JPH01297429A - 含水ゲル微粒子高含有分散液の製造方法 - Google Patents

含水ゲル微粒子高含有分散液の製造方法

Info

Publication number
JPH01297429A
JPH01297429A JP12500488A JP12500488A JPH01297429A JP H01297429 A JPH01297429 A JP H01297429A JP 12500488 A JP12500488 A JP 12500488A JP 12500488 A JP12500488 A JP 12500488A JP H01297429 A JPH01297429 A JP H01297429A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
water
dispersion
gel
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12500488A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Shimokawa
渉 下川
Katsuaki Fukumori
福森 克明
Takuya Kenjo
見城 卓也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoechst Gosei KK
Original Assignee
Hoechst Gosei KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoechst Gosei KK filed Critical Hoechst Gosei KK
Priority to JP12500488A priority Critical patent/JPH01297429A/ja
Publication of JPH01297429A publication Critical patent/JPH01297429A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は含水ゲル微粒子を高含有する油中水滴型分散液
の製造方法である。
[従来の技術] 含水ゲルとは、水溶性ポリマーが水を包含したままゲル
となっているものであり、例えば、寒天ゲル、アルギン
酸ゲル、ゼラチンゲル、ポリビニルアルコールゲルなど
が知られている。
含水ゲルは塊状のままでも保冷材、蓄熱材、あるいは芳
香剤や消臭剤の担体、あるいは、微生物を担持させたバ
イオリアクターなどと幾多の用途をもっている。
ことに、酵素や細胞などを固定化する担体として利用す
る場合や、塗料などに配合して塗膜の透湿性などを調節
する目的に使用する場合は、最少粒径1μm、最大粒径
2000μm程度の微粒子状の含水ゲルが好ましい。
また、担体は識別などの目的で着色しなりする必要があ
り、塗膜も着色する必要があるので、できるだけ無色で
透明性のすぐれた含水ゲル微粒子が好ましい。
このような目的に使用する場合、含水ゲル微粒子の単離
体を用いるが、貯蔵中にブロッキングして塊状になった
り、潰れて変形したりするので、分散液状のまま、単離
することなく使用できることが好ましい、そのためには
、分散媒はできるだけ少ない方がよいので、含水ゲル微
粒子の含有量は41重量%以上、90重量%程度の高含
有量であることが好ましい。
特開昭60−20934号公報には、ゼラチン球状ゲル
の製造法が開示されている。この方法はゼラチンと水溶
性の架橋剤との混合水溶液を、水に不溶性のエチルセル
ロースを水と相溶しない非極性有機溶剤に溶解させた溶
剤溶液中に、分散させたのち、架橋反応させて含水ゼラ
チンの球状ゲル分散液を作る方法であるが、含水ゼラチ
ン球状ゲルの含有率は、実施例を見れば明らかなように
、4例とも約17重量%であり、41重量%以上、90
重量%の含有率の球状ゲル分散液については言及されて
おらず、事実、41重量%以上の高含有率にすると、分
散系がきわめて不安定になる。
また、粒子径についても、実施例から明らかなように、
100μl〜1000μlのものしかえられず、100
μ1未満、ことに数μlのものは作ることができない。
そのうえ、ゼラチンは腐敗しやすく、また、ゼラチンは
茶褐色を呈するため、無色透明の粒子を必要とする用途
には適用できないという欠点があつた。
特開昭62−45637号公報には、多孔質ポリビニル
アルコール含水ゲル微小球が記載されている。
この方法は、水と混和しない分散剤中に、ポリビニルア
ルコール水溶液を撹拌下で注入し、水滴状態を保ったま
まポリビニルアルコール水溶液を氷点以下の低温にて凍
結させたのち、0〜10℃の低温にて高分子相を結晶化
させる方法であるが、高分子の結晶のし易さが重要な要
件なので、ポリビニルアルコールのケン化度は95モル
%以上でなければならないどう制限がある。
また、凍結させる時間は1昼夜程度を必要とし、フリー
ザー中でその時間中撹拌を続けなければならない。
また、結晶化には10時間程度を必要とし、製造にきわ
めて長時間を必要とする。
また、分散液中の含水ゲル微小球の含有率については言
及されていないが、41i1!量%以上にすると撹拌中
に融着して大味となってしまう欠点がある。
[本発明が解決しようとする課題] 本発明が解決すべき課題は、粒子径が1〜20oOμl
で、含水率99〜60重量%の含水ゲル微粒子を、水と
相溶しない溶剤100重量重量中に70〜900重量部
を含有させた、約41重量%〜 90重量%の高含有分
散液を安定に製造することである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは課題解決のため種々研究を行った。
その結果、特定の水性ゲル形成性ポリマーを、油溶性分
散安定剤を用いて水に不相溶の溶剤中に分散させ、油中
水滴型分散液の状態で該水性ゲル形成性ポリマーの架橋
剤で処理することにより、えられた含水ゲル微粒子中の
ポリマー含有率が1〜40重量%、すなわち、含水率が
99〜60重量%という高含有率であり、この含水ゲル
微粒子70〜900重量部を水と不相溶性の溶剤100
重量部中に含有させることができるので、約41〜90
重量%という高含有率とすることができる。
このことは水下相溶性溶剤の量を10ffi量%よで減
らすことができるということである。
また、含水ゲル微粒子の粒径を1〜2000μlという
広範囲に設定することができるのである。しかも、えら
れた含水ゲル微粒子は乾燥後無色透明となる。
えられた含水ゲル微粒子高含有分散液は、長期間保存し
てら含水ゲル微粒子が凝集したりすることがなく非常に
安定である。
すなわち本発明は、アセトアセチル化ポリビニルアルコ
ール、アセ1〜アセチル化セルロース誘導体、ポリビニ
ルアルコール、インブチレン/無水マレイン酸共重合体
、又はその誘導体から選んだ水性ゲル形成性ポリマーの
1〜40重量%水溶液70〜900重量部を、油溶性分
散安定剤を用いて水と相溶しない溶剤100重量部中に
、粒子径1〜2000μlの微粒子状は分散した油中水
滴型分散液を、該水性ゲル形成性ポリマーの架橋剤を用
いて架橋処理することにより、微粒子中のポリマーを架
橋して、微粒子状のポリマーの水溶液をゲル化させるこ
とを特徴とする、含水ゲル微粒子高含有分散液の製造方
法である。
[構成の説明と作用] 本発明で使用する水性ゲル形成性ポリマーとしては、ア
セトアセチル化ポリビニルアルコールがあるが、そのア
セトアセチル化度は1.0〜15モル%、ケン化度は7
0〜100モル%、重合度は200〜3000程度のも
のが適当である。
ス、アセ1ヘアセチル化セルロース誘導体もあるが、そ
のアセトアセチル化度は1,5〜15モル%が適当であ
り、セルロース誘導体としては、メチルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロースなどが適当である。
ポリビニルアルコールも使用できるが、ケン化度70〜
100モル%、重合度200〜3000ものが適当であ
る。
また、インブチレン/無水マレイン酸共重合体又はその
誘導体、例えばインブチレン/無水マレイン酸共重合体
のイミド化物が好適に用いられる。
これ以外の水性ゲル形成性ポリマーは、含水率99重量
%という高保水性のゲルかえられなかったり、含水ゲル
微粒子を41重量%以上含有する油中水滴型分散液を形
成することができなかったりするので使用できない。
本発明で使用する油溶性分散安定剤としては、油溶性の
界面活性剤と、油溶性の特定の高分子化合物が適してい
る。
油溶性の界面活性剤としては、HL、 Bで限定するこ
とができ、たとえば、ソルビタンモノオレエート、ソル
ビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルエステル、ポリエチレンとボ
リグロビレンとのブロックポリマー、脂肪酸重縮合物と
ポリ多価アルコールとのブロックポリマーなどの界面活
・i刑のうち、HL Bが1〜13のものが油溶性であ
り、好適である。
また、油溶性の特定の高分子化合物としては、プロピオ
ニル基含有率48〜50重量%のセルロースアセテート
グロピオネート、ブチリル基含有率38〜55重量%の
セルロースアセテートブチレート、エトキシル基含有率
44〜50重量%のエチルセルロース、分子量1600
〜2300のスチレン/無水マレイン酸共重合体などの
高分子化合物のうち、油溶性のものが好適である。
これらの高分子化合物は、アルキル基の置換度や、無水
マレイン酸の共重合量によっては油に不溶性のものがあ
るが、それらは本発明には使用できない。
油溶性分散安定剤の使用量はできるだけ少ない方がよい
が、水と相溶しない溶剤100重量部に対して1〜50
重量部が適当である。
本発明で使用する水と相溶しない溶剤としては、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、クロルベン
ゼン、ジクロルベンゼン、ブロムベンゼン、ジブロムベ
ンゼンのごとき芳香族炭化水素化合物、n−ヘキサン、
ヘプタン、デカンなどの脂肪族炭化水素、および、メチ
レンクロライド、四塩化炭素、1.2−ジクロルエタン
、1,1.2−トリクロルエタン、ペンタクロルエタン
、1.2−ジクロルプロパン、1.2−ジクロルブタン
、1,2−ジブロムエタンのごときハロゲン化アルキル
、および、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロへ
ブタン、メチルシクロヘキサン、シクロオクタン、デカ
リンのごとき脂環式炭化水素、および、ジブチルフタレ
ート、ジオクチルフレタート、セチルトリブナルシトレ
ート、ジイソブチルアジペートのごとき可塑剤、および
、流動パラフィン、マシン油のごとき鉱物油、オリーブ
油、ヤシ油、綿実油、アマニ油などの植物油、およびシ
リコン油などで代表される油が好適である。
本発明で使用する水性ゲル形成性ポリマーの架橋剤とし
ては、ポリマーの種類によってそれぞれ異なるので、そ
の組合せは次のようである。
(a)アセlルアセチル化ポリビニルアルコール、およ
びアセトアセチル化セルロース誘導体に対しては、 アルデヒド基含有化合物、たとえば、ホルムアルデヒド
、アセトアルデヒド、グルタルアルデヒド、クロトンア
ルデヒド、ベンズアルデヒドなどのモノアルデヒド類、
グリオキザール、マロンジアルデヒド、ゲルタンジアル
デヒド、テレフタルジアルデヒドなどのジアルデヒド類
、アクロレイン共重合アクリル樹脂など、および、アミ
ノ基含有化合物、たとえば、分子量が100〜100 
、000のポリエチレンイミン、ジエチレントリアミン
、トリエチレンテトラミンなどの研状脂肪族ポリアミン
、メンセンジアミン、インフォロンジアミンなどの環状
脂肪族ポリアミンおよびこれらの誘導体または変性物、
メタフェニレンジアミン、ジアミノジフェニルスルホン
などの芳香族ポリアミンおよびこれらの変性物、脂肪族
ポリアミドアミン、およびN−β(アミノエチル)、γ
−アミノグロビルトリメトキシシラン、γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシランなどのアミノシラン化合物など
、および、 ヒドラジド基含有化合物、たとえば、ジヒドラジド化合
物、ジヒドラジド化合物のギ酸、シュウ酸などの有機塩
、ジヒドラジド化合物のメチル、エチル、プロピル、ブ
チル、アリルなどの一置換体、1.1−ジメチル、1,
1−ジエチル、4−n−ブチル−メチルなどの非対称二
置換体、並びに1.2−ジメチル、1,2−ジエチル、
1,2−ジイソプロピルなどの対称二置換体、ことに、
カルボジヒドラジド、シュウ酸ジヒドラジド、マロン酸
ジヒドラジド、コハク酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒ
ドラジド、セパチン酸ジヒドラジド、テレフタル酸ジヒ
ドラジド、グリコリック酸ジヒドラジド、ポリアクリル
酸ヒドラジドなど、および、紫外線、エックス線などの
電磁波との組合せがある。
(b)ポリビニルアルコールに対しては、硼砂、グリオ
キザール、グルタルアルデヒドなどとの組合せが好適で
ある。
(C)インブチレン/フレイん酸共重合体又はその誘導
体に対しては、前記したアミノ基含有化合物又はジアル
デヒド基含有化合物との組合せが好適である。
本発明の方法を用いて含水ゲル微粒子高含有分散液を製
造するには、油溶性分散安定削を、水と相溶しない溶剤
に溶解した溶剤溶液を調製する。
別に、水性ゲル形成性ポリマー水溶液に該ポリマーの架
橋剤を配合した水溶液を調製し、この水溶液と前記の溶
剤溶液を混合し、撹拌して分散すると、設定した適宜な
時間、例えば数分あるいは数時間で、架橋反応が起こり
、含水ゲル微粒子含有分散液がえられる。
この場合、水性ゲル成形性ポリマー水溶液に架V#刑を
加えただけで、瞬時にゲル化を起こすような架橋剤は使
用できない、ゲル化まで5分〜24時間位のものが好ま
しい。
前記の製造方法のほかに、油中水滴型乳化剤含有溶剤に
、水性ゲル形成性ポリマーの水溶液を添加して、撹拌分
散し、ついで架橋剤水溶液を加えて架橋反応させて、含
水ゲル微粒子含有分散液がえられる。
この方法によれば、5分以内、とくに瞬時にゲル化する
架橋剤ら使用できる。
水性ゲル形成性ポリマー水溶液又は架橋剤含有水性ゲル
成形性ポリマー水溶液を、乳化剤含有溶剤溶液中に分散
させるには、溶剤溶液中に水溶液全量を一度に加えて撹
拌すればよいが、溶剤溶2aを撹拌しながら水溶液を滴
下1.でもよい。
この時、−殻内に知られている撹拌機が用いられる。ホ
モジナイザーのごとき乳化機を使用すれば、微粒子とな
り、撹拌翼の回転によるものは比較的大きな微粒子とな
り、撹拌速度が速ければ微粒子は小さく、遅ければ大き
くなる。
粒子径をコントロールするには、前記のほか多くの要因
があり、これらを組合せることにより目的を達すること
ができる。例えば油溶性分散安定剤の種類、I(L B
、使用量、ポリマー水溶液の粘度、溶剤の種類などの組
合せによりコントロールできる。しかしながら、撹拌速
度によるコントロールか最も簡単である。
本発明の方法でえられる含水ゲル微粒子の粒径は1〜2
000μmである。1μm以下のものは現在ある撹拌機
で(することは困難である。又2000μm以上は均一
な粒径に作ること困難である。
含水ゲル微粒子の粒径が小さければ小さいほど、全微粒
子の表面積の合計が大きくなるために、高含有させると
凝集しゃすくなり安定な分散液を作ることが難しいが、
本発明によると、粒径が1〜100μlというきわめて
微粒子の含水ゲルを高含有した安定な分散液をうろこと
ができる。
本発明の方法によると、含水ゲル微粒子中の含水率を9
92i量%にすることができ、しかも含水ゲル微粒子か
ら水が離水することがない。
水が分離する条件としては、ポリマーの濃度が低くずぎ
るは場合、およびポリマー濃度が十分でも架橋が強ずぎ
る場合とされているが、本発明の構成によると、ポリマ
ー濃度が1重量%でも水が分離しない。
このように離水することがないので、含水ゲル微粒子を
90重量%と高含有する安定な油中水滴型分散液がえら
れるのである。
本発明においてポリマー濃度の他の限界を40重量%、
すなわち含水率60重量%とじたのは、含水率60重量
%未満の含水ゲル微粒子は後述する各種用途に使用する
場合余りメリットが見出せないからである。
本発明によれば、含水ゲル微粒子を高含有する分散液か
えられるので、含水ゲル微粒子を分散液から分離するこ
となく、分散液のまま工業的に利用できる。
また、粉霧乾燥により粉末化することもできる。
また、分離を必要とする場合にも高含有率のためきわめ
て有利である。
微粒子中には目的に応じて顔料、染料などの着色剤、香
料、防腐剤、消臭剤、酵素、微生物など含有させること
ができる。
本発明の含水ゲル微粒子高含有分散液の用途としては、
通気性又は呼吸性塗膜形成用添加剤、結露防止性付与剤
、帯電防止性付与剤、親水性付与剤、粘性改良剤、化粧
品用添加剤、酵素固定用担体、軽量骨材用添加剤、ゲル
クロマトグラフラフ用基材、ペーパーコーティング剤、
繊維仕上材用などのfflにきわめて好適である。
(実施例) 次に実施例と比較例をあげて本発明を説明する。
実施例1゜ A液;キシレン95重量部に、エトキシル基含有率45
重量%のエチルセルロース5重量部を溶解して油溶性分
散安定剤含有溶剤溶液(A液)を調製した。
B液;別にアセトアセチル化しドロキシエチルセルロー
ス(アセトアセチル化度4.1モル%)の2重量%水溶
液80重量部と、水酸化ナトリウムの0.2重量%水溶
液3重量部と、グリオキザールの40重量%水溶液2重
量部と、水15重量部とを均一に混合して架橋剤含有水
性ゲル成形性ポリマー水溶液(B液)を調製した。
B液には架橋剤が配合されているので、貯蔵中に経時的
にゲル化が進行し、A液中に乳化しなくなる。これを可
使時間というが、このB液の可使時間は約2時間であっ
た。B液を約5時間放置すると充分な強度の無色透明の
含水ゲルとなった。
前記で調製したB液70重量部をB液の可使時間内に前
記で調製したA液30重量部と混合し、室温で200r
pII、3時間撹拌して乳化とゲル化反応を行なった。
えられた油中水滴型分散液を24時間室温に放置してゲ
ル化を完了した。
含水ゲル微粒子の粒子径100〜1000rpl、含水
率約9766重量%の含水ゲル微粒子を約70重量%含
有した粘度1 、900cPの安定な含水ゲル微粒子高
含有分散液をえた。
この分子lzmは、室温下で3ケ月放置しても分離や凝
集物の発生はなく安定であった。
実施例2 A液、 SOIνESSO150(エクソン化学社製芳
香族炭化水素の登録商標)90重量部に、HLB5の脂
肪酸重縮金物とポリ多価アルコールのブロックポリマー
10重量部を溶解して油溶性分散安定剤含有溶剤溶液(
A液)を調製した。
B液;別にゲン化度86モル%、重合度500のポリビ
ニルアルコールの25重量%水溶液80重量部と、クエ
ン酸1.5重量部と、グルタルアルデヒドの20重量%
水溶液1重量部と、水17.5重量部とを均一に混合し
て、架橋剤含有水性ゲル形成性ポリマー水溶液(B液)
を調製した。
このB液の可使時間は約2時間で、ゲル化時間は約5時
間であった。
前記で調製しなり液85重量部を、B液の可使時間内に
前記で調製したA液15重量部と混合し、室温で200
rl)11.3時間撹拌して乳化とゲル化反応を行なっ
た。
えられた油中水滴型分散液を24時間室温に放置してゲ
ル化を完了した。
含水ゲル微粒子の粒子径20〜50μ積、含水率約78
.3重量%の含水ゲル微粒子を約85重量%含有した粘
度3.0OOcPの安定な含水ゲルla粒子高含有分散
液をえた。
この分散液は室温下で3ケ月放置しても分離や凝集物の
発生はなく安定であった。
実施例3〜6 実施例1に準じて、第1表に示すA液とB液を調製し、
実施例と全く同様にして両液を混合撹拌して乳化とゲル
化反応を行ない、含水ゲルvI!、粒子高含有分散液を
えた。
えられた分散液の物性は第1表の通りであった。
実施例7゜ A液ニジクロヘキサン70重量部に、HLB5の脂肪酸
ffi縮金物とポリ多価アルコールのプロ・yクボリマ
−10重量部と、I−I L B 10.8のポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル20重量部とを溶
解して油溶性分散安定剤含有溶剤溶液(A液)を調製し
た。
B−1液:別に、アセトアセチル化ポリビニルアルコー
ル(アセトアセチル化度5.5モル%、ゲン化度99モ
ル%、重合度1,100 )の10重量%水溶液87重
量部に水13重量部を加えて、水性ゲル形成性ポリマー
水溶液(B−1)を調製した。
B−2液;別にポリエチレンイミン10重量部を水90
重量部に溶解して架橋射水溶液(B−2液)を調製した
B−1液64.4重量部を撹拌しながら、これにB−2
液5.6重量部を添加すると、約3分で十分な強度を有
する含水ゲルを形成した。この含水ゲルは無色透明であ
った。
前記で調製したA液30重量部と、前記で調製したB−
1液64.4重量部を混合し、室温で200rpl、3
0分間撹拌して乳化を行ない、撹拌を続けながら、前記
で調製しなり一2液5,6重量部を加えて5分間ゲル化
反応を行なった。
えちれた油中水滴型分散液を2時間室温に放置してゲル
化を完了した。
含水ゲル微粒子の粒子径10〜30μl、含水率約91
.2重量%の含水ゲル微粒子を約70重量%含有した粘
度1500cPの安定な含水ゲル微粒子高含有分散液を
えた。
この分散液は、室温下で3ケ月放置しても分離や′a集
物の発生はなく、安定であった。
実施例8 A液;テキサノール70重量部に、HLB5の脂肪酸重
縮金物とポリ多価アルコールのブロックポリマー10重
量部と、HL 1310.8のポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル20重量部とを溶解して油溶性分
散安定剤含有溶剤溶液(A液)を調製しな6 B−1i;別に、アセトアセチル化ポリビニルアルコー
ル(アセトアセチル化度5゜5モル%、ゲン化度99モ
ル%、重合度1,100)の10重1%水溶液82重量
部に、水酸化ナトリウムの0.2重量%水溶液3重量部
と水15重量部を加えて、水性ゲル形成性ポリマー水溶
液(B−1液)を調製した。
B−2液:別に、グルタルアルデヒド20重量部を水8
0重量部に溶解して架橋剤水溶液(B−2液)を調製し
た。
B −1i78.5重量部を撹拌しながら、これに、B
−2液1.5重量部を添加すると、約2時間で充分な強
度を有する含水ゲルを形成した。この含水ゲルは無色透
明であった。
前記で調製したA液20重量部と、B−1液18.5重
量部を混合し、室温で200ru、30分間撹拌して乳
化を行ない、撹拌を続けながら、前記で調製したB−2
液1.5重量部を加えて3時間かけてゲル化反応を行な
った。
えられた油中水滴型分散液を24時間室温に放置してゲ
ル化を完了し、含水率的91.6重量%、粒子径1〜1
0μmの含水ゲル微粒子を約80重量%含有した粘度2
200cPめ安定な含水ゲル微粒子高含有分散液をえた
この分散液は、室温下で3i月放置しても分離や凝集物
の発生はなく安定であった。
比較例1(水溶性溶剤使用) 実施例1においてA液中のキシレンをエタノールに代え
た以外は、実施例1と全く同様にしたところ、均一溶液
となり全体がゲル化して了った。
比較例2(HLB13を超える分散剤使用)実施例1に
おいてA液中の分散剤エチルセルロース5重量部の代り
に、HL B 14.5のポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテル10重量部を用い、キシレン95重量
部を90重量部に変えた以外は、実施例1と全く同様に
しな。
HLBが大きすぎるため、油中水滴型分散液とならず、
全体がゲル化した。
比較例3(架橋剤不使用) 実施例3において、B液中に架橋剤を添加しなかった以
外は、実施例3と全く同様にしたところ、ゲル化しなか
った。撹拌をやめると相分離してしまった。
比較例4(ゼラチン使用) A液;シクロヘキサンとトルエンとの重量比3:1の混
合液9Sffi量部に、エトキシル基含有率45重量%
のエチルセルロース5重量部を溶解して、油溶性分散安
定剤含有溶剤溶液(A液)を調製した。
B−1液;別にゼラチンの30重量%水溶液を調製した
B−2液:別に、グルタルアルデヒドの50重量%水溶
液を調製した。
B−1液63.7重量部にB−2液6.3重量部を添加
すると、約5分間で茶褐色の含水ゲルが生成し2 た 
前記で調製したA液30重量部と、B−1液63.7重
風部を混合し、室温で200rpl、30分撹拌して乳
化を行ない、B−2液6.3重量部を加えて、ゲル化反
応を行なったところ、塊状にゲル化し含水ゲル微粒子高
含有分散液はえられなかった。
手続補正書(自発) 昭和63年8月5日 特許庁長官吉 1)文 毅  殿 1、事件の表示 昭和63年特許願第125004号 2、発明の名称 含水ゲル微粒子高含有分散液の製造方
法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 東京都港区赤坂4丁目IO番33号名称 ヘキス
ト合成株式会社 4 、代理人〒107(電話582−7211)住所 
東京都港区赤坂4丁目13番5号「明細書の発明の詳細
な説明の間」 6、補正の内容 (誤記の補正であり内容に変更はあり
ません) (1)明細書第8頁第12行の「メチルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロースj記載を、[メチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、」と補正する。
(2)明細書第21頁第15行のr(B−1)J記載を
r(B−1液)と補正する。
(3)明細書第27頁第1表を別紙の通り補正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アセトアセチル化ポリビニルアルコール、アセトア
    セチル化セルロース誘導体、ポリビニルアルコール、イ
    ソブチレン/無水マレイン酸共重合体、又はその誘導体
    から選んだ水性ゲル形成性ポリマーの1〜40重量%水
    溶液70〜900重量部を、油溶性分散安定剤を用いて
    水と相溶しない溶剤100重量部中に、粒子径1〜20
    00μmの微粒子状に分散した油中水滴型分散液を、該
    水性ゲル形成性ポリマーの架橋剤を用いて架橋処理する
    ことにより、微粒子中のポリマーを架橋して、微粒子状
    のポリマーの水溶液をゲル化させることを特徴とする含
    水ゲル微粒子高含有分散液の製造方法。 2、水性ゲル形成性ポリマー水溶液中に、あらかじめ該
    水性ゲル形成性ポリマーの架橋剤を配合し、この水溶液
    を水と相溶しない溶剤中に微粒子状に分散して架橋反応
    を行なわせることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の含水ゲル微粒子高含有分散液の製造方法。 3、水性ゲル形成性ポリマー水溶液の油中水滴型分散液
    中に、該水性ゲル形成性ポリマーの架橋剤を添加して架
    橋処理することを特徴とする、特許請求の範囲第1項記
    載の含水ゲル微粒子高含有分散液の製造方法。 4、含水ゲル微粒子の粒径が1〜100μmである特許
    請求の範囲第1項、第2項および第3項記載の含水ゲル
    微粒子高含有分散液の製造方法。
JP12500488A 1988-05-24 1988-05-24 含水ゲル微粒子高含有分散液の製造方法 Pending JPH01297429A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12500488A JPH01297429A (ja) 1988-05-24 1988-05-24 含水ゲル微粒子高含有分散液の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12500488A JPH01297429A (ja) 1988-05-24 1988-05-24 含水ゲル微粒子高含有分散液の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01297429A true JPH01297429A (ja) 1989-11-30

Family

ID=14899492

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12500488A Pending JPH01297429A (ja) 1988-05-24 1988-05-24 含水ゲル微粒子高含有分散液の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01297429A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999048953A1 (en) * 1998-03-23 1999-09-30 Nippon Zeon Co., Ltd. Polymer dispersion composition
US6117492A (en) * 1999-03-30 2000-09-12 Air Products And Chemicals, Inc. Polymers having dual crosslinkable functionality and process for forming high performance nonwoven webs
WO2004069913A1 (de) * 2003-02-07 2004-08-19 Schrader Helmut G Additiv zur einbringung von homogen verteiltem wasser in polymere werkstoffe und verfahren zur anwendung des additivs

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999048953A1 (en) * 1998-03-23 1999-09-30 Nippon Zeon Co., Ltd. Polymer dispersion composition
US6117492A (en) * 1999-03-30 2000-09-12 Air Products And Chemicals, Inc. Polymers having dual crosslinkable functionality and process for forming high performance nonwoven webs
WO2004069913A1 (de) * 2003-02-07 2004-08-19 Schrader Helmut G Additiv zur einbringung von homogen verteiltem wasser in polymere werkstoffe und verfahren zur anwendung des additivs

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4137380A (en) Polyester granules and process
US2444396A (en) Stable polyvinyl acetate emulsions and method of making same
DE69908655T2 (de) Verfahren zur herstellung von stärketeilchen
US3879314A (en) Process of making porous polyester granules
JPH04154605A (ja) 無機質微小球体の製造方法
JP4141845B2 (ja) 着色剤の取り込み方法
EP1159301A1 (en) Biopolymer nanoparticles
US3891577A (en) Process of preparing vesiculated polymers
TW200844164A (en) Cellulose fine particle, dispersion liquid thereof and dispersion body thereof
BR112020007450A2 (pt) microesferas termicamente expansíveis, processo de fabricação das microesferas, microesferas expandidas e processo de fabricação de microesferas expandidas
EP2883605A1 (en) Microcapsule-manufacturing process and microcapsules
US5378413A (en) Process for preparing microcapsules having gelatin walls crosslinked with quinone
US3405070A (en) Process for preparation of microcapsules
JPH02150280A (ja) 生物学的に生産された物質の乾燥方法
CN108014658B (zh) 一种氧化石墨烯(GO)稳定的Pickering乳液制备多孔明胶膜的制备方法
WO1996002577A1 (en) Responsive polymer gel beads
JPH01297429A (ja) 含水ゲル微粒子高含有分散液の製造方法
JP2012217960A (ja) マイクロカプセルの製造方法
CN108137950B (zh) 中空聚合物组合物
US4937081A (en) Process for producing porous, spherical particles
JPS6395237A (ja) 多孔球状粒子の製法
US2814618A (en) Spherical non-porous water-insoluble cellulose ethers
US3582495A (en) Treatment of hydrophilic polymeric capsule wall material with vanadium compounds
JP3634110B2 (ja) 徐放性粒子の製造方法
JP6949011B2 (ja) 中空ポリマー組成物