JPH013128A - 二官能性抗体構造体及び細胞集団を選択的に破壊する方法 - Google Patents

二官能性抗体構造体及び細胞集団を選択的に破壊する方法

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JPH013128A
JPH013128A JP63-137599A JP13759988A JPH013128A JP H013128 A JPH013128 A JP H013128A JP 13759988 A JP13759988 A JP 13759988A JP H013128 A JPH013128 A JP H013128A
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cells
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チヤールズ・エフ・スコツト・ジユニア
ジヨン・エム・ランバート
ウオルター・エイ・ブラツトラー
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ダナ−フアーバー・キヤンサー・インスチチユート・インコーポレーテツド
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規な抗体構造体(antibody co
nstructs)及び細胞集団を選択的に破壊する方
法に関する。特に、本発明は、ヘテロダイマー抗体複合
体(heterodimeric antibody 
conjugates) (本明細書中では“′抗体ヘ
テロダイマー″と呼ぶことがある)、抗体/細胞表面結
合性分子複合体(antibody /cell su
rface−binding molecule co
njugateS)及びハイブリッド抗体、ここに、こ
れらのすべては、活性化されたリンパ球及び細胞表面分
子の両者に対する二重の結合特異性を有する、から選ば
れる新規な二官能性抗体構造体(bifundtion
alantibody constructs)に関し
、そして、活性化されたT細胞及びナチュラルキラー細
胞の如き活性化されたリンパ球を増援(recruit
ing)させて新規な抗体構造体によって選択的に標的
細胞を攻撃させることにより、腫瘍細胞又は他の病気に
かかった細胞(diseased cells)を包含
する特定の標的細胞を破壊する方法に関する。
新形成(neoplasia)の治療において腫瘍標的
を溶解又は殺すためにリンパ系細胞(lymphoid
 cellS)の活性化された集団を使用することは興
味深い研究の主題であった[ステアルツ・ダブリュ・デ
ー・及ヒベバン・エム・ジェー・ イムノロジー・ツー
デイ、第7巻、241−245 (1986)(Ste
arz W、 D、 and Bevan M、 J、
、 Immunol、 Today  7: 241−
245 (1986) ]。特に、T細胞由来の糖タン
パク質、インターロイキン−2(IL−2)により活性
化された末梢リンパ球、即ちリンホカインで活性化され
たキラー細胞(LAK細胞)の集団は、動物モデルにお
いて生体内で腫瘍を首尾よく処置するのに使用され[マ
ズムラー・ニー・及びローゼンバーグ・ニス・ニー・ 
ジャーナル・オブ・エキスペリメンタル・メデイシン、
第159巻、495−507 (1984) (Maz
umler A−and Rosenberg S、 
A、、 J、 Exp、 Med、 159 : 49
5−507 (1984)]そして、最近では標準治療
養生に抵抗性のヒト腫瘍の処置に使用されている[ロー
巻、887−897 (1987) (Rosenbe
rg S。
A、 et al、、 NEJM 316: 889−
897 (1987))] 、  しかしながら、この
形態の処置は、有効であるためには非常に大きい投与量
で与えなければならないIL−2の毒性により制限され
てきた[ローゼンバーグ・ニス・ニー・等、ニュー・イ
ングランド・ジャーナル・オブ・メディシン、第316
巻、887−897 (1987)]。故に、悪性腫瘍
を処置するのに活性化されたリンパ系細胞を使用すると
いう考えは非常に興味深いけれども、これらの細胞の生
体外及び生体内活性化の可能性として毒性の少ない手段
に注意が向けられた。
リンパ系細胞は種々の系統特異的表面抗原(finea
ge 5pecific 5urface antig
ens)を発現しており、これらの幾らかはこれらの細
胞を細胞溶解作用するように活性化することに直接関与
している[ラインへルツ イー・エル・ モイエル ニ
ス・シー・及ヒシュロッスマン ニス・エフ・ 4hノ
ロジカル・レヒコース、第74巻、  83−112 
(1983) (Reinherz E、 L、、 M
euer S、 C。
and Schlossman S、 F、、 Imm
unol、 Rev、 74: 83−112 (19
83)] o従来は、リンパ系細胞の2つの主要な表面
構造体がこの細胞溶解活性化に関与することが見出ださ
れている。即ち、T細胞抗原−受容体/T3複合体(T
−cell antigen−receptor/ T
3complex)(TCR−T3)及びTl1分子で
あり、T1.]分子はE−ロセット受容体(E−1−+
)seLtereceptor)としても知られている
[モイエル ニス・シー・等、ダ酉、 第36巻、89
7−906(1984)及びエットゲン エイチ・シー
・及びテルホルス]・ シー・ ヒユーマン・4A/ロ
ジー、第18巻、187−204 (1987)(Me
uer S、 C,、ET AL、、 Ce1l 36
: 897−906 (1984)and  Oel、
tgen  Il、C,and  Terllorst
、C,、Human  1m胛函1服:187−204
 (1987)]。TCR−T3はすへての成熟した細
胞溶解性T細胞(CT L )及び少数の゛ナチュラル
キラー″′細胞(NK細胞)上に発現されておりそして
TllはCTL及びNK細胞の両者に発現されている[
ラインへルツイー・エル拳等、イムノロジカルφレビコ
ーズ、第74巻、83−112 (1986);シュミ
ツ56  (] 986 ) (Reinherz E
、 L、、 et al、、  Immunol、 R
ev、 74 : 83−112 (1986); S
chmit、 R,、etal、、  J、 Exp、
 Med、 164 : 351−356 (1986
)] 。
更に特定的には、TCP−T3複合体又はTllに対す
る成る種の抗体は、CTL又はNK細胞による殺傷を誘
発及び/又は高めることが示された91(1985);
シリチアノ アール・エフ・等、ネイチャー、第317
巻: 428−429 (1985)(Spets  
H,、et、al、、Eur、J、Immunol。
15  :  85−91  (1985);  5i
liciano R,F、et  al、。
Nature 317 : 428−429 (198
5) ] 、更に、ヒl−CTLは、無関係のヒト腫瘍
標的(irrelevant human tumor
 targets) (即ち、CTLにとって普通は特
異的であるこれらの細胞そのものではないヒト標的)を
、T3又はT細胞受容体(TCR)及び腫瘍上の表面決
定基を認識する二官能性ハイブリッド抗体又はヘテロダ
イマー抗体複合体の存在下に生体外でこれらのCT L
と標的をインキコベーションすることにより、殺すよう
に誘発されうろことが見出だされた[ペレッツ ピー・
等、ネイチャー 第316巻:354−356 (19
85);ステルツ 等、ネイチャー 第314巻=62
8−631 (1985)及びピーエヌエーエス 第8
3巻:1453−57 (1986);リウ 等、ピー
エヌエーエス 第62巻:8648−8652 (] 
985)  (Perez et、 al、、 Nat
ure 316 :354−356 (1985); 
5taerz et al、、 Nature 314
 +628−631 (1985) and PNAS
 83:  1453−57 (1986);Liu 
 eL at、、  PNAS  82:  8648
−8652  (1985))コ  。 多分、ハイブ
リッド抗体又はヘテロダイマー抗体複合体は、二官能性
ハイブリッド抗体又はヘテロダイマー抗体複合体の架橋
作用によりT細胞と腫瘍標的との密接な細胞間接触を可
能とし、その際、ハイブリッド抗体の一端又はヘテロダ
イマー抗体複合体の]つの抗体が腫瘍細胞に結合しそし
てハイブリッド抗体の他端又はヘテロダイマー抗体複合
体の他方の抗体がTCP−73複合体に結合しモしてC
TLを活性化するのであろう。この研究は生体外での大
きな将来性を示すけれども、このようなハイブリッド抗
体又はヘテロダイマー抗体複合体の生体内注入は、身体
内の莫大な量の活性化されていない普通のT細胞かT3
を発現するという事実により複雑になるであろう。これ
らの細胞は、ハイブリッド抗体又はヘテロダイマー抗体
複合体に結合することについて活性化されたT細胞と競
合するであろう。更に、抗T3/腫瘍抗体ハイブリッド
及び複合体は、T3陰叶である大多数のNK細胞を活性
化しないであろう。
従って、本発明の1つの目的は、身体中の活性化されて
いない普通のT細胞が抗体構造体に結合することについ
て活性化されたT細胞と競合しない抗体構造体を使用し
て、細胞集団を選択的に破壊する方法を提供することで
ある。
本発明の他の目的は、CTL細胞及びNK細胞の両者の
大多数を活性化する抗体構造体を使用して、細胞集団を
選択的に破壊する方法を提供することである。
本発明の更なる目的は、有害な副作用なしに成る種の疾
患の処置のために特定の細胞集団を破壊するようにリン
パ球を活性化及び指向させる方法を提供することである
これらの目的及び他の目的は、本発明の1つの態様にお
いては、抗リンパ球抗体成分(b)に結合した抗原的細
胞抗体成分(a)を含んで成り、該抗リンパ球抗体成分
は活性化されたリンパ球に対して特異的であることを特
徴とする二官能性ヘテロダイマー抗体複合体を提供する
ことにより達成された。
本発明の他の態様においては、(a)標的細胞表面分子
に結合することができる、抗体以外の分子成分と(b)
活性化されたリンパ球に対して特異的である抗リンパ球
抗体成分とを含んで成る二官能性抗体/細胞表面結合性
分子複合体が提供される。
本発明の更なる態様においては、(a)抗標的細胞結合
部位成分と(b)抗リンパ球結合部位成分とを含んで成
り、該抗リンパ球結合部位成分は活性化されたリンパ球
に対して特異的であることを特徴きする、二官能性ハイ
ブリッド抗体か提供される。
本発明は、 (1)1種又は1種より多くの、前記二官能性抗体構造
体の成分(a)を標的細胞に結合させ、(2)リンパ球
を活性化させ、 (3)前記二官能性抗体構造体の成分(b)に前記活性
化されたリンパ球を結合させることを含んで成り、前記
工程(1)、(2)及び(3)は、−11= 工程(2)が常に工程(3)と同時に又は工程(3)の
前に行なわれるという条件下に、同時に又は任意の順序
で行うことができることを特徴とする、標的細胞集団を
選択的に破壊する方法も提供する。
添付図面は、CALLA発現細胞及びT112/ T 
l 1 s発現細胞に対するJ5、抗Tl12、抗T1
1.及び複合体J5−抗Tl 12及びJ5−抗Tl1
3の結合を示す蛍光活性化細胞ソーター(Fluore
scence−Activated  Ce1l  5
orter  (FAC5)/(ターンを与える。ナマ
ルワ細胞(Namalwa cells) (群a乃至
h)又はREX細胞(群i乃至p)を抗体なしくno 
antibody)  (a 、 i )、J5(b、
j)、抗Tl12(c、k)、抗T l l 3 (d
、 + ) 、抗T3(e、m)、J5−抗T 112
 (f 、 n )、J5−抗T11.(g、0)、又
はJ5−抗T3 (h。
p)とインキュベージジョンした。
上述の如く、本発明は、上述の先行のTCR−T3活性
化経路にまさるいくつかの利点を示す、別の活性化″経
路を提供する。第一に、Tl1分子はすべてのNK細胞
及びCTL細胞上に存在し、そして(a)ヘテロダイマ
ー抗体複合体、(b)抗体/細胞表面結合性分子複合体
又は(c)二官能性ハイブリッド抗体の一部としての適
当な抗Tll抗体又はTll結合部位は、リンパ系細胞
の両集団を増援させて腫瘍標的を溶解することができる
。第二に、活性化のためにその発現が必要なTl1分子
のエピトープは、TCR−T3と違って、休止している
非活性化状態では発現されない。このいわゆる“’Tl
13”エピトープは、マイトジェン、抗原、リンホカイ
ン又は他の抗体、例えば抗T l l 2(anti−
Tll□) [モイエル ニス・シー等、丸西 第36
巻: 897−906 (1984) (Meuer 
S、 C,、Ce1l 36: 897−906 (1
984)]、抗T 3 (anti−T3)及び抗2 
HI (anti−2旧)による活性化の後Tll陽性
細胞上にのみ発現される。
本発明に従う新規な二官能性抗体構造体は、腫瘍細胞の
如き標的細胞に向けて活性化されたリンパ球のみを指向
させる(direct)のに使用することができる。こ
れは、例えば腫瘍細胞を試験管内又は生体内で、リンパ
球特異的成分が活性化されたリンパ球に対して特異的な
抗体(又は、もし構造体がハイブリッド抗体であるなら
ば、抗体の1つの結合部位)である、リンパ球特異的/
腫瘍細胞特異的二官能性抗体構造体に結合させることに
より達成される。このような抗体には、例えば、抗T1
13抗体、IL2受容体に対して特異的な抗TAC抗体
、抗Ta1抗体、T10分子に対して特異的な抗TIO
抗体及び、トランスフェリン受容体に対して特異的な抗
l・ランスフェリン受容体抗体が包含され、これらのす
へては活性化された細胞上に選択的に発現される[モイ
エル ニス・シー等、幻と 第36巻:897−906
 (1984);フォックス デー・エヌ等、シャー’
:J=火f−オブ・イムノロジー 第133巻:125
0−1256 (1984);ヘルセント、チー・等、
鴫−マン・イムノロジー 第3巻:247−259(1
981);及びロッゾ、アール・ジエー・等、ジャーナ
ル・オブ・エクスペリメンタル・メデイシン 第160
巻:1126−1146 (1984) (Meuer
 S、 C,et al、、 Ce旦36 : 897
−906(1984); Fox、 D、 N、 et
 al、、  J、  1mm、  133 :  1
250−1256  (1984);  Hercen
dt、T、et al、、Hum、1mmuno1.3
  :  247−259  (1981);  an
d Robb、R,J、et31、、 J、 Eyp、
 Med、−…: 1126−1146 (1984)
] 。
この方法においては、リンパ球特異的/標的細胞特異的
抗体構造体は、試験管内で又は身体中への注入の後生体
内で標的腫瘍細胞に結合するであろう。抗体構造体が標
的細胞に結合した後、リンパ球は、生体内又は生体外で
種々の方法で、しかし好ましくは、T細胞及びNK細胞
の両者を活性化させる抗体抗Tll□及び抗T113の
組み合わせによるリンパ球の処理によって活性化させる
ことができる。これらの活性化されたリンパ球は次いで
、活性化されたリンパ球に対して特異的な抗リンパ球抗
体又は一つの抗体結合部位成分で被覆された標的細胞に
向かって進み” (”home−in”)、この抗体構
造体に結合し、この抗体構造体はリンパ球を標的細胞と
接触させそして結合した活性化されたリンパ球は標的細
胞を溶解する。
本願においては、抗腫瘍抗体と抗T113の多数の抗体
構造体の製造が開示されている。これらの構造体は、活
性化されたTl1発現細胞に腫瘍標的細胞を殺さしめる
ことが今回見出だされた。
更に、これらの構造体は、Tl ]発現細胞が抗T11
゜に結合することができるときも、腫瘍標的細胞を殺す
ようにTl1発現細胞を活性化させる。
抗腫瘍抗体と抗Tll□の構造体の製造も開示されてい
る。これらの抗体構造体は、Tl1発現細胞か抗T11
3に結合するときも、腫瘍標的細胞を殺すようにTl1
発現細胞を活性化させることが見出だされた。
二官能性抗体構造体及びそれらの合成 3つの別個の二官能性抗体構造体が本発明により提供さ
れる。
これらは、 (1)ヘテロダイマー抗体複合体、 (2)抗体/細胞表面結合性分子複合体、及び(3)ハ
イブリッド抗体、である。
用語“二官能性′″は、」1記構造体の各々が2つの異
なった結合特異性を有することを示すのに使用される。
この用語は結合部位の実際の数に関するものではない。
その理由は、例えは、ヘテロダイマー抗体複合体は普通
は4つの結合部位−一標的細胞に対して特異的な2つの
結合部位及び活性化されたリンパ球に対して特異的な2
つの結合部位を有するからである。反対に、ハイブリッ
ド抗体は2つの結合部位−一1つは標的細胞に対して特
異的でありそしてもう1つは活性化されたリンパ球に対
して特異的であるm−しか持っていない。
更に特定的には、本発明に従えば、二官能性ヘテロダイ
マー抗体複合体は相互に結合した2つの抗体を含んで成
り、1つの抗体1i標的細胞に対して特異的でありそし
て他の抗体は活性化されたリンパ球に対して特異的であ
る。
二官能性抗体/細胞表面結合性分子複合体は1つの抗体
と、抗体以外の1つの分子とを含んで成る。抗体成分は
活性化されたリンパ球に対して特異的であり、一方、例
えはホルモン、リンホカイン、オリゴ糖、等の如き非抗
体分子は標的細胞表面分子に結合する。
二官能性ハイブリッド抗体は2つの異なった抗原に対す
る抗原結合部位を持った1つの抗体である。本発明に従
えば、1つの抗原結合部位は標的細胞に対して特異的で
あり、他の抗原結合部位は活性化されたリンパ球に対し
て特異的である。
本明細書で使用される゛′標的細胞′″という用語は、
殺され又は溶解されるべき、腫瘍細胞又は他の病気にか
かった細胞、例えばウィルス感染細胞、寄生虫感染細胞
、等を包含する細胞として定義される。
使用されうる標的細胞の特定の例には、腫瘍細胞、特に
充実性腫瘍細胞、ウィルス感染細胞、寄生虫感染細胞、
自己免疫細胞、即ち、自己抗体を生産する細胞及び活性
化された細胞、即ち、移植片拒絶又は移植片対宿主疾患
に関与する細胞が包含される。
本明細書で使用される“リンパ球″という用語は、血液
中で循環している及びリンパ節、牌臓及びリンパ管中に
見出だされ、ライトの染色(Wright’s  5t
ain)で染色すると濃密に詰まったクロマチンと細胞
質の小さな縁を有しそして細胞溶解機能の潜在能力を有
する、即ち、標的細胞を溶解することができる、単核細
胞どして定義される。
適当なリンパ球の例には、CTL (CD8+又はCD
4+)、NK細胞(CD2+)、及びTヘルパー細胞(
CD4+)が包含される。
本明細書で使用される゛′活性化されたリンパ球″とい
う用語も又、その細胞溶解機能が種々の手段、そのいく
らかを下記に示す、により作動せしめられた(turn
ed on)リンパ球を意味する。
標的細胞に対して特異的な抗体はポリクローナル又は七
ツクローナルのいずれでもよく、そして+ IgM、r
gGS IgG2a  、rgG2b  、TgG3、
TgGい IgA、IgE及びIgD、のいかなるアイ
ソタイプであってもよい。更に、この抗体はヒト、マウ
ス、ラット、ハムスター、又は他の哺乳動物種起源のも
のであるべきである。
標的細胞に対して特異的な抗体は下記の如き慣用の方法
に従って製造及び精製することができる。
第一に、ヒトを含めて、マウス、ラット、ハムスター又
は他の哺乳動物を、無傷の標的細胞、標的細胞から単離
された抗原、全ウィルス(wholevirus)、弱
毒化全ウィルス(attenuated whole 
virus)及びウィルスコートタンパク質の如きウィ
ルスタンパク質のような問題の抗原で免疫する。大抵の
場合に、免疫のために完全標的細胞(entireta
rget cell)が使用される。免疫に使用される
抗原は慣用の方法により製造及び精製される。例えば、
アール・アイ・ミツシェル 、“′細胞免疫学における
選ばれた方法″ビー・ビー・ミソシェル及びニス・エム
Oシージ、編)サンフランシスコ、(1980)、28
−65頁(R,1,Mishell in”5elec
ted Methods in Ce1lular I
mmunology”(B、 B、 Mishell 
&S、 M、 Shiigi、 eds、 )San 
Francisco、 (1980) pp28−65
)参照。別法として、前免疫ヒト(pre−immun
e human)が血清学的スクリーンにより同定され
る。問題の抗体、例えば抗リンパ球抗体を生産すること
が血清学的に証明されたヒト、例えば全身性エリテマト
ーデス又は他の自己免疫疾患を持った患者又は抗腫瘍抗
体を生産す=20− る患者が選ばれる。
次ぎに、免疫された動物又は前免疫ヒトからB細胞のソ
ース(牌臓、末梢血液、リンパ節等)を採取して、例え
ば、オイ及びヘルツエンバーブ、゛″細胞免疫学におけ
る選ばれた方法″′ビー・ビー・ミツシェル及びニス・
エム・シージ、編)サンフランシスコ、(1980)、
351−368頁(Oi and Hertzenbe
rg  in ”5elected Methods 
1nCellular Immunologyll(B
、 B、 Mishell &S、 M。
Shiigi、 eds、 )San Francis
co、 (1980) pp 351−368)に従う
、例えばポリエチレングリコール(PEG)法の如き慣
用の方法によって、MS−1(P3/NS I/1−A
g4−1)rケーラー、ジー・等、ヨーロピアン・ジャ
ーナル・オブ・イムノロジー、第6巻、292−295
 (1976)(Kohler、 G、 et at、
、 Eur、 J、 1mm、 6: 292−295
(1976))−−(ATCCNo、  TIB  1
g)]又は5P210 (SP210−Ag 14)[
エム・シュルマン等、ネイチャー 第276巻、269
−270 (1978) (M、 Shulman e
t al、。
Nature 276: 269−270 (1978
)) −(A T CCNo、   CRL  158
1)] の如き不ズミミエローマ(murine my
eloma)又は適当なヒトミエローマと融合させる。
融合した細胞を次いで、例えば上述のオイ及びヘルツエ
ランバーブに記載の如き慣用の方法にすべて従って、培
養し、スクリーニングしそしてクローン化して、選ばれ
た抗体を生産する永久分裂するクローン(immort
alized clone)を得る。
試験管内免疫の慣用の方法も使用することがでキル[ア
ール・ニー・ルベツ等、モレキュラー・堕込)lしZ二
 第17巻、635−639(1,980)及びヘンガ
ードナー エイヂ・等、カレント・トピックス・イン・
マイクロバイオロジカル・工み又」乏−二 第81巻、
92−99(1,978)(R,A、 Luben e
t al、、 Mo1. Immunol、 17+ 
635−639 (1980) and Hengar
tner H,et al、、 Curr、 T。
p、 Microbiol 、  Immunol 、
 81.、: 92−99 (1978)]  。
問題のクローンを単離した後、B a I 1) / 
C又はヌードマウスの腹水腫瘍(ascites tu
mors)中で増殖した又は慣用の大規模細胞培養法を
使用して試験管内で増殖したハイブリドーマ細胞により
モノクローナル抗体を製造することができる。抗体は、
硫酸アンモニウム沈澱、イオン交換クロマトグラフィー
及びゲルろ過[パルハム(Parham)等、(198
2)]、チバクロン青色染料(Cibacronblu
e dye)にカップリングした樹脂によるイオン交換
クロマトグラフィー[プルツク(Bruck)等、ジャ
ーナル・オブ・イムノロジカル・メソッド、第53巻、
3 ] 3−319 (1982)及びブルッ6(19
86)]、ヒドロキシルアパタイトによルクロマトグラ
フィ−[スタンカー(Stanker)等、ジャーナル
・オブ・イムノロジカル・メソッド、第76巻、157
−169 (1,985)及びジュアレッツーザリナス
(Juarez−3a ] 1nas)等、L又ヱド・
イン・エンザイモロジー、第121巻、615−622
 (] 986)] 、及びスタフィロコックス・アウ
レウス(Staphylococcus  aureu
s)からの固定化されたプロティンAを使用するアフィ
ニティークロマトグラフィー[ゴーディング(Godi
ng)、ジャーナノ1ニオブ・イムノロ偽h J+/ 
・メソン工、第39巻、285−308 (1980)
]を包含する種々の方法で腹水液から精製することがで
きる。抗体の純度は、等電点ゲル電気泳動(is。
electrofocusing gel elect
rophoresis)により評価することができる[
ゴールドマツハ−(Goldmach e r )等、
ジャーナノ1ニオブ・イムノロ*−1第136巻、32
0−325 (1986)]。
標的細胞に結合する抗体の特定の例は下記実施例1に記
載されている。
標的細胞に対して特異的なポリクローナル抗体の製造及
び精製は、当業界で公知の慣用の方法に従って行うこと
ができる。
活性化されたリンパ球に対して特異的な抗体はポリクロ
ーナル又はモノクローナルのいずれであってもよくそし
て標的細胞に対して特異的な抗体に=24一 ついて述べた如きアイソタイプである。更に、標的細胞
に対して特異的な抗体については、活性化されたリンパ
球に対して特異的な抗体は哺乳動物種起源であるべきで
ある。
活性化されたリンパ球に対して特異的な抗体は、下記の
如くして製造及び精製することができる。
ヒトリンパ系細胞でマウスを免疫しそして、標的細胞に
対する抗体の製造について前記した如く、永久分裂する
抗体生産クローンをつくることによって抗体は製造され
る。ヒトリンパ系細胞は適当なヒト供与者の末梢血液か
ら得られる。問題のクローンは、例えば、適切な細胞に
対するクローンの上澄液のFAC3(蛍光活性化細胞ソ
ーター)分析により同定される。次いでクローンを適当
なマウス系中で増殖させそして悪性腹水腫瘍(ma l
 i gnant ascites tumors)と
して増殖したハイブリドーマ細胞から大量の抗体を製造
することかできる。
抗体は、中空繊維装置又はローラーボトル中でハイブリ
ドーマ細胞を増殖させるなとの標準方法により試験管内
で大量に製造することもできる。これらは周知の工業的
方法でありそして必要な装置は使用するための適当な機
器と共に商業的に得ることができる。
モノクローナル抗体は前記の方法により精製することが
できる。
2つのこのような抗体の特定の例、即ち抗T11、及び
抗T l l zは実施例1に記載されている。
活性化されたリンパ球に対して特異的なポリクローナル
抗体の製造及び精製は、当業界で公知の慣用の方法に従
って行うことができる。
更に、活性化されたリンパ球に対して特異的な幾つかの
適当な抗体がすでに存在しておりそして、成熟T細胞上
に見出だされるTl1分子の異なるエピトープに結合す
るモノクローナル抗体である抗T l l 2 (不ズ
ミ(murine) r g G 2 a )及び抗T
113(ネズミIgGa)[モイエル、ニス・シー・等
、丸止、第36巻、897−906 (1984)];
抗トランスフェリン受容体抗体;及び抗TAC抗体を生
産するハイブリドーマを含めて公に入手可能である。 
抗Tl12及び抗T113は、マサチューセッツ州、ケ
ンブリッジの、イムノケン・インコーホレーテッド(1
mmunoGen Inc)から入手可能である。抗ト
ランスフェリン受容体抗体は、メリーランド州、ロック
ビレのアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション
(Amerjcan Type Cu1ture Co
11ecyion)から入手可能である(ATCCNo
、  HB21)、抗TAC抗体を生産するハイブリド
ーマは、カリフォルニア州、マウンテンビューのベクト
ン・ジッキンソン(Becton Dickinson
)から商業的に入手可能である。
抗Tl 13は抗リンパ球抗体として好ましいものであ
る。
これらの公に入手可能な抗体は(ハイブリドーマにより
供給される場合には)製造することができそして(必要
に応じて)上記の方法により精製することができる。
本発明のヘテロダイマー抗体複合体を製造するために、
ベーター(Oeters)等、アニュアル・レビュー・
オブ・バイオケミストリー(Annual Revie
w Biochem)、第46巻、523−551(1
977):=27− ジ(Ji)、メソッヅ・イン・エンザイモロジー(Me
thods Enzymol)、第91巻、580−6
09 (1983):ブラットラー(Blattler
)等、バイオケミストリー(Biochemistry
)、第24巻、1517−1524 (2985)及び
その中の参考文献により記載されているようなタンパク
質の化学的架橋のための慣用の方法のいずれかを使用す
ることにより、2つの異なる抗体を相互に接合すること
ができる。
これらの架橋試薬の多くは例えば、イリノイ州、ロック
7オードのピアース・ケミカルφカンパニ(Pierc
e Chemical Company)、ミズリー州
、セントルイスのシグマ・ケミカル・カンパニー(Si
gma Chemical Co)、インデイアナ州、
インデイアナポリスのベーリンガ・マンハイム・バイオ
ケミカッ1ス(Boehringer Mannhei
m Biochemicals)、ス工−デン、ウプサ
ラのファーマシア(pharmac ia)から商業的
に入手可能である。好ましくは、2つの異なる抗体は相
補的反応性基、例えばマレイミド基及びスルフヒドリル
基を導入するヘテロニ官離性架橋試薬により変性され、
次いでこの異なる変性された抗体は次ぎに下記の反応式
lに記載の如く、高収率でヘテロダイマーのみを生成す
る相補的基の反応により架橋される。
反応式1 反応式Iにおいて、抗体−しは、すべてのクンバク質に
見出だされるアミン基と反応する2−イミノチオランで
変性されてこの抗体にスルフヒドリル基が導入される[
トラウド(Traut)等、ハエオ乞辷りワニ、第12
巻、3266−3275(1973);ランバー1□ 
(Lambert)等、旦オケミス]・リー、第17巻
、5406−54]6(1978)]。スルフヒドリル
基は、N−スクシンイミジル−3−(2−ピリジルジチ
オ)プロピオネートの如き多数の他の試薬を使用し[カ
ールソン(Car 1sson)等、バイオケミカル・
ジャニ丈ル(Biochemical J、)、第17
3巻、723−737(1978)] そして例えは]
2−メルカプトエタノール2−20ミリモル)又はジチ
オ1・レイトール(l−2ミリモル)で短い時間(15
−40分)4°C又は周囲の温度で抗体を処理すること
による、還元剤による穏やかな還元ど、続いてゲルろ過
又は透析して過剰の還元剤を除去することにより、抗体
に導入することかできる。
反応式1において、抗体7は、ずべてのタンパク質に見
出だされるアミン基と反応するスクシンイミジル−4−
(N−マレイミドメチル)シクロヘキサン−1−カルボ
キシレート(SMCC)で変性されて、抗体にマレイミ
ド基が導入される第260巻、] 2035−1204
1.(1985)]。
マレイミド基は、他のへテロ三官能性試薬、例えば、イ
リノイ州、ロックフォードのピアース・ケミカル・カン
パニーから商業的に入手可能な2つの化合物であるm−
マレイミドベンゾイル−N−ヒドロキンスクシンイミド
エステル及びスクシンイミジル−4−(p−マレイミド
フェニル)ブチレート、インデイアナ州、インデイアナ
ポリスのベーリンガー・マンハイム・バイオケミカルス
から商業的に大手可能なマレイミドヘキサノイル−N−
ヒドロキシスクシンイミドエステル及びブラットラー等
、バイオケミストリー、第24巻、1517−1524
 (1985)参照、を使用してタンパク質に導入する
こともできる。他の基、例えば、α−クロロ−1α−ブ
ロモ−又はα−ヨード−カルボニル基も又スルフヒドリ
ル基と反応性でありそしてこのような基は、抗体上と抗
体又を効率良く架橋させることができるようにマレイミ
ド基の代わりに抗体又に導入されうる。例えは抗体又を
N−スクシンイミジルヨードアセテ−1・で変性して抗
体にヨードアセチル基を導入することができる。2−ピ
リジルジチオ基も又遊離のスルフヒドリル基と反応性で
ありそしてこのような基も又、例えばN−スクシンイミ
ジル−3−(2−ピリジルジチオ)プロピオネートとの
反応により抗体λに導入することができる。この場合に
、抗体上と抗体λとの架橋反応は、ジスルフィド結合を
含有する架橋結合を生じるであろう[ランバート等、ジ
ャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミスh は−二、
第260巻、12035−1.2041(1985)参
照1゜ 抗体上と抗体7間の架橋結合の有効な形成のために、ス
ルフヒドリル基は抗体上又は抗体スのいずれか1つに導
入することができそしてマレイミド基のようなスルフヒ
ドリル基と反応する基は、抗体又又は抗体上のいずれか
1つに導入することができる。
スルフヒドリル基は両方の抗体に導入することができ、
次いでこれらの抗体を酸化してジスルフィド結合を形成
させ、ジスルフィド結合のいくらかが抗体上と抗体スを
結合させることができる。両方の抗体に導入されたスル
フヒドリル基は、二官能性アルキルシバライド又はN、
N−0−フェニレンジマレイミド及び旦スマレイミドヘ
キサンの如き二官能性ビス−マレイミドにより架橋させ
ることもできる。
抗体1−抗体2架橋結合を形成させることができる他の
方法は、抗体の1つを、N−ヒドロキシスクシンイミド
ビオチン又はスルホスクシンイミジル 6−(ビオチン
−アミド)ヘキサノエート(ピアース・ケミカル・カン
パニー、イリノイ州、ロックフォード)の如き、タンパ
ク質と反応する商業的に入手可能なビオチンの誘導体の
1つを使用してビオ−チンに結合させ、そして前記に要
約した2つのタンパク質を結合させるための架橋方法又
は例えば、ランバート等、ジャーナル・オブ・バイオル
ジカル・ケミストリー、第260巻、12035−12
041 (1985)参照、のいずれかを使用して、ア
ビジン又はストレプトアビジンに第2抗体を結合させる
ことである。アビジン及びストレプトアビジンはビオチ
ンに結合し、かくしてビオチンを含有する抗体上とアビ
ジン又はストレプトアビジンに架橋した抗体又は、2つ
のこのように変成された抗体を一緒に混合すると、両抗
体を含む複合体を形成するであろう。
本発明に従う抗体/細胞表面結合性分子複合体は、標的
細胞に対して特異的な抗体を、細胞表面分子に結合する
ことができる抗体以外の分子で代替することを除いて、
ヘテロダイマー抗体複合体を製造するための前記した方
法に従って製造することができる。抗体/細胞表面結合
性分子複合体において使用することができる適当な分子
の例には、例えば、ホルモン、例えばインシュリン、T
RH(チロトロピン放出ホルモン) 、MSH(メラノ
サイト刺激ホルモン);リンホカイン類、例えばIL−
2、IL−3、インターフェロン(例えば、α、γ、β
)及びコロニー形成刺激因子(C3F’s)、例えばG
−C3F、、GM−C3F等が包含される。
本発明に従う異なった特異性を有する結合部位を含有す
るハイブリット抗体はいくつかの慣用の方法により製造
することができる。
(1)2つの抗体生産性ミエローマをコツトン(Coy
yon)及びミルスタイン(MilsteinXネイチ
ャニ 第244巻、42−43 (1973)に従って
融合させてハイブリドーマを形成することができる。
(2)モノクローナル抗体を生産するハイブリドーマ細
胞を、適当な抗原で免疫されたマウスの肺臓細胞と融合
させることができる[例えば、ケイ・ニス・ウェッブ等
、キャンサー・トリートメント・レポーツ(q匹、覚旦
10秒、)、第69巻、663 (1985)参照]。
(3)各々がモノクローナル抗体を生産する235一 つのハイブリドーマ細胞を融合させることができる[例
えば、ステアルツ及びベバン(Stearz andB
evan)、PNAS  第83巻、1453−145
7(1986)参照]。
方法(1)、(2)又は(3)に従う融合は、典型的に
は、オイ及びヘルツエンバーブ、“細胞免疫学における
選ばれた方法″(ミツシェル ビー、シ〜ジ ニス、編
者)オツクスフオー1’1980.351−368頁[
Oi and Hertzenbergin ”5el
ected Methods in Ce1lular
 1mmunology”(Mishell B、、 
Shiigi S、 eds、 ) 0xford 1
980゜pp、 351−368]に従って行なわれる
(4)遺伝子工学を使用して、例えば、ニス・デー・ギ
リース(S、 D、 G11lies)等、セル(Ce
ll)、第33巻、717−728 (1983)に記
載の如き抗体生産性ハイブリドーマ細胞に他のH鎖又は
L鎖の遺伝子を導入することができる。
このようにして合成された二官能性抗体構造体は下記の
如くして更に使用するために精製される。
ヘテロタイマー抗体複合体及び抗体/細胞表面結合性分
子複合体はゲルろ過により精製することができる。特に
ヒドロキシルアパタイト・クロマトグラフィー (hy
droxylapatite chromatogra
phy)[ジュアレッツーサリナス(Juarez−5
alinas )等、メソッド・イン・ユンザイモロジ
ー(Math、 Enzymす旦σ)、第121巻、6
15−622(1986)]を含む他の慣用の方法を使
用することもできる。
下記の実施例3は、特異的なヘテロダイマー抗体複合体
を精製するための方法を詳細に述べている。この方法は
いかなるこのような複合体にも適用することができる。
ハイブリッド抗体は、上記のヒドロキシルアパタイト・
クロマトグラフィーを使用すると共にモノクローナル抗
体を精製するための前記の方法により精製することがで
きる。
ヘテロダイマー抗体複合体がそれぞれの細胞に結合する
能力は下記の如くして評価することができる。
ヘテロダイマーの1つの成分に対する表面抗原を発現し
ているが他の成分に対しては発現していない細胞系を使
用する。細胞を、濃度X1例えば50pg/m(lのダ
イマーと又は濃度1/2x。
例えは25μg / m (lの遊離抗体と氷上で約3
0分間インキュベーションし、次いで細胞を2回洗浄し
そしてフルオレセインイソチオシアネート(F I T
C)の如き適当な標識に結合した適当な希釈率のヤギ抗
マウス免疫グロブリン又はウザギ抗マウス免疫グロブリ
ンにより氷上で約30分間染色する。次ぎに細胞を再び
洗浄しそしてサイ]・フルオログラフにより蛍光強度に
ついてアッセイする。ヘテロダイマー抗体複合体は、も
しも完全に機能的であるならば、このアッセイにおいて
は、遊離抗体と同じ蛍光強度分布を与え、かくして、複
合体が細胞の適切な抗原に等しく十分に結合することを
示すであろう。
抗体/細胞表面結合性分子複合体及びハイブリッド抗体
かそれぞれの細胞に結合する能力は、当業者に周知され
た同様な慣用の方法により評価することができる。
リンパ球は生体内又は生体外のいずれでも活性化するこ
とができる。標的細胞の処理が生体内でありそしてリン
パ球が生体外で活性化されるならば、リンパ球は活性化
の後身体に注入される。
リンパ球の生体内活性化は、抗Tl12、抗T3にュー
ジャーシー州、ラリタンのオルソ・ファーマンニーティ
カルから○KT−3という名称で入手可能である)又は
抗2HIの如き活性化抗体を、二官能性抗体構造体の注
入の数時間前に注入することにより達成される。
リンパ球の生体内活性化は、 (1)抗T] 12、抗2HI  [抗2Hr生産性ハ
イブリドーマはメリーランド州、ロックヒレのアメリカ
ン・タイプ・カルチャー・コレクション(Americ
an Type Cu1ture Co11ectio
n)に寄託番号ATCCHB  9399で寄託されて
いる]又は抗T3の注入によりTl13の発現を誘発さ
せるか、又は、 (2)前記の如きT113の発現及びI L −2、B
SF−1及びγ−IFNの如きリンホカインによる活性
化を誘発させることにより行うことができる。
好ましい物質には活性化抗体抗T l ] 2及び抗T
3及び抗2 tl Iが包含される。
リンパ球の生体外活性化は、二官能性抗体構造体の注入
の数日前に行うことができる。
リンパ球の生体内活性化は、慣用の医学装置による細胞
泳動(cytophoresis)により血液から取り
出された末梢血リンパ球(PBL’  s)をIL−2
、抗Tll。、抗T3又は抗2HIとインキュベーショ
ンすることにより達成される。インキュベーションは、
例えは、IOpg/m(lClpg/mQ乃至100 
p g/mQ)の可溶性抗T112又は抗2 HI又は
例えば1.0−1000U/mQ。
のI L −2又は例えは10pg/mQclpg/m
Q乃至100μg/mQ)のプレートに付着しているか
もしくはヒーズに結合している抗T3と共に0.5XI
O’個細胞/mQにてlO%ヒトAB血清を補充された
RpMr  1640培地中で37°Cで100%湿度
及び5−10%CO2の雰囲−40= 気で行なわれる。
生体外でリンパ球を活性化するのに使用することができ
る物質にはTL−2、抗T ] l 2、抗T3及び抗
2 HIが包含される。
好ましい物質には抗T112、抗T3及び抗2HIか包
含され、特に好ましいのは抗Tll□である。
生体内でリンパ球を活性化させる物質の能力は、前述の
抗体の如き活性化物質を患者に注入し、次いで血液を採
取し、PBL sを単離しそして、例えばT l l 
3発現についてアッセイし及び適当に対応する二官能性
抗体構造体による殺傷能力をアッセイすることにより決
定することができる。アッセイの特定の条件は当業者に
より容易に決定することができる。
物質の生体外でリンパ球を活性化させる能力は、例えは
、前記の活性化試薬と共に3日間試験管内培養の後キラ
ー細胞を発生させるその物質の能力により決定すること
かできる。キラー細胞機能は、本発明の二官能性抗体構
造体の1つを使用して標的を殺す活性化されたPBL’
  sの能力を監視するか、又は慣用の方法に従ってレ
クチン媒介溶解(Iectin mediated I
ysis)を監視することにより測定される。
本発明を好ましい態様に関して更に説明するが、本発明
はそれにより限定されるものとみなすべきではない。
本発明のこの好ましい態様においては、ヘテロダイマー
抗体複合体は、抗リンパ球抗体成分として抗Tl13を
含有しそして抗腫瘍細胞抗体成分として抗腫瘍細胞抗体
を含有する。この態様に従えば、生体内で循環する巨大
な数の活性化されていないTl1発現細胞に複合体が結
合する心配なしに、活性化された細胞の注入の前に抗T
 l 13/抗抗腫瘍細胞体複合体を注入することがで
きる。
かくして、これらの循環している普通の活性化されてい
ないT細胞上のT l 13エピトープの非常に低い発
現は、抗T113−抗腫瘍細胞抗体複合体が生体内で標
的腫瘍細胞に効率良く結合することを許容する。その後
に活性化されたリンパ球か注入されるならば、活性化さ
れたリンパ球は、抗T113−抗腫瘍細胞抗体複合体で
被覆された腫瘍細胞を特異的に標的とする。
例えば、1つの方法においては、T細胞は抗T112に
より生体外で処理することができ、これはT細胞の表面
の抗T113エピトープを露出させるであろう。宿主の
身体に注入して戻すと、抗Tl 12で被覆されt−細
胞は抗T l l 、ヘテロダイマー抗体複合体で被覆
された標的細胞に結合する。
かくしてT細胞は、抗Tll。と抗T113の結合によ
り活性化されそして、ヘテロダイマー抗体複合体橋によ
り標的腫瘍細胞と密接な細胞間接触をして、活性化され
たリンパ系細胞が標的細胞を殺すことを可能とする。
下記する実施例5においては、標的細胞は、抗T113
と標的細胞に対して特異的な抗腫瘍抗体のヘテロダイマ
ー抗体複合体で被覆された。これらの被覆された標的細
胞が活性化されたT11発現細胞と混合されると、標的
細胞とTl1発現細胞は細胞間に橋を形成したヘテロダ
イマー抗体複合体により密接な細胞間接触において相互
に結合させられた。抗体橋から生じた密接な細胞−細胞
接触は活性化されたTl1発現細胞が標的細胞を殺すこ
とを可能とした。
生体内処理の方法 本発明に従えば、二官能性抗体構造体は、タンパク質担
体として加えられた正常なヒトアルブミンと共に正常な
生理的食塩水中の静脈内注入として患者に与えることが
できる。
投与される二官能性抗体構造体の量は、年齢、体重及び
負っている腫瘍と共に変わるが、−船釣には0.1−1
0mg/kg体重の範囲にある。
静脈内IL−2は生体内でキラー細胞を活性化すること
が示され[ニス・ニー・ローゼンバーグ(S、 A、 
Rosenberg)等、ジャーナル・オブ・エクスベ
リメンタル・メディシン・(J、 Exp、 Med、
)第161巻、1169−1188 (1985)]そ
してこの方法は活性化された細胞溶解性リンパ球を得る
のに使用することができる。リンパ球の生体内活性化は
、“′リンパ球の活性化″という見出=44− しの節に記載した試薬についてIL−2について述べた
如くしても進行するであろう。
リンパ球の生体外活性化については、リンパ球は前記の
如き患者由来のものでありそして前記の如くして活性化
される。活性化されたリンパ球は次いで50m127時
間の容量中108個の細胞/時間の速度の如き適当な速
度で連続的静脈内注入により身体に戻される。
上記の生体内方法に従って処理することができる医学的
状態の例としては、例えば、肺、胸、結腸、前立腺、腎
臓及びリンパ器官の癌を包含する悪性腫瘍:全身性エリ
テマトーデス、リコーマトイド関節炎及び多発性硬化症
の如き自己免疫疾患;腎移植拒絶、心臓移植拒絶、肝臓
移植拒絶、肝移植拒絶及び骨髄移植拒絶の如き移植片拒
絶;移植片対宿主疾患、CMV感染症、HT L V感
染症、エイズ等の如きウィルス感染症;ランプル鞭毛虫
症(giardiasis)、アメーバ症(amoeb
jasjs)、シストソミアシス(shistosom
iasis)等の如き寄生虫感染症が包含される。
基MW円スl[[)L丙 本発明の方法は試験管内で行うこともできる。
試験管内方法に従って処理することができる医学的状態
の例としては、自己由来の(auLologous)又
は同種異型の(3110geneic)骨髄移植が包含
される。
試験管内処理は下記の如くして行うことかできる。
前記の如くして(I L−2、及び/又は抗T11□、
抗T3、抗2 HIにより)数日間活性化された患者か
らPBLを回収した。標的とされるべき細胞、例えは腫
瘍細胞を含む骨髄をE/T (エフェクター細胞/標的
細胞)比20:1乃至l:1の活性化された細胞及び適
当な二官能性抗体構造体と4乃至18時間混合する。こ
の時間の後、骨髄細胞を血清を含む培地で洗浄しそして
公知の方法に従って静脈内注入により患者に戻す。
四隼泄 本発明を限定することを意味するものではない特定の実
施例により更に説明する。
特記しない限りすべての百分率、割合等は重量による。
実施例に述べらまたモノクロナール抗体抗体抗T112
、抗T113、J5及び抗B4を生産するハイブリドー
マ細胞系統を引用文献に記載の如くして製造した。
抗Tll□及び抗T113は成熟T細胞の表面に見出だ
されるT1.1分子の異なるエピトープに結合するモノ
クロナール抗体である[モイエル ニス・シー・等、叩
、第36巻、897−906(1984)]。
J5は普通急性リンパ芽球白血病抗w、(Common
Acute Lymphoblastic Leuke
mia Antigen) (CALLA)に対して特
異的な不スミIgG2a  である[リッツ ジェー等
、オ・イチ九二、第283巻、583−585 (19
80)]。
抗B4はB細胞及びB細胞起源の悪性腫瘍に見出たされ
るB4抗原に対して特異的なネスミIgG1である[ナ
ドラー エル・エム等、ジャーナ巻、244−250 
(] 983)] 。
これらの抗体を生産するハイブリドーマ細胞系統はB 
a l b / Cマウスにおける腹水腫瘍として増殖
させた。別法として、J5及び抗B4は、フロリダ州、
ヒアリーチのカルチャー・イムノロジー(CuHure
 Immunology)から商業的に得ることができ
る。抗T112及び抗T113抗体は、マサチューセッ
ツ州、ケンブリッジのイムノケン・インコーホレーテッ
ド(1mmunoGen Inc)から商業的に得るこ
とができる。
実施例↓ 抗体の精製 すべての精製工程は4°Cで行った。J5抗体は、プロ
ティンA−セファロース CL−4B(protsin
 A−5epharose CL−4B)のカラム[ミ
ズリー州、セン]・ルイスのシグマ・ケミカル・カンパ
ニー(Sigma Chemical Co)]による
アアフィニティークロマトゲグラフィを使用する慣用の
方法[ゴールトマソハー等、ジャーナル・オブ・イムノ
ロオニ、第136巻、320−325 (1985);
ラン2035−12041  (1985)] を使用
して腹水液から精製した。カラムにより結合された抗体
をNaCl (0,1,5M)を含有する0、1M酢酸
で溶離した。l/l O容量の ]、0MNaHCO3
の添加により抗体含有画分を直ちに中和し、次いで、グ
リシン(50mM)及びNaN5(0゜4mM)を含有
する1、0mMリン酸すトリウム緩衝液、pH6,0中
で平衡化されたCM−セルロースのカラム[ニコージャ
ーシー州、クリ7トンのホワットマン・ケミカル・セバ
レーションズ(WhaLman Chemical 5
eparaTions)のCM52]でのイオン−交換
クロマジグラフイーにより更に精製するために、この同
し緩衝液に対して透析した。
カラム(タンパク質120mgについて30mQの床容
量)をNaClの線形勾配(O]OOmM)で展開しそ
してJ5か単一ピークとして溶離した。精製した抗体を
NaCl  (145mM)を含有する]0mMリン酸
カリウム緩衝液、p H72に対して最後に透析し、次
いでろ過[マサチューセッツ州、ベツドフォードのミリ
ポアー・コーポレーシa (Mrllrpore Co
up)の0.22pm、  ミレックスーGV膜(M 
i l Iex−G V membrane)又は、ニ
ューハンプシャイア−州、キーヌのシュライヘル・アン
ド・シュエル(Schleicher & 5huel
l)の0、’lpm、ユニフロ膜(Uniflo me
mbrane)]により無菌化し、そして−70°Cで
約5mg/m12の濃度で保存した。
抗Tll□は、この抗体の精製の第2工程で使用したC
M−セルロースカラムが、グリシン(50mM)及びN
 a N5(0,4mM)を含有する10mMリン酸ナ
トリウム緩衝液、pH1,O中でO−300m0−3O
0の線形勾配で展開されたことを除いては、同様な方法
により精製された。
抗B4は、4°Cで3つの工程で精製しI−8第1Iこ
、NaCI  (145mM)を含有する2容量の10
mMリン酸カリウム緩衝液、pH7,2で腹水液を希釈
し、次いで固体(NH4)2504を連続的に撹拌され
た溶液に少しずつ45分にわたって加えた。懸濁液を1
時間撹拌した。沈澱したタンパク質を遠心分離により回
収し次いでNaCI(3,0M)を含有する0、IMF
リス・MCI緩衝液、pH8,9に溶解しく腹水液50
m(2からのタンパク質に対して50m(2中に)、そ
してpH8,9の緩衝液100容量に対して8時間透析
した。透析した溶液を、pH8,9緩衝液中で平衡化さ
れているプロティンA−セファロースCL−4Bのアフ
ィニティーカラムに加え、次いでカラムを溶離液の吸光
度がゼロ近くになるまでpH8,9緩衝液で洗浄した。
次いで、酢酸ナトリウム(50mM)及びNaCI (
150mM)を含有する50mMのリン酸ナトリウム緩
衝液、pH6,0によりカラムから抗B4抗体を溶離し
た。NaCl  (145mM)を含有する10mMリ
ン酸カリウム緩衝液、pH7,2中で平衡化されている
セファロースS−300のカラム[ニューシャーシー州
、ビス力タウエイのファーマシア・ファイン・ケミカル
ス(P harmacla F ine Chemic
als)] を通してのゲルろ過により抗体含有両分を
最終精製のために濃縮した。精製した抗体を無菌化しそ
して]5(上述)に記載の如くして保存しIこ。
抗T l l 、は、硫酸アンモニウム沈澱及び、抗体
をNaCI  (0,15M)を含有する0、1M酢酸
によりタンパク質入−セファロースCL−4B75)ら
溶離させ、両分を1 、0 M  N a HCO。
を含有する管(1/10両分用量)に直接採集すること
を除いては、抗B4の場合と同じ方法を使用するプロテ
ィンA−セファロースCL−4Bによるアフィニティー
クロマトグラフィーによって精製した。抗体含有画分を
一緒にしそしてNaC1(0,58M)を含有する40
mMリン酸カリウム緩衝液、pH7,2に対して徹底的
に透析した。
精製した抗体をろ過により無菌化しそして−7000で
約5mg/mQの濃度で保存した。
実施例2 EDTA(1mM)及びNaCl (loomM)を含
有する60mMトリエタノールアミン・MCI緩衝液、
pH8,0中のJ5抗体(2mg/mff)を脱ガスし
、次いで窒素雰囲気下に0°Cで90分間2−イミノチ
オラン(0−13mM)で処理した。2−イミノチオラ
ン[ミズリー州、セントルイスのシグマ・ケミカル・カ
ンパニー)のストック溶液はランバート等、バイオケミ
ストリー、第17巻、5406−5416 (1978
)による記載の如くして調製した。NaC]  (50
mM)及びEDTA(1mM)を含有する5mMビスト
リスアセテート緩衝液(bistris、acetat
e buffer)、pHs、8と平衡化されたセファ
デックスG−25(超微細)のカラムを通す4°Cでの
ゲルろ過により反応を終了させた。このようにしてJ5
抗体に導入されたスルフヒドリル基はエルマン(Ell
em、 Biophys)、第28巻、70−77(1
959)、により分光光度法により定量し二15の分子
光たり約0.7個のスルフヒドリル基がここに述べた方
法により導入された。
抗B4抗体は、0°Cでの90分のインキュベーション
に使用した2−イミノチオラン濃度が0゜26mMであ
ることを除いては、J5抗体の場合と全く同じ方法によ
り変性された。
各々について同じ方法を使用して、抗体、抗T11□及
び抗T113にマレイミド基を導入した。
EDTA(ImM)を含有する]00mMリン酸す]・
リウム緩衝液、pH7,0中の抗体(]、 ]使g/r
nQ)を、スクシンイミジル−4−(N−マレイミドメ
チル)シクロヘキサン−1−カルホキシレー]・(イリ
ノイ州、ロックフォードのピアース・ケミツノル・カン
パニー)と共に、30°Cで30分間、分子光たり1.
0個のマレイミド基の導入が起こる各抗体についての試
薬濃度:抗Tll□については20μM及び抗T113
については10μMを使用してインキュベーションした
。試薬は、乾燥ジオキサン中の調製したはかりの10m
Mストック溶液から加えた。pH7,0緩衝液と平衡化
されたセファデックスG−25(超微細)のカラムを通
ず4°Cでのゲルろ過により反応を終了させた。マレイ
ミド基の導入レベルは、ランバート等、ジャーナノトオ
ブ・バイオロジカル・ケミスと悲二、第260巻、] 
2035−12041(1985)に記載の如き放射標
識システィンを使用するアッセイにより測定した。
NaC1(50mM)及びEDTA(1mM)を含有す
る5mMヒストリス・アセテ−]・緩衝液、pH5,8
中の導入されたスルフヒドリル基を含有するJ5又は抗
B4 (0−51,0mg/m4)を、EDTA(1m
M)を含有する100mMリン酸すトリウム緩衝液、p
H7,0中の導入されたマレイミド基を含有する当量(
equal weight)の抗体(0,5−1,0m
g/mffの抗Tl12又は抗T113)と混合した。
混合物のp Hを0.5Mトリエタノールアミン・HC
]、pH8,Qの添加により7.0に調節し、次いで混
合物を Cで16時間窒素下にインキュベーションした
 4.(いで2−メルカプトエタノールを最小濃度2.
5μMとなるように加えて、残りのマレイミド基をブロ
ックし、そして4°Cで30分のインキュベーションの
後、ヨードアセタミド(2mM)を加えそして、すべて
の遊離スルフヒドリル基をブロックするために更に60
分間インキュベーションを続けた。
実施例3 ヘテロダイマー抗体複合体の精製 複合反応混合物を、NaC1(3M)を含有する1 0
 m M HE P E S / N a OI−1緩
衝液、pH7,6中で平衡化されているバイオゲル(B
io−Gel)A−1,5m(微細)[カリフォルニア
州、リッヂモンドのバイオ−ラド(Bio−Rad)]
のカラム(10md試料容量について95cmX2.6
cm)を通ずゲルろ過に付した。これらの条件下に、抗
体−抗体タイマー(Mr  320,000)は高Mr
  の凝集体から及び千ツマー1gG抗体(Mr  1
60,000)から完全に溶解さ、l。
カラムから溶離する画分からの試料を、アクリルアミド
(5−10%W / V )でキャストされたゲルスラ
ブ(145mmX90mmX0.75mm)におけるポ
リアクリルアミド/ドデシルサルフェートゲル電気泳動
により分析した。ゲルは、レムリ(Laemmli)等
、ネイチャー、第227巻、680−685 (197
0);ランバート等、区ヱニナル・オブ・バイオロジカ
ル・ケミス)・リー、第260巻、12035−120
41 (+985)の方法を使用する非還元条件下に試
験された。精製された抗体−抗体ヘテロダイマーを含有
する画分をプールし、CX−30浸漬性膜(immer
siblemembrane) [マサチューセッツ刀
仏ベツド7オードのミリポア・コーポレーション(Mi
lliporeCorp)] を使用して約0.5mg
/m(2に濃縮しそして最後にNaCl  (145m
M)を含有する10mMリン酸カリウム緩衝液。pH7
,2中に透析した。試料を一70°Cで冷凍保存した。
実施例4 J5−抗T113及びJ5−抗Tl 12複合体がCA
LLA発現細胞及びTll□/T113発現細胞に結合
する能力を評価した。使用した細胞系統は、メリーラン
ド州、ロックビレのアメリカン・タイプ・カルチャー・
コレクションから入手可能でありそしてATCC番号C
RL  1432を有する、ナマルワ(Namalwa
) 、CA L L A +、B4+、Tl1−バーキ
ットリンパ腫系統(Burkittlymphoma 
1ine) [インターナショナル・ジャーナル・オブ
・カンサー(Int、 J、 Cancer)、第12
巻、396−408 (1973)]及びREX。
Tl 13及びTI I2陽性細胞系統の例としてのT
11” CALLA+/−成人型T細胞白血病細胞系統
であった。しかしながら、いかなるこのような細胞系統
又は健康なヒト供血者からの活性化された末梢血リンパ
球もREXの代わりに使用することができる。
複合体又は当量の変性されていない抗体(即ち、I5、
抗B4、抗Tl 12又は抗T113)を氷上で50μ
Qの容量中のlXl0’個の細胞とインキュベーション
し、1%ウシ血清アルブミンを含有するハンクスの平衡
塩類溶液(Hanks Ba1anced 5altS
olution) (HB S S ) l m(lで
2回洗浄した。
次いで、細胞を氷上で25μρの容量中のI:25希釈
率のヤギ抗マウスl g7Dオレセインイソチオシアネ
ート(CAMG−F I TC)とインキュベーション
し、最後に、細胞を蛍光活性化細胞ソータ=(エピック
ス■)で蛍光について分析した。
図は15、抗Tは□、抗T 11 a及び複合体J5−
抗Tll□及びI5−抗Tl 13について得られたパ
ターンを示す。
更に特定的には、図はナマルヮ細胞(a乃至りの群)又
はREXi胞(i乃至pの群)を抗体なしくa、i)、
J 5 (b、D 、抗T12z(c、k)、抗Tl1
s(d、])、抗T3 (e、m)、I5−抗Tl1z
(f、r+)、I5−抗T11sCg、o)又はI5−
抗T3 (h、p)とインキュベーションした際のヘテ
ロダイマー複合体のFAC5分析を示す。
ヘテロダイマー抗体中の各抗体成分は遊離抗体と同じ結
合活性及び特異性を持っていることは図から明らかであ
る。
=59一 実施例5 問題の抗原を発現している細胞を結合する能力に加えて
、抗Tl12/抗T11.複合体は機能的特性を有する
ことが示されなければならない、即ち、適当な環境下に
Tl l+PBLを活性化しなければならない。抗Tl
l□及び抗T113抗体の組み合わせはPBLを活性化
して増殖させることは知られている[モイエル ニス・
シー等、+ /L、第36巻、897−906 (19
84)]。故に、本発明の複合体の機能的統合性(fu
nctional integrimy)は、I5−抗
T 11 s及び抗T l l 2の存在下に又はI5
−抗T l l 2及び抗T113の存在下にPBLを
インキュベーションしそして3H−チミジンの取り込み
によりヒツジ赤血球ロゼツトPB L (sheep 
erythrocyte−rosetted PBL)
の増殖を測定することにより評価された。特に、5X1
0’個のPBLを下記の表1に示された如き指示された
試薬の存在下に平坦な底部のマイクロタイター−6〇− プレート中で72時間インキュベーションしそして最後
の18時間lμC1のチミジンでパルスしlこ。
得られた結果も又表1に示す。
虹 I5と抗Tl12又は抗Tl13のヘテロダイマー複合
体によ0.る、ヒ、、トPBLの活性、化918..。
試験管内添加        CPM土S、D、’36
5±22 Con A2.2.5μg/cc      42.4
08±2262抗T112           73
0±177抗T1132,254±1103 I5−抗Tl1z                 
     650±390J5−抗T112+抗Tl1
3         38,359±390J5−抗T
11.                   408
±102J5〜抗T113+抗T11230,641±
2,582J5+抗T112+抗Tit、      
     25.125±5451計数/分士標準偏差 ”Con A−コンカナバリンA +5−抗Tll。及び抗T113複合体はそれぞれ機能
的なTel□及びTiI4抗体を含有することは上の表
1の結果から明らかである。その理由は、それらはその
適当な遊離抗体の存在下にPBLを活性化させることが
できるからである。
実施例6 閾邂 EBV−形質転換ヒl−B細胞系統に対して特異的であ
るヒl−CT Lクローンの代表的例である、クローン
TBI−6[チカオ・モリモト博士(Dr 。
chikao  Morimot、o)から受は取った
)]を、この実施例のエフェクター細胞溶解性細胞とし
て使用しjこ。
CT Lクローンは、普通はこのクローンが溶解しない
CA L I−A+肺腫瘍L1門ヱ、ATTC番号CR
L 1432、インターナショナル・ジャーナ迭、!オ
□ダ−・−久4斐二、第12巻、396−408(19
73)と共に、又は、アメリカン・タイプ・カルチャー
・コレクション・から入手可能なCA LLA−腫瘍○
VCAR,ATTC番号HTB]61、表2ザー・り太
二+(Ca匣」朋)、第44巻、5286−5290 
(1984)、の存在下に、10μg/mQ、の最終濃
度の+5−抗T113又は+5−抗Tll□又は下記の
表2に示された如き他の試薬の存在下に4時間インキュ
ベーションされ、lX103個のエフェクター細胞溶解
性細胞(TBI−6)又は0.5XI05個のT細胞及
び5X103個の61Cr標識ナマルワ標的を10%F
C3及び100 p g/mlスt−レブトマイシン及
び100U/mffペニシリンを持ったRPM1164
0から成る培地中で200u12の最終容量でV底部プ
レート中でインキュベーションした。
4時間の後、上澄液を回収しそして特異的溶解の百分率
を標準方法に従って計算した[シリチアノアール・エフ
・等、ネイチャっ、第317巻、428−429 (1
985)]。
結果を表2に示す。
灯 抗T112又は抗T113と+5のへテロタイマー複合
体はヒトCT LクローンにょるC A I−I−A 
+標的の溶解を指向する %特異的放出 N11y         試験管内添加 (Spec
ific Re1ease)別」 囚 CM−EBV                 77
  80ナマルワ(tJamalwa)−10 j5−抗Tl136   8 +5−抗T113+抗Tl1236  41J5−抗T
l121   1 、+5−抗Tll□十抗Te1328  33J5+抗
Tll□十抗TI]318  160VCAl’l’ 
                 ]+9 12J5
−抗Tl12+抗Tl1322  18J5−抗T11
3+抗T1.I□   2323J5+抗TlI2+抗
T11.、   27  21相互的抗T112抗体(
reciprocal anti−Tel=64− antibody) (即ち、それぞれ抗T I I 
2及び抗T113)の存在下に、+5−抗T113及び
+5−抗T1.l□複合体はTBI−5をCA、 L 
L A十肺瘍ナマルワを溶解するように指向させること
ができるか、CALLA−腫瘍、0VCARを溶解させ
ない。
本発明をその特定の態様について詳細に説明してきたが
、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、種々の
変更及び修正がなされ得ることは、当業者には明らかで
あろう。
本発明の主なる特徴及び態様は以下のとおりである。
1、抗リンパ球抗体成分(b)に結合した体操的細胞抗
体成分(a)を含んで成り、該抗リンパ球抗体成分は活
性化されたリンパ球に対して特異的であることを特徴と
する、二官能性へテロタイマー抗体複合体。
2、前記抗リンパ球抗体成分(b)が抗T113抗体で
ある上記1に記載の二官能性ヘテロダイマー抗体複合体
3、前記抗リンパ球抗体成分(b)が抗T112抗体で
ある上記lに記載の二官能性ヘテロダイマー抗体複合体
4、前記抗原的細胞抗体成分(a)が、抗腫瘍細胞抗体
、ウィルス感染細胞に対する抗体、寄生虫感染細胞に対
する抗体、自己免疫細胞に対する抗体、移植片拒絶を引
き起こす活性化された細胞に対する抗体及び移植片対宿
主疾患を引き起こす活性化された細胞に対する抗体から
成る群より選ばれるl員である上記lに記載の二官能性
ヘテロダイマー抗体複合体。
5、前記抗原的細胞抗体成分(a)が、抗腫瘍細胞抗体
、ウィルス感染細胞に対する抗体、寄生虫感染細胞に対
する抗体、自己免疫細胞の抗体、移植片拒絶を引き起こ
す活性化された細胞に対する抗体及び移植片対宿主疾患
を引き起こす活性化された細胞に対する抗体から成る群
より選ばれるl員である上記2に記載の二官能性ヘテロ
ダイマー抗体複合体。
6、ヘテロダイマー抗体複合体の前記抗体成分(a)及
び(b)が架橋した相補的反応性基により結合している
上記lに記載の二官能性ヘテロダイマー抗体複合体。
7、(a)標的細胞表面分子に結合することができる抗
体以外の分子成分と(b)活性化されたリンパ球に対し
て特異的な抗リンパ球抗体成分を含んで成ることを特徴
とする二官能性抗体/細胞表面結合性分子複合体。
8、前記抗リンパ球抗体成分(b)が抗T113抗体で
ある上記7に記載の二官能性抗体/細胞表面結合性分子
複合体。
9、前記抗リンパ球抗体成分(b)が抗’rll。
抗体である上記7に記載の二官能性抗体/細胞表面結合
性分子複合体。
10、前記分子成分(a)が、腫瘍細胞表面分子、ウィ
ルス感染細胞表面分子、宿主感染細胞表面分子、自己免
疫細胞表面分子、移植片拒絶を引き起こす活性化された
細胞の表面分子及び移植片対宿主疾患を引き起こす活性
化された細胞の表面分子から成る群より選ばれる1員に
結合することができる、上記7に記載の二官能性抗体/
細胞表面結合性分子複合体。
11、前記分子成分(a)が、腫瘍細胞表面分子、ウィ
ルス感染細胞表面分子、宿主感染細胞表面分子、自己免
疫細胞表面分子、移植片拒絶を引き起こす活性化された
細胞の表面分子及び移植片対宿主疾患を引き起こす活性
化された細胞の表面分子から成る群より選ばれる1員に
結合することができる、上記8に記載の二官能性抗体/
細胞表面結合性分子複合体。
12、複合体の前記成分(a)及び(b)は架橋した相
補的反応性基により結合している上記7に記載の二官能
性抗体/細胞表面結合性分子複合体。
13、前記分子成分(a)が、ホルモン、リンホカイン
及びコロニー形成刺激因子から成る群より選ばれるl員
である上記7又は8に記載の二官能性抗体/細胞表面結
合性分子複合体。
14、抗標的細胞結合部位成分(a)と、活性化された
リンパ球に対して特異的な抗リンパ球結合部位成分(b
)を含んで成ることを特徴とする、二官能性ハイブリッ
ド抗体。
15、前記抗リンパ球結合部位(b)が7113に対し
て特異的である上記14に記載の二官能性ハイブリッド
抗体。
16、前記抗リンパ球結合部位(b)がTll□に対し
て特異的である上記14に記載の二官能性ハイブリッド
抗体。
17、前記抗原的細胞結合部位(a)が、m瘍細胞、ウ
ィルス感染細胞、宿主感染細胞、自己免疫細胞、移植片
拒絶を引き起こす活性化された細胞及び移植片対宿主疾
患を引き起こす活性化された細胞から成る群より選ばれ
るl員に対して特異的である、上記14に記載の二官能
性ハイブリッド抗体。
18、前記抗原的細胞結合部位(a)が、腫瘍細胞、ウ
ィルス感染細胞、宿主感染細胞、自己免疫細胞、移植片
拒絶を引き起こす活性化された細胞及び移植片対宿主疾
患を引き起こす活性化された細胞から成る群より選ばれ
る1員に対して特異的である、上記15に記載の二官能
性ハイブリッド抗体。
19、活性化されたリンパ球に対して特異的な抗リンパ
球抗体成分(b)に結合した抗原的細胞抗体成分(a)
を含んで成る二官能性ヘテロダイマー抗体複合体を使用
して標的細胞集団を選択的に破壊する方法であって、 (1)標的細胞に前記成分(a)を介して前記二官能性
ヘテロダイマー抗体複合体を結合させ、(2)りンバ球
を活性化させ、そして (3)前記二官能性ヘテロダイマー抗体複合体の成分(
1))に前記活性化されたリンパ球を結合させることを
含み、 前記工程(1)、(2)及び(3)は、工程(2)が常
に工程(3)と同時に又は工程(3)の前に行なわれる
という条件下に、同時に又は任意の順序で行うことかで
きることを特徴とする方法。
20、試験管内で標的細胞を破壊することを含んで成る
上記19に記載の方法。
21、生体内で標的細胞を破壊することを含んで成る上
記19に記載の方法。
22、生体内又は生体外でリンパ球を活性化させること
を含んで成る上記21に記載の方法。
23、抗体、マイトジェン、抗原及びリンホカインから
成る群より選ばれるl員により前記リンパ球を活性化さ
せることを含んで成る上記19乃至22のいずれかに記
載の方法。
24.1種又は1種より多くの抗体により前記リンパ球
を活性化させることを含んで成る上記23に記載の方法
25、抗Tll。、抗T3及び抗2 HIから成る群よ
り選ばれる1種又は1種より多くの抗体により前記リン
パ球を活性化させることを含んで成る上記24に記載の
方法。
26、抗Tll□及び抗T113抗体の混合物により前
記リンパ球を活性化させることを含んで成る上記22に
記載の方法。
27、前記二官能性ヘテロダイマー抗体複合体の前記抗
リンパ球抗体成分(b)が抗T11.抗体でありそして
、この方法が抗Tl 12により生体内又は生体外で前
記リンパ球を活性化させることを含んで成る、上記22
に記載の方法。
28、前記二官能性へテロタイマー抗体複合体の前記抗
リンパ球抗体成分(b)か抗Tll□成分である上記1
9に記載の方法。
29、前記二官能性ヘテロダイマー抗体複合体の前記抗
原的細胞成分(a)が、抗腫瘍細胞抗体、ウィルス感染
細胞に対する抗体、寄生虫感染細胞に対する抗体、自己
免疫細胞に対する抗体、移植片拒絶を引き起こす活性化
された細胞に対する抗体及び移植片対宿主疾患を引き起
こす活性化された細胞に対する抗体から成る群より選ば
れる1員である上記19.20.2122.26.27
又は28のいずれかに記載の方法。
30、前記二官能性ヘテロダイマー抗体複合体の前記抗
体成分(a)及び(b)が、架橋した相補的反応性基に
より結合している、上記19乃至22のいずれかに記載
の方法。
31、標的細胞表面分子に結合することかできる抗体以
外の分子成分(a)と、活性化されたす=72− ンバ球に対して特異的な抗リンパ球抗体成分(b)を含
んで成る二官能性抗体/細胞表面結合性分子複合体を使
用して標的細胞集団を選択的に破壊する方法であって、 (1)標的細胞に前記成分(a)を介して前記二官能性
抗体/細胞表面結合性分子複合体を結合させ、 (2)リンパ球を活性化させ、そして (3)前記二官能性抗体/細胞表面結合性分子複合体の
成分(b)に前記活性化されたリンパ球を結合させるこ
とを含み、 前記工程(1)、(2)及び(3)は、工程(2)が常
に工程(3)と同時に又は工程(3)の前に行なわれる
という条件下に、同時に又は任意の順序で行うことがで
きることを特徴とする方法。
32、試験管内で標的細胞を破壊することを含んで成る
上記31に記載の方法。
33、生体内で標的細胞を破壊することを含んで成る」
二記31に記載の方法。
34、生体内又は生体外でリンパ球を活性化させること
を含んで成る上記33に記載の方法。
35.抗体、マイトジェン、抗原及びリンホカインから
成る群より選ばれるl員により前記リンパ球を活性化さ
せることを含んで成る上記31乃至34のいずれかに記
載の方法。
36.1種又は1種より多くの抗体により前記リンパ球
を活性化させることを含んで成る上記35に記載の方法
37、抗T112、抗T3及び抗2HIから成る群より
選ばれる1種又は1種より多くの抗体により前記リンパ
球を活性化させることを含んで成る上記36に記載の方
法。
38、抗Tl12及び抗T113抗体の混合物により前
記リンパ球を活性化させることを含んで成る上記34に
記載の方法。
39、前記二官能性抗体/細胞表面結合性分子複合体の
前記抗リンパ球抗体成分(b)が抗Tl13抗体であり
そして、この方法が抗Tl12により生体内又は生体外
で前記リンパ球を活性化させることを含んで成る、上記
34に記載の方法。
40前記二官能性抗体/細胞表面結合性分子複合体の前
記抗リンパ球抗体成分(b)が抗T 112抗体である
上記31に記載の方法。
41、前記二官能性抗体/細胞表面結合性分子複合体の
前記分子成分(a)が、腫瘍細胞表面分子、ウィルス感
染細胞表面分子、宿主感染細胞表面分子、自己免疫細胞
表面分子、移植片拒絶を引き起こす活性化された細胞の
表面分子及び移植片対宿主疾患を引き起こす活性化され
た細胞の表面分子から成る群より選ばれる1員に結合す
ることができる、上記31,32.33.34.38.
39、又は40に記載の方法。
42、前記二官能性抗体/細胞表面結合性分子複合体の
前記分子成分(a)がホルモン、リンホカイン及びコロ
ニー形成刺激因子から成る群より選ばれる1員である上
記31に記載の方法。
43、前記二官能性抗体/細胞表面結合性分子複合体の
前記成分(a)及び(b)が、架橋した相補的反応性基
により結合している、上記31乃至34のいずれかに記
載の方法。
44、(a)抗標的細胞結合部位成分と(b)活性化さ
れたリンパ球に対して特異的な抗リンパ球結合部位成分
を含んで成る二官能性ハイブリッド抗体を使用して標的
細胞集団を選択的に破壊する方法であって、 (1)標的細胞に前記成分(a)を介して前記二官能性
ハイブリッド抗体を結合させ、(2)リンパ球を活性化
させ、そして (3)前記二官能性ハイブリッド抗体の成分(b)に前
記活性化されたリンパ球を結合させることを含み、 前記工程(1)、(2)及び(3)は、工程(2)が常
に工程(3)と同時に又は工程(3)の前に行なわれる
という条件下に、同時に又は任意の順序で行うことがで
きることを特徴とする方法。
45、試験管内で標的細胞を破壊することを含んで成る
上記44に記載の方法。
46、生体内で標的細胞を破壊することを含んで成る上
記44に記載の方法。
47、生体内又は生体外でリンパ球を活性化さ一76= せることを含んで成る上記46に記載の方法。
48、抗体、マイトジェン、抗原及びリンホカインから
成る群より選ばれる1員により前記リンパ球を活性化さ
せることを含んで成る上記45乃至47のいずれかに記
載の方法。
49.1種又は1種より多くの抗体により前記リンパ球
を活性化させることを含んで成る上記48に記載の方法
50、抗Tll□、抗T3及び抗2HTから成る群より
選ばれる1種又は1種より多くの抗体により前記リンパ
球を活性化させることを含んで成る上記49に記載の方
法。
51、(1)Tl13に対して特異的な結合部位と(i
i)抗T l l 2抗体の混合物により前記リンパ球
を活性化させることを含んで成る上記47に記載の方法
52、前記二官能性ハイブリッド抗体の前記成分(b)
がTl 13に対して特異的な結合部位でありそして、
この方法が抗Tll□抗体により生体内又は生体外で前
記リンパ球を活性化させることを含んで成る、」二記4
7に記載の方法。
53.前記二官能性ハイブリッド抗体の前記成分(1)
)かTRI□に対して特異的な結合部位である上記44
に記載の方法。
54、前記二官能性ハイブリッド抗体の前記体操的細胞
結合部位成分(a)か、腫瘍細胞、ウィルス感染細胞、
寄生虫感染細胞、自己免疫細胞、移植片拒絶を引き起こ
す活性化された細胞及び移植片対宿主疾患を引き起こす
活性化された細胞から成る群より選ばれる1員に対して
特異的である、上記44.45.46.47.51.5
2又は53のいずれかに記載の方法。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、CA L L A発現細胞及びTl 12
/ T ] l s発現細胞に対するJ5、抗Tll□
、抗T113、及び複合体J5−抗Tl12及びJ5−
抗T113の結合を示す蛍光−活性化細胞ソータ−(F
AC3)パターンを示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、抗リンパ球抗体成分(b)に結合した抗標的細胞抗
    体成分(b)を含んで成り、該抗リンパ球抗体成分は活
    性化されたリンパ球に対して特異的であることを特徴と
    する、二官能性ヘテロダイマー抗体複合体。 2、(a)標的細胞表面分子に結合することができる抗
    体以外の分子成分と(b)活性化されたリンパ球に対し
    て特異的な抗リンパ球抗体成分を含んで成ることを特徴
    とする二官能性抗体/細胞表面結合性分子複合体。 3、抗標的細胞結合部位成分(a)と、活性化されたリ
    ンパ球に対して特異的な抗リンパ球結合部位成分(b)
    を含んで成ることを特徴とする、二官能性ハイブリッド
    抗体。 4、活性化されたリンパ球に対して特異的な抗リンパ球
    抗体成分(b)に結合した抗標的細胞抗体成分(a)を
    含んで成る二官能性ヘテロダイマー抗体複合体を使用し
    て標的細胞集団を選択的に破壊する方法であって、 (1)標的細胞に前記成分(a)を介して前記二官能性
    ヘテロダイマー抗体複合体を結合させ、(2)リンパ球
    を活性化させ、そして (3)前記二官能性ヘテロダイマー抗体複合体の成分(
    b)に前記活性化されたリンパ球を結合させることを含
    み、 前記工程(1)、(2)及び(3)は、工程(2)が常
    に工程(3)と同時に又は工程(3)の前に行なわれる
    という条件下に、同時に又は任意の順序で行うことがで
    きることを特徴とする方法。 5、標的細胞表面分子に結合することができる抗体以外
    の分子成分(a)と、活性化されたリンパ球に対して特
    異的な抗リンパ球抗体成分(b)を含んで成る二官能性
    抗体/細胞表面結合性分子複合体を使用して標的細胞集
    団を選択的に破壊する方法であって、 (1)標的細胞に前記成分(a)を介して前記二官能性
    抗体/細胞表面結合性分子複合体を結合させ、 (2)リンパ球を活性化させ、そして (3)前記二官能性抗体/細胞表面結合性分子複合体の
    の成分(b)に前記活性化されたリンパ球を結合させる
    ことを含み、 前記工程(1)、(2)及び(3)は、工程(2)が常
    に工程(3)と同時に又は工程(3)の前に行なわれる
    という条件下に、同時に又は任意の順序で行うことがで
    きることを特徴とする方法。 6、(a)抗標的細胞結合部位成分と(b)活性化され
    たリンパ球に対して特異的な抗リンパ球結合部位成分を
    含んで成る二官能性ハイブリッド抗体を使用して標的細
    胞集団を選択的に破壊する方法であって、 (1)標的細胞に前記成分(a)を介して前記二官能性
    ハイブリッド抗体を結合させ、 (2)リンパ球を活性化させ、そして (3)前記二官能性ハイブリッド抗体の成分(b)に前
    記活性化されたリンパ球を結合させることを含み、 前記工程(1)、(2)及び(3)は、工程(2)が常
    に工程(3)と同時に又は工程(3)の前に行なわれる
    という条件下に、同時に又は任意の順序で行うことがで
    きることを特徴とする方法。
JP63-137599A 1987-06-10 1988-06-06 二官能性抗体構造体及び細胞集団を選択的に破壊する方法 Pending JPH013128A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US6020587A 1987-06-10 1987-06-10
US060205 1987-06-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS643128A JPS643128A (en) 1989-01-06
JPH013128A true JPH013128A (ja) 1989-01-06

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