JPH01320395A

JPH01320395A - ホースカップリング

Info

Publication number: JPH01320395A
Application number: JP1104776A
Authority: JP
Inventors: Heinz Sauer; ハインツ　サウア
Original assignee: Rasmussen GmbH
Current assignee: Norma Germany GmbH
Priority date: 1988-05-04
Filing date: 1989-04-26
Publication date: 1989-12-26
Also published as: DE3815173C2; US4969669A; JPH0451714B2; DE3815173A1; US5080404A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（発明の背景）本発明は一般にはカップリングに関するもので、更に特
定すれば、金属管又はプラスチック管の一端のニップル
と第２のチューブ状部品の端部、特に可撓性の弾性ホー
スの端部との間に、流体の漏れのない分離可能な接続部
を確立するのに利用できるカップリングの改良に関する
ものである。更に特別には、本発明はスリーブ様の筒状
のカップリング部材がホースの端部に進入することがで
き、ニップルの外部にあるリテイナを係合することので
きる一つ以上の可撓性のカップリング要素を備えている
形のカップリングの改良に関係するものである。

一般に認められているサウア氏（Ｓａｕｅｒ）への米国
特許番号４，７７５．１７３の特許は、ホースの端部と
同様ニップルにも進入し、プラスチック材料でできてい
る筒状のカップリング部材を有するホースカップリング
を開示している。この筒状のカップリング部材は、フッ
クの形の外部カップリング要素を有し、このフックは特
許されているカップリングの組立てた状態で、ニップル
の外部リブと係合することができる。カップリング要素
はカップリング部材の中央部分と一体になっている。筒
状のクランプ部材はホースの端部の周りに置かれて、そ
の端部と密封するように係合し、カップリング部材のそ
れぞれの部分と係合状態に保たれる。

この特許になっているカップリングの欠点は、筒状のカ
ップリング部材が複雑で高価であるばかりでなく、カッ
プリング部材が金属材料から作るには費用がかかり過ぎ
るためプラスチック材料で作らなければならない点であ
る。カップリング部材の筒状の部分がある程度複雑な弾
性的に変形可能なカップリング要素と一体になっている
という事実を見ると、そのようなカップリング部材を容
認し得る価格で生産することのできる、特別のプラスチ
ック処理機械を設計することが必要である。更に、外側
に突出しているカップリング要素は、カップリング部材
の全体の大きさ、及び全カップリングの大きさに関与し
てくるのである。

（発明の目的）本発明の目的は、より簡単で低価格であるが少なくとも
今までに知られているカップリングと同程度の信頼性の
あるカップリングを提供することである。

本発明の別の目的は、上記に概略を述べたカップリング
に使用する、新規の改善された筒状のカップリング部材
を提供することである。

本発明の上記以外の目的は、入手できる機械で大量生産
ができるカップリング部材を提供することにある。

本発明の更に付加的な目的としては、高価でない種々の
材料で作ることのできるカップリンク部材を提供するこ
とがある。

本発明の更に別の目的は、複数の機能すなわち密封、固
定、方向性付与、及びその他の機能を行うことができる
複合筒状カップリング部材を提供することである。

本発明の上記以外の目的は、前記に概説したカップリン
グと一緒に使用して、カップリングをホース又は同様な
筒状の部品と接続することを容易にすることのできる、
筒状の部品を提供することである。

本発明の今一つの目的は、少数の個々のいくつかの部品
からなり、そのうち一つの部品で十分に、ホース、又は
同様の弾性的に変形可能の筒状部品の端部な、正しく固
定し、密封係合し、中央に保持することができるカップ
リングを提供することである。

（発明の要約）本発明は、第１の筒状部品の端部と第２の筒状部品の端
部との間、特に金属又はプラスチックの管の一端にある
ニップルと可撓性のある弾性ホースの端部との間の、分
離可能な流体の漏れのない接続部を確立するのに使うこ
とができるカップリングを提供することにある。

このカップリングは、第２の部品の端部に挿入すること
のできる筒状の第１の部分を有する筒状のカップリング
部材と、第１の部品の端部の外部リテイナと係合するこ
とのできる、少なくとも一つの可撓性カップリング要素
を有する、別に作った第２の部分及び、第１の部分に第
２の部分を形状ロック式に接続する手段とからなる。こ
のカップリングは更に、第１の部分を第２の部分の端部
に密封して保持する手段をも含んでいる。この第２の部
分は円板状が望ましい環状の移動部を持っており、少な
くとも一つのカップリング要素が、移動部の軸に実際上
平行である、あるいは平行になることができる。

この保持手段は、筒状カップリング部材の第１の部分と
一体である、又は一体とすることができる。そのような
保持手段は、筒状カップリング部材の第１の部分の周り
に間隔を置いて配置される第２の筒状部材を含むことが
できる。第２の筒状部材の軸方向の一端は、筒状カップ
リング部材の第１の部分の軸方向の一端と、外側へ向か
って隣り合っている。カップリングは、第１の部分の軸
に実際上直角に延びている面内に配置され、第２の筒状
部材の軸方向の一端と同様、第１の部分の軸方向の一端
とも一体となっている、環状壁を持っている。

この改善したカップリングの提案しようとしている実施
態様の一つに従えば、筒状カップリング部材の第１の部
分を第２の筒状部材に一体に接続する、前記環状壁は少
なくとも一つのカップリング要素に対して、少なくとも
一つの開口を有する。これによって少なくとも一つのカ
ップリング要素に対する移動部を、第２の筒状部材と筒
状カップリング部材の第１の部分との間の環状の空間に
入れることができ、従って円板状の移動部が壁に隣り合
い、少なくとも一つのカップリンク要素が壁の少なくと
も一つの開口を通して突出るようにすることができる。

第２の部品の端部は、壁に隣り合った円板状の移動部を
保持するように、第１の筒状部分と第２の筒状部材との
間に固定することができる。

筒状のカップリング部材の両部分は、端と端とがくっつ
き合うように配置され、又は配置されることが可能で、
第１の部品のニップルあるいは異なった形態の端部が、
このような筒状のカップリング部材の両部分の中に挿入
できる。

筒状のカップリング部材の両部分を互いに形状ロック式
に接続する手段は、第２の筒状部材の一部を形成する第
１の波形部と、第２の部分の一部を形成する上記波形を
補足し合う形の第２の波形部とからなることができる。

これらの波形部の一つは、他の波形部にぴったりはまり
込む。

筒状のカップリング部材の第１の部分は、半径方向に外
側に張り出している波形部を設けることができ、この波
形部は、０−リング又はカップリングの組立てた状態で
は、第１の部品の端部によって変形し、密封状態に端部
と係合する他の適当な環状のシール要素の部分に対する
、環状の溝を第１の部分の内面で決めることになる。第
２の筒状部材は第１の部分の波形部の周りに空間を置い
て配置される、外側に広がる波形部を設けることができ
、この２つの波形部は、第２の部品の端部か第１の部分
と第２の筒状部材との間に挿入されたときは、第２の部
品の端部を協力して密封係合し、保持する。

少なくとも一つのカップリング要素は、筒状カップリン
グ部材の第２の部分の円板状移動部と一体であることが
望ましい。このような少なくとも一つのカップリング要
素は移動部の軸と平行な方向にあることが望ましい。第
２の部分全体は、金属の薄板材料の単一ブランクから作
ることができ、実際上複数のフォーク状可撓カップリン
グ要素からなることができる。これら要素は筒状カップ
リング部材の円周方向に互いに等間隔に配置する。

本発明の特性と考えられる新規の特徴は、特に付加した
いくつかの特許請求の範囲に特別に示されている。しか
し、改善されたカップリング自身は、その構造とその構
造や組立ての方式の両方とも、その特徴及び利点と共に
付図を参照しながら特定の実施態様の以下に示す詳細な
説明を熟読すれば、最もよく理解することができる。

（実施例）第１図は第１の筒状部品（例えば金属管）の−端の端部
（ここではニップル４として示している）と、可撓性の
弾力のあるホースのような第２の筒状部品１の一端部分
との間に、分離可能な流体の漏れのない接続部を確立す
るのに使うことのできるカップリングを示す。このカッ
プリングは、スリーブ様の筒状カップリング部材２（以
下スリーブと呼ぶ）ホースの端部なスリーブ２の筒状の
第１の部分５ｂに固定保持するための装置３、及び筒状
の部分５ｂの内面とニップル４の外面との間のシールを
確立するのに使われる、環状の密封要素１３（例えば０
−リング）とからなる。スリーブ２は更に、環状の第２
の部分５ａを有し、ニップル４に設けた実際上歯のよう
な外部突起９を受け入れるための開口部８を有する、フ
ォークの先端上の手（ｐｒｏｎｇｓ　）　７の形をした
一組の軸方向に平行に延びた可撓性の弾力のあるカップ
リング要素で、同時にスリーブ２からニップル４が偶発
的に引き抜かれるのを防ぐことができる、複合リテイナ
の一部を形成するものを設けである。固定保持装置３は
筒状の固定部材であって、比較的短い円筒を構成し、筒
状の部分５ｂの放射状に外側に向かって突出している円
周方向に設けた波形部６と協同して、ホース１の端部が
部分的にスリーブ２中のニップル４の周りを取巻くよう
にホース１の端部と密封して係合し、保持する。

スリーブ２の部分５ａと５ｂは２つの別々に作った部品
を構成し、これらはその端と端とが相接して配置される
ように互いに形状ロック的に接続されている。部分５ｂ
の内径はニップル４の外形よりも僅かに大きく、部分５
ａの内径は部分５ｂの内径を、部分５ｂの肉厚の約２倍
だけ越えている。部分５ｂの波形部６は、ホース１の端
部の対応する部分の厚さを約局に減らし、こうしてホー
スの正しく係合した端部がスリーブ２の軸方向に動くこ
とができず、筒状部材３の内面とのみならず、部分５ｂ
の外面とも満足のゆく密封係合に保つことを確実に行う
。

部分５ａの手７はスリーブ２の円周方向に互いに等間隔
に配列されており、その各々はスリーブの軸の方へ、あ
るいは軸から離れる方へと、半径方向に撓めることがで
きる。各突出部９は半径方向へ突出ている逃げ面１１を
有し、ニップル４の自由端に向けて逃げ面１１から半径
方向内側に向かって傾斜している逃げ面１０をも持って
いる。逃げ面１０は、スリーブ２ヘニツプル４を挿入す
る間、それぞれの手７の自由端部分が添って滑るような
、傾斜路を構成する。このような挿入は手７の自由端部
がそれぞれの逃げ面１１に沿って半径方向内側へ動くの
に自由である、すなわち突起９が隣の開口部８に自由に
入っていったときに完了する。ニップル４の円周方向の
突起９の相互の間隔は、開口部８の相互の間隔と一致す
る。

波形部６は部分５ｂの内面に、円周方向に完全な溝１２
をシール要素１３に対して与えられることになる。この
シール要素の寸法は、スリーブ２へのニップル４の挿入
に応えである量の変形を起こすように選択し、その結果
変形したシール要素の半径方向最内部の部分はニップル
４の外面と密封状態で係合し、またシール要素の半径方
向外側の部分は溝１２の周りの面と密封状態で係合する
。

筒状部材３の軸方向の一端は部分５ｂの軸方向の一端と
ワッシャーのような壁１４（第２図参照）によって一体
に接続されるが、この壁１４はスリーブ２の軸と直角に
広がる面内に配列されており、部分５ａの手７に対して
溝形の４個のアーチ形の開口１５を持っている。従って
筒状部材３と部分５ｂは一緒に、ホース１の端部に対す
る環状空間を定義する二枚壁本体を構成している。

スリーブ２の部分５ａは、好ましくは比較的うすい金属
薄板材料の丸い円板状のブランクで作られる。仕上げら
れたとき部分５ａは、円板状又はワッシャーのような移
動部１６及び４つの等間隔の千７からなり、この手のそ
れぞれは実際状部分５ａの軸に平行になっている。手７
は初めは移動部１６の面内にある（第３図に仮想の線で
示しである）が、そこで移動部（第４図）の面に直角の
位置に約９０°曲げられる。すなわち部分５ａの軸と事
実上又は正確に平行の位置に約９０″曲げられる。部分
５ａを作る今述べた方法の利点は、ブランクを形成する
弾力のある金属薄板材料の比較的小さい比率のみ捨てれ
ばよい、すなわち第３図の手７の間にある４つの扇形部
分のみ捨てればよいという点である。

筒状材料３を含む二枚壁本体部、筒状部分５ｂ、及び壁
１４は適当なブランクの材料のコールドフローを引き起
こすことによって、プレスで作ることができる。このよ
うなブランクは二枚壁本体部とその波形部６の製作を容
易にするため、延性のある材料で作ることかできる。二
枚壁本体部は部分５ａの材料よりも安い金属薄板材料で
作ることができる。このことはスリーブ２及びカップリ
ング全体の価格を下げるのに寄与している。部分５ａの
肉厚は、部分５ｂ、筒状部材３及び／又は壁１４の肉厚
、に等しくする必要をなくすことができる。

第１図のカップリングを組立てる第１の段階は、部分５
ａの移動部１６を筒状部材３と部分５ｂとの間の環状の
空間に挿入し、従って移動部が壁１４の内側に隣接する
か、接触するかし、かつ手７が開口１５を通って向うに
突出ることを含むのが望ましい。次の段階では、ホース
１の端部が筒状の部材３と、部分５ｂとの間の環状空間
に導入され、その結果正しく導入された端部は移動部１
６を壁１４に密接させるか、又は実際に接触させて保持
する。第３の段階には、ホース１の端部か筒状部材３及
び部分５ｂの間に高い信頼性で固定され、これらと十分
な密封係合にあることを確保するように、波形部６を作
ることが含まれる。波形部６は適当な機械で、例えばス
リーブ２に入って部分５ｂの内面に沿って転勤するロー
ラで作ることができる。

シール要素１３は波形部６を作った結果として形成され
る溝１２に挿入され、ニップル４はスリーブ２内に従っ
て導入され（あるいはニップル上にスリーブが滑り込よ
され）、これにより手の自由端部が対応する半径方向の
逃げ面１１に沿って、半径方向内側に移動する結果とし
て、それぞれの開口部８に突起９が自由に貫通するまで
、隣接する傾斜した逃げ面１０に沿って手７が乗る形と
なる。ニップル４がスリーブに入らされる前、すなわち
逃げ面１０が手７の自由端部に達する前にニップル４と
スリーブ２の互いに対する相対的な角位置は、各突起９
が個別の手７の開口部８と一線に並ぶように選ばなけれ
ばならないことは言うまでもない。手７の弾性は、手の
自由端部がそれぞれの突起９の先端を越えて進行するや
否や芥子がその本来の弾力により半径方向内側に自動的
に曲げられることを確保するのに十分である。スリーブ
２内により深くニップル４が移動してゆくこと（すなわ
ち第１図に示す位置を超えて）は、壁１４で妨げられ、
この壁が突起９の隣接する端部と接触する。

この改良されたカップリングの利点はその小型にまとま
っていることである。このことは、筒状部材３の外径が
ニップル４の最大外径、（すなわち、傾斜している逃げ
面１０が突起９の半径方向に延びている逃げ面１１と出
会う領域での直径）を僅かしか超過していない、という
事実にも基づいている。更に、本カップリングは、ニッ
プル４をスリーブ２から引き抜こうとしがちな、はっき
りした軸方向の応力に耐えることができ、このような軸
方向の応力はまた筒状部材３及び部分５ｂによっても耐
えられる、すなわち部品３と５ｂはホース１の端部な、
波形部６を受け入れる環状の空間からの引抜に対して保
持することができるのである。

また、今論じた軸方向の応力は、手７の自由端部かホー
ス１、密封要素１３、三部分からなるスリーブ２、及び
筒状部材３を含めた組立部分から、ニップル４を簡便に
分離できるために、意図的に半径方向外側に曲げられな
い限り、そして曲げられるまで、それぞれの突起９の逃
げ面１１と正しく係合したままになっている、手７によ
って耐えることができる。手７の自由端部分の半径方向
外側への曲げは、適当な手動工具に頼るか、そのような
仕事を遂行するよう設計した機械中で行うことができる
。

スリーブ２の部分５ａ又は５ｂあるいはその両方を、適
当なプラスチック材料から作ることが可能である。部分
５ａの材料は弾性的で在ることが望ましい。しかし部分
５ｂの材料は全く弾性的である必要はない。例えば、部
分５ｂは延性のある材料で作ることができる。

ある変更によれば、手７は非弾性（例えば延性の）材料
で作られる。このことは、スリーブ２へのニップル４の
挿入が終わったとき手を内側に曲げるだけでなく、スリ
ーブ２へのニップル４の挿入、及びスリーブ２からのニ
ップル４の引き抜き前に非弾性の手７の自由端部を外側
に曲げることを必要とする。非弾性ではあるが曲げるこ
とのできる手の利点は、スリーブ２へのニップル４の挿
入はなすべき努力を大いに減らすことを必要とするが、
これは手７をそれぞれの突起９の逃げ面１゜にまたがせ
る必要かないからである。実際、突起９の設計を簡単に
することが可能である。それは傾斜のついている逃げ面
ｌＯが、逃げ面１１と平行な半径方向に延びている逃げ
面と交換することができるからである。延性のある手と
一緒に使用される各突起９は簡単な、半径方向外側へ延
びる、ニップルのスタッド又はピンを構成することがで
きるのである。

改善されたカップリングの重要な利点は、スリーブ２の
製造業者が、部分５ａ又は５ｂあるいはその両方を作る
のに複数の異なる金属又はプラスチック材料のいずれか
一つを選択することができる、ということである。更に
、このカップリングは、手７が部分５ａの他の部分、又
は部分５ｂあるいはその両方を離れたところで半径方向
外側へ延びている必要がないから、簡単で小さくまとめ
られる。

単純な形状ロック式な、部分５ａと５ｂの間の接続部１
４〜１６はまた、スリーブ２の簡単さと低価格に寄与す
る。５ａと５ｂの部分が互いに形状ロック式に一旦接続
されると、カップリング全体はたった二つの独立した部
分、すなわち部分５ａ＋　５ｂ＋　３及び部分１３から
成ることになるから、分離した部分の数は最小である。

第５図と第６図は、第１図、第３図及び第４図の５ａの
部分の代わりに使うことのできる、修正部分５ａ’の一
部分を示す。修正した部分５ａ“は第５図に示すブラン
クから作られ、このブランクは、それぞれ開口部８を有
する、二つの半径方向外側への突き出ている手７ａと共
通の平面にある、円板形の部分すなわち移動部１６を持
っている。手７ａはそこで結果として生じる部分５ａ°
（第６図参照）の軸方向と事実上平行な位置に曲げられ
、壁１４の正しく寸法をとった開口（第２図の開口１５
参照）の中を通過する準備ができている。第５図及び第
６図に示す部分５ａ’の利点は、手７ａの長さが円板状
の移動部１６の寸法に依存しないことであり、このこと
は図６に示す位置を仮想するように、曲げる前に移動部
１６から半径方向外側に手７ａが突き出ているという事
実による。換言すれば、各年７ａの長さは移動部１６の
半径を少しばかり、あるいは大幅に超えることができる
のである。

第７図はスリーブ２ａのそれぞれの部分の千７ｂに対す
るリテイナ９ａが、ニップル４の外面に円周方向に完全
なソッとなっているカップソングを示す。これはニップ
ル４が希望するどんな角度の位置でもスリーブ２ａに挿
入できなければならないとき、望ましいことであり、利
点となる。各年７ｂは内側に曲がったフックまたはラグ
８ａの形の自由端部な有しており、ニップル４が正しく
（−杯に）スリーブ２ａに挿入されたとき、この８ａが
リテイナ９ａの円周方向に完全な（切れ目のない）半径
方向の逃げ面１１に引っ掛かるように働く。第７図のカ
ップリングの別の利点は、手７ｂが開口（手７及び７ａ
の開口を参照）と−緒に形成される必要がないというこ
とである。すなわち手７ｂは手７、又は７ａよりも強度
が大きくなる。他のすべての点で、第７図のカップリン
グは第１図のカップリングと同じである。又は同じであ
ることが可能である。

第８図は、手７ｂの端部８ａがニップル４の外側にある
多少変更したリテイナの半径方向の逃げ面１１に引っ掛
けることができるという点で、第７図のカップリングと
は異なる別のカップリングを示す。ニップル４の外面に
は溝が一つ切っており、その軸方向の一端は逃げ面１１
の境界になっている。この逃げ面１１はニップル４の円
筒形のリテイナ９ｂに設けられているものである。手７
ｂは延性のある材料で作ることができ、スリーブ２ａに
ニップル４を挿入する前に半径方向外側へ曲げられ、そ
の端部８ａが逃げ面１１の左側の溝に入るように半径方
向内側へ曲げられる。

第９図を参照すると、ホース１の端部を密封して分離可
能に管等のエルボの形状の端部４ａにつなぐのに使うこ
とのできるカップリングを示している。手７ａ’に対す
るリテイナの突起９はスリーブ２ａ’の円周方向に一様
には分布していない。従って、端部４ａは３個の突起９
を持っており、その中の一つは（第９図の左側から見た
とき）スリーブ２ａ’の１２時の位置（真上）、一つは
３時の位置（右真横）もう一つは９時の位置（左真横）
についている。端部４ａの最小曲線半径のところには突
起９はついていない。端部４ａの直径が比較的大きい場
合は、その外面には３個を越える突起９を、均等に又は
不均等に分布させることができる。

第９図に示すカップリングの筒状固定部材３ａは延性の
ある（絞ることのできる）金属又はプラスチック材料で
作られ、２個の半径方向内側に向いている円周方向全部
にわたっである波形部１７と、波形部１７の間にある半
径方向外側に向いている１個の波形部１８とを備えてい
る。半径方向内側に向いている波形部１７を作った結果
、筒状部材３ａの剛性、特に曲げ又は撓め応力に対する
耐力を増強する事実上軸方向に平行な折り目１９が展開
する。波形部１７はスリーブ２ａ’の筒状（円筒形）の
部分５ｄと協力して、ホース１の端部な環状空間に信頼
度高くかつ密封して固定する。この環状空間とは、筒状
部材３ａを含む二枚壁の一体となった胴、スリーブ２ａ
’の部分５ｄ、及び部材３ａの左側の軸方向端と部分５
ａとの間に半径方向にひろがる壁１４によって決まる空
間のことである。

端部４ａの直線部分の外面には、環状の独立した各シー
ル要素１３に対する、２個の円周方向に切れ目のない溝
１２か形成されているか、このシール要素１３はスリー
ブ２ａ’の部分５ｄを、第９図に示す位置をとるように
端部４ａの上に滑りこませるとき変形する。

壁１４は、ワッシャーのような形の、手のための移動部
１６を含む部分５Ｃの、手？ａ’に対する開口１５を持
っている。各年７ａ’はそれぞれの突出部９に対する開
口部８と、内側に曲げられたラグ８ｂとを有する。この
ラグ８ｂは、突出部９か隣接する開口部８に入り込むと
き、それぞれの突出部９の半径方向の逃げ面１１に隣接
する。各突出部９は更にそれぞれ手７ａ’のラグ８ｂの
ための傾斜した逃げ面、すなわち斜面ｌＯも形成されて
いる。部分５Ｃ及びその手？ａ’は、弾力性がある必要
はないか可撓性のある金属材料で作ることができる。手
？ａ’が延性のある材料で作られる場合は、端部４ａが
スリーブ２ａ’に挿入される前に、第９図に仮想線で示
されるところに相当する位置をとるため、手？ａ’は半
径方向外側に曲げられる。手７ａ’は次いで内側に曲げ
られ、図の実線の位置をとる。端部４ａのスリーブ２ａ
’への挿入は、その前にシール要素１３を溝１２に入れ
ること、及びホース１の端部な筒状部材３ａ及びスリー
ブ２ａ’の部分５ｄの間の環状空間に固定してから行わ
れる。

部分５Ｃの材料は部分５ｄの材料と同じであってもよい
が、そうである必要がない。上記したように、部分５ｄ
は延性のある材料で作ることができる。端部４ａの外面
の溝１２の数は一つに減らすことも、３個以上に増やす
こともできる。

第１Ｏ図は、スリーブ２ｄの部分５ｂ及び５ｅが異なる
方法で互いに形状ロック的に接続されてる、別のカップ
リングを示す。部分５ｅは、第５図及び第６図に示す部
分５ａの手に類似かまたは同じである、あるいはあり得
る２個の軸方向に平行な手７ａを備えている。しかし、
部分５ａの円板状又はワッシャー状の移動部１６は筒状
の移動部に代わっており、この移動部は筒状部材３ａを
取巻いている。この筒状の移動部は二枚壁の胴の一部を
形成しており、この胴は更に部分５ｂと半径方向にひろ
がる環状壁１４ａとを含んでいる。壁１４ａは開口を備
える必要はない。なぜなら部分５ｅはホース１の端部の
環状空間に入ってゆくのではないからである。

手７ａは部分５ｅの筒状の部分の円周方向に曲げられる
。部分５ｅの筒状の部分は、筒状の部材３ａが波形部１
７と１８を設ける前に筒状の部材上にすべりこまされる
比較的短い円筒である。このような波形部の作り方は、
部分５ｅの筒状の移動部に少なくとも一つの波形部２０
を作る結果となる。波形部２０は補足的な波形部１７と
協同して、部分５ｅと部分５ｂ（部分５ｂは筒状の部材
３ａと一体になっている）の間に形状ロック的接続を確
立する。

部分５ｂは半径方向外側にふくれている波形部６を備え
ており、波形部６はシール要素１３用の溝１２を定める
。

第１０図の弓状に曲がった手７ａは平たい手、すなわち
スリーブ２ｂの円周方向に曲げる必要のない手に変える
ことができる。従って、各年７ａはニップル４又は端部
４ａ（第１０図には示してない）の円周に事実上接線状
にある面に配置することもできる。

これ以上の解析をしなくとも、今までの説明は本発明の
要点を極めて充分に明かしているので、現在の知識を適
用すれば、先行技術の立場から本技術に対する発明者の
寄与の包括的及び特定的面の重要な特性を構成する特徴
を省略することなく、他の人も種々の用途に容易に適用
することができ、従ってそのような適用は、特許請求の
範囲の意味するところと、等個性の範囲であると理解す
べきであり、またそのように考えられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一つの形式のカップリングの実施態様
の一部は立面図、一部は軸方向の断面図である。第２図は筒状のカップリング部材の第１の部分、及び第
２の筒状部材を含む二壁本体の端部立面図である。第３図は筒状カップリング部材の第２の部分の端部立面
図である。第４図は第２の部分の側面立面図である。第５図は変更した第２の部分に変換できるブランクの端
部立面図である。第６図は変更した第２の部分の側面立面図である。第７図は第２のカップリングの部分的側両立面図である
。第８図は第３のカップリングの部分的側両立面図である
。第９図は第４のカップリングの一部は立面図、一部は軸
方向の断面図である。第１０図は第５のカップリングの一部は立面図、一部は
軸方向の断面図である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）第１の筒状部品の端部と、第２の筒状部品の端部
との間、特に管の一端にあるニップルと、可撓性の弾性
ホースの一端部分との間に分離可能な、流体の漏れのな
い接続部を確立する目的で、第２の部品の端部に挿入可
能な筒状の第１の部分を有する筒状のカップリング部材
、第１の部品の端部の外側のリテイナと係合可能の少な
くとも一つの可撓カップリング要素を有する、別に作っ
た第２の部分、及びこの第２の部分を第１の部分に形状
ロック的に接続する手段、並びに第１の部分を第２の部
分の端部に密封保持する手段、とからなるホースカップ
リング。
（２）前記第２の部分は環状の移動部を有し、前記少な
くとも一つのカップリング要素は、事実上上記移動部の
軸に平行である、請求項１記載のホースカップリング。
（３）前記保持手段は前記第１の部分と一体になってい
る、請求項１記載のホースカップリング。
（４）前記保持手段は前記第１の部分の周りに間隔を置
いて配置されている第２の筒状部材からなる、請求項３
記載のホースカップリング。
（５）前記第２の筒状部材は第１及び第２の軸方向端部
を有し、前記第１の部分は上記第２の筒状部材の第１の
軸方向端部に内側で隣接している第１の軸方向端部と、
第２の軸方向端部とを有し、更に上記第１の部分は、こ
れの軸と実際上直角に広がる面に配置され、上記第１の
軸方向端部のそれぞれと一体になっている、環状の壁を
含んでいる、請求項４記載のホースカップリング。
（６）前記第１の部分及び前記保持手段と一体になって
いる環状の壁を含み、上記壁は少なくとも一つの開口を
有し、上記保持手段は上記第１の部分の周りに間隔を置
いて配置され、前記第２の部分は前記少なくとも一つの
カップリング要素と一体で、且つ上記第１の部分と上記
保持手段の中間にある上記壁と隣り合っている環状移動
部を含み、前記少なくとも一つの突起は上記移動部から
上記少なくとも一つの開口を通ってその向こうに延びて
いる、請求項１記載のホースカップリング。
（７）前記保持手段及び前記第１の部分が、第２の部品
の端部が前記移動部を前記壁に隣接している位置に維持
するように、第２の部品の端部を受け入れるように配置
された、環状の空間を決定する、請求項６記載のホース
カップリング。
（８）前記の各部分は互いに端と端とが向い合うように
配置され、第１の部品の端部が少なくとも上記各部分の
各々の一部に受け入れ可能である、請求項７記載のホー
スカップリング。
（９）前記保持手段は前記第１の部分の周りに、これと
一体になっている第２の筒状部材を有し、上記形状ロッ
ク的に接続する手段は、第２の筒状部材の一部を形成す
る第１の波形部と、前記第２の部分の一部を形成する補
足的第２の波形部とからなる、請求項１記載のホースカ
ップリング。
（１０）前記第１の部分は、環状の溝を決定する半径方
向外側にふくれている波形部を有し、前記保持手段に対
抗して第２の部品の端部を偏らせるよう配置され、更に
上記溝に配備され、第１の部品の端部の外側と密封して
係合するよう配置された環状シール要素を含む、請求項
１記載のホースカップリング。
（１１）前記保持手段は前記第１の部分の周りを取り巻
き、これと一体になっている第２の筒状部材を含み、上
記第２の筒状部材は上記第１の部分の波形部の周りに間
隔を置いて配置されている、半径方向外側にふくれてい
る波形部を持っており、第２の部品の端部は上記波形部
の間に受け入れ可能で、これらによって密封されて係合
するよう配置されている、請求項１０記載のホースカッ
プリング。
（１２）前記第２の部分は環状の円板様移動部を持って
おり、前記少なくとも一つのカップリング要素は、上記
円板様移動部の面と一体となっており、且つその面から
曲げられるようになっている、請求項１記載のホースカ
ップリング。
（１３）前記第２の部分は金属薄板材料からなる、請求
項１２記載のホースカップリング。
（１４）前記第２の部分は事実上フォークの先端状の手
（ｐｒｏｎｇｓ）の形をした複数の移動部を含み、この
移動部が前記筒状のカップリング部材の円周方向に互い
から等間隔にあり、上記円板様の移動部の面と実際上直
角に延びている、請求項１２記載のホースカップリング
。