JPH01318499A - 動電型電気音響交換器 - Google Patents

動電型電気音響交換器

Info

Publication number
JPH01318499A
JPH01318499A JP15036488A JP15036488A JPH01318499A JP H01318499 A JPH01318499 A JP H01318499A JP 15036488 A JP15036488 A JP 15036488A JP 15036488 A JP15036488 A JP 15036488A JP H01318499 A JPH01318499 A JP H01318499A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
permanent magnet
magnetic
coil
speaker
generate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15036488A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Shiraki
学 白木
Teruhiko Suzuki
輝彦 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shicoh Engineering Co Ltd
Original Assignee
Shicoh Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shicoh Engineering Co Ltd filed Critical Shicoh Engineering Co Ltd
Priority to JP15036488A priority Critical patent/JPH01318499A/ja
Publication of JPH01318499A publication Critical patent/JPH01318499A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の産業上の利用分野] 本発明は、スピーカ、マイクロフォン、イヤホン、電話
、ブサー等の動電型電気音響交換器に関し、その特徴と
するところは、極めて厚みを薄く且つ小型軽量に形成で
きる点にあるほか、コイルが固定されていて、永久磁石
が移動する構造になっており、可動体の重量を軽くてき
、その結果、応答速度を向上させてその振動を音響ある
いは電流に変換する効率を高め、低音の音響も容易に発
生でき、リード線を引きずらずに済むようにして長寿命
のものか期待でき、構造を簡単にして安価に量産できる
ようにしな、効率の良い動電型電気音響交換器となって
いることにある。
[技術背景とその問題点コ 動電型電気音響交換器1例えば、スピーカは。
ボイスコイルを磁界内に移動自在に配置させて音声電流
を流すと、ボイスコイルが電流変化につれて振動するよ
うにしたちのである。この場合、コイルで振動体を動か
して音波を再現するスピーカをダイナミック スピーカ
という。そしてコイルを円錐(コーン)状の紙等に直結
して音波を放射するものをダイナミック・コーン・スピ
ーカという。またボイスコイルで小さな振動体を動かし
その前面にホーン(いうなれはラッパ)をつけて効率良
く音波を放射するようにしたものをダイナミック・ホー
ン・スピーカという。マイクロフォン、例えは、ダイナ
ミック マイクロフォンは。
り゛イナミック スピーカと同様な構造で、逆に音波を
受けて振動体が動くと7これにつけたボイスコイルが磁
界内て振動して電流を発生するようにしたものである。
これらの動電型電気音響交換器は、何れも同しような構
造なので、以下においてスピーカについて説明すること
とする。
従来の多くのダイナミック・コーン スピーカ1は、第
3図に示すように構成されている。
即ち、センターボール(中心磁極)2を備えたヨークプ
レート3に円筒状のフエライトマグネッ)・からなる永
久磁石4.同しく円筒状の上部ヨークプレー1−5を配
置し、これらを接着剤等によって固定して界磁部6を構
成して固定側を構成して′いる。ここて示ず界磁部6は
、外磁型と呼ばれるものであるが、ヨークを用い、この
ヨークの内部の中央に柱状の永久磁石とセンターボール
を組み込んた内磁型と呼はれるものであっても良い。
この界磁部6には、コーン状のフレーム7か結合され、
このフレーム7の周縁部には、ガスケット(矢紙)8と
共にコーン状の紙て形成された振動体9の周縁部か接着
剤などによって結合されている。この振動体9の中央部
には円筒状に形成されたボイスコイル10を下部に巻装
した紙や薄プラスチック等で形成されたコイルポビン1
1か結合されている。このコイルポビン11の中間部は
、ボイスコイル10を磁極間中央に保持し、振動に適宜
なダンピング(制動)をかけるためのタンパ−12によ
り支持し、ホイスコイル10を界磁部6の磁気空隙13
内に正しく位置させるようにしている。また、上記振動
体9の中央部上面には、空気中の塵埃が環状の磁気空隙
13内に侵入しないように防塵布などのダストキャップ
14を取り付けている。
このような従来のスピーカ1によると、磁気回路(界磁
部6)自体も軸方向に長く形成しなけれはならないため
、非常に厚みが有り1重量も重く大型になる欠点があっ
た。
またかかる構成のスピーカ1によると、界磁部6が複雑
になるほか、非常に大きな永久磁石4か必要で2重量か
重くなり、また大きな永久磁石4が露出していることか
ら、大きな外部漏洩磁束か発生し、該外部漏洩磁束の発
生を嫌う各種音響装置等に採用するには、十分なものと
なっていなかった。
また従来のスピーカ1の場合、ホイスコイル10かリー
ト線を引きすって振動するため、長時間の使用によって
は、リード線か切断したり。
リード線の半田外れか生したりして、破損する惧れかあ
り、また寿命が短くなる欠点かあった。
また、ボイスコイル10のリート線15は、その両端子
を磁気空隙13を通してその上部から引き出し、振動体
9(またはフレーム7であってもよい)に導いて、その
位置に半田付けしているため、 ■磁気空隙13内にホ
イスコイル]0のリード線15の両端子を通すために、
厚みの制限されたボイスコイル10を用いることにより
リード線15の厚み分たけ磁気空隙13内の磁束密度を
高めることかできす、効率の悪いものになっていた。尚
、ダイナミックな低音を取り出すことがてきない点に関
しては、圧電素子を用いた他の構造のスピーカ等でも同
様である。 ■磁気空隙13内にボイスコイル10のリ
ート線の両端子を通すため、及びこのリード線の両端子
を振動体9等に半田付けしなけれはならないため、量産
性か優れず、高価なものになっていた。 ■また振動体
9は、昨今の薄膜プラスチックで形成した場合には、こ
れにリード線の端子を半田付けすると、その時の熱によ
り穴が明き、不良率が多くなり、望ましい薄膜プラスチ
ッつて振動体9を形成できず、安価に量産てきなかった
。 ■また磁気空隙13内にボイスコイル10のリード
線の両端子を通しているため、ボイスコイル10の振動
時にリード線か固定側と摺動接触する惧れがあり。
かなり精度良く製作しなけれはならないものにあっては
不良率も非常に多いものとなっていた。
また従来のスピーカ1の場合、ボイスコイル10が振動
する方式である為、 ■ボイスコイル10を構成する導
線は、その比重(銅の比重は。
約7.86)が重いために負荷が大きく、応答速度か遅
く2幅広い範囲に渡って、より精度良く音声信号を取り
出すことができない欠点があった。
特にダイナミックな低音を取り出すのに十分なものにな
っていなかった。 ■またボイスコイル10を形成する
ための導線が非常に重い事にょる上記■の欠点か少して
もなくなるように、すなわち、ボイスコイル10の重量
が重くならないように且つ磁気空隙13を広くして当該
磁気空隙13における磁束密度を低下させないようにす
るために1導線が重ならないように密接して1列に密巻
き(または、整列巻きといわれる)に巻線形成しなけれ
ばならない。このように1列に密巻きされたボイスコイ
ル10の巻線製造は、非常に精度を要して大変なため、
不良率も高く、非常に高価になる欠点を持っていた。 
■上記■及び■の欠点の生ずる原因の1つは、従来のス
ピーカ1等ては、規格によって、ボイスコイル10の抵
抗値か1例えは、8Ω等のように定められていることに
よる。しかし、その抵抗値に合わせてボイスコイル10
を製造することは非常にやつがいで、量産性に優れない
欠点をもっていた。
また、上記のようにボイスコイル1oは、1列に密巻き
して形成しなけれはならないため、導線を多数ターン巻
線形成てきす、ホイスコイル10を振動さぜるなめの大
きな駆動力を発生させることができす、低音の場合には
、精度良く音声信号を出すことがてきなかった。また、
特に、低音を精度良く出そうとすると、非常に高精度に
なり。
安価に精度の良い低音を出すことのできるスピーカ等を
形成することが出来なかった。
なお、ボイスコイル10を振動させるための駆動力Tは
T=t 1 t・導線のターン数 ■:雷電 流与えられ駆動力Tは導線のターン数を及び電流■に比
例するか、従来ては、上記理由により導線の巻線ターン
数tを大きな値にすることが出来ないため、大きな駆動
力を得ることができないはがりか、電流■の値も大きく
なり、効率の悪いスピーカ1になる欠点かあった。
また、従来のスピル力1の場合には、その構造上、振動
体9の中央部上面には、空気中の塵埃が環状の磁気空隙
13内に侵入しないように防塵布なとのダストキャップ
14を取り付けなけれはならす、その手間暇、及びその
分のコストの上昇につながる欠点をもっていた。
また、上記スピーカ1によると、界磁部(磁気回路)6
は、第3図から明らかなように大きく且つ重量のある永
久磁石4を使用しなければならず2重量の重い物になる
欠点があるほか、大きな永久磁石を使用しなけれはなら
ない事がら、非常に高価になる欠点があった。
また、上記のように大きな永久磁石4を用いているため
に、永久磁石4を露出して装着しなければならないなめ
、永久磁石4の磁束のがなり多くが漏洩するため、すな
わち、かかる大きな漏洩磁束か、高密度実装化傾向にあ
る各種の音響機器なとの周辺機器に悪い影響を与える惧
れがあった。
また、上記のように大きな永久磁石4を露出して装着し
なけれはならないため、永久磁石4の磁束のかなり多く
が漏洩するので、効率の悪いスピーカ1となり、大きく
且つ重量の重い永久磁石を使用しなりれはならず、ある
いは1強い磁力を発生できる高価な永久磁石材を多量に
使用しなけれはならす、大きく且つ重量が重く、而も高
価なスピーカ1になる欠点を助長していた。
また従来のスピーカ1の場合には、ボイスコイル10が
動く形式となっている為1紙や繊維でできている振動体
9とコイルボビン11とを一体化しなければならないが
、この全く性質の類似していない異種物質を連結するの
か厄介で、量産性に優れないという欠点があった。
又従来のスピーカ等における動電型電気交換器では、コ
イルが動く形式の径方向空隙型構造の物がほとんどであ
るため、軸方向に偏平な薄型で性能の良いものを得るこ
とができなかった。
そこで先に本願発明者の1人は、従来の動電型電気音響
交換器の概念を全く変えて、まず磁気回路(界磁部)は
、極めて簡単て安価になる構造のフラットなコイルと永
久磁石を用いた軸方向空隙型構造とすることで、極めて
容易に磁気回路の厚みを薄く形成できるようにしな。
以下に、このように形成した動電型電気音響交換器とし
てのスピーカ15について第4図を参照15説明する。
第4図のタイナミック・コーン スピーカ]5は、磁性
体1例えは、鉄板をプレス手段により。
中心部に円板状のステータヨーり16を一体形成した磁
性体で形成したフレーム]7て固定子]8を形成してい
る。フレーム17の上面部は、中央部に臨むに従って図
面(第4図参照)において下方向に湾曲形成されている
。またフレーム17は、外部に発生音響を出すなめに、
」二面の四隅それぞれに透孔]9を形成している。フレ
ーム17は、その側面部には図示しない透孔を形成して
いる。フレーム17の上端周縁部には1図示しないカス
ケラトと共に紙、繊維、または薄膜プラスチック等で形
成されたコーン状の振動体20の上部周縁部か接着剤な
どによって結合されている。
この振動体20の下端中央部には厚みが]、 m m以
下(これは1スピーカ15の仕様や大きさなとによって
異なるか、小型のスピーカ15なとでは、0.5mm位
に形成すると良い)の平板状に形成された単極の永久磁
石21が結合され、軸方向の磁気空隙22内において、
その軸線方向に往復振動ができるように配設されている
。平板状の永久磁石21は、軸方向異方性のネオジュー
ム・鉄・ボロン系(必すしも、この3つの成分によって
構成されているものでなくても良く、更に他の成分が含
まれていても良い。)の樹脂マグネットによって構成さ
れた平板状のものを用いることで、十分に満足できるも
のを容易に構成できる。
尚、異方性のマグネットは1強制的にスピン配向を行っ
た磁石のことで、一般には、マクネット材が固まる前に
1強力な磁場を与えることで製作できる。ここに、最適
な永久磁石21を形成するマグネット材としては、形成
される永久磁石21か、後記する空心型(ここで述べる
空心型とは。
導線によってコイル23を巻線形成した後のコイル23
か巻枠として鉄心を用いていないことをいう)のフラッ
トな振動力発生用コイル23(尚。
このコイル23は必すしも空心型でなくても良い)を構
成する導線の比重よりも軽く1強い磁束密度か得られる
ものが望ましい。この為、永久磁石21としては7マク
ネツト材として強力な磁力が得られ、しかも極めて厚み
の薄いものを容易に得ることができるように、比重が4
〜6くらいの軸方向異方性のネオシューム 鉄 ホロン
系樹脂マグネットを用い、これを射出成形やモールド成
形等の適宜な手段によって平板状に形成している。そし
て永久磁石21は、軸方向異方性となっているなめに上
下面で互いに異極となるように単極に着磁されたものと
なっており、この実施例では、上面がS極に、下面かN
極に着磁形成された単極のものとなっている。永久磁石
21には、当該永久磁石21を上記磁気空隙22の所定
位置に保持し、振動に適宜なダンピング(制動)をかけ
るためにタンパ−で支持し、永久磁石21を界磁部の磁
気空隙22内に正しく位置させるようにしておいてもよ
いか、無くてもそのようなことは可能で、この実施例て
は、タンパ−を用いていない例を示す。永久磁石2]の
下面と軸方向の磁気空隙22を介して対向するステータ
ヨーり16面には、導線を適宜ターン数はどカラ巻線し
てフラットに形成した空心型のフラットな振動力発生用
コイル23を接着剤を用いて固定し、該振動力発生用コ
イル23から引き出したリード線24をフレーム17の
下部に形成した透孔26を介してその外部に導いている
。尚、符号25は、プラスチックで形成した巻枠を、2
7はタストキャップを示す。
このように形成したスピーカ15においては。
振動子に永久磁石21を用いているが、ががる永久磁石
21は7応答速度が早く効率の良いスピーカ15を得る
ために現時点において比較的g当たりのコストが高く強
い磁力を発生させることができるマクネット材で形成し
ても、小さなマクネット材で済むため、その重量を小さ
くでき、しながって、高価なマクネット材の使用量が少
なくて済み、結果として、従来のスピーカに使用されて
いる永久磁石の価格に比較して安価になり、しかも応答
性が良く効率に優れたスピーカを安価に形成てきる。
また磁気回路構成を簡単にすることて、永久磁石21の
漏洩磁束を極めて小さくすることが容易て、このように
構成することにより、外部機器に永久磁石21の漏洩磁
束による悪影響を与えないように構成し、また磁気回路
を小さく構成てきるので1重量が軽く、小型のスピーカ
等の動電型電気音響交換器を安価且つ容易に構成できる
また同しく、従来の動電型電気音響交換器の概念を全く
変えて、コイルは動かさないで、永久磁石を動かずよう
にすることで、コイルがリート線を引きずって振動する
ことによるリート線の切断や半田外れによる破損を無く
し長寿命で信頼性の高い動電型電気音響交換器を得るこ
とか可能である。
またコイルを固定側にすることて、リード線をコイルと
永久磁石間の磁気空隙を通さないで済むようにし、しか
もリート線の両端子を振動体等に半田付けする厄介な工
程を省略し、量産性に優れたものにし、安価に製造でき
る。
更にまたコイルを動かさない構成にすることで、リード
線が固定側と摺動接触する事をなくし、しかも永久磁石
として導線よりも比重の小さなマクネット材(例えば、
比重4〜6のもの)を用いて構成し、これを動かすよう
にすることて。
振動子の重量を軽くシ、応答速度を速くシ、広い範囲に
渡って、より精度良く音声信号を取り出すことかできる
ようにし、特にクイナミックな低音を取り出すのことが
出来るものを安価に構成できる。
すなわち、永久磁石を動かす方式にしたので。
かかる永久磁石か大きな負荷にならないようにすると共
に1強い磁力を発生させることができ、かかる強い磁力
を発生させることができるマグネット材を使用しても、
永久磁石が小さくて済み1重量を軽く構成し、永久磁石
を安価に構成できる。
またコイルを動かさないで済む構成にすることにより、
非常に製造の厄介な導線が重ならないように密接して1
列に巻線する密巻き巻線(整列巻きともいう)方法を採
用しないで済むカラ巻きを採用できるようにして1巻線
製造を極めて容易にし、不良率を減らし当該コイルを安
価且つ容易に量産てきる。
また、コイルは、極めて安価且つ容易に巻線形成できる
導線を多数ターン巻線したフラットな空心型などのコイ
ル形状に形成し、しかもその導線を多数ターン巻線した
コイルを収納てきる十分なスペースを構成できる磁気回
路構造にすると共に、そのコイルは、1列に密巻き巻線
形成しないで済むようにして、導線を多数ターン巻線形
成したフラットなコイルを用いて、当該永久磁石を振動
させるための大きな駆動力を発生させることができるよ
うにして、低音の場合にも、精度良い音声信号を取り出
すことができる。
このようにするにあたって、永久磁石を振動させるため
の駆動力Tは T=t・■ t:導線のターン数 ■:雷電 流与えられ、駆動力Tは導線のターン数を及び電流Iに
比例するから、導線の巻線ターン数tを大きな値に成る
ように形成することて、大きな駆動力Tを得ることがで
きるようにし、また電流Iの値も小さくできるようにす
ることで、効率の良いスピーカ等の動電型電気音響交換
器か得られる。
以上のように構成した動電型電気音響交換器。
例えば、スピーカ15は、上記したように非常に有用な
ものである。
しかしながら1例えば、第4図のスピーカ15を例にし
て説明すると下記のような欠点がある。
まず、振動体24を振動させて音響を発生させるには、
振動力発生用コイル23に正逆の通電を行って、永久磁
石21を吸引・反発させることになる。
ここにコイル23に通電して永久磁石21を反発させ2
図において永久磁石21を上下方向に駆動すると磁気空
隙22の空隙長が長くなり、磁気空隙22内の磁束密度
が弱わまわるため、その結果、コイル23に通電して永
久磁石21を吸引しようとした場合の応答性が悪くなり
1図において永久磁石21を反発(上昇)さぜな場合と
、吸引(下降)させた場合とでは2条件が大きく異なり
、より精度の良い音響信号を発生させるには。
更に改良か望まれていた。
[発明の課題] 本発明は、第4図に示したスピーカ15等の動電型電気
音響交換器の持つ効果を保持して尚且つ、振動体を振′
動さぜるために、永久磁石を吸引・反発させるに当たっ
て、当該永久磁石を吸引させる場合と反発させる場合と
か同し条件となるように構成し、音質にバラツキか無く
、よって精度の良い音響信号を発生または受信すること
かてきるスピーカ等の動電型電気音響交換器を得ること
を課題になされたものである。
[発明の課題達成手段] かかる本発明の課題は、軸方向の空隙を有する磁気回路
の固定側に導線を多数ターン巻回形成した空心型コイル
等のフラッ1へな振動力発生用コイルを2個軸方向の空
隙を介して対向させて固定側に固定し、該2つの振動力
発生用コイル間の軸方向の空隙内に上面と下面とが異極
に着磁された永久磁石を上記磁気回路の空隙内をその軸
方向に往復振動自在に設け、該永久磁石の軸方向の往復
振動によって連動若しくは当接する振動体を上記永久磁
石に直接若しくは間隔をおいて設けることによって達成
てきる。
[発明の一実施例] 第1図は本発明のダイナミック・コーン・スピーカ28
の主要部の分解斜視図、第2図は同縦断面図である。第
1図及び第2図を参照して、以下に2本発明の一実施例
を説明するが、第4図と共通する箇所の説明は、その部
分を省略する。また第4図と対応する箇所にはタッシを
符すこととする。
本発明の一実施例を示すダイナミック・コーン・スピー
カ28は、磁性体で形成したフレーム17′で固定子1
8′を形成している。フレーム17°は、その外周部1
7”aと上記ステ−タヨ−り16“とをステー17′b
を介して連結されている。
またステータヨーク16゛は、永久磁石21′を包み込
むような形状の周壁16′aを形成し。
この周壁16”aによって永久磁石21′の径方向から
発生する磁路をも閉して、当該永久磁石21°の径方向
の漏洩磁束の発生を防止している。フレーム17゛の上
端周縁部には1図示しない力スケットと共に紙、繊維、
または薄膜プラスチック等で形成されたコーン状の振動
体20”の上部周縁部か接着剤なとによって結合されて
いる。
この振動体20′の下端中央部には第4図に示した円板
状の永久磁石21あるいはこの実施例て示すようなフラ
ットな円環状のQ’ aの永久磁石21′か結合され、
軸方向の磁気空隙22”内において、その軸線方向に往
復振動かできるように配設されている。円環状の永久磁
石21″は、軸方向異方性のネオシュ−ム 鉄・ボロン
系の樹脂マグネットによって構成されたものを用いるこ
とで7本発明の趣旨を十分に満足てきるものを容易に構
成てきるようにしている。
ここに、最適な永久磁石21″を形成するマクネット材
としては、形成される永久磁石21′か、後記するリン
ク状の振動力発生用コイル23°a、23’ bを構成
する導線の比重よりも軽く2強い磁束密度か得られるも
のが望ましい。
この為本発明では、永久磁石21゛としては、マクネッ
ト材として強力な磁力か得られ、しかも極めて厚みの薄
いものを容易に得ることができるように、比重が4〜6
くらいの軸方向異方性のネオジュ−ム・鉄・ボロン系樹
脂マグネットを用い。
これを射出成形やモールド成形等の適宜な手段によって
平板状の円環状に形成している。そして永久磁石21″
は、軸方向異方性となっているために上下面で互いに異
極となるように単極に着磁されたものとなっており、こ
の実施例ては、上面がS極に、下面かN極に着磁形成さ
れた単極のものとなっている。永久磁石21”の上面と
軸方向の磁気空隙22′を介してフレーム17′に固定
したリンク状のステータヨーり2つの内面に、導線を適
宜ターン数はどカラ巻線してフラットに形成したリンク
状の振動力発生用コイル23“aを接着剤を用いて固定
している。振動力発生用コイル23′bは、永久磁石2
1′の下面と軸方向の磁気空’IIjk 22 ’を介
してステータヨーり16”の上面に、導線を適宜ターン
数はとカラ巻線してフラットに形成したリンク状の振動
力発生用コイル23°bを接着剤を用いて固定している
。振動力発生用コイル23”a、23’ bのリード線
24′は周壁16′に形成した透孔26′から外部に導
き出している。
尚、振動力発生用コイル23”aと23′bとは、一方
のコイルが永久磁石21′を吸引しているとき、他方の
コイルは反発できるように、逆通電、あるいはそのよう
にできるように逆巻きに巻線形成された形となっている
[発明の作用] 本発明の作用原理を説明すると、スピーカ28において
、振動力発生用コイル23°a、23”bに音響信号に
基づいた大きさの交番電流を流すと、フレミングの左手
の法則に従って、磁気空隙22”の軸線方向に沿って往
復振動する力を発生ずるので、永久磁石21′は磁気空
隙22′内をその軸線方向に沿って往復振動する。この
ため。
永久磁石21′に固定された振動体20’が振動して、
適宜な波長の且つ大きさの音響信号音を発生させること
ができる。
更に詳細に説明すると、第1図及び第2図において、振
動力発生用コイル23”bに通電か成されると、電磁的
な反発力が発生しくこのとき、振動力発生用コイル23
′aには吸引力が発生するように通電されている。)、
永久磁石21′は上方に動く。
すると永久磁石21′と振動力発生用コイル23′b間
の磁気空隙22″の長さか長くなるので、磁気的反発力
が弱まるが、今度は永久磁石21′か振動力発生用コイ
ル23′aに近すく。
すると今まで、吸引力が発生するように通電されていた
振動力発生用コイル23′aには逆向きの通電が成され
(この時、振動力発生用コイル23′bには吸引力か発
生ずるように通電されている。)1反発力か発生するの
で、永久磁石21′は下方向に動く。永久磁石21“か
振動力発生用コイル23′bに近すくと、今まで、吸引
力が発生するように通電されていた振動力発生用コイル
23′bには1反発力が発生するように逆通電される。
このような動作か頻繁に繰り返されることで。
振動体20′が振動し、音響信号が発生する。
[発明の効果コ 本発明は上記構成からなるため、振動体を振動させるた
めに、永久磁石を吸引・反発させるに当たって、当該永
久磁石を吸引させる場合と反発させる場合とが同し条件
となるように永久磁石の両面に振動力発生用コイルを設
けて構成しているので、永久磁石か一方向に動いた場合
による磁気空隙の長さか増加しても、これを別のコイル
が補い振動力を発生するようにしているので、応答性が
良く、また音質にバラツキが無く、よって精度の良い音
響信号を発生または受信することがてきるスピーカ等の
動電型電気音響交換器を得ることができる。
また1本発明では、第4図に示した先に本発明者が発明
した動電型電気音響交換器の効果も当然有する。
すなわち、振動力発生用コイルは固定してあり、永久磁
石か動くようになっているため、従来のスピーカ等のよ
うにリード線を引きずってボイスコイルが振動すること
によるリード線の摺動接触による切断や半田外れによる
破損かなくなり。
信頼性か高く且つ長寿命の動電型電気音響交換器を得る
ことができる。
また従来の可動ボイスコイル型のものと異なり、リード
線の両端子を振動体等に半田付けする厄介な工程を省略
できるなめ、量産性に優れ、安価に製造できる効果があ
る。またそのような構成のため、振動体には、リート線
の端子を半田付けしないて済むので、望ましい薄膜プラ
スチックを用いれば振動体を安価且つ容易に量産できる
効果がある。
そして本発明の求める最大の効果であるが9本発明では
、振動子となる永久磁石の重量を軽くでき応答性の良い
ものを得るために、磁力を強くてきる軸方向異方性の1
例えはネオジュ−ム 鉄・ボロン系樹脂マグネット材で
構成しているので。
永久磁石は強い磁力を発生できて尚且つマグネット材の
使用量か少なくて済むのて、振動子の重量か軽くなり、
応答速度か速くなり広い範囲に渡って、より精度良く音
声信号を収り出ずことができるため、従来において困難
であった。特にタイナミックな低音を取り出すのことか
出来る効率の良好なものを安価に構成できる効果がある
また、永久磁石は、小型て非常に重量を軽量にできるの
で、磁気回路を非常に簡単に構成でき。
当該永久磁石の磁路を十分に閉しることができ。
永久磁石による漏洩磁束かスピーカの外部装置に悪影響
を与えることかない効果がある。
また永久磁石は、少ない漏洩磁束しか発生しないように
磁気回路を構成できるため、フェライトマクネットに比
較するとり°ラム当たりのコストの高い強力な磁力を発
生するネオジュ−ム・鉄・ボロン系樹脂マクネット材ト
いたとしても、永久磁石は非常に厚みが薄く重量が軽く
て済む為、当該永久磁石を構成するマグネット材の使用
量か少ないため、逆に永久磁石を安価に形成できる効果
がある。
また永久磁石を含めた磁気回路を簡単、小型且つ軽量に
形成できるため、結果としてスピーカを小型且つ軽量に
形成できる効果がある。
更にまた十分なスペースが取れることと、コイルを動か
さないで済むため、非常に製造の厄介な導線が重ならな
いように密接して1列に巻線する密巻き巻線方法を採用
しないで済むカラ巻きを採用できるため1巻線製造を極
めて容易にし、不良率を減らし当該コイルを安価且つ容
易に量産できる効果かある。
更にまた。厚みが薄くても強い磁力を発生できる(特に
昨今の技術はこれを可能にしている)軸方向異方性のネ
オシューム・鉄・ボロン系のマクネット材て永久磁石を
形成すると共に多数ターン巻線したフラットな空心型の
振動力発生用コイルを用いることができるのて、導線を
多数ターン巻線形成した当該コイルを用いて、当該永久
磁石を振動させるための大きな駆動力を発生させること
ができるようにして、低音の場合にも、精度良い音声信
号を取り出すことかできる効果かある。すなわち、永久
磁石を振動させるための駆動力TT=lI t、導線のターン数 ■ 電流 において、導線のターン数tを大きな値にてきるのて、
大きな駆動力Tを得ることかでき、また電流■の値も小
さくてきるので、効率の良いスピーカ等の動電型電気音
響交換器を得ることができる効果かある。
なお2本発明の実施例ては、主にスピーカについて説明
したが、構造原理の共通ずるマイクロフォン等の動電型
電気音響交換器にも本発明は当然適用かあるものである
そしてまた1本発明においては、永久磁石と振動体とを
直結したスピーカの例を示したが、永久磁石と振動体と
を所定の間隔をおいて配設しておき、永久磁石か振動す
ることで、直接あるいは他の部材を介して間接的に振動
体を振動させる場合てあっても、上記した原理と共通す
るものであるため、当然これらにも適用があるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のダイナミック・コーン ス
ピーカの主要部の分解斜視図、第2図は同縦断面図、第
3図は従来のダイナミック・コーン スピーカの縦断面
図、第4図は先に本発明者の1人が発明したダイナミッ
ク・コーン・スピーカの縦断面図である。 (符号の説明) 1・ ・ダイナミック コーン・スピーカ。 2・・・センターボール(中心磁極)。 3 ・・ヨークプレート、4・・ 永久磁石。 ト0−六 9q0.  ス千−タq−タ5  ・上部ヨ
ークプレート、6 ・・界磁部。 7・  フレーム。 8・・・カスケラト(矢紙)、9・  振動体。 10・・・ボイスコイル。 11 ・・コイルホヒン、12 ・・タンパ−113・
・ 磁気空隙。 ]4・・・タストキャップ。 15・・・ダイナミック・コーン スピーカ、16°a
・・・周壁。 16.16’  ・・・ステータヨーク。 17.17’  ・  フレーム。 18.18°  ・・固定子、1つ・・・透孔。 20.20’  ・・ 振動体。 21.21’  ・・・永久磁石。 22.22’  ・  軸方向の磁気空隙。 23.23’ a、2B’ b−・・振動力発生用コイ
ル、24.24’  ・・・リート線。 25・ ・巻枠。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)軸方向の空隙を有する磁気回路の固定側に導線を
    多数ターン巻回形成した空心型コイル等のフラットな振
    動力発生用コイルを2個軸方向の空隙を介して対向させ
    て固定側に固定し、該2つの振動力発生用コイル間の軸
    方向の空隙内に上面と下面とが異極に着磁された永久磁
    石を上記磁気回路の空隙内をその軸方向に往復振動自在
    に設け、該永久磁石の軸方向の往復振動によって連動若
    しくは当接する振動体を上記永久磁石に直接若しくは間
    隔をおいて設けてなる、動電型電気音響交換器。
  2. (2)上記永久磁石は軸方向異方性のネオジューム・鉄
    ・ボロン系のマグネットで形成されてなる、特許請求の
    範囲第(1)項記載の動電型電気音響交換器。
  3. (3)上記永久磁石は、振動力発生用コイルの比重より
    も軽い材質で形成されてなる、特許請求の範囲第(1)
    項乃至第(2)項記載の動電型電気音響交換器。
JP15036488A 1988-06-20 1988-06-20 動電型電気音響交換器 Pending JPH01318499A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15036488A JPH01318499A (ja) 1988-06-20 1988-06-20 動電型電気音響交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15036488A JPH01318499A (ja) 1988-06-20 1988-06-20 動電型電気音響交換器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01318499A true JPH01318499A (ja) 1989-12-22

Family

ID=15495380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15036488A Pending JPH01318499A (ja) 1988-06-20 1988-06-20 動電型電気音響交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01318499A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN209787376U (zh) 磁感应耳机喇叭及耳机
KR101596891B1 (ko) 전자기적 구동형 슬림 스피커
KR101587477B1 (ko) 초박형 스피커
CN116193338A (zh) 一种骨传导发声装置及电子设备
KR101420320B1 (ko) 초박형 진동판 전면 구동 스피커
CN110996228B (zh) 一种用于电子产品的振动激励器及电子产品
JPH01318499A (ja) 動電型電気音響交換器
JPH0227897A (ja) 動電型電気音響交換器
KR101375978B1 (ko) 폐루프 자기회로를 이용한 고효율 전자석 박형 스피커
JPH0593197U (ja) スピーカ
JPH0227896A (ja) 動電型電気音響交換器
KR19990041872A (ko) 이중 보이스코일을 가지는 스피커 구조
JPH0256199A (ja) 動電型電気音響交換器
JPH01258589A (ja) 動電型電気音響交換器
JPH01258599A (ja) 動電型電気音響交換器
JPH01258600A (ja) 動電型電気音響交換器
JPH01258597A (ja) 動電型電気音響交換器
JPH0227900A (ja) 動電型電気音響交換器
JPH0217799A (ja) 動電型電気音響交換器
JPH01258595A (ja) スピーカ
JPH01258598A (ja) 動電型電気音響交換器
JPH01258590A (ja) 動電型電気音響交換器
JPH01242000A (ja) 動電型電気音響交換器
JPH0879890A (ja) 可動鉄片型スピーカ
JPH01318498A (ja) 動電型電気音響交換器