JPH01297212A - 陶磁器板の加飾方法 - Google Patents

陶磁器板の加飾方法

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JPH01297212A
JPH01297212A JP12768888A JP12768888A JPH01297212A JP H01297212 A JPH01297212 A JP H01297212A JP 12768888 A JP12768888 A JP 12768888A JP 12768888 A JP12768888 A JP 12768888A JP H01297212 A JPH01297212 A JP H01297212A
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JP12768888A
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Hideki Ishida
秀輝 石田
Kazuhiro Kishiyoshi
岸良 和宏
Yoshihiro Ookubo
大久保 吉浩
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Inax Corp
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Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は陶磁器板の加飾方法に関し、詳しくは陶磁器
板を電気泳動作用に基づいて一対のロールにより成形し
つつ同時に加飾する方法に関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題)従来、
陶磁器素地を全体的に着色したり1斑点模様を形成した
りするなどの加飾を施す場合には、坏土を調整する段階
で顔料を練り込んでいた。即ち、一般に陶磁器用坏土は
、原石質原料を粉砕してこれに粘土等所定の配合材を加
えて共に湿式微粉砕・混合した後、乾燥させ造粒するこ
とによって調製しているが、その湿式混合の際に加飾用
の顔料を共に練り込んでいくのである。
ところで陶磁器素地を加飾する場合、素地を焼成したと
きの発色が求める色或いは模様となっていない場合には
、最終的に所望の加飾状態となるまで何度も試験を繰り
返さなければならない、ところが従来の加飾方法による
場合、この間の作業が著しく面倒で且つ長時間を要して
いた。上記従来の加飾方法の場合には1回の処理量が大
量であるばかりでなく、その都度顔料の練込み試験を行
わなければならず、その際にいちいちボールミルその他
大型の装置を洗浄しなければならないなど段取作業に多
大な手間と時間とを要するからである。
(課題を解決するための手段) 本発明はこのような課題を解決するためになされたもの
であり、その要旨は、陶磁器素地原料の懸濁液を一対の
ロールの表面に接触せしめ、それらロール表面を電極と
して該懸濁液に電圧を印加して該原料粒子を電気泳動作
用によってそれらロール表面に凝集させ、その凝集体を
ロールの回転に伴なってロール間より押出し成形するに
際して、前記陶磁器素地原料の懸濁液中に所定粒度の顔
料を含有せしめるようにしたことにある。
(作用及び発明の効果) 即ち本発明は、陶磁器素地の原料粒子の電気泳動作用を
利用した成形方法において、その原料粒子の@濁液中で
の移動現象を巧みに利用して素地を加飾するようにした
のである。
この電気泳動を利用した成形方法は、陶磁器素地原料の
懸濁液に対して、ロール表面電極と懸濁液中に配設した
今一方の電極との間で電圧印加して、懸濁液中の原料粒
子を電気的吸引力によりロール表面に凝集させた後、こ
れをロールの回転に伴なって押出し成形する方法である
が、その懸濁液中に顔料粒子を含有させておくと、原料
粒子が電気泳動してロール表面に移動する際、顔料粒子
が一緒に移動して陶磁器素地中に入り込んで行くのであ
る。
ところで上記電気泳動現象は、一般に負に帯電した粒子
が懸濁液中で反対極(正極)のロール表面に集まる現象
であり、従って上記顔料粒子をロール表面に移動させて
そこで凝集させるためには、顔料粒子も原料粒子と同極
性に帯電している必要があるように思われる。
ところが実際には、顔料粒子の帯電の如何に拘らず、か
かる顔料粒子も原料粒子と共にロール表面に移動して凝
集することが、本発明者等の実験によって確認されたの
である。
その理由については一応次のように考えることができる
。即ち懸濁液中で原料粒子は高密度で存在しており、従
ってかかる懸濁液中に顔料粒子を含有させた場合、かか
る顔料粒子は原料粒子により周囲を取り囲まれた状態と
なる。そこで懸濁液に電圧印加して原料粒子を移動させ
ると、それら原料粒子にて取り囲まれた顔料粒子が原料
粒子の移動に伴なって物理的に運ばれ、そして原料粒子
と共にロール表面で凝集するものと考えられるのである
而してこのような顔料粒子として粒度が小さいものを多
最に用いれば、素地全体がかかる顔料にて均一に着色さ
れた状態となり、また顔料として粒度が大きいものを比
較的少量用いるようにすれば、素地中にこれら顔料粒子
が散点状に存在するようになって、それらが斑点模様を
形成することになる。
かかる本発明によれば、陶磁器素地における着色9斑点
等の加飾を簡単に施すことができ、またそのコントロー
ルも容易に行うことができる。
本発明によれば懸濁液中に顔料を単に含有させるだけで
良く、また着色9斑点等模様のコントロールは、懸濁液
中への顔料の混入量を変化させるだけでよく且つこれを
簡単に行うことができるからである。
本発明の電気泳動成形方法は連続成形方法であり、従っ
て素地の着色状態2斑点状態が求めるものより薄いもの
であったならば、懸濁液への顔料の添加量を増せば良い
し、逆に薄いものであれば陶磁器原料の泥漿の量憂増せ
ば良いのである。
かかる本発明は、電気泳動現象を利用した成形方法にお
いて、従来知られていなかった新たな加飾方法を提供し
得た点に実用上大きな意義を有している。
(実施例) 次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
第1図において、10は成形機であって、一対のロール
12.12を宥している。これらロール12と12との
間の上部空間には懸濁液室が形成されており、ここに陶
磁器原料の懸濁液16・を収容してロール12の表面゛
電極(正極)と!g濁液室内に配設した電極(陰極)1
4との間に電圧を印加すると、負に帯電した原料粒子が
゛電気泳動作用でロール12表面に!2集する。そこで
かかる懸濁液16に電圧を印加しつつ、ロール12を回
転させると、ロール12表面に凝集した原料粒子が凝集
体としてロール12と12との間から板状成形体18と
して連続的に押し出される。
同図において20は高速溶解機で、ここに陶磁器原料の
懸濁液が収容され且つ均一に分散されるようになってい
る。この高速溶解機20内の懸濁液はタンク22へと導
かれて一旦ここに貯えられ、更にポンプ24にて成形機
10に供給される。また成形@ioの懸濁液室よりオー
バーフローした液はタンク22へと戻され、再び成形機
lOへと供給される。
以上の装置において、陶磁器板素地に加飾を施すための
顔料を高速溶解機20内に所定量投入して素地原料の懸
濁液中に均一に分散させておくと、前記の成形体18中
にかかる原料が均一に入り込んで素地を加飾する0例え
ば顔料として粒度が細かいものを多量に用いれば、かか
る顔料が素地中に均一に分散した状態となり、そこでか
かる顔料の混入した板状素地成形体18を焼成すると、
顔料が発色して素地を均一に着色する。而してその顔料
の添加量をより多くすれば素地が濃く着色され、また添
加量を少なくすれば素地が薄く着色される。
また一方、顔料として粒度の大きいもの、例えばfil
ooμm程度のものを用いれば(粘土粒子の粒度は一般
に数gm程度)、第2図に示すように顔料28が素地中
に散点状に存在して、陶磁器板の素地表面に斑点模様を
形成する。
このように陶磁器素地原料の懸濁液中に顔料を含有させ
ておくと、素地がかかる顔料に対応した色、模様に着色
或いは加飾される。その理由については前述したとおり
であるが、ここで再び図を用いて更に具体的に説明する
と1次の如くである。即ち第3図(A)に示すように、
ロール12上部に収容された懸濁液中には陶磁器素地原
料としての粘土の粒子30が高密度で存在しており、懸
濁液中に含有された顔料の粒子32は粘土粒子30によ
って周囲を取り囲まれた状態となる。そこでかかる懸濁
液に電圧を印加して粘土粒子30を電気泳動させると、
第3図(B)に示すようにそれら粘土粒子30のみなら
ず顔料粒子32も共に強制的に移動させられて、ロール
12表面に付着・凝集せしめられるものと考えられる。
この推察の正否は別として1本発明者等が行った実験に
よると、何れの顔料を用いた場合にも、素地表面にそれ
ら顔料に対応した色の着色或いは斑点模様が現われた。
以下はその具体的な実験例である。
第1表に示す割合で原料懸濁液を調製し、これをベース
として第2表に示す種々の顔料を同表に示す種々割合で
添加して、それらを高速溶解機中で均一に分散させ、そ
してこれを成形機10に供給して電気泳動成形を行った
。その成形物を焼成して加飾状態を調べたところ、何れ
のものも各顔料に対応した色または斑点状に加飾された
第1表二ベース調合 尚第2表中の各顔料の添加量はベース調合の固形分に対
する外削の値であり、また80%二酸化マンガンとある
のは、200メツシユの篩にかけたとき80%が通過す
る程度の粒度のものを意味している。
以上本発明の実施例を詳述したが、本発明はその趣旨を
逸脱しない範囲において、様々な変形を加えた態様にお
いて実施することが可能である。
第2表:顔料の種類と添加量
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である加飾方法の実施装置の
概念図であり、第2図はその加飾方法により得られる素
地表面の加飾状態を説明するための説明図、第3図はそ
の加飾方法の原理を説明するための説明図である。 12:ロール(正極) 16:懸濁液 30:粘土粒子    32:顔料粒子特許出願人  
株式会社  イナックス第iml 第2図 第3図 (A)          (B)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 陶磁器素地原料の懸濁液を一対のロールの表面に接触せ
    しめ、それらロール表面を電極として該懸濁液に電圧を
    印加して該原料粒子を電気泳動作用によってそれらロー
    ル表面に凝集させ、その凝集体をロールの回転に伴なっ
    てロール間より押出し成形するに際して、 前記陶磁器素地原料の懸濁液中に所定粒度の顔料を含有
    せしめるようにしたことを特徴とする陶磁器板の加飾方
    法。
JP12768888A 1988-05-25 1988-05-25 陶磁器板の加飾方法 Granted JPH01297212A (ja)

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JP12768888A JPH01297212A (ja) 1988-05-25 1988-05-25 陶磁器板の加飾方法

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JP12768888A JPH01297212A (ja) 1988-05-25 1988-05-25 陶磁器板の加飾方法

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JPH01297212A true JPH01297212A (ja) 1989-11-30
JPH0579205B2 JPH0579205B2 (ja) 1993-11-01

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5242638A (en) * 1990-11-30 1993-09-07 Inax Corporation Manufacturing method for pottery provided with flowing patterns or spreading patterns

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5550761A (en) * 1978-10-06 1980-04-12 Toshiba Corp Process controlling data transmission device considering fail safe

Patent Citations (1)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0579205B2 (ja) 1993-11-01

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