JPH01309909A - 高炉への原料装入方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、高炉炉頂のヘル式装人装置からの原料装入方
法に関するものである。

〈従来の技術〉 高炉の装入装置としては従来より様ルなタイプのものが
実施されてきているが、大きく分類すると、第３図に示
す様なベル式と、第４図に示す様なベルレス式とに分類
される。ヘル式装入装置では、大ヘルホッパー内に原料
を貯蔵し、炉内装入物レベルが所定レベルに達した時に
、大ヘル２１゜２２、２３が下方へ移動し、大ベルとカ
ップ２４との間に円周方向に均一な間隙を作り出し、そ
の間隙より落下する原料によって炉頂円周方向に均一な
装入物分布を形成するように装入することが特徴である
。またベルレス式装入装置では、固定ホッパーからＪＪ
Ｐ出した原ｔ゛１を、炉体の軸を中心軸として回転する
施Ｕシュート２５を介して落下させ、炉丁ｆ１円周方向
に均一な装入物分布を形成するように装入することが特
徴である。

〈発明が解決しようとする課題〉 近年、高炉の操業方法において、炉内通気性を改善する
目的で、粒径の異なるコークスと鉱石を完全混合させて
炉内に装入する混合装入方法が提案されている。従来の
ヘル式またはベルレス式装入装置では、この混合装入方
法を実施するためには炉内へ装入される際の原料の落下
距離が大きく、粒径の異なるコークスと鉱石が再び分級
され、完全混合状態を維持できなくなるという問題があ
った。

く課題を解決するための手段〉 本発明は、高炉炉頂から原料を装入するベル式装入方法
において、高炉炉口部の原料上面を円錘状ベルの底面レ
ベルよりも上方に保持しつつ、炉内装入物の降下に従い
円錘状ベル底面と炉口壁との間隙から原料を連続的に炉
内に供給すると井に、炉内ガスを円錘状ベルの斜面部の
開口部に配設したｔＪＦガスダクトを通じて炉外に排出
することを特徴とする高炉への原料装入方法である。

〈作　用〉 高炉炉頂から原料を装入するベル式装入方法において、
装入原料上面レベルを円錘状ベルの底面レベルより上面
に保ち、炉内装入物の降下に従ってベル底面より上方に
１ｍされた原料はベル底面と炉口壁との間隙から連続的
にベル底面下部へ供給される。これにより装入原料上面
レベルは低下するため均排圧ホッパーに保有されている
完全混合された原料を装入パイプを通して断続的に炉内
へ供給する。したがって従来の装入方法のように落下距
離が大きいため粒径の異なるコークスと鉱石との分級は
おこらず、完全混合されたままの状態で高炉炉内に装入
することができる。

一方、排ガスは円錘状ベルの斜面部に開口した炉外に通
じている２個以上の排ガスダクトから炉外に排出される
ので、排ガスによるトラブルは生じない。

また、原料の供給には均排圧ホッパーを用いることによ
って炉頂圧を上昇させることができ、生産性の向上を図
ることができる。

装入物の炉内完全混合状態の確保のために、ベル底面の
開口部の寸法、炉口壁とベル底面との間隙が重要な影響
を与える。すなわちベル底面の開口部口径が小さいと排
ガス流速が大きくなり装入物の流動化が生じ、完全混合
状態が乱され、逆に口径が大きすぎると炉口壁とベルと
の間の間隙が狭すぎて装入物の棚吊りが生じ易い、従っ
て本発明方法を適用するにはベル径は炉口径の３／４以
上、また炉口壁とベル底面との間隙は５００ｍ＋ｓ以上
６１１保することが必要である。

〈実施例〉 本発明の実施例を第１図に従って説明する。

炉内装入物３の降下に従って炉頂上部ホッパー１０内の
原料２のレベルが所定の位置まで下がると、均（Ｊ￥圧
ホッパー５に貯留され完全混合された原料１は、下部シ
ールバルブ８を通じて炉頂上部ホッパー内へ供給される
。ここで炉頂上部ホンパー１０内にはガスの流れがない
ので、炉内に装入された原料２の表面形状は必ずしも円
周方向で均一である必要はない、炉内に装入された原料
２は炉内装入物３の降下に従って、ベル１１と炉口壁２
との間隙１２から隣下して行き、ベル下部空間１４です
りばち状表面１３を形成する。炉内ガスはこのすりばち
状表面１３を通り抜けてベル下部空間１４に入り、排ガ
スダクト４から炉外に排出される。なお、炉頂の均排圧
ホッパー５を２個以上にしてホッパー容量を低減してお
り、炉高の低下を図っている。

本実施例において、稼動前の填充時にベル上の装入物を
取り除きベル下部の装入物の炉口半径方向における装入
物表面の原料構成の分布を圃べた結果を第２図に示した
。第５図には第４図に示すベルレスの装入装置により混
合装入を行なった時の装入物表面の原料構成の分布を示
したが、第２図と第５図を比較すると、明らかに本発明
により炉口半径方向の原料の分離が抑制されて均一な装
入物分布を示していることが明らかである。

〈発明の効果〉 本発明によると、従来コークスと鉱石の混合装入を行な
う際に問題でありた炉内装入時のコークスと鉱石の分級
の防止に対して大きな効果を発揮し、炉内におりる完全
混合状態を維持することができた。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明を説明するための模式図、第２図は、
本発明を実施したときの炉内装入物の原料構成を示すグ
ラフ、第３図は、ベル式装入法の説明図、第４図は、ベ
ルレス式装入法の説明図、第５図は、ベルレス式装入法
による炉内装入物の原Ｆ＋　ｆｆｌ成を示すグラフであ
る。 ｌ・・・完全混合された原料、 ２・・・原料、　　　　　３・・・炉内製人物、４・・
・排ガスダクト、　　５・・・均排圧ホッパー、６・・
・炉口壁、　　　　７・・・上部シールバルブ、８・・
・下部シールバルブ、 ９・・・ベル保持用ロッド、 ｌＯ・・・炉頂上部ホッパー、 １１・・・ベル、　　　　　１２・・・間隙、１３・・
・すりばち状表面、１４・・・ベル下部空間、２１・・
・上ベル、２２・・・中ベル、２３・・・下ベル、２４
・・・カップ、２５・・・旋回シュート。 特許出願人　　　　川崎製鉄株式会社 ３１　図 ｊ 第２図 サンプリング点 第　、Ｅ２Ｉ 第　５　図 サンプリング点

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高炉炉頂から原料を装入するベル式装入方法において、
   高炉炉口部の原料上面レベルを円錘状ベルの底面レベル
   よりも上方に保持しつつ、炉内装入物の降下に従い円錘
   状ベル底面と炉口壁との間隙から原料を連続的に炉内に
   供給すると共に、炉内ガスを円錘状ベルの斜面部の開口
   部に配設した排ガスダクトを通じて炉外に排出すること
   を特徴とする高炉への原料装入方法。