JPH0131517Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、コンピユータのプリンターにより各
種の情報を連続的に印字した後、各種のデータカ
ード、医師カルテ、写真等を連続帳票内に読み取
り可能に封入し、情報管理、検索を容易に行なう
ことのできる透明フイルム付き連続フオームに関
する。

従来、コンピユーターを使用した情報処理にお
けるデータの出力は、連続用紙に必要なデータを
連続的に印字することが多いが、これらの情報に
関連のある資料、写真、各種データカード等があ
る場合は、これらの資料を連続用紙と別々にフア
イルするか、または連続用紙を切り離して、資料
フアイル内にとじ合わせるなどしなければならず
非常に不便であつた。

コンピユーターによる各種の情報処理システム
が発達した今日において、各種類の関連する参考
資料と連続用紙に出力したデータとを見比らべな
がら情報管理を行なうと非常に能率的な場合があ
る。たとえば、出力データに関連した、サンプル
品、写真、フイルム、医師カルテ、部品管理カー
ド、品質管理カード、地図、版下、その他の各種
データカード、追加カード等を連続用紙の出力デ
ータとマツチングしながら情報管理を行なうなど
の例がある。

本考案は、上記の点に鑑みてなされたものであ
り、コンピユーターのデータ処理により情報が出
力印字されるデータ印字欄と、該印字欄に印字さ
れる情報と関連のある資料を外部より確認できる
透明な袋部を形成し、情報と資料を共にフアイル
可能な透明フイルム付き連続フオームを提供する
ことを目的とするものである。

以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。

本考案の透明フイルム付き連続フオーム１は、
第１図乃至第３図示の如く、表面にデータ印字欄
４を形成し、該データ印字欄４を避けた所定の位
置に窓孔２を穿設してなる単位フオーム３と、該
単位フオーム３の裏面に位置し、窓孔２より幅の
広い単位透明フイルム９と、単位フオーム３の窓
孔２の両側縁部に形成された接着剤１５及び剥離
紙１７とから構成される透明フイルム付き単位フ
オーム１４が、折り畳み用横ミシン目５，１１を
介して連接し構成されている。

単位フオーム３が折り畳み用横ミシン目５を介
して連接してなる連続フオーム７の両側縁部に
は、用紙を搬送するための移送穴１９，１９′が
所定の間隔で穿設されている。単位フオーム３表
面のデータ印字欄４は通常の印刷等で形成される
ものであり、印字するデータの内容等により様々
な形状にすることができる。単位フオーム３に穿
設された窓孔２の大きさは、任意である。

単位透明フイルム９は、単位フオーム３の窓孔
２を被覆するものであり、その幅は窓孔２の幅よ
り広いものである。この単位透明フイルム９は、
窓孔２を被覆するように単位フオーム３の裏面に
重ね合わされて、接着剤２１を介して、上記単位
フオーム３と接着一体化されている。

単位フオーム３の裏面に接着された単位透明フ
イルム９の両側縁部に形成される接着剤１５及び
剥離紙１７は、通常使用されているものを用いる
ことができ、接着剤１５を塗布した後、剥離紙１
７を剥離自在に重ね合わせたものである。この接
着剤１５のかわりに、両面接着テープを単位透明
フイルム９の両側縁部に貼着し、該両面接着テー
プに剥離紙を重ね合わせても良い。

また、接着剤１５は、上記実施例に示す塗布位
置に限定されるものではなく、第４図示の如く、
単位透明フイルム９に塗布しても良い。更に接着
剤１５は少くとも窓孔２の両側縁部に塗布されて
いれば良く、その他の部分、例えば第２図の単位
フオーム３の右側空白部に塗布しても良い。

上述の如く構成される本考案の透明フイルム付
き連続フオーム１の使用方法について説明する
と、先ず、コンピユーターのプリンター等により
各種のデータを連続フオーム７の表面のデータ印
字欄４に印字した後、第５図示の如く連続フオー
ム７の裏面側に布された接着剤１５に剥離自在に
付着されていた剥離紙１７を剥離すると共に折り
畳み用ミシン目５，１１によりジグザグに折り畳
み重ね合わせる。これにより隣接する透明フイル
ム付き単位フオーム１４が、互いに裏面に塗布さ
れた接着剤１５により接着一体化し、第６図示の
如く、単位透明フイルム９の三周辺が、閉じ合わ
さり一辺が開口した透明袋部２３を有する連続用
紙フアイル２５が形成される。各透明袋部２３に
は、連続フオーム７の表面のデータ印字欄４に印
字された情報に関連のある写真、データカード等
の資料２７が挿入される。

以上のように本考案の透明フイルム付き連続フ
オームは、プリンターにより印字した後、剥離紙
を剥取り、ジグザグ折りするだけで、透明袋部を
有する連続用紙フアイルを作成することができ
る。

しかも必要に応じて各種の関連資料、写真、デ
ータカード等を封入することができるので、情報
データの管理、保管、検索等を確実、容易に行な
うことができ事務処理の能率化に非常に有益な考
案である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る透明フイルム付き連続フオ
ームの実施例を示すものであり、第１図は、連続
フオームの表面を示す一部切欠平面図、第２図
は、連続フオームの裏面を示す一部切欠平面図、
第３図は、第１図のＡ−Ａ線断面図、第４図は、
他の実施例を示す第１図のＡ−Ａ線断面図、第５
図は剥離紙を剥取りながら連続フオームを折り畳
んでいる状態を示す斜視図、第６図は、連続フオ
ームを折り畳み接着した後、封入物をセツトした
状態を示す斜視図である。 １……透明フイルム付き連続フオーム、２……
窓孔、３……単位フオーム、４……データ印字
欄、５，１１……折り畳み用横ミシン目、１４…
…透明フイルム付き単位フオーム、１５，２１…
…接着剤、１７……剥離紙、１９，１９′……移
送穴、２３……透明袋部、２５……連続用紙フア
イル。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 単位フオームの所定の位置に窓孔を穿設し、単
   位フオームの裏面に該窓孔より幅の広い透明フイ
   ルムを窓孔を被覆するように接着剤を介して重ね
   合わせ、上記窓孔の両側縁部に接着剤及び剥離紙
   を順次積層し、単位フオームの表面にデータ印字
   欄を形成してなる透明フイルム付き単位フオーム
   を、折り畳み用横ミシン目を介して多数連接して
   なる透明フイルム付き連続フオーム。