JPH01319404A - 害虫防除用シート - Google Patents

害虫防除用シート

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JPH01319404A
JPH01319404A JP15120188A JP15120188A JPH01319404A JP H01319404 A JPH01319404 A JP H01319404A JP 15120188 A JP15120188 A JP 15120188A JP 15120188 A JP15120188 A JP 15120188A JP H01319404 A JPH01319404 A JP H01319404A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
pest control
printing ink
injurious insect
film
Prior art date
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Pending
Application number
JP15120188A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Matsushima
松島 聖史
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Morishita Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Morishita Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Morishita Chemical Industry Co Ltd filed Critical Morishita Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP15120188A priority Critical patent/JPH01319404A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、建造物における白あり、木食い虫等、害虫の
発生しやすい布基礎で囲われたビルトエリア等に敷き詰
めたり、浴室、便所等の下地壁に張り合わせるなどによ
り、建造物に用いた木材を白あり、木食い虫等の害虫か
ら保護し、腐敗、劣化するのを防止するようにした害虫
防除用シートに関するものである。
従来の技術 従来、建造物の木材を白あり等の害虫から保護するには
、下記のような方法が知られている。
(1)害虫防除液を直接、土壌に散布し、または、木材
に塗布する。
(2)害虫防除液に界面活性剤を混入し、泡状液にして
直接、土壌に散布し、または、木材に塗布する(例えば
、特公昭57−48174号公報参照)。
(3)害虫防除剤を吸着した粉粒体を床上に散布する(
例えば、特公昭61〜216950号公報、特開昭56
−105042号公報参照)。
(4)害虫防除剤を混練した合成樹脂により作製したシ
ートを床下に敷き詰める(例えば、実開昭55−197
59号公報参照)。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記従来例の(1) 、 (2)の方法では、
害虫防除液として、クロセチンを用いている。このクロ
セチンは約10年、効力を持続するが、井戸、河川、湖
沼に流入して水を汚染するため、法的規制を受けるよう
になった。このため、河川等の汚染のおそれがない害虫
防除剤として、有機リン系、カー八メイト系、ピレスロ
イド系等の薬剤が鋭意研究されているが、これらの効力
期間は上記クロセチンに比べて°半減しているとも言わ
れている。また、上記(1)、(2)の方法では、作業
者が害虫防除液と接触し、または、害虫防除液を吸入す
ることにより、害虫防除液で血流中等の酵、素であるコ
リンエステラーゼが阻害を受け、人間にとって有害であ
る。
そこで、上記従来例の(3)のような害虫防除剤のマイ
クロカプセル化、または、上記従来例の(4)のような
害虫防除剤のシートへの混線化が図られるようになった
。しかし、害虫防除剤をマイク上カプセル化したもので
は、マイクロカプセルが破壊されやすく、毒性もまだ高
い。
また、例えば、害虫防除剤を混練した合成樹脂によりシ
ートを作製する場合、押出成型法、インフレーション成
型法、塩ビゾルコーティング法等があり、通常用いられ
る押出成型法の加工温度は260〜350℃であり、イ
ンフレーション成型法、塩ビゾルコーティング法でも加
工温度はそれぞれ180〜240℃、130〜190℃
の高温である。一方、害虫防除剤として、最も多用され
ている有機リン系のホキシム(0、0−ジエチル−〇−
(α−シアノベンジリデンアミノ)チオホスフェート)
は融点5〜6℃で、室温では油状であり、クロリピリホ
ス(0,0−ジエチルO−3、5、6)リフロールー2
−ピリジルホスホロチオエート)は融点42.0〜43
.5℃と低温であり、ピリダフェンチオン(0,0−ジ
エチル−〇−(3−オキソ−2−フェニル2H−ピリダ
ジン−6−イル)ホスホロチオエート)は融点54.5
〜56.5℃と低温であり、トリピロピルイソシアヌレ
ート(1゜3.5トリーn−プロピル1,3,5)リジ
ア二ン−2,4,6(IH,3H,5H)−19オン)
は融点22〜24℃と低温であり、最も融点の高いテト
ラクロルビンホス(2−クロル−1〜(2,4,6トリ
クロロフエニル)ビニルジメチルホスフェート)でも融
点97〜98°Cであり、これらの害虫防除剤は上記の
ように融点が低い外、分解温度が低く、蒸発速度が速い
ので、上記押出成型法、インフレーション成型法、塩ビ
ゾルコーティング法による混練加工温度、成型温度、乾
爆温度により蒸発し、または、熱分解されて消失し、害
虫防除効果を失う。このため、あらかじめ消失量を見越
して害虫防除剤の使用量を多くする必要があり、コスト
アップとなる。
本発明は、耐衝撃性等1強度の向上を図り、損傷を防止
して簡単に施工することができ、また、河川等の汚染を
防止することができ、また、人間に害を及ぼすのを防止
することができ、また、長期に亘って害虫防除効果を持
続することができると共に、・害虫防除剤の使用量を少
なくしてコストの低下を図ることができるようにした害
虫防除用シートを提供することを目的とするものである
課題を解決するための手段 本発明は、上記目的を達成するため、合成樹脂製延伸扁
モ糸により織布が交織され、この織布の少なくとも片面
に合成樹脂製フィルムがラミネートコーティングされ、
この合成樹脂製フィルムの外面に白あり、木食い虫等の
害虫防除剤を添加した印刷インク層が設けられたもので
ある。
L記織布を交織する延伸扁平糸およびフィルムには、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等、ポリオレフィン系の熱
可塑性合成樹脂を用い、扁平糸は幅2〜9mm、厚み5
〜40gmに形成するのが好ましく、フィルムは10〜
90ILmに形成するのが好ましい。そして、このFA
 Drq性合成樹脂製フィルムを織布に熱融着手段等に
よりラミネートコーティングする。
また、上記害虫防除剤には有機リン系のホキシム、クロ
リビリホス、ピリダフェンチオン、トリピロピルイソシ
アヌレート、テトラクロルビンホス等を用いる。また、
上記害虫防除剤を添加する上記印刷インクはポリオレフ
ィン用のものを用い、上記合成樹脂製フィルムにグラビ
アコート法、ドクターコート法、ゴム凸版法等の印刷方
法により設け、室温〜80℃で乾燥する。そして、上記
害虫防除剤の印刷インクに対する添加量は0.1重量%
未満では富山防除効果が低く、10重i%より多いと、
それ以上には富山防除効果が上らず、高価となるので、
0.1〜lO重量%の範囲で選択するのが好ましい。
作用 」−記技術的手段による作用は次のようになる。
合成樹脂製延伸扁平糸により交織した織布に合成樹脂製
フィルムをラミネートコーティングしているので、#衝
撃性等、強度に優れている。また、合成樹脂製フィルム
の外面に害虫防除剤を添加した印刷インク層を印刷方法
により設けるので、害虫防除剤の有効成分がほとんど揮
散するおそれがなく、印刷インクの樹脂分間に散在する
ので、徐放性となる。
実施例 以上、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。
第1図および第2図は本発明の一実施例における害虫防
除用シートを示し、第1図は一部切欠き平面図、第2図
は第1図のII −II線に沿う一部拡大断面図である
第1図および第2図に示すようにポリエチレン製延伸扁
平糸を幅4mm、厚さ257zmに形成し、このポリエ
チレン製延伸扁平糸からなるタテ糸1とヨコ糸2を交織
して織布3を交織した。この織布3の両面にポリエチレ
ン製フィルム4を厚さ50gmで押出しラミネートコー
ティングした。各ポリエチレン製フィルム4の外面にコ
ーティングするポリオレフィン用の印刷インクは、可及
的に低温加工するために、蒸発速度の速いアセトン、メ
チルエチルケトン、エチルアルコール、メチルアルコー
ル、イソプロピルアルコール等の溶媒を用い、蒸発速度
の遅いトルエン、キシレン等の芳香族系溶媒は少なく1
〜、室温乾燥するものを選んだ、その配合の一例は次の
通りである。
ポリアミド樹脂       20部 トリオール         15部 メタノール         10部 イソプロピルアルコール   25部 メチルエチルケトン     30部 り記配合の印刷インク(顔料、着色剤を適宜混入しても
よい)に害虫防除剤として、テトラクロルビンホスを4
重量%添加し、この害虫防除剤を添加した印刷インクを
各ポリエチレン製フィルム4の外面にグラビアコートし
、室温で乾燥し、害虫防除剤添加印刷インク層5を形成
した。
L記実施例のように構成した害虫防除用シートは、害虫
防除剤を添加した印刷インクをポリエチレン製フィルム
4の外面にグラビアコートしているので、害虫防除剤が
ほとんど揮散することなく、印刷インクの樹脂分間に散
在し、徐放性となるので、建造物の床に敷き詰め、また
は、浴室、便所等の下地壁に張り合わせることにより、
長期間に亘って白あり、木食い虫等の害虫を防除するこ
とができることは明らかである。そして、上記害虫防除
用シートは、ボリエリレン製延伸扁平糸1.2からなる
織布3にポリエチレン製フィルム4をラミネートコーテ
ィングして耐衝撃性等、強度を向上させることができる
ので、この害虫防除用シート上を作業者が土足で歩いて
も破損するおそれはなく、取扱いが簡単であるので、簡
単に施工することができる。
なお、上記実施例のように織布3の両面に合成樹脂製フ
ィルム4をラミネートコーティングし、各合成樹脂製フ
ィルム4の外面に害虫防除剤を添加した印刷インクをコ
ーティングすることにより、例えば建造物の床に敷き詰
めた際、この害中防除用シートの上下を通過しようとす
る白あり、木食い虫等の害虫を殺すことができるが、害
虫防除用シートの一方の面を固着し、この面を害虫防除
面として使用しない場合には1合成樹脂製フィルム4を
織布3の他方の面にのみラミネートコーティングするこ
ともできる。また、印刷インクは市阪のものを用いても
よい、また、害虫防除剤を添加した印刷インクは上記グ
ラビアコート法の外、例えばドクターコート法、ゴム凸
版法があるが、精度の良い付着量を得るには、グラビア
コート法が最適である。
発明の効果 以上述べたように本発明によれば、合成樹脂製延伸扁平
糸により交織した織布に合成樹脂製フィル′ムをラミネ
ートコーティングしているので、耐衝撃性等、強度に優
れ、作業者が乗っても破損するおそれはなく、取扱いが
簡単であるので、簡単に施工することができる。また、
合成樹脂製フィルムの外面に害虫防除剤を添加した印刷
インク層を印刷方法により設けるので、害虫防除剤の有
効成分がほとんど揮散するおそれがなく、印刷インクの
樹脂分間に散在するので、徐放性となる。したがって、
河川等の汚染のおそれがなく、また、人間に害を与える
おそれがないことは勿論のこと、長期に亘って害虫防除
効果を持続することができると共に、害虫防除剤の使用
社を少なくしてコストの低下を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例における害虫防
除用シートを示し、第1図は一部切欠き平面図、第2図
は第1図の■−■線に沿う一部拡大断面図である。 1・・・タテ糸(合成樹脂製延伸扁平糸)、2・・・ヨ
コ糸(合成樹脂製延伸扁平糸)、3・・・織布、4・・
・合成樹脂フィルム、5・・・害虫防除剤添加印刷イン
ク層。 特許出願人 森下化学工業株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)合成樹脂製延伸扁平糸により織布が交織され、こ
    の織布の少なくとも片面に合成樹脂製フィルムがラミネ
    ートコーティングされ、この合成樹脂製フィルムの外面
    に白あり、木食い虫等の害虫防除剤を添加した印刷イン
    ク層が設けられた害虫防除用シート。
  2. (2)害虫防除剤の印刷インクに対する添加量が0.1
    〜10重量%である請求項1記載の害虫防除用シート。
JP15120188A 1988-06-21 1988-06-21 害虫防除用シート Pending JPH01319404A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007261974A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Sumitomo Chemical Co Ltd 防蟻シート
FR2932509A1 (fr) * 2008-06-13 2009-12-18 Julien Boutiron Film de protection des surfaces a batir contre les insectes ainsi que procede d'obtention d'un tel film de protection
CN103651554A (zh) * 2013-12-06 2014-03-26 济南凯因生物科技有限公司 一种含有哒嗪硫磷的乳油及应用

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