JPH0131276B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0131276B2 JPH0131276B2 JP21576482A JP21576482A JPH0131276B2 JP H0131276 B2 JPH0131276 B2 JP H0131276B2 JP 21576482 A JP21576482 A JP 21576482A JP 21576482 A JP21576482 A JP 21576482A JP H0131276 B2 JPH0131276 B2 JP H0131276B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heated
- clamp
- heating
- current
- heating method
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 32
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 25
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 10
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 2
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Resistance Heating (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、通電加熱方法に関するものであ
り、とりわけ、導体でなる被加熱材に通電し、抵
抗によるジユール熱を利用して細長形状の被加熱
材の所定の一部のみを加熱する通電加熱方法に関
するものである。
り、とりわけ、導体でなる被加熱材に通電し、抵
抗によるジユール熱を利用して細長形状の被加熱
材の所定の一部のみを加熱する通電加熱方法に関
するものである。
従来のこの種の通電加熱方法を、第１図、第２
図について説明すると、第１図において、被加熱
材１は第２図に示すように細長形状の導体であ
り、その一部であるたとえば中央部１ａを加熱し
ようとするもので、通電加熱用変圧器２に接続さ
れた２組のクランプ電極３ａ，３ｂと４ａ，４ｂ
とで中央部１ａをはさんで被加熱材１をクランプ
し、被加熱材１は被加熱材支えシリンダ５によつ
て軸方向から固定部材６に押圧、支持される。そ
うして、通電加熱用変圧器２からクランプ電極３
ａ，３ｂおよび４ａ，４ｂを介して被加熱材１に
電流Ｉを流し、被加熱材１の中央部１ａをジユー
ル熱により加熱するようにしていた。
図について説明すると、第１図において、被加熱
材１は第２図に示すように細長形状の導体であ
り、その一部であるたとえば中央部１ａを加熱し
ようとするもので、通電加熱用変圧器２に接続さ
れた２組のクランプ電極３ａ，３ｂと４ａ，４ｂ
とで中央部１ａをはさんで被加熱材１をクランプ
し、被加熱材１は被加熱材支えシリンダ５によつ
て軸方向から固定部材６に押圧、支持される。そ
うして、通電加熱用変圧器２からクランプ電極３
ａ，３ｂおよび４ａ，４ｂを介して被加熱材１に
電流Ｉを流し、被加熱材１の中央部１ａをジユー
ル熱により加熱するようにしていた。
しかし、かような従来の通電加熱方法にあつて
は、電流がクランプ電極３ａ，３ｂ，４ａ，４ｂ
の角部に集中し、第３図に示すように、被加熱材
１に部分溶解点１ｂを発生し、そのため、被加熱
材１の表面を損傷したり、被加熱材１の組織を部
分的に粗大し、さらに温度上昇がはげしい場合に
は被加熱材１に空洞を生じるおそれがある等、多
くの問題があつた。
は、電流がクランプ電極３ａ，３ｂ，４ａ，４ｂ
の角部に集中し、第３図に示すように、被加熱材
１に部分溶解点１ｂを発生し、そのため、被加熱
材１の表面を損傷したり、被加熱材１の組織を部
分的に粗大し、さらに温度上昇がはげしい場合に
は被加熱材１に空洞を生じるおそれがある等、多
くの問題があつた。
この発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
で、通電時、クランプ電極間の間隔を変えながら
被加熱材の長さ方向に摺動させることにより、前
述した従来方法の問題を解消した通電加熱方法を
提供することを目的とするものである。
で、通電時、クランプ電極間の間隔を変えながら
被加熱材の長さ方向に摺動させることにより、前
述した従来方法の問題を解消した通電加熱方法を
提供することを目的とするものである。
以下、この発明の一実施例について、第４図、
第５図を参照して説明する。固定部材６と被加熱
材支えシリンダ５で支持された被加熱材１をクラ
ンプする１双のクランプ電極１３ａ，１３ｂと１
４ａ，１４ｂ間には、クランプ電極を被加熱材１
の長さ方向に摺動させるための移動シリンダ７が
設けられている。
第５図を参照して説明する。固定部材６と被加熱
材支えシリンダ５で支持された被加熱材１をクラ
ンプする１双のクランプ電極１３ａ，１３ｂと１
４ａ，１４ｂ間には、クランプ電極を被加熱材１
の長さ方向に摺動させるための移動シリンダ７が
設けられている。
まず、第４図に示すように、被加熱材１の加熱
しようとする中央部１ａをはさんで、クランプ電
極１３ａ，１３ｂと１４ａ，１４ｂとを比較的近
接した状態で、通電加熱用変圧器２より加熱電流
Ｉを加熱部分１ｃの中央部１ｄに供給することに
より、被加熱材１の国有抵抗およびクランプ電極
１３ａ〜１４ｂと被加熱材１との接触抵抗によ
り、ジユール熱が発生し、クランプ電極間の被加
熱材１の部分が加熱される。この部分の温度が最
終加熱温度の約1/8に達したとき、移動シリンダ
７を動作させて第５図に示すようにクランプ電極
１３ａ，１３ｂと１４ａ，１４ｂ間を通電しなが
ら押し拡げ、最終加熱長さに到達させることによ
り、加熱部分１ｃ全体を加熱する。
しようとする中央部１ａをはさんで、クランプ電
極１３ａ，１３ｂと１４ａ，１４ｂとを比較的近
接した状態で、通電加熱用変圧器２より加熱電流
Ｉを加熱部分１ｃの中央部１ｄに供給することに
より、被加熱材１の国有抵抗およびクランプ電極
１３ａ〜１４ｂと被加熱材１との接触抵抗によ
り、ジユール熱が発生し、クランプ電極間の被加
熱材１の部分が加熱される。この部分の温度が最
終加熱温度の約1/8に達したとき、移動シリンダ
７を動作させて第５図に示すようにクランプ電極
１３ａ，１３ｂと１４ａ，１４ｂ間を通電しなが
ら押し拡げ、最終加熱長さに到達させることによ
り、加熱部分１ｃ全体を加熱する。
かように、被加熱材１への通電は、クランプ電
極１３ａ，１３ｂと１４ａ，１４ｂ間を押し拡げ
ながらも連続して通電し続けるため、被加熱材１
への集電面は常に移動し、部分溶解点や空洞の発
生を防止することができる。
極１３ａ，１３ｂと１４ａ，１４ｂ間を押し拡げ
ながらも連続して通電し続けるため、被加熱材１
への集電面は常に移動し、部分溶解点や空洞の発
生を防止することができる。
なお、以上の加熱方法において、加熱部が均等
に加熱されていることが、加熱条件の一つでもあ
り、そのためには、移動シリンダ７の動作速度、
換言すればクランプ電極の摺動速度と通電電流の
無段階調整機能をもたせておくことが望ましい。
に加熱されていることが、加熱条件の一つでもあ
り、そのためには、移動シリンダ７の動作速度、
換言すればクランプ電極の摺動速度と通電電流の
無段階調整機能をもたせておくことが望ましい。
また、この発明は、部分加熱後、被加熱材支え
シリンダ５の圧力を増大することにより、被加熱
材１の加熱部分に塑性変形を与え、成形治具など
を付加して、被加熱材１の加熱成形に利用するこ
とも考えられる。
シリンダ５の圧力を増大することにより、被加熱
材１の加熱部分に塑性変形を与え、成形治具など
を付加して、被加熱材１の加熱成形に利用するこ
とも考えられる。
以上のように、この発明によれば、通電電流の
クランプ電極角部への集中を排除して部分溶解点
の発生を防止できるので、被加熱材の加熱品質を
著しく向上することができる。
クランプ電極角部への集中を排除して部分溶解点
の発生を防止できるので、被加熱材の加熱品質を
著しく向上することができる。
第１図は従来方法による装置の概略側面図、第
２図は同じく被加熱材の斜視図、第３図は同じく
加熱状態を示す部分側面図、第４図、第５図はこ
の発明の一実施例を工程順に示した概略側面図で
ある。 １……被加熱材、２……通電加熱用変圧器、５
……被加熱物支えシリンダ、６……固定部材、７
……移動シリンダ、１３ａ，１３ｂ，１４ａ，１
４ｂ……クランプ電極。なお、各図中、同一符号
は同一又は相当部分を示す。
２図は同じく被加熱材の斜視図、第３図は同じく
加熱状態を示す部分側面図、第４図、第５図はこ
の発明の一実施例を工程順に示した概略側面図で
ある。 １……被加熱材、２……通電加熱用変圧器、５
……被加熱物支えシリンダ、６……固定部材、７
……移動シリンダ、１３ａ，１３ｂ，１４ａ，１
４ｂ……クランプ電極。なお、各図中、同一符号
は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 細長形状の導体でなる被加熱材の所定の一部
分を加熱する通電加熱方法において、１対のクラ
ンプ電極で前記被加熱材の所定位置をクランプ
し、前記クランプ電極間に電流を通じて前記被加
熱材を加熱し、ついで通電状態のまま、前記１対
のクランプ電極間の間隔を変えながら前記被加熱
材の長さ方向に前記クランプ電極を摺動させ、前
記被加熱部材の所定部分を加熱することを特徴と
する通電加熱方法。 ２ １対のクランプ電極間を押し拡げるように摺
動させることを特徴とする特許請求の範囲第１項
記載の通電加熱方法。 ３ クランプ電極の摺動速度と通電電流を無段階
調整することを特徴とする特許請求の範囲第１項
記載の通電加熱方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21576482A JPS59105285A (ja) | 1982-12-07 | 1982-12-07 | 通電加熱方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21576482A JPS59105285A (ja) | 1982-12-07 | 1982-12-07 | 通電加熱方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59105285A JPS59105285A (ja) | 1984-06-18 |
| JPH0131276B2 true JPH0131276B2 (ja) | 1989-06-23 |
Family
ID=16677836
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21576482A Granted JPS59105285A (ja) | 1982-12-07 | 1982-12-07 | 通電加熱方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59105285A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018179865A1 (ja) * | 2017-03-30 | 2018-10-04 | 住友重機械工業株式会社 | 通電加熱装置 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62134116A (ja) * | 1985-12-06 | 1987-06-17 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 平板パネルのたるみ防止方法およびその装置 |
| SE520369C2 (sv) * | 2000-12-15 | 2003-07-01 | Avestapolarit Ab Publ | Förfarande och anordning vid partiell uppvärmning av metallplåtar |
| JP5416477B2 (ja) * | 2009-05-15 | 2014-02-12 | カヤバ工業株式会社 | 直接通電式焼入装置及び直接通電式焼入方法 |
-
1982
- 1982-12-07 JP JP21576482A patent/JPS59105285A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018179865A1 (ja) * | 2017-03-30 | 2018-10-04 | 住友重機械工業株式会社 | 通電加熱装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59105285A (ja) | 1984-06-18 |
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