JPH0133283Y2 - - Google Patents

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JPH0133283Y2
JPH0133283Y2 JP7755684U JP7755684U JPH0133283Y2 JP H0133283 Y2 JPH0133283 Y2 JP H0133283Y2 JP 7755684 U JP7755684 U JP 7755684U JP 7755684 U JP7755684 U JP 7755684U JP H0133283 Y2 JPH0133283 Y2 JP H0133283Y2
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Japan
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saw blade
cutting head
lifting motor
power
motor
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  • Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はほぞ取り機の本体保護装置に係り、特
に切削ヘツドに過負荷が作用したときに本体を保
護するのに好適な本体保護装置に関するものであ
る。
第1図は従来のほぞ取り機の側面図で、1はベ
ース、2はベース1に垂設したガイドバー、3は
ガイドバー2の他端を連結しているブリツジ、4
は昇降用モータ、5はのこ刃6とのこ刃駆動用モ
ータ7とを備えた切削ヘツドで、ガイドバー2を
案内として昇降用モータ4によつて動力伝達機構
を介して自動昇降する。8はリミツトレバー、9
はリミツトスイツチ、10は被加工材である。
従来のほぞ取り機の本体保護装置は、第1図に
示すように、リミツトレバー8が被加工材10に
突き当つて押し上げられると、リミツトスイツチ
9が作動して昇降用モータ4の電源を遮断し、切
削ヘツド5の下降送りを停止させるようにしてあ
る。
しかし、上記構成によれば、リミツトレバー8
の支点部で被加工材10を検出した場合、リミツ
トレバー8のリミツトスイツチ9側の上昇距離が
少なくなるため、下降時の慣性によりリミツトレ
バー8が破損したり変形するという問題を生ず
る。また、加工能力以上の被加工材10がセツト
された場合だけの保護装置であり、切削中ののこ
刃6のロツク状態の場合の本体保護はできない。
したがつて、切削中の下降速度が速やすぎたり、
被加工材10に節などがあり、のこ刃6がロツク
された場合、昇降用モータ4、のこ刃駆動用モー
タ7に過電流が流れ、のこ刃6を破損したり、昇
降用モータ4、のこ刃駆動用モータ7を焼損させ
るなどの問題があつた。
本考案は上記に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、切削ヘツドに過負荷が作用し
たときに本体を保護することができ、かつ、のこ
刃が被加工材に噛み込むことがないようにできる
ほぞ取り機の本体保護装置を提供することにあ
る。
本考案の特徴は、昇降用モータの動力をのこ刃
およびのこ刃駆動用モータを備えた切削ヘツドに
伝達する動力伝達機構の途中に設けたばねの押圧
により動力伝達を行うクラツチ機構と、上記切削
ヘツドの過負荷により上記クラツチ機構が動力を
伝達しなくなつたことを検出する動力不伝達検出
手段と、この検出手段の動力不伝達検出信号によ
り上記昇降用モータとのこ刃駆動用モータとを停
止させ、その後あらかじめ設定した時間経過後、
上記昇降用モータのみを所定時間逆転させて上記
切削ヘツドを寸動上昇させる制御手段とよりなる
構成とした点にある。
以下本考案を第2図〜第4図に示した実施例お
よび第5図を用いて詳細に説明する。
第2図は本考案に係る本体保護装置を備えたほ
ぞ取り機の一実施例を示す正面図である。第2図
においては、ベース1に垂設したガイドバー2の
他端をブリツジ3で保持し、ブリツジ3には昇降
用モータ4を配設し、また、ブリツジ3は、切削
ヘツド5が螺嵌合しているスクリユウ11を軸支
している。昇降用モータ4とスクリユウ11とは
ベベルギヤ12,13を介して連結してあり、ガ
イドバー2を案内として切削ヘツド5を自動昇降
させる。ベベルギヤ13は、スクリユウ11に回
転可能に軸支されており、ばね14の押圧による
摩擦力で、動力をスクリユウ11に伝達してい
る。したがつて、切削ヘツド5が下降中に被加工
材10に突き当たつたり、のこ刃6がロツクされ
た場合は、ベベルギヤ13が空転し、動力が伝達
されなくなるから、本体が保護される。すなわ
ち、ばね14とベベルギヤ13とでクラツチ機構
を構成している。
しかし、ベベルギヤ13が空転を続けると、ベ
ベルギヤ13とばね14との接触面が摩耗し、ま
た、のこ刃6がロツク状態になつているので、の
こ刃駆動用モータ7が焼損する危険性がある。そ
こで、この状態を解除するため、ベベルギヤ13
が空転したときは、この空転を検出して、昇降用
モータ4およびのこ刃駆動用モータ7の電源を遮
断し、さらに、のこ刃6が被加工材10に噛み込
むことがないように、昇降用モータ4を反転さ
せ、切削ヘツド5をわずか上昇させるように制御
するようにした。
ところで、ベベルギヤ13が空転すると、スク
リユウ11の回転が停止するので、この停止を検
出するため、第3図に示すように、スクリユウ1
1の回転が停止するので、この停止を検出するた
め、第3図に示すように、スクリユウ11に複数
個のスリツトを有するエンコーダ15を固着し、
エンコーダ15のスリツトの動きの有無を検出器
16で検出するようにして、ベベルギヤ13の空
転を検出するようにした。
第4図は本考案の本体保護装置の電気回路の一
実施例を示す回路図であり、第5図は第4図の動
作を説明するための各部信号のタイムチヤートで
ある。
第4図において、のこ刃駆動用モータ7の電源
ラインには常開リレー接点27aが、また、昇降
用モータ4の電源ラインには常開リレー接点28
a、29aが接続してあり、常開リレー接点28
aが閉路したときは昇降用モータ4が正転して切
削ヘツド5が下降し、また、常開リレー接点29
aが閉路したときは昇降用モータ4が逆転して切
削ヘツド5が上昇するようにしてある。なお、こ
れらの常開リレー接点27a,28a,29aは
それぞれ対応するリレーコイル27,28,29
に通電されて励磁されたときに閉路するようにな
つている。
第4図の信号A,B,Cは、それぞれのこ刃駆
動用モータ7の駆動信号、昇降用モータ4の正転
駆動信号、昇降用モータ4の逆転駆動信号で、と
もに論理「1」のときに所定の動作が行われるよ
うになつている。
ほぞ取り作業を開始すると、信号AおよびBが
論理「1」となり、アンドゲート17,18、増
幅器24,25を介してリレーコイル27,28
が励磁され、常開リレー接点27a,28aが閉
路してのこ刃駆動用モータ7および昇降用モータ
4が正転し、のこ刃6が回転しながら切削ヘツド
5が下降する。
切削ヘツド5が下降して被加工材10に突き当
るかまたは切削ヘツド5の下降速度が大き過ぎた
り、被加工材10に節などがあつてのこ刃6がロ
ツクされると、クラツチ機構を構成するばね14
とベベルギヤ13との間に滑りが生じ、スクリユ
ウ11の回転が停止し、切削ヘツド5の下降が停
止する。
スクリユウ11の回転が停止すると、エンコー
ダ15のスリツトを検出する検出器16の出力信
号の周期はスクリユウ11の回転速度に比例する
から、第5図aに示すように、論理「1」のパル
ス幅T′がT′1,T′2,T′3(T′1<T′2<T′3)と次

に大きくなる。一方、検出器16の出力信号の論
理「0」から「1」に、反転する立上り信号によ
りタイマ19が動作し、第5図bに示すように、
時間幅Tのパルスを発生する。この時間幅Tは、
T′1<T<2T′1の関係となるようにあらかじめ設
定してある。20はフリツプフロツプで、検出器1
6とタイマ19の出力信号を受けて、検出器16
の出力信号の論理「1」の時間幅T′とタイマ9
の出力信号の論理「1」の時間幅Tとを比較し、
T′>Tとなつたときにフリツプフロツプ20の
Q出力は第5図cに示すように論理「0」から
「1」に反転し、また、Q出力は第5図dに示す
ように論理「1」から「0」に反転する。なお、
第5図においては、T′=T′2>Tとなつたときに
フリツプフロツプ20の出力が反転するようにし
てある。
したがつて、ばね14とベベルギヤ13との間
で滑りが生じ始め、スクリユウ11の回転速度が
徐々に遅くなり、遂には停止に至るまでの間にフ
リツプフロツプ20の出力が第5図c,dに示す
ように反転する。フリツプフロツプ20のQ出力
が論理「0」になると、アンドゲート17,18
の出力信号が論理「0」となり、リレーコイル2
7,28が消磁して常開リレー接点27a,28
aが開路し、のこ刃駆動用モータ7、昇降用モー
タ4は電源が遮断されて停止する。一方、フリツ
プフロツプ20のQ出力が論理「0」から「1」
に反転するので、その立上り信号によりタイマ2
1が動作し、時間幅t1のパルスを発生する。そし
て、この時間幅t1のパルスを受けてタイマ22が
動作し、時間幅t2のパルスを発生し、この時間幅
t2のパルスは、オアゲート23、増幅器26を経
てリレーコイル29へ与えられ、リレーコイル2
9を励磁する。これにより常開リレー接点29a
が時間t2の間閉路して、昇降用モータ4を一時逆
転させ、切削ヘツド5を寸動上昇させる。
ところで、時間t1とt2との関係は、t1<t2とし
てあり、時間t1は、昇降用モータ4を正転から逆
転させるときの休止時間で、時間t2は、被加工材
10の加工部からのこ刃6の刃先が離れるまでに
切削ヘツド5が上昇するのに要する時間に設定し
てある。
なお、フリツプフロツプ20は、切削ヘツド5
が下降中、すなわち、信号Bが論理「1」のとき
に動作可能な状態となり、前述のような動作を行
うが、切削ヘツド5が寸動上昇して停止した後に
は、信号A,Bが論理「1」から「0」に反転し
てフリツプフロツプ20の出力をクリアする。
また、オアゲート23は、タイマ22の出力信
号およびCを増幅器26に伝達するためのゲート
であり、したがつて、通常は信号Cを増幅器26
に伝達してリレーコイル29を励磁する。
また、タイマ19とフリツプフロツプ20とで
動力伝達機構の負荷状態を判断する判断回路を構
成している。
上記した本考案の実施例によれば、動力伝達機
構の一部にばね14とベベルギヤ13とからなる
一種のクラツチ機構を設けて、切削ヘツド5に過
負荷が作用した場合は、動力を遮断するようにし
たので、本体を保護することができ、同時に動力
が遮断されたことをエンコーダ15と検出器16
とによつて検出し、検出器16の出力によつて昇
降用モータ4とのこ刃駆動用モータ7の電源を遮
断するようにしたので、クラツチ機構とモータ
4,7を保護することができ、さらに、昇降用モ
ータ4を寸動上昇させるようにしたので、のこ刃
6が被加工材10に噛み込むことがなく、被加工
材10の再セツトが容易になる。したがつて、ほ
ぞ取り機の安全性、耐久性を向上し、かつ作業能
率を大幅に向上させることができる。
なお、第2図においては、スクリユウ11で昇
降動作を行つているが、チエーンとスプロケツト
あるいはピニオンとラツクとで昇降動作をさせる
ようにしたほぞ取り機にも本考案を実施可能であ
り、同様の効果が得られる。
また、上記した実施例では、動力伝達機構の負
荷状態をエンコーダ15と検出器16とで検出す
るようにしているが、スクリユウ11のネジ部を
直接検出するようにしてもよいことはいうまでも
ない。
以上説明したように、本考案によれば、切削ヘ
ツドに過負荷が作用したときに切削ヘツドの下降
を停止させると同時に昇降用モータおよびのこ刃
駆動用モータを停止させることができるので本体
を保護することができ、かつ、昇降用モータはそ
の後寸動上昇させるようにしたので、のこ刃が被
加工材に噛み込むことがなく、ほぞ取り機の安全
性、耐久性を向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のほぞ取り機の側面図、第2図は
本考案に係る本体保護装置を備えたほぞ取り機の
一実施例を示す正面図、第3図は第2図のクラツ
チ機構部の拡大断面図、第4図は本考案のほぞ取
り機の本体保護装置の電気回路の一実施例を示す
回路図、第5図は第4図の動作を説明するための
各部信号のタイムチヤートである。 1……ベース、2……ガイドバー、3……ブリ
ツジ、4……昇降用モータ、5……切削ヘツド、
6……のこ刃、7……のこ刃駆動用モータ、10
……被加工材、11……スクリユウ、12,13
……ベベルギヤ、14……ばね、15……エンコ
ーダ、16……検出器、17,18……アンドゲ
ート、19,21,22……タイマ、20……フ
リツプフロツプ、23……オアゲート、27,2
8,29……リレーコイル、27a,28a,2
9a……常開リレー接点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベースに垂設されたガイドバーを案内として昇
    降用モータと動力伝達機構とによつて自動昇降す
    るのこ刃およびのこ刃駆動用モータを備えた切削
    ヘツドを具備するほぞ取り機において、前記動力
    伝達機構の途中に設けたばねの押圧により動力伝
    達を行うクラツチ機構と、前記切削ヘツドの過負
    荷により前記クラツチ機構が動力を伝達しなくな
    つたことを検出する動力不伝達検出手段と、該検
    出手段の動力不伝達検出信号により前記昇降用モ
    ータとのこ刃駆動用モータとを停止させ、その後
    あらかじめ設定した時間経過後、前記昇降用モー
    タのみを所定時間逆転させて前記切削ヘツドを寸
    動上昇させる制御手段とよりなることを特徴とす
    るほぞ取り機の本体保護装置。
JP7755684U 1984-05-25 1984-05-25 ほぞ取り機の本体保護装置 Granted JPS60191305U (ja)

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JP7755684U JPS60191305U (ja) 1984-05-25 1984-05-25 ほぞ取り機の本体保護装置

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JP7755684U JPS60191305U (ja) 1984-05-25 1984-05-25 ほぞ取り機の本体保護装置

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JPS60191305U JPS60191305U (ja) 1985-12-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0321930Y2 (ja) * 1986-04-18 1991-05-14
JP2908946B2 (ja) * 1992-09-29 1999-06-23 リョービ株式会社 ほぞ取り機の昇降制御装置

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JPS60191305U (ja) 1985-12-18

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