JPH0133324Y2 - - Google Patents

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JPH0133324Y2
JPH0133324Y2 JP2539783U JP2539783U JPH0133324Y2 JP H0133324 Y2 JPH0133324 Y2 JP H0133324Y2 JP 2539783 U JP2539783 U JP 2539783U JP 2539783 U JP2539783 U JP 2539783U JP H0133324 Y2 JPH0133324 Y2 JP H0133324Y2
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JP
Japan
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fibers
layer
heat insulating
insulating material
foam sheet
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JP2539783U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は断熱性及び耐水性にすぐれた断熱材に
関する。
常圧噴射染色機、高圧液流染色機等の染色釜や
高圧蒸気による食品蒸煮釜は高温に加熱されるの
で断熱材で保温されるのが好ましいが、釜の温度
は90〜140℃と非常に高温になるので耐熱性にす
ぐれていること、及び染色釜の周辺で水を多量に
使用するので吸水性がなく耐水性にすぐれている
ことが要求されているため適当な断熱材がなかつ
た。
本考案は上記欠点に鑑み、耐熱性がすぐれ、吸
水性がなく、耐水性がすぐれかつ染色釜等の曲面
を有するものに施工しやすい軟質の断熱材を提供
せんとしてなされたものであり、その要旨は、独
立気泡を有する軟質合成樹脂発泡シートの一面に
無機繊維を主体とするマツト層が積層され、他面
に金属薄層が積層されており、太さ0.02〜0.2mm
の針もしくはきりによつて、上記発泡シートと金
属薄層に厚さ方向への複数の連通した貫通孔が穿
設されていることを特徴とする断熱材に存する。
次に本考案の断熱材を図面を参照して説明す
る。第1図は本考案の断熱材の一例を示す断面図
である。図中1は合成樹脂発泡シートであり、一
面に無機繊維を主体とするマツト層2が積層され
ており、他面に金属薄層3が積層されている。
上記合成樹脂発泡シート1は独立気泡を有し、
軟質ものであつて、たとえばポリエチレン、ポリ
プロピレン、EPDM、ポリクロロプレン、ポリ
イソプレン、ポリブタジエン、プチルゴム等の発
泡シートがあげられ、独立気泡率が80%以上で熱
変形温度が100℃以上であるのが好ましく、電離
性放射線、有機過酸化物、シラン化合物が架橋さ
れたポリエチレン発泡シートが好ましい。該発泡
シートの発泡倍率及び厚みは特に限定されるもの
ではないが発泡倍率は10〜40倍、厚みは5〜20mm
であるのが好ましい。
又上記金属薄層3としては、任意の金属箔が使
用できるが厚さ10〜50μのアルミニウム箔が好適
に用いられる。又ポリエチレン、ポリプロピレン
等の合成樹脂フイルムにアルミニウム等の金属が
蒸着された蒸着フイルムであつてもよい。そして
上記発泡シート1と金属薄層3には太さ0.02〜
0.2mmの針もしくはきりにより、厚さ方向に複数
の連通した貫通孔4が穿設されているのである。
針もしくはきりの太さとは針もしくはきりの断面
が円形の場合にはその直径を意味し、角形の場合
には最も長い対角線の長さをいう。但し三角形の
場合は最長辺の長さをいう。又貫通孔4の数はm2
当り100〜1000であるのが好ましい。
又上記マツト層2は無機繊維を主体とするもの
であり、無機繊維としては、たとえばガラス繊
維、ロツクウール、石綿、アルミナ繊維等があげ
られ、マツト状とした際にかさだかく、強度が大
であるのが好ましいので、ダイレクトメルト法、
マーブルメルト法等で製されたガラス長繊維が好
ましく、原料ガラスとしては無アルカリガラス
(Eガラス)が好ましい。又、ガラス繊維の直径
は5〜16μであるのが好ましく、より好ましくは
8〜12μであり、長さは30〜150mmであるのが好
ましい。
上記マツト層は強度を向上せしめるためにニー
ドルパンチ処理されるのが好ましく、ニードルパ
ンチ処理は、フエルト針によつてcm2当り15〜25点
処理されるのが好ましく、この際フエルト針の先
端がシート状物を貫通して5〜10mmとび出るよう
に処理されるのが好ましい。
又上記マツト層には、マツト層をしなやかに
し、強度を向上せしめるために有機繊維が添加さ
れてもよい。該有機繊維としては、たとえば綿、
麻、絹などの天然繊維、レーヨンなどの再生繊
維、アセテートなどの半合成繊維、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ビニロン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリ
ル、ポリウレタン、ポリアミドなどの合成繊維等
があげられ、その直径は1〜10デニールであるの
が好ましく、より好ましくは、1.5〜5デニール
であり、長さは50〜150mmであるのが好ましい。
又その添加量は多くなると耐熱性が低下するので
マツト層の30重量%以下であるのが好ましい。
さらに上記マツト層の強度を向上せしめるため
に、繊維同志を接着してもよい。接着方法として
はたとえばエマルジヨン接着剤を上記マツト層に
散布し、乾燥固化させる方法、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、ポリエチレン、変性ポリエチレ
ン、変性ポリプロピレン、共重合ポリアミド、共
重合ポリエステル、共重合ポリアクリル、変性ポ
リビニルアルコール等のホツトメルト型接着剤の
50〜200メツシユの粉体を上記マツト層に散布又
は混合して熱融着する方法、上記ホツトメルト型
接着剤から製された熱融着性繊維を上記シート状
物を製造する際に混繊しておき、得られたマツト
層を熱融着させる方法等があげられる。
尚上記熱融着性繊維としては前記有機繊維の周
囲にホツトメルト型接着剤が積層された繊維、ホ
ツトメルト型接着剤の中に海島状に有機繊維が分
散された繊維、有機繊維と熱融着性繊維が積層さ
れた繊維等の複合繊維を使用でき又その直径は1
〜10デニールであるのが好ましく、より好ましく
は、1.5〜5デニールであり、長さは50〜150mmで
あるのが好ましい。又上記エマルジヨン接着剤
(固型分として)ホツトメルト型接着剤及び熱融
着性繊維の添加量は多くなると得られた断熱材の
耐熱性が低下するので、前記有機繊維との合計量
がマツト層の30重量%以下であるのが好ましい。
又上記マツト層の厚みは適宜決定されれば良い
が、断熱材として釜等の被覆物に被覆された際
に、被覆物の熱が断熱され、発泡シートに接する
面の温度が100℃以下になるように決定されるの
が好ましく、一般には5〜20mmである。
本考案の断熱材の構成は上述の通りであり、一
方の層は無機繊維を主体とするマツト層であるか
ら、100℃以上の高温であつても断熱することが
でき、他方の層は金属薄層が積層された独立気泡
を有する軟質合成樹脂発泡シートであるから断熱
性にすぐれ、美麗である。又金属薄層及び発泡シ
ートには太さ0.02〜0.2mmの針もしくはきりによ
る、厚さ方向への複数の連通した貫通孔が穿設さ
れているので、吸水性はなく、金属薄層側の水分
がマツト層に浸入することはなく、マツト層側の
気体や水分が加熱され、マツト層側が加圧状態に
なると、貫通孔を通して加圧された気体が金属薄
層側に噴出されるので、被覆物を完全に被覆して
も被覆物が加熱された際に断熱材がふくれること
がない。
従つて本考案の断熱材は染色釜や食品蒸煮釜な
どのように100℃以上に加熱され、周囲で多量の
水を使用する場合においても好適に使用すること
ができ、又軟質であるから上記釜のように曲面を
有するものであつても容易に施工することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の断熱材の一例を示す断面図で
ある。 1……発泡シート、2……マツト層、3……金
属薄層、4……貫通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 独立気泡を有する軟質合成樹脂発泡シートの
    一面に無機繊維を主体とするマツト層が積層さ
    れ、他面に金属薄層が積層されており、太さ
    0.02〜0.2mmの針もしくはきりによつて、上記
    発泡シートと金属薄層に厚さ方向への複数の連
    通した貫通孔が穿設されていることを特徴とす
    る断熱材。 2 マツト層はガラス長繊維を主体とし、ニード
    ルパンチ処理されてなる実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の断熱材。
JP2539783U 1983-02-22 1983-02-22 断熱材 Granted JPS59131821U (ja)

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JP2539783U JPS59131821U (ja) 1983-02-22 1983-02-22 断熱材

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JP2539783U JPS59131821U (ja) 1983-02-22 1983-02-22 断熱材

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JPS59131821U JPS59131821U (ja) 1984-09-04
JPH0133324Y2 true JPH0133324Y2 (ja) 1989-10-09

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JPH10226016A (ja) * 1997-02-12 1998-08-25 Sekisui Plastics Co Ltd 断熱パネルとこのパネルを使用したコンクリート養生室
JP6197326B2 (ja) * 2013-03-27 2017-09-20 大日本印刷株式会社 積層シート及び発泡積層シート原反
JP6414616B2 (ja) * 2017-06-26 2018-10-31 大日本印刷株式会社 積層シート及び発泡積層シート原反
JP7174608B2 (ja) * 2018-12-07 2022-11-17 日東電工株式会社 補強シートおよび補強構造体

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