JPH01306366A - 画像監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、たとえば鉄道路線において、特に列車の運転
席から見通しの悪い踏切内の状態を、その踏切付近の所
定範囲内を進行する列車の運転席において監視する画像
監視装置に関する。

（従来の技術） たとえば鉄道路線の踏切内において、自動車などが動け
なくなった場合、緊急事態を現場に接近しつつある列車
の運転士に早急に知らせる必要がある。このようなとき
、従来は、踏切に設置されている非常通報ボタンを人が
押すことにより、これに連動して専用に設置された非常
用の信号機が動作し、列車の運転士はこれを発見するこ
とにより、速やかに列車を停止させなければならない。

しかしながら、このような方式では、非常通報ボタンを
押し忘れると、特に見通しの悪い踏切においては、運転
士は緊急事態を知ることができず、大変危険であり、列
車運行上の安全性が著しく低下するという問題がある。

（発明が解決しようとする課題） 本発明は、上記したように特に車両の運転席から見通し
の悪い踏切などにおいては、緊急事態発生時に非常通報
ボタンを押し忘れると、運転士はその緊急事態を知るこ
とができず、大変危険であり、車両運行上の安全性が著
しく低下するという問題点を解決すべくなされたもので
、特に車両の運転席から見通しの悪い踏切などの状態を
車両の運転席においてリアルタイムで監視でき、もって
緊急＜５Ｉ聾発生時の対処が早急にできるようになり、
車両運行上の安全性が著しく向上する画像監視装置を提
供することを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明の画像監視装置は、車両が通過する路線において
、あらかじめ定められた少なくとも１箇所以上の場所に
設置され、その設置位置における前記路線およびその周
辺の画像を撮像する撮像手段と、この撮像手段で撮像さ
れた画像を、前記路線の少なくとも前記撮像手段の設置
位置よりも車両進行方向手前側の所定範囲内に対して送
信する送信手段と、この送信手段で送信された画像を前
記所定範囲内の路線を通過する車両において受信する受
信手段と、この受信手段で受信した画像を前記車両の運
転席において可視画像として表示する表示手段とを具備
している。

（作用） たとえば特に車両の運転席から見通しの悪い踏切などの
画像を、その付近に設置した撮像手段によって撮像し、
この撮像した画像をその踏切付近の所定範囲内を進行す
る車両に対して送信し、これを車両において受信して運
転席に設置した表示手段に表示するものである。

（実施例） 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。

第１図において、１は例えば鉄道路線で、この路線１上
を列車（車両）２が図示矢印方向に進行する。路線１の
途中に踏切３があるが、列車進行方向に対し、て踏切３
より手前側はカーブとなっており、列車２の運転士は直
前にならなければ踏切３を見ることができない状況を想
定する。

踏切３の近傍で、踏切３の内部が見通せる場所（たとえ
ば踏切３近傍の電柱の上など）には、テレビジョンカメ
ラ（撮像手段）４が設置されており、このカメラ４は常
に踏切３の内部を撮像している。カメラ４から出力され
る画像信号は、送信機５において変調・増幅された後、
送信用アンテナ６を介して送信される。送信用アンテナ
６は、踏切３よりも列車進行方向手前側の所定範囲内に
設置されており、送信される電波の出力は、送信用アン
テナ６の設置される範囲内においてのみ受ｆｄ可能な程
度に調整されているものとする。

列車２には、第２図に示すように、送信用アンテナ６か
ら送信される画像信号を受信する受信用アンテナ７およ
び受信機８、この受信機８で受信した画像信号を可視画
像として表示出力するＣＲＴデイスプレィなどの画像表
示装置（表示手段）９が設けられている。画像表示装置
９は、列車２の運転席に設置されているものとする。こ
れにより、列車２が送信用アンテナ６が設置された所定
範囲内に進行してくると、受信用アンテナ７および受信
機８によって送信用アンテナ６から送信される画像信号
を受信し、運転席に設置された画像表示装置９に可視画
像として表示する。すなわち、画像表示装置９には、踏
切３内の現時点での画像がリアルタイムで表示される。

したがって、もし踏切３の内部で自動車などが動けなく
なった場合、列車２の運転士は、踏切３が直接見通せな
い場所を進行中でも、画像表示装置９を目視することに
より、踏切３における緊急事態を知ることができ、列車
２をいち早く停止させることが可能となり、安全性が著
しく向上する。

なお、前記実施例では、踏切が１箇所で、列車が一方向
にのみ進行する場合を想定して説明したが、同様に例え
ば踏切が２Ｆｉ所で、列車が両方向（上り、下り）に進
行する場合にも適用できる。

このような場合、上り列車と下り列車が必要な画像を区
別するために第３図に示すような構成が考えられる。

第３図において、２、は上り列車、２２は下り列車、３
１は第１踏切、３２は第２踏切、４１は第１踏切３１に
設置されたカメラ、４２は第２踏切３２に設置されたカ
メラ、５□１はカメラ４１から出力される画像信号を送
信する上り列車用の送信機、５，２はカメラ４１から出
力される画像信号を送信する下り列車用の送信機、６１
．は送信機５．１に接続される上り列車用の送信用アン
テナ、６１２は送信機５１２に接続される下り列車用の
送信用アンテナ、５□１はカメラ４２から出力される画
像信号を送信する上り列車用の送信機、５□２はカメラ
４２から出力される画像信号を送信する下り列車用の送
信機、６２、は送信機５２１に接続される上り列車用の
送信用アンテナ、６２２は送信機５□２に接続される下
り列車用の送信用アンテナである。

このような構成において、上り列車用の送信機５□１，
５□１は周波数ｆ１で、下り列車用の送信機５１２．５
□２は周波数Ｌｚ　　（ｆｌ−ｆ２）で、それぞれ画像
信号を送信することにより、上り列車２、と下り列車２
□が必要な画像を区別することができる。そして、上り
列車２．および下り列車２２の各受信機８は、あらかじ
め受信周波数をそれぞれｆ、、ｆ２に設定しておけばよ
い。なお、丁り列車用の送信用アンテナ６１２と上り列
車用の送信用アンテナ６□１とは共通にすることも考え
られる。

また、前記実施例では、踏切内の画像を動画像として送
信Ｉ−だが、送信する情報量を削減するために、たとえ
ば数秒ごとの静止画像として送信するようにしてもよい
。

また、列車の運転席に設置される画像表示装置は、常時
オン状態にしておく必要はなく、たとえば列車が送信用
アンテナが設置された所定範囲内に進行してきて、画像
信号を受信したとき自動的にオン状態となるようにして
もよい。

また、列車に例えばエンドレステープを用いたビデオテ
ープレコーダを設置することにより、受信した画像を録
画しておくようにしてもよい。

さらに、前記実施例では、鉄道路線において、特に列車
の運転席から見通しの悪い踏切内の状態を、その踏切付
近の所定範囲内を進行する列車の運転席において監視す
る画像監視装置に適用した場合について説明したが、本
発明はこれに限定されるものでなく、列車以外の車両、
たとえば自動屯が通過する道路などの路線において、特
に見通しの悪い場所の状態を、その付近の所定範囲内を
進行する自動車の運転席において監視する画像監視装置
にも適用できる。

［発明の効果コ 以上詳述したように本発明によれば、特に車両の運転席
から見通しの悪い踏切などの状態を車両の運転席におい
てリアルタイムで監視でき、もって緊急事態発生時の対
処が早急にできるようになり、車両運行上の安全性が著
しく向上する画像監視装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の一実施例を説明するため
の構成図、第３図は本発明の他の実施例を説明するため
の構成図である。 １・・・鉄道路線、２・・・列車（車両）、３・・・踏
切、４・・・テレビジョンカメラ（撮像手段）、５・・
・送１．−機、６・・・送信用アンテナ、７・・・受信
用アンテナ、８・・・受信機、９・・・画像表示装置（
表示手段）１、出願人代理人　弁理士　鈴江武彦

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　車両が通過する路線において、あらかじめ定められた
   少なくとも１箇所以上の場所に設置され、その設置位置
   における前記路線およびその周辺の画像を撮像する撮像
   手段と、 この撮像手段で撮像された画像を、前記路線の少なくと
   も前記撮像手段の設置位置よりも車両進行方向手前側の
   所定範囲内に対して送信する送信手段と、 この送信手段で送信された画像を前記所定範囲内の路線
   を通過する車両において受信する受信手段と、 この受信手段で受信した画像を前記車両の運転席におい
   て可視画像として表示する表示手段とを具備したことを
   特徴とする画像監視装置。