JPH01304144A - 電気粘性液体 - Google Patents

電気粘性液体

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JPH01304144A
JPH01304144A JP63132871A JP13287188A JPH01304144A JP H01304144 A JPH01304144 A JP H01304144A JP 63132871 A JP63132871 A JP 63132871A JP 13287188 A JP13287188 A JP 13287188A JP H01304144 A JPH01304144 A JP H01304144A
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JP
Japan
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specific gravity
weight
liquid
dispersed phase
electrorheological
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JP63132871A
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Takatsugu Hashimoto
隆次 橋本
Taisuke Fukuda
泰典 福田
Seisuke Tomita
誠介 冨田
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ1発明の目的 の 本発明は電圧の印加によって粘性を増大する電気粘性液
体に関するものである。
【l立並I 電気粘性液体は、疎水性で非導電性の油の中に微細に分
割した親水性の固体が分散している懸濁液で、充分に強
い電場の作用の下で極めて速やかに、しかも可逆的に液
体の粘度が増加し、あたかもプラスチックまたは固体の
状態になるものである。
粘度を変化させるためのは直流の電場だけではなく交流
の電場も使用することができ、必要な電流は非常に小さ
く、少ない電力によって強力な力を与えるので、例えば
、クラッチ、水圧弁、ショックアブソーバ−、バイブレ
ータ−1防振ゴム、或はワークピースを正常な位置に保
持するシステムを制御するための電気−機械めインター
フェイス等における構成要素として使用することができ
る。
電気粘性液体を利用する多くの構成要素において、電気
粘性液体はゴム状の弾性を有する材料と直接接触する状
態で使用される。
従来、電気粘性液体の構成成分の一つである固体微粒子
としては、表面に水を吸着させたセルロース、デンプン
、シリカゲル、イオン交換樹脂等を、また他の構成成分
である分散媒体としては、塩化ビフェニール、セバシン
酸ジブチル、トランス油、塩化パラフィン、シリコーン
油等を使用したものが存在するが、実用価値に乏しく、
使用可能な実用価値のある極めて高性能かつ安定度の高
い電気粘性液体は未だ存在しない状況である。
電気粘性液体が実用に供せられていない主たる理由は、
一般に分散相となる微粉末の比重が液相成分の比重より
も大きい等の理由により、長期間放置した時相分離を起
こして沈降し、再び分散させるのが困難な沈殿物を形成
するためである。
このような間朗を解決する手段として、比重の小さい微
粉末を分散相として用いるか、比重の大きい液相成分を
採用して、比重差を小さくする方法がある。
前者の場合、微粉末はデンプンなどの有機物に限定され
電気特性の長期的な安定性に欠ける。
後者の場合、電気粘性効果を改良するため日本特開昭5
3−93180に開示されている如く分散相として例え
ばポリアクリル酸リチウムの微粒子を使用する時には、
この微粒子の比重は約1.4程度もあるので、液相成分
としてハロゲン化ジフェニールやハロゲン化パラフィン
などの比重が大きいものを採用しなければならないが、
電気粘性液体を利用する多くの構成要素において電気粘
性液体はゴム状の弾性を有する材料と直接接触する状態
で使用されるため、塩化ジフェニールや塩化パラフィン
などを使用する電気粘性液体はゴム状弾性材料に対して
劣化、膨潤、場合によっては溶解などの悪影響を及ぼし
てしまうので、上記のようなゴム状の弾性を有する材料
と直接接触する状態で使用する構成要素には適していな
い。
さらに、塩化ジフェニールや塩化パラフィンのようなハ
ロゲン化物は、熱、力等の刺激によりハロゲン化水素を
発生し、電気粘性液体を利用する多くの構成要素におい
て用いられる金属類を腐食してしまう。
日本特開昭61−44998では、この点を解決するた
めにシリカゲルとシリコーン油を基にし、分散剤として
アミノ官能性、ヒドロキシ官能性、アセトキシ官能性、
又はアルコキシ官能性のポリシロキサンを用いた電気粘
性液体が提案されているが、長期間にわたって静置した
時に分散相の粒子が沈降して相分離を起こし、再び分散
させるのに労力を要するなど、上述の沈降性に関しては
依然として実用に耐えないのが実情であった。
口 が   ′    よ   と     、″本発
明は、長期間にわたって安定で、且つ高い電気応答性を
示し、さらにゴム状弾性材料と直接接触させて使用する
ことができる電気粘性液体を提供することを目的とする
口1発明の構成 clN占 ゛  た の 本発明の電気粘性液体は、水又は有機溶剤に分散した無
機ゾル又は無機粉体に、 一般式 %式%() (x:疎水性の置換基) で表される化合物の少なくとも一種類を水又は有機溶剤
に溶解させた溶液を加えて変性し、さらにC=C二重結
合を持つ親水性の重合性モノマー及び重合触媒を加えて
重合することにより得られた直径0.5〜100mμ、
比重0.90〜1.30の微粒子5〜50重量%の分散
相と比重0.90〜1.30のシリコーン油95〜50
重量%の液相とから構成されることを特徴とする。
分散相として用いる微粉体は、水乃至は有機溶剤に分散
した無機ゾル又は無機粉体に、−数式 %式%() (ROh、5L−X−9l−+0R)3   (II)
で表される、少なくとも一つ以上の珪素元素を分子内に
含有した化合物の少なくとも一種類を水又は有橋溶剤に
溶解させた溶液を加えることにより変性した後、C=C
二重結合を持つ親水性の重合性モノマー及び重合触媒を
加え、重合することにより得られる。
本発明の電気粘性液体の分散相としての微粉体の原料と
して用いられる無機ゾルとしては、コロイダルシリカ(
シリカゾル)、アルミナンゾル、ジルコニアゾル、酸化
アンチモンゾル等から選ばれた一種ないしは、これらの
混合物より選ばれるが、無機ゾルであればこれらに限定
されるものではない。
また本発明の電気粘性液体の分散相としての微粉体の核
として用いられる無機粉体としては、微粉末シリカ、ア
ルミナ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリ
ウム、硫酸カルシウム、ドロマイト、カオリンクレー、
焼成りレー、ハードクレー、セリサイト、滑石、タルク
、クラストナイト、ベントナイト、白雲母、金雲母、黒
雪母、水酸化アルミニウム、亜鉛華、活性白土、ハロサ
イト、酸化チタン、石膏、軽灰、重灰、ケイソウ土、シ
ラス、シラスバルーン等から選ばれた一種ないしはこれ
らの混合物より選ばれるが、無機粉体であればこれらに
限定されるものではない。
本発明において、無機ゾル又は無機粉体の変性に用いら
れる 一般式 %式%() で表される、少なくとも一つ以上の珪素元素を分子内に
含有する化合物は、本発明において次の3つの重要な役
割を果たす。
ア、電気粘性液体における分散相の沈降に基く相分離の
原因となる、ゾル中の存在している微粒子間における凝
集を防ぎ、結果として電気粘性液体の安定性を高める役
割。
イ、電気粘性液体中に存在する微量の塩基成分により引
き起こされるゾル中に存在している微粒子の劣化もしく
は溶解を防ぎ、結果として電気粘性液体の安定性を高め
る役割。
つ、ゾル中に存在している微粒子表面の荷電の量を制御
し、結果として電気粘性液体の性能を高める役割。
以上の役割を担うべく、上記の少なくとも一つ以上の珪
素元素を分子内に含有する化合物は、微粒子表面を疎水
化する役割を果たす物、及び微粒子表面に電気粘性効果
を高めるために荷電構造を付与する役割を果たす物の2
系統の物を用いることが好ましい。
上記の少なくとも一つ以上の珪素元素を分子内に含有す
る化合物の中で、微粒子表面を疎水化する役割を果たす
物としては、 一般式 %式%() における、置換基Xが疎水性の構造であることが必要で
ある。該疎水性の置換基としては、(I)の構造に対し
ては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロ
ピル基、n−ブチル基、i −ブチル基、S−ブチル基
、t−ブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、C
−ヘキシル基、n−へブチル基、n−オクチル基、n−
ノニル基、n−デシル基、n−ドデシル基、ステアリル
基等の飽和炭化水素基、ビニル基、アリル基等の不飽和
炭化水素基、フェニル基、ベンジル基、ナフチル基、ビ
フェニル基等の芳香族炭化水素基、ハロゲン化炭化水素
基、ポリシロキサンの構造等を有する1官能性の疎水性
置換基が代表的なもので、(n)の構造に対しては、メ
チレン基、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレ
ン基、ペンタメチレン基、オクタメチレン基、プロピレ
ン基、エチリデン基等の飽和炭化水素基、ビニレン基、
プロペニレン基等の不飽和炭化水素基、フェニレン基、
ナフチレン基等の芳香族炭化水素基、ハロゲン化炭化水
素基、ポリシロキサンの構造等を有する2官能性の疎水
性置換基が代表的なものである。
また、微粒子表面に電気粘性液体を高めるために荷電構
造を付与する役割を果たす物としては、アンモニウム塩
構造、フォスフオニウム塩構造で代表されるカチオン構
造、カルボン酸金属塩、スルフォン酸金属塩、燐酸金属
塩で代表されるアニオン構造のいずれかもしくは両方の
構造を有しているものが好ましく用いられる。
上記2系統の化合物は、それぞれ一方だけを使用しても
、もちろんその効果は発揮されるが、両者の併用時に最
もその効果を認識することができる。
前記−数式で表される、少なくとも一つ以上の珪素元素
を分子内に含有する化合物のトータルの量は、無機ゾル
中の固形分又は無機粉体100重量部に対して3〜80
重量部であることが必要であり、好ましくは5〜50重
量部、更に好ましくは8〜40重量部であることが望ま
しい、該少なくとも一つ以上の珪素元素で分子内に含有
する化合物の量が3重量部以下だと分散相を形成する微
粒子の強度が充分でなく、結果として電気粘性液体の耐
久性が極端に乏しくなり、80重量部以上だと微粒子の
調製時に沈降現象が見られ微粒子調製が極めて困難にな
る。
本発明の電気粘性液体の分散相としての微粉体の調製に
用いられるC=C二重結合を持つ親水性の重合性七ツマ
−は、該微粒子の比重の制御及び電気粘性液体の特性を
高める役割を担うためのものであり、その量は、微粒子
の比重が0.90〜1.30、好ましくは0.93〜1
.05、さらに好ましくは91〜1.10になる量だけ
用いることが必要である。
無機ゾルが出発原料である場合には、その比重は次式に
従う。
d(b):微粒子の比重 Wsニジリカゾルの重量 Aニジリカゾルの固形分比率 dsニジリカゾルの固形分の比重 WI:重合性モノマーの重量 dl:重合性モノマーの比重 1Ilc:珪素含有化合物の重量 dC:珪素含有化合物の比重 また無機粉体が出発原料である場合には、その比重は次
式に従う。
d(b):微粒子の比重 WS:無機粉体の重量 dS:無機粉体の比重 W■:重合性七ツマ−の重量 dl:重合性モノマーの比重 WC:珪素含有化合物の重量 dc:珪素含有化合物の比重 該C=C二重結合を有する親水性の重合性モノマーとし
ては、アンモニウム塩構造、フォスフオニウム塩構造で
代表されるカチオン構造を有するもの、カルボン酸及び
その金属塩、スルフォン酸及びその金属塩等で代表され
るアニオン構造を有するもの、及びエチレングリコール
構造で代表されるノニオン構造を有するものが好ましく
用いられ、それぞれを単独又は混合して用いられる。
このような、C=C二重結合を有する親水性の重合性七
ツマ−の具体的な例としては、カチオン構造を持つもの
及び結果としてカチオン構造を持つものとして、N、N
−ジメチルアミノエチルアクリレート及びその4級塩、
N、N−ジメチルアミノエチルメタクリレート及びその
4級塩、N。
N−ジメチルアミノエチルアクリルアミド及びその4級
塩、N、N−ジメチルアミノエチルメタクリルアミド及
びその4級塩、N、N−ジメチルアミノプロピルアクリ
レート及びその4級塩、N。
N−ジメチルアミノプロピルメタクリレート及びその4
級塩、N、N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミド
及びその4級塩N、N−ジメチルアミノプロピルメタク
リルアミド及びその4級塩、アクリルアミン及びその4
級塩、アクリルアミド及びその誘導体、メタクリルアミ
ド及びその誘導体、アクリロイルモルフォリン等が挙げ
られる。
又アニオン構造を有するか、有する事が可能なものの例
としては、アクリル酸及びその金属塩、メタクリル酸及
びその金属塩、マレイン酸及びその金属塩等のカルボン
酸の誘導体や、p−スチレンスルフォン酸及びその金属
塩、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルフォ
ン酸及びその金属塩等のスルフォン酸及びその誘導体等
を挙げることができる。
更に、ノニオン構造を有するか、有する事が可能なもの
の例としては、ポリエチレングリコールアクリレート、
メトキシポリエチレングリコールアククリレート、ポリ
エチレングリコールメタクリレート、メトキシポリエチ
レングリコールメタクリレート、ポリエチレングリコー
ルジアクリレート、メトキシポリエチレングリコールジ
アクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレー
ト、メトキシポリエチレングリコールジメタクリレート
、アリルオキシポリエチレングリコール、メトキシアリ
ルオキシポリエチレングリコール、ジアリルオキシポリ
エチレングリコール等のエチレンゲリコール構造を分子
内に有するもの、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒド
ロキシエチルメタクリレート、ポリビニルアルコールア
クリレート、ポリビニルアルコールメタクリレート、ポ
リビニルアルコールジアクリレート、ポリビニルアルコ
ールメタクリレート、アリルオキシポリビニルアルコー
ル、ジアリルオキシポリビニルアルコール等の水酸基構
造を分子内に有するものなどが挙げられるが、該C=C
に重結合を有する親水性の重合性モノマーとしてはこれ
らに限定されるものではない。
本発明の電気粘性液体を構成する分散相として用いられ
る微粉体は、上記の無機ゾル又は無機粉体、C=C二重
結合を有する親水性の重合性上ツマ−及び 一般式 %式%() で表される、少なくとも一つ以上の珪素元素な分子内に
含有する化合物の水溶液に重合触媒を加えて微粒子状に
重合するか、ブロック状に重合したものを粉砕する事に
より得ることができる。
特に、非常に細かい粒径が必要な時は、通常、原料を含
有する水溶液を有機溶剤又は各種オイル中に懸濁液状に
分散した状態で重合する事により調製する。
上記重合反応に用いる重合触媒としては、過酸化二値酸
カリウム、過酸化二値酸アンモニウム、t−ブチルヒド
ロペルオキシド、過酸化−七−ブチル、クメンヒドロペ
ルオキシド、過酸化アセチル、過酸化ベンゾイル、過酸
化ラウロイル、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス
−2,4−ジメチルバレロニトリル、アゾビスシクロヘ
キサンカルボニトル、アゾビス−2−アミジノプロパン
・HCl塩など通常用いられるラジカル開始剤はいずれ
も用いることができ、その重合条件により選択されるが
、主として水溶性の物が本発明では好ましく用いること
ができる。
上記手法により得られた微粉体は、微粉体100重量部
当り0.03〜10重量部、好ましくは0.05〜8重
量部の水が吸着していることが望ましい、0.03重量
部以下だと電気粘性効果が不十分であり、また10.0
重量部以上だと電流が流れ過ぎ電気粘性効果が阻害され
ると同時に耐久性も著しく悪くなってしまう。
また、本発明の電気粘性液体に用いられるべきき分散媒
体としては、シリコーン油又は変性シリコーン油の中で
非反応性のものが好ましく用いられ、これらの例として
は、ポリジメチルシロキサン、ポリメチルフェニルシロ
キサン、ポリジフェニルシロキサン、ポリメチルクロロ
フェニルシロキサン、ボッメチル長鎖アルキルシロキサ
ン、ポリメチルシアノプロピルシロキサン、ポリメチル
−3,3,3−)リフルオロメチルシロキサンより選ば
れたユニットの単独若しくは共重合体の少なくとも一つ
またはそれらの混合物で、その比重が上述の分散相の比
重0.90〜1.30、好ましくは0.91〜1.10
、更に好ましくは0゜93〜1.05に同じくなるよう
に選ぶことが重要である。
また該分散媒体として用いる非反応性のシリコーン油又
は変性シリコーン油の粘度は、室温において3〜300
センチボイス(cp)、好ましくは5〜250センチボ
イズ(cp)、更に好ましくは5〜50センチボイズ(
cp)の粘度を有する物を用いる事が必要である。該分
散媒体の粘度が適当な範囲にある場合、その粘度は低い
ほど、該分散媒体を用いた電気粘性液体の粘度も低くな
り、結果として電気応答による粘度変化のダイナミック
レンジを大きくする事、すなわち電気粘性液体に高い電
気応答性を付与することができる。
該分散媒体の粘度が3センチボイズ(cp)以下だと分
散相の分離・沈降の為に電気粘性液体の安定性が極端に
悪くなってしまい、300センチポイズ(cp)以上だ
と初期粘度が高くなってしまい、結果として電気応答性
が悪くなってしまう。
本発明の電気粘性液体において分散相の量は、5〜50
重量%、好ましくは15〜40重量%、さらに好ましく
は18〜35重量%であることが必要である0分散相の
量か5重量%未満だと電気粘性効果が乏しく、50重量
%を越えると初期粘度が高くなってしまい、結果として
電気応答性か悪くなってしまう。
実施例 以下に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に
説明するが、本発明の要旨を越えない限り、以下の実施
例に眼定されるものではない。
のム  1 無機ゾルであるコロイダルシリカ(スノーテックスC:
日産化学v4製)40gにTSL8350(東芝シリコ
ーン■製:γ−グリシドキシプロビルトリメトキシシラ
ン)2.8gおよびTSL8331(東芝シリコーン■
製:γ−アミノプロピルトリエトキシシラン)1.2g
を7.2gの水に溶解した水溶液を徐々に加え変性コロ
イダルシリカ水溶液を調製した。一方、アクリル酸リチ
ウム塩35g、アクリルアミド80g及びメチレンビス
アクリルアミド1.5gを200m1の水に溶解した水
溶液を調製した。この水溶液に前述の変性コロイダルシ
リカ水溶液を徐々に加え撹拌した。充分に撹拌した後過
酸比重硫酸アンモニウム塩0.4mgとドテラエチルエ
チレンジアミン200μmを加え撹拌して得られた混合
溶液を約40℃に保った流動パラフィン中にディスバー
ジョン状にて3時間撹拌しながら加熱し重合を行った。
重合終了後微粉状の重合体を濾紙にて濾過し、n−ヘキ
サン及びトルエンて洗浄した後、真空乾燥して粗製の有
機/無機複合微粉体を調製した。該11製の有機/無機
複合微粉体を室温にて3日間放置することにより電気粘
性液体の分散体として用いられる比重0.98の微粉体
を得た。
l  の4 2 分散相の合成例1の手法に準じコロイダルシリカ(スノ
ーテックスC)40gを、処理剤としてTSL8350
 (東芝シリコーン■製)2.8g及びAY43−02
1 (トーレ・シリコーン■製;オクタデシルジメチル
[3−(トリメトキシシリル)プロピル]アンモニウム
クロライド)1゜0gを用いて変性し、重合性七ツマ−
としてアクリル酸リチウム40g、ポリエチレングリコ
−ルアクツレート80g、メチレンビスアクリルアミド
1.Og及び触媒として過酸化硫酸アンモニウム塩0.
4mg、テトラエチルエチレンシアミン200m1を用
いて微粉体を調製した。
実」L凹」2 合成例1の方法にて得られた有機/無機微粉体30重量
%を、室温において粘度20cρ、比重0.95のシリ
コーン油(東芝シリコーン■yA:TSF451−20
)に分散させ懸濁液とした。
及立Mユ 合成例2の方法にて得られた有機/無機微粉体30重量
%を、室温において粘度20cp、比重0.95のシリ
コーン油(東芝シリコーンv4製:TSF451−20
)に分散させ懸濁液とした。
のΔ  3 微粉末シリカにプシルVN3 :日本シリカ■製)20
gにTSL8350 (東芝シリコーン■製)2.8g
及びTSL8331 (東芝シリコーン■製)1.2g
を7.2gの水に溶解した水溶液を室温にて徐々に加え
変性シリカ懸濁液を調製した。一方、アクリル酸リチウ
ム塩35g1アクリルアミド80g及びメチレンビスア
クリルアミド1.5gを200m1の水に溶解した水溶
液を調製した。この水溶液に前述の変性シリカ水溶液を
徐々に加え撹拌した。充分に撹拌した後過酸比重硫酸ア
ンモニウム塩0.4mgとドテラエチルエチレンジアミ
ン200μmを加え撹拌して得られた混合溶液を約40
0Cに保った流動パラフィン中にディスバージョン状に
て3時間撹拌しながら加熱し重合を行なった0重合終了
後微粉状の重合体を、濾紙にて濾過した後n−ヘキサン
及びトルエンで洗浄した後、真空乾燥して粗製の有機/
無機複合微粉体を調製した。該粗製の有機/無機複合微
粉体を室温にて3日間放置することにより電気粘性液体
の分散体として使用される比重0.98の微粉体を得た
のΔ  4 分散相の合成例3の手法に準じ、微粉末シリカにプシル
VN3 :日本シリカ輛製)20gを、処理剤としてT
SL8350 (東芝シリコーン■製)2.8g及びA
Y43−021 ()−レ・シリコーン■製)1.0g
を用いて変性し、重合性モノマーとしてアクリル酸リチ
ウム40g、ポリエチレングリコールアクリレ−)80
g、メチレンビスアクリルアミド1.Og及び触媒とし
て過酸化硫酸アンモニウム塩0.4ing、テトラエチ
ルエチレンジアミン200m1を用いて微粉体を調製し
た。
支胤■ユ 合成例3の方法にて得られた有機/無機微粉体30重量
%を、室温において粘度20cp、比重0.95のシリ
コーン油(東芝シリコーン■製/TSF451−20)
に分散させ懸濁液とした。
えtfL4 合成例4の方法にて得られた有1m/無機微粉体30重
量%を、室温において粘度20cρ、比重0.95のシ
リコーン油(東芝シリコーン■製/TSF451−20
)に分散させ懸濁液とした。
比」L凹」。
市販されているポリアクリル酸を水酸化リチウムで中和
して得られたポリアクリル酸リチウム100重量部に水
分を30重量部含有させ粉砕分粒して得られた平均粒径
約10μm含水ポリアクリル酸リチウム30重量%、室
温において粘度20cp、比重0.95のシリコーン油
(東芝シリコーン製:TSF451−20)に分散させ
懸濁液とした。
L1■ユ 市販されている粒径200mμのシリカ粉体を分散剤と
してアミノ変性ポリシロキサンを用い、室温において粘
度20cp、比重0.95のシリコーン油(東芝シリコ
ーン製:TSF451−20)分散させ懸濁液とした。
Ki五ユ 各サンプルの粘度測定は二重円筒型回転粘度計を使用し
内外円筒間に電圧を印加し、同一剪断速度(375se
c−’)に於ける当該粘度計の軸力(トルク)で表した
値を第1表に示した。
(以下余白) 第  1  表 *1ニ一定の剪断速度における電場の強さEとトルクT
との関係を示した第1図において、Toは電場をかけて
いない時のトルク、Sは印加電場に対するトルクの変化
の割合、Eoは臨界電場を表し、Eo以下では電気粘性
効果は観測されない。
また沈降性の評価は、メスシリンダーに電気粘性液体を
入れ、3日間室温にて放置し、その沈降状況を目視にて
評価した。評価した値は第2表に示した通りである。
(以下余白) 第  2  表 ■ 第1表及び第2表で明かなように、本発明の分散相を用
いた電気粘性液体は、沈降・分離等の現象が極端に制御
され、結果として安定性に非常に優れ、かつ電気応答性
にも優れた物であった。
ハ9発明の効果 本発明の電気粘性液体は、長期間にわたって安定で、優
れた電気応答性を示し、且つゴム状の弾性を示す材料な
膨潤・溶解させる油または溶剤を含まないために、ゴム
状弾性材料と直接接触する状態で使用することができ、
更に分散相が軽量な為、電気粘性液体の軽量化をも可能
にできるため各種デバイスに有用に用いることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は一定の剪断速度における電場の強さEとトルク
Tとの関係を示す図で、Toは電場をかけていない時の
トルク、Sは印加電場に対するトルクの変化の割合、E
oは臨界電場を表し、E。 以下では電気粘性効果は観測されない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 水又は有機溶剤に分散した無機ゾル又は無機粉体に、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 又は ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (X:疎水性の置換基) で表される化合物の少なくとも一種類を水又は有機溶剤
    に溶解させた溶液を加えて変性し、さらにC=C二重結
    合を持つ親水性の重合性モノマー及び重合触媒を加えて
    重合することにより得られた直径0.5〜100mμ、
    比重0.90〜1.30の微粒子5〜50重量%の分散
    相と比重0.90〜1.30のシリコーン油95〜50
    重量%の液相とから構成されることを特徴とする電気粘
    性液体。
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