JPH0130161Y2 - - Google Patents
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- JPH0130161Y2 JPH0130161Y2 JP1984074117U JP7411784U JPH0130161Y2 JP H0130161 Y2 JPH0130161 Y2 JP H0130161Y2 JP 1984074117 U JP1984074117 U JP 1984074117U JP 7411784 U JP7411784 U JP 7411784U JP H0130161 Y2 JPH0130161 Y2 JP H0130161Y2
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Links
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Description
【考案の詳細な説明】
[考案の技術分野]
本考案は処置具の挿通に適したチヤンネルを有
する内視鏡に関する。
する内視鏡に関する。
[考案の技術的背景とその問題点]
近年、切開することなく、細長の挿入部を口腔
等から挿入し、胃内壁等の体腔内を調べるのに軟
性の内視鏡が広く用いられるようになつた。
等から挿入し、胃内壁等の体腔内を調べるのに軟
性の内視鏡が広く用いられるようになつた。
又、工業用分野において、ボイラー内部等の管
腔内を検査するのに軟性の内視鏡が広く用いられ
る。
腔内を検査するのに軟性の内視鏡が広く用いられ
る。
ところでこれら軟性の内視鏡においては、内視
鏡による観察のみならず、内視鏡に設けられた処
置具用チヤンネル内に処置具を挿通して、患部組
織片等を採取してより詳しく調べたり、処置具で
腫瘤を切除して治療処置することもできる。
鏡による観察のみならず、内視鏡に設けられた処
置具用チヤンネル内に処置具を挿通して、患部組
織片等を採取してより詳しく調べたり、処置具で
腫瘤を切除して治療処置することもできる。
上記内視鏡は屈曲した体腔内に挿入されるた
め、処置具用チヤンネルも屈曲されるため、処置
具を円滑に挿通することが難しかつたり、処置具
の先端側を所望とする方向に円滑に前進させたり
することが難しい。又、挿入部の先端近傍に設け
られた湾曲管部を湾曲させた場合、あるいは繰り
返しの湾曲でチヤンネルを形成する可撓性チユー
ブが折れ曲つたり、チユーブにしわができて、処
置具を円滑に挿入できなくなつたりすることがあ
る。
め、処置具用チヤンネルも屈曲されるため、処置
具を円滑に挿通することが難しかつたり、処置具
の先端側を所望とする方向に円滑に前進させたり
することが難しい。又、挿入部の先端近傍に設け
られた湾曲管部を湾曲させた場合、あるいは繰り
返しの湾曲でチヤンネルを形成する可撓性チユー
ブが折れ曲つたり、チユーブにしわができて、処
置具を円滑に挿入できなくなつたりすることがあ
る。
このため、従来は処置具を円滑に通すことので
きるポリテトラフルオロエチレンのチユーブ、い
わゆるテフロンチユーブをチヤンネル用チユーブ
に使用していたが、硬いため湾曲管部を湾曲させ
ると湾曲管部内でイメージガイドフアイバとかラ
イトガイドフアイバを圧迫してそれらを形成する
フアイバを折損させてしまうことがあつた。この
ため、特開昭53−422号公報に開示されているよ
うに、軟らかくて滑りやすいポリテトラフルオロ
エチレンの多孔質材料よりなるチユーブが使用さ
れるようになつた。これによつて、湾曲管部を湾
曲させた場合にも湾曲管部内でフアイバが折れて
しまうということを防止できるようになつたが、
軟らかいために可撓管が曲がつている場合には、
処置具との摩擦により処置具の挿入にひきづられ
て、処置具を挿入するストロークだけ、チヤンネ
ル用チユーブが前方に送られて先端側で該チユー
ブが蛇行してしまい、処置具を挿入しずらくなる
という問題があつた。また、処置具から手をはな
すと、先端側に蛇行しているチユーブと共に処置
具がもどつてしまつて処置具を挿入できないこと
があつた。
きるポリテトラフルオロエチレンのチユーブ、い
わゆるテフロンチユーブをチヤンネル用チユーブ
に使用していたが、硬いため湾曲管部を湾曲させ
ると湾曲管部内でイメージガイドフアイバとかラ
イトガイドフアイバを圧迫してそれらを形成する
フアイバを折損させてしまうことがあつた。この
ため、特開昭53−422号公報に開示されているよ
うに、軟らかくて滑りやすいポリテトラフルオロ
エチレンの多孔質材料よりなるチユーブが使用さ
れるようになつた。これによつて、湾曲管部を湾
曲させた場合にも湾曲管部内でフアイバが折れて
しまうということを防止できるようになつたが、
軟らかいために可撓管が曲がつている場合には、
処置具との摩擦により処置具の挿入にひきづられ
て、処置具を挿入するストロークだけ、チヤンネ
ル用チユーブが前方に送られて先端側で該チユー
ブが蛇行してしまい、処置具を挿入しずらくなる
という問題があつた。また、処置具から手をはな
すと、先端側に蛇行しているチユーブと共に処置
具がもどつてしまつて処置具を挿入できないこと
があつた。
[考案の目的]
本考案は、これらの事情に鑑みてなされたもの
で、湾曲部内において鉗子チヤンネルが、イメー
ジガイドフアイババンドルやライトガイドフアイ
ババンドルを圧迫してこれらを折損することを防
止する一方、湾曲部以外において処置具を進退し
たとき、鉗子チヤンネルが伸びないようにした内
視鏡を提供することを目的としている。
で、湾曲部内において鉗子チヤンネルが、イメー
ジガイドフアイババンドルやライトガイドフアイ
ババンドルを圧迫してこれらを折損することを防
止する一方、湾曲部以外において処置具を進退し
たとき、鉗子チヤンネルが伸びないようにした内
視鏡を提供することを目的としている。
[考案の概要]
本考案は、湾曲管部内側においては可撓性が大
きい材質のチユーブで処置具用チヤンネルを形成
し、且つ湾曲管部以外の可撓管部では比較的可撓
性の小さい材質のチユーブで処置具用チヤンネル
を形成することによつて上記目的を実現してい
る。
きい材質のチユーブで処置具用チヤンネルを形成
し、且つ湾曲管部以外の可撓管部では比較的可撓
性の小さい材質のチユーブで処置具用チヤンネル
を形成することによつて上記目的を実現してい
る。
[考案の実施例]
以下、図面を参照して本考案を具体的に説明す
る。
る。
第1図及び第2図は本考案の1実施例に係り、
第1図は1実施例を示し、第2図は1実施例の湾
曲管部周辺部を示す。
第1図は1実施例を示し、第2図は1実施例の湾
曲管部周辺部を示す。
第1図に示すように1実施例の内視鏡1は、太
径にされた操作部と、該操作部2のテーパ状に細
径にされた前端側に連設された細長の挿入部3
と、操作部2の後端側に設けられた接眼部4と、
操作部2の側部に連設されたユニバーサルコード
5とから構成されている。
径にされた操作部と、該操作部2のテーパ状に細
径にされた前端側に連設された細長の挿入部3
と、操作部2の後端側に設けられた接眼部4と、
操作部2の側部に連設されたユニバーサルコード
5とから構成されている。
上記挿入部3は、先端側に形成された硬性の先
端(構成)部6と、該先端部6に隣接して形成さ
れ、湾曲自在となる湾曲管部7と、該湾曲管部7
と操作部2との間の長尺部分となる可撓管部8と
から構成されている。
端(構成)部6と、該先端部6に隣接して形成さ
れ、湾曲自在となる湾曲管部7と、該湾曲管部7
と操作部2との間の長尺部分となる可撓管部8と
から構成されている。
上記先端部6の側部には、観察窓9と、該観察
窓9を介して結像可能になる範囲を照明するため
に照明光が出射される照明窓10とが隣接して形
成されている。
窓9を介して結像可能になる範囲を照明するため
に照明光が出射される照明窓10とが隣接して形
成されている。
上記照明窓10の内側には可撓性の光学繊維束
(フアイババンドル)で形成されたライトガイド
の出射端が固着され、該ライトガイドの他端側は
挿入部3を経て操作部2の側部からユニバーサル
コード5内を挿通され、該ユニバーサルコード5
の端部に形成されたコネクタ11を図示しない光
源装置に着脱自在に装着することによつて、光源
装置内の照明ランプの照明光を伝達して前記照明
窓10から対象物側に出射できるようになつてい
る。
(フアイババンドル)で形成されたライトガイド
の出射端が固着され、該ライトガイドの他端側は
挿入部3を経て操作部2の側部からユニバーサル
コード5内を挿通され、該ユニバーサルコード5
の端部に形成されたコネクタ11を図示しない光
源装置に着脱自在に装着することによつて、光源
装置内の照明ランプの照明光を伝達して前記照明
窓10から対象物側に出射できるようになつてい
る。
上記観察窓9の内側には、結像用の対物光学系
が収納され、該対物光学系で像伝送手段としての
イメージガイドの先端面に対象物の像を結ぶよう
にしてある。このイメージガイドも可撓性のフア
イババンドルで形成され、前記先端面に結像され
た像を挿入部3を経て手元側の接眼部4側に伝達
し、接眼部4内の接眼レンズを経て拡大観察でき
るようになつている。
が収納され、該対物光学系で像伝送手段としての
イメージガイドの先端面に対象物の像を結ぶよう
にしてある。このイメージガイドも可撓性のフア
イババンドルで形成され、前記先端面に結像され
た像を挿入部3を経て手元側の接眼部4側に伝達
し、接眼部4内の接眼レンズを経て拡大観察でき
るようになつている。
上記操作部2の側部には処置具挿入口12が形
成されており、該処置具挿入口12から挿入され
た鉗子13等の処置具は処置具用チヤンネル14
を経て、先端部6の処置具導出口15から鉗子1
3の先端側を突出できるようになつている。しか
して、処置具導出口15から突出可能とされる鉗
子13の先端側は、操作部2の後端付近に形成さ
れた処置具起上ノブ16を操作することによつ
て、第2図に示すように処置具起上用ワイヤ17
を経て、処置具台18を起上(回動)させて、視
野内に導くことができるようになつている。この
処置具起上用ワイヤ17は挿入部3内を挿通され
た保護チユーブ19で保護されている。この保護
チユーブ19は例えばポリテトラフルオロエチレ
ンのチユーブで形成されている。
成されており、該処置具挿入口12から挿入され
た鉗子13等の処置具は処置具用チヤンネル14
を経て、先端部6の処置具導出口15から鉗子1
3の先端側を突出できるようになつている。しか
して、処置具導出口15から突出可能とされる鉗
子13の先端側は、操作部2の後端付近に形成さ
れた処置具起上ノブ16を操作することによつ
て、第2図に示すように処置具起上用ワイヤ17
を経て、処置具台18を起上(回動)させて、視
野内に導くことができるようになつている。この
処置具起上用ワイヤ17は挿入部3内を挿通され
た保護チユーブ19で保護されている。この保護
チユーブ19は例えばポリテトラフルオロエチレ
ンのチユーブで形成されている。
上記操作部2には、さらに湾曲操作ノブ21,
21が形成されており、一方の湾曲操作ノブ21
を回動操作することによつて、それぞれ一対のワ
イヤ22,22の一方を牽引、他方を弛緩させ
て、湾曲管部7を牽引された側が内側となるよう
に湾曲できるようになつている。
21が形成されており、一方の湾曲操作ノブ21
を回動操作することによつて、それぞれ一対のワ
イヤ22,22の一方を牽引、他方を弛緩させ
て、湾曲管部7を牽引された側が内側となるよう
に湾曲できるようになつている。
上記湾曲操作ノブ21と連絡された一対のワイ
ヤ22,22は、外套チユーブ23内を挿通さ
れ、湾曲管部7においては互いに回動自在となる
ように枢支された関節駒24,24,…,24内
側における対向する箇所に設けたガイド管25,
25内側をそれぞれ挿通され、先端はそれぞれ先
端部6に固定された接続管26に固着されてい
る。(尚、第1図においては湾曲操作ノブ21,
21は上下方向及び左右(水平)方向にそれぞれ
湾曲操作可能であるが、第2図の湾曲管部7は簡
単化してそれらにおける一方に湾曲できるものを
示す。) ところで、上記鉗子13が挿通される処置具用
チヤンネル14は、可撓管部8内側部分において
は比較的可撓性の小さい材質(以下硬質と記
す。)、例えばポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)を用いて形成した硬質チユーブ27で
形成され、湾曲管部7においては、比較的可撓性
の大きい材質(以下軟質と記す)、例えばポリテ
トラフルオロエチレンからなる多孔質の軟質チユ
ーブ28、いわゆるゴアチユーブで形成されてい
る。
ヤ22,22は、外套チユーブ23内を挿通さ
れ、湾曲管部7においては互いに回動自在となる
ように枢支された関節駒24,24,…,24内
側における対向する箇所に設けたガイド管25,
25内側をそれぞれ挿通され、先端はそれぞれ先
端部6に固定された接続管26に固着されてい
る。(尚、第1図においては湾曲操作ノブ21,
21は上下方向及び左右(水平)方向にそれぞれ
湾曲操作可能であるが、第2図の湾曲管部7は簡
単化してそれらにおける一方に湾曲できるものを
示す。) ところで、上記鉗子13が挿通される処置具用
チヤンネル14は、可撓管部8内側部分において
は比較的可撓性の小さい材質(以下硬質と記
す。)、例えばポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)を用いて形成した硬質チユーブ27で
形成され、湾曲管部7においては、比較的可撓性
の大きい材質(以下軟質と記す)、例えばポリテ
トラフルオロエチレンからなる多孔質の軟質チユ
ーブ28、いわゆるゴアチユーブで形成されてい
る。
即ち、上記軟質チユーブ28の先端は、先端部
6の導出口15後端に固着された接続管29に外
装され、外装部分に糸状部材30を巻回して固着
されている。この軟質チユーブ28の後端は湾曲
管部7と可撓管部8との境界付近において硬質チ
ユーブ27の前端と共に継ぎ管31に外装され、
糸状部材32を巻回する等して両チユーブ27,
28は連結されている。硬質チユーブ27の後端
は処置具挿入口12内壁に固着されている。
6の導出口15後端に固着された接続管29に外
装され、外装部分に糸状部材30を巻回して固着
されている。この軟質チユーブ28の後端は湾曲
管部7と可撓管部8との境界付近において硬質チ
ユーブ27の前端と共に継ぎ管31に外装され、
糸状部材32を巻回する等して両チユーブ27,
28は連結されている。硬質チユーブ27の後端
は処置具挿入口12内壁に固着されている。
尚、上記操作部2には押圧によつて処置具用チ
ヤンネル14と連通可能とされる吸引ボタン33
と、図示しない送気・送水チヤンネルを経て送気
したり、送水可能とする送気・送水ボタン34と
が設けられている。
ヤンネル14と連通可能とされる吸引ボタン33
と、図示しない送気・送水チヤンネルを経て送気
したり、送水可能とする送気・送水ボタン34と
が設けられている。
上記1実施例においては、湾曲管部7のように
大きく湾曲される部分においては可撓性が大き
く、且つチユーブ内外壁面のすべりが良好で、且
つ多きな湾曲に対しても折れとか座屈してしまう
等の事がない軟性チユーブ28で形成して、処置
具の挿入が容易であり、且つ湾曲しにくくなるこ
とが防止されると共に、湾曲されても圧迫が少く
イメージガイド及びライトガイドを形成するフア
イバが折損することを防止できるようにしてあ
る。
大きく湾曲される部分においては可撓性が大き
く、且つチユーブ内外壁面のすべりが良好で、且
つ多きな湾曲に対しても折れとか座屈してしまう
等の事がない軟性チユーブ28で形成して、処置
具の挿入が容易であり、且つ湾曲しにくくなるこ
とが防止されると共に、湾曲されても圧迫が少く
イメージガイド及びライトガイドを形成するフア
イバが折損することを防止できるようにしてあ
る。
又、長尺の可撓管部8は滑りが良好な硬質チユ
ーブ27で形成してあるので、処置具の挿入の際
に、処置具に当接した部分の硬質チユーブ27が
摩擦によつて引きづられることなく、処置具の挿
入が容易であることがその特徴になつている。
ーブ27で形成してあるので、処置具の挿入の際
に、処置具に当接した部分の硬質チユーブ27が
摩擦によつて引きづられることなく、処置具の挿
入が容易であることがその特徴になつている。
このように構成された1実施例の動作を以下に
説明する。
説明する。
口腔等の体腔内に内視鏡1の挿入部3を先端側
から挿入し、照明窓10から出射された照明光で
照明された体腔内の所望とする患部等の部位を、
観察窓9を経て結像し、接眼部4後方から観察で
きるようにする。
から挿入し、照明窓10から出射された照明光で
照明された体腔内の所望とする患部等の部位を、
観察窓9を経て結像し、接眼部4後方から観察で
きるようにする。
しかして、患部組織を採取してより詳しく調べ
る必要がある場合には、処置具挿入口12から生
検鉗子を挿入し、該生検鉗子の先端側を処置具用
チヤンネル14の導出口15に導き、導出口15
の外部側の体腔内に導出する。1実施例において
は、長尺の可撓管部8における処置具チヤンネル
14を形成するチユーブは滑りの良好な硬質チユ
ーブ27で形成してあり、挿入される鉗子に引き
づられてしまうことがなく、且つ蛇行することが
ないので、挿入が容易である。又、硬質チユーブ
27を経て湾曲管部7内のチヤンネル14は軟質
チユーブ28で形成されているので、湾曲管部7
を屈曲させることも容易であると共に、伸縮も自
在となり、屈曲された場合フアイバを折損させる
ことも防止でき、且つ滑りも良好であるので鉗子
を前進させることも容易にできる。
る必要がある場合には、処置具挿入口12から生
検鉗子を挿入し、該生検鉗子の先端側を処置具用
チヤンネル14の導出口15に導き、導出口15
の外部側の体腔内に導出する。1実施例において
は、長尺の可撓管部8における処置具チヤンネル
14を形成するチユーブは滑りの良好な硬質チユ
ーブ27で形成してあり、挿入される鉗子に引き
づられてしまうことがなく、且つ蛇行することが
ないので、挿入が容易である。又、硬質チユーブ
27を経て湾曲管部7内のチヤンネル14は軟質
チユーブ28で形成されているので、湾曲管部7
を屈曲させることも容易であると共に、伸縮も自
在となり、屈曲された場合フアイバを折損させる
ことも防止でき、且つ滑りも良好であるので鉗子
を前進させることも容易にできる。
処置具導出口15に導かれた鉗子の先端側を、
起上させる必要がある場合には、起上用ノブ16
を操作させることによつて処置具台18を回動さ
せて、この回動させた部分に当接する鉗子を押圧
して起上させることができる。
起上させる必要がある場合には、起上用ノブ16
を操作させることによつて処置具台18を回動さ
せて、この回動させた部分に当接する鉗子を押圧
して起上させることができる。
尚、起上ワイヤ17の保護チユーブ19とし
て、湾曲管部7内においてはPTFEの多孔質の軟
質チユーブで形成し、可撓管部8内はPTFEの硬
質チユーブで形成するようにすることもできる。
て、湾曲管部7内においてはPTFEの多孔質の軟
質チユーブで形成し、可撓管部8内はPTFEの硬
質チユーブで形成するようにすることもできる。
尚、処置具チヤンネル14における湾曲管部7
内に用いられている軟質チユーブ28として
PTFEの多孔質材料を用いたが、これに限定され
るものでなく、ポリウレタンチユーブ、熱照射ポ
リエチレンチユーブ等の高分子樹脂の軟性の管材
でも良い。又上記高分子樹脂の外周補強部材(ブ
レード等)を使用したものでも良い。又、上記の
ように多孔質でない軟性チユーブを用いる場合に
は、処置具用チヤンネルに限らず、送気・送水チ
ユーブにも湾曲管部7においては軟質チユーブ、
可撓管部8においては硬質チユーブで形成すると
いうようにすることもできる。さらに、外套チユ
ーブ23に対しても同様に適用できるものであ
る。
内に用いられている軟質チユーブ28として
PTFEの多孔質材料を用いたが、これに限定され
るものでなく、ポリウレタンチユーブ、熱照射ポ
リエチレンチユーブ等の高分子樹脂の軟性の管材
でも良い。又上記高分子樹脂の外周補強部材(ブ
レード等)を使用したものでも良い。又、上記の
ように多孔質でない軟性チユーブを用いる場合に
は、処置具用チヤンネルに限らず、送気・送水チ
ユーブにも湾曲管部7においては軟質チユーブ、
可撓管部8においては硬質チユーブで形成すると
いうようにすることもできる。さらに、外套チユ
ーブ23に対しても同様に適用できるものであ
る。
又、可撓管部8の全長の中央等、可撓管部8に
おける適当な長さとなる箇所に、湾曲管部7と同
様にあるいは残部の可撓管部より若干湾曲し易い
部分を形成し、その部分内側のチユーブを軟質の
もので形成することもできる。
おける適当な長さとなる箇所に、湾曲管部7と同
様にあるいは残部の可撓管部より若干湾曲し易い
部分を形成し、その部分内側のチユーブを軟質の
もので形成することもできる。
尚、上記1実施例においては、側視型の内視鏡
として説明したが、直視型、斜視型にも略同様に
適用できるものである。
として説明したが、直視型、斜視型にも略同様に
適用できるものである。
又、本考案は、フアイババンドルで形成したイ
メージガイドを用いないで、観察手段として固体
撮像素子を用いた内視鏡にも適用できるものであ
る。
メージガイドを用いないで、観察手段として固体
撮像素子を用いた内視鏡にも適用できるものであ
る。
[考案の効果]
以上述べたように本考案によれば、処置具用チ
ヤンネルを、湾曲管部においては可撓性が大きい
材質のチユーブで形成し、可撓管部においては比
較的可撓性の小さい材質のチユーブで形成してあ
るので、湾曲操作をしても、処置具用チヤンネル
の圧迫が少く、イメージガイドとかライトガイド
を形成するフアイバが折損することを防止でき、
耐久性を向上できる。又、処置具を進退させたと
き、鉗子チヤンネルが伸びないようにして、例え
ば可撓管部が曲がつた状態で、鉗子を挿入した際
にも、処置具チヤンネルが鉗子に引きづられて蛇
行してしまうことがなく、挿入が容易である。
ヤンネルを、湾曲管部においては可撓性が大きい
材質のチユーブで形成し、可撓管部においては比
較的可撓性の小さい材質のチユーブで形成してあ
るので、湾曲操作をしても、処置具用チヤンネル
の圧迫が少く、イメージガイドとかライトガイド
を形成するフアイバが折損することを防止でき、
耐久性を向上できる。又、処置具を進退させたと
き、鉗子チヤンネルが伸びないようにして、例え
ば可撓管部が曲がつた状態で、鉗子を挿入した際
にも、処置具チヤンネルが鉗子に引きづられて蛇
行してしまうことがなく、挿入が容易である。
さらに、摩擦係数が小さいので、小さい力量で
鉗子を挿入できる。
鉗子を挿入できる。
第1図及び第2図は本考案の1実施例に係り、
第1図は1実施例の内視鏡を示す斜視図、第2図
は挿入部の先端側の構造を拡大して示す縦断面図
である。 1……内視鏡、2……操作部、3……挿入部、
4……接眼部、6……先端部、7……湾曲管部、
8……可撓管部、9……観察窓、10……照明
窓、12……処置具挿入口、13……鉗子、14
……処置具チヤンネル、15……導出口、17,
22……ワイヤ、21……湾曲操作ノブ、24…
…関節駒、26……接続環、27……硬質チユー
ブ、28……軟質チユーブ。
第1図は1実施例の内視鏡を示す斜視図、第2図
は挿入部の先端側の構造を拡大して示す縦断面図
である。 1……内視鏡、2……操作部、3……挿入部、
4……接眼部、6……先端部、7……湾曲管部、
8……可撓管部、9……観察窓、10……照明
窓、12……処置具挿入口、13……鉗子、14
……処置具チヤンネル、15……導出口、17,
22……ワイヤ、21……湾曲操作ノブ、24…
…関節駒、26……接続環、27……硬質チユー
ブ、28……軟質チユーブ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 可撓管部の先端側に湾曲自在となる湾曲管部
が形成された挿入部を有し、該挿入部内に処置
具を挿通可能とする処置具用チヤンネルが形成
された内視鏡において、前記処置具用チヤンル
は湾曲管部内では可撓性の大きい材質のチユー
ブで形成し、可撓管部内では比較的可撓性の小
さい材質のチユーブで形成したことを特徴とす
る内視鏡。 (2) 前記可撓性の大きい材質のチユーブは、ポリ
テトラフルオロエチレンの多孔質チユーブで形
成され、前記比較的可撓性の小さい材質のチユ
ーブはポリテトラフルオロエチレンのチユーブ
で形成されたことを特徴とする実用新案登録請
求の範囲第1項記載の内視鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7411784U JPS60184505U (ja) | 1984-05-21 | 1984-05-21 | 内視鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7411784U JPS60184505U (ja) | 1984-05-21 | 1984-05-21 | 内視鏡 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60184505U JPS60184505U (ja) | 1985-12-07 |
JPH0130161Y2 true JPH0130161Y2 (ja) | 1989-09-14 |
Family
ID=30614112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7411784U Granted JPS60184505U (ja) | 1984-05-21 | 1984-05-21 | 内視鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60184505U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5630786U (ja) * | 1979-08-18 | 1981-03-25 | ||
JPS57136432A (en) * | 1981-02-19 | 1982-08-23 | Olympus Optical Co | Tube for endoscope |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5393986U (ja) * | 1976-12-29 | 1978-07-31 | ||
JPS54159792U (ja) * | 1978-04-28 | 1979-11-08 | ||
JPS58117607U (ja) * | 1982-02-02 | 1983-08-11 | ソフテツクス株式会社 | 軟x線による結石の位置検出装置 |
-
1984
- 1984-05-21 JP JP7411784U patent/JPS60184505U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5630786U (ja) * | 1979-08-18 | 1981-03-25 | ||
JPS57136432A (en) * | 1981-02-19 | 1982-08-23 | Olympus Optical Co | Tube for endoscope |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60184505U (ja) | 1985-12-07 |
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