JPH01322004A - 構造物の極圧支持扛上並びに仮支持方法 - Google Patents

構造物の極圧支持扛上並びに仮支持方法

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JPH01322004A
JPH01322004A JP15746988A JP15746988A JPH01322004A JP H01322004 A JPH01322004 A JP H01322004A JP 15746988 A JP15746988 A JP 15746988A JP 15746988 A JP15746988 A JP 15746988A JP H01322004 A JPH01322004 A JP H01322004A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、橋梁等の構造物と支持台に介在する支承等の
修理や取替え作業を行なうための構造物″の極圧支持扛
上並びに仮支持方法に関する。
〔従来の技術〕
第6図以下に示す如く、現在完成している橋梁、  や
高速道路等の構造物Aと支持台Bとの間には、前記構造
物Aの死荷重や活荷重等の鉛直荷重を確実に、支持台B
に伝達するとともに、地震や風等による橋軸直角方向の
それぞれの水平荷重も伝達するために金属製等の支承C
を前記支持台Bの長さ方向両端部に介在しており、該支
承Cが前記構造物Aによる荷重や震動等によって、歪み
や曲げ応力によるクランクの発生、又は雨水、砂塵等に
よる腐食の発生等の要因によって老化が起こるので補修
や交換等の工事が必要となるのである。
そのため、従来、支承C付近に該支承Cの高さと略同高
に金属製の板材や鋼製サンドルを積段して仮受部材りと
し、前記構造物Aを扛上しうる油圧式の普通ジヤツキI
を前記支承C付近の間隙に設置して、支承Cと構造物A
がやや離れる状態までジヤツキアップし、そして前記仮
受部材り上位に金属製の板材等を更に積段して、前記構
造物Aを仮受けして、支承Cを取外し、補修又は変換し
た後、もとの位置に戻し、前記普通ジヤツキIで再び構
造物Aを一旦ジャッキアップして仮受部材りを除去し、
ジヤツキダウンすることで支承りの補修作業を行ってい
た。しかし、数百〜数千トンに達する重構造物を支点付
近でこれを扛上するための普通ジヤツキIは大型であり
、構造物Aと支持台Bとの間隙に設置できればよいが、
実際には支承Cと支持台B端部までの長さ、即ち、端縁
距離は10〜30cm程度であり、且つ支承Cの高さは
、例えばヘアリングプレート支承等では10〜20cm
程度であるので普通ジヤツキIの設置場所が狭く、且つ
又、支承Cの設置されている箇所は、数メートル−数十
メートル程度の高所にある為、前記大型ジャンキを設置
するのは人力では無理があり、危険を伴う作業であった
。更に、構造物A中央部下面周辺には、該構造物Aを補
強するための桁や、その他配管等が縦横に取り付けられ
ている為に支承C−C間にジヤツキ設置場所が無く、作
業不可能の場合もあった。
そのため、前記構造物Aと支持台Bとの隙間と略同高に
、金属板等の仮受材りを先ず介在し、前記支持台B側壁
に金属製等のブラケットEをボルト等で固定し、該ブラ
ケットE上位に普通ジヤツキ■のを載置して、前記構造
物Aを数mm程度ジヤツキアップし、その状態で前記仮
受材りと構造物Aとに形成した隙間と略同高になるよう
に仮受材りを更に介在して仮支持し、支承Cを取外して
補修又は変換した後、普通ジヤツキIで再度ジヤツキア
ップして仮受材りを除去し、ジヤツキダウンして修理を
行なう所謂ブラケット方法や、前記支持台Bを延設すべ
く支持台B連設箇所型下の地面に、基礎コンクリートを
作成して土台Fを形成し、該土台Fより鋼材Gを略支持
台B高さに立設して、上面が水平になるように仮支持台
Hを形成し、該仮支持台H上位に前に普通ジヤツキIを
載置して、前述同様にジヤツキアップして構造物を仮支
持する所謂、鋼製ベント方法等があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、これらの方法は一例であり、支承の設置場所や
大きさによっては構造物と支持台との間隙に油圧式の普
通ジヤツキIが設置できず且つ高所であるため作業不可
能であったり、又間隙はあるが地合面積が狭く、該普通
ジヤツキIが設置できない等の場合があり、以下にそれ
ら問題点の一例を列記する。
■数百〜数千トンに達する重構造物を支点状態でこれを
扛上するための普通ジヤツキIでは大型となる為、構造
物と支持台との間隙に設置できない場合があって、従来
の普通ジヤツキIでは構造物を直接扛上不可能であり、
又、設置できたとじても支持台上の支承付近に、仮受部
材及び普通ジヤツキIを設置するので作業面積が狭くな
って作業不便である。
■安全上、仮に100tの構造物を扛上するのに対して
、安全率を加味して最大力が150を程度のジヤツキを
必要とするが、普通ジヤツキIのシリンダが円柱形であ
る為、第6図に示すように支持台肩部縁端に荷重がかか
り、その為支持台肩部縁端に疲労が生じ、崩壊する危険
がある。
■ジヤツキアップする高さば、支承と構造物が数mm離
れる程度に該構造物を扛上ずればよいのであるが、前記
支承を補修中においても該支承の代わりに普通ジヤツキ
Iが構造物等から伝導される荷重や振動を受ける為、該
普通ジヤツキ■だけでは構造物を長時間支持できないの
で、支持するためには仮受部材を介在する必要があり、
その為に一旦、該仮受部材を設置した際に起こる沈み、
なじみ量等の上げ越し量を含んだ、即ち上げ越し状態に
構造物をジヤツキアンプするのであるが、構造物の端部
を極端に上げ越しすれば該構造物にそりが生じるので、
端横桁付近における床版コンクリートのクラック発生の
危険がある。
■油圧式の普通ジヤツキ■はジヤツキダウンの際に、油
圧の減圧調整が難しく、構造物自重によって象、激に構
造物が扛下するのでコントロールが難しい。
■通常、支承補修作業中であっても、構造物上面を車両
等が通過するので、隣接する構造物との段差が安全上1
0mm程度でなければならず扛上高さに制限がある為、
扛上に際しても段差を少なくずべく緻密な作業となるが
、油圧式の普通ジヤツキrでは微妙な扛上管理の調整が
困難であり、扛上する誤差が生じやすく構造物に悪影響
を与える。
■支承設置箇所が、川や海等の水面上にある場合等は、
船等を前記支承下位に定置させ、該船上よりクレーン等
で補修作業を行なう事もあって大がかりな作業となり、
コストや時間がかかる。
■普通ジヤツキ■は自重が重く、設置するのに人力での
移動は困難であるうえに、比較的背の高いものを立設し
ている関係上、これが地震や振動により転倒して落下す
る危険があり、落下すれば大事故になる場合がある。
■ブラケット方法、鋼製ヘント方法等では構造物扛上以
前の仮地台作成に時間やコストが多大となる。
本発明は、上記問題を解決し、支承の設置場所に関係な
く、直接構造物を扛上しうる楔形ジヤツキを用いて安全
に構造物を極圧支持扛上並びに仮支持する方法を提供せ
んとするものである。
〔課題を解決するための手段〕 本発明は、前記問題点を解決に鑑み、 押引手段に関係づけ、巾方向には移動規制され、上面及
び下面が傾斜面となる楔形駆動部材を、該楔形駆動部材
下面の傾斜面と略同形の傾斜面を上面に有し、巾方向及
び長さ方向に移動規制した下部楔受圧部材と、前記楔形
駆動部材上面の傾斜面と略同形の傾斜面を下面に有し、
巾方向及び長さ方向に移動規制した下部楔受圧部材との
間に狭設し、前記楔形駆動部材を長さ方向に移動するこ
とにより、下部楔受圧部材上面の傾斜面に沿って、前記
楔形駆動部材が長さ方向に移動しながら上昇するととも
に、該楔形駆動部材上面の傾斜面に沿って、前記下部楔
受圧部材が上昇する楔形ジヤツキ装置を、構造物と支持
台との隙間に設置し、前記押引手段を作動することによ
って上昇する下部楔受圧部材が、構造物下端に当接して
、該構造物を扛上した状態に維持するためのストッパー
手段とによって構造物を支持してなる構造物の極圧支持
扛上並びに仮支持方法を提供せんとするものである。
〔作 用〕
従って、押引手段で楔形駆動部材を押動すると、該楔形
駆動部材が傾斜面に沿って長さ方向に移動しながら上昇
し、且つ該楔形駆動部材の上位に位置する下部楔受圧部
材も傾斜面に沿って上昇するので、構造物と支持台との
間隙に設置して、前記押引手段を作動すると、下部楔受
圧部材が構造物を扛上し、希望位置高さになった時にス
トッパー手段にて前記楔形駆動部材を位置固定して、前
記構造物を仮支持し、支承の補修作業を可能とするもの
である。
〔発明の詳細な 説明の詳細を更に添付した図面にもとづき説明する。第
1図に示すように、橋梁や高速道路等の構造物1を支持
するための支持台2との間には構造物1にかかる死荷重
や活荷重の鉛直荷重を確実に支持台2に伝達するととも
に、地震や風等による橋軸直角方向の夫々の水平荷重も
伝達するために、金属製の支承3で介在しているが、該
支承3には、前記構造物1からの荷重を直接受けたり、
又雨水や砂塵等によって腐食が発生したりする為に、補
修や交換の作業が必要となるのである。しかし、該支承
3の設置されている箇所は、地上20〜30m程度の高
所に設置されている場合も多く、作業不便な上に危険を
伴い、又前記支持台2端部と支承3までの長さ、即ち、
縁端距離は10〜30cm程度で且つ支承3高さは、例
えばヘアリングプレート支承等では10〜20cm程度
であるので、該支承3付近の間隙は非常に狭く、ジャン
キ設置不可能であったり、又、設置できたとしても、仮
受部材等を一旦設置しなければならす、更に作業場所が
狭くなるとともに、作業工程が長くなるので困難を要し
たが、本発明により容易に構造物1を仮支持できるので
ある。
即ち、前記支承付近の間隙に、押引手段に関係づけ巾方
向に移動規制され、上面及び下面に傾斜面を有する楔形
駆動部材を長さ方向に押動することにより、該楔形駆動
部材下面の傾斜面と略同形の傾斜面を有する下部楔受圧
部材に沿って上昇しながら、長さ方向に移動するととも
に、該楔形駆動部材上面の傾斜面と略同形の傾斜面を下
面に有する上部楔受圧部材が、前記楔形駆動部材上面の
傾斜面に沿って上昇する為、前記構造物を扛上し、任意
高さになった時に押動を停止するとともに、前記楔形駆
動部材が構造物自重により基端方向に押し戻されないよ
うに金属製等板材で前記押引手段と楔形駆動部材間に単
又は複数介在してストッパー手段とすることで、前記構
造物を極圧支持扛上並びに仮支持するものである。
以下にその極圧支持扛上並びに仮支持方法に用いる楔形
ジヤツキ装置4について説明する。即ち、第2図及び第
3図に示すように、上面を開口5した平面視略長方形で
金属製箱状の枠部材6を、前記支承3付近の支持台2上
の隙間に設置しうる大きさに形成し、一方の短辺側壁7
を先端とすると、該側壁7内面と、長辺両側壁8−8内
に連設した2枚の金属製板部材9−9′を、やや隙間を
もって固着している。該板部材9−9′は後述上下ガイ
ド部材のみを長さ方向に移動規制するとともに、前記枠
部材6の補強及び上下ガイド部材の反力受は材として設
けており、又該枠部材6基端側の短辺側壁7′外面にも
同位置に2枚の金属製板部材10−10’を固着し、前
記枠部材−6の補強及び後述油圧ジヤツキによる反力受
は材とするとともに、前記板部材10の略中央に螺孔1
1を形成し、該螺孔11にアイボルト12等を螺着して
、運搬時にローブ等の引掛は部として運べるようにして
いる。又、前記枠部材6内面の基端側適宜位置に略り字
形に形成した板片13の角部が前記枠部材6の長辺側壁
8−8と底板14との角部とに接合して固着し、後述油
圧ジャッキの転勤を防止している。そのように形成した
枠部材6内に、上面に後述楔形駆動部材下面の傾斜面と
略同形の傾斜面15を有し、巾方向は前記枠部材6の長
辺側壁8−8内面より、やや短くして規制された平面視
略長方形の金属製下部楔受圧部材16の厚みの大きい方
の短辺側壁17と、前記板部材9′とが当接するように
内装する。
そして、該下部楔受圧部材16上位に、上面及び下面に
傾斜面18を有し、巾方向は前記下部楔受圧部材16と
同じ長さで、長さ方向にやや長い金属製の楔形駆動部材
19を載置している。次いで、該楔形駆動部材19上面
の傾斜面18と略同形の傾斜面21を下面に有し、前記
下部楔受圧部材と平面視略同形で、厚みの大きい側の短
辺側壁22と、前記板部材9とが当接するようにした金
属製の上部楔受圧部材23を前記楔形駆動部材19上位
に載置して、上部及び下部楔受圧部材23.16が前記
楔形駆動部材19を挟んだ状態としている。
これらの下部楔受圧部材23、下部楔受圧部材16及び
楔形駆動部材19は、普通鋼、ステンレス鋼、合金鋼等
の金属鋼や、高負荷に耐えうるセラミック、プラスチッ
ク等でも成型可能であるが、上部及び下部楔受圧部材2
3.16の傾斜面2L 15と楔形駆動部材19の上下
傾斜面18−18との接合部分には、将来、該楔形駆動
部材19を移動する際に摩擦が生しるので、四フッ化エ
チレン樹脂製等で形成したテフロン板等を滑動助材板2
4として、第5図(イ)に示す如く、前記上部及び下部
楔受圧部材23゜16の傾斜面2L 15の表面に、該
滑動助材板24を直接貼着したり、該滑動助材板24厚
みよりも小さく、且つ上部及び下部楔受圧部材23.1
6の傾斜面21゜15平面視よりもやや小さい形状の凹
部25を前記傾斜面21.15に形成し、該凹部25に
前記滑動助材板24を嵌合して貼着するか、又は第5図
(ロ)に示す如く、前記楔形駆動部材19の上下傾斜面
18.18の略全面に前記滑動助材板24を直接貼着し
たり、該滑動助材板24を前記樹形駆動部+A’19の
一ヒ下傾斜面18に前記同様な凹部25を形成し、該凹
部25に滑動助材板24を嵌合して貼着等して、楔形駆
動部材19と上部及び下部楔受圧部材23.16との接
合部分に滑動助材板24を介在するのである。
その際の、楔形駆動部材19の傾斜面18及び上部及び
下部楔受圧部材23.16の傾斜面21.15の表面を
二硫化モリブデンの焼付け、クロームメツキコーティン
グ、ステンレス板の固着、ニッケル、クローム、ステン
レス等の金属溶射及び研磨等を施すことで滑動性を良く
することができ、又、前記滑動助材板24としては、■
四ツラフ化エチレン樹脂(以下PTFEと称す)、■P
TFEにグラファイトファイバーとカーボンを混合した
もの、■PTFEにゲラファイバーと二硫化モリブデを
混合したもの、■PTFHに銅合金を混合した物、■銅
合金、■鋼材表面を研磨後、二硫化モリブデンで焼付け
したもの、■金属表面にドライスライド液を塗布したも
の等が使用しうる。尚、傾斜面に滑動性があり、且つ素
材強度上使用に耐えうるもの、例えば特殊ステンレス鋼
材等を用いれば、前記の如く表面処理を必要としないで
使用しうる。
更に、前記上部模受圧部材23上位に該下部楔受圧部材
23より大なる平面積を有するステンレス製等の板材を
スライド板26として載置して、水平方向に自在に移動
可能とし、該スライド板26と前記上部楔受圧部材23
間に、薄いステンレス板24′を介在し、更に又前記ス
ライl°板26上位には該スライド板26と平面視略同
形でやや弾性があり且つ衝撃吸収力のあるウレタンゴム
等で形成した板状プレート27を構造物下面の水平度誤
差や勾配の吸収のために載置している。
上記した枠部材6内に内装した下部楔受圧部材16、楔
形駆動部材19、及び下部楔受圧部材23を前記支承3
付近の支持台2上の隙間にできるだけ支持台2端部に近
づかないように設置したり、又、前記枠部材6をまず支
承3付近の支持台2上の隙間に設置して、前記下部楔受
圧部材16、楔形駆動部材19及び下部楔受圧部材23
を内装する等して設置した後、前記スライド板26及び
板状プレート27を載置するが、この時に前記枠部材6
と支持台2との間に板材(図示せず)を介在するなどし
て、前記板状プレート27上面と前記構造物1下面が0
〜数mm程度となるように調節して設置した後、前記楔
形駆動部材19の基端側に、前記複数の板片13で油圧
ジヤツキ28が転動しないよう長さ方向に位置決めして
押引手段28′ とし、該油圧ジヤツキ28のロッド2
9先端面と前記楔形駆動部材19基端面に銅板等の摩擦
を軽減する板材30を介在して前記油圧ジヤツキ28を
作動することで、前記ロッド29が楔形駆動部材19の
基端面を押動すると、該楔形駆動部材19の傾斜面18
が下部楔受圧部材16の傾斜面15に沿って、先端方向
に移動しながら上昇するとともに、上部楔受圧部材23
の傾斜面21が楔形駆動部材19上面の傾斜面18に沿
って上昇するので、該上部模受圧部材23上位の板状プ
レート27が構造物1に当接して構造物1を扛上し、該
構造物1が希望位置になった時に前記油圧ジヤツキの押
圧を維持しながら、前記楔形駆動部材19基端面と、油
圧ジャッキ28先端間にロッド29に外装するように略
逆U字形で金属製板状のストッパープレート31を単又
は複数個介在させたり、他の適宜な手段、例えばピンを
ロッド挿入して一部突出させたものやその他適宜な手段
が前記楔形駆動部材19の戻り防止をするストンパー手
段32として採用でき、従来の仮受部材を必要とせず、
前記構造物1を仮支持できるのである。
而して、従来の油圧ジヤツキ力と構造物自重を含む鉛直
荷重とは、1:1の比率であった為、数百〜数千トンに
達する重構造物を支点付近でこれを扛上する為のジヤツ
キは当然大型化となり、それゆえ、支承3付近の隙間に
設置出来ない等の問題があったが、表1に示す如く、楔
形の勾配と、活動機能によって油圧ジャッキ力以上の構
造物自重の扛上が可能となる。即ち、表1に示す如く、
前述の楔形駆動部材19と滑動助材板24との組み合わ
せ等によって摩擦係数μが異なるが、表1においては、
鉛直荷重Rを一定値とし、摩擦係数μを0.07.0.
10.0.15.0.20に設定し、各摩擦係数μにお
いて、楔勾配を2.3 ’ (4χ)〜33°(65χ
)に変化した時の必要油圧ジヤツキ力Pを示しており、
例えば楔勾配が4.5°(8χ)で、摩擦係数μを0.
07とする場合には表1より0.3ORという値が解か
り、これは鉛直荷重に対して30χの油圧ジヤツキ力で
扛上が可能であることを表わしている。つまり表1中の
細線でかこった枠内において少なくとも鉛直荷重R以下
のジヤツキ力Pで構造物1の扛上が可能であるが、実際
の使用においては、少なくとも前記構造物自重の2分の
1以下の油圧ジヤツキ力であるのが好ましく、楔勾配を
2.3°〜8.5゜の太線枠内であれば172〜175
程度に可能であることが判明し、更に前記滑動助材板2
4にPTFEを使用した場合、構造物を扛下する際に、
前記勾配では楔形駆動部材19が上部及び下部楔受圧部
材23、15に挟持されて楔形駆動部材19が基端方向
に動かず、先端より押し部材33で、始動力を与えたり
、又、基端を前記油圧ジヤツキ28で引っ張ったりする
始動力を加えなければ、前記楔形駆動部材19が基端方
向に戻らない等の場合が有るとともに、扛上中の種々の
安全率を考慮して、前記構造物自重の174程度にする
のがより好ましく、前記勾配を2.8°〜5.7°で摩
擦係数μを0.07に設定すれば前記構造物自重の17
3〜1/4程度の油圧ジヤツキ力で構造物の扛上が可能
である上、前記扛下の際にも、ストッパー手段32を除
けば、構造物1自重によって自然に前記楔形駆動部材1
9が基端側に移動し、又、小型の油圧ジヤツキを用いる
ことができるので、前記楔形ジヤツキ装置4も当然小さ
くなり、支承3付近の隙間に設置できるのである。
又、支承3付近の隙間には、楔形ジャンキ装置4の楔形
駆動部材19、上部及び下部楔受圧部材23゜16のみ
が位置すれば扛上できるので、油圧ジヤツキ28がこの
隙間に位置しなくとも扛上は可能である。そして更に、
本実施例としては、板状の楔形駆動部材19を用いてい
るが、上面及び下面に傾斜をもつような楔形駆動部材1
9であれば、第4図に示すような多角錐状楔形駆動部材
19′、略円錐状楔形駆動部材19″等を用いることも
可能であるし、又、本実施例は長さ方向に押動した楔形
駆動部材が構造物を扛上することとしているが、例えば
、前記楔形ジャンキ4を裏返せば、前記楔形駆動部材1
9を長さ方向に押動することによって前記下部楔受圧部
材23を下方に移動したり、側方に移動したりさせるこ
とも可能である。
〔発明の効果〕
通常構造物扛上中であっても、該構造物上面を車両等に
よる振動等を楔形ジヤツキ装置に伝達されて構造物の支
持部材が橋長さ方向の水平移動量等を吸収すべく、上部
楔受圧部材と構造物との間にスライド板を介在している
為、構造物が水平方向に多少移動しても該スライド板も
移動し、楔形駆動部材に常に鉛直方向に荷重がかかり、
楔形ジヤツキ装置が傾いたすせずに安全に支持でき、又
前記スライド板と構造物との間に緩衝板を介在すれば、
構造物の鉛直及び水平方向によって生じる回転力を吸収
するのである。
更に、滑動助材板を楔形駆動部材、上部及び下部楔受圧
部材の接合面に設けることで、各部材間の摩擦係数を軽
減できるので、押引手段となる油圧ジヤツキがより小さ
い力で構造物を扛上できる為に、楔形ジヤツキ装置が小
型化となるのである。
又、該楔形ジヤツキ装置は前記楔形駆動部材、上部及び
上部楔受圧部材、枠部材及び油圧ジヤツキ等に分解可能
であり、これら各部品重量は人力で持ち運び可能な重量
であり、仮に支承設置場所が高所にあっても移動が容易
である為、時間やコストが大幅に削減できるとともに作
業工程が短縮される。
更に、構造物を扛上した状態の際に、ストッパー手段で
楔形駆動部材が基端側に移動するのを規制するので、前
記構造物を希望位置に支持可能であり、又、仮受材を必
要としないので、支承付近の隙間が広く使用できる為、
作業がし易いのである。
ゆえに、楔形駆動部材、上部及び下部楔受圧部材の各部
材が、その隣接する部材と、厚みの小さい短辺側壁を逆
方向に位置しているので、高さが低くなり、又前記各部
材の中方向長さも短くできる上、構造物自重の1/2以
下の油圧ジヤツキ力で該構造物の扛上が可能であり、油
圧ジヤツキが小型化となるので、前記支承付近の間隙に
設置でき又、第6図に想像線に示す如〈従来の普通ジヤ
ツキ■と同表面積の楔形ジヤツキ装置4を用いることに
より、支持台端部B′と普通ジヤツキIとの距離!1に
比して、支持台端部B′と楔形ジヤツキ装置4との距離
!2は f2 + < 、1 zとなり、前記支持台肩
部縁端の崩壊を防くのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は支承設置状態を示す説明図、第2図は本発明に
用いる楔形ジヤツキ装置の分解斜視図、第3図は油圧ジ
ヤツキを省略した楔形ジヤツキ装置の中央縦断側面図、
第4図は楔形駆動部材の他の実施例説明用斜視図、第5
図は楔形ジヤツキ装置の部分拡大断面図、第6〜8図は
従来例を示す説明図である。 ■=構造物、2:支持台、3:支承、4:楔形駆ジャン
キ装置、5:開口、6:枠部材、7:短辺側壁、7′ 
:短辺側壁、8:長辺側側壁、9:板部材、9′ :板
部材、10:板部材、11:螺孔、12:アイボルト、
13:板片、14:底板、15:傾斜面、16:上部楔
受圧部材、17:短辺側壁、18:傾斜面、19:楔形
駆動部材、2旧知辺側壁、21:傾斜面、22:短辺側
壁、23:−上部楔受圧部材、24:滑動助材板、25
:凹部、26:スライド板、27:板状プレート、28
:油圧ジヤツキ、28′:押引手段、29:ロッド、3
0:銅板、31:ストッパープレート、32:ストッパ
ー手段、33:押し部材。 第1図 (イ) /rl” 第f図 (イ) (ハ) ノア′/ (ロ) 第3図 第γ図 第7図 DI f傍  H m=l/G 〈

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)押引手段に関係づけ、巾方向には移動規制され、上
    面及び下面が傾斜面となる楔形駆動部材を、該楔形駆動
    部材下面の傾斜面と略同形の傾斜面を上面に有し、巾方
    向及び長さ方向に移動規制した下部楔受圧部材と、前記
    楔形駆動部材上面の傾斜面と略同形の傾斜面を下面に有
    し、巾方向及び長さ方向に移動規制した上部楔受圧部材
    との間に狭設し、前記楔形駆動部材を長さ方向に移動す
    ることにより、下部楔受圧部材上面の傾斜面に沿って、
    前記楔形駆動部材が長さ方向に移動しながら上昇すると
    ともに、該楔形駆動部材上面の傾斜面に沿って、前記上
    部楔受圧部材が上昇する楔形ジャッキ装置を、構造物と
    支持台との隙間に設置し、前記押引手段を作動すること
    によって上昇する上部楔受圧部材が、構造物下端に当接
    して、該構造物を扛上した状態に維持するためのストッ
    パー手段とによって構造物を支持してなる構造物の極圧
    支持扛上並びに仮支持方法。 2)上部楔受圧部材上位に、金属製板状のスライド板を
    載置したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    構造物の極圧支持扛上並びに仮支持方法。 3)スライド板上位に、該スライド板と平面視同形状で
    、プレンゴム等の緩衝板を載置したことを特徴とする特
    許請求の範囲第2項記載の構造物の極圧支持扛上並びに
    仮支持方法。 4)楔形駆動部材の傾斜角度を2.3°〜33°に設定
    したことを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第3項記
    載の構造物の極圧支持扛上並びに仮支持方法。 5)楔形駆動部材と上部及び下部楔受圧部材との接合部
    や上部楔受圧部材とスライド板との接合部にテフロン等
    の滑動助板を介在したことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項〜第4項記載の構造物の極圧支持扛上並びに仮支
    持方法。 6)ストッパー手段として、押引手段と楔形駆動部材と
    の間に金属製の板材を単又は複数介在して該楔形駆動部
    材の長さ方向の移動を規制したことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項〜第5項記載の構造物の極圧支持扛上並
    びに仮支持方法。
JP15746988A 1988-06-24 1988-06-24 構造物の極圧支持扛上並びに仮支持方法 Granted JPH01322004A (ja)

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