JPH01321717A - ノイズキャンセラー - Google Patents
ノイズキャンセラーInfo
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- JPH01321717A JPH01321717A JP15571588A JP15571588A JPH01321717A JP H01321717 A JPH01321717 A JP H01321717A JP 15571588 A JP15571588 A JP 15571588A JP 15571588 A JP15571588 A JP 15571588A JP H01321717 A JPH01321717 A JP H01321717A
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Landscapes
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、周期的ノイズを含む信号からノイズ成分を位
相遅延を伴わずに消去するノイズキA・ンセラーに関す
る。
相遅延を伴わずに消去するノイズキA・ンセラーに関す
る。
[従来の技術]
従来、信号に含まれる周期的ノイズとしては、音声信号
や各種センサ信号に商用電源等の誘導や直流平滑電源の
平滑不足により重畳するハムノイズ、あるいはビス1−
ンボンプ、レシプロ)1.14エンジン等で往復運動を
回転運動に変換してエネルギーを発生ずる基本的に脈動
成分を有するエネルギー源を使用した装置における各部
の変移、速度、圧力信号に重畳する脈動ノイズが知られ
ている。
や各種センサ信号に商用電源等の誘導や直流平滑電源の
平滑不足により重畳するハムノイズ、あるいはビス1−
ンボンプ、レシプロ)1.14エンジン等で往復運動を
回転運動に変換してエネルギーを発生ずる基本的に脈動
成分を有するエネルギー源を使用した装置における各部
の変移、速度、圧力信号に重畳する脈動ノイズが知られ
ている。
このような周期的ノイズを信号から除去するため、一般
に次のような方法がとられている。
に次のような方法がとられている。
(A)ノイズの周波数のみを通過させない帯域除去フィ
ルタ(ノッヂフィル)を使用する。
ルタ(ノッヂフィル)を使用する。
この帯域除去フィルタの伝達関数は、
G(s)=(S2+ω” n)/(S2+4ωn S−
+−ω2n)但し、ωn=2πf、f’n−ノツチ周波
敢として与えられる。
+−ω2n)但し、ωn=2πf、f’n−ノツチ周波
敢として与えられる。
(B)ノイズ周波数と信号周波数が異なる場合には、高
域通過又は低域通過フィルタを用いてノイズ周波数を通
過させないようにする。
域通過又は低域通過フィルタを用いてノイズ周波数を通
過させないようにする。
第9図はローパスフィルタによるノイズ除去を示したも
ので、同図(a)の原信号に周期的ノイズか重畳すると
同図(b )のようになり、この信号をローパスフィル
タを通すことで同図(C)に示すノイズ成分を除去した
信号が得られる。
ので、同図(a)の原信号に周期的ノイズか重畳すると
同図(b )のようになり、この信号をローパスフィル
タを通すことで同図(C)に示すノイズ成分を除去した
信号が得られる。
[発明が解決しようとする課題]
しかしなから、このような従来のノイズキャンセラーに
あっては、帯域除去、高域通過、低域通過のいずれのフ
ィルタを使用してノイズを除去しても、本来の信号成分
に対し位相遅れ又は微分成分の付加等が発生し、本来の
信号に波形変形又は波形歪が発生する。
あっては、帯域除去、高域通過、低域通過のいずれのフ
ィルタを使用してノイズを除去しても、本来の信号成分
に対し位相遅れ又は微分成分の付加等が発生し、本来の
信号に波形変形又は波形歪が発生する。
例えばローパスフィルタを使用した第9図(C)の場合
には、同図(a )の原信号に対しフィルタ通過信号が
位相遅れを生じている。
には、同図(a )の原信号に対しフィルタ通過信号が
位相遅れを生じている。
また帯域除去フィルタにおいては、ノイズの周期の変動
に対して全く対応できず、例えばエンジン回転やピスト
ンポンプの回転変動に対し全く無効で必る。
に対して全く対応できず、例えばエンジン回転やピスト
ンポンプの回転変動に対し全く無効で必る。
更に、フィードバック制御による自動制御袋δ等にあっ
ては、ノイズ除去によって本来の入力信号に位相遅れや
波形歪が生じたり、ノイズ成分が除去し切れなかった場
合には、自動制御系の安定性や制御精度を悪化させる。
ては、ノイズ除去によって本来の入力信号に位相遅れや
波形歪が生じたり、ノイズ成分が除去し切れなかった場
合には、自動制御系の安定性や制御精度を悪化させる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、
ノイズ成分が変動しても位相遅れ及び波形変形を起こす
ことなく確実にノイズ成分のみを除去することのできる
ノイズキャンセラーを提供することを目的とする。
ノイズ成分が変動しても位相遅れ及び波形変形を起こす
ことなく確実にノイズ成分のみを除去することのできる
ノイズキャンセラーを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
この目的を達成するため本発明のノイズキャンセラーに
あっては、入力信号のノイズ成分のみを通過する直線位
相形フィルタと:該フィルタの出力を遅延させる遅延回
路と;該遅延回路の入力と出力との差を比較する比較回
路と;該比較回路の比較値に基づいて前記フィルタの通
過帯域及び位相特性を変化させる制御回路と:を設け、
前記フィルタ出力を入力信号から差し引いてノイズ成分
のない信号を生成するように構成する。
あっては、入力信号のノイズ成分のみを通過する直線位
相形フィルタと:該フィルタの出力を遅延させる遅延回
路と;該遅延回路の入力と出力との差を比較する比較回
路と;該比較回路の比較値に基づいて前記フィルタの通
過帯域及び位相特性を変化させる制御回路と:を設け、
前記フィルタ出力を入力信号から差し引いてノイズ成分
のない信号を生成するように構成する。
[作用]
このような構成を備えた本発明のノイズキャンセラーは
次の作用を有する。
次の作用を有する。
まずディジタルフィルタの一種であるトランスバーサル
フィルタや有限インパルス応答形フィルターとして知ら
れた直線位相形フィルタにあっては、周波数零からティ
キス1〜周波数、即ちリーンプリング周波数の1/2ま
では位相遷移が周波数に比例した出力を生ずる。換言す
ると、周波数O〜fs/ 2までの全域にわたって一定
の出力遅延時間τdをもつ。
フィルタや有限インパルス応答形フィルターとして知ら
れた直線位相形フィルタにあっては、周波数零からティ
キス1〜周波数、即ちリーンプリング周波数の1/2ま
では位相遷移が周波数に比例した出力を生ずる。換言す
ると、周波数O〜fs/ 2までの全域にわたって一定
の出力遅延時間τdをもつ。
この出力遅延時間τdはサンプリング周波数「Sと、ト
ランスパー1ナルフイルタの遅延段数Nによって決定さ
れ、一般に、 τd=Ts (N−1>/2 但し、TS:サンプリング周期で1/fsとなり、フィ
ルタ出力における通過信号成分の波形変形が全くない。
ランスパー1ナルフイルタの遅延段数Nによって決定さ
れ、一般に、 τd=Ts (N−1>/2 但し、TS:サンプリング周期で1/fsとなり、フィ
ルタ出力における通過信号成分の波形変形が全くない。
そこで周期的ノイズを含む入力信号を直線位相力フィル
タに与えることでノイズ成分のみを通過さけ、且つノイ
ズ成分の出力遅延時間τdが常にノイズ成分の周期と同
じか又は0倍(n=1.2゜3、・・・〉に等しいよう
に常に(ナンプリング周明TSを制御するフィードバッ
クループを形成する。
タに与えることでノイズ成分のみを通過さけ、且つノイ
ズ成分の出力遅延時間τdが常にノイズ成分の周期と同
じか又は0倍(n=1.2゜3、・・・〉に等しいよう
に常に(ナンプリング周明TSを制御するフィードバッ
クループを形成する。
そして、このようなフィードバックループてサンプリン
グ周波数が制御されるフィルタから出力される位相が3
60’ Xn (但し、n=1.2゜3、・・・)遅
れたノイズ成分を入力信号から差し引くことにより、位
相遅れ及び波形変形のない原信号を生成することができ
る。
グ周波数が制御されるフィルタから出力される位相が3
60’ Xn (但し、n=1.2゜3、・・・)遅
れたノイズ成分を入力信号から差し引くことにより、位
相遅れ及び波形変形のない原信号を生成することができ
る。
[実施例]
第1図は本発明の一実施例を示したブロック図である。
第1図において、1は直線位相形のバンドパスフィルタ
でおり、周期的ノイズの帯域のみを通過するフィルタ職
能を有し、入力値遅延回路と枯和計亦器で構成されてい
る。
でおり、周期的ノイズの帯域のみを通過するフィルタ職
能を有し、入力値遅延回路と枯和計亦器で構成されてい
る。
ここで時刻iにおける入力信号をXi、時刻(i−TS
>における入力信号をx;−1,・・・、時刻(i−N
−TS)における入力信号をXl−Nとすると、バンド
パスフィルタ1はを計算する。但し、k(n)は定数で
ある。このため直線位相形のバンドパスフィルタ1は出
力遅延時間 τd=Ts・(N−1>/2 で所望の通過帯域特性となるバンドパスフィルタを実現
できるような定1Rk(n)が存在することか知られて
いる。尚、この遅延特性は 。−j(〒) として表現される。
>における入力信号をx;−1,・・・、時刻(i−N
−TS)における入力信号をXl−Nとすると、バンド
パスフィルタ1はを計算する。但し、k(n)は定数で
ある。このため直線位相形のバンドパスフィルタ1は出
力遅延時間 τd=Ts・(N−1>/2 で所望の通過帯域特性となるバンドパスフィルタを実現
できるような定1Rk(n)が存在することか知られて
いる。尚、この遅延特性は 。−j(〒) として表現される。
2は引算器であり、入力信号Xiからバンドパスフィル
タ1の出力Y1、即ちノイズ成分を差し引いてノイズ成
分を持たない信号を生成する。
タ1の出力Y1、即ちノイズ成分を差し引いてノイズ成
分を持たない信号を生成する。
3は遅延回路であり、
TSX (N−1) /ま
たけバンドパスフィルタ1の出力Yiを遅らける。
4は引算器であり、遅延回路3の入力から出力を差し引
く、即ち、バンドパスフィルタ1の出力Yiから遅延回
数3で遅延した遅延出力Yi−(N−1>/2 を差し引いて出力eiを発生する。
く、即ち、バンドパスフィルタ1の出力Yiから遅延回
数3で遅延した遅延出力Yi−(N−1>/2 を差し引いて出力eiを発生する。
5は演算回路であり、引締器4の出力eの単位周期当り
の二乗誤差を演算し、誤差Eを出力する。
の二乗誤差を演算し、誤差Eを出力する。
6はリーンプルタイムコントローラで必り、演算回路5
より出力された誤差E@最低にするようにバンドパスフ
ィルタ1に対するサンプリング周波数fsを制御する。
より出力された誤差E@最低にするようにバンドパスフ
ィルタ1に対するサンプリング周波数fsを制御する。
7は分周期でおり、サンプルタイムコントローラ6の指
示に従って分周比が可変され、可変された分周比に基づ
く発振器8からの発振周波数の分周比によりサンプリン
グ周波数fsとなる出力周波数をバンドパスフィルタ1
、遅延回路3及び演算回路5に出力する。
示に従って分周比が可変され、可変された分周比に基づ
く発振器8からの発振周波数の分周比によりサンプリン
グ周波数fsとなる出力周波数をバンドパスフィルタ1
、遅延回路3及び演算回路5に出力する。
次に第1図の実施例の動作を説明する。
第2図は第1図のノイズキャンセラーに対する入力信5
”3Xiにつき、同図(a>にノイズ成分を含まない本
来の信号であるぺぎ原信号を示し、同図(b)に周期的
ノイズが小心した入力信号を示す。
”3Xiにつき、同図(a>にノイズ成分を含まない本
来の信号であるぺぎ原信号を示し、同図(b)に周期的
ノイズが小心した入力信号を示す。
ここで説明を具体的にするため原信号の信号帯域をO〜
20H2、周JUI的ノイズの発生しうる周波数帯域を
50〜120H2とする。
20H2、周JUI的ノイズの発生しうる周波数帯域を
50〜120H2とする。
第3図(a)は第1図のバンドパスフィルタ1の周波数
特性を示し、同図(b−〉は位相特性を示す。
特性を示し、同図(b−〉は位相特性を示す。
ここで周波数特性及び位相特性はサンプリング周期Ts
(=1/fs)を変えることにより矢印で示すにうに変
化する。
(=1/fs)を変えることにより矢印で示すにうに変
化する。
第4図(a)は第2図(b)に示した周llj的ノイズ
を含んだ入力信号のA部を拡大して示し、同図(b)に
バンドパスフィルタ1の出力波形を示す。この第4図(
a>の原信号と(b)のバンドパスフィルタ1の出力波
形から明らかなように、バンドパスフィルタの出力波形
は1京信号に対しτd=Tsx (N−1>/ま たけ遅れていることを示している。
を含んだ入力信号のA部を拡大して示し、同図(b)に
バンドパスフィルタ1の出力波形を示す。この第4図(
a>の原信号と(b)のバンドパスフィルタ1の出力波
形から明らかなように、バンドパスフィルタの出力波形
は1京信号に対しτd=Tsx (N−1>/ま たけ遅れていることを示している。
例えばノイズ周期Tn8Tn=20ms (50トIZ
)とすると、バンドパスフィルタ1は出力遅延時間τd
がノイズ周期下r)に等しい20m5かまたはノイズ周
期Tn=20msの整数倍となるように遅延する特性を
有し、且つ、ノイズ周波数501−I zのみを通過す
るようなフィルタ特性が得られれば、入力信号Xiから
フィルタ出力Yiを差し引くことによって原信号のみを
取り出すことができる。第4図(C)はバンドパスフィ
ルタ1の出力遅延旧聞τdがノイズ周期Tnと等しくな
ったときのフィルタ出力波形を示しており、このフィル
タ出力を入力信号から差し引くことによって原信号のみ
が取り出ける。
)とすると、バンドパスフィルタ1は出力遅延時間τd
がノイズ周期下r)に等しい20m5かまたはノイズ周
期Tn=20msの整数倍となるように遅延する特性を
有し、且つ、ノイズ周波数501−I zのみを通過す
るようなフィルタ特性が得られれば、入力信号Xiから
フィルタ出力Yiを差し引くことによって原信号のみを
取り出すことができる。第4図(C)はバンドパスフィ
ルタ1の出力遅延旧聞τdがノイズ周期Tnと等しくな
ったときのフィルタ出力波形を示しており、このフィル
タ出力を入力信号から差し引くことによって原信号のみ
が取り出ける。
このためのバンドパスフィルタ1の具体例としては、例
えばサンプリング周期Ts=1ms (−1000μs
)とし、フィルタ次数NがN=41でおり、更に通過域
50〜1201−1zの直線位相形フィルタを実現する
ことが可能でおり、このフィルタを用いることにより周
期的ノイズは完全に引算器2によってキャンセルされ、
位相遅れがなく且つ波形変形もないノイズ除去用ツクR
1が1qられる。
えばサンプリング周期Ts=1ms (−1000μs
)とし、フィルタ次数NがN=41でおり、更に通過域
50〜1201−1zの直線位相形フィルタを実現する
ことが可能でおり、このフィルタを用いることにより周
期的ノイズは完全に引算器2によってキャンセルされ、
位相遅れがなく且つ波形変形もないノイズ除去用ツクR
1が1qられる。
このとき遅延回路3の出力はフィルタ出力Yiに対し、
Tsx (41−1)/2
の遅れ、即ち20m5の遅れとなり、引算器4の出力e
も零となるため、演算回路5による二乗平均計算で得ら
れた誤差EもE=Oとなり、サンプルタイムコントロー
ラ6に最低値E=Oが入力され、例えば発振器8の発撮
周波数が1M HZであったならば’1/1000の分
周率が最適となり、サンプルタイムコントローラ6は分
周器7に対し分周率1/1000を指示した状態で安定
する。
も零となるため、演算回路5による二乗平均計算で得ら
れた誤差EもE=Oとなり、サンプルタイムコントロー
ラ6に最低値E=Oが入力され、例えば発振器8の発撮
周波数が1M HZであったならば’1/1000の分
周率が最適となり、サンプルタイムコントローラ6は分
周器7に対し分周率1/1000を指示した状態で安定
する。
一方、安定状態で周期的ノイズが逐次変化を始め、50
)−I Zから80Hzまで変動したとする。
)−I Zから80Hzまで変動したとする。
これは例えばエンジン回転の変化ヤ)ポンプ駆動回転数
の変化に依存する。
の変化に依存する。
サンプル周期Ts=1msではノイズ周波数50H2に
おいて、バンドパスフィルタ1の出ツノ遅延時間τdと
ノイズ周期Tnとの間にτd=lnの関係にあったが、
ノイズ周波数の変動によりこの関係がくずれ、バンドパ
スフィルタ1はノイズを通過させることはできるが引算
器2によるノイズキャンセルかできなくなる。
おいて、バンドパスフィルタ1の出ツノ遅延時間τdと
ノイズ周期Tnとの間にτd=lnの関係にあったが、
ノイズ周波数の変動によりこの関係がくずれ、バンドパ
スフィルタ1はノイズを通過させることはできるが引算
器2によるノイズキャンセルかできなくなる。
同時に周期的ノイズの変動により遅延回路3の入力と出
力の間の位相ずれにより引算器4の出力eも零ではなく
なり、位相ずれに応じた出力eが発生する。その結果、
波節回路5による二乗平均計算で得られる誤差Fの値も
増加する。このような演算回路5からの誤差Eの変化に
対しサンプルタイムコントローラ6は分周器6に対する
分周比の制御によりサンプル周期を上げ下げし、誤差圧
として与えられる二乗平均値が最少となるよ−うに分周
器6の分周比を制御する。
力の間の位相ずれにより引算器4の出力eも零ではなく
なり、位相ずれに応じた出力eが発生する。その結果、
波節回路5による二乗平均計算で得られる誤差Fの値も
増加する。このような演算回路5からの誤差Eの変化に
対しサンプルタイムコントローラ6は分周器6に対する
分周比の制御によりサンプル周期を上げ下げし、誤差圧
として与えられる二乗平均値が最少となるよ−うに分周
器6の分周比を制御する。
ここで演算回路5における引算器5による位相すれに応
じた出力eに対する誤差[は第5図に承り関係にある。
じた出力eに対する誤差[は第5図に承り関係にある。
第6図はサンプルタイムコン1−ローラ6による分周器
7に対する分周比制御のアルゴリズムを示−1゜ 第6図において、まずステップS1でリンプルタイムコ
ントローラはサンプル周期TSの初期値α=1000μ
sと、サンプル周期の変化幅β=50μs@設定する。
7に対する分周比制御のアルゴリズムを示−1゜ 第6図において、まずステップS1でリンプルタイムコ
ントローラはサンプル周期TSの初期値α=1000μ
sと、サンプル周期の変化幅β=50μs@設定する。
続いてステップS2でサンプル周11] −1−sをT
s=α=1000μsにセットし、このとき演算回路5
の二乗平均計算で1Uられる誤差EをElとして登録す
る。
s=α=1000μsにセットし、このとき演算回路5
の二乗平均計算で1Uられる誤差EをElとして登録す
る。
続いてステップS4でυ゛ンプル周朋TseTs=α+
βにセラ1〜し、次のステップS5で波節回路5の二乗
平均計算で1qられる誤差Eを「2として登録する。更
にステップS6でサンプリング周期TSをTS=α−β
にセットし、ステップS7でそのときの二乗平均計算に
よる誤?EをE3として登録する。
βにセラ1〜し、次のステップS5で波節回路5の二乗
平均計算で1qられる誤差Eを「2として登録する。更
にステップS6でサンプリング周期TSをTS=α−β
にセットし、ステップS7でそのときの二乗平均計算に
よる誤?EをE3として登録する。
続いてステップS8においてステップS3.S5、S7
のそれぞれで登録された誤差El 、 E2 。
のそれぞれで登録された誤差El 、 E2 。
E3の大小関係を比較する。
ステップS8の比較において、誤差E1力脣呉差E2.
E3より小さく、誤差E1とE3の差の絶対値が所定値
εより小さければステップS12に進み、サンプリング
周期TsをT s−αにセットし、続いて変化幅βを1
つ少ない(β−1)とし、βが5μsより大きいことを
条件に再びステップS2に戻って同様な処理を繰り返す
。
E3より小さく、誤差E1とE3の差の絶対値が所定値
εより小さければステップS12に進み、サンプリング
周期TsをT s−αにセットし、続いて変化幅βを1
つ少ない(β−1)とし、βが5μsより大きいことを
条件に再びステップS2に戻って同様な処理を繰り返す
。
一方、ステップS8で誤差E1が誤差E2より大きく、
E2が誤差E3より大きいときにはステップSIOに進
み、サンプル周期TSをTS=α−1とすることで1μ
sだけ小さくした後に再びステップS2に戻って同様な
処理を行う。
E2が誤差E3より大きいときにはステップSIOに進
み、サンプル周期TSをTS=α−1とすることで1μ
sだけ小さくした後に再びステップS2に戻って同様な
処理を行う。
更にステップS8で誤差E1がE2より小さく、且つE
2がE3より小さいときにはステップS11に進み、サ
ンプル周期TSをTS=α+1と1μsだけ増やしてス
テップS2に戻って同様な処理を繰り返す。
2がE3より小さいときにはステップS11に進み、サ
ンプル周期TSをTS=α+1と1μsだけ増やしてス
テップS2に戻って同様な処理を繰り返す。
尚、ステップS8において、ステップ310又はS11
に准む比較値としては括弧内に示す条件の場合でも良い
。
に准む比較値としては括弧内に示す条件の場合でも良い
。
このような第6図に示す分周比を決定するアルゴリズム
により前述したように、ノイズ周波数が安定状態にあっ
た5 0 Hzから80 Hzに変動した場合、サンプ
ルタイムコントローラ6は演算回路5からの誤差E=O
となった状態で分周器7に対する分周比を1/625と
し、このため分周器7によるサンプル周期TSは625
μsとなる。
により前述したように、ノイズ周波数が安定状態にあっ
た5 0 Hzから80 Hzに変動した場合、サンプ
ルタイムコントローラ6は演算回路5からの誤差E=O
となった状態で分周器7に対する分周比を1/625と
し、このため分周器7によるサンプル周期TSは625
μsとなる。
この結果、ノイズ周波数50H2の場合のサンプル周期
1000μsに対しノイズ周波数801−+7では62
5μsと短かくなり、バンドパスフィルタ1の通過域は
当初50〜120Hzであったものが80〜192H2
に変わるが、入力するノイズ周波数は80 )−I Z
であることから通過帯域が変化しても問題なくノイズの
みを出力することができる。
1000μsに対しノイズ周波数801−+7では62
5μsと短かくなり、バンドパスフィルタ1の通過域は
当初50〜120Hzであったものが80〜192H2
に変わるが、入力するノイズ周波数は80 )−I Z
であることから通過帯域が変化しても問題なくノイズの
みを出力することができる。
更に、バンドパスフィルタ1の出力遅延時間τdはτd
=0.625X20=12.5msとなり、第4図(
C)に示したようなτd =Tnの関係が成立し、引算
器2によって80Hzに変動したノイズ成分を除去した
信号出力R1を得ることかできる。
=0.625X20=12.5msとなり、第4図(
C)に示したようなτd =Tnの関係が成立し、引算
器2によって80Hzに変動したノイズ成分を除去した
信号出力R1を得ることかできる。
第7図は本発明の伯の実施例を示したブロック図である
。
。
この第7図の実施例の特徴は、第1図の実施例にあって
は、1つの遅延回路3のみによって第6図のアルゴリズ
ムに示したように二乗誤差平均の計算により最適なサン
プリング周期Tsを検出しているが、第7図の実施例に
あっては、3つの遅延回路3a、3b、3cを設け、そ
れら3つの遅延回路3a〜3Cの入出力の差を引算器4
a、4b、4Cで取り出し、それぞれ演算回路5a、5
b、5Gにより二乗誤差平均計算を行なって誤差El
、E2 、E3を同時に検出てきるようにしたことを特
徴とする。
は、1つの遅延回路3のみによって第6図のアルゴリズ
ムに示したように二乗誤差平均の計算により最適なサン
プリング周期Tsを検出しているが、第7図の実施例に
あっては、3つの遅延回路3a、3b、3cを設け、そ
れら3つの遅延回路3a〜3Cの入出力の差を引算器4
a、4b、4Cで取り出し、それぞれ演算回路5a、5
b、5Gにより二乗誤差平均計算を行なって誤差El
、E2 、E3を同時に検出てきるようにしたことを特
徴とする。
即ら、初段に設けた遅延回路3Cは、
Z’ z )+1
の遅延特性をもち、2段目の遅延回路3bは、7−(〒
) の遅延特性をもち、更に3段目の遅延回路3aは、z−
(撃)−1 の遅延特性をもつ。そして引算器4c、4b、14aの
それぞれでバンドパスフィルタ1で取り出されたノイズ
成分の出力信号Yiから各遅延出力を差し引いて対応す
る演算回路5c、5a、5bに与えることで第1の演算
回路5と同様、二乗誤差の平均計算を行なって誤差El
、E2.E3を同時に求めてサンプルタイムコントロー
ラ6に与えている。
) の遅延特性をもち、更に3段目の遅延回路3aは、z−
(撃)−1 の遅延特性をもつ。そして引算器4c、4b、14aの
それぞれでバンドパスフィルタ1で取り出されたノイズ
成分の出力信号Yiから各遅延出力を差し引いて対応す
る演算回路5c、5a、5bに与えることで第1の演算
回路5と同様、二乗誤差の平均計算を行なって誤差El
、E2.E3を同時に求めてサンプルタイムコントロー
ラ6に与えている。
第8図は第7図の実施例における最適サンプリング周期
TSを決定するためのアルゴリズムを示ず。
TSを決定するためのアルゴリズムを示ず。
即ち、ステップS1で初期値としてα−1000μsを
設定し、次のステップS2で1ナンプル周1月TSIこ
初期値α−1000μsを設定する。このリーンブリン
グ周期Ts=1000/、lsのセット状態で遅延回路
3a〜3C1引亦器4a〜4C及び波節回路5a〜5C
により誤差El、[E2.E3を同時に検出してステッ
プS3で登録する。
設定し、次のステップS2で1ナンプル周1月TSIこ
初期値α−1000μsを設定する。このリーンブリン
グ周期Ts=1000/、lsのセット状態で遅延回路
3a〜3C1引亦器4a〜4C及び波節回路5a〜5C
により誤差El、[E2.E3を同時に検出してステッ
プS3で登録する。
続いてステップS4において、登録された誤差El、E
2.E3を第6図のアルゴリズムと同様に比較し、比較
結果に応じてステップS5.S6又はS7に示すサンプ
ル周IjlJ丁Sの設定状態とし、誤差El 、F2
、E3が最小となるようにサンプリング周期Tsを設定
する。
2.E3を第6図のアルゴリズムと同様に比較し、比較
結果に応じてステップS5.S6又はS7に示すサンプ
ル周IjlJ丁Sの設定状態とし、誤差El 、F2
、E3が最小となるようにサンプリング周期Tsを設定
する。
尚、上記の実施例にあっては、直線位相形バントパスフ
ィルタ1を例にとるものでおったが、周期的ノイズの性
質によりローパスフィルタ、バイパスフィルタ等を用い
ても同作の作用か1dられることは明らかである。
ィルタ1を例にとるものでおったが、周期的ノイズの性
質によりローパスフィルタ、バイパスフィルタ等を用い
ても同作の作用か1dられることは明らかである。
[発明の効果]
以上説明してぎたように本発明によれば、周期的ノイズ
が重畳した信号から原信号のみを波形変形、位相ぼれ、
位相進みが一切ない伏r戻で生成することができる。こ
の結果、自動制御等のリアルタイム処理が要求されるシ
ステムに本発明を適用することで、制御系に悪影響をお
よぼさない最適なノイズ除去を行なうことができ、安定
性及び制御精度を高めることができる。
が重畳した信号から原信号のみを波形変形、位相ぼれ、
位相進みが一切ない伏r戻で生成することができる。こ
の結果、自動制御等のリアルタイム処理が要求されるシ
ステムに本発明を適用することで、制御系に悪影響をお
よぼさない最適なノイズ除去を行なうことができ、安定
性及び制御精度を高めることができる。
更に、周期的ノイズの[り量的変化に対し自動的に追随
してノイズ除去を行なうため、周期変動があるような周
期的ノイズに対してもMr実に周期的ノイズを除去して
波形変形、位相遅れ、位相歪のない原信号を生成するこ
とかできる。
してノイズ除去を行なうため、周期変動があるような周
期的ノイズに対してもMr実に周期的ノイズを除去して
波形変形、位相遅れ、位相歪のない原信号を生成するこ
とかできる。
第1図は本発明の一実施例を示したブロック図;第2図
は原信号と周期的ノイズ重畳信号を示した説明図; 第3図は第1図のバントパスフィルタの周波数特性及び
位相特性を示した説明図; 第4図は第2図のノイズ手前信号のA部を拡大してバン
ドパスフィルタの入出力波形を示した説明図: 第5図(ま第1図の演亦回路の演算特性を示した説明図
: 第6図は第1図の実施例にa3いて最適サンプリング周
期TSを決定するアルゴリズムを示した動作フロー図: 第7図は本発明の他の実施例を示したブロック図;第8
図は第7図の実施例において最適り“ンプリング周朋T
Sを決定するアルゴリズムを示した動作フロー図: 第9図はローパスフィルタを用いた従来のノイス゛キャ
ンセラーによる信号波形を示した説明図である。 1:ハンドパスフィルタ(直線位相形)2.4.4a
〜4C:引算器 3.38〜3C:遅延回路 5.5a〜5C:演鈴機(二乗誤差平均)6:リンプル
タイムコン(〜ローラ 7:分周器 8:発振器
は原信号と周期的ノイズ重畳信号を示した説明図; 第3図は第1図のバントパスフィルタの周波数特性及び
位相特性を示した説明図; 第4図は第2図のノイズ手前信号のA部を拡大してバン
ドパスフィルタの入出力波形を示した説明図: 第5図(ま第1図の演亦回路の演算特性を示した説明図
: 第6図は第1図の実施例にa3いて最適サンプリング周
期TSを決定するアルゴリズムを示した動作フロー図: 第7図は本発明の他の実施例を示したブロック図;第8
図は第7図の実施例において最適り“ンプリング周朋T
Sを決定するアルゴリズムを示した動作フロー図: 第9図はローパスフィルタを用いた従来のノイス゛キャ
ンセラーによる信号波形を示した説明図である。 1:ハンドパスフィルタ(直線位相形)2.4.4a
〜4C:引算器 3.38〜3C:遅延回路 5.5a〜5C:演鈴機(二乗誤差平均)6:リンプル
タイムコン(〜ローラ 7:分周器 8:発振器
Claims (1)
- (1)入力信号のノイズ成分のみを通過する直線位相形
フィルタと; 該フィルタの出力を遅延させる遅延回路と;該遅延回路
の入力と出力との差を比較する比較回路と; 該比較回路の比較値に基づいて前記フィルタの通過帯域
及び位相特性を変化させる制御回路と;を備え、前記フ
ィルタ出力を入力信号から差し引いてノイズ成分のない
信号を生成することを特徴とするノイズキャンセラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15571588A JPH01321717A (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 | ノイズキャンセラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15571588A JPH01321717A (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 | ノイズキャンセラー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01321717A true JPH01321717A (ja) | 1989-12-27 |
Family
ID=15611909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15571588A Pending JPH01321717A (ja) | 1988-06-23 | 1988-06-23 | ノイズキャンセラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01321717A (ja) |
-
1988
- 1988-06-23 JP JP15571588A patent/JPH01321717A/ja active Pending
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