JPH01312705A - 磁気記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は磁気記録装置、特にＦＭ変調信号を記録し、記
録ヘッドに先行して消去ヘッドを設けた磁気記録装置に
関する。

［従来の技術］ 以下、本明細おではこの種の装置として家庭用ヘリカル
スキャン型ＶＴＲを例にとって説明する。

近年この種のＶＴＲに於ては画質を白玉させるため、Ｆ
Ｍ変調された輝度信号のキャリア周波数を高くとること
、デビエーションを大きくとることにより水モ解像度を
高くすることか行われている。

−・方、継ぎ撮り時及びインサート時にトラックの一部
分か消去されずに残存することに伴うレインボーノイズ
を解消するために、従来の固定ヘッドに代り１回転消去
ヘッド（ＲＥＨ）を用いる機種か増えつつある。ＲＥＨ
の利用により記録トラックに沿った消去か行える様にな
り、トラックの消し残り部分が生しることかなくなった
。

［発明か解決しようとする問題点］ Ｌ述の如きＲＥＨを利用する場合の問題はＲＥＨに供給
する消去信号か輝度信号のＦＭｇ調信号に影響を与える
処にある。この影響の発生要因としては、１つは記録ヘ
ッドとＲＥＨとか同一の回転ドラムに取付けられている
ことにイｔい、ロータリートランスのチャンネル間クロ
ストークによってＲＥＨへの消去信号か記録信号に漏れ
込むことかある。また、トラックピッチより記録ヘッド
のヘッド幅か狭い場合には、所謂ガートハント領域に記
録終了後にも磁気テープ上に消去信号か残存してしまい
、再生時にクロストークとして再生信号に含まれてしま
うことかある。

特に上述の如＜ＦＭ変調信号のキャリア周波数を高くし
たり、ＦＭ変調のデビエーションを大きくとったりする
ことにより記録信号を広帯域化したＶＴＲに於ては、記
録信号中や再生信号中に消去信号か漏れ込んてしまう可
能性か高くなる。また広帯域の記録信号以外に従来の装
置と同様の標準記録信号を記録できる場合には消去信号
の周波数を決定することか難しい。

かかる背景下に於て、未発明によればＦＭ変調のキャリ
ア周波数を切換可能な磁気記録装置に於て、記録信号に
対して消去信号の影響を生しさせない様にした磁気記録
装置を提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ かかる［１的ドに於て、本発明の磁気記録装置にあって
は、磁気記録媒体にＦＭ変調信号のキャリア周波数を切
換可能とすると共に、ＦＭ変調信号を記録するヘッドに
先行する消去ヘッドに供給される消去信号の周波数を前
記キャリア周波数に応じて切換可能とした構成としてい
る。

［作用］ 上述の如く構成することにより、ＦＭ変調信号のキャリ
ア周波数に係りなく、消去信号をＦＭ変調信号の復調に
用いられない帯域の信号に設定することかてき、消去信
号による記録信号への悪影響を完全に除去することかｒ
ｊｆ能となった。

［実施例］ 以下、本発明の実施例について図面に従って説明する。

第１１には本発明の一実施例としてのＶＴＲの概略構成
を示す図て、２は複合ビデオ信号の入力端子であり、入
力されたビデオ信号はＹＣ分離回路４て輝度信号と搬送
色信号とに分離される。分離された輝度信号は輝度信号
処理回路６にてＦＭ変調された後加算器ｌＯに供給され
、分離された搬送色信号（クロマ信号）はクロマ信号処
理回路８にてその搬送周波数を低域に変換された後加算
器１０に供給される。他方端子１２はオーディオ信号の
入力端子てあり、入力されたオーディオ信号はオーディ
オ信号処理回路１４に供給され、輝度信号処理回路６か
ら出力されるＦＭ変調輝度信号の専有帯域と、クロマ信
号処理回路８から出力される低域変換搬送色信号の専有
帯域の中間の帯域に配されるへ＜ＦＭ変調される。この
ＦＭ変調オーディオ信号も後段の加算器ｌＯに供給され
る。１６はパイロット信号発生回路であり、周知の４周
波方式に従い所定の周波数関係を持つ４種類のパイロッ
ト信号を１トラツク（ｌフィールド）毎に所定の順序て
出力し、同様に加算器ｌＯに供１合する。

スイッチＳＷＩ、ＳＷ２は記録時には常にオンさせてお
り、スイッチＳＷ３．ＳＷ４はオフさせている。これら
のスイッチＳＷＩ〜ＳＷ４は不図示のシステムコントロ
ーラにより制御されており、各スイッチＳＷＩ、ＳＷ２
゜ＳＷ３．ＳＷ４は夫々図示の制御信号ＲＡ。

ＲＢ、ＰＣ，ＰＤによって制御される。

第２図、第３図は第１図のＶＴＲて記録する信号の周波
数アロケーションを示す図であって、第２図は所謂標準
記録モート、第３図は広セ１′１城記録モードに於る周
波数アロケーションを夫々示している。また第２図に置
いてＰは上述のパイロット信号、Ｃは低域変換搬送色信
号、ＹはＦＭ変調輝度信号、ＡはＦＭ変調オーディオ信
号の専用帯域を夫々示す。図示の如く広帯域記録モート
に於る輝度信号のＦＭ変調キャリアは標準記録時のそれ
より高く、かつデビエーションも十分に広くしている。

モート設定回路１８は不図示のシステムコントローラも
しくは操作部の操作に伴い輝度信号処理回路６及び消去
信号発生回路２０に、装置か標準記録モートに設定され
ているか広帯域記録モートに設定されているかを示すモ
ート信号を供給しており、輝度信号処理回路６はこのモ
ート信号に応じて輝度信号のＦＭ変調周波数を標準記録
モートては４．２ＭＨｚ〜 ５．４ＭＨｚ　（第２図）、広帯域記録モートては５．
７ＭＨｚ　〜７．７ＭＨｚ　（第３図）に設定する。他
方、消去信号発生回路２０はこのモート信号に応じて標
準記録モートては６．５ＭＨｚの消去信号を発生しくｆ
ｆ＜２図Ｅに示す）広帯域記録モートては８．７ＭＨｚ
の消去信号を発生する（第３図Ｅに示す）。スイッチＳ
Ｗ５は消去信号発生回路２０か発生する消去信号を回転
消去ヘッド（ＲＥＨ）に供給するタイミンクを制御する
スイッチで、不図示のシステムコントローラからの制御
信号ＥＳによりＲＥＨかテープＴ上をトレースする期間
のみオンされる。、ＩＲＥＨはテープＴ上を回転ヘッド
ＨＡ、ＨＢに先立って２トラツクずつトレースする。

スイッチＳＷＩ、ＳＷ２を介した記録信号及びスイッチ
ＳＷ５を介した消去信号は夫々ロータリートランスＲＴ
を介して記録ヘッドＨＡ。

ＨＢ及びＲＥＨへ供給される。第２図、第３図に示す如
く、標準モードに於る消去信号をそのまま広帯域モート
でも用いたとすると、消去信号かＦＭ変調輝度信号のデ
ビエーション内に入り込んでしまい、媒体上及びロータ
リートランス内のクロストークにより復調時に下側波帯
のみを用いたとしても復調された信号に消去信号の影響
か現出してしまう。本実施例はＦＭ変調輝度信号のキャ
リア周波数か高くなることに応じて消去信号の周波数も
高くなるのて、ロータリートランス内てクロストークか
生してもこの様な問題は起こらない。

上記実施例に置いてモート設定回路１８は、ユーザか操
作部を操作することに伴って設定を行う構成とすること
も、テープカセットに設けられた検出部に基づいてテー
プの種類を判別し、これに従って自動的に設定する構成
とすることも可能である。

第１図中の消去信号発生回路２０の具体的な構成例を第
４図に示す。図中Ｃ，−Ｃ，は夫々コンデンサ、Ｒ３−
Ｒ５は夫々抵抗、Ｌｌ。

Ｌ２は夫々リアクタンスコイル、Ｔ　ｒ　＋　＊Ｔｒ２
は夫々トランジスタ、ＳＷ６はモート設定回路１８から
のモート信号により切換られるスイッチである。

標準記録モートに於てはスイッチＳＷ６か図中ａ側に接
続され、コンデンサＣＩ、コイルＬ１て決まる発振周波
数によって発生する消去信号の周波数か決定される。他
方、広帯域記録モードに於てはスイッチＳＷ６かｂ側に
接続され、消去信号の周波数はコンデンサＣ２，コイル
Ｌ２によって決定され、キャリア周波数を高くしたＦＭ
変調輝度信号のデビエーション内より更に高い周波数の
消去信号を発生する。尚、第４図の例ではコンデンサＣ
８とコイルＬ１の直列回路とコンデンサＣ２とコイルＬ
２の直列回路とを切り換えたか、コイルＬ、を共通に使
用しコンデンサＣ１と０２とのみを切り換えて使用する
構成とすることも可能である。

最後に第１図に於る再生系の構成について説明する。回
転ヘッドＨＡ、ＨＢから再生された信りはロータリート
ランスＲＴを介して出力される。再生時にはスイッチＳ
ＷＩ、ＳＷ２は信１＋ＲＡ、ＲＢにより常にオフ状態と
され、スイッチＳＷ３．ＳＷ４はヘッドＨＡ、ＨＢの回
転に応じてｌフィールド毎に交互にオンオフされる。こ
れによりスイッチＳＷ３．ＳＷ４の共通端子側からは記
録信号と同様の再生信号か得られる。

ＨＰＦ　（バイパスフィルタ）２２はＦＭ変調輝度信号
を分離し、このＦＭ輝度信号は輝度信号処理回路３０て
ＦＭ復調される。この時、輝度信号処理回路３０ては周
波数アロケーションの異なる部分の再生信号の有無を検
出して、標準モートと広帯域モートのいずれにて記録さ
れたか否かを判別して、これに伴ってＦＭ復調器の復調
特性を切り換える構成としており、いずれのモートで記
録された場合でも復調可能である。復調された輝度信号
は加算器４ｏに供給される。ＢＰＦ　（バントパスフィ
ルタ）２４は低域搬送色信号を分離し、分離された低域
搬送色信号はクロマ信号処理回路３２に供給される。

クロマ信号処理回路３２で元の搬送周波数に戻されたク
ロマ信号は加算器４０で復調された輝度信号と混合され
、複合ビデオ信号とされ出力端子４２から出力される。

ＢＰＦ２６はＦＭ変調オーディオ信号を分離し、これを
オーディオ信号処理回路３４に供給する。処理回路３４
で復調されたオーディオ信号は出力端子４４から出力さ
れる。

ＬＰＦ　（ローパスフィルタ）２８はトラッキング制御
用パイロット信号を分離し、分離されたパイロット信号
はＡＴＦ処理回路３６に供給され、４周波方式により周
知の処理によってトラッキング制御回路か出力される。

このＡＴＦ処理回路３６か出力するトラッキング制御回
路はトラッキング制御回路３８へ供給され、周知の如く
テープの走行もしくはヘッド移動機構を制御し、ヘッド
ＨＡ、ＨＢか所望のトラック七をトレースする様制御す
る。

上記実施例に於ては記録信号の帯域、特にＦＭ変調信号
のキャリア周波数か切換りがっロータリートランス内で
クロストークか生したとしても、常に消去信号の影響の
ない良好な再生信号を得ることかできる。

尚、上記実施例に於ては２ヘツトヘリカルスキヤンタイ
プのＶＴＲを例にとって説明したか、本発明の適用範囲
は上記実施例に限定されるものではない。

［発明の効果］ 以ト説明した様に１本発明の磁気記録装ごによれば、Ｆ
Ｍ変調信号のキャリア周波数に関係なく、消去信号の影
響を受けないＦＭ変調信号か記録てきる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例としてのＶＴＲの全体の構成
を示す図、 第２図、第３図は夫々第１図のＶＴＲにより記録される
ＶＴＲの周波数アロケーションを示す図、 第４図は第１図中の消去信号発生回路の一具体例を示す
図である。 ２はビデオ信号入力端子 ６は輝度信号処理回路 １８はモート設定回路 ２０は消去信号発生回路 ＨＡ、ＨＢは夫々記録用回転ヘッド ＲＴはロータリートランス ＲＥＨは回転消去ヘッド ■は磁気テープである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気記録媒体にＦＭ変調信号を記録する装置であって、
   該ＦＭ変調信号のキャリア周波数を切換可能とすると共
   に、該ＦＭ変調信号を記録するヘッドに先行する消去ヘ
   ッドに供給される消去信号の周波数を前記キャリア周波
   数に応じて切換可能とした磁気記録装置。