JPH01308940A - 分析試料成分処理方法及びその装置 - Google Patents
分析試料成分処理方法及びその装置Info
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- JPH01308940A JPH01308940A JP63139822A JP13982288A JPH01308940A JP H01308940 A JPH01308940 A JP H01308940A JP 63139822 A JP63139822 A JP 63139822A JP 13982288 A JP13982288 A JP 13982288A JP H01308940 A JPH01308940 A JP H01308940A
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Landscapes
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、気体、液体、固体の状態にある試料に含まれ
る特定の成分を、試薬、触媒、溶媒等で分解、反応、溶
解し、これを前記物質またはその化合物を検出する手段
を有する測定手段へ送る方法と装置に関する。
る特定の成分を、試薬、触媒、溶媒等で分解、反応、溶
解し、これを前記物質またはその化合物を検出する手段
を有する測定手段へ送る方法と装置に関する。
[従来の技術]
各種の気体、液体またはそれに浮遊する微粒子中に含ま
れる特定の物質、固体中に含有される特定の物質を各種
の分析装置で検出、測定する場合、フィルタでろ過する
等の物理的な処理に加えて、さらに、各種の試薬、触媒
、溶媒等のもとで前記成分を分解、反応または溶解し、
これを検出できる状態や物質に変える必要かある。
れる特定の物質、固体中に含有される特定の物質を各種
の分析装置で検出、測定する場合、フィルタでろ過する
等の物理的な処理に加えて、さらに、各種の試薬、触媒
、溶媒等のもとで前記成分を分解、反応または溶解し、
これを検出できる状態や物質に変える必要かある。
この化学的な処理において、単に試料を試薬、触媒、溶
媒等と共存させただけでは、前記分解、反応、溶解が円
滑に行なわれない場合がある。
媒等と共存させただけでは、前記分解、反応、溶解が円
滑に行なわれない場合がある。
こうした場合、従来では、前記試料を加熱することによ
り、その分解、反応、溶解等を促進するといった手段が
とられている。
り、その分解、反応、溶解等を促進するといった手段が
とられている。
[発明が解決しようとする課!!!]
しかし、前記従来の加熱による反応、分解、溶解手段に
おいては、次のような問題点があっ第一に、熱的に不安
定な物質については、加熱により、熱分解等、加熱した
場合に特有の化学変化を起こしてしまうため、分析に必
要な反応、分解の促進が望ましい状態で起こらず、試料
中に含まれる成分が、適当な物質または状態に変化しな
い場合がある。
おいては、次のような問題点があっ第一に、熱的に不安
定な物質については、加熱により、熱分解等、加熱した
場合に特有の化学変化を起こしてしまうため、分析に必
要な反応、分解の促進が望ましい状態で起こらず、試料
中に含まれる成分が、適当な物質または状態に変化しな
い場合がある。
第二に、前記第一の場合とは逆に、熱的に極端に安定な
物質の場合は、加熱による励起のみでは、分子の励起が
起こらず、反応や分解が行なわれない、あるいは反応や
分解が遅い場合がある。
物質の場合は、加熱による励起のみでは、分子の励起が
起こらず、反応や分解が行なわれない、あるいは反応や
分解が遅い場合がある。
第三に、加熱処理の場合は、試料を気相や液相の状態で
搬送するラインの外に熱源をおいて、前記ラインの中の
試料を加熱する方式がとられるため、反応に必要な温度
が得られるまでの立ち上がりまでに、成る程度の時間を
必要とし、試料導入から検出手段での検出に至るタイミ
ングが遅くなる。
搬送するラインの外に熱源をおいて、前記ラインの中の
試料を加熱する方式がとられるため、反応に必要な温度
が得られるまでの立ち上がりまでに、成る程度の時間を
必要とし、試料導入から検出手段での検出に至るタイミ
ングが遅くなる。
そこで、本発明の第一の目的は、前記従来の問題点を解
決することが出来る試料処理方法を提供することを目的
とする。さらに、本発明の第二の目的は、前記従来の問
題点を解決することが出来る試料処理装置を提供するこ
とを目的とする。
決することが出来る試料処理方法を提供することを目的
とする。さらに、本発明の第二の目的は、前記従来の問
題点を解決することが出来る試料処理装置を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段]
すなわち、前記本発明の第一の目的は、試料に含まれる
特定の成分を反応、分解または溶解して、前記成分を検
出する手段を有する測定手段へ供給する方法において、
前記試料をその反応、分解または溶解する物質と共存さ
せた状態で、これらに超音波を照射することを特徴とす
る分析試料成分処理方法により達成される。
特定の成分を反応、分解または溶解して、前記成分を検
出する手段を有する測定手段へ供給する方法において、
前記試料をその反応、分解または溶解する物質と共存さ
せた状態で、これらに超音波を照射することを特徴とす
る分析試料成分処理方法により達成される。
また、同様にしてこの第一の目的は、試料に含まれる特
定の成分を反応、分解または溶解して、前記成分を検出
する手段を有する測定手段へ供給する方法において、前
記試料をその反応、分解または溶解する物質と共存させ
た状態で、これらにマイクロ波を照射することを特徴と
する分析試料成分処理方法により達成される。
定の成分を反応、分解または溶解して、前記成分を検出
する手段を有する測定手段へ供給する方法において、前
記試料をその反応、分解または溶解する物質と共存させ
た状態で、これらにマイクロ波を照射することを特徴と
する分析試料成分処理方法により達成される。
さらに、前記本発明の第二の目的は、試料に含まれる特
定の成分を反応、分解または溶解して、前記成分を検出
する手段を有する測定手段へ供給する装置において、前
記試料を試料供給源1から測定手段24.25へ搬送す
る搬送系の中に、同試料中に含まれる前記成分と、これ
を反応、分解または溶解する物質とが共有する区域を、
超音波発信器18から発信される超音波を伝達する媒体
液に浸漬したことを特徴とする分析試料成分処理装置に
より達成される。
定の成分を反応、分解または溶解して、前記成分を検出
する手段を有する測定手段へ供給する装置において、前
記試料を試料供給源1から測定手段24.25へ搬送す
る搬送系の中に、同試料中に含まれる前記成分と、これ
を反応、分解または溶解する物質とが共有する区域を、
超音波発信器18から発信される超音波を伝達する媒体
液に浸漬したことを特徴とする分析試料成分処理装置に
より達成される。
また、同様にしてこの第二の目的は、試料に含まれる特
定の成分を反応、分解または溶解して、前記成分を検出
する手段を有する測定手段へ供給する装置において、前
記試料を試料供給源1から測定手段24.25へ搬送す
る搬送系の中に、同試料中に含まれる前記成分と、これ
を反応、分解または溶解する物質とを共存させる区域を
、マイクロ波発生源22を配置したチャンバ20の中に
収納したことを特徴とする分析試料成分処理装置により
達成される。
定の成分を反応、分解または溶解して、前記成分を検出
する手段を有する測定手段へ供給する装置において、前
記試料を試料供給源1から測定手段24.25へ搬送す
る搬送系の中に、同試料中に含まれる前記成分と、これ
を反応、分解または溶解する物質とを共存させる区域を
、マイクロ波発生源22を配置したチャンバ20の中に
収納したことを特徴とする分析試料成分処理装置により
達成される。
[作 用コ
前記第一の分析試料成分処理方法では、試料成分がこれ
を分解、反応、溶解させる媒質と共存した状態で、これ
らに超音波を照射することにより、前記成分と媒質とが
励起され、それらの分解、反応、溶解が促進される。こ
の場合、超音波は、分子を励起するが、熱的に励起しな
いため、熱的に不安定な物質であっても、熱分解等が起
こらず、分析に必要な反応のみが起こる。
を分解、反応、溶解させる媒質と共存した状態で、これ
らに超音波を照射することにより、前記成分と媒質とが
励起され、それらの分解、反応、溶解が促進される。こ
の場合、超音波は、分子を励起するが、熱的に励起しな
いため、熱的に不安定な物質であっても、熱分解等が起
こらず、分析に必要な反応のみが起こる。
前記第一の分析試料成分処理装置では、こうした超音波
処理の手段を、試料の搬送ラインに置いているため、試
料の連続処理が可能となる。
処理の手段を、試料の搬送ラインに置いているため、試
料の連続処理が可能となる。
特に、超音波は、媒体液から試料に直ちに照射され、こ
れらが励起されることから、立ち上がり時間が短(、試
料を連続処理できる。
れらが励起されることから、立ち上がり時間が短(、試
料を連続処理できる。
前記第二の分析試料成分処理方法では、試料成分がこれ
を分解、反応、溶解させる媒質と共存した状態で、これ
らにマイクロ波を照射することにより、前記成分と媒質
とが励起され、それらの分解、反応、溶解が促進される
。この場合、マイクロ波は、分子を直接励起する作用を
有するので、処理速度が速い。
を分解、反応、溶解させる媒質と共存した状態で、これ
らにマイクロ波を照射することにより、前記成分と媒質
とが励起され、それらの分解、反応、溶解が促進される
。この場合、マイクロ波は、分子を直接励起する作用を
有するので、処理速度が速い。
また、前記第二の分析試料成分処理装置では、前記分析
試料成分処理装置と同様に、こうした超音波処理の手段
を、試料の搬送ラインに置いているため、試料の連続処
理が可能となる。
試料成分処理装置と同様に、こうした超音波処理の手段
を、試料の搬送ラインに置いているため、試料の連続処
理が可能となる。
これら超音波照射とマイクロ波照射は、併用することも
もちろん可能である。
もちろん可能である。
[実 施 例]
次に、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図は、本発明による装置を、液体または気体試料に
適用する場合の実施例である。同図において、■は、試
料源で、ここから液体または気体の試料が連続注入ライ
ン3を通して試料の搬送ラインに連続的に導入される。
適用する場合の実施例である。同図において、■は、試
料源で、ここから液体または気体の試料が連続注入ライ
ン3を通して試料の搬送ラインに連続的に導入される。
あるいは、試料がバッチ導入ライン2により、計jlW
4を通してバッチ導入される。
4を通してバッチ導入される。
6は気体試料を前記搬送ラインで搬送するためのキャリ
アガスを搬送ラインに供給するガスボンベであり、この
中のキャリアガスは、パルプ操作により、試料の搬送ラ
インの始点へ送られる。7は、液体試料を搬送するため
のキャリア液を収納した容器であり、この中のキャリア
液は、ポンプ8により、試料の搬送ラインの始点へ送ら
れる。
アガスを搬送ラインに供給するガスボンベであり、この
中のキャリアガスは、パルプ操作により、試料の搬送ラ
インの始点へ送られる。7は、液体試料を搬送するため
のキャリア液を収納した容器であり、この中のキャリア
液は、ポンプ8により、試料の搬送ラインの始点へ送ら
れる。
12は、分離カラムもしくは粒子状成分を浄遇するフィ
ルタで、ここに試料を通過させることにようで、試料中
に含まれる各成分を成分毎に時間的にずらし、もしくは
粒子状成分を除去して送ることができる。
ルタで、ここに試料を通過させることにようで、試料中
に含まれる各成分を成分毎に時間的にずらし、もしくは
粒子状成分を除去して送ることができる。
9は、試料に含まれる特定の成分に対して、分解、反応
または溶融する作用を有するガス試薬を収納したガスボ
ンベであり、この中のガス試薬は、パルプ操作により、
試料の搬送ラインに合流する。lOは、試料に含まれる
特定の成分に対して、分解、反応または溶融する作用を
育する液体試薬を収納した試薬容器であり、この試薬は
ポンプ11により、試料の搬送ラインに送られる。
または溶融する作用を有するガス試薬を収納したガスボ
ンベであり、この中のガス試薬は、パルプ操作により、
試料の搬送ラインに合流する。lOは、試料に含まれる
特定の成分に対して、分解、反応または溶融する作用を
育する液体試薬を収納した試薬容器であり、この試薬は
ポンプ11により、試料の搬送ラインに送られる。
17は、前記試料と試薬とを搬送ラインに合流させた状
態で、試料を分解、反応、溶融させるための反応コイル
であり、13は、そのバイパスラインである。ここで、
前記反応コイル17は、超音波処理部14に組み込まれ
ている。
態で、試料を分解、反応、溶融させるための反応コイル
であり、13は、そのバイパスラインである。ここで、
前記反応コイル17は、超音波処理部14に組み込まれ
ている。
すなわち、容器15に収納された超音波を伝達する媒体
液16の中に前記反応コイル17が浸漬されると共に、
この容器15には超音波発信器18が取り付けられ、こ
の超音波発信器18から発信された超音波が前記媒体液
16を介して反応コイル17に伝達され、その中の試料
と試薬との混合ガスまたは液に照射される。
液16の中に前記反応コイル17が浸漬されると共に、
この容器15には超音波発信器18が取り付けられ、こ
の超音波発信器18から発信された超音波が前記媒体液
16を介して反応コイル17に伝達され、その中の試料
と試薬との混合ガスまたは液に照射される。
21は、やはり前記試料と試薬とを搬送ラインに合流さ
せた状態で、試料を分解、反応、溶融させるための反応
コイルであり、19は、そのバイパスラインである。こ
こで、前記反応コイル21は、マイクロ波照射部20に
組み込まれている。すなわち、チャンバの中にマイクロ
波を発生するマイクロ波発信器22、つまりマグネトロ
ンが取り付けられ、このマイクロ波発信器20から発射
されたマイクロ波が反応コイル21に伝達され、その中
の試料と試薬との混合ガスまたは液に照射される。
せた状態で、試料を分解、反応、溶融させるための反応
コイルであり、19は、そのバイパスラインである。こ
こで、前記反応コイル21は、マイクロ波照射部20に
組み込まれている。すなわち、チャンバの中にマイクロ
波を発生するマイクロ波発信器22、つまりマグネトロ
ンが取り付けられ、このマイクロ波発信器20から発射
されたマイクロ波が反応コイル21に伝達され、その中
の試料と試薬との混合ガスまたは液に照射される。
なお、前記反応コイル17.21には、予め試料に含ま
れる成分の反応、分解を促進するたちの触媒を充填して
おくこともできる。
れる成分の反応、分解を促進するたちの触媒を充填して
おくこともできる。
23は、背圧コイルで、前記搬送ラインを所望の圧力に
保持するため、流体に抵抗を与える。
保持するため、流体に抵抗を与える。
さらに、24.25はガスクロマトグラフ、液体クロマ
トグラフ等、分析しようとする成分を検出可能な分析装
置である。
トグラフ等、分析しようとする成分を検出可能な分析装
置である。
次に、この装置を用いて本発明による方法を空気中のC
Os、COの分析に適用した実施例について説明する。
Os、COの分析に適用した実施例について説明する。
一定量の空気をバッチライン2から試料搬送ラインに導
入し、これを分離カラム12を通した後、ガスボンベ6
から水素ガスを合流させ、バイパスライン13を通して
予めpt還元触媒を充填した反応コイル21へ送り、こ
このマイクロ波処理部20でマイクロ波を照射する。こ
れによって、空気中のCOeとCOが水素と還元反応し
、CH4ガスが生成する。これをFID−ガスクロマト
グラフで検出したレベルチ+−1が第4図(b)である
。前記分離カラム12によって、空気中のCotとCO
が時間的に分離されるため、検出ピークが前後に分かれ
て検出され、前のピークが002分で特に大きなピーク
値となる。後のピークが00分であり、希薄なCoも容
易に検出できる。
入し、これを分離カラム12を通した後、ガスボンベ6
から水素ガスを合流させ、バイパスライン13を通して
予めpt還元触媒を充填した反応コイル21へ送り、こ
このマイクロ波処理部20でマイクロ波を照射する。こ
れによって、空気中のCOeとCOが水素と還元反応し
、CH4ガスが生成する。これをFID−ガスクロマト
グラフで検出したレベルチ+−1が第4図(b)である
。前記分離カラム12によって、空気中のCotとCO
が時間的に分離されるため、検出ピークが前後に分かれ
て検出され、前のピークが002分で特に大きなピーク
値となる。後のピークが00分であり、希薄なCoも容
易に検出できる。
FID−ガスクロマトグラフでは、低濃度のCH4を容
易に検出できるため、前記のように、CO2、COをマ
イクロ波処理部20で還元することにより、希薄なCO
でも容易かつ正確に分析できる。
易に検出できるため、前記のように、CO2、COをマ
イクロ波処理部20で還元することにより、希薄なCO
でも容易かつ正確に分析できる。
これに対し、CO2やCOのままでは、FID−ガスク
ロマトグラフでは、全く検出できず、TCD−ガスクロ
マトグラフで検出できるものの、その検出ピークは第4
図(a)の如くで、確実かつ正確な分析は望めない。
ロマトグラフでは、全く検出できず、TCD−ガスクロ
マトグラフで検出できるものの、その検出ピークは第4
図(a)の如くで、確実かつ正確な分析は望めない。
次に、液体中に溶有するFeイオンと、溶存していない
Fe化合物とを検出する場合について説明する。こうし
た分析は、例えば火力発電所における水質管理に必要と
され、ここでは水中に溶存しているイオン成分と、溶存
していないいわゆるクラッド成分とを検出する必要かあ
る。
Fe化合物とを検出する場合について説明する。こうし
た分析は、例えば火力発電所における水質管理に必要と
され、ここでは水中に溶存しているイオン成分と、溶存
していないいわゆるクラッド成分とを検出する必要かあ
る。
具体的には、試料であるところの使用水を、前記連続注
入ライン3から搬送ラインに注入した後、試薬容器10
からFeのクラッド成分を分解する作用を育する試薬を
試料搬送ラインに合流させ、これを反応コイル17にお
いて超音波もしくはマイクロ波を照射しながら反応させ
てイオン化し、水中に溶存させる。その後、この試料の
Feイオンを検出することによって、イオン成分とクラ
ッド成分との総量分が検出される。さらに、前記のよう
なりラッド成分の分解を行なわず、12のフィルタを通
し、バイパスライン13.19を通して直接測定装置へ
送ることによって、イオン成分のみが検出される。
入ライン3から搬送ラインに注入した後、試薬容器10
からFeのクラッド成分を分解する作用を育する試薬を
試料搬送ラインに合流させ、これを反応コイル17にお
いて超音波もしくはマイクロ波を照射しながら反応させ
てイオン化し、水中に溶存させる。その後、この試料の
Feイオンを検出することによって、イオン成分とクラ
ッド成分との総量分が検出される。さらに、前記のよう
なりラッド成分の分解を行なわず、12のフィルタを通
し、バイパスライン13.19を通して直接測定装置へ
送ることによって、イオン成分のみが検出される。
従って、前者と後者の差をクラッド成分として求めるこ
とができる。
とができる。
第5図は、a−Fe203とN i Feeo4の検出
結果を示すもので、各々前のピークが総量分、後者のピ
ークがイオン分のピークである。
結果を示すもので、各々前のピークが総量分、後者のピ
ークがイオン分のピークである。
第2図は、固体試料Sを超音波処理する場合の超音波処
理部14の具体例を示す。すなわち、固体試料Sを収納
するセル26を超音波を伝達する媒体16に浸漬し、前
記試料の搬送ラインをセル16に通している点が前記第
1図の超音波処理部の構成と異なる。なお、この場合に
、搬送ラインを前記セル16に通した後、反応コイルを
通過するようにすると共に、この反応コイルをも超音波
を伝達する媒体液に浸漬する構造としてもよい。
理部14の具体例を示す。すなわち、固体試料Sを収納
するセル26を超音波を伝達する媒体16に浸漬し、前
記試料の搬送ラインをセル16に通している点が前記第
1図の超音波処理部の構成と異なる。なお、この場合に
、搬送ラインを前記セル16に通した後、反応コイルを
通過するようにすると共に、この反応コイルをも超音波
を伝達する媒体液に浸漬する構造としてもよい。
また、第3図は、固体試料Sをマイクロ波処理する場合
のマイクロ波処理部20の具体例を示す。すなわち、固
体試料Sを収納するセル27をマイクロ波発生器22を
備えたチャンバ20に収納し、試料搬送ラインをこれに
通過させた後、反応コイル21に通過させる点が前記第
1図の超音波処理部の構成と異なる。
のマイクロ波処理部20の具体例を示す。すなわち、固
体試料Sを収納するセル27をマイクロ波発生器22を
備えたチャンバ20に収納し、試料搬送ラインをこれに
通過させた後、反応コイル21に通過させる点が前記第
1図の超音波処理部の構成と異なる。
こうした装置において、例えばカールフィッシャー水分
滴定法により、固体試料Sに含育する水分を測定する場
合に、前記セル28.27に収納した試料に超音波また
はマイクロ波を照射し、試料から水分を強制放出させな
がら、試料搬送ラインに無水メタノールを供給し、これ
で水分を滴定装置まで搬送する。
滴定法により、固体試料Sに含育する水分を測定する場
合に、前記セル28.27に収納した試料に超音波また
はマイクロ波を照射し、試料から水分を強制放出させな
がら、試料搬送ラインに無水メタノールを供給し、これ
で水分を滴定装置まで搬送する。
[発明の効果]
以上説明した通り、本発明によれば、熱的に不安定な物
質や逆に安定な物質であっても、容易にかつ短時間に反
応、分解、溶解処理し、測定手段へ搬送することができ
る。さらに、本発明の装置では、こうした処理が連続的
に行えるため、測定が試料発生と同時に連続的に行える
など、既存の測定法を産業界での大量かつ連続的な処理
に利用できるようになる等、その産業的な効果は大であ
る。
質や逆に安定な物質であっても、容易にかつ短時間に反
応、分解、溶解処理し、測定手段へ搬送することができ
る。さらに、本発明の装置では、こうした処理が連続的
に行えるため、測定が試料発生と同時に連続的に行える
など、既存の測定法を産業界での大量かつ連続的な処理
に利用できるようになる等、その産業的な効果は大であ
る。
第1図は、本発明による装置の一例を示す配管説明図、
第2図と第3図は、他の実施例を示す要部配管説明図、
第4図と第5図は、本発明と従来の処理方法、装置を用
いて実施した試料の分析結果を示す検出信号出力チャー
トである。 1・・・試料供給源116・・・超音波を伝達する媒体
液 18・・・超音波発信器 20・・・チャンバ22
・・・マイクロ波発生源 24.25・・・測定手段
第2図と第3図は、他の実施例を示す要部配管説明図、
第4図と第5図は、本発明と従来の処理方法、装置を用
いて実施した試料の分析結果を示す検出信号出力チャー
トである。 1・・・試料供給源116・・・超音波を伝達する媒体
液 18・・・超音波発信器 20・・・チャンバ22
・・・マイクロ波発生源 24.25・・・測定手段
Claims (4)
- (1)試料に含まれる特定の成分を他の物質で反応、分
解または溶解して、前記成分を検出する手段を有する測
定手段へ供給する方法において、前記試料をその反応、
分解または溶解する物質と共存させた状態で、これらに
超音波を照射することを特徴とする分析試料成分処理方
法。 - (2)試料に含まれる特定の成分を他の物質で反応、分
解または溶解して、前記成分を検出する手段を有する測
定手段へ供給する方法において、前記試料をその反応、
分解または溶解する物質と共存させた状態で、これらに
マイクロ波を照射することを特徴とする分析試料成分処
理方法。 - (3)試料に含まれる特定の成分を他の物質で反応、分
解または溶解して、前記成分を検出する手段を有する測
定手段へ供給する装置において、前記試料を試料供給源
1から測定手段24、25へ搬送する搬送ラインの中に
、同試料中に含まれる前記成分と、これを反応、分解ま
たは溶解する物質とが共存する区域を、超音波発信器1
8から発信される超音波を伝達する媒体液16に浸漬し
たことを特徴とする分析試料成分処理装置。 - (4)試料に含まれる特定の成分を他の物質で反応、分
解または溶解して、前記成分を検出する手段を有する測
定手段へ供給する装置において、前記試料を試料供給源
1から測定手段24、25へ搬送する搬送系の中に、同
試料中に含まれる前記成分と、これを反応、分解または
溶解する物質とが共存する区域を、マイクロ波発生源2
2を配置したチャンバ20の中に収納したことを特徴と
する分析試料成分処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63139822A JPH01308940A (ja) | 1988-06-07 | 1988-06-07 | 分析試料成分処理方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63139822A JPH01308940A (ja) | 1988-06-07 | 1988-06-07 | 分析試料成分処理方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01308940A true JPH01308940A (ja) | 1989-12-13 |
Family
ID=15254278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63139822A Pending JPH01308940A (ja) | 1988-06-07 | 1988-06-07 | 分析試料成分処理方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01308940A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5314664A (en) * | 1991-04-03 | 1994-05-24 | Bodenseewerk Perkin-Elmer Gmbh | Sample supply system having integrated microwave disintegration |
EP0676630A1 (en) * | 1994-04-11 | 1995-10-11 | Scientific Glass Technology Exploitatie B.V. | An apparatus for subjecting samples to a treatment, a sample container for use in such an apparatus, and a system for treating and analyzing samples consisting substantially of liquid |
JP2004271273A (ja) * | 2003-03-06 | 2004-09-30 | Japan Science & Technology Agency | 高等植物の糖リン酸の網羅的分析法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5714736A (en) * | 1980-06-30 | 1982-01-26 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | Rapid, wet-type sample decomposing device |
JPS5830639A (ja) * | 1981-08-18 | 1983-02-23 | Toshiba Corp | 密閉型分取希釈装置 |
JPS62167481A (ja) * | 1985-12-27 | 1987-07-23 | Shimadzu Corp | 遠心方式の分析方法及び装置 |
JPS62194436A (ja) * | 1986-02-20 | 1987-08-26 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 溶存ガス抽出装置 |
-
1988
- 1988-06-07 JP JP63139822A patent/JPH01308940A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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NL9400573A (nl) * | 1994-04-11 | 1995-11-01 | Sgt Exploitatie Bv | Inrichting voor het aan een bewerking onderwerpen van monsters, monsterhouder ten gebruike in een dergelijke inrichting en stelsel voor het bewerken en analyseren van in hoofdzaak uit vloeistof bestaande monsters. |
JP2004271273A (ja) * | 2003-03-06 | 2004-09-30 | Japan Science & Technology Agency | 高等植物の糖リン酸の網羅的分析法 |
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