JPH01299725A - 板材位置決め装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分舒〉 本発明は、送出されてくる板材の先端を常に一定位置に
停止させて位置決めする板材位置決め装置に関し、上記
板材の停止時に板材先端部の変形を防止するものである
。

〈従来の技術〉 従来より、自動車ボディ等に係る各種の鋼板製パネルを
プレス加工するために、トランスファプレスライン等の
高速プレスラインが導入されている。トランスファプレ
スラインとは、複数台のプレス加工機をワークの搬送方
向に沿って次々に設置したもので、送り込まれるワーク
に対して各プレスごとに部分的なプレス加工を施してゆ
き、最終的に目的とするプレス加工品を得ろようにした
生産ラインのことである。このような高速処理を可能と
するプレスラインにおいては、コイル状に巻き取られた
薄板鋼等を予め一定形状の板材に切断集積しておき、ま
ず上記板材を一枚ずつ高速且つ正確に取り出して位置決
めし、さらに製品加工用のプレス加工機内の所定の位置
まで高速搬送する作業が不可欠である。特に板材の位置
決めに関しては、プレス加工に係る材料歩留りを低く抑
えるという観点からも高い精密度が要求されている。

上述のような板材の取り出し、位置決め、搬送作業に係
る一連の機械装置をデイスタックフィーダと称するが、
これは概ね以下のようなものである。つまり、上下動可
能に設けられたワーク台には一定形状に切断された上記
板材の集積束が載置されており、この集積束の上方に設
けられたバキュームカップ等の吸着手段によって上記集
積束から上記板材が一枚ずつ引き上げられろ。さらに上
記板材は、磁気力によって搬送物を吸着するマグネット
コンベヤ等の搬送手段を介して下向きにつり下げられた
状態で一枚ずつ高速で送出され、洗浄処理等を経て、板
材位置決め装置内に搬出される。上記板材位置決め装置
には、上記板材を滑らせて送り出すスキッドバーやロー
ラコンベヤ等のガイド装置が設けられている。

このガイド装置によって上記板材が運ばれ、最終的には
上記ガイド装置の先端位置に設けられた位置決めストッ
パに当って停止すると共に上記ガイド装置の後端に位置
し上記位置決めストッパと対向して設けられたりヤス１
゜ツバに押し出されて位置決めされるのである。

また、上記端板１′＋１方の板材の通過部分に’ｆｔｖ
１１マグネットを設け、磁気的な吸引力で制動し停止時
のＩｆｔｔＡを和らげる工夫もされ−Ｃいろ。

こうして位置決めされた上記板材は、さらに数値制御さ
れたコンベヤ等によってプレス加工機内に正確に送り出
されるのである。

〈発明の解決すべき課題〉 プレス加工機内に送出する板材を予め位置決めずろ位♂
Ｙ決めｌＡ装置内イ；≦速で送り出されてきた仮相は、
スキッドバーやローラコンベア等よりなろガイド装置上
を滑り、最終的に上記ガイド装置末端側に設けられた位
置決めストッパに当って停止すると共に上記ガイド装置
の後端に位置し上記位置決めストッパと対向して設けら
れたりャストツバに押し出されて位置決めされる。しか
し高速処理を行っていると上記板材の送り出し速度はか
なり大きいため上記位置決めストッパとの闇突時に、上
記板材は大きな衝撃力を受け、上記板材が上記位置決め
ストッパより大きくはね返って正確な位置決めが困難と
なるばかりか、板材の端部を変形させてしまう結果、プ
レス加工機の型を損傷させてしまうという問題があった
。

く課題を解決するための手段〉 本発明による板材位置決め装置は、板材を滑らせ送り出
すガイド装置と、上記板材の送出方向側の上記板材端面
が当接して上記板材を位置決め状態で停止させる当接部
を形成した位置決めストッパと、上記当接部前方の上記
ガイド装置上方に設けられ上記板材を抑圧機構によって
上記ガイドに押圧し制動し得ろ制動板とを備えたことを
特徴とするものである。

く作　　　用〉 ワークである板材が、板材位置決め装置に設けられたガ
イド装置上を滑り、上記ガイド装置の末端側に設けられ
た位置決めストッパ前方に設けられろと共に抑圧８ＩＨ
Ｉｌを有する端板が、上記板材を上記ガイド装置との間
に挾み込んで押圧し上記板材に制動力を与えるため、最
終的に上記板材は上記位置決めストッパに極めてゆるや
かに当接し且つ正確に位置決めされろ。

く実　施　例〉 本発明による板材位置決め装置の一実施例をトランスフ
ァプレスラインのデイスタックフィーダに適用した例を
以下に詳述する。ここでディスクツクフィーダとは、プ
レス加工機にワークとして供されろ鋼板部材を、上記鋼
板部材のｍＭ束から一枚ずつ取り出し且つこれを正確に
位置決めしつつ上記プレス加工機内に送出する一連の機
械装置のことである。

第１図は、上記ディスクツクフィーダの概略構成を表し
ている。図中左側のデイスタックフィーダ本体１１には
、上下動可能なワーク台１２が設けられており、このワ
ーク台１２には一定形状に切断された板材工３の簗檀束
１４が載置されている。またワーク台１２上方のデイス
タックフィーダ本体１１１ｃ１．ｔ、板材１３に吸着し
板材１３を集積束１４よ）ｌ　−枚づつ取り出す複数個
の吸盤装置１５が、その吸着面を板材１３に対向させて
設けられていると共に、上記吸着面と平行する図中右側
方向に送出方向を設定したマグネットコンベア１６が設
けられている。従って、ワーク台１２は集積束１４より
板材１３が取り出される度に上方へせり出して板材１３
の取り出し位置を一定とするように動くと共に、吸着装
ｆｉ１５に吸着され一枚づつ取り出された板材１３は、
マグネットコンベア１６下端面まで引き上げられた後、
マグネットコンベア１Ｇに磁気力で吸着保持され吊り下
げ状態で高速送出される。さらに板材１３はマグネット
コンベア１６の送出方向末端側に設けられた洗浄装置１
６に送り込まれろ。洗浄装置１６には、数対の対接する
搬送駆動ローラ１７が駅動回転自在に設けられ、ており
、板材１３は乙れら搬送駆動ローラ１７間を加速され搬
送力を与えられながら通過し且つ同時に洗浄油によって
洗浄され板材１３は図中右側に位置する板材位置決め装
置本体１８に送り込まれる。

つまり、板材１３はこの板材位置決め装［１８上部に設
けられたスキッドバーやローラコンベア等のガイド装置
１９上を滑り、最終的にはガイド装置１９の先端側に設
けられた制動板ｚＯによって制動を受けながらさらに下
方に設けられた位置決めストッパ２１に当って停止し、
位置決めされる。この時、板材１３の厚さや大きさの違
いに起因する減速度の相異から板材１３が位置決めスト
ッパ２１に当たることなく停止してしまった場合等のた
めに、板材１３を板材１３が送り込まれてくる度に後方
より押し込んで位置決めストッパ２１に当接させるリア
ストッパ２２が、ガイド装ｆｉ１９の後端側の位置決め
ストッパ２１と対向する位置に設けられている。板材１
３はさらに、ガイド装置１９を上下動自在に支持する駆
動袋［２３によってガイド装［１９と共に下降して、ガ
イド装置１９下方に設けられたマグネットコンベア２４
に吸着蔵Ｔ１され図示しないプレス加工機内の所定位置
に送出されるのである。

先にも概説した板材１３の位置決めに係る本発明の板材
位置決め装置の詳細な構成を表す斜視図が第２図であり
、同じくその断面図が第３図である。即ち、送出されて
くる板材１３を滑らせつつ前方へ送り出す一対のローラ
コンベア２５が既述の駆動袋［２３によって上下動自在
に支持されておりさらにローラコンベア２５の両側にも
、板材１３を滑動自在に支持する複数本のスキッドバー
２６が配され、やはり駆動装置２３によって上下動自在
に支持されている。上述したローラコンベア２５及びス
キッドパー２６が板材１３の前述したガイド装置１９を
構成している。またガイド装Ｗ１１９の上方の板材位置
決め装置本体１８には板材１３の送出方向に治って位置
調整ねじ軸２７が設られている。この位置調整ねじ軸２
７には、該ねじ軸２７に螺合する図示しない送りナツト
及びこの送りナツトの駆動源を有し位置！１１！！１ね
じ軸２７に沿って進退自在に動き得る位Ｎ調整装置ｚ８
が取り付けられている。さらに位置調整装９１２８には
支持板２９が下方に突設されており、且つ支持板２９の
下端部には、ガイド装′ｅ１１９上を滑って送出されて
きた板材１３の端部が当って板材１３が停止し位置決め
される前述した端板状の位置決めストッパ２１が設けら
れている。また位置決めストッパ２１の前方には、スキ
ッドパー２６及びローラコンベア２５との間に板材１３
を挾み込む制動板２０が位置しており、且つこの制動板
２０は支持板２９に端板３０を介して設けられたエアシ
リンダ３１に取り付けられている。なおこの制動板２０
の先端部には板材１３の進入を容易にする円弧状の案内
部３２が形成されている。またエアシリンダ３１は、制
動板２０を板材１３に対して常に付勢するものであるた
め、制動板２０は滑り込ノＬできた板材１３を上方より
押圧し制動力を与えろことになる。

従って、まず位置調整装置２８内の図示しない駆ｔｊｈ
源を作動させて位ａｔＳ塾装置２８を位置調整ねじ軸２
７に心って動かすことで目的とする位置に位置決めスＩ
・ツバ２１を設定しておけば、送ゆ込まれてきた板材１
３はガイド装置１９上を滑って送られ、さらに制動板２
０によってガｆド装！！１９に対して押圧されて制動を
受け、ついには十分に減速された状態で位置決めストッ
パ２１に当たって停止し位置決めされるのである。

また上述したような板材１３の位置決めストッパ２１に
よる位置決めに際しては、同時に前述したリアストッパ
２２が用いられている。このリアストッパ２２の概略構
成断面図として第４図に表したように、リアストッパ２
２の本体フレーム３３は板材位置決め装置本体１８のガ
イド装置１９の後端側に取り付けられている。本体フレ
ーム３３には、板材１３の送出方向とほぼ平行して一部
屈曲したスリット形状の案内孔３４が形成されており、
さらに板材１３のｆ＆端に当接して板材１３を位置決め
ストッパ２１側へ押し出す当接部３５が一端に形成され
たアーム３６が、アーム３６の側面に突設され且つ案内
孔３４に挿入されたピン３７を介して案内孔３４に沿っ
て摺動自在に支持されている。またアーム３６の他端は
、流体圧シリンダ３８の先端に連結された摺動部３９に
回動自在に接続されており、且つ摺動部３９（、を本体
フレーム３３上部に板材１３の送出方向と平行する方向
に沿って設けられたガイドフレーム４０に摺動自在に支
持されている。さらにアーム３７と摺動部４０との接続
部に緩衛機構を設け、アーム３７が板材１３を押し出し
位置決めストッパ２１に付勢した時の闇撃を和らげ板材
１３の損傷を防ぐ構造としてももちろんよい。

上述した構成のリアストッパ２２は以下のように動く。

つまり、流体圧シリンダ３８を作動させ摺動部３９をガ
イドフレーム４０に沿って引き寄せれば、同時にビン３
７が案内孔３４に沿って動き、アーム３６が下降しつつ
前方へ押し出され当接部３５が板材１３の１＆端に当っ
て板材１３を位置決めストッパ２１まで押し出し位置決
めするのである。また板材１３がガイド装置１９上を送
出されて来る時には、上述した過程と逆の過程によって
アーム３６が後退し、板材１３がガイド装置１９上を通
過し得るようになる。

ところで本実施例では、制動板２０を板材１３に付勢す
る押圧機構をエアシリンダ３１としたが、この代わりに
ばねや油圧シリンダ等の他の抑圧機構を用いてもよいし
、さらにはこの抑圧機構を板材１３の重さや厚さに応じ
て押圧力を変え得るような構成のものとしてももちろん
よい。また位置決めストッパ２１４の前方に位置するよ
うガイド装置１９に電磁マグネットを設けることにより
、仮性１３を磁気的な力でガイド装置１１１９側に吸引
制動して、制動板２０の機能を補助することとしてもよ
い。

〈発明の効果〉 ガイド装置上を送出されてくる板材の端部が当たり上記
板材が停止し位置決めされろ位置決めストッパの前方に
、上記板材を上記ガイド装置と共に挾み込んで押圧する
制動板を設けたことにより、上記板材は十分な制動を受
は減速された後に上記位置決めストッパに当たり位置決
めされろ。従って位置決め時の上記板材のはね返り等が
防げ上記板材の正確な位置決めができろと共に、上記板
材の端部に変形や折り返し等が発生するのを防ぎ上記変
形や上記折り返し等に起因するプレス加工機の型の損傷
等をな（せるので、作業効率向上とコスト低減を実現で
きろ。

【図面の簡単な説明】

第１図はトランスファプレスラインにおけろデイスタッ
クフィーダの概略構成図、第２図は本発明による板材変
形防止装置の一実施例を表す斜視図、第３図は上記一実
施例を表す正面図、第４図はリアストッパの概略構成を
表す断面図である。 図面中、１３は板材、１Ｂは板材位置決め装置本体、１
９はガイド装置、２０は制動板、２１は位置決めストッ
パ、３１はエアシリンダである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 板材を滑らせ送り出すガイド装置と、上記板材の送出方
   向側の上記板材端面が当接して上記板材を位置決め状態
   で停止させる当接部を形成した位置決めストッパと、上
   記当接部前方の上記ガイド装置上方に設けられ上記板材
   を押圧機構によって上記ガイドに押圧し制動し得る制動
   板とを備えたことを特徴とする板材位置決め装置。