JPS62194436A - 溶存ガス抽出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は電気絶縁油中の溶存ガスをガス置換法で抽出し
、ガスクロマトグラフ法で溶存ガス成分を分離定量する
分析装置に付属するガス抽出装置に関するものである。

（従来の技術） 従来は、特願昭５９−２３！；７乙号に示されているよ
うに、脱気装置１１の底部より７７０−１１０ｃＩの高
さにトレース電線を巻いたヒータ１６を設けて、３０〜
／３００Ｃに加熱し、油膜１５を破壊させ、実用化され
ているものがある。なお、１２は絶縁油、１３はキャリ
アーガス、１４は脱気した試料ガスである。

（発明が解決しようとする問題点） 従来この種のガス抽出器はキャリアーガスで底部にある
油をバブリングして気泡から油膜を作り、上昇油膜は加
熱により破壊させ抽出ガスをキャリアーガスと共に次工
程の分離、定量装置へ送る仕組になっている。分離、定
量の場合、瞬時に送り込む方が最善であるが、どうして
もバブリングのみでは抽出時間にｌｌ−５分を要し、検
出ピークがブロードになり、分離、定量に問題があった
。

本発明はこの問題点を解決しようとするものである。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、上記の問題点を解決するために、溶存ガスを
有する絶縁油の入ったガラス管（キャリアーガスの入口
、出口を有する）に超音波振動を加えることにした。な
お、超音波振動子は上記ガラス管と一体になっている水
槽内に設けられている。

（作用） バブリングに超音波振動が加わったので抽出時間が短縮
できる。

（実施例） 第１図に本発明の溶存ガス抽出装置の実施例を示して説
明する。

１はガス抽出用のガラス管、５は水槽で、この両者は一
体をなし、６は水、７は振動子、８は発振器、９はヒー
ター線である。

３は溶存ガスを抽出するキャリアーガスの入口で、４は
その出口である。キャリアーガスは、２の油の入口から
入った油の中で気泡となり、超音波振動子７で振動させ
、抽出を促進させる。

ガラス管１の底部で生じた油膜は上昇して、ヒーター線
９の加熱で破壊させる。

本装置により、性質の異なる２種の油を用いてガス抽出
に関して検討した結果、２種の油は油膜の生成量が大き
くなり、しかも超音波振動で油中のガスは、振動しない
時に較べ約半分の時間で抽出できることが判明した。油
膜の破壊は抽出器の上部にあるヒーター線９で加熱する
ことで完全に破壊できた。

（発明の効果） 本発明は以上説明したように、超音波で振動することに
より、抽出速度が速くなり、従って検出ピークが従来に
較ベシャープとなり、分離、定量に効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の溶存ガス抽出装置の実施例説明図、第
２図は従来の説明図である。 １・・・ガラス管、２・・・油注入口、３・・・キャリ
アーガスの入口、４・・・ガス出口、５・・・水槽、６
・０．水、７９１．超音波振動子、８・・・発振器、９
・・・ヒーター線。 第１図 ↓

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、絶縁油中ガス分析装置に付属するガス抽出装置にお
   いて、ガス抽出用のガラス管と水槽が一体をなし、前記
   ガラス管底部に注入された試料の絶縁油中で送り込まれ
   たキャリアーガスは気泡となり、前記水槽内の超音波振
   動子で振動を受けて抽出されることを特徴とする溶存ガ
   ス抽出装置。