JPH013022A - 高硬度珪酸含有多成分ガラスの製造方法 - Google Patents

高硬度珪酸含有多成分ガラスの製造方法

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Publication number
JPH013022A
JPH013022A JP62-156494A JP15649487A JPH013022A JP H013022 A JPH013022 A JP H013022A JP 15649487 A JP15649487 A JP 15649487A JP H013022 A JPH013022 A JP H013022A
Authority
JP
Japan
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glass
silicic acid
hardness
component glass
powder
Prior art date
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Pending
Application number
JP62-156494A
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JPS643022A (en
Inventor
瀬川 英明
信一 近藤
西沢 恵一郎
Original Assignee
東ソー株式会社
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Publication date
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Publication of JPS643022A publication Critical patent/JPS643022A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、高硬度珪酸含有多成分ガラスの製造方法に関
するものである。本方法で製造された高硬度珪酸含有多
成分ガラスは硬度が高く、構造材(鎌維化し、複合材料
の素材とする等)、光学部品(光学素子、光通信用素子
等)、時計、航空機。
高圧容器などの窓材などに使用出来る。
[従来の技術] ガラスの硬度向上を目的とした方法には、■、結晶化法 ■、窒素含有法 ■、化学強化法などがある。
また硬度を向上させる方法として、本発明者らが昭和6
2年6月12日付特許出願で示したように、珪酸含有多
成分ガラスの周囲に窒素化合物粉末を充填し、不活性ガ
ス雰囲気内で高温高圧で処理することは、高硬度化に非
常に効果がある。この方法で得られたガラスは、高温高
圧処理することによりガラス中に圧縮応力が残り、それ
によって硬度があがると同時に、ガラス中にオキシナイ
トライドガラスに近い構造(5l−N)が形成され、さ
らに硬度が向上するという相乗効果によるものと考えら
れる。
しかし、窒素化合物粉末は非常に高価であるうえに、前
述したような用途で過激な使用に耐えるガラスとしては
さらに硬度の向上が必要とされている。また、高硬度の
ガラスを容易に製造する方法の要望も極めて強い。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明はこれらの問題点を解決するため、高硬度珪酸含
有多成分ガラスを容易に製造する方法を提供するもので
ある。
[問題点を解決するための手段および作用]すなわち本
発明は、珪酸含有多成分ガラスの周囲に炭素粉末を充填
し、窒素ガス雰囲気内で、軟化点以上に加熱し、かつ1
0 MPa以上に加圧することによる高硬度珪酸含有多
成分ガラスの製造方法である。
珪酸aR多成分ガラスの周囲に窒素化合物粉末を充填し
、不活性ガス雰囲気内で高温・高圧で処理するだけで硬
度は向上する。しかし、本発明のようにさらに高硬度珪
酸含有多成分ガラスの製造を可能にするためには、珪酸
含有多成分ガラスの周囲に炭素粉末を充填し、窒素ガス
雰囲気内で、軟化点以上に加熱し、かつ10 MPa以
上に加圧することが必要である。
ここで使用する珪酸含有多成分ガラスの種類は 。
特に限定はなく、例えばソーダガラス、鉛ガラス。
ホウケイ酸ガラスなどが好適に使用できる。また、珪酸
含有多成分ガラスは、いかなる方法で製造したものでも
よい。形状、大きさは、操作性の点で20cm程度のあ
らかじめほぼ製品寸法に加工されていることが好ましい
が、特に制限はない。
圧力は、珪酸含有多成分ガラスの大きさにもよるが、珪
酸含有多成分ガラス内に圧縮応力を残すために10 M
Pa以上を必要とする。
処理?FA度は、珪酸含有多成分ガラスに流動性を持た
せるため、軟化点以上でなければならない。
また雰囲気は窒素ガスを使用する。これは、珪酸含有多
成分ガラスの高硬度化のために非常に重要である。
さらに、珪酸含を多成分ガラスの周囲に炭素粉末を充填
する。これは珪酸含有多成分ガラスの高硬度化のためば
かりでなく、粉末を充填することで、初期形状を保った
高硬度珪酸含有多成分ガラスを製造することを可能とす
る意味においても非常に重要である。高温処理によって
ガラスが流動性を帯びても、まわりに粉末が存在してい
るため、流れ落ちることなく初期形状を保つことが出来
るのである。ここで使用する粉末の粒度は、約50μm
〜5ma+が好ましい。5■を越えると、流動性のある
ガラスを高温処理前の形状に保持することが難しく、5
0μm未満では粉末が焼結し、強固になりすぎて、ガラ
スの取り出しが面倒になるためである。これらの約50
μm〜5■の粉末は、完全には焼結しないので、ガラス
の取り出しが容易である。
本発明により高硬度珪酸含有多成分ガラスが製造出来る
理由は、珪酸含有多成分ガラスを原料とし、その周囲に
炭素粉末を充填し、窒素ガス雰囲気内で、軟化点以上に
加熱し、かつ10 MPa以上に加圧することにより珪
酸含有多成分ガラス中に圧縮応力が残り、それによって
硬度があがると同時に、充填した炭素粉末の作用によっ
て珪酸含有多成分ガラス中の5t−0の酸素が還元され
、結合が切れ、そこに雰囲気中の窒素が置換し5l−N
の強い結合が生じ、より緻密なオキシナイトライドに近
い構造が形成され、さらに硬度が向上するという相乗効
果によるものと考えられる。
また同時に、ヤング率等の強度も向上すると考えられる
以上のような高硬度珪酸含有多成分ガラスを製造する簡
便な装置として、ホットプレスおよびHIP(熱間静水
圧プレス)が挙げられる。ホットプレスの場合も、粉末
を充填していることにより、珪酸含有多成分ガラスは擬
HIP状態におかれ、HIPとほぼ同様な効果が生まれ
る。HIP装置で実施した場合、充填粉末はほとんど焼
結せずに残るため、ガラスの取り出しはホットプレスに
比べ非常に容易である。
本発明方法によって製造された高硬度珪酸含有多成分ガ
ラスは、圧縮応力が人っているため、加工性は比較的と
ぼしく、また、硬度測定の際にもクラックが入ってしま
い、正確な測定が困難な場合がある。この場合は、高硬
度珪酸含有多成分ガラスをガラス転移点以下の温度で熱
処理すると、圧縮応力が多少緩和されるので、加工性が
良好で、硬度測定の容易な高硬度珪酸含有多成分ガラス
が得られる。しかし、この熱処理は必ずしも必要という
ことではなく、初期形状において製品寸法に加工しであ
る場合や、硬度測定の容易な場合は省略することかでき
る。
次に、本発明を図面にもとづき説明するが、−例を示す
ものであり、本発明はこれになんら限定されるものでは
ない。
第1図はホットプレスで高硬度珪酸含有多成分ガラスの
製造を行う場合の概念図である。珪酸含有多成分ガラス
■をあらかじめ製品に近い形状に加工しておき、炭素粉
末■の中にうめこんでセットする。これをカーボン押し
型■とカーボンバンチ■により高温、高圧処理をして高
硬度珪酸含有多成分ガラスを製造する。
第2図は、HIP (熱間静水圧プレス)装置を使用す
る場合の概念図である。基本的にはホットプレスと同じ
でありカーボンルツボ■内にセットする。
以上のような方法により、容易に高硬度珪酸含有多成分
ガラスを製造することが出来る。
[実施例] 次に、本発明を実施例により更に詳細に説明するか、−
例を示すものであり、本発明はこれらの実施例になんら
限定されるものではない。
(実施例1〜4.比較例1〜4) 直径50a+m、高さ20111+I+のソーダガラス
(軟化点720℃、硬度4.15 GPa) 、 81
965i02パイレツクスガラス(コーニング社製、ホ
ウケイ酸ガラス、vX化点820℃硬度4.90 GP
a) 、鉛ガラス(軟化点400℃、硬度5.61 G
Pa) 、 96% 5I02バイコールガラス(コー
ニング社製、ホウケイ酸ガラス、軟化点1530℃、硬
度5.74 GPa)を第1図に示すようにホットプレ
ス用カーボン押し型にセットした。この時、充填粉末は
実施例1〜4ては炭素粉末(粒度50〜100μm)を
、比較例1〜4では窒化硼素粉末(粒度50〜100μ
m)を使用した。ホットプレスの圧力1時間はそれぞれ
10 MPa、  1時間とし、雰囲気は実施例1〜4
では窒素ガス、比較例1〜4ではアルゴンガスとし、処
理;3度を軟化点以上とした。得られた高硬度珪酸含有
多成分ガラスの硬度および処理温度を表1に示した。ガ
ラスの硬度はビッカース硬度計を用いて荷重25gで測
定した。なお、ホットプレスの昇温、降温の速度は20
0℃/Ilrとした。
(実施例5〜8.比較例5〜8) 50+nmX 50mm X 20+nmの直方体で、
実施例1〜4で用いたものと同種の珪酸含有多成分ガラ
スを、第2図に示すようにHIP処理用カーボンルツボ
内にセントした。この時、充填粉末は実施例5〜8では
炭素粉末(粒度0.1〜0.5mm)を、比較例5〜8
では窒化珪素粉末(粒度0,1〜0.5mm)を使用し
た。HIP処理の圧力1時間、雰囲気は、それぞれ10
0MPa、  1時間とし、雰囲気は実施例5〜8では
窒素ガス、比較例5〜8ではアルゴンガスとし、得られ
た高硬度珪酸含有多成分ガラスの硬度および処理温度を
表2に示した。ガラスの硬度はビッカース硬度計を用い
て荷重25gで測定した。
なお、HIPの昇la S降温の速度は200℃/II
「とした。
[発明の効果] 本発明のように、珪酸含有多成分ガラスを炭素粉末の中
にうめこんで、窒素ガス雰囲気内で高温。
高圧で処理することにより、 ・初期形状をほぼ保ったまま ・短時間で、容易に ・高硬度珪酸含有多成分ガラスが製造出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はホットプレスによる、第2図はHIPによる本
発明の実施状況の一例を示す概念図である。 ■■・・・珪酸含有多成分ガラス ■■・・・炭素粉末 ■・・・・・・カーボン押し型 ■・・・・・・カーボンバンチ ■・・・・・・カーボンルツボ 特許出願人  東洋・!す達工業株式会社第1図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 珪酸含有多成分ガラスの周囲に炭素粉末を充填し、該ガ
    ラスを窒素ガス雰囲気内で、軟化点以上に加熱し、かつ
    10MPa以上に加圧することを特徴とする、高硬度珪
    酸含有多成分ガラスの製造方法。
JP15649487A 1987-06-25 1987-06-25 Production of silicon-containing multicomponent glass of high hardness Pending JPS643022A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15649487A JPS643022A (en) 1987-06-25 1987-06-25 Production of silicon-containing multicomponent glass of high hardness

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15649487A JPS643022A (en) 1987-06-25 1987-06-25 Production of silicon-containing multicomponent glass of high hardness

Publications (2)

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JPH013022A true JPH013022A (ja) 1989-01-06
JPS643022A JPS643022A (en) 1989-01-06

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ID=15628978

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JP15649487A Pending JPS643022A (en) 1987-06-25 1987-06-25 Production of silicon-containing multicomponent glass of high hardness

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