JPH01305837A - セメント混和用合成樹脂エマルシヨン - Google Patents

セメント混和用合成樹脂エマルシヨン

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JPH01305837A
JPH01305837A JP13465088A JP13465088A JPH01305837A JP H01305837 A JPH01305837 A JP H01305837A JP 13465088 A JP13465088 A JP 13465088A JP 13465088 A JP13465088 A JP 13465088A JP H01305837 A JPH01305837 A JP H01305837A
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JP
Japan
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cement
resin emulsion
synthetic resin
alkylene oxide
parts
Prior art date
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Pending
Application number
JP13465088A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Fujino
藤野 幹生
Fumio Oki
沖 文雄
Hirotaka Nagao
永尾 弘孝
Takashi Moriwaki
森脇 貴志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kasei Chemical Co Ltd
Nihon Kasei Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kasei Chemical Co Ltd
Nihon Kasei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Kasei Chemical Co Ltd, Nihon Kasei Co Ltd filed Critical Nippon Kasei Chemical Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野] 本発明は、セメント硬化体の曲げ強度及び防水性を改善すると同時に乾燥収縮並びに中性化を大幅に低減抑制して、セメント硬化体に優れた耐久性を付与するセメント混和用合成樹脂エマルションに関する。 【従来の技術Juびに問題点】
コンクリートは乾燥収縮によるひび割れが発生しイく、
そのひび割れ部から侵入する雨水或いは塩化物イオンを
含んだ水及び大気中の炭酸ガスによる中性化の進行によ
り、内部の鉄筋が腐食しコンクリート構造物の耐久性が
失われる。 こうした劣化損傷を受けたコンクリート構造物の補修材
料として使用されるコンクリート或いはモルタル等のセ
メント硬化体には、優れた防水性、優れた中性化抑止能
力、下地コンクリートに対する優れた接着性並びに耐乾
燥収縮性等の諸性能が併せて要求される。 一方、セメントに合成樹脂エマルションを混入してなる
合成樹脂エマルション混入セメント硬化体が、曲げ、引
張強度の増進性、優れた防水性、接着性、耐薬品性、耐
衝撃性、耐摩耗性等を有していることは公知である。 又、セメントに低級アルコールアルキレンオキシド付加
物を混入してなるセメント硬化体は乾燥収縮が小さく(
※l)、  アミノアルコール誘導体を混入してなるセ
メント硬化体は中性化しにくいことら公知である(※2
)。 ※1“収縮低減剤゛コンクリート工学VOL26 No
3March  1988 ※2 “アミノアルコール誘導体のコンクリート中性化
抑制効果”日本建築学会大会学術講演梗概集昭和61年
8月 従って、セメントに合成樹脂エマルションと低級アルコ
ールアルキレンオキシド付加物並びにアミノアルコール
誘導体を併用混和することにより、セメント硬化体の曲
げ、引張り、接着性等の増進特性を維持しながら、優れ
た乾燥収縮低減効果並びに中性化抑制効果が期待される
が、この手法では混和時の作業が煩雑である。そのため
、合成樹脂エマルションに、予め低級アルコールアルキ
レンオキシド付加物並びにアミノアルコール誘導体を混
和したものを使用する方法が考えられるが、これらの添
加成分はともに活性であるため、そのまま混合すると、
得られた合成樹脂エマルションの安定性を損ない、凝集
成いは変質を招くため貯蔵安定性を欠き、貯蔵後の使用
に耐えない。
【発明の解決すべき問題点及び手段】
本発明は、合成樹脂エマルションに予め低級アルコール
アルキレンオキシド付加物並びにアミノアルコール誘導
体を混和するに際し、二価アルコールを併用添加するこ
とにより、上記の問題点を解決し、実用上安価かつ極め
て高性能のセメント混和用合成樹脂エマルションを提供
することに成功したものである。 合成樹脂エマルション中における二価アルコールの存在
は、ともに活性な低級アルコールアルキレンオキシド付
加物とアミノアルコール誘導体の両者の併存を組成物中
に安定的に許容する作用を仔するものであって、作業を
容易にすることのできるセメント混和用エマルション組
成物としての長時間の貯蔵を可能にするとともに、低級
アルコールアルキレンオキシド付加物及びアミノアルコ
ール誘導体が夫々有する作用効果を、それらが単に併用
添加される場合に比べ更に飛躍的に増大して発揮せしめ
るものである。 即ち、本発明のセメント混和用合成樹脂エマルションは
従来公知の単なる合成樹脂エマルションのみでは得られ
ない優れた物性即ち乾燥収縮の大幅な低減並びに中性化
抑制能力の大幅な増進効果をセメント硬化体に付与する
ものであるが、その効果は単に低級アルコールアルキレ
ンオキシド付加物及びアミノアルコール誘導体のみを併
用添加した場合に比べ、透水、中性化並びに乾燥収縮の
抑制の面において、単なる相捕的ないしは加算的程度を
超えるものがあり、曲板した貯蔵安定性の確保とともに
工業上の総合的な利用価値は大なるものである。
【構成の具体的説明】
本発明において使用される合成樹脂エマルションとして
は、アクリル系、酢酸ビニル系又は合成ゴム系があり、
アクリル系ではアクリル酸メチルエステル・メタクリル
酸エステル共重合樹脂エマルション、アクリル酸メチル
エステル・酢酸ビニル共重合樹脂エマルション、アクリ
ル・スチレン共重合樹脂エマルションが、酢酸ビニル系
では酢酸ビニル樹脂エマルション、エチレン・酢酸ビニ
ル共重合樹脂エマルションが、又合成ゴム系ではスチレ
ン・ブタジェンゴムラテックス、クロロブレンゴムラテ
ックス、アクリロニトリル・ブタジェンゴムラテックス
等が用いられる。 二価アルコールとしては、エチレングリコール、プロピ
レングリコールを用いることができるが、一般的にはエ
チレングリコールが好ましい。 低級アルコールアルキレンオキシド付加物としては、−
形式 %式% 但し Rは炭素数1〜4のアルキル基、Aは炭素数2〜
3のアルキレン基、nは1〜lOの数を表す で表される化合物が用いられる。 アミノアルコール誘導体としては、−形式%式%) 但しR1、R2は炭素数1〜4のアルキル基、n1+m
は1〜3の数を表す で表される化合物が用いられる。 具体的には、モノメチルジェタノールアミン、ジメチル
エタノールアミン、ジエチルエタノールアミンを例示す
ることができる。 次に、本発明における成分の使用t4の範囲は、合成樹
脂エマルション中の樹脂分100重量部に対し、二価ア
ルコール2〜90重量部(好ましくは6〜50重量部)
、低級アルコールアルキレンオキシド付加物 6〜90
重rn m (好ましくは18〜60玉晴部)、アミノ
アルコール誘導体3〜60重量部(好ましくは9〜40
重量部)である。 二価アルコールの添加量が2重量部以下では満足な貯蔵
安定性を得ることができず、又90重量部を超えるとセ
メント硬化体の強度にマイナス影響を及ばずおそれがあ
るので好ましくない。 低級アルコールアルキレンオキシド付加物が6重量部以
下の場合にはセメント硬化体の乾燥収縮を小さくする効
果に乏しく、アミノアルコール誘導体が3重(4部以下
の場合にはセメント硬化体の中性化抑制効果が十分でな
い。又夫々を前記上限以上用いてもそれに見合う効果は
得られないので技術的にも経済的にも意義は薄い。 次に実施例により本発明を具体的に説明する。 【実施例] 表−■は、酢酸ビニル系、アクリル系及び合成ゴム系合
成樹脂に対して、二価アルコール、低級アルコールアル
キレンオキシド付加物及びアミノアルコール誘導体を種
々の割合で添加混合したセメント混和用合成樹脂エマル
ションについて、50℃の恒温槽内に60日間放置し、
その貯蔵安定性試験を行った結果を示すものである。 表−1の比較例1〜3では二価アルコールを添加してい
ないため、低級アルコールアルキレンオキシド付加物及
びアミノアルコール誘導体の混在により合成樹脂エマル
ションは経時変化して完全に凝集するに至るが、実施例
1〜8では、二価アルコールの添加により経時変化が緩
和され、その量が多い程貯蔵安定性が向上することが明
らかにされている。 尚、二価アルコールの必要以上の
添加はセメント硬化体の強度等に悪影響を及ぼすおそれ
があるので留念すべきである。 次に表−2はセメント100重量部に対して豊浦標阜砂
300重量部からなるモルタルに各種モルタル混和剤及
び水を加えてフロー値が170±5となるように調整し
その硬化体の諸物性を測定した結果を示したものである
。 表−2の実施例9及び10は表−■の実施例4で調製し
たセメント混和用合成樹脂エマルションをセメントに対
しその全固形分として5及び10%となるように混和し
たモルタルに関するものであり、比較例4及び5は、二
価アルコール、低級アルコールアルキレンオキシド付加
物及びアミノアルコール誘導体を添加しない点以外は実
施例9及びIOと同種のセメント混和用合成樹脂エマル
ションをセメントに対しその全固形分として5及び10
%になるように混和したモルタルに関するらのであり、
比較例6は低級アルコールアルキレンオキシド付加物及
びアミノアルコール誘導体をセメントに対して夫々2及
び1%添加したモルタルに関するもので、比較例7は何
も添加しないプレーンモルタルに関するものである。 表−2に示した各種モルタル硬化体の物性試験結果より
、本発明にかかるセメント混和用合成樹脂エマルション
の効果は、単なるセメント混和用合成樹脂単独又は低級
アルコールアルキレンオキシド付加物及びアミノアルコ
ール誘導体の併用の場合に比べ、透水、中性化並びに乾
燥収縮の抑制のすべての面において顕著な相乗効果が認
められる。 (以下余白) 表−■ セメント混和用合成樹脂エマルションの配合※
I合成樹脂エマルションは、酢酸ビニル系としてエチレ
ン・酢酸ビニル共重合樹脂エマルションを、アクリル系
としてアクリル・スチレン共重合樹脂エマルションを、
合成ゴム系としてスチレン・ブタジェン共重合エマルシ
ョンを夫々使用し、固形分重量比で示した。 ※2二価アルコールとしてはエチレングリコールを使用
し重量比で示した。 ※3低級アルコールアルキレンオキシド付加物としては
テトラガートAS−20(三洋化成工業社製)を使用し
重量比で示した。 ※4アミノアルコール誘導体としては、ジメチルエタノ
ールアミンを使用し重量比で示した。 ※5前記配合のセメント混和用合成樹脂エマルションを
50℃の恒温槽内に60日間放置し次のの基準により貯
蔵安定性を判定した。 ◎; 凝集物、異常な増粘、分離等が認められない。 ○; 凝集物がわずかに認められる。 × : 完全に凝集。 表−2(1)モルタルの配合 ※l セメント100重量部、豊浦標準砂300重量部
に対し、記載量の混和剤を添加。 ※2 対セメント重量比で示した。使用混和剤は表−1
に同じ。 表−2(2)モルタル硬化体の物性 ※1〜※4  JIS A 6203 (セメント混和
用ポリマーディスバージョン)7.5〜7.9による。 ※5 モルタルを寸法40x40x160開に成塑し、
2日湿空(20℃、80%R,11,)、5日水中(2
0℃)、21日乾燥(20℃、65%R,H,)養生後
、二酸化炭素5%、温度30℃、相対湿度60%の恒温
恒湿槽内に3ケ月放置後、モルタルを曲げ破壊させ、そ
の断面にフェノールフタレインの1%アルコール溶液を
噴霧し、赤変しない部分を中性化域とし、その深さを測
定した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. セメント混和用合成樹脂エマルション中の樹脂分100
    重量部に対し、二価アルコール2〜90重量部と低級ア
    ルコールアルキレンオキシド付加物6〜90重量部及び
    アミノアルコール誘導体3〜60重量部を含むことを特
    徴とするセメント混和用合成樹脂エマルション。
JP13465088A 1988-06-01 1988-06-01 セメント混和用合成樹脂エマルシヨン Pending JPH01305837A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000219557A (ja) * 1999-01-29 2000-08-08 Sika Ag 水硬性結合材の収縮を低減するための方法
WO2017054062A1 (pt) * 2015-09-29 2017-04-06 Oxiteno S.A. Indústria E Comércio Formulação de aditivo retardador de pega
CN109133710A (zh) * 2018-09-12 2019-01-04 湖北工业大学 一种萘系减水剂匹配用减胶剂的制备方法

Cited By (4)

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CN109133710B (zh) * 2018-09-12 2021-06-18 湖北工业大学 一种萘系减水剂匹配用减胶剂的制备方法

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