JPH01312875A - 化合物半導体発光素子 - Google Patents

化合物半導体発光素子

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JPH01312875A
JPH01312875A JP63142450A JP14245088A JPH01312875A JP H01312875 A JPH01312875 A JP H01312875A JP 63142450 A JP63142450 A JP 63142450A JP 14245088 A JP14245088 A JP 14245088A JP H01312875 A JPH01312875 A JP H01312875A
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light emitting
layer
zns
electrode
injection
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Masahiko Kitagawa
雅彦 北川
Yoshitaka Tomomura
好隆 友村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は化合物半導体発光素子に関し、特に電流注入型
の化合物半導体発光素子に関する。
(従来の技術) 硫化亜鉛(ZnS)、セレン化亜鉛(ZnSe)等のI
I−Vl族化合物半導体は、青色発光ダイオード及び半
導体レーザを含む短波長から可視光全域に亙る化合物半
導体発光素子を構成するのに広く用いられている。これ
らの■−■族化合物半導体を用いて構成した従来の化合
物半導体発光素子の一例を第2図に示す。
この第2図には、電流注入型のZnS発光層、ZnS高
抵抗型注入層、及びZnS導電層を有する金属−絶縁体
一半導体(MIS)構造の発光素子の断面図が示されて
いる。低抵抗化されたn型ZnS単結晶基板51上には
、エピタキシャル成長により低抵抗n型ZnS導電層5
2及び低抵抗n型ZnS発光層53が形成されている。
ZnS発光層53上には、同じくエピタキシャル成長に
よりキャリア注入のための高抵抗ZnS注入層54が形
成されている。ZnS単結晶基板51の下面側にはIn
又はln−Hg等よりなるオーミック接触された電極5
0が、他方、注入ff154上には、Au、Pt等より
なる電極55が形成されている。
上記発光素子の製造に際しては、ZnS単結晶基板51
は、例えば沃素を用いたハロゲン輸送法により育成した
高抵抗ZnSバルク単結晶を1000”C程度の高温に
保ったZn−Al (90: 10)の融液中で約10
0時間程度の長時間に亙る熱処理を行うことにより、そ
の抵抗率を10〜1Ω・cmまで低抵抗化することによ
り形成されている。ZnS単結晶基板51上の上記3層
からなるエピタキシャル成長層は、分子線エピタキシャ
ル成長(MBE)法により形成されている。この内の導
電層52及び発光層53には、A1又はC1を中心とし
た■族元素或いは■族元素からなるn型の不純物が10
16〜10211cm−3程度添加されており、それら
の抵抗率は10’〜10−3Ω・Cmとされている。即
ち、導電層52及び発光層53は、ZnS単結晶基板5
1に比べて最大で104程度ら低い抵抗率を有する高品
質エピタキシャル単結晶により構成されている。
n型のZnS単結晶基板51の下面側にオーミック接触
に形成されるti50は、In又はln−Hg合金を用
い、高純度ガス雰囲気中で450°C1約30秒程度の
熱処理を経て形成される。
尚、絶縁層であるキャリア注入層54をn型のZnS″
′C′構成したpn型の注入型発光素子の場合には、電
i55のAuがオーミック電極として作用する点が異な
り、他は同様である。
(発明が解決しようとする課題) 上述のようなZnS等を用いたMIS型、又はpn型の
従来の注入型化合物半導体発光素子に於いては、非注入
側と定義される低抵抗導電層52がその上に形成されて
いる低抵抗化ZnS単結晶基板51へ電極を付与するに
は、基板51用のZnS単結晶を、上述の様に1000
’C及び100時間に亙る低抵抗化のための熱処理加工
しなければならない、また、このn型ZnS単結晶基板
51に電極を形成するために、発光層53を含むエピタ
キシャル成長層の形成温度と同程度又はそれより高い温
度での熱処理も必要である。
更に、発光素子全体の抵抗のうち、発光層53及び導電
層52の抵抗(10−3〜10−4Ω)に比べて、Zn
S基板51部分の抵抗(1〜10Ω)が非常に高いため
、発光素子の半導体部分における損失の大部分がZnS
単結晶基板51中で生じている。また、ZnS基板51
の抵抗を充分に低くすることは困難であるので、モノリ
シック表示素子を構成する場合、或いは大面積表示素子
を構成する場合には各画素に対する電流路が基板51中
に於いて形成されているので、更に大きな直列抵抗が形
成されるという問題もある。
よって、本発明の目的は、上記したような煩雑かつ長時
間に渡る熱処理を不要とし、それによって製造プロセス
を大幅に簡略化することができ、しかも基板に起因する
抵抗損失を大幅に低減し得ることが可能な構造を備えた
化合物半導体発光素子を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の化合物半導体発光素子は、半導体基板と、該半
導体基板上に形成され、発光領域を有する半導体積層構
造とを有する化合物半導体発光素子であって、該半導体
積層構造上に、電流注入用電極、及び該電流注入用電極
と対をなす他の電流注入用電極が形成されており、その
ことにより上記目的が達成される。
本発明の化合物半導体発光素子は上述のように、半導体
基板の上に形成された、発光領域を有する半導体積層構
造の上に対をなす電極が形成されている。従って、本発
明に依れば、例えばMIS型又はpn接合型の構造を有
する化合物半導体発光素子に於いて、発光層の上に形成
される注入層、又は注入発光層(絶縁層、ρ型層又はn
型層)上に両極となる対をなす電極の双方を形成し、一
方の電極を順バイアス状態、他方の電極を逆バイアス状
態に於いて動作(Zener動作)させることができる
半導体基板の上に形成される半導体積層構造は、導電層
、発光層及び注入層を順次積層した構造、或いは導電層
と発光注入層との積層構造とするのが好適である。この
ような構成の場合には、対をなす電極直下の領域、即ち
注入層及び発光層又は注入発光層が形成している電流路
領域に於ける層厚を、その下方に位置する導電層が形成
している電流路に比べて充分薄く設定するのが好ましい
或いは、注入層及び発光層又は注入発光層の抵抗率を導
電層の抵抗率よりも充分に高く設定するようにしてもよ
い、そのような構成とすることによって、注入層と発光
層の水平方向層内抵抗、又は注入発光層内の水平方向層
内抵抗を、導電層内の水平方向抵抗よりも充分に高く設
定することができる。このような構成とする場合、両電
極に電圧が印加された際に形成される電流路は、注入層
及び発光層、又は注入発光層内の水平方向に於いては無
視することができ、実質的には一方の電極から導電層ま
で垂直に伸び、導電層を経て他方の電極へ垂直方向に伸
びるように形成されることになる。従って、対をなす両
電極により、対画素として構成される発光素子が形成さ
れる。尚、上述の注入層及び発光層の水平方向層内抵抗
、又は注入発光層内の水平方向層内抵抗を高くするため
の上述の2種の構成を併用すれば、より効果的である。
また、MIS型構造を有する発光素子に適用した場合に
は、注入層が高抵抗層であり、対牙なすt8i1間の絶
縁即ち水平方向の抵抗が極めて高くなるので、理想的な
構成となる。もつとも、pn接合構造の素子に適用した
場合に於いても、上記した設定条件内では両電極間の分
離は良好である。
即ち、pn接合部と平行な層内に於ける漏れ電流は無視
することができる。更に、両電極間に分離絶縁層を形成
すれば、より理想的な特性を得ることができる。
また、pn接合構造の素子では、動作時の逆バイアス側
電極では降伏点を越えるバイアス印加電圧が加えられた
状態で、外部より制限された一定の値の電流が流れるこ
とにより、順方向接合並びに逆方向接合で再結合発光が
生じる。印加電圧が交流の場合には、逆バイアス接合部
は主として容量性インピーダンスとして電流を流すため
、直流の場合よりもさらに電流値の制御範囲を広くする
ことができる。
MIS型及びpn接合型の何れの構造の発光素子に於い
ても、導電層の特性(特に抵抗)と外部電極線の抵抗は
素子の寸法及び形状に応じて広い範囲で設定することが
できる。従って、本発明に依れば、モノリシック多画素
発光表示素子、大面積発光表示装置等に適した発光素子
の基本的構造が提供される。
(実施例) 本発明を実施例について以下に説明する。
第1図は、本発明の第1の実施例の断面図である。この
実施例はZnS  MIS型発光発光素子用したもので
ある。絶縁性ZnS単結晶基板1上に低抵抗n型ZnS
エピタキシャル導電層2が形成されている。導電層2上
には、低抵抗n型ZnSエピタキシャル発光層3が、発
光層3上にはキャリア注入用の高抵抗ZnSエピタキシ
ャル注入層4が形成されている。注入層4の上には両極
を構成するための1対の電流注入用型8i!5a、5b
が形成されている。これらの電極は、例えばAuのよう
な金属材料により構成されている。
ZnS単結晶基板1上の各半導体層、すなわち導電層2
、発光層3及び注入層4は、MBE法又は有機金属気相
成長法(MOVPE法)を用いて形成されている。より
具体的には、厚み約300μmのZnS単結晶基板1上
に、10−2Ω−cm以下の抵抗率を有し、膜厚が1〜
20μm、キャリア濃度が10 ”−10”c m−3
の範囲であり、且つ発光層3の絶縁層側から測定した抵
抗が10Ω以下となるように、導電層2を形成した6発
光層3は、層厚が0.5〜5μm、キャリア濃度が10
 ”〜1018c m−3程度となるようにした。高抵
抗層である注入層4は、その厚みが2〜50nmとなる
ようにした。
低抵抗化するために、導電層2及び発光層3にはn型不
純物としてAI又はCI等を含む■族元素(AI、Ga
、In、TI)又は■族元素を添加したく1017〜1
0102II″3)、特に、発光層3に対しては、上記
のn型不純物に加えて、10%以下の相対濃度のI族元
素(Ag、Cu、Au等)、及び■族元素(N、P、A
s、Sb等)の双方を添加することにより、高輝度青色
発光素子、緑色発光素子が得られた。また、発光層3の
みに数十%のSeを更に添加することにより、赤色発光
素子を製作することができた。
高抵抗層であるキャリア注入層4は、通常は不純物を添
加することなく得ることができたが、特に膜厚が薄い場
合には、高抵抗化のために、Si、Ge等の■族の元素
、I族元素、■族元素、■族元素又は■族元素を組み合
わせることによって補償させて添加すれば、より充分に
高抵抗化を行うのに好適である。
このようにして作製された、導電層2にAIを添加し、
そのキャリア濃度をI X ] 0019cm−3膜厚
を5μm、発光層3にA1を添加し、そのキャリア濃度
を5X10”cm−3、膜厚を2.0μm、キャリア注
入層4は無添加又はSi添加とし、その膜厚f!−30
nm、素子寸法を3mmX3mm、電極の58.5bの
径を0.5mmφ、それら電極間の間隔を1mm〜0.
5mmとした発光素子を例にとると、該発光素子に交流
を印加することにより電圧10〜15V、電流値10μ
A程度より青色発光を開始し、発光は電極下で均一であ
ることが認められた。また、電流値を1mA程度まで増
大させても、極めて安定に画電極下で高輝度発光を示し
た。
このような第1の実施例から明らかなように、従来と異
なる電8ii構成を有する高輝度のZnS MIS型発
光発光素子現し得ることがわかる。上述の素子構造では
、Z n S x S e l−X、Zn5e、JTe
+−u、又はZnS、Tea−、等を代わりに用いても
同様の高輝度発光素子を構成することができる。
また1発光N3への共添加不純物が、A11度の10分
の1程度のAgである場合には、青色発光の強度が更に
1桁程増大した。同様に、A1濃度の10分の1程度の
Cuを添加した場合には、発光ピークが530nm付近
の強い緑色発光を示した。
第3図は、本発明の第2の実施例を示す断面図である。
この第2の実施例は、本発明をpn接合型の精造を有す
る発光素子に適用したものである。
第3図に於いて、絶縁性ZnS単結晶基板10上に、低
抵抗n型ZnS導電層11が形成されている。ZnS導
電層11上には、低抵抗n型ZnS発光層12及びp型
ZnS注入層13が形成されている。p型ZnS注入層
13上には、Au又はpt等の金属材料よりなる電極1
4a、14bが形成されている。尚、符号15は電極間
を分離するための分離絶縁層を示す。
p型注入層13には、■族元素、■族元素、■族元素(
T1)又は■族元素(Si、Ge)を1018〜10”
cm−3の濃度で添加した。■族元素(N、P、As、
Sb)の添加は、次のような場合に特に有効であった。
即ち、(a)基板10がら充分に離れた位置に配置した
電子衝撃フィラメント中を通過させた後にビームが成長
層上に照射されるようにした場合、(b)15kV以下
の電子線照射を同時に行った場合、或いは(c)波長3
50 nm以下の紫外光(10mW/cm2/nm)を
照射した場合に有効であった。
p型注入層13の厚みは2〜3μmとし、他の層の厚み
は第1の実施例と同様とした。上記のようにして得られ
たpn型発光素子についても、第1の実施例と同様に発
光した6発光輝度は、第1の実施例<MIS型)に比べ
て、10〜100倍程度高かった。尚、第1及び第2の
実施例の何れに於いても、逆方向バイアス電圧が印加さ
れた電極の下方部分に於いても発光が見られた。
第2の実施例では、印加電圧は5〜10Vであり、電流
は第1の実施例より相当多いため、通常、外部より10
0μA〜100mAの範囲の電流値で電流制御すること
により発光輝度制御を行う。
第2の実施例は、他のII−VI族化合物半導体、例え
ばZn5e並びに固溶体を用いた構造にも適用すること
ができる。
第4図は、本発明の第3の実施例を説明するための図で
あり、第1の実施例の構造を有する発光素子を多数用い
て形成した発光表示装置の電極側から見た略図的平面図
である。
第4図に於いて、符号20は注入用の高抵抗のZnS注
入層を示している。また、符号21A及び21Bは、発
光画素を形成するための電極を示している。各型!21
A、21B及びその下方に形成されている注入層等によ
って発光単位(画素)がそれぞれ構成されており、対を
なしている画電極21A及び21Bによって対をなす画
素が形成されている。それらの対をなすt極2LA及び
21Bに交流電圧が印加されることより電流が注入され
て、該画素が駆動され、発光する0両電極21A、21
Bには電流を供給するためのリード線22a、22bが
それぞれ接続されている。該リード線22a、22bを
介して、外部電源により、電流値を制御し、それによっ
て発光輝度(階調)を制御することが可能である9 本実施例では、並列に多数並べられた個々の画素が同様
に駆動されることにより、発光表示が行われる。この表
示装置における個々の発光画素は、10〜15Vで駆動
することができる。従って、例えば、このような画素の
5〜10個を直列に接続しな構成とすれば、家庭用の商
用電源のような一般の100V電源を用いて、極めて簡
易な構造であり且つ高機能の表示用発光装置を構成する
ことができる。
また、このような多画素発光表示装置は、数字を表示す
るための7セグメント発光素子(各々のセグメントが2
分割された素子)、或いは他の文字表示用の発光素子と
しても同様に用いることができる。
第3の実施例では、対をなす電極により形成される対と
なる画素を合わせた寸法を1mmX1mm角程度とした
場合、十分な点状光源とみなすことが可能である。また
、駆動交流電圧が、半波整流されている場合等の実質的
に直流とみなすことができる場合には、画素からの発光
強度が半分となる。更には、離れた画素間をリード!2
2a、22bによって連結することにより、任意の位置
で発光するという特別の発光機能を有する発光装置を構
成することもできる。同様に、素子を直並列接続するこ
とにより11種々の発光態様を有する発光装置を構成す
ることができる。
第5図は、本発明の第4の実施例を説明するための要部
を拡大した略図的平面図である7本発明の発光素子は、
本質的には対称型の構造を有するので、対をなす電極部
分で形成される対画素(2画素)が同時に発光する。よ
って、マトリクス表示装置を構成するためには、特別な
配置を必要とする。第5図に示す第4の実施例は、この
よつなマトリクスを構成するための一つの例を説明する
ものであり 発光素子自体の構成は前述の第1〜第3の
実施例のいずれを用いることも可能である。
第5図に於いて、符号30は素子上部の注入用の高抵抗
層 p型層又はn型層を示す、また、符号31A及び3
1Bは5発光画素を形成する対をなす電極を示す、この
ような対画素がマトリクス状に配列されている。多数の
電極線X1、X2、・・・Xo・・・及びY4、Y2、
・・・Y、、・・・が縦横に配列されており、各列又は
行に沿う各電極に接続されている。
電極31A、31Bには電極線X2、¥2がそれぞれ接
続されており、この対画素を単位発光素子として駆動す
るようにさねている1通電すべき電極線X4、X2、・
・・二く。・・・及びY3、Y2.・・・Y、・・・を
適宜に選択することにより、他の任意の座標位置に形成
されたマトリクス対画素(例えば33A、33Bで示す
電極で構成される対画素)を駆動することができる。こ
のようにして、単一発光装置としては、5mmX5mm
 (対画素数で100)程度から、25mmx25mm
程度の寸法を有するマトリクス表示装置を構成すること
ができる。
第4の実施例で示したマトリクス表示装置では。
青色、緑色及び赤色の発光素子を構成することが容易で
あり、極めて高品質の画像表示装置を実現することがで
きる。
尚、第1〜第4の実施例に於いて5基板結晶として高抵
抗のGaAs基板等を用いることも可能である。その場
合には、導電層と基板との間の緩衝層を充分な厚さにす
ることにより、或いは発光素子を例えばZ n SB、
66S e @、g、により形成することにより、高品
質の発光素子を構成することができる。また、マ)・リ
クスアドレス用の電極線を絶縁層で分離し、薄膜回路中
に埋設することも可能である。このような実施例を第6
図を雫照して説明する。
第6図の実施例に於ける素子間の配線は、原理的には第
5図に示した実施例と同様である。絶縁性のZnS透明
基板40上に、低抵抗のZnSエピタキシャル導電層4
1が形成されている。導電層41上には、ZnSエピタ
キシャル発光M42及び高抵抗のp型注入層43が形成
されている。
注入層43上に、対をなす電極44A、44Bが形成さ
れている。電144Bはアドレス用埋込電極線Y。に接
続されている。また、図示されていないが、電極44A
は紙面に垂直な方向に設置されたアドレス用埋込電極線
X1に接続されている。各電極線X、・・・X、、・・
・及び¥1・・・Y、、・・・の間は、例えばポリイミ
ドからなる絶縁層46により絶縁されている。
第6図に示す実施例では、マトリクス駆動用の埋込電極
線X、・・・Xo・・・及びY、・・・Y、・・と、絶
縁層46とは、フォトレジストを用いた通常の多工程の
エツチングプロセスにより形成されている0本発光素子
では、基板40が透明絶縁体であり、発光は基板側から
取り出される。
本実施例の発光素子の構造は、昇華法又は高圧溶融引上
法により得た透明な絶縁性Zn5e基板を用いることに
よっても同様に構成することができる。
尚、上述の第1〜第4の実施例の何れに於いても、他の
m−v族化合物半導体、例えばGaN、AIN、BN、
又は■族元素半導体、例えばC(ダイアモンド)等を用
いても同様の効果を得ることができる。
(発明の効果) このように、本発明によれば、発光領域を有する半導体
積層構造上に対をなす電極が形成されているので、絶縁
性の化合物半導体のバルク単結晶をそのまま基板として
用いることができる。即ち、従来例では、基板側に一方
の電極を形成する必要があったので、バルク単結晶基板
の高温且つ長時間に亙る熱処理による低抵抗化プロセス
、並びにその後に行われる低抵抗化結晶への比較的高温
の熱処理による電極形成プロセス等を実施しなければな
らなかったのに対し、本発明では、基板側には電極が形
成されないので、そのような煩雑なプロセスを省略する
ことが可能となる。従って、化合物半導体発光素子の製
造プロセスを大幅に簡略化することができ、少なくとも
青色発光を含み、さらに緑色及び赤色発光を含む種々の
可視光発光半導体装置を安価に且つ簡単に得ることが可
能となる。
また、基板側に電極を形成しないので、基板に起因する
抵抗損失も大幅に低減される。
更に、本発明により提供される半導体発光素子は基本的
に交流動作が可能であるため、簡単な制御回路及び昇降
回路又は素子の直並列接続技術により、一般の商用10
0V電源又は200V電源により容易に動作可能な表示
装置分構成することができる。このように、本発明の化
合物半導体発光素子は、家庭用、屋内用、屋外用、交通
用等の用途を問わず、簡単に使用し得る実用性の高いも
のである。
、・・   の  t; 日 第1図は本発明の第1の実施例を示す断面図、第2図は
従来の電流注入型発光素子の構造を説明するための断面
図、第3図は本発明の第2の実施例を示す断面図、第4
図は本発明の第3の実施例を説明するための概略平面図
、第5図は本発明の第4の実施例を説明するための部分
拡大平面図、第6図は本発明の第5の実施例を説明する
ための断面図である。
1・・・ZnS単結晶基板、2・・・低抵抗n型ZnS
導電層、3・・・低抵抗n型ZnS発光層、4・・・高
抵抗ZnS注入層、5a、5b・・・注入用電極、10
・・・ZnS基板、11・・・低抵抗n型ZnS導電層
、12・・・低抵抗n型ZnS発光層、13・・・p型
ZnS注入層、14a、14 b ・・・電極、20−
・・高抵抗ZnS注大層、21A、21B−を極、30
・・・注入層、31A、31B・・・電極、33A、3
3B・・・電極、40・・・ZnS基板、41・・・低
抵抗n型ZnSエピタキシャル導電層、42・・・Zn
Sエピタキシャル発光層、43・・・高抵抗p型ZnS
注入層、44 A、44B・・・電極、X、〜X71、
Y1〜Y、・・・電極線。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、半導体基板と、該半導体基板上に形成され、発光領
    域を有する半導体積層構造とを有する化合物半導体発光
    素子であつて、 該半導体積層構造上に、電流注入用電極、及び該電流注
    入用電極と対をなす他の電流注入用電極が形成されてい
    る化合物半導体発光素子。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018133555A (ja) * 2017-02-13 2018-08-23 日亜化学工業株式会社 発光装置およびその製造方法
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US10381400B2 (en) 2017-02-28 2019-08-13 Nichia Corporation Method of manufacturing light emitting device

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