JPH0131052B2 - - Google Patents

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JPH0131052B2
JPH0131052B2 JP57115257A JP11525782A JPH0131052B2 JP H0131052 B2 JPH0131052 B2 JP H0131052B2 JP 57115257 A JP57115257 A JP 57115257A JP 11525782 A JP11525782 A JP 11525782A JP H0131052 B2 JPH0131052 B2 JP H0131052B2
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JP
Japan
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clutch
plate
pressure plate
pressure
friction plates
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JP57115257A
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Kohei Oosono
Tsutomu Hayashi
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/510,989 priority patent/US4613026A/en
Publication of JPS596427A publication Critical patent/JPS596427A/ja
Publication of JPH0131052B2 publication Critical patent/JPH0131052B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D25/00Fluid-actuated clutches
    • F16D25/12Details not specific to one of the before-mentioned types
    • F16D25/14Fluid pressure control
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D48/00External control of clutches
    • F16D48/02Control by fluid pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16D2300/22Vibration damping

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、油圧式多板クラツチに関するもの
である。
従来、例えば自動二輪車に用いられるクラツチ
として第1図に示す如き機械式の多板クラツチが
用いられる。1はトランスミツシヨンメインシヤ
フト(すなわち伝達軸)、2はこのトランスミツ
シヨンメインシヤフト(以下メインシヤフトと略
す)に回転自在に設けられたギヤ、3はこのギヤ
2に一体に固定されたクラツチアウタ、4はこの
クラツチアウタ3にメインシヤフト長手方向すな
わち伝達軸長手方向(以下軸長方向と称する)に
摺動可能に設けられた摩擦板(外板)、5はこの
外板と交互に配された摩擦板(内板)、6はこの
内板5を軸長方向に摺動可能に備え、メインシヤ
フト1にスプラインにて固定されたクラツチセン
タ、7はクラツチセンタ6に軸長方向に摺動可能
に設けられ、かつ、摩擦板4,5の押し付けを行
う押付け部7aを有するクラツチプレツシヤプレ
ート(以下、プレツシヤプレートと略す)、8は
メインシヤフト1の中心穴に軸長方向に摺動可能
に嵌合された支持軸、9はクラツチリフタプレー
ト(以下リフタプレートと略す)で、このリフタ
プレートは、前記支持軸8にベアリング10を介
してこの支持軸8と軸長方向には一体には動くが
回転自在に支持され、かつ、前記プレツシヤプレ
ート7の前記クラツチセンタ6を軸長方向に突出
して貫通した取付け部7bにボルト11で固定さ
れ、かつ、コイルスプリング12により第1図に
おいて右方に付勢されている。また、13はクラ
ツチカバー、14はこのクラツチカバー13に設
けた枢軸15に回動可能に取り付けられ、板ばね
16により軸長外方向(軸長方向のクラツチカバ
ー13側向き(第1図において右方)を軸長外方
向、これと反対方向を軸長内方向と称する)に付
勢されたクラツチレバー、17は図示せぬクラツ
チケーブルによつて駆動されて図において反時計
方向に回動し、クラツチレバー14を軸長内方向
に押し付けるレバーである。また、18はクラン
クシヤフト、19はこのクランクシヤフトに固定
されて、クラツチアウタ3と一体のギヤ2にかみ
合う駆動ギヤである。
上記従来の機械式多板クラツチにおいては、通
常はコイルスプリング12によりリフタプレート
9が軸長外方向に付勢され、したがつてこのリフ
タプレート9と一体のプレツシヤプレート7が軸
長外方向に付勢されるので、外板4および内板5
がこのプレツシヤプレート7により押し付けられ
て、外板4と内板5とが互いの摩擦力で接続さ
れ、入力軸(クランクシヤフト)の回転力が出力
軸(メインシヤフト1)に伝達される。
そして、図示せぬ自動二輪車のハンドルに設け
たクラツチレバーを操作した時、図示せぬクラツ
チケーブルを介してレバー17を回動させ、この
レバー17により押されるクラツチレバー14の
押付け部14aが支持軸8の端面を押し、したが
つて、コイルスプリング12の反発力に打ち勝つ
てリフタプレート9およびプレツシヤプレート7
を押して、外板4および内板5に対する押付け力
を解除してクラツチ断とするものである。
上記従来のクラツチはクラツチ断続の機能を充
分果し得るものであるが、特に自動二輪車の場合
は、クラツチ断とする操作力は軽いことが望まし
いし、また、操作感が適切にあつてクラツチ断続
の状況を手に正確に感じ取り得るものが望まし
い。単に、リフタプレート9を摺動させる駆動源
として油圧を利用するだけの従来の一般的な油圧
多板クラツチでは、これを自動二輪車に適用した
とすれば上記適切な操作感は得られないし、ま
た、エンジン停止時の油圧力なしの場合にはクラ
ツチ断の状態となり、トルク伝達力はなくなり例
えばエンジンブレーキのききがにぶくなつてしま
う。
この発明は、上記事情に鑑みて提案されたもの
で、クラツチ操作力が軽減され、適切なクラツチ
操作感が得られ、さらに、油圧力がない状態でも
何割かのトルク伝達を確保することができる油圧
式多板クラツチを得ることを目的とするものであ
る。
以下、本発明を自動二輪車に適用した一実施例
を図面に従つて説明する。
第2図において、第1図のものと共通する部分
には同じ記号を付して一部説明を省略する。
プレツシヤプレート7は、軸長方向に対して略
直交する面を持つ受圧面部7cを有し、かつ、ク
ラツチセンタ6のボス部6aにOリング20を介
して軸長方向に油密の摺動が可能に嵌合され、か
つ、円筒状部7dを有している。
メインシヤフト1には、クラツチアウタ3とク
ラツチセンタ6との間において環状の壁板21が
嵌合され、この壁板21の外周部はOリング22
を介してプレツシヤプレート7の前記円筒状部7
dの内周面に油密にかつ互いに摺動可能に接続し
ている。こうして、クラツチセンタ6のボス部6
aとプレツシヤプレート7の受圧面部7cおよび
円筒状部7d内面と壁板21とで油圧室23が形
成されている。
また、メインシヤフト1は中空とされ、この中
空部1aにはフイードパイプ24が挿入され、ま
た、フイードパイプ24から送られた圧油を前記
油圧室23に送り込むための連通路25があけら
れている。前記フイードパイプ24の先端はシー
ル部材である軸封メタル34を介してメインシヤ
フト1の内部に支持されている。
また、クラツチセンタ6のウエブ部6bにあけ
た穴6cを貫通するプレツシヤプレート7の1つ
の取付け部7bは中空にされ、この中空部にコン
トロールピン26が嵌合されている。このコント
ロールピン26の先端は細く形成され、このコン
トロールピン26の先端部は油圧室23内に通じ
る逃がし穴7eから油圧室23内に突出しうるよ
うにされている(第3図の拡大図参照)。
プレツシヤプレート7の受圧面部7cには前記
逃がし穴7eを閉塞するリードバルブ27がボル
ト28で取り付けられている。
リフタプレート9(伝達部材)は、プレツシヤ
プレート7の他の取付け部7bにボルト29で取
り付けられているが、プレツシヤプレート7に対
して一定のクリアランスhだけは軸長方向に移動
可能にスリーブ30を介し取り付けられている。
また、前記コントロールピン26はリフタプレ
ート9に固定されている。
またリフタプレート9は、外周縁部がクラツチ
センタ6に固定された皿ばねであるクラツチスプ
リング31の内周縁部に固定され、クラツチセン
タ6に対して軸長外方向に付勢されている。
また、リフタプレート9の中心穴部にはベアリ
ング32を介して、互いに回転しうるが軸長方向
には一体に動くように中央部材33が取り付けら
れ、クラツチカバー13の枢軸15に回動可能に
取り付けられたクラツチレバー14の押し付けを
この中央部材33で受けるようにされている。
また、油圧式多板クラツチへの圧油の供給は第
5図の如く行われる。すなわち、オイルポンプ3
5によつて油は、クランクシヤフト、コンロツド
等のシリンダ側給油部36と、メインシヤフト、
カウンタシヤフト等のミツシヨン側給油部37と
に供給されるが、油圧式多板クラツチ38への給
油は、高い圧力で給油が行われるシリンダ側系統
39から分岐させて行つている。そして、この高
圧のシリンダ側系統39には、オイルフイルタ4
0が設けられ、油圧式多板クラツチ38への分岐
路41には、油圧を制御するためのオリフイス4
2が設けられている。このように、油圧式多板ク
ラツチは、油圧の高いシリンダ側系統39から圧
油の供給を受けるので、所定の荷重を得るクラツ
チ動作が行われる。
上記リードバルブ27、コントロールピン2
6、リフタプレート9、中央部材33、クラツチ
レバー14およびレバー17等は、プレツシヤプ
レート7をクラツチ接続解除方向に移動させるク
ラツチ解除機構を構成している。
次に上述の如く構成された油圧多板クラツチの
動作を説明する。
クラツチ接続の状態においては、図示せぬオイ
ルポンプより送られる圧油がフイードパイプ2
4、メインシヤフト1の中空部1a、連通路25
を経て油圧室23内に供給される。したがつてプ
レツシヤプレート7は摩擦板押し付け方向、すな
わち軸長外方向に力を受けてその押付け部7aに
おいて外板4および内板5を押し、外板4と内板
5との間に高い面圧を生じしめてクラツチ接続を
行う。したがつて、クランクシヤフト18の回転
力は、駆動ギヤ19、メインシヤフト1に回転自
在に設けられたギヤ2、このギヤ2と一体のクラ
ツチアウタ3、外板4、内板5、およびクラツチ
センタ6を介してメインシヤフト1に伝達され
る。
この場合、リフタプレート9はクラツチスプリ
ング31により軸長外方向に付勢され、リフタプ
レート9の内側面とプレツシヤプレート7の取付
け部7bの端面との間にはクリヤランスhだけの
〓間がある状態にある。また、プレツシヤプレー
ト7にあけられた逃がし穴7eはリードバルブ2
7によつて閉塞されている。
図示せぬハンドルのクラツチレバーを操作すれ
ば、図示せぬクラツチケーブルを介してレバー1
7が第2図において反時計方向に回転し、このレ
バー17によつて押されて、クラツチレバー14
が枢軸15のまわりを図において時計方向に回転
し、中央部材33を軸長内方向に押し、リフタプ
レート9をクラツチスプリング31の反力に打ち
勝つて軸長内方向に押し、コントロールピン26
がリードバルブ27を押して逃がし穴7eを開放
し、油圧室23内の圧油を排出穴7fを経て外部
に排出する。この段階では、圧油が逃がされても
クラツチ状態となる。
さらにクラツチレバー14がリフタプレート9
を押すと、リフタプレート9はクラツチスプリン
グ31に打ち勝つてクリヤランスhだけ移動した
後プレツシヤプレート7に接続し、さらに押す
と、リフタプレート9がプレツシヤプレート7を
摩擦板押し付け解除方向、すなわち軸長方向内方
向に直接押し、外板4および内板5に対する押し
付け力を解除し、完全にクラツチ断の状態とす
る。
クラツチ断および半クラツチの状態において、
排出穴7fから排出された油は、外板4および内
板5の面間を通過して流れ、外板4および内板5
の冷却用オイルとして作用する。したがつて、外
板4および内板5のエネルギー吸収率が高くな
り、耐久性が向上する。なお、リードバルブ27
は、上記冷却用オイルのコントロールバルブの役
割を持たせている。
上記のクラツチ断の動作において、直接手で行
うハンドルのクラツチレバーの操作力は、クラツ
チスプリング31の反力に打ち勝つてリフタプレ
ート9を軸長内方向に移動させるだけでよい(コ
ントロールピン26でリードバルブ27を開く
力、および油圧室23内の圧力が低下した後プレ
ツシヤプレート7を押す力はほとんどわずかであ
る)。しかも、クラツチ接続を行う主たる力は油
圧によるものであるから、クラツチスプリング3
1の強さはあまり必要とせず、プレツシヤプレー
ト7が外板4および内板5を軽く押し付ける程度
でよい。したがつて、第1図に示した従来の機械
式多板クラツチと較べてクラツチ操作力が軽減さ
れる。
また、リフタプレート9に直接コントロールピ
ン26を取り付け、リフタプレート9のコントロ
ールによつてクラツチスプリング反力と油圧のコ
ントロールを同時に行うものであるため、クラツ
チ断続操作の際のストロークを手に感じ取ること
ができ、また、クラツチ断続の節度感を得ること
ができる。このようにクラツチ操作感の確保が可
能となる。
また、油圧をコントロールするバルブ(この実
施例ではリードバルブ)とクラツチスプリングと
に対する操作を1つの操作(リフタプレート9の
動作)で行うものであるから、油圧コントロール
のための油圧配管を最小とすることができ、バル
ブ系の簡素化が図られ、構造が簡単になる。
さらに、エンジン停止時には油圧力なしの状態
となるが、この状態においてもクラツチスプリン
グ31の反力により外板4および内板5に対する
押し付け力が生じているので、何割かのトルク伝
達が確保される。したがつて、自動二輪車に適用
した場合に、クラツチスプリングと併用していな
い従来の単なる油圧クラツチでは、エンジン停止
の場合に油圧力がなくなりトルク伝達が不能とな
るので、特別の考慮を払わないとエンジンブレー
キを可能とすることができないのに対し、この発
明のクラツチでは、エンジンブレーキをかけるこ
とが可能である。
そして、エンジンを駆動源とする油圧特性は通
常、第4図の如く圧力変化するものであるので、
この油圧特性を利用して可変容量クラツチとして
使用することができる。
また、本発明におけるクラツチスプリング31
は、その反力で主たるクラツチ接続力を与えるも
のではないので、このクラツチスプリング31の
強さの設定の自由度が大きく、このためクラツチ
レバー系(すなわち、ハンドルのクラツチレバ
ー、クラツチケーブル、クラツチ内のレバー1
7、およびクラツチレバー14)におけるてこ比
の選定の自由度が大きく、したがつて、これらの
形状寸法等の設計が容易である。
また、圧油給油系、すなわち、オイルポンプか
らフイードパイプ24に至る経路にオリフイスを
設けることにより、クラツチ接続時間をコントロ
ールすることができ、このため、クラツチの急
接、ジヤダーの防止が容易である。
なお、実施例においては、油圧室23内の圧油
を逃がす逃がし弁としてリードバルブ27を用い
ているが、必ずしもこれに限らず、球状弁体を用
いるものその他のバルブでもよい。
また、逃がし弁を開閉駆動するものは、実施例
の如くリフタプレート9に固定された軸長方向に
長いコントロールピン26に限らず、リフタプレ
ート9の動きに応じて逃がし弁を開放できるもの
であればよい。
また、油圧室23は、この実施例ではクラツチ
センタ6とプレツシヤプレート7と壁板21とに
より形成されているが、これに限らず、例えば、
プレツシヤプレート7が軸長方向に略直交する面
を持ち、この面(受圧面部7c)が室壁の一部を
なして油密の室が形成されるものであればよい。
さらに、実施例では、クラツチセンタ6が出力
軸(メインシヤフト1)に固定され、クラツチア
ウタ3がこの出力軸(メインシヤフト1)に回転
自在に設けられたものであるが、入出力軸とクラ
ツチセンタ6およびクラツチアウタ3との関係は
限定されない。例えば入力軸と出力軸とが対向し
て一直線をなす場合にも適用することができる。
この場合は、クラツチレバー14、リフタプレー
ト9および中央部材33などが入力又は出力軸の
邪魔にならないような機械とする必要がある。
また、本発明は自動二輪車に適用するものに限
らず、一般のクラツチとして使用できることは勿
論である。
以上説明したように本発明は、クラツチ接続を
解除するには、逃がし弁を作動させる力とクラツ
チスプリングに抗してクラツチプレツシヤプレー
トを移動させる力との総和に対抗できる力があれ
ば足り、もつてクラツチ操作力が軽減され、ま
た、逃がし弁とクラツチスプリング反力を同時に
コントロールすることによる操作感の確保が得ら
れ、かつ、バルブ系の簡単化が図られ、また、油
圧力なしの状態においても何割かのトルク伝達が
可能となり、さらに油圧を利用することに伴うク
ラツチ全体の小型化の達成が可能となる。
また、クラツチスプリングはその反力で主たる
クラツチ接続力を与えるものではないので、この
クラツチスプリングの強さの設定自由度が大き
く、設計が容易に行え、かつ、エンジン停止時等
油圧力がなくなつたときにクラツチ接続を解除す
るには、補助的に用いられるクラツチスプリング
に抗してクラツチプレツシヤプレートを移動させ
るだけの力があれば足り、もつて油圧力がなくな
つたときでも、小さい力でクラツチ接続を解除で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の自動二輪車における多板クラツ
チの断面図、第2図以下は本発明の一実施例を示
すもので、第2図は自動二輪車に適用した油圧式
多板クラツチの断面図、第3図は第2図における
リードバルブ部の拡大図、第4図は本発明の効果
説明用の油圧特性図、第5図は圧油を油圧式多板
クラツチに供給する圧油供給システムのブロツク
図である。 1……メインシヤフト(伝達軸)、3……クラ
ツチアウタ、4……摩擦板(外板)、5……摩擦
板(内板)、6……クラツチセンタ、7……クラ
ツチプレツシヤプレート、7c……受圧面部、7
e……逃がし穴、7f……排出穴、9……クラツ
チリフタプレート(伝達部材)、14……クラツ
チレバー、16……板ばね、17……レバー、2
1……壁板、23……油圧室、24……フイード
パイプ、25……連通路、26……コントロール
ピン、27……リードバルブ(逃がし弁)、30
……スリーブ、31……クラツチスプリング、h
……クリヤランス。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 摩擦板を伝達軸長手方向に摺動可能に備えた
    クラツチアウタと、前記摩擦板と交互に配される
    摩擦板を同じく伝達軸長手方向に摺動可能に備え
    たクラツチセンタと、前記両摩擦板を押し付けて
    クラツチ接続を行うための伝達軸長手方向に摺動
    可能なクラツチプレツシヤプレートと、このクラ
    ツチプレツシヤプレートをクラツチ接続方向に付
    勢するクラツチスプリングと、圧油が導入される
    ことによりクラツチプレツシヤプレートをクラツ
    チ接続方向に押圧移動させる油圧室と、クラツチ
    プレツシヤプレートをクラツチ接続解除方向に移
    動させるクラツチ解除機構とを備え、前記クラツ
    チ解除機構には、前記クラツチプレツシヤプレー
    トを伝達部材を介してクラツチ接続解除方向に移
    動させるクラツチ断の動作のときに、前記油圧室
    を開放させて内部圧油を排出させる逃がし弁を設
    けていることを特徴とする油圧式多板クラツチ。 2 摩擦板を伝達軸長手方向に摺動可能に備えた
    クラツチアウタと、前記摩擦板と交互に配される
    摩擦板を同じく伝達軸長手方向に摺動可能に備え
    たクラツチセンタと、前記両摩擦板を押し付けて
    クラツチ接続を行うための伝達軸長手方向に摺動
    可能なクラツチプレツシヤプレートと、このクラ
    ツチプレツシヤプレートをクラツチ接続方向に付
    勢するクラツチスプリングと、クラツチプレツシ
    ヤプレートの伝達軸に略直交する受圧面部を室壁
    の一部とし、圧油が導入されることによりクラツ
    チプレツシヤプレートをクラツチ接続方向に移動
    させる油圧室と、前記クラツチプレツシヤプレー
    トに対して一定のクリアランスだけ互いに伝達軸
    長手方向に離間可能にクラツチプレツシヤプレー
    トに取り付けられたクラツチリフタプレートと、
    このクラツチリフタプレートをクラツチ接続解除
    方向に移動させた時、このクラツチリフタプレー
    トの移動により開放されてクラツチ接続解除に先
    立つて前記油圧室内の圧油を排出させる逃がし弁
    とを備えたことを特徴とする油圧式多板クラツ
    チ。
JP57115257A 1982-07-02 1982-07-02 油圧式多板クラツチ Granted JPS596427A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57115257A JPS596427A (ja) 1982-07-02 1982-07-02 油圧式多板クラツチ
EP83303830A EP0098749B1 (en) 1982-07-02 1983-07-01 Friction clutch device
DE8383303830T DE3373329D1 (en) 1982-07-02 1983-07-01 Friction clutch device
US06/510,989 US4613026A (en) 1982-07-02 1983-07-05 Friction clutch device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57115257A JPS596427A (ja) 1982-07-02 1982-07-02 油圧式多板クラツチ

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11069183A Division JPS5962728A (ja) 1983-06-20 1983-06-20 摩擦クラツチ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS596427A JPS596427A (ja) 1984-01-13
JPH0131052B2 true JPH0131052B2 (ja) 1989-06-23

Family

ID=14658197

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JP57115257A Granted JPS596427A (ja) 1982-07-02 1982-07-02 油圧式多板クラツチ

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JP (1) JPS596427A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4715800A (en) * 1984-10-17 1987-12-29 Nippondenso Co., Ltd. Rotary compressor with clutch actuated by hydraulic fluid and compressed fluid

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS559578A (en) * 1978-07-08 1980-01-23 Nobuharu Yamato Easy to connect and release* repeatable use label

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JPS559578A (en) * 1978-07-08 1980-01-23 Nobuharu Yamato Easy to connect and release* repeatable use label

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Publication number Publication date
JPS596427A (ja) 1984-01-13

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