JPH01306481A - 裏移り防止剤およびそれを含むオフセット印刷インキ - Google Patents

裏移り防止剤およびそれを含むオフセット印刷インキ

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JPH01306481A
JPH01306481A JP63137074A JP13707488A JPH01306481A JP H01306481 A JPH01306481 A JP H01306481A JP 63137074 A JP63137074 A JP 63137074A JP 13707488 A JP13707488 A JP 13707488A JP H01306481 A JPH01306481 A JP H01306481A
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Yuji Hirasawa
平沢 裕次
Shigeki Moriyama
森山 茂樹
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Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、裏移り防止剤およびそれを含むオフセット印
刷用インキに関する。
(従来の技術) オフセット印刷用インキは2通常、乾燥までに数時間を
要するため印刷直後のその皮膜表面は、付着性が極めて
高い。このため、印刷された枚葉紙が印刷機のデリバリ
一部に順次積み重ねられる枚葉オフセット印刷では、未
乾燥のインキが次に印刷されて重ねられた枚葉紙の裏面
に付着する“裏移り゛と呼ばれる現象が生じる。
従来、この裏移りを防止するために工業用澱粉を主成分
とする粉末を印刷直後の印刷面に散布し、積み重ねされ
た枚葉紙相互間に空隙を作り、インキの付着を防止する
パウダー・スプレー法が行なわれている。
この他、オフセット印刷用インキに直接、工業用澱粉を
添加して、裏移りを防止する方法も知られている。
(発明が解決しようとする課題) 前述のパウダー・スプレー法には9作業環境の悪化、印
刷機の摩耗促進、印刷物の品質の劣化などの欠点があっ
た。
また、オフセット印刷用インキに直接添加する方法では
、澱粉の親水性が大きいため、インキが湿し水を吸蔵し
易く、インキの耐乳化性を大幅に低下させフインキの流
動性が大きく変化し、印刷機におけるインキ・ローラー
から印刷版へ、印刷版からブランケットヘ、ブランケッ
トから被印刷体へのインキの転移性を悪くさせ、印刷物
の網点の再現性を悪くさせるなどの欠点があった。さら
に、インキ中より湿し水中に澱粉が流出してしまい期待
した裏移り防止効果が得られなかったり、印刷版面上や
ブランケット上に澱粉が徐々に堆積する“版残りパや°
′ブラン残り°′と呼ばれる現象がおこり、鮮明な印刷
物が得られなくなる欠点があった。
(課題を解決するための手段) 本発明は、樹脂ワニスおよびもしくは乾性油を澱粉粒に
加熱含浸せしめて得られる裏移り防止剤およびそれを含
むことを特徴とするオフセット印刷用インキであり、澱
粉粒に上記の処理を施すことにより裏移りが防止され、
かつ、“版残り”′、“プラン残り°°が改良されたオ
フセット印刷用インキを得ることができた。
本発明は、澱粉粒と、樹脂ワニスおよびもしくは乾性油
とを、好ましくは機械的な強制撹拌の下で加熱し、澱粉
粒中に樹脂ワニスおよび乾性油が含浸することで澱粉粒
子を疎水化し、インキへの分散性を向上させた裏移り防
止剤を得ることができる。
本発明において澱粉粒としては各種の工業用澱粉。
例えばトウモロコシ、米、甘苦、馬鈴薯、タピオカ。
サゴなどから得られた澱粉を用いることができる。
本発明の裏移り防止剤の性能を阻害しない限り、各種の
工業用の加工澱粉や変性澱粉1例えばエーテル化澱粉、
エステル化澱粉、架橋澱粉、澱粉グラフト共重合体等を
用いてもよい。
澱粉の粒子径としては、特に限定されるものではないが
、5〜15μm程度の粒子径を有するものを多く含むこ
とが望ましく、米澱粉、とうもろこし澱粉等がこれに該
当する。これより小さい粒子径のものが多くなると、印
刷インキ皮膜表面より露出する澱粉粒子が少なくなり、
裏移り防止効果が低下する傾向がある。これより大きい
粒子径のものが多くなると、乾燥後の印刷インキ皮膜表
面の光沢が低下し。
印刷物の品質が劣化する傾向がある。一般に、トウモロ
コシ澱粉の粒子径は2〜30μm程度であり。
したがって、工業的にはこれらの澱粉を分級して。
5〜15μm程度の粒子径を有するものが多くなるよう
にした分級澱粉を使用することが好ましく1分級操作の
便宜上はシリコーン処理を施したものが望しい。
また1本発明により得られた裏移り防止剤を印刷インキ
に添加した時、印刷インキに対する澱粉の量が0.01
重量%より少ないと、裏移り防止効果が低下する傾向が
あり、3.0重量%より多いと、乾燥後の印刷インキ皮
膜表面の光沢が低下し、印刷物の品質が劣化する傾向が
ある。好ましくはO,1〜2.0重量%とする。
本発明において澱粉粒に含浸させる乾性油としては例え
ばアマニ油、キリ油、エノ油、大豆油、魚油。
スチレン油、マレイン化油などの天然もしくは合成乾性
油およびこれらの重合体が用いられる。これらのうち好
ましくは、酸化重合型乾燥のインキに主に用いられるア
マニ油、キリ油などである。
同じく本発明において澱粉粒に含浸させる樹脂ワニスと
しては9例えばロジン、コーパル、ダンマル。
硬化ロジン、ロジンエステル類などの天然樹脂および加
工樹脂や、フェノール樹脂、ロジン変性フェノール樹脂
、マレイン酸樹脂、アルキド樹脂1石油系樹脂、ビニル
系樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂
、アミノアルキド樹脂などの合成樹脂と一般的にインキ
に使用されている乾性油、溶剤等を溶融混合したものを
用いる。
これらの天然樹脂および合成樹脂を溶解するのに使用す
るものとしては、上記の乾性油や印刷インキ用として従
来より使用されている石油系溶剤などの各種の有機溶剤
はいずれも使用し得る。
以上の例示は本発明を説明するためのものであって、上
記以外の戟性油、樹脂、溶剤であっても上記と同様な機
能を有するものは本発明に当然包含されるものである。
本発明においては、上記の乾性油もしくは樹脂ワニスを
用い、澱粉粒を加熱含浸させることにより効果的な裏移
り防止剤を得る事ができるものである。
加熱含浸の方法としては特別な装置は必要ない。また、
:澱粉粒に含浸させるのに必要な乾性油およびもしくは
樹脂ワニスの好ましい量は、澱粉粒を疎水性にするに十
分な量があれば良く、好ましくは澱粉粒100部に対し
て30重量部以上の乾性油およびもしくは樹脂ワニスを
用いると良く特に上限はない。
この澱粉粒は、乾性油およびもしくは樹脂ワニスの量お
よび種類によってペースト状にもなるし、粉末状にもな
るが、本発明ではいずれの状態であっても良い。また加
熱条件としては、80°C以上なら問題はないが、好ま
しくは150以上220°C以下で5〜30分間加熱す
ることで目的とする澱粉粒の処理が適切に行なえる。こ
の際、澱粉粒に乾性油およびもし、くは樹脂ワニスを均
一に含浸させるためには加熱時に撹拌することがより効
果的である。 このようにして得られた処理澱粉粒はそ
のまま裏移り防止剤としてインキ中に添加しても良く、
樹脂、ワニスなどを用いてコンパウンド状態で、インキ
中に添加してもその効果は変らないものである。
この裏移り防止剤をオフセット印刷用インキに添加する
場合、印刷インキの成分は、いずれも従来技術と同様で
良い。例えば2本発明の印刷インキを構成する着色剤は
、従来の印刷インキに使用されている顔料もしくは染料
であって従来公知の顔料もしくは染料は本発明の印刷イ
ンキの着色剤としていずれもそのまま使用できるもので
ある。
また、その使用量も従来公知の印刷インキと同様でよく
1例えば、印刷インキ100重量部中で9例えば約10
〜40重量部を占める割合が一般的である。また1本発
明の印刷インキを構成するワニスも従来公知の印刷イン
キ用ワニスは、その目的に応じて選択すれば良く、その
使用量も従来と同様に9例えば印刷インキ100重量部
中で約50〜80重量部を占める割合が一般的である。
本発明のオフセット印刷用インキは上記のように着色剤
、ワニスおよび裏移り防止剤を必須の構成材料としてお
り、その他インキ溶剤、ドライヤー、その他従来公知の
添加剤は本発明のオフセット印刷用インキにおいていず
れも使用できる。
また2本発明の主要部をなす裏移り防止剤は9枚葉紙用
の水なし平版インキや、凸版印刷用のインキに添加して
も2本発明と同等の効果が得られる。
(作 用) 以上のように1本発明は、オフセット印刷用インキ中に
乾性油およびもしくは樹脂ワニスを用いた処理澱粉粒を
添加することにより、裏移り防止効果はそのままで、“
版残り°′、°°ブラン残り°”が改良されたオフセッ
ト印刷用インキを得ることができた。
従来技術における裏移り防止のために添加した澱粉粒が
裏移り防止剤の使用量ガ増えるのに比例して°°版残り
“′、“プラン残り”が増加する傾向があるため、鮮明
な印刷物が得られなくなった。す、印刷機の掃除を行な
わなくてはならないなどの欠点を著しく改良したもので
ある。
以下、具体例により本発明を説明する。例中1部とは重
量部を2%とは重量%をそれぞれ表わす。
実施例1〜4 表1の比較例1〜4の処方に従って、乾性油もしくは樹
脂ワニス10部でそれぞれの澱粉粒20部を180°C
930分間撹拌装置を用い加熱撹拌し裏移り防止剤A−
Dを得た。また、未処理性スターチをEとした。
表1 比較例1〜4の処方 注)ワニスAはタマノール361(荒用化学工業株製ロ
ジン変性フェノール樹脂)50部、アマニ油20部、お
よび石油系溶剤(沸点260〜280°C)30部をフ
ラスコ中で160°Cに加熱溶解して得たもの。
澱粉粒:■ニッカ製トウモロコシ澱粉(分級品)最大粒
子径 15μm 実施例5 1)ベースインキの調製 常法により、下記処方のベースインキを調製した。
得られたベースインキのタック値(インコメ−ター40
0rpm、30°C,1分)は9.0.フロー値(スプ
レッドメーター25°C,1分)は18.0であった。
ベースインキの几 フクロシアニンブルー         18.0部(
東洋インキ製造■製、藍顔料) ワニスB                 68.0
部乾燥促進剤               2.0部
石油系溶剤(沸点260〜280 ’C)   12.
0部注)ワニスBはタマノール361(荒用化学工業■
製ロジン変性フェノール樹脂)50.0部、アマニ油2
0.0部1石油系溶剤(沸点160〜280°C)30
.0部をフラスコ中で160°Cに加熱溶解して得たも
の。
2)試験用インキの調製 実施例の裏移り防止剤A−Dをその調製直後に澱粉粒分
として上記ベースインキに、またEは処理することなく
0.5%それぞれ添加して、試験用インキA−Eを調整
した。添加は、三本ロールを用い、余り圧を加えない状
態、すなわちいわゆる“素通し状態゛で行なった。素通
し状態でも、各裏移り防止剤を、ベースインキに簡単に
均一に混合することができた。また、比較のために、裏
移り防止剤を添加しない上記ベースインキを、試験用イ
ンキ■とした。
3)試験 得られた試験用インキA−EおよびIを用いハイデルベ
ルクGTOオフセット2色印刷機によりSKコート紙(
出隅国策バルブたぶ)に印刷し、それぞれ対応する印刷
物A−Eおよび■を得た。
上記印刷物5,000枚を印刷した時点において、印刷
物の裏面の状態から裏移りの防止効果を1版面上の状態
から版残りを、ブランケット表面の状態からプラン残り
を、それぞれ評価した。判定は目視で行なった。試験結
果を表2に示す。
本発明の裏移り防止剤を含有するインキが、裏移り防止
効果1版残り防止効果、およびプラン残り防止効果にお
いて、すぐれていることがわかる。
表2 裏移り防止効果9版残りおよびプラン残りの試験
結果

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、樹脂ワニスおよびもしくは乾性油を澱粉粒に加熱含
    浸してなる裏移り防止剤。 2、澱粉粒が米澱粉もしくはとうもろこし澱粉から選ば
    れた1種もしくは2種である請求項1記載の裏移り防止
    剤。 3、澱粉粒がシリコーン処理が施された澱粉粒である請
    求項1記載の裏移り防止剤。 4、請求項1ないし3記載の裏移り防止剤を含むオフセ
    ット印刷インキ。
JP63137074A 1988-06-03 1988-06-03 裏移り防止剤およびそれを含むオフセット印刷インキ Expired - Fee Related JPH0830160B2 (ja)

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