JPH01296552A - イオンおよび電子ビーム複合装置 - Google Patents

イオンおよび電子ビーム複合装置

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JPH01296552A
JPH01296552A JP63126552A JP12655288A JPH01296552A JP H01296552 A JPH01296552 A JP H01296552A JP 63126552 A JP63126552 A JP 63126552A JP 12655288 A JP12655288 A JP 12655288A JP H01296552 A JPH01296552 A JP H01296552A
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JP
Japan
Prior art keywords
ion
charged particle
electron beam
electron
chip
Prior art date
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Pending
Application number
JP63126552A
Other languages
English (en)
Inventor
Hifumi Tamura
田村 一二三
Yoshinori Ikebe
池辺 義紀
Hiroshi Toida
問田 博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Instruments Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Instruments Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Instruments Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Instruments Engineering Co Ltd
Priority to JP63126552A priority Critical patent/JPH01296552A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はイオンおよび電子ビーム複合装置に、微小領域
の観察および極微小量分析に好適なイオンおよび電子ビ
ーム複合装置に関する。
〔従来の技術〕
半導体材料をはじめとする各種利料および各種機能素子
の評価手段あとして走査型電子顕微鏡(SEM)による
形態観察を、また走査型イオンマイクロアナライザ(I
MA)による極微量分析を、それぞれ独立に行っていた
走査型電子顕微鏡は一次系に電子を二次系に二次電子を
利用し、高分解能観察を行っており、電子ビームの集束
には磁場レンズを用いている。
また、走査型イオンイオンマイクロアナライザは一次系
にイオンアビームを用い電界型レンズにより集束してい
る。二次系として二次イオンを用い元素分析を、二次電
子を利用して試料表面の形状観察を行っている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記各装置を独立して用いることは、以下に説明する不
便さを有している。
(1)電子のみ利用するSEMは高分解能観察能力とい
う点ではすぐれた機能を発揮するが、極微量分析は困難
である。ASEやX線分析が行われているが、これらは
いずれも1%程度が検出限である。また電子では物質輸
送能が極めて低く、試料内部の観察は困難である。
(2)−次励起源としてイオンを利用するIMAでは、
極微量分析能および電子層オーダではがしてゆく物質輸
送能をもつが、形状a察能は、電子利用の場合に比較し
て著しく (1/100)劣っている。
(3)電子線利用による観察7とイオン線利用による分
析は同一装置では困難であり、極微量分析と同一局所の
高分解能観察を行うためにはSEMとIMAの2台を駆
使することになり、試料交換、排気、ビーム輸出などに
長時間を要する。また分析と観察場所の選択やイオンエ
ツチング面の遂次分析、遂次観察が困難である。
それ故、本発明は、このような事情に鑑みてなされたも
のであり、微小領域の観察と極微量分析を同一局所にお
いて評価することのできるイオンおよび電子ビーム複合
装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
このような目的を達成するために、本発明は、荷電粒子
照射系と二次荷電粒子検出系とからなり、前記荷電粒子
照射系における収束レンズ、偏光手段および非点補正手
段をすべて静電的手段で構成したものである。
また、上記構成において、前記荷電粒子照射系の荷電粒
子源は、イオン源材料を溶融状態としてイオンを引き出
し、前記イオン源材料を冷却した固化状態として、かつ
電界放出モードで電子ビームを引き出すようにしたもの
である。
〔作用〕
上記手段は、いわゆるE HD (Electrohy
 drodynamic)技術の利用と荷電粒子の集束
と偏向に電荷のみが寄与する静電系の静電レンズおよび
静電偏向手段を利用するものである。
前者はEHDイオン源としてよく知られているもので、
針状チップ(先端半径;1〜5μm)の先端に取り出し
たイオン種に担当する金属を溶融状態で供給し、そこに
強電界を印加し、溶融金属の表面張力と静電引力との釣
り合いで形成されるテーラ−コン(尖鋭なコン)から金
属イオンを引き出すものである。また電子ビーム形成は
上記のイオン引き出し条件から、電界を印加したまま加
熱源を一瞬に切り、液体金属のテーラコンを保ったまま
急冷し固化させ、そこに負電圧を印加し、電界放出モー
ドで電子を引き出すことにより実現するものである。
後者は電子およびイオンの両者に同一作用を有する静電
方式で一次イオン光学系を構成させることにより、同−
源からの細束電子ビームおよびイオンビームを形成する
。このようなことから、同一照射源により、極性変換を
行うことによって、イオンビームあるいは電子ビームを
選択的に取り出せることができる。そして、取り出され
た電子またはイオンビームは同一光学系により、同一試
料」二に集束、偏向できるようになる。
〔実施例〕
以下、本発明によるイオンおよび電子ビーム複合装置の
一実施例を、図面を用いて説明する。まず、該イオンお
よび電子ビーム複合装置の荷電粒子源の構成を第1図(
a)に示す。
同図において、荷電粒子源は先端を針状に尖らせたエミ
ッタチップ1、荷電粒子源材料溜2、荷電粒子源材料3
、電子衝撃用シールド電極4、電子衝撃用フィラメント
5および引出し電極6から構成されている。このような
構成において、イオンビーム形成の際においては、荷電
あγ子源材料溜2は電子衝撃用フィラメント5より放出
される電子により加熱される。その結果熱伝導により荷
電粒子源材料3が加熱溶融され、第17図(b)に示す
ようにエミッタチップ1先端が溶融粒子源材料3で濡ら
される。この状態でエミッタチップ1と引き出し電極6
との間にイオン引き出し電圧を印加し、これにより電界
放出機構による正イオンが引き出される。一方電子ビー
ム形成の際においては、上記のイオンビーム引出し条件
において、イオン引き出し電圧を一定に保ったまま、フ
ィラメント5の加熱電流を瞬時に零に落すか、あるいは
、電子衝撃用フィラメント5と荷電粒子源材料溜2との
間の電界を零に落すことにより、溶融粒子源材料3が急
冷し、第1図(c)に示すように、尖鋭なコーンを保っ
たまま固体化される。次にエミッタチップ1に負電圧、
引き出し電極を零電圧に保つことにより、エミッタチッ
プ先端1より、電界放出機構による電子ビームが取り出
される。
このような荷電粒子源を備えたイオンおよび電子ビーム
複合装置の全体構成の一実施例を第2図に示す。上記荷
電粒子源と同軸上に、前記荷電粒子源側から順次、対物
レンズ絞り7、静電レンズ8、偏向レンズ8、偏向電極
9、および試料]Oが配置されている。前記試料10か
ら得られる二次イオンあるいは二次電子は、電子ビーム
偏向用磁場12を介して、質量分析計13、あるいは二
次電子検知器14へ入射されるようになっている。
前記質量分析計13には、前記電子ビーム偏向用磁場1
2との間に質量分析計入射スリット11が配置されてい
る。
前記質量分析計13からの出力は二次イオン像形成用C
RT15へ入力されるとともに、データ処理部]7を介
してデータ表示部18へ入力されるようになっている。
また、二次電子検出器14からの出力は二次電子像形成
用CRT16へ入力されるようになっている。
荷電粒子源1〜6より放出されるイオンおよび電子は静
電レンズ8により同様に試料10上に四乗され、偏向電
極9により偏向される。これにより静電レンズおよび静
電偏向方式を採用しているので、両者の集束、偏向特性
はレンズまたは偏向電圧を変化させる必要はなく、両者
の極性を切り換えることによりイオン照射によるSIM
S機能を、電子照射によるSEM機能をもたせることが
可能となる。この際、前者では質量分析計13や二次イ
オン像観察用CRT1.5などを同期して動作させるこ
とが必要となる。また後者では同様に二次電子検出器1
4、二次電子偏向磁場12および二次電子像観察用CR
T16を同期して動作さ辻る。
上述したイオンおよび電子ビーム複合装置を用いて、ヒ
トの大動脈血管壁の測定を試みた場合の=7− 例を示す。荷電粒子源3としては、この場合、Auを用
い、はじめにAu  ビームを形成させ正常血管と動脈
硬化血管壁の元素同定およびNaおよびCQ二次イオン
像の観察を行ない、次に上記の手順に従い電子ビームに
切り換え分析領域におれる血管壁のSEM像観察を行な
った。得られた結果は次の通りである。
(1)動脈硬化を起した血管壁には、Na、CI2その
低重金属が多量に含まれていた。また化合物二次イオン
像より血管硬化壁には第一リン酸カルシウムが沈着して
いることがわかった。
(2)エツチング面(分析面)のSEM観察により、血
管は伸縮可能をチエイン構造をもっており、動脈硬化壁
では、チエイン構造がところどころ切断されていること
がわかった。
(3)イオン像とSEM像とでは分解能が著るしく異な
り、イオン像の1μmに対してSEM像では100Å以
下が得られた。
このようなことから本実施例では、次のような効果があ
ることが明らかになった。
=8= (i)SEM像を利用し、非破壊で分析場所の高精度位
置決めが可能になった。
(ji)IMA分析とSEM像観察を逐次くり返し行な
うことにより三次元的分析と三欣元観察が可能になった
(ni)同−源から電子およびイオンビームを引き出し
、同一条件で集束および偏向が可能なので、分析および
形態観察の迅速化が出来ると同様、装置のコスト低減が
できる。
(jv)EHD技法を採用しているので、小型、軽量化
が容易。
以上、上述した実施例の効果をまとめると以下のとおり
となる。
(1)EHD技術を利用したイオン・電子両用荷電粒子
源は光源としてのソース位置が両者で同一点に固定され
るので、光学系の設訓および製作が容易で且つ動作時の
軸調整が簡−Qj化され、コス1へ低減ができるととも
に信頼性が向上する。
(2)集束系および偏向系に静電方式を採用しており、
イオンおよび電子ビームの制御が容易にてき、操作が極
めて容易である。
(3)新しい機能として、分析時、逐次エツチング面の
高分解能SEM像観察ができ、分析と分析部分の形態変
化(深さ方向に対して)の観察が可能になる。
(4)本実施例は単に分析および観察のみでなくイオン
ビームを利用した微細加工技術にも利用でき、加工形状
をSEMモードにより、逐次観察することができ、加工
精度の向上が可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば
、同一照射源より、極性変換を行うことによって、イオ
ンビームあるいは電子ビームを選択的に取り出せること
ができる。そして、取り出された電子またはイオンは同
一光学系により、同−試料上に集束、偏向できるように
なる。したがって、微小領域の観察と極微量分析を同一
局所において評価することかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)(c)は本発明によるイオンおよび
電子ビーム複合装置の照射源の構成および作用を示す図
、第2図は前記イオンおよび電子ビーム複合装置の一実
施例を示す構成図である。 1−・エミッタチップ、3 荷電粒子源材料、5 電子
衝撃用フィラメント、 6 引出し電極、7 対物レンズ絞り、8・静電レンズ
、9 ・偏向電極、10 試料、13・・質量分析計、
14 ・二次電子検出器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、荷電粒子照射系と二次荷電粒子検出系とからなり、
    前記荷電粒子照射系における収束レンズ、偏光手段およ
    び非点補正手段をすべて静電的手段で構成されているイ
    オンおよび電子ビーム複合装置。 2、請求項第1記載において、前記荷電粒子照射系の荷
    電粒子源は、イオン源材料を溶融状態としてイオンを引
    き出し、前記イオン源材料を冷却した固化状態として、
    かつ電界放出モードで電子ビームを引き出すようにした
    イオンおよび電子ビーム複合装置。
JP63126552A 1988-05-24 1988-05-24 イオンおよび電子ビーム複合装置 Pending JPH01296552A (ja)

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