JPH0133253Y2 - - Google Patents
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- JPH0133253Y2 JPH0133253Y2 JP1983134317U JP13431783U JPH0133253Y2 JP H0133253 Y2 JPH0133253 Y2 JP H0133253Y2 JP 1983134317 U JP1983134317 U JP 1983134317U JP 13431783 U JP13431783 U JP 13431783U JP H0133253 Y2 JPH0133253 Y2 JP H0133253Y2
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- molten steel
- continuous casting
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- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 43
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- 238000009749 continuous casting Methods 0.000 claims description 27
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- Continuous Casting (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は水平連続鋳造用タンデイツシユに係
り、詳しくは、タンデイツシユを形成する容器が
傾斜して設けられ、溶鋼の保温機能を高めること
ができるようにしたタンデイツシユに関する。こ
れは、溶鋼から連続的にビレツトを鋳造する際、
特に少量生産を可能にする分野で好適なものであ
る。
り、詳しくは、タンデイツシユを形成する容器が
傾斜して設けられ、溶鋼の保温機能を高めること
ができるようにしたタンデイツシユに関する。こ
れは、溶鋼から連続的にビレツトを鋳造する際、
特に少量生産を可能にする分野で好適なものであ
る。
従来の連続鋳造では、例えば転炉または電気溶
解炉などで溶解された溶鋼がレードルに受け取ら
れた後、連続鋳造設備に搬送される。それがタン
デイツシユに注入されると、その底部または下側
部に設けられた鋳造用モールドから、ビレツトが
連続鋳造されるようになつている。
解炉などで溶解された溶鋼がレードルに受け取ら
れた後、連続鋳造設備に搬送される。それがタン
デイツシユに注入されると、その底部または下側
部に設けられた鋳造用モールドから、ビレツトが
連続鋳造されるようになつている。
このような連続鋳造は、大量の溶融金属から数
多くのビレツトを生産するのに好適であるので、
幅広く採用されている。しかし、連続鋳造される
ビレツトが高品質の特殊鋼となると、その生産量
が少なくなり、タンデイツシユに投入される溶鋼
も少量となる。したがつて、溶鋼全体の保有熱量
が少なく、搬送の間やタンデイツシユ内で、溶鋼
温度の低下が著しくなり、しばしばモールドにお
いて目詰が生じ、円滑な連続鋳造が阻害される問
題がある。
多くのビレツトを生産するのに好適であるので、
幅広く採用されている。しかし、連続鋳造される
ビレツトが高品質の特殊鋼となると、その生産量
が少なくなり、タンデイツシユに投入される溶鋼
も少量となる。したがつて、溶鋼全体の保有熱量
が少なく、搬送の間やタンデイツシユ内で、溶鋼
温度の低下が著しくなり、しばしばモールドにお
いて目詰が生じ、円滑な連続鋳造が阻害される問
題がある。
これを解決するために、タンデイツシユやルツ
ボに保温用コイルを巻き付けたものがある(例え
ば特開昭52−114526号公報参照)。しかし、溶鋼
の貯留される部分の形状が上下方向の筒状となつ
ているので、水平連続鋳造用のモールドが設けら
れたその近傍では、保温用コイルを均一に巻き付
けることができず、溶鋼温度のコントロールを期
すことが容易でない。
ボに保温用コイルを巻き付けたものがある(例え
ば特開昭52−114526号公報参照)。しかし、溶鋼
の貯留される部分の形状が上下方向の筒状となつ
ているので、水平連続鋳造用のモールドが設けら
れたその近傍では、保温用コイルを均一に巻き付
けることができず、溶鋼温度のコントロールを期
すことが容易でない。
ところで、特開昭58−125345号公報には、水平
連続鋳造用のルツボを上下方向へ延びて傾斜させ
た容器としたものが提案されている。そのルツボ
の下端側部には水平なモールドが装着されている
が、溶湯がモールドへ移行するまでのルツボにお
ける全領域にまで、積極的な保温が図られていな
い。この例においては、タンデイツシユの最下部
にモールドが設けられておらず、上記の問題が残
ると共に、鋳造が終つても、依然としてタンデイ
ツシユ内に溶鋼が残留することになり、製品の歩
留りが悪くなる。このように、タンデイツシユに
注湯された最後の溶鋼まで加熱保温できず、全量
の溶鋼を最適の温度で鋳造して、良質の安定した
製品を得ることは不可能となる欠点がある。
連続鋳造用のルツボを上下方向へ延びて傾斜させ
た容器としたものが提案されている。そのルツボ
の下端側部には水平なモールドが装着されている
が、溶湯がモールドへ移行するまでのルツボにお
ける全領域にまで、積極的な保温が図られていな
い。この例においては、タンデイツシユの最下部
にモールドが設けられておらず、上記の問題が残
ると共に、鋳造が終つても、依然としてタンデイ
ツシユ内に溶鋼が残留することになり、製品の歩
留りが悪くなる。このように、タンデイツシユに
注湯された最後の溶鋼まで加熱保温できず、全量
の溶鋼を最適の温度で鋳造して、良質の安定した
製品を得ることは不可能となる欠点がある。
本考案は上記の問題に鑑みなされたもので、そ
の目的は、少量のビレツトを連続鋳造する場合
に、溶鋼の投入されるタンデイツシユ全体を保温
し、とりわけ、モールド近傍の溶鋼の温度低下を
回避して、鋳造断面が小さくても、溶鋼が凝固し
て詰まるようなノズル閉塞を回避し、ビレツトを
円滑に鋳造することができること、タンデイツシ
ユ内の溶鋼が減少しても、最後まで誘導加熱によ
る保温ができるようにして、全量の溶鋼を最適の
温度で鋳造し、かつ、良質の安定した製品の生産
を実現すること、鋳造後の残留溶鋼量を極力少な
くして、製品の歩留りを向上させることができる
こと、を実現する水平連続鋳造用タンデイツシユ
を提供することである。
の目的は、少量のビレツトを連続鋳造する場合
に、溶鋼の投入されるタンデイツシユ全体を保温
し、とりわけ、モールド近傍の溶鋼の温度低下を
回避して、鋳造断面が小さくても、溶鋼が凝固し
て詰まるようなノズル閉塞を回避し、ビレツトを
円滑に鋳造することができること、タンデイツシ
ユ内の溶鋼が減少しても、最後まで誘導加熱によ
る保温ができるようにして、全量の溶鋼を最適の
温度で鋳造し、かつ、良質の安定した製品の生産
を実現すること、鋳造後の残留溶鋼量を極力少な
くして、製品の歩留りを向上させることができる
こと、を実現する水平連続鋳造用タンデイツシユ
を提供することである。
本考案は、溶鋼の貯留部が傾斜して形成され、
その貯留部の傾斜周囲面に保温用コイルが外囲さ
れ、前記貯留部の下部に水平な連続鋳造用モール
ドが付設されている水平連続鋳造用タンデイツシ
ユに適用される。
その貯留部の傾斜周囲面に保温用コイルが外囲さ
れ、前記貯留部の下部に水平な連続鋳造用モール
ドが付設されている水平連続鋳造用タンデイツシ
ユに適用される。
その特徴とするところは、第1図を参照して、
貯留部1の上下方向の断面は平行四辺形であつ
て、底部まで傾斜壁6Aで構成されている。その
貯留部1の傾斜周囲面に施された保温用コイル4
は、地面3に対して垂直方向に巻き付けられ、か
つ、その保温用コイル4は貯留部1の傾斜壁6A
の全部を外囲する。そして、貯留部1の下部1A
に設けられた水平な連続鋳造用モールド7は、上
記の傾斜壁6Aの下端を臨む位置に配置されてい
ることである。
貯留部1の上下方向の断面は平行四辺形であつ
て、底部まで傾斜壁6Aで構成されている。その
貯留部1の傾斜周囲面に施された保温用コイル4
は、地面3に対して垂直方向に巻き付けられ、か
つ、その保温用コイル4は貯留部1の傾斜壁6A
の全部を外囲する。そして、貯留部1の下部1A
に設けられた水平な連続鋳造用モールド7は、上
記の傾斜壁6Aの下端を臨む位置に配置されてい
ることである。
注入された溶鋼はタンデイツシユの中の平行四
辺形した貯留部1に蓄えられる。その貯留部1は
底部まで傾斜壁6Aとされており、その傾斜周囲
面の全面が、地面3に対して垂直方向に巻き付け
られた保温用コイル4によつて、確実に加熱もし
くは保温される。連続鋳造用モールド7は傾斜壁
6Aの下端を直接臨む位置にあり、そのモールド
7へ流入する溶鋼は、その直前まで加熱などされ
る。貯留部1の下部には水平壁などがなく、全部
の溶鋼はモールド7に移行する。
辺形した貯留部1に蓄えられる。その貯留部1は
底部まで傾斜壁6Aとされており、その傾斜周囲
面の全面が、地面3に対して垂直方向に巻き付け
られた保温用コイル4によつて、確実に加熱もし
くは保温される。連続鋳造用モールド7は傾斜壁
6Aの下端を直接臨む位置にあり、そのモールド
7へ流入する溶鋼は、その直前まで加熱などされ
る。貯留部1の下部には水平壁などがなく、全部
の溶鋼はモールド7に移行する。
本考案によれば、貯留部を平行四辺形に傾斜し
て形成させ、地面に対して垂直方向に巻き付けら
れた保温用コイルでもつて、貯留部全体を覆うこ
とができる。したがつて、とりわけ少量のビレツ
トを連続鋳造する場合には、それに応じた量の溶
鋼を鋳造用モールドに至るまで、所定の温度に保
持することができ、モールドで目詰りを起こすこ
となく円滑に連続鋳造することができる。加え
て、連続鋳造用モールドが傾斜壁の下端を直接臨
む位置となつており、貯留部に残留する溶鋼はほ
とんどなくなり、歩留りを向上させることができ
る。また、モールドの装着位置が水平であるの
で、水平連続鋳造となつて、付帯設備との兼ね合
いを配慮して据え付け位置の調整を極めて容易に
図ることができる。
て形成させ、地面に対して垂直方向に巻き付けら
れた保温用コイルでもつて、貯留部全体を覆うこ
とができる。したがつて、とりわけ少量のビレツ
トを連続鋳造する場合には、それに応じた量の溶
鋼を鋳造用モールドに至るまで、所定の温度に保
持することができ、モールドで目詰りを起こすこ
となく円滑に連続鋳造することができる。加え
て、連続鋳造用モールドが傾斜壁の下端を直接臨
む位置となつており、貯留部に残留する溶鋼はほ
とんどなくなり、歩留りを向上させることができ
る。また、モールドの装着位置が水平であるの
で、水平連続鋳造となつて、付帯設備との兼ね合
いを配慮して据え付け位置の調整を極めて容易に
図ることができる。
以下、本考案をその実施例に基づいて説明す
る。第1図は水平連続鋳造用タンデイツシユの全
体断面図で、図中の1は溶鋼2の貯留部であつ
て、地面3に対して傾斜して設けられている。4
はその貯留部1を形成する耐火材5の傾斜周囲面
6に外囲されている保温用コイルであり、その貯
留部1の傾斜周囲面6において地面3に対して垂
直方向に巻き付けられ、貯留部1の下部1Aに至
るまで溶鋼2を保温できるようになつている。
る。第1図は水平連続鋳造用タンデイツシユの全
体断面図で、図中の1は溶鋼2の貯留部であつ
て、地面3に対して傾斜して設けられている。4
はその貯留部1を形成する耐火材5の傾斜周囲面
6に外囲されている保温用コイルであり、その貯
留部1の傾斜周囲面6において地面3に対して垂
直方向に巻き付けられ、貯留部1の下部1Aに至
るまで溶鋼2を保温できるようになつている。
ところで、貯留部1の断面は、図示したごと
く、上下方向へ延びる平行四辺形であり、底部ま
で傾斜壁6Aで構成されている。すなわち、貯留
部1の下部には水平壁がなく、次に述べるモール
ド7との接続孔の個所だけに僅かな水平部が形成
されている。
く、上下方向へ延びる平行四辺形であり、底部ま
で傾斜壁6Aで構成されている。すなわち、貯留
部1の下部には水平壁がなく、次に述べるモール
ド7との接続孔の個所だけに僅かな水平部が形成
されている。
7は貯留部1の下部1Aにおいて水平に設けら
れた連続鋳造用モールド、8は溶鋼2を貯留部1
に投入するために開口部である。上記の傾斜壁6
Aは、貯留部1に貯留された溶鋼2を完全にモー
ルド7へ送り出すことができるようにするためで
あり、傾斜壁6Aの下端を臨む位置に、モールド
7の流入口が配置されている。そして、貯留部1
の全部が、保温コイル4によつて容易に巻きつけ
ることができる形をしており、その巻きつけ方も
上記したように上下方向であつて、貯留部1を均
一かつ隙間をあけることなく被覆することができ
る。
れた連続鋳造用モールド、8は溶鋼2を貯留部1
に投入するために開口部である。上記の傾斜壁6
Aは、貯留部1に貯留された溶鋼2を完全にモー
ルド7へ送り出すことができるようにするためで
あり、傾斜壁6Aの下端を臨む位置に、モールド
7の流入口が配置されている。そして、貯留部1
の全部が、保温コイル4によつて容易に巻きつけ
ることができる形をしており、その巻きつけ方も
上記したように上下方向であつて、貯留部1を均
一かつ隙間をあけることなく被覆することができ
る。
このような例によれば、次のようにして少量の
特殊鋼ビレツトを、円滑に連続鋳造することがで
きる。
特殊鋼ビレツトを、円滑に連続鋳造することがで
きる。
所定の化学成分比率を有する1500〜1600℃程度
の溶鋼2が、開口部8から貯留部1に投入され
る。そして、通電されている保温用コイル4の誘
導電流により、溶鋼2の保温が図られる。モール
ド7には溶鋼2の投入に先立たダミーバー9が緊
着挿入されているので、モールド7内で溶鋼2と
ダミーバー9の先端が溶着して一体化される。そ
こで、ダミーバー9をピンチローラ10により矢
印11方向に引くと、溶鋼2がモールド7で所定
の断面形状のビレツトに成形されて連続鋳造さ
れ、ローラテーブル12上を冷却されながら搬送
される。このように鋳造用モールド7を通過する
溶鋼2は、モールド7への流入直前まで保温用コ
イル4により所定の温度に保持されるので、モー
ルド7における目詰りなどを起こすことなく、円
滑に成形鋳造される。
の溶鋼2が、開口部8から貯留部1に投入され
る。そして、通電されている保温用コイル4の誘
導電流により、溶鋼2の保温が図られる。モール
ド7には溶鋼2の投入に先立たダミーバー9が緊
着挿入されているので、モールド7内で溶鋼2と
ダミーバー9の先端が溶着して一体化される。そ
こで、ダミーバー9をピンチローラ10により矢
印11方向に引くと、溶鋼2がモールド7で所定
の断面形状のビレツトに成形されて連続鋳造さ
れ、ローラテーブル12上を冷却されながら搬送
される。このように鋳造用モールド7を通過する
溶鋼2は、モールド7への流入直前まで保温用コ
イル4により所定の温度に保持されるので、モー
ルド7における目詰りなどを起こすことなく、円
滑に成形鋳造される。
以上の説明から判るように、貯留部のサイズに
制限を加えなければ、必ずしも少量のビレツトを
生産する場合に限らなくても稼働させることがで
きるし、特殊鋼に限らず普通鋼や他の金属の連続
鋳造ビレツトを生産できることも述べるまでもな
い。また、このような水平連続鋳造用タンデイツ
シユを、図示しないが少量の溶鋼を得る電気溶解
炉と一体的に形成した気密容器とすれば、電気溶
解炉で溶解された溶鋼を、気密容器を傾動させる
ことによりタンデイツシユの貯留部に移し、直ち
に連続鋳造することもできる。
制限を加えなければ、必ずしも少量のビレツトを
生産する場合に限らなくても稼働させることがで
きるし、特殊鋼に限らず普通鋼や他の金属の連続
鋳造ビレツトを生産できることも述べるまでもな
い。また、このような水平連続鋳造用タンデイツ
シユを、図示しないが少量の溶鋼を得る電気溶解
炉と一体的に形成した気密容器とすれば、電気溶
解炉で溶解された溶鋼を、気密容器を傾動させる
ことによりタンデイツシユの貯留部に移し、直ち
に連続鋳造することもできる。
このようなことから、本例においては、貯留部
を傾斜して形成したので、保温用コイルが貯留部
全体を覆うように巻き付けることができる。した
がつて、とりわけ少量のビレツトを連続鋳造する
場合には、それに応じた量の溶鋼を鋳造用モール
ドに至るまで、所定の温度に保持することがで
き、従来例のところで触れたように、保温用コイ
ルを有する従来のタンデイツシユでは保温できな
かつた貯留部底部での保温が可能となり、モール
ドで目詰りを起こすことなく円滑に連続鋳造する
ことができ、鋳造断面の小さい鋳造機には特に有
利となる。
を傾斜して形成したので、保温用コイルが貯留部
全体を覆うように巻き付けることができる。した
がつて、とりわけ少量のビレツトを連続鋳造する
場合には、それに応じた量の溶鋼を鋳造用モール
ドに至るまで、所定の温度に保持することがで
き、従来例のところで触れたように、保温用コイ
ルを有する従来のタンデイツシユでは保温できな
かつた貯留部底部での保温が可能となり、モール
ドで目詰りを起こすことなく円滑に連続鋳造する
ことができ、鋳造断面の小さい鋳造機には特に有
利となる。
また、モールドの装着位置が水平であるので、
水平連続鋳造となつて、付帯設備との兼ね合いを
配慮して据え付け位置の調整を極めて容易に図る
ことができる。そして、全量の溶鋼を最適の温度
で鋳造し、良質の安定した製品を得ることができ
る。加えて、タンデイツシユの一番低い個所の容
積的に絞られた個所にモールドを設けているた
め、鋳造後にタンデイツシユに残留する溶鋼量を
著しく減らすことができ、製品の歩留りを向上す
る。
水平連続鋳造となつて、付帯設備との兼ね合いを
配慮して据え付け位置の調整を極めて容易に図る
ことができる。そして、全量の溶鋼を最適の温度
で鋳造し、良質の安定した製品を得ることができ
る。加えて、タンデイツシユの一番低い個所の容
積的に絞られた個所にモールドを設けているた
め、鋳造後にタンデイツシユに残留する溶鋼量を
著しく減らすことができ、製品の歩留りを向上す
る。
第1図は本考案の水平連続鋳造用タンデイツシ
ユの断面図である。 1……貯留部、2……溶鋼、3……地面、4…
…保温用コイル、6……傾斜周囲面、6A……傾
斜壁、7……連続鋳造用モールド。
ユの断面図である。 1……貯留部、2……溶鋼、3……地面、4…
…保温用コイル、6……傾斜周囲面、6A……傾
斜壁、7……連続鋳造用モールド。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 溶鋼の貯留部が傾斜して形成され、その貯留部
の傾斜周囲面に保温用コイルが外囲され、前記貯
留部の下部に水平な連続鋳造用モールドが付設さ
れている水平連続鋳造用タンデイツシユにおい
て、 上記貯留部の上下方向の断面は平行四辺形であ
つて、底部までの傾斜壁で構成され、 上記貯留部の傾斜周囲面に施された保温用コイ
ルは、地面に対して垂直方向に巻き付けられ、か
つ、その保温用コイルは貯留部の傾斜壁の全部を
外囲し、 前記貯留部の下部に設けられた水平な連続鋳造
用モールドは、上記傾斜壁の下端を臨む位置に配
置されていることを特徴とする水平連続鋳造用タ
ンデイツシユ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13431783U JPS6042436U (ja) | 1983-08-29 | 1983-08-29 | 水平連続鋳造用タンディッシュ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13431783U JPS6042436U (ja) | 1983-08-29 | 1983-08-29 | 水平連続鋳造用タンディッシュ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6042436U JPS6042436U (ja) | 1985-03-26 |
JPH0133253Y2 true JPH0133253Y2 (ja) | 1989-10-09 |
Family
ID=30302690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13431783U Granted JPS6042436U (ja) | 1983-08-29 | 1983-08-29 | 水平連続鋳造用タンディッシュ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6042436U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2726748B1 (de) | 2011-06-30 | 2019-07-17 | Adient Luxembourg Holding S.à r.l. | Fügeverfahren zur stoffschlüssigen abschnittsweisen verbindung zumindest zweier bauteile |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52114526A (en) * | 1976-03-23 | 1977-09-26 | Suteyuudeii Co | Starting method of continuous casting |
JPS58125345A (ja) * | 1982-01-19 | 1983-07-26 | Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd | 水平連続鋳造用タンデイツシユ |
-
1983
- 1983-08-29 JP JP13431783U patent/JPS6042436U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52114526A (en) * | 1976-03-23 | 1977-09-26 | Suteyuudeii Co | Starting method of continuous casting |
JPS58125345A (ja) * | 1982-01-19 | 1983-07-26 | Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd | 水平連続鋳造用タンデイツシユ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6042436U (ja) | 1985-03-26 |
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