JPH01309970A - 薄膜形成装置 - Google Patents

薄膜形成装置

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JPH01309970A
JPH01309970A JP13855188A JP13855188A JPH01309970A JP H01309970 A JPH01309970 A JP H01309970A JP 13855188 A JP13855188 A JP 13855188A JP 13855188 A JP13855188 A JP 13855188A JP H01309970 A JPH01309970 A JP H01309970A
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hydrogen radical
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thin film
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Makoto Araki
荒木 信
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 基板表面にアモルファスSi (a−3i)膜あるいは
a−5i系合金膜を形成する水素ラジカル供給方式の薄
膜形成装置に関し、 良質なa−3i系合金の成膜を高速で容易に実現できる
ようにすることを目的とし、 低圧真空容器内で、高周波電源に接続する電極と基板と
を対向させて前記真空容器に複数の材料ガスを導入し、
高周波プラズマCVD法により基板表面にアモルファス
状の合金膜を形成するように構成され、前記真空容器の
外に、該真空容器内の材料ガスに水素ラジカルを供給す
る水素ラジカル発生装置が設けられた薄膜形成装置にお
いて、前記水素ラジカル発生装置として、アーク放電型
のものを用いた構成とする。
〔産業上の利用分野〕
本発明は基板表面にa−Si膜あるいはa−5i系合金
膜を形成する水素ラジカル供給方式の1膜形成装置に関
する。
電子写真プリンタ等に用いる感光体として、セレン系感
光体よりも機械的強度が大きくかつ無公害な水素化a−
3iを主成分とする感光体が近年使用されるようになっ
てきている。このようなa−5i膜の形成には、高周波
プラズマCVD法(高周波プラズマ化学気相堆積法)が
広く採用されている。
〔従来の技術〕
第3図はこの種の成膜に使用されている従来の薄膜形成
装置の構造概要説明図である。
この装置は、本出願人により既に提案されたもの(特願
昭63−58214号;出願日昭和63年3月14日)
で、図中、1は真空容器、2及び3は真空容器1内に対
向耐直された接地板及び放電電極、4は水素ラジカル発
生装置である。接地板2はヒータ電源5に接続するヒー
タ6により加熱されるようになっており、この上には成
膜時に基板100がセントされる。放電電極3は、材料
ガス導入管7と中空部8を介して接続され、成膜時に材
料ガス導入管7から中空部8内に供給される材料ガスは
、放電電極3に設けられた複数のガス噴出口9より基板
100に向けて吹き出すようになっている。この放電電
極3は、材料ガス導入管7を介し高周波電源10に接続
している。水素ラジカル発生装置4は、マイクロ波(μ
波)発振器11と、プラズマ発生炉12と、これらを接
続する導波管13とを備えており、μ波発振器11で発
生させたp波を、導波管13を通し導入し、これにより
、プラズマ発生炉12内に供給された水素ガスを分解す
る。
成膜に際しては、ロータリーポンプ14及びメカニカル
ブースタポンプ15により真空容器1内を0.05〜0
.2 torrの低圧状態に保持するとともに、接地j
yiZ上にセットされた基板100をヒータ6により所
定温度(例えば250°C)に加熱し、材料ガス導入管
7から真空容器1内に材料ガスを導入してプラズマ発生
炉により基体1oOの表面にa−3i膜101を成膜す
る。この成膜は低圧下で行われるため、Si、lIl、
の粉末の発生を防ぐことができ、良質の成膜が実現され
る。一方、この成膜時には、水素ラジカル発生装置4で
分解された水素ラジカルが材料ガスの高周波プラズマ中
へ供給されるので、水素ラジカルが材料ガスの分解効率
を高めて活性種の量を増加させることができ、低圧下で
の成膜時に問題となる成膜速度の低下を防止することが
できる。
また、この装置によりa−SiC:IIやa−3iGe
 : H等OSi系合金を成膜する際には、膜成長表面
が■]原子で覆われ、水素ラジカルの引き抜き反応等に
より、5i−Hの結合エネルギとC−Hの結合エネルギ
またはGe−tlの結合エネルギとの違いにより生じる
未結合手の発生が防止され、緻密な合金膜が形成される
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、水素ラジカルの寿命は短く、水素ラジカル発生
器にμ波を用いることで水素ラジカルの供給量は増加し
たがその量は充分でなく、成膜速度の向上、装置設計上
の障害となっていた。
本発明は良質なa−3i系合金の成膜を高速で容易に実
現することのできる薄膜形成装置を提供することを目的
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本発明では、低圧真空容器
内で、高周波電源に接続する電極と基板とを対向させて
前記真空容器に複数の材料ガスを導入し、高周波プラズ
マCVD法により基板表面にアモルファス状の合金膜を
形成するように構成され、前記真空容器の外に、該真空
容器内の材料ガスに水素ラジカルを供給する水素ラジカ
ル発生装置が設けられた薄膜形成装置において、前記水
素ラジカル発生装置として、アーク放電型のものを用い
た構成とする。
〔作 用〕
水素化アモルファスシリコンカーバイド(a−3iC:
H)を成膜するとき、S i −HとC−Hの結合エネ
ルギの違いにより、HはSiよりCと結合しやずい(a
−3iGe:Hでは、結合エネルギの違いにより■]は
GeよりSiと結合しやすい)。このため、μ波を用い
た従来の水素ラジカル発生装置使用の場合、SiとCで
4配位のネットワークを組んでいく際にCにHがとられ
過ぎてSiのダングリングボンドの発生、 C−II 
2 、 C−It :l結合の増加による膜の劣化が起
きやすかった。
これに対し、本発明のアーク放電方式の場合は、μ波に
よるグロー放電プラズマと比べ高分解なアーク放電プラ
ズマを用いるため、lhガスはほぼ100%プラズマ中
で解離し、長いアーク柱が発生する。そして、このアー
ク柱を基板の近くまで伸ばすことにより、従来のμ波使
用の場合より水素ラジカル比の高いガスを基板に供給す
ることができる。この水素ラジカルは膜の成長面をH原
子で覆い、Hの引き抜き反応等により膜は緻密化される
〔実施例〕
以下、第1図及び第2図に関連して本発明の詳細な説明
する。
第1図は本発明に係る薄膜形成装置の構造概要説明図で
、図中、21は水素ラジカル発生装置である。なお、従
来と同様の部材には同様の符号を付している。
水素ラジカル発生装置21は、アーク放電方式のもので
、第2図に詳細を示すように、カソード22と、アノー
ド23と、H2ガス供給口24とを備えており、カソー
ド22とアノード23は電源25に接続されている。2
6は絶縁物である。
成膜要領は、μ波を用いたグロー放電プラズマの代りに
水素ラジカル発生装置21によるアーク放電プラズマを
用いた意思外は従来と同様である。
水素ラジカル発生装置21の電源25からグロー放電よ
り大きい電流を供給すると、放電維持電圧が上昇後急激
に1/10程度に低下する。そして、カソード22が赤
熱して熱電子が放出される。これにより、プラズマは熱
平衡状態となり、電子温度とガス温度がほぼ等しくなっ
てH2ガスはほぼ100%プラズマ中で解離する。27
はアーク柱である。
ところで、a−3iC:tlを成)模するとき5i−I
tとC41の結合エネルギの違いによりHはSiよりC
と結合しやずい(a−3iGe:IIでは結合エネルギ
の違いによりI4はGeよりSiと結合しやすい)。こ
のため、11波を用いた従来の水素ラジカル発生装置使
用の場合、SiよりCが多く含まれた膜を作ろうとする
とSiとCで4配位のネットワークを組んで行く際にC
にHがとられ過ぎてSiのダングリングボンドの発生、
 C−8,、C−H3結合の増加による膜の劣化が起き
やすかった。
これに対し、本発明のアーク放電方式の場合は、上述の
ように++zガスはほぼ100%プラズマ中で解離し、
長いアーク柱27が発生する。そして、このアーク柱2
7を基板100の近くまで伸ばすことにより、従来のμ
波使用の場合より水素ラジカル比の高いガスを基板10
0に供給することができ、高速成膜が可能になる。この
水素ラジカルは膜の成長面を1(原子で覆い、Hの引き
抜き反応等により膜は緻密化される。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によればμ波によるクロー放
電プラズマと比べ、高分解なアーク放電プラズマを用い
ることで豊富な水素ラジカルを供給することができ、良
質なa−3i系合金を高速で容易に成膜することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の薄膜形成装置の構造概要説明
図、 第2図は第1図の要部の構造概要説明図、第3図は従来
の薄膜形成装置の構造概要説明図で、 図中、 1は真空容器、 3は放電電極(電極)、 21は水素ラジカル発生装置、 100は基体である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 低圧真空容器(1)内で、高周波電源(10)に接続す
    る電極(3)と基板とを対向させて前記真空容器(1)
    に複数の材料ガスを導入し、高周波プラズマCVD法に
    より基板表面にアモルファス状の合金膜を形成するよう
    に構成され、前記真空容器(1)の外に、該真空容器(
    1)内の材料ガスに水素ラジカルを供給する水素ラジカ
    ル発生装置が設けられた薄膜形成装置において、 前記水素ラジカル発生装置として、アーク放電型のもの
    を用いたことを特徴とする薄膜形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5522343A (en) * 1988-09-14 1996-06-04 Fujitsu Limited Thin film formation apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5522343A (en) * 1988-09-14 1996-06-04 Fujitsu Limited Thin film formation apparatus
US5741364A (en) * 1988-09-14 1998-04-21 Fujitsu Limited Thin film formation apparatus

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