JPH0130753Y2 - - Google Patents

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JPH0130753Y2
JPH0130753Y2 JP1980117066U JP11706680U JPH0130753Y2 JP H0130753 Y2 JPH0130753 Y2 JP H0130753Y2 JP 1980117066 U JP1980117066 U JP 1980117066U JP 11706680 U JP11706680 U JP 11706680U JP H0130753 Y2 JPH0130753 Y2 JP H0130753Y2
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circuit breaker
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JP1980117066U
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JPS5740216U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、配線用電力遮断装置に関する。
すなわち、電源に接続される主遮断器に、永久
ヒユーズおよび並列抵抗の限流回路を介して分岐
遮断器を接続する装置に関するものである。この
種装置において、従来は第1図に示すように、並
列抵抗Rは電流が殆ど流れない抵抗値に設定され
ており、正常時の電流は主遮断器Mから永久ヒユ
ーズPFを介し分岐遮断器F1,F2,…Foを経由し
てそれぞれ負荷に給電されているが、分岐遮断器
の回路で短絡事故が発生すると、事故電流
(Ipros)が流れようとするが、この事故電流によ
り限流回路を構成している永久ヒユーズPFは極
めて高い抵抗値を示して限流を開始し、第3図に
示すように事故電流が限流波高値(Ipfc)におさ
えられる。永久ヒユーズPFの抵抗値が並列抵抗
Rの値より大きくなり、事故電流は並列抵抗R及
び永久ヒユーズPFを介し電流(Ipfr)が続流と
して流れる。したがつて、限流回路に流れる最大
電流を例えば10KA〜20KAに押えるように限流
回路を設定すれば、遮断容量が10KA〜20KAの
主遮断器M及び分岐遮断器F1,F2,…Foをあた
かも200KA程度の遮断容量(限流回路が無い場
合)に増大させたものと同様の効果がえられる。
第2図は主遮断器Mの動作特性M′と分岐遮断器
F1,F2,…Foの動作特性F′を示す動作特性図で
あり、横軸に電流Iを、また縦軸に時間Tをとつ
て示してある。
この動作特性図から明らかなように主遮断器M
の動作時間(全遮断時間)を分岐遮断器F1,F2
…Foの動作時間(全遮断時間)よりも遅延させ
ているので選択遮断が可能であり、大電流領域に
おいても選択遮断が可能となつている。例えば電
流200KAにおける全遮断時間は第2図に示す如
く分離遮断器F1,F2,…Foよりも主遮断器Mを
遅延させてある。
従つてこのような従来装置では、選択遮断を可
能とするために主遮断器Mとしては当然その全遮
断時間を分岐遮断器F1,F2,…Foよりも遅延さ
せたものが必要となるが、通常の配線用遮断器に
おいては全遮断時間は非常に短くて選択遮断を行
うことができず、このため、通常配線用遮断器を
本装置に使用するには全遮断時間を長くとるため
の変更を行わなければならないので特殊仕様の配
線用遮断器となつてしまうが、このような特殊の
配線用遮断器は開発、入手ともに非常に困難であ
るといつた問題点を有していた。
本考案は、その問題点を解決したもので、簡単
に実現できる選択遮断装置を提供するものであ
る。
次に、第4図以下に示す本考案の実施例につい
て説明する。
第4図において、Mは配線用主遮断器、Tは主
遮断器Mの外部引きはずし装置、PFは永久ヒユ
ーズ、Rは並列抵抗、CTは変流器、Cは変流器
CTの電流を検出して外部引きはずし装置Tを動
作させる電流検出リレー、F1,F2,…Foは配線
用分岐遮断器を示し、また、第5図は本考案に係
る配線用電力遮断装置を構成する主遮断器M、分
岐遮断器F1,F2,…Fo、電流検出リレーCの動
作特性図であり、横軸に電流Iを、また縦軸に動
作時間Tをとつて示してあり、図中F′は分岐遮断
器F1,F2,…Foの動作特性、M′は主遮断器Mの
動作特性、C′は電流検出リレーCの動作特性を示
す。
正常時の電流は主遮断器Mから永久ヒユーズ
PFを介して分岐遮断器F1,F2,…Foを経由し、
それぞれ負荷に給電されているが、例えば分岐遮
断器F1の回路で短絡事故が発生すると、事故電
流(Ipros)により限流回路を構成している永久
ヒユーズPFの内部エレメントであるナトリユー
ムが固体−液体−気体と相変化し、永久ヒユーズ
PFは極めて高い抵抗値を示して限流を開始し、
その際に第3図に示すように、永久ヒユーズPF
の抵抗値が並列抵抗Rの値より大きくなり、事故
電流は並列抵抗R及び永久ヒユーズPFを介し電
流(Ipfr)が続流として流れる。この電流
(Ipfr)を全遮断時間の短い分岐遮断器F1が遮断
するため、全遮断時間の長い主遮断器Mは作動せ
ず、健全回路である分岐遮断器F2,…Foには電
力が連続して供給されることになり、電源の選択
遮断装置が構成されることになる。
主遮断器Mとしては汎用の遮断器を用いるが、
そのまま用いると大電流領域で動作特性が分岐遮
断器F1,F2,…Foの動作特性F′に近似、又はこ
れと交叉する場合がある。そこで汎用の遮断器に
ついて、これが備える瞬時引外し装置を取り外
し、第5図に示す如く小電流領域で分岐遮断器
F1,F2,…Foの動作特性F′よりも全遮断に長い
時間を要する動作特性M′換言すれば長限時特性
のみを有し、大電流に対して短時間で動作しない
ように改造してある。一方電流検出リレーCは、
短限時特性C′を有しており、変流器CTで検出し
た電流により動作するが、分岐遮断器の負荷側で
の短絡事故発生時における事故電流を分岐遮断器
F1が遮断動作を行う程度の通電時間では動作せ
ず、事故電流がさらに長時間通電される際に、主
遮断器M及び永久ヒユーズPF、並列抵抗Rのそ
れぞれの通電許容時間よりも短い動作時間で動作
し、主遮断器Mの外部引きはずし装置Tを動作さ
せて主遮断器が事故電流を遮断することになる。
このように本考案は、外部引きはずし装置付き
の主遮断器と電流検出リレーを接続したから、電
流検出リレーの出力により主遮断器の外部引きは
ずし装置を操作することができ、他機種の主遮断
器を使用するにあたつても電流検出リレーが開発
してあれば汎用の遮断器に若干の改造を加えるの
みでよく特殊な遮断器を開発する必要がなくて容
易に実施でき、低価格、高信頼性の電力遮断装置
を提供できて好適に実施できる利益を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の回路図、第2図は従来装置
の動作特性図、第3図は限流回路を通る事故電流
の説明図、第4図は本考案の実施例である装置の
回路図、第5図は本考案の動作特性図を示す。 M……主遮断器、PF……永久ヒユーズ、R…
…並列抵抗、F1,F2,…Fo……分岐遮断器、T
……外部引きはずし装置、C……電流検出リレ
ー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電源に接続される主遮断器に、永久ヒユーズお
    よび並列抵抗の限流回路を介して分岐遮断器を接
    続する装置において、 前記主遮断器は、長限時特性のみを有し、外部
    引きはずし装置を備え、また前記分岐遮断器の全
    遮断時間より長くて前記限流回路の通電許容時間
    より短い動作特性を有する電流検出リレーを前記
    主遮断器の外部引きはずし装置に接続し、前記電
    流検出リレーの出力により前記外部引きはずし装
    置を作動させる構成としたことを特徴とする配線
    用電力遮断装置。
JP1980117066U 1980-08-19 1980-08-19 Expired JPH0130753Y2 (ja)

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JP1980117066U JPH0130753Y2 (ja) 1980-08-19 1980-08-19

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JP1980117066U JPH0130753Y2 (ja) 1980-08-19 1980-08-19

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JPS5740216U JPS5740216U (ja) 1982-03-04
JPH0130753Y2 true JPH0130753Y2 (ja) 1989-09-20

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ID=29477864

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5392450A (en) * 1977-01-25 1978-08-14 Toshiba Corp Current limiting device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5392450A (en) * 1977-01-25 1978-08-14 Toshiba Corp Current limiting device

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Publication number Publication date
JPS5740216U (ja) 1982-03-04

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