JPH01298239A - シートサスペンジョン材 - Google Patents
シートサスペンジョン材Info
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- JPH01298239A JPH01298239A JP63128631A JP12863188A JPH01298239A JP H01298239 A JPH01298239 A JP H01298239A JP 63128631 A JP63128631 A JP 63128631A JP 12863188 A JP12863188 A JP 12863188A JP H01298239 A JPH01298239 A JP H01298239A
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Landscapes
- Woven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、自動車、電車、航空機などのシートのサス
ペンション材として用いられるほか、事務所、学校、一
般家庭などの椅子やレジャー用の椅子などのサスペンシ
ョン材としても用いられるシートサスペンジョン材に関
する。
ペンション材として用いられるほか、事務所、学校、一
般家庭などの椅子やレジャー用の椅子などのサスペンシ
ョン材としても用いられるシートサスペンジョン材に関
する。
自動車、航空機においては、軽量化と利用空間の拡大が
重要な課題であり、このため、シートサスペンジョン材
としては、金属製のSバネ、ロールスプリング、発泡ウ
レタンなどの代替材料として、軽くて薄い高分子弾性体
からなるシートサスペンジョン材の開発に対する要請が
大きい。
重要な課題であり、このため、シートサスペンジョン材
としては、金属製のSバネ、ロールスプリング、発泡ウ
レタンなどの代替材料として、軽くて薄い高分子弾性体
からなるシートサスペンジョン材の開発に対する要請が
大きい。
事務用、家庭用等の一般の椅子においても、快適性を高
め、デザインの自由度を広げるため、同様の要請がなさ
れている。
め、デザインの自由度を広げるため、同様の要請がなさ
れている。
これらの要請に対しては、緯糸に高分子弾性体からなる
モノフィラメントを用い、経糸には紡績糸を用いた平組
織の交織織物を素材とするシートサスペンジョン材が提
供されている。
モノフィラメントを用い、経糸には紡績糸を用いた平組
織の交織織物を素材とするシートサスペンジョン材が提
供されている。
この素材のサスペンション機能には、優れたものがある
。
。
しかし、高分子弾性体のモノフィラメントは、交織相手
の糸に比べて直径が著しく大きいので曲げ剛性が大きく
て曲げ構造が取り難く、しかも、摩擦係数が小さいため
、上記交織織物からなるシートサスペンジョン材には、
経糸と緯糸との間で滑りが起き易いと言う欠点があり、
小さな衝撃によっても、経糸または緯糸が容易に移動し
、織り目に部分的に密度差が生じて、いわゆる目ズレが
起き、商品価値と機能が大中に低下すると言う問題があ
った。
の糸に比べて直径が著しく大きいので曲げ剛性が大きく
て曲げ構造が取り難く、しかも、摩擦係数が小さいため
、上記交織織物からなるシートサスペンジョン材には、
経糸と緯糸との間で滑りが起き易いと言う欠点があり、
小さな衝撃によっても、経糸または緯糸が容易に移動し
、織り目に部分的に密度差が生じて、いわゆる目ズレが
起き、商品価値と機能が大中に低下すると言う問題があ
った。
この問題の解決のため、経糸と緯糸の交接点を接着剤で
固定すると言う提案がある。しかし、この接着剤処理に
よると、交接点以外にも接着剤が付着し、風合いが硬く
なったり、サスペンション機能が低下したりすると言う
問題がある。
固定すると言う提案がある。しかし、この接着剤処理に
よると、交接点以外にも接着剤が付着し、風合いが硬く
なったり、サスペンション機能が低下したりすると言う
問題がある。
そこで、高分子弾性体モノフィラメントとして、外周部
に低温融着成分が配された芯鞘型複合糸を用い、製織後
熱処理することにより、経糸と緯糸の交接点を熱融着し
、目ズレを防止しようとする技術が開発された。しかし
、この交織織物には、複合糸はコストが高いこと、いっ
たん接着が破壊されると元に戻らないこと、染色時に再
融着が起きたり染色堅牢度が大巾に低下したりする恐れ
があるので染色に注意を要すること、サスペンション機
能が糸特性によって制約される場合があると言う問題が
あった。
に低温融着成分が配された芯鞘型複合糸を用い、製織後
熱処理することにより、経糸と緯糸の交接点を熱融着し
、目ズレを防止しようとする技術が開発された。しかし
、この交織織物には、複合糸はコストが高いこと、いっ
たん接着が破壊されると元に戻らないこと、染色時に再
融着が起きたり染色堅牢度が大巾に低下したりする恐れ
があるので染色に注意を要すること、サスペンション機
能が糸特性によって制約される場合があると言う問題が
あった。
以上の事情に鑑み、この発明の目的は、交織織物を素材
とするシートサスペンジョン材において、接着剤を用い
て交接点を接着しない方法で、また、芯鞘型複合モノフ
ィラメントを用いないで、経糸と緯糸の間の滑りを防ぐ
ことにより、モノフィラメントの弾性を殆ど損なうこと
なく、目ズレを防止できるシートサスペンジョン材を容
易かつ安価に提供することにある。
とするシートサスペンジョン材において、接着剤を用い
て交接点を接着しない方法で、また、芯鞘型複合モノフ
ィラメントを用いないで、経糸と緯糸の間の滑りを防ぐ
ことにより、モノフィラメントの弾性を殆ど損なうこと
なく、目ズレを防止できるシートサスペンジョン材を容
易かつ安価に提供することにある。
高分子弾性体からなるモノフィラメントと紡績糸および
/またはフィラメント糸を交織してなるシートサスペン
ジョン材における、上記課題を解決するため、請求項1
記載の発明は、モノフィラメントとモノフィラメントの
間に、紡績糸および/またはフィラメント糸を並列させ
るようにしている。
/またはフィラメント糸を交織してなるシートサスペン
ジョン材における、上記課題を解決するため、請求項1
記載の発明は、モノフィラメントとモノフィラメントの
間に、紡績糸および/またはフィラメント糸を並列させ
るようにしている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
モノフィラメントと紡績糸および/またはフィラメント
糸とが2本ずつ交互に並列されるようにしている。
モノフィラメントと紡績糸および/またはフィラメント
糸とが2本ずつ交互に並列されるようにしている。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明に
おいて、モノフィラメントはポリエステルまたはウレタ
ンエラストマーからなり、紡績糸はポリエステルからな
るようにしている。
おいて、モノフィラメントはポリエステルまたはウレタ
ンエラストマーからなり、紡績糸はポリエステルからな
るようにしている。
請求項4記載の発明は、請求項1.2または3記載の発
明において、紡績糸および/またはフィラメント糸が、
並列するモノフィラメントよりも10%以上長く織込ま
れるようにしている。
明において、紡績糸および/またはフィラメント糸が、
並列するモノフィラメントよりも10%以上長く織込ま
れるようにしている。
この発明において、交織織物を構成する高分子弾性体モ
ノフィラメントは、熱可塑性エラストマーからなるが、
熱可塑性エラストマーは、分子構造の面からは、エント
ロピー弾性を有しエラストマーとしての柔軟性を発現す
るソフトセグメントと、耐熱性、耐薬品性9機械的性能
等の機能を発現するハードセグメントから構成されてお
り、このハードセグメントはまた、塑性変形を防止する
ための分子拘束成分でもあり、交織織物においては、こ
の分子拘束成分の分子間凝集力により物理的架橋が形成
されていて、この物理的架橋により、シートに荷重が掛
かったときの伸びと荷重が除去されたときの弾性回復性
が適度に発現され、高い強度も達成されるのである。
ノフィラメントは、熱可塑性エラストマーからなるが、
熱可塑性エラストマーは、分子構造の面からは、エント
ロピー弾性を有しエラストマーとしての柔軟性を発現す
るソフトセグメントと、耐熱性、耐薬品性9機械的性能
等の機能を発現するハードセグメントから構成されてお
り、このハードセグメントはまた、塑性変形を防止する
ための分子拘束成分でもあり、交織織物においては、こ
の分子拘束成分の分子間凝集力により物理的架橋が形成
されていて、この物理的架橋により、シートに荷重が掛
かったときの伸びと荷重が除去されたときの弾性回復性
が適度に発現され、高い強度も達成されるのである。
そして、このような交織織物において、高分子弾性体モ
ノフィラメントと交織する糸に紡績糸および/またはフ
ィラメント糸を用いるだけでなく、同モノフィラメント
と並列するように、同モノフィラメントとモノフィラメ
ントの間に、紡績糸および/またはフィラメント糸が配
列されていると、織物の全体構造が紡績糸やフィラメン
ト糸同士の絡みで固定されるため、交接点を接着しな(
でも、目ズレが起きない。
ノフィラメントと交織する糸に紡績糸および/またはフ
ィラメント糸を用いるだけでなく、同モノフィラメント
と並列するように、同モノフィラメントとモノフィラメ
ントの間に、紡績糸および/またはフィラメント糸が配
列されていると、織物の全体構造が紡績糸やフィラメン
ト糸同士の絡みで固定されるため、交接点を接着しな(
でも、目ズレが起きない。
したがって、この交織織物においては、接着剤を用いた
処理が不要となるが、接着剤処理が不要になると、高分
子弾性体モノフィラメントが接着剤で互いに接着された
り交織相手の糸と接着されたりすると言うようなことが
起きないため、自由に伸縮できるようになる。
処理が不要となるが、接着剤処理が不要になると、高分
子弾性体モノフィラメントが接着剤で互いに接着された
り交織相手の糸と接着されたりすると言うようなことが
起きないため、自由に伸縮できるようになる。
この発明に用いられる高分子弾性体モノフィラメントは
、通常の方法で熱可塑性エラストマーを熔融紡糸して得
られる。具体的には、たとえば、熔融紡糸後、冷却され
、2段熱延伸が行われ、リラックスが行われて、得られ
るのである。モノフィラメントの直径は、サスペンショ
ン機能と強力の面から決められる必要があるが、普通、
0.1〜1.0鶴程度が好ましい。前記熱可塑性エラス
トマーを構成する一方の成分すなわちソフトセグメント
には、ポリブタジェン、ポリイソプレン、ポリエーテル
などが用いられ、他方の成分すなわちハードセグメント
には、凍結相によるもの(ポリスチレンなど)、水素結
合によるもの(ポリウレタンなど)、結晶形によるもの
(ポリエステルなど)、イオン架橋によるもの(アイオ
ノマーなど)などが用いられる。
、通常の方法で熱可塑性エラストマーを熔融紡糸して得
られる。具体的には、たとえば、熔融紡糸後、冷却され
、2段熱延伸が行われ、リラックスが行われて、得られ
るのである。モノフィラメントの直径は、サスペンショ
ン機能と強力の面から決められる必要があるが、普通、
0.1〜1.0鶴程度が好ましい。前記熱可塑性エラス
トマーを構成する一方の成分すなわちソフトセグメント
には、ポリブタジェン、ポリイソプレン、ポリエーテル
などが用いられ、他方の成分すなわちハードセグメント
には、凍結相によるもの(ポリスチレンなど)、水素結
合によるもの(ポリウレタンなど)、結晶形によるもの
(ポリエステルなど)、イオン架橋によるもの(アイオ
ノマーなど)などが用いられる。
他方、モノフィラメントと交織する相手側の繊維は、一
般に衣料用や産業資材用に用いられている全ての繊維が
用いられ得る。高強力、高耐摩耗性を得る上で、ポリエ
ステル、ナイロン、アクリルなどの合成繊維が適してお
り、高級感を必要とする時は、ウール、綿、麻などを用
いることもできる。用いる糸種は、フィラメント糸およ
び紡績糸のいずれであっても良い。しかし、紡績糸は、
糸同士が絡み易いので、目ズレ防止の観点から、有利で
ある。
般に衣料用や産業資材用に用いられている全ての繊維が
用いられ得る。高強力、高耐摩耗性を得る上で、ポリエ
ステル、ナイロン、アクリルなどの合成繊維が適してお
り、高級感を必要とする時は、ウール、綿、麻などを用
いることもできる。用いる糸種は、フィラメント糸およ
び紡績糸のいずれであっても良い。しかし、紡績糸は、
糸同士が絡み易いので、目ズレ防止の観点から、有利で
ある。
製織に際しては、高分子弾性体からなるモノフィラメン
トは、経糸および緯糸のいずれに用いても良い。したが
って、交織のため、紡績糸および/またはフィラメント
糸は、モノフィラメントと経緯を反対にして配置するよ
うにするのであるが、この発明においては、この際に、
高分子弾性体モノフィラメントに対して並列する方向に
も、紡織糸および/またはフィラメント糸を、1本ずつ
交互、2本ずつ交互、3本以上ずつ交互となるように配
列するか、または、これらの本数の組み合わせからなる
ように交互配列して、製織するようにする。すなわち、
モノフィラメントとモノフィラメントの間に、紡織糸お
よび/またはフィラメント糸を並列するようにして、製
織するのであるこの場合、一般に、1本ずつ交互では目
ズレの改善効果が小さく、5本以上ずつ交互では弾性が
低下する傾向にあるため、2〜4本ずつ交互が望ましく
、2本ずつ交互が特に望ましい。
トは、経糸および緯糸のいずれに用いても良い。したが
って、交織のため、紡績糸および/またはフィラメント
糸は、モノフィラメントと経緯を反対にして配置するよ
うにするのであるが、この発明においては、この際に、
高分子弾性体モノフィラメントに対して並列する方向に
も、紡織糸および/またはフィラメント糸を、1本ずつ
交互、2本ずつ交互、3本以上ずつ交互となるように配
列するか、または、これらの本数の組み合わせからなる
ように交互配列して、製織するようにする。すなわち、
モノフィラメントとモノフィラメントの間に、紡織糸お
よび/またはフィラメント糸を並列するようにして、製
織するのであるこの場合、一般に、1本ずつ交互では目
ズレの改善効果が小さく、5本以上ずつ交互では弾性が
低下する傾向にあるため、2〜4本ずつ交互が望ましく
、2本ずつ交互が特に望ましい。
経糸に用いるものは、1本のビームに整経することもで
きるが、2本のビームに別々に整経して!!!織しても
よい。
きるが、2本のビームに別々に整経して!!!織しても
よい。
紡績糸やフィラメント糸の伸度は、人間が座る時に相当
する荷重下では、モノフィラメントに比して小さい。こ
のため、シートサスペンジョン材となった場合の全体の
伸度は、紡績糸やフィラメント糸の伸度によって制約さ
れる可能性がある。
する荷重下では、モノフィラメントに比して小さい。こ
のため、シートサスペンジョン材となった場合の全体の
伸度は、紡績糸やフィラメント糸の伸度によって制約さ
れる可能性がある。
そこで、製織時には、紡績糸やフィラメント糸の張力を
、モノフィラメントに比して下げておくのが良い。具体
的には、サスペンション機能を低下させないようにする
ためには、紡績糸やフィラメント糸は、モノフィラメン
トに比し、10%以上、望ましくは15%以上長< 1
91iり込むことが良い得られた交織織物に対しては、
必要に応じて、制電加工、風合い加工や形態を整えるた
めのヒートセント加工などの各種加工を施すことができ
るこの織物は、そのままの形で、シートサスペンジョン
材として使用することもできる。
、モノフィラメントに比して下げておくのが良い。具体
的には、サスペンション機能を低下させないようにする
ためには、紡績糸やフィラメント糸は、モノフィラメン
トに比し、10%以上、望ましくは15%以上長< 1
91iり込むことが良い得られた交織織物に対しては、
必要に応じて、制電加工、風合い加工や形態を整えるた
めのヒートセント加工などの各種加工を施すことができ
るこの織物は、そのままの形で、シートサスペンジョン
材として使用することもできる。
以下に、より具体的な実施例を、比較例と合わせて述べ
る。
る。
熱可塑性ポリエステルエラストマーを230°Cで熔融
紡糸し、通常の方法で2段延伸、リラソクスして直径0
.351mのモノフィラメントを得た。その糸物性は、
強力3.45に+r、伸度57.5%であった。
紡糸し、通常の方法で2段延伸、リラソクスして直径0
.351mのモノフィラメントを得た。その糸物性は、
強力3.45に+r、伸度57.5%であった。
これを経糸1として用い、ビームに整径した。
別に、20番双糸のポリエステル紡績糸2を上記モノフ
ィラメント1と合わせて整径し、第1図に示すように、
モノフィラメント1と紡績糸2が2本ずつ交互になるよ
うに並列した。この場合、密度は、各々20本/in(
インチ=2.54c+n、以下同じ)で、全体の密度が
40本/inになるように設定した。紡績糸の織込み長
がモノフィラメントの織込み長に比べて20%長くなる
ように、張力を調整しておいて、緯糸に20番双子のポ
リエステル紡績糸3を密度30本/inで用い、製織し
た得られた実施例の交織織物は、爪でこするなどの相当
の強い衝撃を加えても、目ズレを生じなかった。
ィラメント1と合わせて整径し、第1図に示すように、
モノフィラメント1と紡績糸2が2本ずつ交互になるよ
うに並列した。この場合、密度は、各々20本/in(
インチ=2.54c+n、以下同じ)で、全体の密度が
40本/inになるように設定した。紡績糸の織込み長
がモノフィラメントの織込み長に比べて20%長くなる
ように、張力を調整しておいて、緯糸に20番双子のポ
リエステル紡績糸3を密度30本/inで用い、製織し
た得られた実施例の交織織物は、爪でこするなどの相当
の強い衝撃を加えても、目ズレを生じなかった。
他方、上記において経糸に紡績糸2を交互配列しない交
11i織物(比較例1)は、軽い衝撃でも目ズレが生じ
、商品としての価値がない状態であった。
11i織物(比較例1)は、軽い衝撃でも目ズレが生じ
、商品としての価値がない状態であった。
そこで、このものの密度を機械的限度まで引き上げた(
モノフィラメント25本/in、紡績糸52本/in)
が、得られた交V&織物(比較例2)は、目ズレの改善
がわずかであった。そこで、その交織接合点を接着する
ようにしたが、得られた交Ili織物(比較例3)は、
目ズレ改善効果が少なく、しかも、風合いが硬くなり、
サスペンション機能も損なわれた。
モノフィラメント25本/in、紡績糸52本/in)
が、得られた交V&織物(比較例2)は、目ズレの改善
がわずかであった。そこで、その交織接合点を接着する
ようにしたが、得られた交Ili織物(比較例3)は、
目ズレ改善効果が少なく、しかも、風合いが硬くなり、
サスペンション機能も損なわれた。
前記実施例の物性は、次のとおり。
織物の径方向の引張強力は、2.5印巾で54.4kg
であった。伸びは、15kg、10kgおよび5 kg
荷重時で各々15%、9%、および3%であった。また
、2.5 cm巾に8 kgの荷重を20回繰り返しか
けた後の伸長回復率は98.5%、15kg荷重時は9
6.5%であった。
であった。伸びは、15kg、10kgおよび5 kg
荷重時で各々15%、9%、および3%であった。また
、2.5 cm巾に8 kgの荷重を20回繰り返しか
けた後の伸長回復率は98.5%、15kg荷重時は9
6.5%であった。
この実施例は、高弾性モノフィラメントと紡績糸を単に
交織させただけの従来のものに比べ、伸びと伸長回復率
の点で性能が良く、シートサスペンジョン材として極め
て好ましい物性を有すると言える。
交織させただけの従来のものに比べ、伸びと伸長回復率
の点で性能が良く、シートサスペンジョン材として極め
て好ましい物性を有すると言える。
この発明にかかる高分子シートサスペンジョン材は、複
合糸を用いないため、安価であるとともにサスペンショ
ン機能が糸特性によって制約されず、交接点を融着する
方法に依らないため、その破壊による目ズレ発生の恐れ
がないとともに染色時に再融着の恐れがなく、しかも、
伸びと伸長回復率に優れ、目ズレによる品位、機能の低
下がなく、よって、金属スプリングへの代替が大いに可
能である。
合糸を用いないため、安価であるとともにサスペンショ
ン機能が糸特性によって制約されず、交接点を融着する
方法に依らないため、その破壊による目ズレ発生の恐れ
がないとともに染色時に再融着の恐れがなく、しかも、
伸びと伸長回復率に優れ、目ズレによる品位、機能の低
下がなく、よって、金属スプリングへの代替が大いに可
能である。
第1図は、この発明にかかるシートサスペンジョン材の
部分的断面図である。 1・・・モノフィラメント(経糸) 2・・・紡績糸
(交互配列の経糸) 3・・・紡績糸(緯糸)代理人
弁理士 松 本 武 彦 第1図
部分的断面図である。 1・・・モノフィラメント(経糸) 2・・・紡績糸
(交互配列の経糸) 3・・・紡績糸(緯糸)代理人
弁理士 松 本 武 彦 第1図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 高分子弾性体のモノフィラメントと紡績糸および/
またはフィラメント糸との交織織物を素材とするシート
サスペンジョン材において、モノフィラメントとモノフ
ィラメントの間に、紡績糸および/またはフィラメント
糸が並列されていることを特徴とするシートサスペンジ
ョン材。 2 モノフィラメントと紡績糸が2本ずつ交互に並列さ
れている請求項1記載のシートサスペンジョン材。 3 モノフィラメントがポリエステルまたはウレタンエ
ラストマーからなり、紡績糸および/またはフィラメン
ト糸がポリエステルからなる請求項1または2記載のシ
ートサスペンジョン材。 4 紡績糸および/またはフィラメント糸が交互並列さ
れているモノフィラメントより10%以上長く織込まれ
ている請求項1、2または3記載のシートサスペンジョ
ン材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63128631A JPH01298239A (ja) | 1988-05-26 | 1988-05-26 | シートサスペンジョン材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63128631A JPH01298239A (ja) | 1988-05-26 | 1988-05-26 | シートサスペンジョン材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01298239A true JPH01298239A (ja) | 1989-12-01 |
Family
ID=14989587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63128631A Pending JPH01298239A (ja) | 1988-05-26 | 1988-05-26 | シートサスペンジョン材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01298239A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020026220A (ko) * | 2002-02-09 | 2002-04-06 | 나종일 | 미끄럼 방지 원단 |
EP3677708A1 (en) * | 2019-01-07 | 2020-07-08 | Jeongsan International Co., Ltd. | Thermoplastic elastomer yarn with improved unwinding, weaving and yarn shrinking property, and manufacturing method thereof |
-
1988
- 1988-05-26 JP JP63128631A patent/JPH01298239A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020026220A (ko) * | 2002-02-09 | 2002-04-06 | 나종일 | 미끄럼 방지 원단 |
EP3677708A1 (en) * | 2019-01-07 | 2020-07-08 | Jeongsan International Co., Ltd. | Thermoplastic elastomer yarn with improved unwinding, weaving and yarn shrinking property, and manufacturing method thereof |
CN111411431A (zh) * | 2019-01-07 | 2020-07-14 | 正山国际有限公司 | 热塑性弹性体原纱及其制造方法 |
US11432611B2 (en) | 2019-01-07 | 2022-09-06 | Jeongsan International Co., Ltd. | Manufacturing method of a thermoplastic elastomer yarn |
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