、弁部16を弁座17に押圧する力を調
節することができる。なお、20は右側の圧力作
用室14Rを大気に連通させる孔である。
第2図の状態において、シリンダ1のヘツド側
ピストン室3に空気圧源Aから圧縮空気を供給す
ると、ピストン2は押されてピストンロツド4を
矢印a1方向に前進させる。ピストンロツド4前進
中に負荷が減少すると、ヘツド側ピストン室5の
液体は圧力上昇し、液圧は絞り弁7を境にして液
室8側よりシリンダ1側が高くなる。一方、エア
ハイドロコンバータ6の空気室9の空気は、左側
の圧力作用室14Lの弁座17は弁部16がスプ
リング18によつて押圧されているので、流出を
阻止されている。このため、液室8に排出液体が
流入すると空気室9の圧力が上昇し、液室8の液
圧も上昇する。液室8側の液圧の上昇により、シ
リンダ1の排出液体の液圧との差が小さくなり、
絞り弁を通過した液体の急激な膨張は起らず、溶
けている空気が気泡となつて現われることもな
い。
液室8の液圧は、シリンダ1の排出液体の液圧
より高くなるとシリンダ1が作動しなくなるの
で、少し低い圧力に維持される。即ち、ダイヤフ
ラム15は右側圧力作用室14Rに内蔵されたス
プリング18で弁部16を閉弁方向に変位される
ので、弁座17への弁部16の押圧力、いわゆる
開放圧を調整ネジ19で調節し、排出液体の液圧
より少し低い圧力に設定する。このため排出空気
圧が排出液体の液圧に近づくと、ダイヤフラム1
5はスプリング18に抗して開弁方向へ変位さ
れ、流通孔12,13が連通して圧力が放出され
る。したがつて空気室9の空気圧は、排出液体の
液圧とスプリング18のバネ圧の差だけ低く保た
れ、液室8の液圧も同様に低く保たれる。
このように、液室8の液圧はシリンダ1と絞り
弁7間の液圧より少し低く設定されるので、シリ
ンダ1から排出される液体の液圧と液室8の液圧
の差が小さくなり、液室8に流入する液体の急激
な膨張が起らず気泡の発生が防止される。
切換弁SVを切換えると、シリンダ1のヘツド
側ピストン室3は排気され、エアハイドロコンバ
ータ6の空気室9は給気されてピストンロツド4
は矢印a2方向へ後退する。この戻り状態におい
て、空気室9への空気圧の供給は、圧力制御弁に
関係なくチエツク弁10を介して自由に行なわれ
るので、液室8から圧力液体がシリンダ1に供給
され、ピストンロツド4を速やかに復帰させるこ
とができる。
以上のように本考案によれば、シリンダ排液動
作時にエアハイドロコンバータの液室の液圧とシ
リンダと絞り弁間の液圧との差を小さくし、かつ
液室側の液圧が低く設定することができる。この
ため、負荷が減少しても液室に流入する液体の気
泡発生を防止し、シリンダを確実に制御すること
ができる。しかも、エアハイドロコンバータの空
気室に圧力制御弁とチエツク弁を並列に接続する
だけなので、構成が簡素で取扱いも簡便である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のエアハイドロコンバータを備え
た空圧シリンダの断面図、第2図は本考案の実施
例を示すエアハイドロコンバータを備えた空圧シ
リンダの断面図である。 図において、1は空圧シリンダ、6はエアハイ
ドロコンバータ、7は絞り弁、9は空気室、10
はチエツク弁、14L,14Rは圧力作用室、1
5はダイヤフラム、18はスプリング、P1,P2
は流路である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エアハイドロコンバータ6の液室8が絞り弁7
    を介してシリンダ1の一方のピストン室である液
    室側ピストン室5側に接続され、前記液室8の上
    部の空気室9に印加される空気圧によつて、前記
    シリンダ1の液室側ピストン室5に圧力液体を供
    給し、他方の空気室側ピストン室3に空気圧を印
    加することによつて、液室側ピストン室5の液体
    をエアハイドロコンバータ6の液室8に戻すエア
    ハイドロコンバータにおいて、 前記の液室8の上部の空気室9に、 該空気室9からの排出空気圧を制御する圧力制
    御弁と、 該空気室9側へのみ供給空気圧を流通させるチ
    エツク弁10とを、並列に接続して成るエアハイ
    ドロコンバータ。
JP10263082U 1982-07-07 1982-07-07 エアハイドロコンバ−タ Granted JPS596601U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10263082U JPS596601U (ja) 1982-07-07 1982-07-07 エアハイドロコンバ−タ

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JP10263082U JPS596601U (ja) 1982-07-07 1982-07-07 エアハイドロコンバ−タ

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Publication Number Publication Date
JPS596601U JPS596601U (ja) 1984-01-17
JPH0133845Y2 true JPH0133845Y2 (ja) 1989-10-16

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ID=30241816

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JP10263082U Granted JPS596601U (ja) 1982-07-07 1982-07-07 エアハイドロコンバ−タ

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JP (1) JPS596601U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS498966A (ja) * 1972-05-25 1974-01-26

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS498966A (ja) * 1972-05-25 1974-01-26

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JPS596601U (ja) 1984-01-17

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