JPH01300184A

JPH01300184A - 冷蔵庫

Info

Publication number: JPH01300184A
Application number: JP63129004A
Authority: JP
Inventors: Shigemi Ishikawa; 石川　成己
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 1988-05-26
Filing date: 1988-05-26
Publication date: 1989-12-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野１この発明は冷蔵庫内の脱臭装置に関するものであり、特
に、冷気中の悪臭成分をオゾンによって分解し除去する
脱臭装置に関するものである。

［従来の技術］第５図は、例えば、実開昭６２−６８３２号公報に示さ
れた従来の冷蔵庫用脱臭装置を示す断面図である。

図において、（１）は脱臭装置本体であり、臭気を含ん
だ脱臭前の冷気の吸込口（１ａ）と、脱臭後の冷気の吹
出口（１ｂ）を有している。（２）は脱臭装置本体（１
）内に配設された脱臭専用のファンモータ、（３）はフ
ァンモータ（２）によって回転駆動されるファン、（４
）は脱臭装置本体（１）内の冷気の通風路に配設された
オゾン発生装置、（５）はオゾン発生装置（４，）にオ
ゾン発生用の高電圧を供給する高電圧発生装置、（６）
は冷気中の臭気成分を分解する反応室、（７）は冷気中
のオゾンを分解するオゾン分解装置である。

従来の冷蔵庫用脱臭装置は上記のように構成されており
、臭気を含む冷気を強制的に脱臭装置本体（１）内に吸
込んで、冷気中の臭気を脱臭している。

この従来の冷蔵庫用脱臭装置による脱臭動作について、
以下に詳）ホする。

脱臭装置本体（１）の周辺部に位置する冷気は、ファン
モータ（２）で駆動されるファン（３）によって、吸込
口（１ａ）から脱臭装置本体（１）内に吸込まれる。こ
の臭気を含む冷気は、オゾン発生装置（４）の配設部を
経て、反応室（６）に流入する。この反応室（６）内に
はオゾン発生装置（４）で発生したオゾンも共に流入し
ている。

したがって、臭気はオゾンと反応して、その冷気中の臭
気成分が分解される。このオゾンは高圧側電極及び低圧
側電極と絶縁材とで形成されたオゾン発生装置（４）の
前記両電極間に、高電圧発生装置（５）からの高電圧を
印加させて起こるコロナ放電により発生する。

この後、残留オゾンを含む冷気はオゾン分解装置（７）
部を通過する。ここで、オゾンは酸素と二液化炭素とに
分解される。なお、このオゾン分解装置（７）は、通常
、吸着能を有していて分解された臭気成分を吸着する。

そして、脱臭されたクリーンな冷気が吹出口（１ｂ）か
ら再び庫内に吹出される。

以上の脱臭装置本体（１）を冷蔵庫内に配設し、この運
転を暫時継続して行なうことにより、冷蔵庫内の冷気の
脱臭を行なっていた。

［発明が解決しようとする課題］上記のような従来の冷蔵庫用脱臭装置では、脱臭装置本
体（１）内に専用のファンモータ（２〉及びファン（３
）を漏えていた。そして、強制的に冷気を脱臭装置本体
（１）内を循環させて、冷蔵庫の庫内の冷気の脱臭を行
なっていた。

したがって、脱臭装置本体（１）の製造単価が高価であ
るとともに、そのために所定の設置スペースを確保する
必要があった。

そこで、この発明は冷蔵庫の庫内冷気循環経路を利用し
て冷気の脱臭ができ、脱臭装置専用のファンモータ及び
ファン等を必要としない脱臭装置を備えた冷蔵庫を得る
ことを課題とする。

［課題を解決するための手段］この発明にかかる冷蔵庫は、冷蔵室（９）に冷気を送風
するダクト（１５）内にオゾンを送り込むオゾン発生装
置（４）と、オゾンの流れ込んだ冷気の流れの下流に冷
気中の臭気成分を分解する反応室（６）と、更に、この
反応室（６）と冷気吹出口（１０ａ＞との間にオゾン分
解装置（７）とを配設したものである。

［作用］この発明の冷蔵庫においては、冷蔵庫の庫内冷気循環経
路を利用して冷気の脱臭ができ、脱臭装置専用のファン
モータ（２）及びファン（３）等が不要になる。

［実施例］第１図はこの発明の冷蔵庫の庫内を示す一部断面を含む
正面図、第２図は第１図の冷蔵庫の縦断面図、第３図は
この発明の一実施例である冷蔵庫内の脱臭装置を示す正
面断面図である。なお、図中、（４）から（７）は上記
従来例の構成部分と同一または相当する構成部分である
。

図において、（８）は冷蔵庫本体、（９）は食品等を冷
蔵保存する冷蔵室である。（１０）は冷気を冷蔵室（９
）に送風するダクトカバーであり、冷気の吹出口（１０
ａ）を複数有し、冷蔵室（９）の背面部に配設されてい
る。（１１）はダクトカバー（１０）内への冷気の供給
量を調整するバッフル動作を制御する温度調節器、（１
２）は冷凍至に配設されている冷気循環用のファン、（
１３）は冷凍至の背部に埋設されている冷気送風用のダ
ク１〜、（１４）はダクトカバー（１０）内を区劃して
いる仕切壁、（１５）はダクトカバー（１０）内に仕切
壁（１４）等により形成されているダクト、（１６）は
ダクト（１５）の途中に配設した＠脱式のフィルタであ
る。

この実施例の冷蔵庫内の脱臭装置は上記のように構成さ
れており、ダクトカバー（１０）内に、冷気の流れに接
した状態でオゾン発生装置（４）が配設されている。ま
た、このオゾン発生装置（４）の下流に、冷気中の臭気
成分を分解する反応室（６）が形成されている。更に、
この反応室（６）の下流に、反応室（６）と冷気吹出口
（１０ａ）との間にオゾン分解装置（７）が配設されて
いる。

次に、このように構成された本実施例の冷蔵庫用脱臭装
置による脱臭動作について、以下に説明する。

冷蔵室（９）内を冷却する冷気は、冷気送風用のファン
（１２）により冷凍至からダクト（１３）内を通り、温
度調節器（１１）部を経て、ダクトカバー（１０）に供
給される。この供給された冷気は、ダク］・カバー（１
０）のダクト（１５）内を第３図の矢印のように流れ、
フィルタ（１６）を経た侵、オゾン発生装置（４）の下
流に位＠する反応室（６）に導かれる。この反応室（６
）内にはオゾン発生袋＠（４）により発生したオゾンも
共に流入している。即ち、オゾンは空気よりも比重が重
いので、自重により自然落下する。そして、このオゾン
と反応して、冷気中の臭気成分が分解される。

この後、残留オゾンを含む冷気は反応室（６）の下流に
位置するオゾン分解装置（７）を通過する。ここで、オ
ゾンが酸素と二酸化炭素とに分解される。そして、脱臭
されたクリーンな冷気がダクトカバー（１０）の各吹出
口（１０ａ）から冷蔵室（９〉内に吹出される。

このように、この実施例では脱臭装置が、冷蔵庫の庫内
冷気循環経路と一体化されているので、従来の脱臭装置
本体（１）のように専用のファンモータ（２）及びファ
ン（３）を必要とすることなく、冷気の脱臭ができる。

したがって、脱臭装置本体（１）の製造単価が安価とな
り、経済的である。また、専用の設置スペースを確保す
る必要もなく、省スペースを促進でき、庫内の内容積を
有効に活用できる。

次に、この発明の他の実施例について説明する。

第４図はこの発明の他の実施例の脱臭装置部分の要部を
示す正面からみた断面図である。なお、図中、上記従来
例または実施例と同一符号は、上記従来例及び実施例の
構成部分と同一または相当する構成部分を示す。

この実施例は、オゾン発生装置（４）の一方の端部を仕
切壁（１４）の下端に位置させ、他方の端部をオゾン分
解装置（７）と当接する位置に配設したものである。そ
して、この反応室（６）とオゾン分解装置（７）とフィ
ルタ（１６）とで三角形状の反応室（６）となっている
。

したがって、この実施例では、冷気の流れに対して、よ
り接触し易い状態でオゾン発生装置（４）が配設されて
いる。なお、この場合も、オゾン発生装置（４）で発生
したオゾンは反応室（６）内に流入し、上記実施例と同
様に、冷気中の臭気成分を分解する。

そして、脱臭されたクリーンな冷気がダク（・カバー（
１０）の各吹出口（１０ａ）から冷蔵室（９）内に吹出
されるので、上記実施例と同様の効果を奏する。

ところで、上記の各実施例では冷気がオゾン発生装置（
４）の設置部及び反応室（６）に到達する前にフィルタ
（１６）を通過するような構成について説明したが、オ
ゾン分解装置（７）の俊にフィルタ（１６）を設置して
もよい。

［発明の効果］以上説明したとおり、この発明の冷蔵庫は、冷蔵室に冷
気を送１ｇ１するダウ１〜内に発生したオゾンが流れ込
むようにオゾン発生装置を配設し、オゾンの流れ込んだ
冷気の流れの下流に冷気中の臭気成分を分解する反応室
と、この反応室と冷気吹出口との間にオゾン分解装置と
を配設したことにより、冷蔵庫の庫内冷気循環経路を利
用して冷気の脱臭ができ、専用のファンモータ及びファ
ン等を必要としないので、脱臭装置本体の製造単価が安
価となり経済的となる。また、専用の設置スペースを確
保する必要もなく、省スペースを促進でき、庫内の内容
積を有効に活用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の冷蔵庫の庫内を示す一部断面を含む
正面図、第２図は第１図の冷蔵庫の縦断面図、第３図は
この発明の一実施例でおる冷蔵庫内の脱臭装置を示す正
面断面図、第４図はこの発明の他の実施例である冷蔵庫
内の脱臭装置の要部を示す正面からみた断面図、第５図
は従来の冷蔵庫用脱臭装置を示す断面図である。図において、４ニオシン発生装置、　５：高電圧発生装置、６：反応
室、　　　　　７：オゾン分解装置、９：冷蔵室、　　
　　１０：ダクｌ〜カバー、１０ａ：吹出口、　　　１
５：ダクト、である。なお、図中、同−符丹及び同一記号は、同一または相当
部分を示す。代理人　弁理士　大宮　増雄　外２名第１図／第２図６：反応室１５：タクト

Claims

【特許請求の範囲】冷蔵庫内の室に冷気を送風するダクトを備えた冷蔵庫に
おいて、発生したオゾンが前記ダクト内に流れ込むように配設し
たオゾン発生装置と、前記オゾン発生装置にオゾン発生
用の高電圧を供給する高電圧発生装置とを設け、前記ダ
クト内の前記オゾンの流れ込んだ冷気の流れの下流に設
けた冷気中の臭気成分を分解する反応室と、この反応室
とダクトの冷気吹出口との間にオゾン分解装置とを設け
たことを特徴とする冷蔵庫。