JPH0130271Y2 - - Google Patents

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JPH0130271Y2
JPH0130271Y2 JP1983071826U JP7182683U JPH0130271Y2 JP H0130271 Y2 JPH0130271 Y2 JP H0130271Y2 JP 1983071826 U JP1983071826 U JP 1983071826U JP 7182683 U JP7182683 U JP 7182683U JP H0130271 Y2 JPH0130271 Y2 JP H0130271Y2
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JP
Japan
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sun visor
sound
circuit means
microphones
sound collection
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  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車載用音声認識装置の音声入力用集音
機能を備えた集音装置に関するものである。
自動車の車室内で音声認識装置を使用する場
合、走行時騒音やオーデイオ再生音などが認識に
悪影響を与える。本考案はこの問題点を解決する
ために成されたもので、サンバイザに高指向性の
集音機構を内蔵させることにより、例えばドライ
バの発生音声のみを高SN比で集音できる集音機
能を備えた集音装置を提供することを目的とす
る。
以下、本考案の実施例を図面とともに説明す
る。第1図は本実施例における集音装置の外形図
で、サンバイザ2に電気音響変換器としてのマイ
クロホン(以下マイクと称する。)1a〜1dお
よび音声認識装置との接続コネクタ3が設けられ
ている。第2図はマイク1a〜1dを含む指向性
集音機構の構成を示し、4,5,8は加算器、
6,7は増幅器、9はバンドパスフイルタであ
る。マイク1a〜1dは直線上に所定の間隔を有
して配列される。そして、中央のマイク1b,1
cと両端のマイク1a,1dが夫々対となつてお
り、各対ごとのマイク出力信号が第1の加算器
4,5によつて加算される。加算器4,5の出力
信号は夫々増幅器6,7に入力される。増幅器
6,7の各増幅率は所定の比率となるように重み
付けされており、前記信号は増幅器6,7で夫々
増幅された後第2の加算器8で加算され、バンド
パスフイルタ9を介して出力される。
第3図はマイク1a〜1dの配置と音源Sとの
位置関係を示し、この第3図を参照して指向性の
得られる原理について説明する。各マイク1a〜
1dは夫々間隔dでもつて配置されており、マイ
ク1b,1cの中点をマイク中心点Oとするとと
もにマイク1b,1cの垂直二等分線上をマイク
の正面方向とする。マイク1a〜1dによつて集
音される音の音源Sは中心点Oから距離Rの位置
にある。マイク正面方向と音源Sとの成す音源角
はθであり、音源Sと中心点Oを結ぶ線にマイク
1b,1cから下ろした垂線の足をC,Dとす
る。ここで、音源Sが強さQ〓ejωtなる点音源であ
るとすれば、音源Sから距離Rだけ離れた点にお
ける音圧Pは周知の P=jωρQ〓/4πR・ej(ωt−kR) (1) なる式で表わされる。ここで、ωは角周波数、ρ
は空気密度、k(=ω/C)は波定数、Cは音速
である。今、マイク間隔dに比べて音源距離Rが
充分大きいとすれば、マイク1bと音源Sとの距
離は音源距離Rより線分OCだけ短く、またマイ
ク1cと音源Sとの距離は音源距離Rより線分
ODだけ長い。OC=OD=d/2・sinθであり、
また距離による音波の減衰よりも距離差による位
相ずれが大きいとして、(1)式の分母の距離項につ
いてはR≫d/2・sinθなる近似式を用いると、
マイク1b,1cの音圧P2,P3は P2≒jωρQ〓/4πR・ ej{ωt−k(R−d/2sinθ)} (2) P3≒jωρQ〓/4πR ・ej{ωt−k(R+d/2sinθ)} (3) となる。故に、マイク1b,1cから成るマイク
対の音圧信号は P23≒2jωρQ〓/4πR・ej(ωt−kR) ×cos(kd/2・sinθ) (4) となる。マイク1a,1dからなるマイク対の音
圧信号についても同様にして P14≒2jωρQ〓/4πR・ej(ωt−kR) ×cos(3kd/2・sinθ) (5) と表わされる。増幅器6,7の増幅率を夫々
G1/2,G2/2とすれば、θ方向の音源Sに対
する集音器の出力音圧信号は PT≒jωρQ〓/4πR・ej(ωt−kR)×{G1cos(kd/2
・sinθ)+G2cos(3kd/2・sinθ)}(6) となる。
上述の出力音圧信号をマイク正面方向の音源
(θ=0)に対する出力音圧信号で正規化すれば、
集音器指向特性を表わす式は D≒1/(G1+G2)・|G1cos(kd/2・sinθ)+G2
cos(3kd/2・sinθ)|(7) となる。ここで、(7)式における絶対値項内をyと
して変形すれば y=4G2cos3(kd/2・sinθ) +(G1−3G2)cos(kd/2・sinθ) (8) となり、(8)式が3次のチエビシエフの多項式に対
応するように増幅率G1,G2を求めることができ
る。3次のチエビシエフの多項式T3は T3=4x3−3x (9) であるから、x=bcos(kd/2・sinθ)(ただし
b>1)と変換すれば(9)式は T′3=4b3cos3(kd/2・sinθ) −3bcos(kd/2・sinθ) (10) となる。(8)式と(10)式の係数を比較すると G2=b3 G1−3G2=−3b (11) となる。増幅率G1,G2は正面方向とその他の方
向との感度比を与える数値としてのパラメータb
に対して(11)式を満たすように決めれば良い。(10)式
においては正面方向ではθ=0であるからx=b
となつて感度が最大となり、ピーク値は4b3−3b
である。他方向ではx=±1/2のときに極大点
が現われ、ピーク値は1となる。従つて、この2
つのピーク値の比Iはパラメータbの関数とな
り、 I=1/(4b3−3b) (12) である。一例としてb=2.177と選べば、I=
1/31.6即ち−30dB以下となる。このとき、増
幅率G1=22.11,G2=9.49であり、増幅率の比率
G1/G2は2.331である。(11)式と(12)式から任意の感
度比に対する増幅率を決めることができる。
第4図は集音装置の内部構成を示し、サンバイ
ザ2の内部にマイク、付属回路を組込み、ドライ
バの音声だけを集音するようにしている。図にお
いて、10はサンバイザ2の枠、11は取付用器
具、12は回路基板、13はマイクホルダ、14
は基板取付具、15a〜15gは加算器、増幅
器、バンドパスフイルタなどの付属回路部品であ
る。通常、サンバイザ2は枠10を半硬質ウレタ
ンあるいはフエルト類でサンドイツチ状に挾み、
塩化ビニールの表皮で覆つた構成としており、取
付用器具11により車体天井にねじ止めされ、上
下、左右の2軸方向に回転できるようになつてい
る。付属回路部品15a〜15gおよび接続コネクタ
3は回路基板12上に取付けられ、回路基板12
は基板取付具14によつて枠10に取付けられ
る。マイク1a〜1dは棒状の半硬質ゴムあるい
はプラスチツクから成るマイクホルダ13に等間
隔にあけられた穴に集音面を外側にして埋込ま
れ、マイクホルダ13はマイク1a〜1dの中央
がドライバ席の正面にくるようにサンバイザ2の
縁にドライバ側に向けて取付けられる。また、マ
イク1a〜1dは回路基板12に配線されてい
る。付属回路に必要な電源は音声認識装置から接
続コネクタ3を介して供給される。集音装置の出
力信号線は接続コネクタ3から枠10に沿つて車
室天井裏に入り、車体に沿つて音声認識装置まで
配線される。
上記構成の集音装置では、マイク1a〜1dの
中央方向では感度が高く、他の方向では感度が低
いため、周囲の騒音を集音せずにマイク中央のド
ライバの音声だけを集音することができる。又、
マイク1a〜1dは直径9mm、長さ10mm、重さ1
gほどの小形エレクトレツト・コンデンサ・マイ
クが使用でき、付属回路は通常の演算増幅器や抵
抗素子などで構成できるためにサンバイザとして
の外寸、重量が大きく増加することはない。
第5図は集音装置の断面図を示し、16は半硬
質ウレタンあるいはフエルト類から成るサンバイ
ザのパツト、17は塩化ビニールから成るサンバ
イザの表皮である。サンバイザ2は車室内の2次
衝突時に乗員の安全を守るために軟らかいパツト
が入つたものが多いが、第4図の構成の集音機構
を両側から軟らかいパツト16で挾み、マイクの
前面を除いて表皮17を被せることにより、表面
が軟らかく従来のサンバイザと外形があまり変わ
らないサンバイザを構成することができる。接続
コネクタ3は音声認識装置の入力端子に接続され
るが、自動車メーカが予め入力端子を車室天井前
部あるいはインパネ下部に配線しておけばユーザ
は本実施例の集音装置を簡単に取付けることがで
きる。
第6図は他の実施例を示し、この例ではロータ
リ式スイツチ18がサンバイザ2の枠10に設け
られており、サンバイザ2を天井に完全に収納し
ている状態ではスイツチ18によつて集音機構の
出力がオフされ、会話などによる誤動作を防止す
ることができる。じやまにならない程度にサンバ
イザ2を降ろしている状態ではスイツチ18がオ
ンとなつて集音機構の出力がオンとなり、音声認
識装置を使用することができる。
第7図はさらに他の実施例を示し、19a,1
9bは互に歯合する歯車、20a,20bはプー
リ、21はプーリ20a,20b間に掛けられた
ベルト、22はサンバイザ枠、23はサンバイザ
2の心棒、24は取付ねじである。歯車19aは
心棒23に固定され、歯車19bと一体のプーリ
20aは心棒23に回転自在に支持され、プーリ
20bは枠22に回転自在に支持されるとともに
マイクホルダ13と一体である。マイク1a〜1
dはサンバイザ2が天井に収納されているときに
ドライバの口元に向くように調整されており、最
大感度方向はドライバを向いている。ドライバが
前方からの直射光を遮るためにサンバイザ2を降
ろすと歯車19aは固定されているから歯車19
b、プーリ20a、ベルト21を介してプーリ2
0bが回転し、マイク1a〜1dの向きが変わ
る。例えばサンバイザ枠22が心棒23を中心に
120゜回転したときにプーリ20bが120゜回転する
ようにプーリ20a,20bの直径の比を決めて
おけば、マイク1a〜1dがドライバの方向を向
くようにすることができる。また、ドライバが右
方向の直射光を遮るためにサンバイザ2を水平に
回動させたときには心棒23の回動に伴つて歯車
19bとプーリ20aが同時に回転し、従つて、
プーリ20bが回転する。このとき、例えば心棒
23が水平方向に100゜回動したときに歯車19b
が180゜回転するように歯車19a,19bのギヤ
比を選んでおけばマイク1a〜1dはドライバの
方向を向いている。このようにサンバイザ2の位
置が変わつても常にマイク1a〜1dがドライバ
の方向を向くような機構を付加することにより内
蔵している高指向性集音機構の特性をどんな場合
でも充分に生かすことができ、より一層SN比の
高い音声を集音することができる。
以上のように本考案においては、車両のサンバ
イザに高指向性の集音機構を内蔵しており、ドラ
イバの発声音声など特定方向からくる音声を高
SN比で集音することができる。又、サンバイザ
は車体への着脱が容易であるので集音機構の着脱
も容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る集音装置の外形図、第2
図は本考案に係る集音機構の構成図、第3図は本
考案に係るマイクと音源との位置関係図、第4図
は本考案の一実施例に係る集音装置の内部構成を
示す斜視図、第5図は本考案の一実施例に係る集
音装置の断面図、第6図は本考案の他の実施例に
係る集音装置の断面図、第7図は本考案のさらに
他の実施例に係る集音装置の内部構成を示す斜視
図である。 1a〜1d……マイク、2……サンバイザ、
4,5……第1の加算器、6,7……増幅器、8
……第2の加算器、10,22……サンバイザの
枠、11……取付用器具、12……回路基板、1
3……マイクホルダ、14……基板取付具、16
……パツト、17……表皮、18……ロータリ式
スイツチ、19a,19b……歯車、20a,2
0b……プーリ、21……ベルト、23……心
棒。尚、図中同一符号は同一又は相当部分を示
す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 直線上に所定の間隔で配列された少なくとも
    4個以上の偶数個の電気音響変換器と、電気音
    響変換器列の中央を通るとともに該列に交差す
    る軸を対称軸として対称位置にある各対ごとの
    電気音響変換器の出力信号を加算する少なくと
    も2個の第1の加算回路手段と、第1の加算回
    路手段の出力信号を夫々所定の比率で重み付け
    する重み付け回路手段と、重み付け回路手段の
    出力信号を加算する第2の加算回路手段とによ
    つて前記対称軸方向に指向性を有する集音機構
    を構成し、前記各回路手段を車両のサンバイザ
    に埋設するとともに前記各電気音響変換器を集
    音面が乗員側になるようにサンバイザに埋設し
    たことを特徴とする集音装置。 (2) 前記サンバイザがその動きに応動して集音機
    構をオンオフするスイツチ手段を有することを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の集音装置。 (3) サンバイザにおける電気音響変換器支持部分
    がサンバイザの動きに応動するようにし、サン
    バイザを動かした場合に電気音響変換器の集音
    面が常に乗員側に向くようにしたことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の集音
    装置。
JP1983071826U 1983-05-12 1983-05-12 集音装置 Granted JPS59176247U (ja)

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JP1983071826U JPS59176247U (ja) 1983-05-12 1983-05-12 集音装置

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JP1983071826U JPS59176247U (ja) 1983-05-12 1983-05-12 集音装置

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JPS59176247U JPS59176247U (ja) 1984-11-26
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JPS6067223U (ja) * 1983-10-17 1985-05-13 三菱自動車工業株式会社 車室内用マイクロフオン装置

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JPS59176247U (ja) 1984-11-26

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