JPH0130008Y2 - - Google Patents

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JPH0130008Y2
JPH0130008Y2 JP1936684U JP1936684U JPH0130008Y2 JP H0130008 Y2 JPH0130008 Y2 JP H0130008Y2 JP 1936684 U JP1936684 U JP 1936684U JP 1936684 U JP1936684 U JP 1936684U JP H0130008 Y2 JPH0130008 Y2 JP H0130008Y2
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JP
Japan
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spiral
rolls
seed
groove
seeds
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JP1936684U
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JPS60131109U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば、ペーパーポツト苗箱の各ポ
ツト内に、確実に、所望数粒ずつの種子を播種し
得る播種装置としたものである。又、例えば、移
動機に取付られた播種装置で、野菜の種子を、確
実に、所望数粒ずつ点播して、播種後間引きなど
を行なう必要が全然ない播種装置に係るものであ
る。
(従来技術) 従来、田植機用の土付苗は、ばら蒔き土付苗か
ら、条播土付苗に進歩した。そして、最近ではペ
ーパーポツト苗といつて、紙材料で形成されたペ
ーパーポツトに、種子を1粒ずつ蒔いた土付苗が
出現している。この土付苗は、従来のものに比べ
て、生育が2,3日は早くなることから、冷害に
強い結果が確認されている。
(考案が解決しようとする課題) 上記ペーパーポツトは、かなり普及している
が、小さいポツトに1粒ずつ確実に蒔ける装置は
これまでなかつたので、ペーパーポツト苗の作成
は大変だつた。
又、従来は、例えば移動機に取付けられた播種
装置により野菜の種子を広大な圃場に播種してい
たが、この場合、作業そのものは簡単であつた
が、その後の間引作業は極めて大変であつた。
(考案の目的) 本考案は、上記問題を解決したもので、併せ
て、螺旋溝の断面構造について特段の工夫をな
し、螺旋ロールの回転も軽く円滑に作業できるよ
うにしたものである。
(課題を解決するための手段) よつて本考案は、外周面に送り螺旋溝3,4を
形成した左右一対の水平または傾斜軸心螺旋ロー
ル1,2を、互いの螺旋溝3,4が合致した状態
のまま移動するように並設して前記螺旋ロール
1,2の間の上面に種子移動溝14を形成し、前
記螺旋ロール1,2の下方には前記螺旋ロール
1,2の間隙を通して種子を吸引することによ
り、前記移動溝14内の種子を嵌合溝7内に吸着
させる吸引装置19を設けた播種装置において、
前記螺旋溝3,4の断面形状は∨状に形成した播
種装置としたものである。
(実施例) 図により説明すると、1は左側の螺旋ロール、
2は右側の螺旋ロールであり、螺旋ロール1,2
の外周面には、該螺旋ロール1,2が左回転(ま
たは右回転)すると、矢印イの方向に進む螺旋溝
3,4が形成されている。
螺旋溝3,4は、一条螺旋でも多条螺旋でも差
し支えなく、実験結果では三条螺旋が好適であつ
た。螺旋溝3,4は、第1図では同方向である
が、反対螺旋でも実施可能である。該螺旋溝3,
4の断面形状は∨状に形成する。
5は螺旋ロール1側の螺旋山部、6は螺旋ロー
ル2側の螺旋山部である。
前記螺旋ロール1,2は、ともに終始同一直径
に形成され、且つ、山部5と山部6、螺旋溝3と
螺旋溝4が合致した状態で回転する。
螺旋ロール1の山部5と螺旋ロール2の山部6
は、僅かの狭隙をもつて並設され、その間の上面
に、Υ状の種子移動溝14を形成する。
螺旋溝3と螺旋溝4は、二つが左右側から合わ
さつて一つの◇状の嵌合溝7を形成する。嵌合溝
7の大きさは、大きくとも種子移動溝14に蒔い
た種子8よりは小さく形成する。したがつて、◇
状の嵌合溝7に種子8が嵌まるから、嵌合溝7と
種子8は点接触となる。
9は左側の螺旋ロール1の軸、10は右側の螺
旋ロール2の軸であり、軸9,10にはスプロケ
ツト11が取付けられ、スプロケツト11にはチ
エン12を巻回して回転させる。
前記螺旋ロール1,2は、始端部13が低く
h、終端部15が高くH形成される。16は地面
である。
始端部13と終端部15との間で、種子移動溝
14の上方位置には、始端部13より終端部15
に向けて種子移動溝14を移動する種子を均す回
転ブラシ17を設ける。該回転ブラシ17のブラ
シ18は、短かくとも螺旋ロール1,2の半径よ
り長く形成し、種子移動溝14を移動する余分な
種子(嵌合溝7に嵌つていない種子)を始端部1
3側に掃き出すように回転させる。
前記螺旋ロール1,2の下方には吸引装置19
を設ける。吸引装置19は前記嵌合溝7を上から
下へ吸引風が吹抜けるようにして、種子移動溝1
4を移動する種子を下方に吸引して種子が直立し
て嵌合溝7に吸着されるようにするものである。
嵌合溝7の下方位置に吸引ケース20を取付け
る。吸引ケース20のいずれか一方の側板21に
吸引口22を開口させ、吸引口22の外側に接続
部23を形成し、図示していない吸引機のホース
を接続する。吸引ケース20の前板24、後板2
5のそれぞれの上端部は、螺旋ロール1,2外周
面と同じ半円弧形状に形成し、螺旋ロール1,2
の種子移動溝14以外から吸引しないようにす
る。
(作用) 次に作用を述べる。
左側螺旋ロール1と右側螺旋ロール2の軸9、
軸10に取付けられたスプロケツト11を、チエ
ン12により回転させると、左側螺旋ロール1と
右側螺旋ロール2は、同時に左回転(または右回
転)する。そして螺旋溝3,4と山部5,6はそ
れぞれ左右一致した状態であるから、左側の螺旋
ロール1と右側の螺旋ロール2の間の上面には、
種子移動溝14が形成され、種子移動溝14の下
方には螺旋溝3と螺旋溝4の二つが合わさつた嵌
合溝7が形成される。そして、該種子移動溝14
の嵌合溝7は一致した状態で矢印イの方向に進行
する。
しかして、螺旋溝3,4の断面形状は∨の字形
状に形成されているから、種子8は◇状の嵌合溝
7に嵌ることになる。そして、螺旋ロール1と螺
旋ロール2の下方には吸引装置19が設けられ、
該装置19の吸引口22から空気を吸引すると、
嵌合溝7を通して上から下へ吸引風が吹抜け、種
子移動溝14を移動する種子を下方に吸引してい
るから、種子8は嵌合溝7に整然と直立して嵌
り、かつ、吸着されながら外れることなく種子移
動溝14をイ方向に移動する。この場合、嵌合溝
7と種子8は点接触なので、摩擦は小さく、軽く
移動する。
種子移動溝14の嵌合溝7に嵌合しない余分の
種子は、回転ブラシ17のブラシ18が、始端部
13側に掃き戻すように回転しているから、始端
部13側に掃き戻される。
この場合の種子8の落下は、一条螺旋では螺旋
ロール1,2が一回転すると、1粒落下し、二条
螺旋では螺旋ロール1,2が一回転すると、2粒
落下し、多条螺旋では螺旋ロール1,2が一回転
すると、多粒落下する。
したがつて、モーターによる螺旋ロール1,2
の回転速度を、設計的に与えられた速度に調節し
ておくと、例えば、丁度下方を通過するペーパー
ポツトの中心に、1粒ずつ落すことが可能にな
る。
又、圃場の場合は、例えば、10cmおきに、正確
に、1粒ずつの野菜の種子を落して欲しいという
要求が出されるが、この場合は、機体前進速度
と、螺旋ロール1,2の回転速度を完全に同期さ
せることにより、簡単にこれも可能になる。
(効果) 従来ペーパーポツトは、かなり普及している
が、小さいポツトに1粒ずつ確実に蒔ける装置は
これまでなかつたので、ペーパーポツト苗の作成
は大変だつた。又、従来は、例えば移動機に取付
けられた播種装置により野菜の種子を広大な圃場
に播種していたが、この場合、作業そのものは簡
単であつたが、その後の間引作業は極めて大変で
あつた。
しかるに本考案は、外周面に送り螺旋溝3,4
を形成した左右一対の水平または傾斜軸心螺旋ロ
ール1,2を、互いの螺旋溝3,4が合致した状
態のまま移動するように並設して前記螺旋ロール
1,2の間の上面に種子移動溝14を形成し、前
記螺旋ロール1,2の下方には前記螺旋ロール
1,2の間隙を通して種子を吸引することによ
り、前記移動溝14内の種子を嵌合溝7内に吸着
させる吸引装置19を設けた播種装置において、
前記螺旋溝3,4の断面形状は∨状に形成した播
種装置としたものである。
イ 種子8を上方より始端部13の種子移動溝1
4に供給すると、螺旋溝3,4の断面形状は∨
の字形状に形成しているから、種子8は、◇状
の嵌合溝7に嵌まることになり、点接触の状態
に嵌るので、軽く動く。
ロ 螺旋ロール1と螺旋ロール2の下方に設けた
吸引装置19により、種子移動溝14を移動す
る種子を下方に吸引するから、嵌合溝7に嵌つ
た種子8は外れることなく、嵌つたままイ方向
に移動し、終端部15より1粒ずつ落下させう
る。
ハ したがつて、モーターによる螺旋ロール1,
2の回転速度を、設計的に与えられた速度にし
ておくと、例えば、丁度下方を通過するペーパ
ーポツトの中心に、1粒ずつ落すことが可能に
なる。
ニ 圃場の場合は、例えば、10cmおきに、正確
に、1粒ずつの野菜の種子を落して欲しいとい
う場合は、機体前進速度と、螺旋ロール1,2
の回転速度を完全に同期させることにより、簡
単に可能になる。
という効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は要部の斜視図、第2図は要部の平面
図、第3図は要部の縦断側面図、第4図は要部の
縦断側面図である。 符号の説明、1……左側の螺旋ロール、2……
右側の螺旋ロール、3……螺旋嵌合溝、4……螺
旋嵌合溝、5……山部、6……山部、7……嵌合
溝、8……種子、9……軸、10……軸、11…
…スプロケツト、12……チエン、13……始端
部、14……種子移動溝、15……終端部、16
……地面、17……回転ブラシ、18……ブラ
シ、19……吸引装置、20……吸引ケース、2
1……側板、22……吸引口、23……接続部、
24……前板、25……後板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周面に送り螺旋溝3,4を形成した左右一対
    の水平または傾斜軸心螺旋ロール1,2を、互い
    の螺旋溝3,4が合致した状態のまま移動するよ
    うに並設して前記螺旋ロール1,2の間の上面に
    種子移動溝14を形成し、前記螺旋ロール1,2
    の下方には前記螺旋ロール1,2の間隙を通して
    種子を吸引することにより、前記移動溝14内の
    種子を嵌合溝7内に吸着させる吸引装置19を設
    けた播種装置において、前記螺旋溝3,4の断面
    形状は∨状に形成した播種装置。
JP1936684U 1984-02-14 1984-02-14 播種装置 Granted JPS60131109U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1936684U JPS60131109U (ja) 1984-02-14 1984-02-14 播種装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1936684U JPS60131109U (ja) 1984-02-14 1984-02-14 播種装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60131109U JPS60131109U (ja) 1985-09-02
JPH0130008Y2 true JPH0130008Y2 (ja) 1989-09-13

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ID=30508873

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1936684U Granted JPS60131109U (ja) 1984-02-14 1984-02-14 播種装置

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JPS60131109U (ja) 1985-09-02

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