JPH01301065A - 自走式角部研掃装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たとえば石油タンク内の側板と座板との溶接
接合帯を中心とするその周辺角部を研掃するのに使用さ
れる自走式角部研掃装置ｇ置に関するものである。

従来の技術 たとえば石油タンク内の角部を含む内面は溶接部の脆弱
亀裂部などを探傷検視確認後、周期的に！！！！装復旧
され、その際に、まず内面に発生した錆や内面に付着し
た垢などが除去される。従来、このような錆の除去は、
作業者がサンドブラスト工法やグラインダーなどを手に
して行っていたのであり、これによると発生する粉塵の
飛散や煙暎などによる悪環境を来す上に、かなりの平方
動となり、かつ能率的な作業を行えない。またタンク内
に限らず床面を機械的に研掃するものとして、たとえば
特公昭５３−６３９８号公報に見られる床面研掃機が提
供されている。この従来形式では、共通のフレームの前
部に左右一対の移動輪を定着させるとともに、後部に左
右一対の移動輪を油圧シリンダなどの上下昇ｆｌｉ１装
置を介して配設して移動車を形成し、この移ｖＪＭｌに
、下面をａｆ１口した密＃１筺体を設けるとともに、こ
の密閉筐体の下端に甲１子毛などで形成した防塵枠を取
付けている。そして密閉筺体の上部に開口する状態で、
往復装置により一定範囲内で往復揺動される噴射装置を
設けるとともに、少し離れた位置に回収ノズルを設けて
いる。

この従来形式によると、まず上下昇降装置により後部の
移動輪を昇降して、床面に対する回収ノズルの位置調整
を行ったのち、移動車を牽引車により移ｖＪさせながら
、首振り揺動を行う噴射装置の噴射ノズルから床面に向
って砂を投射し、これによって生じた除去物と砂とを回
収ノズルを介して回収している。

発明が解決しようとする問題点 上記の従来形式によると、タンクの底板１ｌｉ１５など
被醍掃面がフラットな場合に所期の研＋ηを行えるが、
たとえば底板部と局部とが成す角部の研■は行えない。

また、たとえば底板部の角部寄りの外縁部分を研掃しよ
うとしたとき、通常、この底板部は上方への凸円弧面に
形成されていることから、後攻の移動輪を介して走行さ
せる研ｎ機は、その上部−側が筒部側に近づくように傾
斜することになり、衝突ヤ摺接を防止するためには研ｎ
機を筒部から離さなければならないことから角部の研掃
は充分に行えない。かと言って、研掃機に筒部に対して
当接自在な被ガイド体を設けたのでは、この筒部側に位
置する移動輪が床板部から浮くことになり、充分な走行
力を得られないなど好適な研掃を行えない。

本発明の目的とするところは、機体をさほど傾斜させる
ことなく、充分な走行力でもって角部の研掃を行える自
走式角部研掃８置を提供する点にある。

問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明の自走式角部研掃装置
は、本体を、下面ならびに一側面開放のＬ形箱状に形成
し、この本体の横箱部の前後に、駆！７Ｉ装置に運動す
る車軸を幅方向に配設し、これら車軸に、それぞれ左右
一対の外側車輪を、固定するとともに、これら外側車輪
間で幅方向移動自在な内側車輪を配設し、前記本体の縦
鎖部の前後に被ガイド体を設けて自走台車を構成し、前
記本体の外端部に可撓性シール材を取付けるとともに、
この本体内に開口する研闘材投射装置と研掃材回収管と
を設けている。

作用 かかる本発明構成によると、通常、底面に各外側車輪を
接輪させ、被ガイド体を側面に当接させた状態で自走台
車を走行させることにより、底面と側面とに亘る角部に
可ＩＴＡ性シール材を当てかった状態で、内部に研掃材
を投射し角部研掃を行える。そして底面が弯曲していた
ときには、側面に近い外側車輪は浮くが内側車輪が中間
部で接輪することになり、したがって自走台車は少し傾
斜するだけで４輪接輪状態は維持される。また内側車輪
の配設位置を幅方向で調整することによって、底面の弯
曲状態に対して、走行力や自走台車の安定性の面におい
て最適の位置で内側車輪を接輪させ得る。

実施例 以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

１は自走台車で、下面ならびに一側面が開放でＬ形箱状
に形成した本体２に、走行装置３を取付けることで構成
される。すなわち本体２は、横箱部２Ａと、走行方向に
対して左側に位置する縦箱部２Ｂとからなり、内部にＬ
形の作用空間４が形成される。前記走行装置３は横箱部
２Ａの外側に配設されるもので、横箱部２Ａの前端から
前方へ連設した前部フレーム５と、横箱部２Ａの後端か
ら後方へ連設した後部フレーム６と、前部フレーム５に
軸受７を介して回転自在に取付けた幅方向の前部車軸８
と、この前部車軸８の両端に固定した前部外側車輪９Ａ
、９Ｂと、前部外側車輪９Ａ。

９Ｂ間において前部車軸８に幅方向移動自在に設けた前
部内側車輪１０と、後部フレーム６に軸受１１を介して
回転自在に取付けた幅方向の後部車軸１２と、この後部
車軸１゛２の両端に固定した後部外側車輪１３Ａ、　１
３Ｂと、後部外側車輪１３Ａ、　１３８間において後部
車軸１２に幅方向移動自在に設けた俊部内側車輸１４と
、前部フレーム５に搭載した減速機１５と、この減速機
１５に運動連結した正逆駆動自在なモータ（駆動装置）
１６と、前記減速ｔ１１５からの出力軸１７に取付けた
駆ｔｌｌ鎖輸１８と、前記横笛部２Ａの外側面に位置変
更自在に取付けたテンション鎖輪１９と、曲部車軸８の
外端に取付けた前部銀輪２０と、後部車軸１２の外端に
取付けた後部銀輪２１と、対応する銀輪間１８．１９．
２０．２１の掛張したチェノ２２とからなる。前記菌内
側車輪１０．１４は、それぞれの車輪８．１２に対して
、たとえば締付はナツト機構などの操作具２３．２４を
介して固定または固定解除自在となる。ここで各外側車
輪９Ａ、９Ｂ。

１３Ａ、　１３Ｂの径りに対して、内側車輪１０．１４
の径ｄを少し小さくしである。

曲配本体２の外端部に可撓性シール材３０が取付けられ
る。すなわち可撓性シール材３０は、横笛部２Ａの側辺
に外側から当てがわれる側辺部３０ａと、両箱部２Ａ、
２Ｂの背近間に亘って外側から当てがわれるし形の背辺
部３０ｂと、縦箱部２Ｂの上辺に外側から当てかわれる
上辺部３０ｃとを一体化することで形成され、これによ
り本体２の前面側はめ 開放部となる。そして上述ダように本体２側に当てがい
、さらに上部の外面にシール押え３１を当てがった状態
で複数本のボルト３２によりシール押え３１を加圧する
ことで本体２に取付けられる。なおポル１−３２は、本
体２からＮ説してたフランジ３３に螺合される。前記可
撓性シール材３０により形成される開放部にブラシ３４
が配設される。このブラシ３４は取付は部材３５に固定
してあり、本体２の前面に当て付けられたのち、本体２
から連設したフランジ３６に螺合してなるボルト３７で
取付は部材３５を押付けることにより配設される。

前記本体２の上部でその前半部分には矩形箱状のカップ
フレーム４０が連設され、このカップフレーム４０内に
は前記作用空間４に連通ずる投射空間４１が形成される
。なお本体２からカップフレーム４０の内面間に亘って
はパツキン４２が取付けられる。

前記カップフレーム４０の上板部４０ａは、はぼ４５度
に傾斜した矩形リング板で形成され、この上板部４０ａ
の前後端それぞれから支持板４３が立設される。

前記カップフレーム４０の上方に配設される研１１材投
射装置４４の基台は可動ベース４５であって、チャンネ
ル状部材を下面開放として配設される。そして可動ベー
ス４５の両辺中央部を走行方向ピン４６を介して支持板
４３に支持させることで、この可動ベース４５は走行方
向軸心４７の周りに左右揺動自在となる。前記支持板４
３には、走行方向軸心４７を中心とする円弧状の長孔４
８が形成され、この長孔４８に通したボルト４９を支持
板４３側に形成したねじ孔５０に螺合し締付けることで
、前記可動ベース４５は揺動位置で固定自在となる。前
記上板部４０ａと可動ベース４５との間には蛇腹部材５
９が設けられる。前記可動ベース４５から前後一対のブ
ラケット５１が上方に連設され、これらブラケット５１
間に一対のピン５２を介して支持枠５３が取付けられる
。したがって支持枠５３は、両ピン５２が通る揺動軸心
５４の周りに左右揺動自在となる。投射ノズル５５は、
保持部材５６を介して支持枠５３側に取付けられ、その
先端は前記投射空間４１に臨むとともに基端には研掃材
を圧送する研掃材ホース５７が接続する。ノズルシール
材５８は可動ベース４５と投射ノズル５５との間に設け
られ、この投射ノズル５５を囲むように配設される。前
記支持枠５３を揺動軸心５４の周りに一定範囲内で往復
揺動させる揺動駆り装置６０は、前記可動ベース４５か
ら立設した支持ブラケット６１と、この支持ブラケット
６１に取付けたモータ６２と、このモータ６２側からの
減速された出力軸６３に取付けたクランク６４と、この
クランク６４の偏心位置に相対揺動自在に連結したロッ
ド６５とからなり、このロッド６５の遊端を、前記支持
枠５３からのブラケット６６に相対揺動自在に連結して
いる。前記横笛部２Ａの上部で研掃材回収管＠４４を配
設した位置よりも後方の位置に、作用空間４内に間口す
る研掃材回収管６７が設けられ、この研掃材回収管６７
には可撓性のサクシコンホース６８が連通ずる。前記カ
ップフレーム４０の前後外面からブラケット７０が建設
され、これらブラケット７０には被ガイド体の一例であ
るガイドローラ７１が縦箱部２Ｂの前後に位置して配設
される。

７５は石油用のタンクで、底板部７６と、筒状の胴部７
７と、屋根部７８とからなり、前記胴部７７の下位には
開閉Ｍ７９を有する出入口（マンホール）８０が形成さ
れている。ｉｔｔ記底板底板部７６面が被研掃底面８１
、また胴部７７の内面が被研掃側面８２であり、これら
によって角部が形成される。前記タンク７５の外で地上
側には所作材供給装置８５が配備され、前記研掃材ホー
ス５７、サクションホース６８などが所定の箇所に接続
している。

次に上記構成の自走式研掃装置を使用してタンク７５内
の角部を研掃する作業を説明する。この自走式研掃ｇ置
は、ホース５７．６８などを分離させた状態で出入口８
０を通してタンク７５内に運び込まれ、その後、出入口
８０を通したホース５７．６８などが接続される。タン
ク７５内に運び込まれた自走式研掃装置は、可撓性シー
ル材３０の側辺部３０ａならびに背辺部３０１）を被研
掃底面８１に当接させるとともに、背辺部３０ｂならび
に上辺部３０ｃを被研掃側面８２に当接させ、さらにガ
イドローラ７１を被研掃側面８２に当接させてセットさ
れる。この状態で、研掃材供給装置８５側を作動させる
ことにより、サクションホース６８や研掃材回収管６７
を介して作用空間４の後部に吸引力が作用する。このと
き本体２の下部においては、前面を除いて可撓性シール
材３０が技研砕両面８１．８２に当接していることから
、その吸引力によって、外部の空気がブラシ３４を通り
、そして研掃材回収管６７に達するという空気流れ８８
が作用空間４に発生している。この状態で、研掃材ホー
ス５７内を圧送され、投射ノズル５５から投射される研
掃材は、技研掃両面８１．８２に衝突して所期の研■を
行う。このような研掃によって生じた除去物と使用済み
研掃材とは研掃材回収管６７に至るのであるが、その際
に′６ＪｆＩ材は、前述した空気流れ８８があることか
ら、この空気流れ８８に乗って円滑に回収されることに
なる。

このような研掃は、投射ノズル５５を左右に首振りさせ
ながら行われる。すなわちモータ６２の始動によりクラ
ンク６４を回転させ、偏心取付けによってロッド６５を
押し引き動させる。これにより支持枠５３が揺動軸心５
４の周りで左右に揺動することになり、以って支持枠５
３と一体の投射ノズル５５を左右に一定範囲内で揺動さ
せる。この揺動によって研掃幅を広げた研掃を行える。

前述した一定範囲の研掃幅は、その揺動方向において任
意に変更し得る。すなわち所期の研掃作業を行う訪に、
被研掃底面８１と被研掃側面８２との情付き状態などを
確認する。そしてボルト４９を緩め、可動ベース４５を
走行方向軸心４７の周りで左右いずれかに揺動させたの
ち、ボルト４９の締付けで固定する。これにより可動ベ
ース４５の定置姿勢を変更でき、以って第１図で示され
る中間位置での研掃幅Ａに対して、被研掃底面８１側を
充分とした研掃幅８や、技研掃ｙｐｌ面８２を充分とし
て研掃幅Ｃで研掃を行うことができる。

さらに上述した研掃は自走台車１を自走させながら行わ
れる。すなわちモータ１６の始動により両車軸８．１２
を介して各車軸９Ａ、９Ｂ、１３Ａ。

１３Ｂを回転させることで行える。このような走行にａ
３いて、ホース５７．６８などが長くなると引張り力が
大きくなり、自走台車１側の自重だｔノでは充分な走行
力が得られない。これに対しては、ブラシ３４を密にし
、かつ吸引力を大にして作用空間４内に負圧をツて生さ
せ、吸着力を生せしめて車輪９Ａ、９Ｂ、１３Ａ、１３
３に大きな摩擦力を発生させればよい。また車輪９Ａ、
９８．１３Ａ、１３Ｂをウレタンで製作したときには、
摩損粉が透明で目立たないものとなる。

被研掃底面８１がフラットであれば上述しかつ第３図で
示す要領により角部の研掃が行われ、このとき小径の内
側車輪１０．１４は浮いている。しかし石油用のような
大径のタンク７５では第１図に示すように被研掃底面８
１は上方へ凸に弯曲している。

この場合には、技研ｎ側面８２に近い外側車輪９Ａ。

１３Ａは浮くが、内側車輪１０．１４が中間部で接輪す
ることになり、したがって自走台車１は少し傾斜するだ
けで４輪１０．９Ｂ、　１４．１３８による接輪状態は
維持される。また被研掃側面８２の弯曲状態は種々ある
が、この場合には操作具２３．２４の操作により内側車
輪１０．１４の配設位置を幅方向で調整すればよい。

上記実施例においては、研掃幅の作用位置を変え１ｑる
形式を示したが、これは一定の研掃幅の形式であっても
よい。

梵明の効果 上記構成の本発明によると、通常、底面に各外側車輪を
接輪させ、被カイト体を側面に当接させた状態で自走台
車を走行させることにより、底面と側面とに亘る角部に
可撓性シール材を当てかった状態で、内部に研掃材を投
射し角部研掃を円滑かつ確実に行うことができる。そし
て底面が弯曲していたときには、側面に近い外側車輪は
浮くが内側車輪が中間部で接輪することになり、したが
って自走台車は少し傾斜するだけで４輪接輪状態は維持
することができる。しかも、内側車輪の配設位置を幅方
向で調整することによって、底面の弯曲状態に対して、
走行力や自走台車の安定性の面において最適の位置で内
側車輪を接輪させることができ、充分な走行力でもって
角部の研掃を確実に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は縦断側面図、
第２図は縦断背面図、第３図は側面図、第４図は背面図
、第５図は平面図、第６図は作業説明図である。 １・・・自走台車、２・・・本体、２Ａ・・・横笛部、
２Ｂ・・・縦箱部、３・・・走行装置、４・・・作用空
間、８・・・前部車軸、９Ａ、９Ｂ・・・前部外側車輪
、１０・・・前部内側車輪、１２・・・後部車軸、１３
Ａ、　１３３・・・後部外側車輪、１４・・・後部内側
車輪、１６・・・モータ（駆動装置）、２３、２４・・
・操作具、３０・・・可撓性シール材、３０ａ・・・側
辺部、３０ｂ・・・背辺部、３０ｃ・・・上辺部、３４
・・・ブラシ、４０・・・カップフレーム、４１・・・
投射空間、４４・・・研掃材投射装置、４５・・・可動
ベース、４７・・・走行方向軸心、４９・・・ボルト、
５３・・・支持枠、５４・・・揺動軸心、５５・・・投
射ノズル、５７・・・研掃材ホース、６０・・・揺動駆
＃Ｊ装置、６７・・・研掃材回収管、６８・・・サクシ
ョンホース、７１・・・ガイドローラ（被ガイド体）、
７５・・・タンク、８１・・・被研掃底面、８２・・・
技研罰側面、８８・・・空気流れ。 代理人　　　森　　本　　義　　弘

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、本体を、下面ならびに一側面開放のＬ形箱状に形成
   し、この本体の横箱部の前後に、駆動装置に運動する車
   軸を幅方向に配設し、これら車軸に、それぞれ左右一対
   の外側車輪を固定するとともに、これら外側車輪間で幅
   方向移動自在な内側車輪を配設し、前記本体の縦箱部の
   前後に被ガイド体を設けて自走台車を構成し、前記本体
   の外端部に可撓性シール材を取付けるとともに、この本
   体内に開口する研掃材投射装置と研掃材回収管とを設け
   たことを特徴とする自走式角部研掃装置。