JPH01302379A - 貼着材およびその製造方法 - Google Patents

貼着材およびその製造方法

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JPH01302379A
JPH01302379A JP13310588A JP13310588A JPH01302379A JP H01302379 A JPH01302379 A JP H01302379A JP 13310588 A JP13310588 A JP 13310588A JP 13310588 A JP13310588 A JP 13310588A JP H01302379 A JPH01302379 A JP H01302379A
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JP
Japan
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postcard
layer
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continuous
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JP13310588A
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English (en)
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Noboru Matsuguchi
松口 昇
Tadashi Matsuguchi
松口 正
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Daimatsu Kagaku Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Daimatsu Kagaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は貼着材およびその製造方法に関し、特にたと
えば秘密事項が記載された部分に貼着されてその部分を
一時的に隠すことができる、貼着材およびその製造方法
に関する。
(従来技術) この発明の背景となる従来の貼着材には、シート状の基
材の裏面に感圧型接着剤層を形成したものがあった。
(発明が解決しようとする問題点) このような従来の貼着材では、それを被貼着材の表面に
貼着すれば、被貼着材の表面を隠すことができるが、貼
着材を被貼着材の表面から剥離することが困難であるの
で、秘密事項を一時的に隠すためには向かない。
そこで、貼着材を被貼着材の表面から剥離することがで
きるようにするために、被貼着材の表面にシリコン加工
などのような剥離加工を施して、貼着材が剥離可能とな
るように構成することが考えられる。しかしながら、貼
着材とは別体である被貼着材の表面に剥離加工を施すこ
とは困難であり、コストが高くなる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、被貼着材の表面
に加工を施すことなく被貼着材の表面を一時的に隠すこ
とができる、貼着材およびその製造方法を提供すること
である。
(問題点を解決するための手段) 第1の発明は、隠ぺい性を有するシート基材と、シート
基材の一方主面に形成されるプライマ層と、プライマ層
の表面に形成される熱接着性樹脂層とを含む、貼着材で
ある。
第2の発明は、隠ぺい性を有するシート基材を準備する
工程と、シート基材の一方主面にプライマ層を形成する
工程と、プライマ層の表面に熱接着性樹脂層を形成する
工程とを含む、上述の貼着材を製造するための貼着材の
製造方法である。
第3の発明は、シート基材と、シート基材の一方主面に
形成され隠ぺい性を有する隠ぺい層と、隠ぺい層の表面
に形成されるプライマ層と、プライマ層の表面に形成さ
れる熱接着性樹脂層とを含む、貼着材である。
第4の発明は、シート基材を準備する工程と、シート基
材の一方主面に隠ぺい性を有する隠ぺい層を形成する工
程と、隠ぺい層の表面にプライマ層を形成する工程と、
プライマ層の表面に熱接着性樹脂層を形成する工程とを
含む、上述の貼着材を製造するための貼着材の製造方法
である。
(作用) 熱接着性樹脂層の表面を被貼着材の表面にあてて熱接着
性樹脂層に熱を加えれば、熱接着性樹脂層によって、貼
着材が被貼着材の表面に貼着される。この場合、プライ
マ層は、熱接着性樹脂層の接着力を強める働きをする。
そのため、熱接着性樹脂層は、シート基材あるいは隠ぺ
い層に強く接着され、被貼着材に弱く接着される。また
、この状態では、被貼着材の表面が、隠ぺい性を有する
シート基材を含む貼着材においてはシート基材によっ、
て隠され、一方、隠ぺい性を有する隠ぺい層を含む貼着
材においては隠ぺい層によって隠される。
それから、シート基材をはがせば、隠ぺい性を有するシ
ート基材を含む貼着材では、シート基材とともにプライ
マ層および熱接着性樹脂層が被貼着材からはがれ、一方
、隠ぺい性を有する隠ぺい層を含む貼着材では、シート
基材とともに隠ぺい層、プライマ層および熱接着性樹脂
層が被貼着材からはがれる。そのため、被貼着材の表面
が見える。
(発明の効果) この発明によれば、被貼着材の表面に加工を施すことな
(被貼着材の表面を一時的に隠すことができる、貼着材
およびその製造方法が得られる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点
は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から
一層明らかとなろう。
(実施例) この発明はたとえばはがき台紙などの被貼着材の表面に
貼着される貼着材およびその製造方法に関するが、この
実施例では、特に、はがき台紙の表面に貼着材が貼着さ
れたはがきおよびその製造方法について説明する。
第1図は、この発明の一実施例を示す表面図であり、第
2図は、その裏面図である。
このはがき連続紙10は、官製はがき大に形成されたは
がき台紙12とこのはがき台紙12の一部に貼着された
貼着材としての被覆材14を含む。
このはがき連続紙10は、第5A図で示すように、官製
はがき大に形成されたはがき台紙12に分離可能に形成
されてなるはがき連続原紙10aを含む。すなわち、各
はがき台紙12の境界線上には適宜にミシン目が形成さ
れてはがきを構成するように形成され、そのはがき連続
原紙10aの両端には、適宜な間隔をおいてスプロケッ
ト孔16が連続して形成されている。
この発明において、はがき連続原紙10aには、典型的
な紙は勿論、合成紙、その他合成樹脂製シート等の薄状
材が含まれる。
次に、このはがき台紙12の表面に、特にたとえば金融
や保険の案内などのように秘密事項が記載された部分に
貼着される、被覆材14について、主として第2図、第
3A図および第3B図に基づいて説明する。
この被覆材14はシート状の基材18を含み、この基材
18は、たとえば紙、合成樹脂フィルムなどの比較的柔
軟で鋏などで切断することが可能な素材をもって形成さ
れ、この基材18の一方主面には隠ぺい層20が形成さ
れている。
隠ぺい層20は、たとえば銀インク等でベタの銀刷り印
刷をすることによって形成され、またはアルミホイル等
の隠ぺい力を有するフィルム材を接着剤等をもって積層
することによって形成される。
この隠ぺい層20の表面には、後述の熱接着性樹脂層2
4の接着力を強めるためのプライマ層22が形成される
。このプライマ層22は、隠ぺい層20の表面に、たと
えば塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体などの樹脂を塗布
することによって形成される。
さらに、プライマ層22の表面には、たとえば熱接着性
樹脂を、加熱しながら押し出しコーティングし、あるい
は溶剤に溶解させまたは水に分散させてグラビアまたは
シルクスクリーン等の印刷をすることによって、熱接着
性樹脂N24が形成される。
この熱接着性樹脂N24は、たとえば100℃ないし2
00℃の温度で溶融し、たとえば紙からなるはがき台紙
12に接着されることができるように形成されている。
前記熱接着性樹脂の例としては、EVA系の接着剤を選
択できる。この接着剤の組成は、EVA(エチレン−酢
酸ビニル共重合樹脂)、粘着付与剤、ワックス、抗酸化
剤からなり、補助的に可塑剤、充填剤が添加される場合
がある。
粘着付与剤としては、部分水添ロジンのグリセリンエス
テル、ロジンのグリセリンエステル、ペンタエリスリト
ール変成ロジン、石油樹脂、αメチルスチレン/ビニル
トルエン共重合体、テルペン油重合体、テルペンフェノ
ール重合体などがある。
ワックスとしては、パラフィンワックス、マイクロクリ
スタリンワックス、低分子量ポリエチレンワックス、フ
ィンシャート口ブシュワ、クス、カスターワックス、塩
素化パラフィンなどがある。
抗酸化剤としては、ヒンダードフェノール系化合物、サ
リチル酸系化合物、ベンゾフェノン系化合物、ベンゾト
リアゾール系化合物、燐系化合物、硫黄系化合物、有機
金属系化合物などがある。
前記実施例以外の熱接着性樹脂の例としては、スチレン
−ブタジェン−スチレン共重合体、スチレン−イソプレ
ン−スチレン共重合体、ポリエチレン、エチレン−エチ
ルアクリレート共重合樹脂、エチレン−アクリル酸共重
合樹脂、エチレン−アクリル酸メチル共重合樹脂、エチ
レン−メチルメタクリレート共重合樹脂、エチレン−メ
タクリル酸共重合樹脂、アイオノマー樹脂、ポリメチル
ペンテン樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂
、塩化ビニリデン樹脂、塩ビー酢ビ共重合樹脂、ポリア
ミド樹脂、スチレン−アクリル酸共重合樹脂、ポリスチ
レン樹脂、ポリアクリル酸共重合樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、ワックス類などが選択できる。
これらの材料をもって印刷・塗工するときには、加熱し
ながら、あるいは溶剤に溶かしまたは水に分散して用い
るとよい。
引き続き、被覆材14の製造方法について説明する。
まず、基材18を形成する紙を準備し、その−方主面に
、銀インクにてベタで銀刷り印刷を、たとえばオフセッ
ト印刷等の周知の印刷方法あるいはコーティングするこ
とによって隠ぺい層20を形成する。
次に、第4図に示すように、この隠ぺい層20が形成さ
れた基材18をロール状に巻いた積層物を、被覆材製造
装置30の保持ローラ32に装填する。
保持ローラ32に保持された基材18は、その一端が解
きほどかれて、樹脂塗布装置34に導かれる。この樹脂
塗布装置34は、基材18の隠ぺい層20の表面に、た
とえば、前記した塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体など
の樹脂22aを印刷・塗布するためのものである。
そして、この樹脂22aが印刷・塗布された基材18は
、乾燥機36に導かれ、そこで樹脂22aが、乾燥され
てプライマ層22として形成される。
次に、プライマ層22が形成された基材18は、たとえ
ば前記したエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂を主剤とす
る熱接着性樹脂24aを印刷・塗布するための熱接着性
樹脂塗布装置40に導かれる。
この熱接着性樹脂塗布装置40は、活版印刷、グラビア
印刷、シルクスクリーン印刷など公知の印刷・塗布方法
を利用した印刷・塗布装置である。
この熱接着性樹脂塗布装置40によって、プライマ層2
2の表面には、熱接着性樹脂24aが印刷・塗布される
次に、この熱接着性樹脂24aが印刷・塗布された基材
18は、乾燥機42に導かれ、そこで熱接着性樹脂24
aが乾燥されて熱接着性樹脂層24として形成される。
このようにして、第5B図に示すように、基材18の一
方主面に隠ぺい層20、プライマ122および熱接着性
樹脂層24が順次積層された被覆材の連続体14aが形
成される。
この被覆材の連続体14aは、引き続き巻取ローラ44
でロール状に巻き取られる。
この実施例においては、第2図および第5B図に示すよ
うに、基材18の一方主面に隠ぺい層20が形成され、
隠ぺい層20の表面にプライマ層22が形成され、さら
に、プライマ層22の表面に熱接着性樹脂層24が形成
されている。そして、プライマ層22によって、熱接着
性樹脂層24の接着力が強められている。したがって、
熱接着性樹脂層24は、基材18に強く接着され、はが
き台紙12に弱く接着される。
なお、基材18の例としては前記の例の他、合成紙5セ
ロハン、ポリエチレン、ポリエステル等のフィルムまた
はアルミホイル等が挙げられるが、この被覆材の連続体
14aを切り離してなる被覆材I4をはがき台紙12に
貼着したときに、熱接着性樹脂層24の接着力に抗して
この被覆材14がはがき台紙12から不用意に剥離しな
いようにするために、比較的柔軟なものを選択するのが
よい。
また、この基材18としてアルミホイル等のように隠ぺ
い性に優れたものを選択した場合には、隠ぺいJii2
0を形成しなくてもよい。この場合、プライマN22は
基材18の一方主面に形成される。
また、基材18の表面には、適宜はがきの性質に通した
印刷を施してもよく、前記した実施例のように連続した
ものの場合に、たとえば基材18の送りピッチを検知す
るための検知マーク(矢印)を墨色等によって印刷して
もよい。
次に、前記はがき連続原紙10aの表面に被覆材14を
接着する方法について、主として、第6図ないし第11
図に示す接着装置に基づいて説明する。
この被覆材の接着装置100は、第5A図に示すはがき
連続原紙10aを被覆材14の貼られる位置に送り込む
ように形成された連続紙移送装置102を含む。
この連続紙移送装置102は、接着装置本体104の略
両端に形成されたスプロケット移送装置106と、接着
装置本体104の略中夫に形成され、はがき連続原紙1
0aをその移送方向に適宜な距離、本実施例においては
はがき台紙12に貼られる被覆材14の1枚あたりの長
さ相当分、はがき連続原紙IQaを移送する接着部移送
装置108とを含む。スプロケット移送装置106は、
はがき連続原紙10aのスプロケット孔16に嵌合する
凸起が形成されたベルトを回動させ、前記凸起をスプロ
ケット孔16に順次嵌合させてはがき連続原紙10aを
移送するように形成されている。
接着部移送装置108は、第7A図に示されるように接
着装置本体104の前後に掛は渡された軸112に固定
された連続紙移送カム114を含み、この連続紙移送カ
ム114は、その′胴部に適宜な溝が形成され、その連
続紙移送カム114の等速回転により、リンク機構11
6に上下および前後の適宜な運動を与え、そのリンク機
構116に固定された接着部移送台118に前後の連続
あるいは断続的な運動をすることができるように構成さ
れている。すなわち、リンク機構116は、接着装置本
体104に枢軸116aをもって揺動自在に固定された
リンク116bが、接着部移送台118に回転自在に固
定されたリンク116Cに回動自在に固定されてなり、
連続紙移送カム114の回転により、リンク機構116
を介して接着部移送台118が前後進する。
なお、連続紙移送装置102において移送されるはがき
連続原紙10aの移送量は、第7B図において示すよう
に、はがき連続原紙10aの移送量を検知する同期装置
119によって検知される。
すなわち、接着装置本体104の前後に設けられたタイ
ミングプーリー119aおよび他のタイミングプーリ−
119b間に掛は渡されたタイミングヘルド119Cに
、接着部移送台118の一部が連結片119dにて連結
され、接着部移送台118の移送距離をタイミングブー
U −119bに連結されたエンコーダー119eから
のパルス信号によって検知し、連続紙移送装置102に
形成された駆動源であるパルスモータ−の回転を制御し
て、全体的に制御するように構成されている。
引き続き、前記連続紙移送装置102によって順次送ら
れるはがき連続原紙10aの表面に接着される、被覆材
14の移送装置について、主として第8図、第9A図お
よび第9B図に基づいて説明する。
この被覆材移送装置120は、被覆材14を連続して形
成してなる被覆材の連続体14aが、ロール状に巻かれ
てなるものを装填するり−ル122と、前記リール12
2より引き出された被覆材の連続体14aの移送量を検
知し、被覆材の連続体14aが特定の位置にきたときに
その位置に到達したことを検知し、かつ被覆材移送装置
120の制御部に電気信号を発する被覆材検知装置12
4と、該被覆材検知装置124よりもより下流に設けら
れ、被覆材の連続体14aを適宜な長さに切断する被覆
材切断装置126とを含む。
そして、被覆材移送装置12−0においては、その被覆
材の連続体14aを切断する被覆材切断装置126の前
後に、軸にゴム製リングが固着されてなる被覆材移送体
128が形成され、各被覆材移送体128のリングが互
いに接触しながら回転するように、被覆材切断装置12
6の前後において1対ずつ設けられている。
そして、1対の被覆材移送体128のリング間に挟まれ
た被覆材の連続体14aは、その被覆材移送体128の
回転により、はがき連続原紙10aの表面上の適宜な位
置に送り込むように形成されている。
また、被覆材切断装置126は、カッタ130aおよび
130bを含む。このカッタ130aおよび130bは
、その一端の枢軸130cを中心として回動自在に切断
装置本体132に固定され、その他端はリンク機構13
4に固定されている(第9A図および第9B図参照)。
前記リンク機構134は、前記切断装置本体132に回
動自在に固定された切断軸136と固定片138を介し
て回動自在に固定され、該切断軸136は、第9B図に
示すように、リンク140aおよび140bを介してカ
ム溝が形成された円板142に連結されている。そして
、この円板142は、前記連続紙移送カム114を固定
する軸112に固定されている。
したがって、円板142の回転にともない、リンク14
0aおよび140bを介して、切断軸136が円板14
2に形成されたカム溝の作用により回転させられ、それ
によってカッタ130aおよび130bが、切断装置本
体132に固定する枢軸130cを中心として回動させ
られ、被覆材の連続体14aを適宜な大きさに断裁する
ように形成されている。
次に、はがき連続原紙10aの表面に被覆材14を接着
する加圧加熱装置150について、主として第10A図
および第10B図に基づいて説明する。
この実施例においては、加圧加熱装置150は、前記被
覆材の連続体14aの先端をはがき連続原紙10aの幅
方向線状に押圧し、はがき連続原紙10aの表面に被覆
材の連続体14aを初期的に接着する線状加圧加熱装置
152と、前記線状加圧加熱装置152でその先端がは
がき連続原紙IQaの表面に貼着された被覆材14をは
がき連続原紙10aの表面に接着する、面状加圧加熱装
置154とを含む。
加圧加熱装置150は、四角形の枠状の移送基台156
を含む。この移送基台156に、綿状加圧加熱装置15
2を形成する直線状ヒータ158と、面状加圧加熱装置
154を形成する面状ヒータ160とが固定されている
。この面状ヒータ160は、はぼ被覆材14と同一の面
積を有する。
さらに、この実施例においては、移送基台156に、押
圧ローラ162が回動自在に固定されている。この押圧
ローラ162は、面状ヒータ160ではがき連続原紙1
0aの表面に接着された被覆材14の表面を押圧し、よ
り密着させるように形成される。そして、直線状ヒータ
158および面状ヒータ160が取り付けられた移送基
台工56は、前記接着部移送台118の上方に移動自在
に固定され、直線状ヒータ158、面状ヒータ160お
よび押圧ローラ162と接着部移送台118との間にお
いてはがき連続原紙10aが移送される。そして、移送
基台156は、接着部移送台118とともにはがき連続
原紙10aの進行方向に沿って前後進するように形成さ
れている。
そして、この移送基台156は、直線状ヒータ158お
よび面状ヒータ160と接着部移送台118とが接着し
たり離間したりすることができるように、接着部移送台
118の側部にて上方に向けて固定された支持部164
に、リンク機構166を介して、上下動自在に固定され
ている。
すなわち、リンク機構166を構成する略り字形リンク
166aの一端が移送基台156に回動自在に固定され
、リンク166aの中央において回動自在に軸168を
もって支持部164に固定されている。そして、同様な
上下流の1対のリンク機構166は、リンク166aの
他端にて、ターンバックル166bにて連結され、上下
流のリンク機構166が、同様な作動をするように構成
されている。該軸168は、前記支持部164に回動自
在に固定され、該軸168の回転により、移送基台15
6が、直線状ヒータ158および面状ヒータ160とと
もに上下動するように形成されている。
そして、前記軸168は、その一端に設けられた別のリ
ンク機構170を介して、カム溝を形成された円板17
2に連結されている。なお、円板172は、前記連続紙
移送カム114および円板142が固定された軸112
に固定されている。
このリンク機構170は、その中央に長溝が穿設された
案内体171aと、前記案内体171aの長溝内を回転
しながら移動する回転体171bと、前記軸168と該
回転体171bとを連結するリンク171Cとよりなる
揺動直進リンク機構170Aを含む、さらに、このリン
ク機構170は、前記案内体171aを上下動させるも
ので、前記案内体171aに連結されたリンク171d
と、前記リンク171dに回動自在に固定されたリンク
171eと、前記リンク171eの他端にて枢軸1’1
1fを介して連結された他のリンク171gと、前記リ
ンク171gと回動自在に連結されたリンク171hと
、前記リンク171hとその一端にて連結され接着装置
本体104に枢軸1711にて固定されたりンク171
jとからなる、上下動リンク機構170Bを含む。
そして、円板172に形成されたカム溝の作用によって
、上下動リンク機構170Bが働き、案内体171aが
、接着装置本体104に上下に形成された長孔171に
内を上下動させられることにより、揺動直進リンク機構
170Aのリンク17ICが揺動させられ、軸168が
適宜な角度で回転することにより、前述した別のリンク
機構166の作用によ恒、移送基台156が上下動する
ように形成されている。
この実施例においては、直線状ヒータ158および面状
ヒータ160が移送基台156に一体的に固定されてい
るが、直線状ヒータ158および面状ヒータ160各々
は、個別に温度調節装置(図示せず)によって、適宜な
温度になるように制御されている。
このように温度制御を各ヒータごとにするようにしたの
は、被覆材14に形成された熱接着性樹脂層24の特性
等によって、微妙な調節をすることができるようにする
ためである。
次に、この被覆材の接着装置の作動状態について、第1
1図に示すタイムチャートを参照して説明する。
はがき連続原紙10aは、連続紙移送装置102のスプ
ロケット移送装置106にて所定量移送させられる。
そして、接着部移送台118は、この実施例においては
、はがき連続原紙10aの下流側より上流側に移動する
一方、被覆材移送装置120によってリール122から
被覆材の連続体14aが移送され、それにともない被覆
材検知装置124が被覆材の連続体14aの表面に形成
された検知マーク、この実施例においては矢印を検知す
ることにより、被覆材の連続体14aの移送も一時停止
されるとともに、前記接着部移送台118も停止する。
このとき、被覆材切断装置126が作動して、カッタ1
30aおよび130bが円板142のカム溝の作用によ
り、被覆材の連続体14aを適宜な大きさ、すなわち−
片の被覆材14に断裁する。
そして、この被覆材切断装置126にて適宜な大きさに
切断されてなる被覆材14の先端は、はがき連続原紙1
0aの表面の最適な位置に位置し、加圧加熱装置150
を形成する線状加圧加熱装置152にてはがき連続原紙
10aの幅方向において直線状にその先端が加圧加熱さ
れ、初期的にはがき連続原紙10aの表面に被覆材14
の先端が接着される。
そのとき、加圧加熱と同時に、はがき連続原紙10aは
連続紙移送装置102の作動により、−定距離、この実
施例においては一片の被覆材14の略々長さ相当分下流
に移送される。すなわち、前のサイクルにて面状加圧加
熱装置154の下部に位置した被覆材14とはがき台紙
12とが加圧加熱されると同時に、はがき連続原紙10
aの下流への移動にともない被覆材14が所定距離移送
されることになる。
そして、接着部移送台118がレール体174上を所定
量移動した後、再び円板172のカム溝の作用によって
、線状加圧加熱装置152および面状加圧加熱装置15
4は、接着部移送台118より離間し、上方に位置する
。それとともに、接着部移送台118とともに線状加圧
加熱装置152および面状加圧加熱装置154とが、は
がき連続原紙10aの流れと逆方向に、すなわちもとの
上流側の所定の位置まで移動する。このとき、押圧ロー
ラ162が被覆材14の表面を回転しながら押圧するこ
とになる。
そして、再び、被覆材の連続体14aの断裁等の工程を
経て次のサイクルにて後から送られてきた被覆材14の
先端位置において、接着部移送台118と加圧加熱装置
150を形成する線状加圧加熱装置152および面状加
圧加熱装置154とが接合する。このとき、前のサイク
ルにて送られている被覆材14が面状加圧加熱装置15
4の下部に位置している。そして、次のサイクルの被覆
材14の先端が接着されたはがき連続原紙10aは、連
続紙移送装置102の作動により一定の距離移送される
とともに、先に前サイクルにて送られていた前の被覆材
14が面状加圧加熱装置154によって押圧加熱される
ことになる。
すなわち、その先端を接着された被覆材14が、面状加
圧加熱装置154の下部(初期的な上流側の位置)に位
置したときに、面状加圧加熱装置154は、接着部移送
台118表・面に、円板172に形成されたカム溝の作
用によって押し付けられ、被覆材14を加圧加熱する。
なお、はがき連続原紙10aの移送距離も、連続紙移送
装置102に形成されたエンコーダの発するパルスによ
ってその移送距離が規制され、中央処理装置176をも
って、被覆材移送装置I20、被覆材切断装置126お
よび加圧加熱装置150の移送を制御するように構成さ
れている。、ただし、はがき連続原紙10aは後進しな
いように形成され、接着部移送台118および加圧加熱
装置150の線状加圧加熱装置152および面状加圧加
熱装置154の後進に対応して、逆走されないように形
成されている。
このように、加圧加熱装置150は、前進、思案点(下
流側)、後進、思案点(上流側)のサイクルを繰り返し
て、第1図に示すように連続紙10を構成するはがき台
紙12の表面に適宜被覆材14が接着される。
そして、このようにして被覆材14にてその一部が被覆
されてなる連続紙10は、適宜折り畳まれ、その後適宜
切り離され、郵便局に差し出されることになる。
このようにして接着された被覆材14において、熱接着
性樹脂層24は、基材18ないしは隠ぺい層20に強く
接着され、はがき台紙12に弱く接着される。したがっ
て、第12A図および第12B図に示すように、たとえ
ば、被覆材14を切断してはがき台紙12から比較的簡
単に引き剥がすことができる。なお、被覆材14は、そ
れを切断しなくても全体をはがき台紙12から簡単に引
剥がすことができる。そして、はがき台紙12の表面を
見ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例を示す表面図であり、第
2図は、その裏面図である。 第3A図は、はがき単片を示す斜視図であり、第3B図
はその断面図である。 第4図は、被覆材の製造方法の一例を示す製造装置の図
解図である。 第5A図は、はがき連続原紙の表面図である。 第5B図は、被覆材の斜視図である。 第6図は、被覆材の接着装置全体を示す斜視図である。 第7A図および第7B図は、接着部移送装置の図解図で
ある。 第8図は、被覆材移送装置の要部を示す斜視図である。 第9A図は、第8図図示例より下流の被覆材切断装置の
近傍を示す斜視図であり、第9B図は被覆材切断装置の
背後の要部を示す図解図である。 第10A図は、被覆材の加圧加熱装置の要部を示す斜視
図であり、第10B図はその背後の要部を示す図解図で
ある。 第11図は、第6図図示例のタイムチャートを示す図で
ある。 第12A図および第12B図は、被覆材をはがき台紙よ
り引き剥がした状態を示す図であり、第12A図はその
斜視図であり、第12B図はその断面図である。 図において、10は連続紙、10aははがき連続原紙、
12ははがき台紙、14は被覆材、14aは被覆材の連
続体、16はスプロケット孔、18は基材、20は隠ぺ
い層、22はプライマ層、24は熱接着性樹脂層、30
は被覆材製造装置、32は保持ローラ、34は樹脂塗布
装置、36は乾燥機、40は熱接着性樹脂塗布装置、4
2は乾燥機、44は巻取ローラ、100は被覆材の接着
装置、102は連続紙移送装置、104は接着装置本体
、106はスプロケット移送装置、10Bは接着部移送
装置、112は軸、114は連続紙移送カム、116は
リンク機構、118は接着部移送台、120は被覆材移
送装置、122はリール、124は被覆材検知装置、1
26は被覆材切断装置、128は被覆材移送体、13’
Oa、130bはカッタ、132は本体、134はリン
ク機構、136は切断軸、138は固定片、140a、
140bはリンク、142は円板、150は加圧加熱装
置、152は線状加圧加熱装置、154は面状加圧加熱
装置、156は移送基台、158は直線状ヒータ、16
0は面状ヒータ、162は押圧ローラ、164は支持部
、166はリンク機構、166aはリンク、168は軸
、170はリンク機構、172は円板、174はレール
体、176は中央処理装置を示す。 特許出願人 大松化学工業株式会社 代理人 弁理士 岡 1) 全 啓 第1図 第2図 第3A図 第3B図 第4図 四 第5A図 10a 第5B図 16   2(J   22  24 第6 図 第7A図 第8図 第9A図 第9B図 第10Ac 川2A図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 隠ぺい性を有するシート基材、 前記シート基材の一方主面に形成されるプライマ層、お
    よび 前記プライマ層の表面に形成される熱接着性樹脂層を含
    む、貼着材。 2 隠ぺい性を有するシート基材を準備する工程、 前記シート基材の一方主面にプライマ層を形成する工程
    、および 前記プライマ層の表面に熱接着性樹脂層を形成する工程
    を含む、特許請求の範囲第1項記載の貼着材を製造する
    ための貼着材の製造方法。 3 シート基材、 前記シート基材の一方主面に形成され隠ぺい性を有する
    隠ぺい層、 前記隠ぺい層の表面に形成されるプライマ層、および 前記プライマ層の表面に形成される熱接着性樹脂層を含
    む、貼着材。 4 シート基材を準備する工程、 前記シート基材の一方主面に隠ぺい性を有する隠ぺい層
    を形成する工程、 前記隠ぺい層の表面にプライマ層を形成する工程、およ
    び 前記プライマ層の表面に熱接着性樹脂層を形成する工程
    を含む、特許請求の範囲第3項記載の貼着材を製造する
    ための貼着材の製造方法。
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