JPH0132035Y2 - - Google Patents

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JPH0132035Y2
JPH0132035Y2 JP8732282U JP8732282U JPH0132035Y2 JP H0132035 Y2 JPH0132035 Y2 JP H0132035Y2 JP 8732282 U JP8732282 U JP 8732282U JP 8732282 U JP8732282 U JP 8732282U JP H0132035 Y2 JPH0132035 Y2 JP H0132035Y2
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processing liquid
processing
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chamber
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  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は写真感光材料、特に処理液槽の少ない
ロール状に巻かれた長尺写真印画紙の自動現像機
なり自動現像装置なりに適用して有利な処理液槽
の改良に関するものである。
従来より、写真感光材料の処理は、専らそれぞ
れ専用の現像所で行なわれている関係もあつて、
この種の処理装置は、処理効率と経済上の観点か
ら同じサイズの写真感光材料の処理を目的として
設計されており、サイズの異なる写真感光材料毎
に各別の処理機なり処理装置なりを備え付けてい
るのが普通であつた。ところが、ここ数年前より
の店頭技術者のレベルアツプにつれ、お客の要望
も高まり、店頭においても現像処理を行ないクイ
ツクサービスの要望に応えるようになつたが、こ
の種の店頭が数台の処理機なり処理装置なりを用
意することは不可能に近い難事であるところか
ら、販売数の多い写真感光材料に対する処理機な
り処理装置なりは用意するも、その他のサイズの
ものは、これを系統別の現像所に依頼するか、あ
るいは旧来よりの手作業による実状にあつたの
で、異種サイズに共用し得る処理機なり処理装置
なりの開発が、この種業界から要請されていた。
そこで、本実用新案登録出願人の関係会社であ
るノーリツ鋼機株式会社が、この種業界の要請に
基づき、実願昭51−122385号(実公昭56−43804
号)なる写真感光材料の処理装置を工夫し、写真
フイルムに主をおいた処理装置としては一応かな
りの成果を収めたものの、多量処理の場合と少量
処理の場合に使用する各処理液は同量の処理液を
要するところから、経済上少なからざる損失を招
くという声もあつた。そして、この傾向は、写真
印画紙(以下、これを単にペーパーということあ
り)の処理の際に、すなわち正月明けとか、観光
や結婚シーズンには大型のペーパーに対する処理
が集中し、その他の時期との差が目立つペーパー
処理の際に、現実の問題として捕えられ、写真感
光材料の処理量に適応した処理機なり処理装置な
りの開発も要望されるに至つた。
本考案は、上述の如き要望に鑑み、処理液供給
機構やオーバーフローパイプ、それに処理液循環
撹拌機構等をそれぞれ備えた各処理液槽が一連状
に配列設置され、かつ各処理液槽中を各処理液槽
の配列方向に蛇行させながら順次写真感光材料を
搬送する搬送速度が可変となされた搬送機構を備
えた写真感光材料の自動現像装置において、前記
各処理液槽中、特に処理に比較的長時間と処理時
間に正確さの要求される長さの長い処理液槽を基
準として所要の処理液槽を各処理液槽間の隔壁よ
りも低い隔壁により前記蛇行間で分割し、分割さ
れた一方の処理液室には隔壁より高い位置に開口
したオーバーフローパイプを、他方の処理液室に
は隔壁より低い位置に開口した開閉弁付オーバー
フローパイプを設置し、さらに前記一方の処理液
室からの処理液は他方の処理液室へ、他方の処理
液室からの処理液は一方の処理液室へと処理液を
循環し撹拌せしめるべく配管された各処理液循環
撹拌機構における各配管には開閉弁を装着すると
共に、他方の処理液室から一方の処理液室への配
管からの開閉弁付分岐管は一方の処理液室から他
方の処理液室への配管に連接し、他方の処理液室
の処理液を他方の処理液室へ返戻循環し得る如く
なすことによつて、特に大型の写真印画紙なり写
真フイルムなりなどを多量に処理するときとそれ
程でもないときとで、使用する処理液槽の使用体
積を変え、使用する処理液の適正化を計り、経済
上の不利益を皆無ならしめた写真感光材料の自動
現像装置の提供を可能ならしめたもので、以下本
考案をロール状に巻かれた長尺写真印画紙の自動
現像装置に実施した例をとり、これを比較のため
に、この種従来よりの自動現像装置と共に図示し
た図示の実施例によつて詳細に説明することとす
る。
第1図は、本考案になるロール状に巻かれた長
尺写真印画紙の自動現像装置の外観図で、この外
観図からみた外観は、この種従来からの自動現像
装置と同様であつて、Xは自動現像装置で、Yは
自動現像装置Xに連接された乾燥装置である。自
動現像装置Xにおいて、1はその暗箱形成用も兼
ねた機体機枠構成用の外郭パネルにして、その前
面パネル2の一部は暗袋付ロールペーパー取扱い
用口4が装設された開閉自在の窓枠パネル3で形
成され、また頂面パネル5における前面パネル2
に近い一部も開閉自在の窓枠パネル6となされ、
ペーパーをペーパー搬送用部材である無端ベルト
製等のリーダーベルトへの取付け用部となされて
おり、7は上部に始動や停止用のスイツチ、それ
に表示部や各種の操作用ボタン等が形成、装着さ
れた上部パネル8を備えたコントロールボツク
ス、9は各処理液槽のそれぞれの処理液を循環せ
しめるための循環ポンプやフイルターなどの配管
部である。
第2図は、本考案に係る改良した点を明瞭にす
るために、第1図に示した外観を備えたこの種従
来よりの長尺写真印画紙の自動現像装置の内部に
一連状に配列設置された処理液槽とリーダーベル
ト、それに処理液循環機構の一部を一平面上に展
開配列し、その一部は縦断し、しかもその他のペ
ーパーガイド用等のローラー等は省略して示した
従来例の説明用図で、この第2図において、10
は現像液槽11と漂白定着液槽13、それに図示
は省略したが、水洗槽等が一連状に配列設置され
た処理液槽部で、12(他は図示省略)は各処理
液槽間の隔壁、20は現像液槽11、漂白定着液
槽13、その他の槽毎に、その槽の容積を考慮し
て一機ないし数機設置された処理液循環機構で、
これはポンプ21と、一端が各槽の底部に開口せ
しめられ、他端がポンプ21に接続されていて、
開閉弁23を備えた処理液吸引管22と、フイル
ターユニツト24と、ポンプ21からフイルター
ユニツト24への開閉弁26を備えた処理液送出
管25と、先端が各槽の上方部に開口せしめられ
たフイルターユニツト24からの処理液給送管2
7とからなり、30は写真印画紙の搬送機構で、
これはすべて長さ方向の両側に設置された転送用
プーリー321,322……と、各槽の処理液中の
下方部と上方部、それに処理液外に設置された走
行方向変換用プーリー331,332……,341
342,……,351,……と、これらの各プーリ
ーにより同速度で走行せしめられる各別のリーダ
ーベルト31とを主部材として構成されており、
その使用の仕方なり操作の仕方なりは、本実用新
案登録出願人と関係会社であるノーリツ鋼機株式
会社が先きに出願した実願昭49−91147号(実公
昭54−44592号)にも記載してあるように、公知
に属する程度のことであるので、これについての
説明は省略した。
第3図は、本考案に係る改良した構成部分を第
2図の図示にならつて図示したもので、第2図に
示したものと同一構成部分には同一符号を付して
説明をできるだけ省略し、本考案により改良した
構成部分が明瞭となるようにした。
さて、この第3図において、100台の符号を付
したところが従来の自動現像機と異なる構成部分
で、1101は、一般的には、各処理液槽中で処
理に比較的長時間と処理時間に正確さの要求され
る現像液槽11、換言すれば写真印画紙の移送方
向にみた場合に長さの長い現像液槽11をAとB
との各処理液室に分割した隔壁で、この隔壁11
1は各処理液槽間の隔壁12よりも低く、リー
ダーベルト31の走行路、すなわち写真印画紙の
移送に支障をきたさない位置に設置されている。
116は処理液室Aに設けられたオーバーフロー
パイプで、隔壁1101より高い位置に開口せし
められており、117は処理液室Bに設けられた
開閉弁118付オーバーフローパイプで、隔壁1
101より低い位置に開口せしめられている。し
たがつて、処理する写真印画紙の量が多く、多量
の処理液、すなわち現像液を必要とするときは、
開閉弁118を閉じて現像液槽11に現像液を供
給すれば、両処理液室A,Bよりなる現像液槽1
1が処理用に供せられ、処理量の少ない場合に
は、開閉弁118を開いて処理液室Bのみに現像
液を供給すれば、処理液室Bを現像液槽として使
用せられるが故に、少量の処理液で済み、経済上
のメリツトは少なくない。勿論、両処理液室A,
Bを現像液槽11として使用する場合、処理液室
Bのみを現像液槽として使用する場合とにおいて
は、搬送機構30によるリーダーベルトの走行速
度は変えるようになつている。
また、120は前記処理液循環機構20と同様
の処理液循環機構で、これはポンプ121′と、
一端が処理液室Aの底部に開口せしめられ、他端
がポンプ121′に接続されていて、開閉弁12
3′を備えた処理液吸引管122′と、フイルター
ユニツト124′と、ポンプ121′からフイルタ
ーユニツト124′への開閉弁126′を備えた処
理液送出管125′と、先端が処理液室Bの上方
部に開口せしめられたフイルターユニツト12
4′からの処理液給送管127′とからなる一つの
処理液循環系統と、ポンプ121″と、一端が処
理液室Bの底部に開口せしめられ、他端がポンプ
121″に接続されていて、開閉弁123″を備え
た処理液吸引管122″と、フイルターユニツト
124″と、ポンプ121″からフイルターユニツ
ト124″への開閉弁126″を備えた処理液送出
管125″と、開閉弁126″よりポンプ121″
側で前記管125″から分岐せしめられてフイル
ターユニツト124′に接続された開閉弁129
付分岐管128と、先端が処理液室Aの上方部に
開口せしめられたフイルターユニツト124″か
らの処理液給送管127″とからなる他の一つの
処理液循環系統とで構成されている。したがつ
て、両処理液室A,Bの両方を現像液槽11とし
て処理用に供するときは、開閉弁129付分岐管
128の開閉弁129を閉じて両系統を処理液循
環撹拌機構として使用し、処理液室Bのみを使用
する場合には、弁129を開き、弁126″,1
26′を閉じ、ポンプ121″を作動せしめて上記
他の一つの処理液循環系統を使用し、この面にお
いても、経済上のメリツトが計れるようにした。
以上の記載から明らかなように、本考案に係る
写真感光材料の自動現像装置は、該自動現像装置
における各処理液槽中で、特に処理に比較的長時
間と処理時間に正確さの要求される処理液槽を基
準として所要の処理液槽を各処理液槽間の隔壁よ
りも低い隔壁で写真感光材料の移送に支障のない
位置で分割し、この分割した各別の処理液室を同
時に処理用に供することと、一方だけを処理用に
供することを可能となし、これにしたがつて、写
真感光材料の搬送速度は可変可能となし、また撹
拌作用用にも供する処理液循環機構の使用の仕方
も変え得る如くなしたるをもつて、大型の写真印
画紙なり写真フイルムなりが多量に消費される正
月明けとか、観光や結婚シーズンなどにおける処
理量の激増時においては、全処理液槽をフルに使
用して処理し、シーズン明けの如く消費量の減少
時においては、分割された処理液室の一方を使用
して処理するなど、その時期、その時期に応じた
処理液の消費量の適正化を計り、常に一定した現
像処理効果が経済的に得られることとなつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る写真印画紙の自動現像装
置の外観図で、第2図は本考案に係る改良した個
所を明瞭にするために従来よりの写真印画紙処理
部分の一部を一平面上に展開配列して示した従来
例説明用図、第3図は第2図と同様の図示の仕方
で図示した本考案に係る改良した構成部分の説明
用図であり、同一構成部分や均等な構成部分には
同一符号を付した。 X;自動現像装置、Y;自動乾燥装置、A,
B;処理液室、1;外郭パネル、2;前面パネ
ル、3,6;窓枠パネル、4;暗袋付ロールペー
パー取扱い用口、5;頂面パネル、7;コントロ
ールボツクス、8;上部パネル、9;配管部、1
0;処理液槽部、11;現像液槽、12;隔壁、
13;漂白定着液槽、20;処理液循環機構、2
1,121′,121″;ポンプ、22,122′,
122″;処理液吸引管、23,123′,12
3″,26,126′,126″;開閉弁、24,
124′,124″;フイルターユニツト、25,
125′,125″;処理液送出管、27,12
7′,127″;処理液給送管、30;搬送機構、
31;リーダーベルト、321,322;転送用プ
ーリー、331,332,333,334,341,3
2,351;走行方向変換用プーリー、110
;隔壁、116;オーバーフローパイプ、11
7;開閉弁118付オーバーフローパイプ、12
8;開閉弁129付分岐管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 処理液供給機構やオーバーフローパイプ、それ
    に処理液循環撹拌機構等をそれぞれ備えた各処理
    液槽が一連状に配列設置され、かつ各処理液槽中
    を各処理液槽の配列方向に蛇行させながら順次写
    真感光材料を搬送する搬送速度が可変となされた
    搬送機構を備えた写真感光材料の自動現像装置に
    おいて、前記各処理液槽中、特に処理に比較的長
    時間と処理時間に正確さの要求される処理液槽を
    基準として所要の処理液槽を各処理液槽間の隔壁
    よりも低い隔壁により前記蛇行間で分割し、分割
    された一方の処理液室には隔壁より高い位置に開
    口したオーバーフローパイプを、他方の処理液室
    には隔壁より低い位置に開口したオーバーフロー
    パイプを設置し、さらに前記一方の処理液室から
    の処理液は他方の処理液室へ、他方の処理液室か
    らの処理液は一方の処理液室へと処理液を循環し
    撹拌せしめるべく配管された各処理液循環撹拌機
    構における各配管には開閉弁を装着すると共に、
    他方の処理液室から一方の処理液室への配管から
    の開閉弁付分岐管は一方の処理液室から他方の処
    理液室への配管に連接し、他方の処理液室の処理
    液を他方の処理液室へ返戻循環し得る如くなした
    ることを特徴とする写真感光材料の自動現像装
    置。
JP8732282U 1982-06-14 1982-06-14 写真感光材料の自動現像装置 Granted JPS58190648U (ja)

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JPS58190648U JPS58190648U (ja) 1983-12-17
JPH0132035Y2 true JPH0132035Y2 (ja) 1989-10-02

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