JPH01300585A - 高周波回路用基板 - Google Patents

高周波回路用基板

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JPH01300585A
JPH01300585A JP13199688A JP13199688A JPH01300585A JP H01300585 A JPH01300585 A JP H01300585A JP 13199688 A JP13199688 A JP 13199688A JP 13199688 A JP13199688 A JP 13199688A JP H01300585 A JPH01300585 A JP H01300585A
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JP
Japan
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resin
plastic powder
base material
dielectric layer
board
Prior art date
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Pending
Application number
JP13199688A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Arai
敏之 新井
Satoshi Tazaki
聡 田崎
Takao Sugawara
菅原 隆男
Yutaka Yamaguchi
豊 山口
Masami Kamiya
雅己 神谷
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子機器用の基板、特に高周波領域での使用
に好適な高周波回路用基板に関する。
〔従来の技術〕
最近の電子工業、通信工業の各分野において、使用され
る周波数が次第に高周波の領域に移行し、従来多用され
ていたキロヘルツの領域からメガヘルツやギガヘルツの
領域の方に重要性が移行している。これらの高周波領域
では伝送のエネルギー損失が大きくなりやすく、比誘電
率(以下ε、と記載する)や誘電正接(以下tanδと
記載する)のより小さな誘電体基板が望まれるようにな
ってきた。この基板の用途の1つに高周波受信用平面ア
ンテナがある。
高周波受信用アンテナは誘電体層の一方の面に銅箔等か
らなる円形、方形、クランク型等の共振器(放射器)、
マイクロストリップラインを、他方の面に金属板等の接
地導体を配置した平板状の基板から構成され、所望の利
得や指向性を出すため共振器をアレー化したりしている
。そのため、使用される誘電体層はε1やtanδが小
さく高周波特性の良いことが要求される。
従来、誘電体層としてはε、の比較的低いポリドラフル
オロエチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリス
チレン、ポリイソブチレン、ポリメチルペンテン−1等
の樹脂を使用したり、これらに熱的、機械的な補強効果
を発現させるためガラス繊維を埋設させ架橋したり(例
えば特開昭60−253528号公報)、ガラス繊維と
して石英ガラス繊維を使用したり(特開昭59−109
347号公報)、エポキシ樹脂等の誘電体層にガラスバ
ブル(微小中空球体)を混入する方法(特開昭6 (1
−16,7394号公報)が提案されている。
高周波の領域、すなわちギガヘルツの領域の周波数を使
用している衛星放送の電波はVHF、UHF帯の地上放
送の電波のように、大電力化できず微弱であるため、ア
ンテンナの利得を上げるうえでも、伝送損失の少ない基
板が要求されているが、誘電率、tanδの小さいポリ
テトラフルオロエチレン、ポリエチレン等の基板を用い
たものは、製造工程が複雑となるばかりでなく、用いて
も伝送損失を低下させることに限界があり、満足できる
基板は得られていない。
また、基材であるガラス繊維に石英ガラスを使用した積
層板は高価である上に、ε1やtanδの低下に限界が
ある。
更に、微小中空球を絶縁層に混入する方法は工程が多く
、絶縁層中で微小中空球が均一に分散しないと、その回
路用基板上で誘電特性の偏りを生じる。また、微小中空
球と絶縁層との接着が悪いと水が侵入しε、やtanδ
が高くなる。また、微小中空球にはその材質に1:、、
やtanδの比較的高いものを用いている場合が多いの
で、混入量を多くしてもそれほどε1やtanδが低下
しない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、ε1およびtanδが低く、基板の伝送損失
が小さく、誘電体層の片面または両面の金属導体層に回
路形成した後に発生する基板の反りを防止した補強効果
に優れた高周波回路用基板を提供しようとするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、誘電体層が樹脂含浸基材と密度が真の密度の
90%以下である融着または接着されたプラスチック粉
末とからなり、前記誘電体層の少な(とも一方の面に、
金属導体層が積層されてなることを特徴とする高周波回
路用基板を提供するものである。
以下、本発明を図面に従って詳細に説明する。
第1図は本発明の積層創造を示す断面図であり、1.1
′は金属導体層、2.2′はプラスチック粉末の真の密
度の90%以下である融着または接着されたプラスチッ
ク粉末、3は樹脂含浸基材である。これらの各構成材は
その必要に応じて多数個積層した任意の構成を採ること
ができ、多層板とすることもできる。
本発明におけるプラスチック粉末2.2′としては、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリ−1−ブテン、ポリ
−4−メチル−1−ペンテンなどの単独重合体、エチレ
ン−プロピレン共重合体、エチレン−1−ブテン共重合
体、フロピレン−1−ブテン共重合体、エチレン−酢酸
ビニル共重合体のようなポリオレフィン共重合体等のポ
リオレフィン系樹脂、ポリテトラフルオロエチレン、テ
トラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重
合体、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルコキ
シエチレン共重合体、トリフルオロクロルエチレン−テ
トラフルオロエチレン共重合体、ポリフン化ビニリデン
、ポリフッ化ビニル等のフッ素系樹脂、ポリスチレン、
アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリ
ル−ブタジェン−スチレン共重合体、ポリカーボネート
、ポリメチルメタアクリレート等の各種ポリアクリレー
ト、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポ
リイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリフェニ
レンサルファイド、ポリエーテルサルホン、ポリサルホ
ン、ボリアリレート、ポリエーテルエーテルケトン、ポ
リフェニレンオキサイド、ポリエーテルアミド、ポリエ
ーテルイミド、ポリイソブチレン、ポリオキシベンジレ
ン、ポリブチレンテレフタレート、ポリブタジェン、ポ
リエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、尿
素樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、フェノ
ール樹脂、エポキシ樹脂、シリうン樹脂、ホルマリン樹
脂、キシレン樹脂、フラン樹脂、ジアリルフタレート樹
脂、ポリイソシアネート樹脂、フェノキシ樹脂などがあ
り、これらを適宜変成しても良い。またこれらの複合体
としての混合物あるいは共重合体などでも良く、これら
を主成分とし必要に応じて架橋剤、硬化剤および添加剤
を用いてもよい。またこれらのプラスチック粉末を他樹
脂でコートして使用することもできる。
これらの中で、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリテ
トラフルオロエチレン等のポリオレフィン系樹脂、フッ
素系樹脂が好ましい。
プラスチック粉末の密度はプラスチック粉末の真の密度
の90%以下が良く、90%を超えるとプラスチック粉
末が高充填となり粉末で囲まれた気泡構造が独立気泡と
なり、温度変化による寸法変化が大きく、ε、のような
電気特性が悪化したり、ε1、tanδの値を十分に低
下させることはできない。本発明のように90%以下と
すると81、tanδを小さくでき、かつ気泡構造は連
続気泡が多数を占め、温度変化に対する特性のばらつき
が少なくなる。プラチック粉末の密度はプラスチック粉
末の真の密度の10〜70%が特に好適な範囲である。
プラスチック粉末の融着あるいは接着は加熱等により行
うことができる。熱硬化性樹脂の場合はあらかじめ粉末
を熱硬化させ、さらにその粉末表面に接着剤や加熱溶融
する樹脂をコートして接着ないし融着することもできる
。プラスチック粉末の隙間の気体はほとんど空気である
が、融着、接着の際、プラスチック粉末から発生する気
体でもよい。
樹脂含浸基材3は、合成繊維、ガラス繊維等のクロスや
紙に熱可塑性樹脂のフィルムや前述したプラスチックを
加熱、溶融後加圧して含浸させたものや、揮発性溶剤に
溶かして含浸させたものを用いることができる。
樹脂含浸基材は誘電体層を補強するためのもので厚み2
0〜500μmのガラスクロスに20〜200μmの熱
可塑性樹脂シートを溶融含浸させ得られるものが好適に
用いられる。
金属導体層1.1′は、銅、白銅、青銅、黄銅、アルミ
ニウム、ニッケル、鉄、ステンレス、金、銀、白金等の
箔または板である。金属導体層としては一般には印刷回
路用の銅箔が好ましく、銅箔の中でもきわめて高純度の
無酸素銅箔が好ましく、エツチングによって所定の回路
を形成すればよい。
また、所定の回路を形成するためには銅メツキ、銀メツ
キ等を施してもよい。
第1図には図示していないが、金属導体層1゜1′とプ
ラスチック粉末2.2′および樹脂含浸基材3とプラス
チック粉末2.2′のそれぞれの間に樹脂層を介して積
層してもよい。
樹脂層としては、プラスチックフィルム、接着剤の樹脂
が好適であり、金属導体層のエツチングの際エツチング
液がプラスチック粉末中に侵入するのを防止したり、使
用時における吸湿を防止するのに効果がある。
〔作用〕
本発明の高周波回路用基板は、樹脂含浸基材とプラスチ
ック粉末とからなる誘電体層と金属導体層が一体化され
た構成であるため、樹脂含浸基材の補強作用により金属
導体層に回路を形成した後に発生する基板の反りを防止
することができる。
また、密度がプラスチック粉末の真の密度の90%以下
である融着または接着されたプラスチック粉末により、
ε1やtanδを低くすることができ、結果として伝送
損失の大幅な低下ができるものである。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、本
発明はこれに限定されるものではない。
実施例1 プラスチック粉末2.2′としてポリオレフイレン系樹
脂の粉末ミペロンXM−220(超高分子量ポリエチレ
ンパウダー、平均粒子径0,03鶴、融点136℃、樹
脂密度0.94g/cj、三井石油化学工業株式会社商
品名)を用い、周囲に枠をもった金属板に投入し振動を
加えて均一厚みにした後、230℃のオーブン中に入れ
粉体を焼結させ1.密度がプラスチック粉末密度の65
%である厚さ0゜35鶴のプラスチック粉末シートを得
た。
樹脂含浸基材3として、厚さ60μmのガラスクロス(
日東紡績株式会社製)の両面にポリエチレンであるハイ
ゼソクスミリオン(三井石油化学工業株式会社商品名)
から形成される厚さ60μmのフィルムを重ねて180
℃にて加熱溶融後、加圧して、厚さ10(lumの樹脂
含浸基材を得た。
金属導体層1.1′として35μmの銅箔(日本鉱業株
式会社製)を用い、金属導体層1.1′とプラスチック
粉末シート2.2′および樹脂含浸基材3とプラスチッ
ク粉末シート2.2′それぞれの間に図示はしていない
が厚さ50μmのアトマーフィルム(三井石油化学工業
株式会社商品名)を用いて、第1図に示すような構成に
してこれらを積層し、スペーサーを用い110℃のプレ
スで加熱接着し高周波回路用基板を得た。
実施例2 密度がプラスチック粉末密度の90%である厚さ0.3
5nのプラスチック粉末シートを用いた以外は、実施例
と同様にして、第1図に示すような構成の高周波回路用
基板を得た。
比較例1 実施例と同様にして、厚さ0.7 vsのプラスチック
粉末2,2゛を用い、樹脂含浸基材は用いないこと以外
は、実施例と同様にして第2図に示すような構成の高周
波回路用基板を得た。
比較例2 密度がプラスチック粉末密度の100%である厚さ0.
35 順のプラスチック粉末シートを用いた以外は、実
施例と同様にして第1図に示すような構成の高周波回路
用基板を得た。
実施例1、実施例2、比較例1および比較例2で作製し
たそれぞれの高周波回路用基板のε1、tanδおよび
金属導体層である銅箔を回路形成するためのエツチング
した後の状態を表1に示した。
比較例1および比較例2はε、およびtanδの低下が
図れたが、回路形成のためのエツチング後に、基板のカ
ールのために銅箔の浮き等が発生するという問題を生じ
た。
これに対して、実施例1および実施例2の基板は比較例
1のそれよりもややε、およびtanδが高いものの、
従来の高周波回路用基板よりもε。
およびtanδを低下させ、回路形成のためのエツチン
グにおいてもカール等の問題は発生しなかった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、密度がプラスチック粉末の真の密度の
90%以下である融着または接着されたプラスチック粉
末により、ε、およびtanδを大幅に低下させること
ができ、樹脂含浸基材により回路形成のためのエツチン
グ後の基板のそり、カールの発生がないものが得られる
。また、プラスチック粉末の気泡構造は連続気泡が多数
を占め温度変化に対する寸法変化が小さく特性のバラつ
きが少なく、基板全体にわたり均一な誘電特性を有する
基板を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係わる高周波回路用基板の断面図で
あり、第2図は比較例1によって得られた高周波回路用
基板の断面である。 1.1′  金属導体層 2.2′  プラスチ・ツク粉末 3     樹脂含浸基材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.誘電体層が樹脂含浸基材と密度が真の密度の90%
    以下である融着または接着されたプラスチック粉末とか
    らなり、前記誘電体層の少なくとも一方の面に、金属導
    体層が積層されてなることを特徴とする高周波回路用基
    板。
JP13199688A 1988-05-30 1988-05-30 高周波回路用基板 Pending JPH01300585A (ja)

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