JPH01308130A - 停電検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、外部電力系統の停電を検出することによシ
、自己発電系統との連絡部の連絡遮断器を遮断させて、
上記自家発電系統を保護する停電検出装置に関する。

〔従来の技術〕

第２図は例えば特公昭５６−１９１８５号公報に示され
た従来の停電検出装置を示すブロック接続図であシ、図
において、１は外部電力系統、２は自家発電系統、３は
外部電力系統１と自家発電系統２との連絡部に設置され
た連絡遮断器、４は負荷系統５に電力を供給する発電機
、６は計器用変圧器、Ｉは自動電圧調整器で、これが計
器用変圧器６を介して発電機４の出力を検出するととも
に、この検出値に応じて、発電機４の出力電圧を一定に
コントロールするための界磁電流を界磁巻線４ａに供給
する。８は上記連結部に計器用変圧器９および計器用変
流器１０を介して接続された電力潮流検出装置、１８は
電力潮流検出装置８の出力を受けて連絡遮断器３を制御
する駆動機構である。

次に動作について説明する。

発電機４が作動している場合には、これの出力電圧が計
器用変圧器６で検出され、自動電圧調整器γによって発
電機４の界磁巻線４ａに印加する電圧が制御され、これ
によってこの発電機４の出力電圧が一定値にされる。一
方、電力潮流検出装置８は外部電力系統１と自家発電系
統２との連結部分に設置された計器用変圧器９と計器用
変流器１０とによシ、この連絡部分の電力潮流を検出し
、その検出値が例えば外部電力系統１の停電によシ零に
なった場合には、駆動機構１８を動作させて、連絡遮断
器３を遮断動作させる。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の停電検出装置は以上のように構成されているので
、外部電力系統１が停電した場合のみならず、負荷系統
５の変動、あるいは発電機４の出力変動によって電力潮
流が零になった場合でも駆動機構１８を作動して、連絡
遮断器３を無用に遮断動作させてしまうなどの問題点が
あった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、外部電力系統が停電した場合のみに、連絡遮
断器を遮断動作させることができる停電検出装置を得る
ことを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕 この発明に係る停電検出装置は、外部電力系統と自家発
電系統との連絡部の電力潮流を電力潮流検出装置により
検出し、この検出値が零の場合に、潮流変動装置によっ
て上記自己発電系統の発電機の出力電圧を変化させ、こ
の潮流変動装置の動作後所定時間経過して上記検出値が
再び零の場合に、遮断器駆動装置によって、上記連絡部
に設置された連絡遮断器を遮断させるような構成とした
ものである。

〔作用〕

この発明における潮流変動装置は、電力潮流検出装置の
検出値が零になると、余剰モータ等を駆動し、これによ
って、発電機の出力電圧を変化させて電力潮流を変化さ
せ、所定時間経過した後、再び上記電力潮流検出装置の
検出値が零となったとき、外部電力系統が停電したもの
と判断して、遮断器駆動装置によって連絡遮断器を遮断
動作させるように動作する。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。

第１図において、１１は潮流変動装置で、電力潮流検出
装置８の出力にもとづき、後述の余剰モータの駆動信号
を出力するモータ駆動信号発生装置１２と、その駆動信
号の入力によって上記余剰モータを駆動するモータ駆動
装置１３とから構成されている。１５は潮流変動装置１
１に接続された遮断器駆動装置で、上記余剰モータの起
動後、すなわち潮流変動装置１１の動作後所定時間して
出力を生じる時限回路１６と、この時限回路１６の出力
と電力潮流検出装置８の出力との論理積をとるアンド回
路１７と、このアンド回路１７の出力によシ、連絡遮断
器３を遮断制御する駆動機構１８とからなる。また、１
９け負荷系統５に並列接続された余剰モータである。

次に動作について説明する。平常時には、外部電力系統
１から自家発電系統２に電力が供給されてお少、発電機
４の出力電圧は、計器用変圧器６によって検出され、自
動電圧調整器Ｔに入力されて、界磁巻線４ａの印加電圧
を調整して定電圧に保たれている。また、このとき電力
潮流が零とならず、潮流変動装置１１は余剰モータ１９
に電力を供給しない。

一方、負荷系統５の変動もしくは発電機４の出力電圧の
変動によって、外部電力系統１と自家発電系統２との連
絡部の電力潮流が零になった場合には、電力潮流検出装
置８は出力を生じる。この出力によって潮流変動装置１
１のモータ駆動信号発生装置１２は駆動信号を発生し、
この駆動信号にもとづきモータ駆動装置１３は駆動電力
を出力して余剰モータ１９を駆動する。このため発電機
４の出力電圧が低下し、この発電機４の出力電圧の低下
によシ、連絡部には電力潮流が流れて、これを検出した
電力潮流検出装置８は無出力となる。

この間時限回路１６は無出力状態を持続するため、アン
ド回路１７は付勢されず、駆動機構１８は連絡遮断器３
を遮断させない。

これに対して、外部電力系統１の停電によって、連絡部
の電力潮流が零になった場合には、上記と同様に余剰モ
ータ１９に電力を供給することによシ、発電機４の出力
電圧を低下させる。しかし、外部電力系統１が停電して
いるため、連絡部分に電力潮流が流れることがない。こ
のため、潮流変動装置１１が余剰モータ１９を駆動して
所定時間経過すると、時限回路１６が出力を生じ、アン
ド回路１７が付勢され、駆動機構１８を駆動して連絡遮
断器３を遮断させることになる。

このように負荷系統５の変動や発電機４の出力変動によ
っては直ちに連絡遮断器３を遮断動作させず、外部電力
系統１の停電によってのみ、連絡遮断器３を遮断動作さ
せることができる。

〔発明の効果〕

以上のようにこの発明によれば電力潮流が零になった際
に、自家発電系統の発電機の出力電圧を余剰モータを駆
動させるなどして変動させ、これによって電力潮流の有
無を判定し、この場合にも電力潮流が零となる場合にの
み、外部電力系統が停電であると判定できるように構成
したので、発電機の出力変動などによる連絡遮断器の無
用な遮断を確実に防止でき、安定な電力供給を確保でき
るものが得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による停電検出装置を示す
ブロック接続図、第２図は従来の停電検出装置を示すブ
ロック接続図である。 １は外部電力系統、２は自家発電系統、３は連絡遮断器
、４は発電機、８は電力潮流検出装置、１１は潮流変動
装置、１５は遮断器駆動装置。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 外部電力系統と自家発電系統との連絡部の電力潮流を検
   出する電力潮流検出装置と、この電力潮流検出装置の検
   出値が零の場合に上記自家発電系統の発電機の出力電圧
   を変化させる潮流変動装置と、この潮流変動装置の動作
   後所定時間経過して、上記検出値が零の場合に上記連絡
   部に設置された連絡遮断器を遮断させる遮断器駆動装置
   とを備えた停電検出装置。