JPH0133241Y2 - - Google Patents

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JPH0133241Y2
JPH0133241Y2 JP19100084U JP19100084U JPH0133241Y2 JP H0133241 Y2 JPH0133241 Y2 JP H0133241Y2 JP 19100084 U JP19100084 U JP 19100084U JP 19100084 U JP19100084 U JP 19100084U JP H0133241 Y2 JPH0133241 Y2 JP H0133241Y2
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pipe
die
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positioning
die base
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Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、軸線を含む平面内で一方に彎曲した
曲り部分を有するパイプをその曲り部分が鉛直面
内にある姿勢で加工する前段の加工ステーシヨン
と、前記曲り部分が水平面内にある姿勢で加工す
る後段の加工ステーシヨンとが間隔をあけて配設
され、両加工ステーシヨン間にわたつては前段か
ら後段に向けてパイプを搬送するためのトランス
フアーバーが配設されるパイプ加工装置に関す
る。
(2) 従来の技術 従来、かかるパイプ加工装置では、たとえば自
動二輪車の左、右のアツパフレームあるいは左、
右のセンタフレームをともに加工し得るようにす
るために、前段の加工ステーシヨンから後段の加
工ステーシヨンへのトランスフアーバーによるパ
イプの搬送タイミングに合わせて、パイプを右あ
るいは左方向に90度ずつ転回させるシリンダなど
の別機構が必要であつた。
(3) 考案が解決しようとする問題点 上記別機構を設けると、その分だけコストが上
昇するとともに、構造も複雑となる。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもので
あり、極めて簡単な構造により、パイプを左、右
いずれかに選択的に転回させ得るようにしたパイ
プ加工装置を提供することを目的とする。
B 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 本考案によれば、後段の加工ステーシヨンに
は、曲り部分が左右いずれにある状態でもパイプ
の端部を支承し得る形状の支持溝を備える下位置
決めダイが配設され、トランスフアーバーには、
パイプを支承するためのV字状載置溝を有するV
ブロツクがパイプの搬送方向に沿う位置を調整可
能として取付けられる。
(2) 作用 Vブロツクの位置をパイプの搬送方向に沿う前
後に調整することにより、前段の加工ステーシヨ
ンのパイプをトランスフアーバーを持ち上げると
きに、載置溝の底とパイプとを前記搬送方向に沿
う前後にずらし、曲り部分を選択的に搬送方向前
後に傾斜させてパイプを持ち上げることができ、
さらに後段の加工ステーシヨンで左右いずれかに
転回させて曲り部分が左右いずれかに向いた水平
姿勢でパイプを保持することができる。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、先ず第1図において、パイプPはたと
えば自動二輪車のアツパフレームとなるものであ
り、このパイプPをパイプ加工装置1の第1〜第
5加工ステーシヨンS1〜S5を順次経過させて
加工することにより、前記アツパフレームが形成
される。
パイプ加工装置1は、固定配置される下ダイベ
ース2と、その下ダイベース2上で昇降駆動され
る上ダイベース3(第3図〜第6図参照)とを備
え、それらのダイベース2,3はパイプPの搬送
方向4に沿つて長く延設される。前記第1〜第5
加工ステーシヨンS1〜S5は、両ダイベース
2,3間で搬送方向4に沿つて間隔をあけて設定
される。
両ダイベース2,3間には、パイプPを各加工
ステーシヨンS1〜S5に順次搬送するための一
対のトランスフアーバー5が搬送方向4に沿つて
平行に配置され、それらのトランスフアーバー5
の両端はステイ6により相互に連結される。両ト
ランスフアーバー5の上面には、第1〜第4加工
ステーシヨンS1〜S4間の間隔に対応した複数
の位置に、第2図で示すようなV字状の載置溝7
が設けられる。このような両トランスフアーバー
5は、図示しない駆動手段により、搬送方向4に
平行な鉛直面内で矩形の軌跡を描くように駆動さ
れる。これにより、パイプPは載置溝7に載置さ
れ、次の加工ステーシヨンに搬送される。
第3図において、下ダイベース2上には、位置
決め用ダイ8が着脱可能に取付けられる。この位
置決め用ダイ8は、一方のトランスフアーバー5
の側方で、第1〜第5加工ステーシヨンS1〜S
5間にわたり搬送方向4に沿つて長く形成されて
おり、その上面には第1〜第4加工ステーシヨン
S1〜S4にそれぞれ対応して位置決め溝9が設
けられる。それらの位置決め溝9は、搬送方向4
と直交して位置決め用ダイ8の両側部間にわたつ
て設けられており、その横断面形状は、パイプP
の下部に対応して円弧状に形成さた円弧状の支持
面10と、その支持面10の周方向両端から相互
に離反する方向に傾斜した一対の案内面11とか
ら成る。この案内面11は、トランスフアーバー
5で搬送されて来たパイプPの軸線が前記支持面
10の曲率中心から多少ずれていたとしても、パ
イプPを支持面10へと案内して前記ずれを解消
する働きをする。
このような位置決め用ダイ8には、複数たとえ
ば図示3個の取付鍔12が外方に延びるようにし
て一体的に設けられており、それらの取付鍔12
には外方に向けて開放した取付溝13がそれぞれ
設けられる。各取付鍔12の取付溝13には下ダ
イベース2に植設したボルトが挿通され、そのボ
ルトにナツトを螺合して締付けることにより、位
置決め用ダイ8が下ダイベース2に固定される。
したがつて前記ナツトを緩めることにより、位置
決め用ダイ8を下ダイベース8から取外すことも
可能である。
一方、上ダイベース3には、前記位置決め用ダ
イ8に対応した位置決め用ダイ14が、下方の位
置決め用ダイ14の下ダイベース2への取付構造
と同様の取付構造で、着脱可能にして取付けられ
る。しかも位置決め用ダイ14の下面には、前記
各位置決め溝9に対応して、パイプPの上部に嵌
合し得る円弧状の押圧面15が設けられる。
このような両位置決め用ダイ8,14は、下方
の位置決め用ダイ8の位置決め溝9にパイプPが
嵌合している状態で、上ダイベース3とともに降
下する上方の位置決め用ダイ14の押圧面15で
パイプPの上部を押圧することにより、パイプP
を押圧面15および支持面10間で挾圧して位置
決めする。
第4図を併せて参照して、第2加工ステーシヨ
ンS2は、パイプPを一定の長さに切断加工する
ために設けられたものであり、下ダイベース2上
の一側部には、カツトダイ16が着脱可能に取付
けられ、上ダイベース3にはそのカツトダイ16
に対応して押圧パツド17とカツトパンチ18と
が着脱可能に配設される。
カツトダイ16の上面には、パイプPを載置す
るための上部が開放した横断面半円状の支持溝1
9が設けられ、押圧パツド17の下面にもその支
持溝19に対応して下部が開放した横断面半円状
の押圧溝20が設けられる。この押圧パツド17
は、上下移動自在にして支持部材21に保持され
ており、押圧パツド17と支持部材21との間に
は、押圧パツド17を下方に向けて付勢するため
のばね22が介装される。前記支持部材21は上
ダイベース3に着脱可能に取付けられており、カ
ツトダイ16および押圧パツド17で挾持さたパ
イプPの端部を切断するためのカツトパンチ18
が、支持部材21に隣接して上ダイベース3に着
脱可能に取付けられる。
カツトダイ16は、その下部に設けた取付鍔2
3の取付溝24に、下ダイベース2に植設したボ
ルトを挿通し、そのボルトにナツトを螺合して締
付けることにより下ダイベース2に固定され、支
持部材21およびカツトパンチ18もカツトダイ
16と同様の取付構造により上ダイベース3に取
付けられる。したがつてナツトを緩めることによ
り、カツトダイ16を下ダイベース2上から取外
すことができるとともに、支持部材21すなわち
押圧パツド17およびカツトパンチ18を上ダイ
ベース3から取外すことができる。
下ダイベース2の上の他側部には、パイプPの
端面に当接し得る当接面を有する端部位置決め用
ダイ25が着脱可能に取付けられる。この端部位
置決め用ダイ25は第2および第3加工ステーシ
ヨンS1〜S3間にわたつて下ダイベース2上に
配設されており、下ダイベース2に植設したボル
トを挿通するための取付溝26を有する取付鍔2
7が端部位置決め用ダイ25に一体的に設けられ
る。
第5図において、第3加工ステーシヨンS3で
は、下ダイベース2上の一側部にベンドダイ28
が着脱可能に取付けられ、そのベンドダイ28に
対応して上ダイベース3にはベンドパンチ29が
着脱可能に取付けられる。
ベンドダイ28の上面には、下ダイベース2の
一側方に向かうにつれて下方に彎曲した横断面半
円状の支持溝30が設けられ、ベンドパンチ29
の下面には前記支持溝30に対応して彎曲した横
断面半円状の押圧溝31が設けられる。ベンドダ
イ28には、ベンドダイ28およびベンドパンチ
29で曲げ加工されるパイプPの端面に当接可能
なガイド板32が一体的に設けられており、この
ベンドダイ28には、下ダイベース2に植設した
ボルトを挿通するための取付溝33を有する取付
鍔34が設けられる。またベンドパンチ29もベ
ンドダイ28と同様にして上ダイベース3に着脱
可能に取付けられる。
再び第1図において、第4加工ステーシヨンS
4では、下ダイベース2上の一側部に、パイプP
の端面を当接させるための当接板35を有する支
持ダイ36が着脱可能に取付けられる。この支持
ダイ36の上面には上部が開放した横断面半円状
の支持溝37が設けられており、この支持溝37
は、前記第3加工ステーシヨンS3において曲げ
加工されたパイプPの端部形状に沿うよう、下ダ
イベース2の一側方に向かうにつれて下方に彎曲
した部分37aを有している(第5A図参照)。
而して第4加工ステーシヨンS4においてパイプ
Pの端部下面は前記支持溝37上に嵌合保持さ
れ、またその端面は当接板35に当接されて位置
決めされる。支持ダイ36には、取付溝38を有
する取付鍔39が一体的に設けられており、下ダ
イベース2に植設したボルトを取付溝38に挿通
し、該ボルトにナツトを螺合することにより、支
持ダイ36が下ダイベース2に着脱自在に取付け
られる。
第6図を併せて参照して、下ダイベース2上の
他側部には、第4および第5加工ステーシヨンS
4,S5にわたる下ダイ40が着脱可能に取付け
られる。この下ダイ40には、第4加工ステーシ
ヨンS4に対応する部分にパイプPの端部を潰し
加工するための凹所41が設けられ、第5加工ス
テーシヨンS5に対応する部分には潰されたパイ
プPの端部を90度転回して支持するための支持溝
42が設けられる。また第4および第5加工ステ
ーシヨンS4,S5にそれぞれ対応して、下ダイ
2上にはパイプPの端面を当接して位置決めをす
るための当接板43,44がそれぞれ設けられ、
第5加工ステーシヨンS5には、下ダイ40及び
下ダイベース2を上下に貫通するスクラツプシユ
ート穴45が設けられる。このような下ダイ40
には、ボルト(図示せず)を挿通するための取付
溝46を有する取付鍔47が一体的に設けられて
おり、下ダイベース2に植設したボルトを取付溝
46に挿通し、そのボルトにナツトを螺合して締
付けることにより、下ダイ40が下ダイベース2
に着脱可能に取付けられる。
一方、上ダイベース3には、前記下ダイ40に
対応するダイ48が着脱可能に取付けられる。こ
の上ダイ48には、第6図で示すように前記凹所
41に対向する凹所49が設けられる。
第5加工ステーシヨンS5に対応する部分で位
置決め用ダイ8の上面には、そのダイ8の両側部
間に亘りパイプ支持溝51が設けられ、この支持
溝51に対応して上方の位置決め用ダイ14の下
面には押圧溝52が設けられる(第3図参照)。
後段の加工ステーシヨンとしての第5加工ステ
ーシヨンS5では、曲り部分Pbを鉛直とした姿
勢にパイプPを支持した前段の加工ステーシヨン
としての第4加工ステーシヨンS4におけるパイ
プPの姿勢を90度転回して、曲り部分Pbを水平
とした姿勢で加工を行なうものであるが、自動二
輪車のアツパフレームは、自動二輪車の前後方向
に沿う中心線に関して左右対称の形状を有するも
のであり、それらの左右のアツパフレームを同一
パイプ加工装置1で加工可能とするために、転回
位置決め機構53が配設される。
この転回位置決め機構53は、下ダイベース2
上の一側部に着脱可能に取付けられる下位置決め
ダイ54と、両トランスフアーバー5にその長手
方向に変位可能にして取付けられるVブロツク5
5とから成る。
下位置決めダイ54の上面には、直線部56
と、その直線部56の端部から左右に分岐した一
対の彎曲部57,58とから成る支持溝59が設
けられる。またこの下位置決めダイ54の上方
で、上ダイベース3には支持溝59に対応した押
圧溝を有する上位置決めダイ(図示せず)が着脱
可能に取付けられる。
第7図において、Vブロツク55には、第5加
工ステーシヨンS5に対応する位置で搬送方向4
に沿つて延びる長穴60が穿設されており、トラ
ンスフアーバー5にはその長孔60を貫通するボ
ルト61が固着される。Vブロツク55は、ボル
ト61を長孔60に挿通するようにしてトランス
フアーバー5の側面に当接され、長孔60から突
出したボルト61の先端にナツト62を螺合して
締付けることにより、Vブロツク55がトランス
フアーバー5に固定される。しかもナツト62を
緩めることにより、搬送方向4に沿う前後にVブ
ロツク55を変位させることができる。
Vブロツク55の上面には、上部が開放したV
字状載置溝63が設けられる。一方、両トランス
フアーバー5には、Vブロツク55の変位可能範
囲で前記載置溝63の底よりも深い凹部64が設
けられる。
次にこの実施例の作用について説明すると、加
工すべきパイプPは両トランスフアーバー5によ
り、先ず第1加工ステーシヨンS1に搬入され、
次いで第2加工ステーシヨンS2へと搬送され
る。この第2加工ステーシヨンS2では、パイプ
Pの一端が端部位置決め用ダイ25に当接され、
その状態でカツトパンチ18によりパイプPの他
端部が切断され、パイプPが予め定めた一定の長
さとなる。
第2加工ステーシヨンS2における切断加工
後、パイプPは第3加工ステーシヨンS3へと搬
送されるが、この第3加工ステーシヨンS3で
は、第2加工ステーシヨンS2で切断された側の
パイプPの端部がベンドダイ28およびベンドパ
ンチ29により曲げられる。
次に第4加工ステーシヨンS4では、パイプP
の一端が下ダイ40および上ダイ48により潰さ
れる。この第4加工ステーシヨンS4における潰
し加工後、パイプPは第5加工ステーシヨンS5
へと搬送されるが、加工すべきパイプPが左アツ
パフレームを形成するためのものであるときに
は、第8図に明示するようにVブロツク55を前
記凹部64に対し搬送方向4に沿う前方側(第8
図左側)に偏位させた状態で、トランスフアーバ
ー5に予め固定しておく。
第4加工ステーシヨンS4のパイプPを搬送す
るために、トランスフアーバー5が搬送方向4に
沿う後方側(第8図右側)に水平移動したとき
に、Vブロツク55における載置溝63の底部
は、第8図aで明示するようにパイプPよりも搬
送方向4に沿う前方側に位置している。このた
め、次にトランスフアーバー5が真上に上昇した
ときには、パイプPは載置溝63の一方(第8図
右側)の傾斜面に当接するが、その当接当初にお
いてはパイプPの曲り部分Pbが未だ前記支持溝
37に係合しているので、該パイプPは角変位す
ることなくVブロツク55即ちトランスフアーバ
ー5と一体的に上昇する。そしてその上昇に伴い
上記曲り部分Pbと支持溝37との係合が解除さ
れると同時に、パイプPは上記傾斜面を第8図反
時計回りに転動しつつ載置溝63の底部まで下降
し、その転動によつてパイプPの曲り部分Pbは
第8図bに示すように搬送方向4に沿う後方側を
向くようになるが、この状態は、パイプPと載置
溝63との接触面間に作用する摩擦力によつて保
持される。かくして、第3加工ステーシヨンS3
で曲げ加工が行なわれたパイプPは、その曲げ部
分Pbが搬送方向4に沿う後方側に傾斜した状態
で載置溝63上に載置、支持される。
このようにパイプPを支持した状態で、両トラ
ンスフアーバー5が搬送方向4に沿う前方側に水
平移動し、Vブロツク55が第5加工ステーシヨ
ンS5に対応する位置まで来たときに、両トラン
スフアーバー5は降下する。このトランスフアー
バー5の降下により、パイプPも降下し、先ずパ
イプPの曲り部分Pbが下位置決めダイ54の一
方の彎曲部57に当接する。トランスフアーバー
5がさらに降下すると、パイプPはその曲り部分
Pbが彎曲部57に入り込むように転回し、トラ
ンスフアーバー5が下限位置まで降下すると、パ
イプPは第4加工ステーシヨンS4の状態から90
度転回した状態で、下位置決めダイ54、位置決
め用ダイ8および下ダイ40上に載置される。こ
の状態で上ダイベース3を降下させることによ
り、パイプPの曲げ加工および切断加工が同時に
行なわれ、左アツパフレームを形成することがで
きる。
右アツパフレームの際には、第9図に明示する
ようにVブロツク55を前記凹部64に対し搬送
方向4に沿う後方側(第9図右側)に偏位させた
状態で、トランスフアーバー5に予め固定してお
く。こうすると、第4加工ステーシヨンS4のパ
イプPをトランスフアーバー5で持ち上げる際
に、パイプPは第9図aから明らかなように載置
溝63の他方(第9図左側)の傾斜面に当接する
が、その当接当初においてはパイプPの曲り部分
Pbが未だ前記支持溝37に係合しているので、
該パイプPは角変位することなくVブロツク55
即ちトランスフアーバー5と一体的に上昇する。
そしてその上昇に伴い上記曲り部分Pbと支持溝
37との係合が解除されると同時に、パイプPは
上記傾斜面を第9図時計回りに転動しつつ載置溝
63の底部まで下降し、その転動によつてパイプ
Pの曲り部分Pbは第9図bに示すように搬送方
向4に沿う前方側を向くようになるが、この状態
は、パイプPと載置溝63との接触面間に作用す
る摩擦力によつて保持される。かくしてパイプP
は、その曲り部分Pbが搬送方向4に沿う前方側
に傾斜した状態で載置溝63上に載置、支持され
る。このような状態で、パイプPを第5加工ステ
ーシヨンS5へと搬送すると、パイプPはその曲
り部分Pbを他方の彎曲部58に入れながら90度
転回し、下位置決めダイ54、位置決め用ダイ8
および下ダイ40上に載置される。
このようにして、左、右のアツパフレームの変
化に対してVブロツク55の位置を移動させるこ
とだけで対処することが可能となる。
また、かかるパイプ加工装置1において、加工
すべきパイプPの種類が変化したときには、位置
決め用ダイ8,14、カツトダイ16、押圧パツ
ド16、カツトパンチ18、支持部材21、端部
位置決め用ダイ25、ベンドダイ28、ベンドパ
ンチ29支持ダイ36、下ダイ40、上ダイ4
8、下位置決めダイ54などを、パイプPの種類
に応じて変換すればよく、それらは下ダイベース
2および上ダイベース3に着脱自在に取付けられ
ているので、下ダイベース2および上ダイベース
3ごと交換することが不要となり、変換作業を極
めて容易に行なうことができる。
C 考案の効果 以上のように本考案によれば、後段の加工ステ
ーシヨンには、曲り部分が左右いずれにある状態
でもパイプの端部を支持し得る形状の支持溝を備
える下位置決めダイが配設され、トランスフアー
バーにはパイプを支承するためのV字状載置溝を
有するVブロツクがパイプの搬送方向に沿う位置
を調整可能にして取付けられるので、Vブロツク
の位置を調整するだけの極めて簡単な操作によ
り、パイプを左右いずれかに選択的に90度転回し
て後段の加工ステーシヨンに搬送することがで
き、構造も極めて簡単である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図は下ダイベースの平面図、第2図は第1図の
−線視図、第3図は第1図の−線断面
図、第4図は第1図の−線断面図、第5図は
第1図の−線断面図、第5A図は第1図の
A−A線断面図、第6図は第1図の−線断
面図、第7図は第1図の−線視図、第8図お
よび第9図はパイプの転回状況を示すための説明
図である。 1……パイプ加工装置、4……搬送方向、5…
…トランスフアーバー、54……下位置決めダ
イ、55……Vブロツク、59……支持溝、P…
…パイプ、Pb……曲り部分、S4……前段の加
工ステーシヨンとしての第4加工ステーシヨン、
S5……後段の加工ステーシヨンとしての第5加
工ステーシヨン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸線を含む平面内で一方に彎曲した曲り部分を
    有するパイプをその曲り部分が鉛直面内にある姿
    勢で加工する前段の加工ステーシヨンと、前記曲
    り部分が水平面内にある姿勢で加工する後段の加
    工ステーシヨンとが間隔をあけて配設され、両加
    工ステーシヨン間にわたつては前段から後段に向
    けてパイプを搬送するためのトランスフアーバー
    が配設されるパイプ加工装置において、前記後段
    の加工ステーシヨンには、前記曲り部分が左右い
    ずれにある状態でもパイプの端部を支持し得る形
    状の支持溝を備える下位置決めダイが配設され、
    前記トランスフアーバーには、パイプを支承する
    ためのV字状載置溝を有するVブロツクがパイプ
    の搬送方向に沿う位置を調整可能として取付けら
    れることを特徴とするパイプ加工装置。
JP19100084U 1984-12-17 1984-12-17 Expired JPH0133241Y2 (ja)

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