JPH01305061A - 5,5−ジメチルピロリン−n−オキサイドの精製方法 - Google Patents

5,5−ジメチルピロリン−n−オキサイドの精製方法

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Publication number
JPH01305061A
JPH01305061A JP13668588A JP13668588A JPH01305061A JP H01305061 A JPH01305061 A JP H01305061A JP 13668588 A JP13668588 A JP 13668588A JP 13668588 A JP13668588 A JP 13668588A JP H01305061 A JPH01305061 A JP H01305061A
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JP
Japan
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substance
crude
subject
organic solvent
solvent
Prior art date
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Pending
Application number
JP13668588A
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English (en)
Inventor
Masaya Akiyama
秋山 雅也
Kozo Tanaka
田中 耕三
Osamu Ogata
緒方 修
Akio Hiugaji
日向寺 昭夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子スピン共鳴法においてラジカル捕獲剤と
して使用する5、5−ジメチルピロリン−N−オキサイ
ド(以下、DMPOと略す、)の精製方法に関する。
(従来の技術とその課l5I) 電子スピン共鳴法(ESR)で短寿命ラジカルを分析す
る手法の一つとして短寿命ラジカルと反応し安定ラジカ
ルとなるラジカル捕獲剤を用いるスピン・トラップ法が
ある。このラジカル捕獲剤の一種に、DMPOが用いら
れており、特にOHラジカル、OOHラジカルの分析に
近年多く使われている。このDMPOは、ESR分析を
行う際に、目的とするESRスペクトル以外の不′Ik
物スペクトルを示さない高純度のものが必要とされてい
る。かかる高純度のものを得るための精製工程としては
、粗DMPOを減圧蒸留、または精密蒸留する方法が知
られているが、完全に不純物を除くことができない、ま
た、比較的硬れた精製方法として活性炭により不純物を
吸着させる手法があるが、通常10%程度に水で希釈さ
せたものを用いる為に精製品の濃度がそのままでは明確
でなく定量分析に使用することが困難である。また、水
系以外で用いる場合には、回収したDMPO水溶液を濃
縮したのち、有機溶剤抽出、蒸留等の操作が必要である
が、このDMPO水溶液の′a縮操作時に、原因は不明
であるものの、不純物の生成を避けることが出来ないと
云う問題がある。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、定量分析にも使用可能なりMPOの精製
法を鋭意研究した結果、本発明に到達したものである。
すなわち本発明は、粗5.5−ジメチルピロリンN−オ
キサイドの精製において酸化過程を含むことを特徴とす
る精製方法であり、特に、該精製を、溶媒洗浄、カラム
クロマトグラフィーもしくは精製蒸留で行う方法であり
、また、好ましくは該酸化過程を、酸素もしくは酸素含
有ガスと接触させることにより行う方法である。
本発明における粗DMPOの酸化過程は粗DMPOまた
はその水溶液を、分子状酸素もしくは酸素含有ガスと接
触させることにより行われる。酸素含有ガス中の酸素濃
度は、少なくとも0.1%以上、好ましくは1%以上、
さらに好ましくは、10%以上である。酸素含有ガスと
しては、最も簡便には、空気をそのまま使用することが
できる。またその他の種々の酸化剤と接触させても良い
本発明においては、かかる処理を行なった後、粗DMP
Oを一般的な精製方法である溶媒洗浄、カラムクロマト
グラフィーなどで精製した後に精密蒸留を行い目的とす
る精製DMPOを得る。また粗DMPOの酸化過程と溶
媒洗浄等の精製操作は同時に行うことも可能である。
本発明を実施するには具体的には、例えば、粗DMPO
の70〜50重量%程度の水溶液(この場合極性有機溶
媒による抽出し易くするため、芒硝、はう砂等を加える
ことも好ましい)に、0.5〜2倍量程度の無極性有機
溶剤を加え、振盪器で混合し充分空気と接触させた酸化
過程を行う。接触をより効果的に行うため、空気を溶液
中に吹き込むことも好ましいL!i様である。その後、
静置させ水層と有機溶剤層を二層分離し、有機溶剤層を
取り除くという溶媒洗浄工程を1〜5回程度繰り返し行
う6以上の如くして残った水層に0.5〜2倍量程度の
有極性有機溶剤を加え、振盪器で充分混合して溶媒抽出
した後、静置させ水層と有機溶剤層を分離し、有機溶剤
層を採取する操作を1〜7回繰り返す、DMPOは水層
から溶媒層に抽出される。斯くして、以上の操作で得ら
れたDMPO有極性有機溶剤溶液を精密蒸留することに
より、高純度の精製DMPOが得られるのである。
本発明に用いる無極性有機溶剤は、疎水性のもの、例え
ばベンゼン、トルエン、キシレン、四塩化炭素、シクロ
ヘキサンが良く、中でもベンゼンが好ましい。
本発明に用いる有極性有機溶剤は、疎水性のもの、例え
ばクロロホルム、ジクロロエタンを(良く、中でもクロ
ロホルムが好ましい。
本発明における蒸留前のDMPO存極性有極性有機溶剤
のまま蒸留操作をしても良いが、さらに脱水処理をして
から蒸留操作を行ったほうがより好ましい。
本発明における蒸留は、1〜3 Torr程度の減圧で
、60〜70°C留分を採取する蒸留が好ましく、精密
蒸留が最も好ましい、また、本莫留前に有極性有機溶剤
をロータリーエバポレーターなどで除去しても良い。
(産業上の利用可能性) 本発明により製造した精製DMPOを用いてESR・ス
ピントラップ法で測定したデータは不純物によるスペク
トルが無く、得られたスペクトルのピーク強度からラジ
カル強度が良い精度で得られ、短寿命ラジカルの分析に
有効に利用できる。
(実施例) 以下、実施例により本発明の詳細な説明する。
なお、本実施例のESR測定で用いた装置は、バリアン
社(アメリカ)製のEPRE−109Eである。
〔実施例1〕 2−二トロプロパン、アクロレイン、エチレングリコー
ルを原料としRosen & Rauckmanの方法
により合成した粗DMPOを、蒸留水に等量のほう砂飽
和水溶液を混合した溶液に溶解し、良く振とうして空気
と充分に接触させ酸化過程をおこなった。その後、ベン
ゼンで3回溶媒洗浄しクロロホルム抽出して、1〜3 
Torrの真空で減圧蒸留を行い60〜70’C留分を
採取し、精製DMPOを得た。
リン酸ナトリウム緩衝液(P H7,4)10II1m
ole、ヒボキサンチン0.5μl1ole/!11、
ジエチレントリアミン五酢酸0.825μ5ole/d
、の混合系に得られた精製DMPOを0.1■/Id加
え、これにキサンチンオキシダーゼ0.068酵素単位
/dを混合し、発生する短寿命ラジカルである、OOH
ラジカルおよびOHラジカルとDMPOとの反応により
生成した安定ラジカルのESR測定を行った。
得られたスペクトルは図1に示す様に、OOHラジカル
とDMPOとの反応物およびOHラジカルとDMPOと
の反応物のスペクトルのみが検出された。
〔比較例1〕 実施例における空気との接触を省略して得られたDMP
Oを実施例と同じ測定条件でESR測定を行った。その
結果、図2に示す様に、実施例で得られたスペクトル以
外に不純物のスペクトルが検出された。また、目的とす
るOOHおよびOHラジカルとDMPOとの反応による
生成物のスペクトルは実施例で得られた強度より1かに
小さいことが明らかである。これは定量測定をするとき
に大きな問題となり得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例のESR測定結果を示す図である。 第2図は、比較例のESR測定結果を示す図である。 特許出願人  三井東圧化学株式会社 図 第1・A 面 第2図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粗5,5−ジメチルピロリン−N−オキサイドの
    精製において酸化過程を含むことを特徴とする精製方法
  2. (2)精製を、溶媒洗浄、カラムクロマトグラフィーも
    しくは精製蒸留で行う請求項1記載の方法。
  3. (3)酸化過程を、酸素もしくは酸素含有ガスと接触さ
    せることにより行う請求項1記載の方法。
JP13668588A 1988-06-03 1988-06-03 5,5−ジメチルピロリン−n−オキサイドの精製方法 Pending JPH01305061A (ja)

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JP13668588A JPH01305061A (ja) 1988-06-03 1988-06-03 5,5−ジメチルピロリン−n−オキサイドの精製方法

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JP13668588A JPH01305061A (ja) 1988-06-03 1988-06-03 5,5−ジメチルピロリン−n−オキサイドの精製方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005068067A (ja) * 2003-08-25 2005-03-17 Yamagata Public Corp For The Development Of Industry 5,5−ジメチルピロリン−n−オキサイドの精製方法
CN113045546A (zh) * 2021-03-25 2021-06-29 浙江天宇药业股份有限公司 一种吡咯替尼杂质、其制备方法及用途

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JP2005068067A (ja) * 2003-08-25 2005-03-17 Yamagata Public Corp For The Development Of Industry 5,5−ジメチルピロリン−n−オキサイドの精製方法
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