JPH0132827B2 - - Google Patents

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JPH0132827B2
JPH0132827B2 JP2282180A JP2282180A JPH0132827B2 JP H0132827 B2 JPH0132827 B2 JP H0132827B2 JP 2282180 A JP2282180 A JP 2282180A JP 2282180 A JP2282180 A JP 2282180A JP H0132827 B2 JPH0132827 B2 JP H0132827B2
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imidazole derivative
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Takeo Ooba
Takeshi Ju
Toshio Tanaka
Noriaki Okamura
Kyoshi Sakauchi
Kenzo Watanabe
Seiji Kurozumi
Kenji Hoshina
Tatsuyuki Naruchi
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Teijin Ltd
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な1−置換イミダゾール誘導体及
びその製造法に関する。
従来、炎症、血栓、喘息、高血圧、虚血、免疫
などの疾患に関連しているトロンボキサンA2
(thromboxaneA2)の生合成を阻害する化合物と
しては、イミダゾール、1−アルキルイミダゾー
ル、1−(ω−カルボキシアルキル)イミダゾー
ルが知られている。しかし、これらのイミダゾー
ル類はそのin vitro活性に比例したin vivo活性
が発現しないという難点があつた。本発明者はこ
の点に着目し、鋭意研究の結果、トロンボキサン
A2生合成阻害作用を有すると期待される新規な
1−置換イミダゾール誘導体を見い出し本発明に
到達した。
本発明の新規な1−置換イミダゾール誘導体は
下記式〔〕で表わされる。すなわち 〔式中、R1、R2、R3、R4はそれぞれ独立に水素
原子又は低級アルキル基を表わし、Xは水素原子
又はハロゲン原子、Aはアルキレン基、Bはアル
キレン基又はフエニレン基、を表わす。〕 で表わされる1−置換イミダゾール誘導体であ
る。
式〔〕において、R1、R2、R3、R4はそれぞ
れ独立に水素原子又は低級アルキル基を表わす。
かかる低級アルキル基としては例えば、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブ
チル基、イソブチル基、ペンチル基、ヘキシル基
等が挙げられる。これらのなかでも特にメチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基などの炭素
数1〜4の低級アルキル基が好ましい。Xは水素
原子又はフツ素、塩素、臭素、沃素等のハロゲン
原子を表わす。
Aはアルキレン基を表わし、例えばメチレン
基、エチレン基、メチルエチレン基、プロピレン
基、1−メチルプロピレン基、2−メチルプロピ
レン基、2−エチルプロピレン基、ブチレン基、
1−メチルブチレン基、2−エチルブチレン基、
ペンタレン基、1−エチルペンタレン基、2−メ
チルペンタレン基、3−プロピルペンタレン基等
が挙げられる。これらのなかでもメチレン基、エ
チレン基、ブチレン基、メチルエチレン基などが
好ましく、特にメチレン基が好ましい。
かかるAとしては、例えばメチレン基、エチレ
ン基、メチルエチレン基、プロピレン基、1−メ
チルプロピレン基、2−メチルプロピレン基、2
−エチルプロピレン基、1−メチルプロピレン
基、2−メチルプロピレン基、2−エチルプロピ
レン基、ブチレン基、1−メチルブチレン基、2
−エチルブチレン基、ペンタレン基、1−エチル
ペンタレン基、2−メチルペンタレン基、3−プ
ロピルペンタレン基、ヘキシレン基、オクタレン
基などが挙げられ、これらのなかでもメチレン
基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペ
ンタレン基、ヘキシレン基、オクタレン基などが
好ましい。
Bはアルキレン基又はフエニレン基を表わす。
アルキレン基としては上述した如きアルキレン基
を挙げることができ、特にメチレン基が好まし
い。このようなBとしては、例えばメチレン基、
エチレン基、メチルエチレン基、プロピレン基、
2−エチルプロピレン基、ブチレン基、ペンタレ
ン基、O−フエニレン基、m−フエニレン基、p
−フエニレン基などを挙げることができ、これら
のなかでも特に、メチレン基、エチレン基、プロ
ピレン基、ペンタレン基、o−フエニレン基、m
−フエニレン基、p−フエニレン基などが好まし
い。
かかる式〔〕で表わされる1−置換イミダゾ
ール誘導体の具体的例を挙げると次のようなもの
がある。
(1) 1−{2−クロル−3−(2−メトキシカルボ
ニルエチルチオ)プロピル}イミダゾール、 (2) 1−{2−クロル−2−メチル−3−(2−メ
トキシカルボニルエチルチオ)プロピル}イミ
ダゾール、 (3) 1−{3−クロロ−4−(2−メトキシカルボ
ニルエチルチオ)ブチル}イミダゾール、 (4) 1−{2−クロル−3−(3−メトキシカルボ
ニルプロピルチオ)プロピル}イミダゾール、 (5) 1−{3−(O−メトキシカルボニルフエニル
チオ)プロピル}イミダゾール、 (6) O−{3−(1−イミダゾリン)プロピルチ
オ}安息香酸、 (7) 1−(3−メトキシカルボニルメチルチオ−
2−メチルプロピル)イミダゾール、 しかうして本発明の上記式〔〕で表わされる
1−置換イミダゾール誘導体は次のようにして製
造することができる。
すなわち、下記式〔〕 〔式中、R1、R2、R3、及びAは上記の定義と同
じ〕 で表わされる1−置換イミダゾール誘導体と、下
記式〔〕 X−S−B−CO2R4′ ……〔〕 〔式中、R4′は低級アルキル基を表わし、X、B
及びnは上記式の定義と同じ〕 で表わされるメルカプトカルボン酸誘導体とを反
応せしめ、必要に応じ加水分解することによつて
上記式〔〕で表わされる1−置換イミダゾール
誘導体を製造することができる。
上記式〔〕で表わされる1−置換イミダゾー
ル誘導体は、イミダゾールと下記式〔〕 〔式中Yはハロゲン原子、R1、R2、R3、Aは前
記の定義に同じ〕 で表わされるハロゲン化オレフイン誘導体と公知
の方法で縮合せしめることによつて得られる。
又、上記式〔〕で表わされるメルカプトカル
ボン酸誘導体は式中、Xがハロゲン原子の場合は
次の2方法によつて得られる。即ち、下記式
〔〕 R4O2CB−S−S−B−CO2R4 〔〕 〔式中BR4は前記式の定義に同じ〕 で表わされるジスルフイド誘導体とハロゲン分子
を無媒体下もしくは媒体中反応することによつて
得られる。使用される媒体は不活性な媒体であれ
ばいずれも使用できるが、好ましくは塩化メチレ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロ
ルエタン等のハロゲン化炭素が用いられる。反応
はジスルフイド誘導体を無媒体又は適当な媒体に
溶かし、−78℃〜室温でハロゲン分子を加え、1
分間〜1時間撹拌することによつて行われる。他
の1方法は、下記式〔〕 HS−B−CO2R4 〔〕 〔式中R4Bは前記式の定義に同じ〕 で表わされるメルカプトカルボン酸誘導体と不活
性な媒体中もしくは無媒体中、N−クロルコハク
酸イミド、N−ブロムコハク酸イミド、N,
N′−ジブロム−5,5−ジメチルヒダントイン
の如きハロゲン化剤と反応することによつて得ら
れる。使用される媒体はベンゼン、トルエン等の
芳香族化合物、塩化メチレン、クロロホルム、四
塩化炭素、1,2−ジクロルエタン等のハロゲン
化炭化水素が用いられる。反応は、メルカプトカ
ルボン酸誘導体を無媒体又は適当な媒体に溶か
し、ハロゲン化剤を1〜2当量用い0℃〜100℃
温度で10分間〜1時間反応することによつて行わ
れる。
前記式〔〕で表わされる1−置換イミダゾー
ル誘導体と前記式〔〕で表わされるメルカプト
カルボン酸誘導体との反応はメルカプトカルボン
酸誘導体の種類により2方法に大別される。即ち
第1の方法は、前記式〔〕で表わされるメルカ
プトカルボン酸誘導体において、Xが水素原子で
あるメルカプトカルボン酸誘導体を用いる方法で
あり、第2の方法は前記式〔〕で表わされるメ
ルカプトカルボン酸誘導体において、Xがハロゲ
ン原子であるメルカプトカルボン酸誘導体を用い
る方法である。
第1の方法は、1−置換イミダゾール誘導体と
メルカプトカルボン酸誘導体を無媒又は必要に応
じ不活性な媒体中、必要に応じ触媒を用いて行わ
れる。反応は無媒体で充分に進行するが必要に応
じベンゼン、トルエン、蟻酸、酢酸等の不活性な
媒体が好んで用いられる。又、反応触媒は通常必
ずしも必要としないが、必要に応じ使用される。
使用される触媒としては過酸化ベンゾイル、tert
−ブチル過酸化ピバレート、tert−ブチル過酸化
ベンゾエート、過酸化アセチル、過酸化p−クロ
ルベンゾイル、tert−ブチルハイドロパーオキシ
ド等の有機過酸化物、アゾビスイソブチロニトリ
ル、アゾビス−tert−ブトキシル、フエニルアゾ
トリフエニルメタン等のアゾ化合物、紫外線可視
光線等が挙げられる。メルカプトカルボン酸誘導
体は1−置換イミダゾール誘導体に対し1〜10当
量、好ましくは1〜3当量用いられる。又、触媒
を用いる場合は、触媒を0.01〜1当量、好ましく
は0.05〜0.5当量用いられる。反応温度は0〜200
℃、好ましくは30〜150℃の範囲で反応する。媒
体を用いる場合は1〜100部の範囲で、反応時間
は1〜48時間で充分である。
第2の方法は前記の如き合成されたメルカプト
カルボン酸誘導体と1−置換イミダゾールとを不
活性な媒体中反応することによつて行われる。使
用される不活性な媒体としてはジクロルメタン、
クロロホルム、四塩化炭素、エーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、ペンタン、ヘキサンが
用いられる。メルカプトカルボン酸誘導体は1−
置換イミダゾール誘導体に対し、1〜5当量、好
ましくは2〜4当量用いられる。媒体は1〜100
部用い、反応温度は−78℃〜30℃の範囲で反応時
間は1〜180分間好ましくは5〜60分間で反応せ
しめられる。
第1、第2の方法、いずれの場合も反応は窒素
気流下で実施し反応の終点のチエツク及び後処理
は同様に行われる。即ち反応の終点は薄層クロマ
トグラフイー、ガスクロマトグラフイーによつて
チエツクし、反応を終結させる。続いて通常の抽
出操作後結晶化、蒸留、カラムクロマトグラフイ
ー、薄層クロマトグラフイーによつて単離精製さ
れる。
かくして、前記式〔〕において、R4が低級
アルキル基(R4′)である1−置換イミダゾール
誘導体が得られる。
又、前記式〔〕においてR4が水素原子であ
る1−置換イミダゾール誘導体を得たい場合は、
通常の塩基例えば加性ソーダ、加性カリ又は酸、
例えば塩酸、硫酸で加水分解反応を行い、公知の
方法で単離、精製する。
こうして得られた式〔〕で表わされる1−置
換イミダゾール誘導体はトロンボキサンA2生合
成阻害作用などの炎症に関与した生理作用を有
し、それ故に例えば、これらの化合物は必臓血管
系の硬塞の予防、術後の血栓症の予防、外科手術
後の血管移植片の開存促進およびアラローム性動
脈硬化症、動脈硬化症などの予防または治療に有
用である。
以下実施例をあげて本発明を更に具体的に説明
する。
実施例 1 1−アリルイミダゾール1.02g(10ミリモル)
を四塩化炭素10mlに溶かした溶液を氷冷下撹拌し
ながら塩化2−メトキシカルボニルエチルスルフ
エニルの四塩化炭素溶液を2当量滴下した。氷冷
下、1時間撹拌の後、飽和重曹水30mlを加え反応
を止めた。有機層を分離し水層を更にクロロホル
ム50mlで抽出した。有機層を合せ、水50mlで洗い
芒硝乾燥した。溶媒を減圧留去後、得られた油状
生成物をシリカゲル(100g)のカラムクロマト
グラフイーに付し、クロロホルム−メタノール=
100:1で展開し、目的の1−{2−クロル−3−
(2−メトキシカルボニルエチルチオ)プロピル}
イミダゾールを油状物として808mg得た。収率30
% 赤外線吸収スペクトル νCHCl 3nax:2900、1725、1502、1439、1360、1276、
1270−1140、1081、813、752cm-1 核磁気共鳴スペクトル δCDCl 3TMS;2.33−3.0(4H、m)2.85−3.30(1H、m

3.2−3.8(2H、m)3.63(3H、S)4.2−4.5(2H、
m)7.03(2H、brS)7.53(1H、S) 実施例 2 実施例1と同様にして1−(2−メチル−2−
プロペニル)イミダゾール1.34g(11ミリモル)
と2当量の塩化2−メトキシカルボニルエチルス
ルフエニルより、1−{2−クロル−2−メチル
−3−(2−メトキシカルボニルエチルチオ)プ
ロピル}イミダゾール1.20gを油状物として特
た。収率39.5% 赤外線吸収スペクトル νneat nax;2950、1730、1503、1440、1360cm-1 核磁気共鳴スペクトル δCDCl 3TMS;1.60(S、3H)2.4〜3.15(m、4H)2.9(
S、
2H)3.72(S、3H)4.32(S、2H)7.15(S、
2H)7.69(S、1H) 実施例 3 実施例1と同様にして1−(3−ブテニル)イ
ミダゾール1.34g(11ミリモル)と2当量の塩化
2−メトキシカルボニルエチルスルフエニルより
1−{3−クロロ−4−(2−メトキシカルボニル
エチルチオ)ブチル}イミダゾール906mgを油状
物として得た。収率30% 赤外線吸収スペクトル νneat nax;2950、1730、1505、1440、1360cm-1 核磁気共鳴スペクトル δCDCl 3TMS;1.7〜3.15(m、8H)3.70(S、3H)Ca、
3.6〜4.0(m、1H)4.23(dd、2H、J=5、8
Hz)7.05(S、1H)7.15(S、1H)、7.62(S、
1H) 実施例 4 N−クロルコハク酸イミド681mg(5.1mmol)
の5mlCH2Cl2サスペンジヨンにメチル−r−メ
ルカプトブチレート670mg(5.0mmol)の4ml
CH2Cl2溶液を滴下しつつ、少し加熱すると発熱
的に反応がはじまつた。以後加熱をやめ適当に反
応をコントロールしながら滴下した。これを室温
で1hr撹拌した後1−アリルイミダゾール270mg
(2.5mmol)の3mlCH2Cl2溶液を加え、30分後に
sat.NaHCO3を加えてクエンチし、CHCl2にて抽
出水洗乾燥、濃縮した。これをシリカゲルカラム
クロマトグラフイーに付しCHCl3−MeOH(98:
2)溶出部分より357mgの1−{2−クロル−3−
(3−メトキシカルボニルプロピルチオ)プロピ
ル}イミダゾールを得た。収率26% NMR(60MHz、CDCl3);1.6−2.1(m、2H)2.2
〜2.6(m、4H)2.95〜3.9(m、3H)3.67(S、
3H)4.30(dd、2H、J=2.6Hz)7.13(S、2H)
7.68(S、1H) IR(neat);2950、1730cm-1 実施例 5 1−アリルイミダゾール108mg(1ミリモル)
とチオサリチル酸メチル336mg(2ミリモル)と
アゾビスイソブチロニトリル20mgの混合物を窒素
気流下90℃に6時間加熱撹拌した。反応混合物を
シリカゲル(30g)のカラムクロマトグラフイー
に付しクロロホルム−メタノール=100:1で展
開し、目的の1−{3−(o−メトキシカルボニル
フエニルチオ)プロピル}イミダゾールを105mg
油状物として得た。収率38% 核磁気共鳴スペクトル δCDCl 3TMS;247(2H、m)2.89(2H、t、J=6Hz)
3.93(3H、S)4.19(2H、t、J=6Hz)6.97
〜7.70(6H、m)8.12(1H、dd、J=8、2Hz) 実施例 6 1−{(3−(o−メトキシカルボニルフエニル
チオ)プロピル}イミダゾール105mg0.38ミリモ
ル)をメタノール2mlに溶かし1N加性ソーダ溶
液1mを加え室温で一夜撹拌した。反応混合物を
イオン交換樹脂(IR118)で精製し、o−{3−
(1−イミダゾリル)プロピルチオ}安息香酸を
89mg得た。収率89%mp173−174℃ 実施例 7 1−メタアリルイミダゾール341mg(2.7ミリモ
ル)と2−メルカプト酢酸メチルエステル0.25ml
(2.7ミリモル)を55〜60℃に19時間加熱撹拌し
た。反応後、生成物をシリカゲル50gのカラムク
ロマトグラフイーに付し、メタノール:クロロホ
ルム=1:100で展開し1−(3−メトキシカルボ
ニルメチルチオ−2−メチルプロピル)イミダゾ
ールを得た。収率48% 核磁気共鳴スペクトル δCDCl 3TMS;0.95(3H、d、J=7Hz)2.10(1H、m)
2.52(2H、d、J=6Hz)3.20(2H、S)3.73
(3H、S)3.95(2H、m)7.00(1H、br、S)
7.13(1H、br、S)7.57(1H、br、S) 実施例 8 1−アリルイミダゾール1.08g(10mmol)と
β−メルカプトプロピオン酸1.06g(10mmol)
をAr雰囲気下オイルバス上で60℃に数時間加熱
した。固化した反応混合物をエタノールより再結
晶して714mgの1−{3−(2−カルボキシエチル
チオ)プロピル}イミダゾールの白色結晶を得
た。収率33% m.p.;99〜100℃ NMR(DMSO−d6、δ値);1.6〜2.2(m、2H)
2.25〜2.9(m、6H)4.06(t、2H、J=7Hz)
7.00(m、1H)7.26(m、1H)7.76(m、1H)
10.1(brs、1H) IR(KBr);3120、2930、1690、1515cm-1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記式〔〕 [式中、R1、R2、R3、R4はそれぞれ独立に水素
    原子又は低級アルキル基を表し、Xは水素原子又
    はハロゲン原子、Aはアルキレン基、Bはアルキ
    レン基又はフエニレン基を表す。] で表される1−置換イミダゾール誘導体。 2 上記式〔〕で表される1−置換イミダゾー
    ル誘導体において、R1、R2、R3、R4がそれぞれ
    独立に水素原子又は炭素数1〜4の低級アルキル
    基である特許請求の範囲第1項記載の1−置換イ
    ミダゾール誘導体。 3 上記式〔〕で表される1−置換イミダゾー
    ル誘導体において、Aがメチレン基である特許請
    求の範囲第1項又は第2項記載の1−置換イミダ
    ゾール誘導体。 4 上記式〔〕で表される1−置換イミダゾー
    ル誘導体において、Bがメチレン基又はフエニレ
    ン基である特許請求の範囲第1項〜第3項のいず
    れか1項記載の1−置換イミダゾール誘導体。 5 上記式〔〕で表される1−置換イミダゾー
    ル誘導体において、Xが水素原子、塩素原子又は
    臭素原子である特許請求の範囲第1項〜第4項の
    いずれか1項記載の1−置換イミダゾール誘導
    体。 6 下記式〔〕 [式中R1、R2、R3は、それぞれ独立に水素原子
    又は低級アルキル基を表し、Aはアルキレン基を
    表す。] で表される1−置換イミダゾール誘導体と下記式
    〔〕 X−S−B−CO2R4′ ……〔〕 [式中、R4′は低級アルキル基を表し、Xは水素
    原子又はハロゲン原子を表し、Bはアルキレン基
    又はフエニレン基を表わす。] で表されるメルカプトカルボン酸誘導体とを反応
    せしめ、必要に応じ加水分解することを特徴とす
    る下記式〔〕 [式中、R1、R2、R3、R4、A及びBは上記定義
    に同じ。] で表される1−置換イミダゾール誘導体の製造
    法。
JP2282180A 1980-02-27 1980-02-27 1-substituted imidazole derivative and its preparation Granted JPS56120670A (en)

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