JPH0130691Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0130691Y2 JPH0130691Y2 JP1007785U JP1007785U JPH0130691Y2 JP H0130691 Y2 JPH0130691 Y2 JP H0130691Y2 JP 1007785 U JP1007785 U JP 1007785U JP 1007785 U JP1007785 U JP 1007785U JP H0130691 Y2 JPH0130691 Y2 JP H0130691Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealing device
- engine room
- shaft sealing
- room
- lubricating oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 36
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 claims description 23
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 23
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 7
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Compressor (AREA)
- Mechanical Sealing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、レシプロ型のエンジンおよびコンプ
レツサ等のガス洩れ防止装置に関するものであ
る。
レツサ等のガス洩れ防止装置に関するものであ
る。
従来より、たとえば第3図にその一部を示すよ
うなレシプロ型のクーラー用コンプレツサが知ら
れている。すなわち符号1はハウジング2内に形
成された機関室3に貫挿されて軸受4によつて回
転自在になり、スリーブ5が外装されてなるクラ
ンク軸、6はハウジング2とスリーブ5の間から
の機関室3内に封入された潤滑油7および封入ガ
ス8の漏出を防止するため、ハウジング2に気密
的に固定されてなるカバー9とクランク軸1との
間に介装されたメカニカルシール、10,11は
該メカニカルシール6の摺動面の潤滑の維持等を
目的として、ポンプ12により潤滑油7を機関室
3からハウジング2とカバー9との間に形成され
た軸封装置室13へ送給するための送油孔、14
は軸封装置室13に送給された潤滑油7を再び機
関室3へ還戻せしめるための戻し油孔である。
うなレシプロ型のクーラー用コンプレツサが知ら
れている。すなわち符号1はハウジング2内に形
成された機関室3に貫挿されて軸受4によつて回
転自在になり、スリーブ5が外装されてなるクラ
ンク軸、6はハウジング2とスリーブ5の間から
の機関室3内に封入された潤滑油7および封入ガ
ス8の漏出を防止するため、ハウジング2に気密
的に固定されてなるカバー9とクランク軸1との
間に介装されたメカニカルシール、10,11は
該メカニカルシール6の摺動面の潤滑の維持等を
目的として、ポンプ12により潤滑油7を機関室
3からハウジング2とカバー9との間に形成され
た軸封装置室13へ送給するための送油孔、14
は軸封装置室13に送給された潤滑油7を再び機
関室3へ還戻せしめるための戻し油孔である。
上記構成によれば、機器の運転時においては、
ポンプ12の駆動により機関室3と軸封装置室1
3との間を潤滑油7が循環し、軸封装置室13内
に充満した状態を保つているが、機器の停止とと
もにポンプ12が停止すると、軸封装置室13内
に充満していた潤滑油7は、送油孔10,11内
を機関室3へ向かつて逆流し、油面の高さが機関
室3内と、軸封装置室13内もしくは送油管11
内において均衡するようになる。このため、軸封
装置室13内、ひいてはメカニカルシール6近傍
部は加圧された封入ガス8の雰囲気となり、した
がつて該封入ガス8がメカニカルシール6の摺動
面等から大量に漏洩するという問題を有してい
た。
ポンプ12の駆動により機関室3と軸封装置室1
3との間を潤滑油7が循環し、軸封装置室13内
に充満した状態を保つているが、機器の停止とと
もにポンプ12が停止すると、軸封装置室13内
に充満していた潤滑油7は、送油孔10,11内
を機関室3へ向かつて逆流し、油面の高さが機関
室3内と、軸封装置室13内もしくは送油管11
内において均衡するようになる。このため、軸封
装置室13内、ひいてはメカニカルシール6近傍
部は加圧された封入ガス8の雰囲気となり、した
がつて該封入ガス8がメカニカルシール6の摺動
面等から大量に漏洩するという問題を有してい
た。
本考案は上記問題点に鑑み、機器の停止中にお
いても軸封装置室内を潤滑油が満たされた状態に
保持せしめることにより軸封装置からの封入ガス
の漏洩を防止せんとするためになされたもので、
機関室と該機関室に回転自在に貫挿されたクラン
ク軸を軸封するメカニカルシール等軸封装置が装
着されてなる軸封装置室との間に形成された仕切
板の内周に、前記クランク軸に摺接する内周端部
が機関室側へ傾斜するリツプシールを嵌着すると
ともに、機関室から軸封装置室へ潤滑油を送給す
るための送油孔および軸封装置室から機関室へ潤
滑油を還戻するための戻し油孔のそれぞれに逆止
弁を装設して構成されたガス洩れ防止装置を提供
するものである。
いても軸封装置室内を潤滑油が満たされた状態に
保持せしめることにより軸封装置からの封入ガス
の漏洩を防止せんとするためになされたもので、
機関室と該機関室に回転自在に貫挿されたクラン
ク軸を軸封するメカニカルシール等軸封装置が装
着されてなる軸封装置室との間に形成された仕切
板の内周に、前記クランク軸に摺接する内周端部
が機関室側へ傾斜するリツプシールを嵌着すると
ともに、機関室から軸封装置室へ潤滑油を送給す
るための送油孔および軸封装置室から機関室へ潤
滑油を還戻するための戻し油孔のそれぞれに逆止
弁を装設して構成されたガス洩れ防止装置を提供
するものである。
したがつて、本考案によれば機器の停止に伴な
い、送油ポンプが停止しても、送油孔に設けられ
た逆止弁の閉弁作用によつて、潤滑油が軸封装置
室から機関室へ逆流するのを阻止するとともに、
戻し油孔に設けられた逆止弁の閉弁作用ならびに
仕切板とクランク軸との間に介装されたリツプシ
ールのシール作用により封入ガスの軸封装置室内
への侵入を阻止するようになるため、該軸封装置
室内ひいては軸封装置の近傍部は、運転時と同様
潤滑油が充満した状態を維持されることとなり、
これによつて封入ガスの機外への漏洩が阻止され
る。
い、送油ポンプが停止しても、送油孔に設けられ
た逆止弁の閉弁作用によつて、潤滑油が軸封装置
室から機関室へ逆流するのを阻止するとともに、
戻し油孔に設けられた逆止弁の閉弁作用ならびに
仕切板とクランク軸との間に介装されたリツプシ
ールのシール作用により封入ガスの軸封装置室内
への侵入を阻止するようになるため、該軸封装置
室内ひいては軸封装置の近傍部は、運転時と同様
潤滑油が充満した状態を維持されることとなり、
これによつて封入ガスの機外への漏洩が阻止され
る。
つぎに、本考案ガス洩れ防止装置に係る一実施
例を、第1図にもとづいて説明する。
例を、第1図にもとづいて説明する。
同図において、従来と同じ構成になる部分につ
いては既述第3図と同符号を付してあり、すなわ
ち符号1はハウジング2内に形成された機関室3
に貫挿されて軸受4によつて回転自在になり、ス
リーブ5が外装されてなるクランク軸、6はハウ
ジング2とスリーブ5の間からの潤滑油7および
封入ガス8の漏出を防止するため、ハウジング2
に気密的に固定されたカバー9とクランク軸1と
の間に介装されたメカニカルシール、10,11
はポンプ12により潤滑油7を機関室3からハウ
ジング2とカバー9との間に形成された軸封装置
室13へ送給するための送油孔、14は軸封装置
室13に送給された潤滑油7を再び機関室3へ還
戻せしめるための戻し油孔である。機関室3と軸
封装置室13とを仕切り、内周に前記軸受4を有
する仕切板15の、機関室3側端面に形成された
段部16には、第2図に拡大して示すように、ク
ランク軸1外周のスリーブ5に摺接する内周リツ
プ部17′が機関室3側へ傾斜するリツプシール
17が嵌着されており、また、ポンプ12より軸
封装置室13へ延びる下流側の送油孔11の開口
部には、潤滑油7の軸封装置室13内への流入の
みを許容し、その逆向きの流れを遮断する作用を
有する逆止弁18が、さらに戻し油孔14の軸封
装置室13側開口部には、潤滑油7の機関室3側
への流動は許容し、封入ガス8の軸封装置室13
内への侵入を阻止する作用を有する逆止弁19が
それぞれ装設されている。
いては既述第3図と同符号を付してあり、すなわ
ち符号1はハウジング2内に形成された機関室3
に貫挿されて軸受4によつて回転自在になり、ス
リーブ5が外装されてなるクランク軸、6はハウ
ジング2とスリーブ5の間からの潤滑油7および
封入ガス8の漏出を防止するため、ハウジング2
に気密的に固定されたカバー9とクランク軸1と
の間に介装されたメカニカルシール、10,11
はポンプ12により潤滑油7を機関室3からハウ
ジング2とカバー9との間に形成された軸封装置
室13へ送給するための送油孔、14は軸封装置
室13に送給された潤滑油7を再び機関室3へ還
戻せしめるための戻し油孔である。機関室3と軸
封装置室13とを仕切り、内周に前記軸受4を有
する仕切板15の、機関室3側端面に形成された
段部16には、第2図に拡大して示すように、ク
ランク軸1外周のスリーブ5に摺接する内周リツ
プ部17′が機関室3側へ傾斜するリツプシール
17が嵌着されており、また、ポンプ12より軸
封装置室13へ延びる下流側の送油孔11の開口
部には、潤滑油7の軸封装置室13内への流入の
みを許容し、その逆向きの流れを遮断する作用を
有する逆止弁18が、さらに戻し油孔14の軸封
装置室13側開口部には、潤滑油7の機関室3側
への流動は許容し、封入ガス8の軸封装置室13
内への侵入を阻止する作用を有する逆止弁19が
それぞれ装設されている。
本実施例は、以上の構成になり、機器の運転時
においては、ポンプ12の駆動により、機関室3
の潤滑油7は送油孔10,11を経て軸封装置室
13に流入しさらに戻し油孔14を経て再び機関
室3へ還戻され、この場合両逆止弁18,19は
常に開弁状態となるため、潤滑油7の循環は従来
と同様に行なわれている。また、機器の停止とと
もにポンプ12が停止すると、軸封装置室13内
に充満した潤滑油7は、自重により送油孔10,
11を経て機関室3側へ逆流せんとするが、この
とき、逆止弁18は閉弁状態となるため該逆流は
阻止される。さらに、逆止弁19は戻し油孔14
から軸封装置室13内への加圧流体である封入ガ
ス8の侵入を遮断し、かつリツプシール17も逆
止弁としての作用を果し、すなわち仕切板15と
軸スリーブ5との間の隙間を経て軸封装置室13
内へ封入ガス8が侵入せんとするのを阻止する。
したがつて機器の停止中においても軸封装置室1
3内は潤滑油7で満たされた状態を保持されるこ
ととなる。
においては、ポンプ12の駆動により、機関室3
の潤滑油7は送油孔10,11を経て軸封装置室
13に流入しさらに戻し油孔14を経て再び機関
室3へ還戻され、この場合両逆止弁18,19は
常に開弁状態となるため、潤滑油7の循環は従来
と同様に行なわれている。また、機器の停止とと
もにポンプ12が停止すると、軸封装置室13内
に充満した潤滑油7は、自重により送油孔10,
11を経て機関室3側へ逆流せんとするが、この
とき、逆止弁18は閉弁状態となるため該逆流は
阻止される。さらに、逆止弁19は戻し油孔14
から軸封装置室13内への加圧流体である封入ガ
ス8の侵入を遮断し、かつリツプシール17も逆
止弁としての作用を果し、すなわち仕切板15と
軸スリーブ5との間の隙間を経て軸封装置室13
内へ封入ガス8が侵入せんとするのを阻止する。
したがつて機器の停止中においても軸封装置室1
3内は潤滑油7で満たされた状態を保持されるこ
ととなる。
以上のとおり、本考案ガス洩れ防止装置は軸封
装置室を常に潤滑油で満たされた状態を保持せし
める作用を有するため、機器の停止時において前
記軸封装置室に設けられた軸封装置の摺動面等か
ら加圧封入ガスが漏洩するのを防止して該封入ガ
スの補給量を軽減することができるほか、運転
時、停止時に拘らず前記軸封装置の摺動面は常に
一定の良好な潤滑状態が保持されるため、長期に
わたつて安定した軸封性能を得ることができるよ
うになる。
装置室を常に潤滑油で満たされた状態を保持せし
める作用を有するため、機器の停止時において前
記軸封装置室に設けられた軸封装置の摺動面等か
ら加圧封入ガスが漏洩するのを防止して該封入ガ
スの補給量を軽減することができるほか、運転
時、停止時に拘らず前記軸封装置の摺動面は常に
一定の良好な潤滑状態が保持されるため、長期に
わたつて安定した軸封性能を得ることができるよ
うになる。
第1図は本考案に係るガス洩れ防止装置の装着
状態を示すコンプレツサの断面図、第2図は同リ
ツプシール部の拡大半裁断面図、第3図は従来の
コンプレツサの一例を示す断面図である。 1……クランク軸、2……ハウジング、3……
機関室、6……メカニカルシール、7……潤滑
油、8……封入ガス、10,11……送油孔、1
2……ポンプ、13……軸封装置室、14……戻
し油孔、15……仕切板、17……リツプシー
ル、17′……内周リツプ部、18,19……逆
止弁。
状態を示すコンプレツサの断面図、第2図は同リ
ツプシール部の拡大半裁断面図、第3図は従来の
コンプレツサの一例を示す断面図である。 1……クランク軸、2……ハウジング、3……
機関室、6……メカニカルシール、7……潤滑
油、8……封入ガス、10,11……送油孔、1
2……ポンプ、13……軸封装置室、14……戻
し油孔、15……仕切板、17……リツプシー
ル、17′……内周リツプ部、18,19……逆
止弁。
Claims (1)
- レシプロ型コンプレツサ等において、機関室
と、該機関室に回転自在に貫挿されたクランク軸
を軸封するメカニカルシール等軸封装置が装着さ
れてなる軸封装置室との間に形成された仕切板の
内周に、前記クランク軸に摺接する内周端部が機
関室側へ傾斜するリツプシールを嵌着するととも
に、機関室から軸封装置室へ潤滑油を送給するた
めの送油孔および軸封装置室から機関室へ潤滑油
を還戻するための戻し油孔のそれぞれに逆止弁を
設けてなることを特徴とするガス洩れ防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1007785U JPH0130691Y2 (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1007785U JPH0130691Y2 (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61126149U JPS61126149U (ja) | 1986-08-08 |
JPH0130691Y2 true JPH0130691Y2 (ja) | 1989-09-20 |
Family
ID=30490929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1007785U Expired JPH0130691Y2 (ja) | 1985-01-29 | 1985-01-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0130691Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019167857A (ja) * | 2018-03-23 | 2019-10-03 | サンデン・オートモーティブコンポーネント株式会社 | 圧縮機 |
-
1985
- 1985-01-29 JP JP1007785U patent/JPH0130691Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61126149U (ja) | 1986-08-08 |
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