JP3992812B2 - 親子式内視鏡 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、マザースコープのガイドチャンネルにベビースコープを挿脱して使用される親子式内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
体腔内の奥深くて細い管腔臓器に内視鏡を挿入するのは非常に難しい。そこで、ある程度の深さまではマザースコープを挿入し、そこから奥の細い管腔に対してはマザースコープの先端からベビースコープを突き出して挿入する手法が用いられる。
【0003】
そのような手法に用いられる従来の親子式内視鏡においては、マザースコープが、観察機能、照明機能、遠隔操作による湾曲機能及びベビースコープを挿通するためのガイドチャンネルを有している。一方のベビースコープは、観察機能と照明機能とを有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような従来の親子式内視鏡を用いると、十二指腸から胆管内や膵管内にベビースコープを挿入して観察することができる。
【0005】
しかし、気管支の深部等に対しては、マザースコープ及びベビースコープ共に挿入部が太くなりすぎて、うまく挿入することができない。それを細くするために、各部材を一律にスケールダウンすればよさそうに思えるが、各部の機能や強度が著しく低下してしまうので、単純なスケールダウンでは全くうまくいかない。
【0006】
そこで本発明は、内視鏡としての良好な機能を保持しつつ気管支の深部等のような奥深くて細い管腔臓器内を観察することができる親子式内視鏡を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の親子式内視鏡は、手元側からの遠隔操作によって屈曲する湾曲部が可撓性の挿入部の先端近傍に設けられて、上記挿入部に挿通配置されたガイドチャンネルの先端出口開口とその出口開口の前方を照明するための照明窓とが上記挿入部の先端に配置され、被写体を観察するための観察手段が設けられていないマザースコープと、上記マザースコープのガイドチャンネルに挿脱自在な可撓性の挿入部の先端に被写体を観察するための観察窓が配置され、被写体を照明するための照明手段が設けられていないベビースコープとによって構成されることを特徴とする。
【0008】
なお、上記マザースコープの湾曲部が、上下左右全方向に屈曲自在な湾曲管を遠隔操作によって屈曲させるように構成されていてもよく、その場合、上記マザースコープの湾曲部が、上下左右全方向に屈曲自在な湾曲管を、遠隔操作によって上下方向又は左右方向にのみ屈曲させるように構成されていてもよい。そして、上記マザースコープの湾曲部が先側へ漸次細く形成されていてもよい。
【0009】
また、上記ベビースコープの挿入部の先端近傍に、遠隔操作によって屈曲自在な湾曲部が設けられていてもよく、透光性を有し膨縮自在なバルーンが取り付けられていてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図2はマザースコープ1を示しており、可撓管によって外装された可撓性の挿入部2の基端は操作部3に連結され、挿入部2の先端近傍には操作部3からの遠隔操作によって屈曲される湾曲部4が設けられている。5は、湾曲操作ノブである。
【0011】
図3に拡大図示されるように、湾曲部4の先端に連結された先端部本体6には、被写体を観察するための観察光学系類は設けられておらず、ベビースコープを挿通するために挿入部2内に挿通配置されたガイドチャンネル7の出口開口7aと、その出口開口7aの前方を照明するための照明窓8が設けられている。照明窓8の内側には、挿入部2内に挿通配置されたライトガイドファイババンドル9の射出端部が位置している。
【0012】
図2に戻って、操作部3に連結されたライトガイドケーブル10の先端には、図示されていない光源装置に接続されるコネクタ11が取り付けられていて、そこにライトガイドファイババンドル9の入射端部が位置している。なお、ライトガイドケーブル10を操作部3に対して着脱自在に構成してもよい。
【0013】
操作部3の上端部には、ベビースコープの接眼部を受けるための接眼部受け12が設けられていて、その内側に形成されている孔はガイドチャンネル7に通じている。13は、ベビースコープの接眼部を任意に固定するための手動ネジである。
【0014】
図4は、マザースコープ1の湾曲部4の機構を示しており、複数(例えば5〜15個程度)の公知の節輪14どうしが、前後に突設された舌部15の部分でリベット16により回動自在に連結されている。多数連結された節輪14の外面はゴムチューブ等で被覆されているが、その図示は省略されている。
【0015】
リベット16による各節輪14の連結は、隣り合う位置毎に90°ずつ方向をずらして行われている。したがって、湾曲部4は上下左右の360°全方向に屈曲自在である。
【0016】
しかし、操作ワイヤ18は上下方向にだけ一対取り付けられている。したがって、この湾曲部4は操作部3からの遠隔操作によっては上下方向だけに曲がり、その他の方向には管壁等から受ける外力によって変形する柔軟性を有する。なお、左右方向にのみ操作ワイヤ18を取り付けてもよい。
【0017】
したがって、立体的に屈曲する気管支の分岐部等に沿って湾曲部4がスムーズに変形して挿入される。ただし、一般的な4方向湾曲機構や2方向湾曲機構等を用いてもよい。19は、操作ワイヤ18を案内するワイヤガイドである。
【0018】
図5はベビースコープ30の挿入部31の先端部分を示しており、マザースコープ1のガイドチャンネル7に挿脱自在な可撓性の挿入部31の先端に連結された先端部本体32の先端面に、観察窓33が配置されている。
【0019】
観察窓33の内側には対物レンズ34が内蔵されており、挿入部31内に挿通配置されたイメージガイドファイババンドル35の入射端面が、対物レンズ34による被写体の結像位置に配置されている。
【0020】
図1は、マザースコープ1のガイドチャンネル7にベビースコープ30の挿入部31が挿通された状態を示している。
ベビースコープ30の挿入部31の基端には接眼部37が連結されていて、イメージガイドファイババンドル35によって伝達されてきた内視鏡観察像を接眼レンズ38で拡大して観察することができる。
【0021】
接眼部37は、下側の部分が接眼部受け12内に緩く嵌挿され、圧縮コイルスプリング39に載せられて支えられている。したがって、接眼部37を接眼部受け12に対して出入りするように矢印A方向に移動させることによって、ベビースコープ30の挿入部31の先端がマザースコープ1の挿入部2の先端から矢印Bに示されるように出入りし、手動ネジ13を締め込んで接眼部37を接眼部受け12に固定することによって、その時の状態を維持することができる。
【0022】
そこで使用時には、最初はベビースコープ30の先端部本体32の端面とマザースコープ1の先端部本体6の端面とを一致させた状態で、マザースコープ1を体腔内に挿入して行く。
【0023】
このとき、被写体はマザースコープ1の照明窓8から放射される照明光で照明され、ベビースコープ30のイメージガイドファイババンドル35を通して観察される。
【0024】
そして、図6に示されるように、マザースコープ1が例えば気管支内の挿入限界付近まで挿入されたら、マザースコープ1の先端からベビースコープ30の先端を突き出して、さらにその先の深部気管支内まで観察することができる。
【0025】
このときも、被写体はマザースコープ1の照明窓8から放射される照明光で直接又は間接的(体腔内壁面での乱反射等による)に照明され、ベビースコープ30のイメージガイドファイババンドル35を通して観察される。
【0026】
このようにして用いられる本発明の親子式内視鏡は、マザースコープ1には観察光学系が設けられておらず、ベビースコープ30には照明光学系が設けられていないので、各々の挿入部2,31の外径を細く形成することができ、従来は不可能だった深部気管支までベビースコープ30を挿入して内視鏡観察を行うことができる。
【0027】
なお、図7に示されるように、マザースコープ1の湾曲部4を構成する節輪14a〜14fを先側へ漸次細く形成することにより、細い管腔に対する挿入性が向上し、マザースコープ1をより深くまで挿入することがきる。
【0028】
また、図8に示されるように、ベビースコープ30の挿入部31の先端近傍にも、マザースコープ1の湾曲部4と同様に手元側(接眼部37側)から遠隔操作可能な湾曲部40を形成してもよく、それによって深部への挿入性が一段と向上する。
【0029】
また、図9に示されるように、手元側(接眼部37側)からの操作によって膨縮自在なバルーン41をベビースコープ30の挿入部31の先端近傍に取り付ければ、深部管腔内でバルーン41を膨らませて挿入部31の先端部分をそこに固定し、じっくりと内視鏡観察を行うことができる。なお、バルーン41は照明光が通るように透光性のあるゴムチューブ等によって形成するとよい。
【0030】
図10は、ベビースコープ30の挿入部31の先端部分に湾曲部40とバルーン41を設けた簡易な構成例を示しており、V字状の複数の切り込み42が間隔をあけて形成された軟質プラスチックパイプの外面に、バルーン41になるゴムチューブが被覆されている。
【0031】
この構成によれば、操作ワイヤ43を牽引すると切り込み42部分が圧縮されて湾曲部40が屈曲し、挿入部31内を通して湾曲部40内に空気を送り込めば、切り込み42を通過する空気の圧力でバルーン41を膨らませることができる。
【0032】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば処置具類を挿通するためのチャンネルをベビースコープ30に設けてもよい。また、ベビースコープ30の接眼部37にテレビカメラを接続して、接眼部37をマザースコープ1の操作部3から完全に分離してもよい。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、湾曲部とガイドチャンネルと照明窓とが設けられて観察手段が設けられていないマザースコープのガイドチャンネルに、観察窓が設けられて照明手段が設けられていないベビースコープを挿通して使用することができるので、内視鏡としての良好な機能を保持しつつ、マザースコープとベビースコープを各々細い外径に形成して、気管支の深部等のような奥深くて細い管腔臓器内までベビースコープを挿入して観察することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の親子式内視鏡の側面図である。
【図2】本発明の実施の形態のマザースコープの側面図である。
【図3】本発明の実施の形態のマザースコープの挿入部の先端部分の斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態のマザースコープの湾曲機構の側面断面図である。
【図5】本発明の実施の形態のベビースコープの挿入部の先端部分の斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態の親子式内視鏡の使用状態の略示図である。
【図7】本発明の実施の形態のマザースコープの湾曲機構の他の例を示す側面断面図である。
【図8】本発明の実施の形態のベビースコープの挿入部の先端部分に湾曲部が設けられた例を示す斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態のベビースコープの挿入部の先端部分にバルーンが設けられた例を示す斜視図である。
【図10】本発明の実施の形態のベビースコープの挿入部の先端部分に湾曲部とバルーンが設けられた例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 マザースコープ
2 挿入部
4 湾曲部
7 ガイドチャンネル
8 照明窓
9 ライトガイドファイババンドル
30 ベビースコープ
31 挿入部
33 観察窓
35 イメージガイドファイババンドル
37 接眼部

Claims (6)

  1. 手元側からの遠隔操作によって屈曲する湾曲部が可撓性の挿入部の先端近傍に設けられて、上記挿入部に挿通配置されたガイドチャンネルの先端出口開口とその出口開口の前方を照明するための照明窓とが上記挿入部の先端に配置され、被写体を観察するための観察手段が設けられていないマザースコープと、
    上記マザースコープのガイドチャンネルに挿脱自在な可撓性の挿入部の先端に被写体を観察するための観察窓が配置され、被写体を照明するための照明手段が設けられていないベビースコープと
    によって構成されることを特徴とする親子式内視鏡。
  2. 上記マザースコープの湾曲部が、上下左右全方向に屈曲自在な湾曲管を遠隔操作によって屈曲させるように構成されている請求項1記載の親子式内視鏡。
  3. 上記マザースコープの湾曲部が、上下左右全方向に屈曲自在な湾曲管を、遠隔操作によって上下方向又は左右方向にのみ屈曲させるように構成されている請求項2記載の親子式内視鏡。
  4. 上記マザースコープの湾曲部が先側へ漸次細く形成されている請求項1、2又は3記載の親子式内視鏡。
  5. 上記ベビースコープの挿入部の先端近傍に、遠隔操作によって屈曲自在な湾曲部が設けられている請求項1、2、3又は4記載の親子式内視鏡。
  6. 上記ベビースコープの挿入部の先端近傍に、透光性を有し膨縮自在なバルーンが取り付けられている請求項1、2、3、4又は5記載の親子式内視鏡。
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