JPH0130079Y2 - - Google Patents

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JPH0130079Y2
JPH0130079Y2 JP15015886U JP15015886U JPH0130079Y2 JP H0130079 Y2 JPH0130079 Y2 JP H0130079Y2 JP 15015886 U JP15015886 U JP 15015886U JP 15015886 U JP15015886 U JP 15015886U JP H0130079 Y2 JPH0130079 Y2 JP H0130079Y2
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JP
Japan
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electrodes
cell suspension
cell
space
chamber
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JP15015886U
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JPS6355899U (ja
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  • Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電気刺激を利用して細胞どおしを融
合させたり、細胞に遺伝子などの高分子を導入し
たりするのに用いる細胞融合チヤンバに関するも
のである。
(従来の技術) 第2図に従来の細胞融合チヤンバの一例を示
す。
チヤンバ本体2内に一対の平行平板電極4,6
が設けられている。8は絶縁体であり、電極4,
6と絶縁体で囲まれる空間10に細胞懸濁液が収
容される。電極4,6からはリード線12,14
が外部に取り出される。16はチヤンバ本体2を
閉じる蓋であり、チヤンバ本体2内を密閉する。
リード線12,14に電圧を印加することによ
つて、電極4,6の間の空間10に収容された細
胞懸濁液に電気刺激が施され、細胞融合や遺伝子
導入などが行なわれる。
(考案が解決しようとする問題点) 電極4,6としては白金電極が使用される。電
極4,6は互い平行して対向する部分だけをもつ
ている。
細胞融合や遺伝子導入などの操作を行なつた
後、電極4,6の間を洗浄する必要があるが、電
極4,6の間の空間は小さいので洗浄を十分に行
なうことが難かしく、また、少量の洗浄液で何回
もの洗浄操作を行なう必要があり、洗浄に時間を
要する問題がある。
また、細胞懸濁液の回収にパスツールを用いる
が、パスツールの先端を電極4,6の間の空間1
0に正しく入れることは容易ではなく、そのため
細胞の回収が容易ではないという問題がある。
本考案は電極間の空間の洗浄を容易にし、か
つ、融合操作や遺伝子導入操作の終つた細胞の回
収を容易にすることのできる電極構造をもつた細
胞融合チヤンバを提供することを目的とするもの
である。
(問題点を解決するための手段) 本考案の細胞融合チヤンバでは、対向電極の対
向部分は細胞懸濁液を収容する垂直面の平行部分
と、この垂直面部分の上部で上方に広がつた大容
量の洗浄槽部分とからなる。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例を表わし、同図Aは
断面図、同図Bは蓋をとつた状態を示す平面図で
ある。なお同図Aは同図BのA−B線位置での切
断状態を表わしている。
20はチヤンバ本体であり、電極22,24を
嵌め込むための孔と液溜め26,28のための孔
をもつように、樹脂によつて一体成形されてい
る。チヤンバ本体20の底には、透明材料(例え
ば透明ガラス又は透明樹脂)の底板30が接着剤
により接着されて取りつけられている。
チヤンバ本体20の中央の孔には一対の電極2
2,24が嵌め込まれ、電極22,24の底面は
底板30上に接着剤により接着されて取りつけら
れている。電極22,24は互いに平面によつて
対向している。電極22,24の対向部の下部の
平面は細胞懸濁液を収容するために垂直で互いに
平行な平面22a,24aであり、それぞれの垂
直平面22a,24aの上部には外側に向つて広
がる平面22b,24bが形成されている。電極
22,24の下部の垂直平面22a,24aによ
つて形成される空間は細胞懸濁液を収容するため
の空間であり、その上方の平面22b,24bに
より形成される上部に開いた空間32は洗浄液用
の洗浄槽である。
電極22,24からはそれぞれ端子34,36
が外部に取り出されている。
38は透明材料にてなる蓋であり、チヤンバ本
体20内を密閉する。蓋38は外部から雑菌が侵
入するのを防止するとともに、細胞懸濁液が蒸発
するのを防止するためのものである。
チヤンバ本体20と底板30により形成される
孔26,28は、細胞懸濁液の蒸発を防ぐための
液、例えば蒸溜水を入れるための液溜めである。
本実施例の細胞融合チヤンバで細胞融合操作な
どを行なう場合、電極22,24の垂直平面22
a,24aで形成される空間にピペツト又はパス
ツールを用いて細胞懸濁液40を入れ、液溜め2
6,28に蒸溜水を入れて蓋38によつてチヤン
バ本体20内を密閉する。そして端子34,36
に電圧を印加することによつて細胞懸濁液40に
電気刺激を与える。
一連の融合操作が終了すると、細胞懸濁液40
を回収したり、入れ換えたり、電極22,24を
洗浄したりする。このとき、平面22bと24b
によつて形成される洗浄槽32が設けられている
ので、1回の洗浄操作で大量の洗浄液を入れるこ
とができ、より十分な洗浄を行なうことができ
る。この洗浄槽32がない場合は、細胞懸濁液4
0が残り、次の細胞融合操作などに悪影響を及ぼ
すことがある。
電極22,24の上部に外部に傾斜した大きな
平面22b,24bがあることによつて、ピペツ
トやパスツールの先端を細胞懸濁液40が収容さ
れる空間に導くのが容易となり、細胞懸濁液40
の注入や回収を容易に行なうことができるように
なる。
電極上部の傾斜した平面22b,24bによつ
て形成される洗浄槽32の容積は、洗浄液の注入
器であるパスツール操作1回分に相当する約1〜
1.5cc程度とするのが適当である。
本考案はまた、リング状の対向電極をもつた細
胞融合チヤンバに適用することもできる。その場
合も、電極の対向部に第1図Aに示されるような
垂直平面の細胞懸濁液収容部分と、その上部に広
がる洗浄槽をもつような断面形状とすればよい。
(考案の効果) 本考案の細胞融合チヤンバでは、対向電極の対
向部分で細胞懸濁液を収容する垂直面の平行部分
の上部に上方に広がつた大容量の洗浄槽部分を設
けたので、次のような効果を達成することができ
る。
(1) 細胞懸濁液を収容して電気刺激を与える小さ
な空間に入つた細胞懸濁液中の融合完了の細胞
の回収を無理なく、残らず行なうことができ
る。
(2) 細胞懸濁液を収容した電気刺激を与える小さ
な空間を洗浄するのに、洗浄液を多量に入れる
ことができるようになるので、洗浄しやすくな
る。
(3) 大きな傾斜面と垂直面の角(吃水)が細胞懸
濁液を入れる目印となる。
(4) ピペツト操作の際など、ピペツトや先の太い
注入器などでも大きな傾斜面によつて案内され
るので、操作が楽になつた。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは本考案の一実施例を示す断面図、同
図Bは同実施例で蓋をとつた状態を示す平面図で
あり、同図Aは同図BのA−B線位置での切断状
態を表わしている。第2図は従来の細胞融合チヤ
ンバの一例を示す断面図である。 20……チヤンバ本体、22,24……電極、
22a,24a……垂直面、22b,24b……
傾斜面、30……チヤンバ底板、32……洗浄
槽。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. チヤンバ底板上に設けられた対向電極間の間隙
    に細胞懸濁液を収容し、前記対向電極間に電圧を
    印加して細胞に電気刺激を与える細胞融合チヤン
    バにおいて、前記対向電極は対向部分の電極下部
    が互いに平行な垂直面をもち、対向部分の電極上
    部が上方に向つて外方向に傾斜した傾斜面をもつ
    ていることを特徴とする細胞融合チヤンバ。
JP15015886U 1986-09-29 1986-09-29 Expired JPH0130079Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15015886U JPH0130079Y2 (ja) 1986-09-29 1986-09-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15015886U JPH0130079Y2 (ja) 1986-09-29 1986-09-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6355899U JPS6355899U (ja) 1988-04-14
JPH0130079Y2 true JPH0130079Y2 (ja) 1989-09-13

Family

ID=31066044

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JP15015886U Expired JPH0130079Y2 (ja) 1986-09-29 1986-09-29

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JPS6355899U (ja) 1988-04-14

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