JPH01293173A - 分級装置の漏れ込み防止装置 - Google Patents

分級装置の漏れ込み防止装置

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JPH01293173A
JPH01293173A JP12061788A JP12061788A JPH01293173A JP H01293173 A JPH01293173 A JP H01293173A JP 12061788 A JP12061788 A JP 12061788A JP 12061788 A JP12061788 A JP 12061788A JP H01293173 A JPH01293173 A JP H01293173A
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博明 田中
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成島 良輔
Takamiki Tamashige
宇幹 玉重
Satoru Fujii
悟 藤井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、分級原料を微粉と■扮に分離する ・分級
装置の微粉排出ダクトに粗粉の一部が漏れ込むことを防
止する装置に関するものである。
従来の技術 板胴すなわちケーシング内に、回転分級羽根車とその外
側に固定案内翼を具備させ、導入された分級原料を粗粉
と細粉に選別させ、48!扮を気流と共に分級羽根車内
に流入通過させて機外に排出捕集させる分級装置が広く
知られている。
発明が解決しようとする問題点 しかし、この様な従来の分級装置においては、回転する
回転分級羽根車と固定のケーシング端面の微粉排出ダク
トとの間の境界部分に隙間が出来、この隙間から微粉排
出ダクトに粗粉が漏れ込む現象が見られる。
従って、この様な回転分級羽根車と微粉排出ダクトとの
間の境界部分の隙間からの粗粉の漏れ込みを防止するた
めに、従来においては該境界部分の隙間にラビリンス構
造やメカニカルシールを設けたり、或はシールガスを吹
込む等の手段が採られている。しかし、いずれの手段も
完全に漏れ込みを防止することが出来ず、十分な結果が
得られない等の問題が見られる。
すなわち、ラビリンス構造においては、ラビリンス内外
の圧力差に起因する気流を迷路構造によって膨張、圧縮
を繰り返して圧力を減衰させるようにしているが、完全
なシール構造ではなく、気性混合体の場合に粉体が迷路
内に堆積して焼付きを起こす等の問題があり、また、メ
カニカルシールにおいては、回転側と固定側が接触摺動
する摺動部が摩耗し易く、特に気性混合体にて粒子を噛
み込んだ場合には大きな破損につながり、且つ構造が複
雑になって高価に付く、更に、シールガスの吹込みにお
いては、微粉粗粉境界部分に高圧ガスを吹込んで、この
流れによって漏れ込み気流を阻止するために、シールガ
スの吹出し位置によっては粗粉を微粉ダクト内に押し込
んだり、吹込み旦の過不足によって性能やコストに大き
く影響する等の欠点が見られる。
一方、先に出願した特願昭63−6776号明細書記載
の分級装置の漏れ込み防止装置においては、極めて簡単
な装置で上述の漏れ込みを防止するものであるが、次の
様な問題点もある。すなわち、−m的には、細粉排出ダ
クト側の圧力がケーシング外部の圧力より低く、開口よ
り外部から排出ダクト側に向かって空気が流れるのが普
通であるが、分級された粉体が遠心力を受けて、この力
がケーシング外部から排出ダク1へ側に向かって流れる
空気力より勝って逆に排出ダクト側からケーシング外部
側へと粉本が噴き出し、微粉回収が低下するばかりか環
境汚染の問題が見られる。
従って、この発明はこの様な従来における問題点を解決
するために、微粉排出ダクトと回転する回転分級羽根車
との境界部分から気流と共に粗大粒子が漏れ込むことを
防止するよう該境界部分において回転分級羽根車の上板
の上に、環状溝を持つた回転シール部材を設け、該回転
シール部材の上部をケーシング頂板の開口から外方に突
出させて、半径方向外側から微粉排出ダクト側への粉体
の漏れ込みを防止するようにした分級装置の漏れ込み防
止装置を提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 上述の目的を達成するために、この発明に依れば、分級
装置の漏れ込み防止装置は、ケーシング内に回転分級羽
根車を有し、選別された微粉を気流と共に回転分級羽根
車内に流入通過させてケーシング外に排出させる形式の
分級装置において、回転分級羽根車と微粉排出ダクトと
の境界部分に位置するように環状溝を持った回転シール
部材を回転分級羽根車の上板の上に取付け、該回転シー
ル部材の上部をケーシング頂板の開口から外方に突出さ
せて、半径方向外側の粉体の微粉排出ダクト側への漏れ
込みを防止するようにしたことを特徴としている。
作   用 従って、この発明は上述の手段によって、分級装置の回
転分級羽根車と微粉排出ダクトとの境界部分において、
回転する回転分級羽根車の上板の上に設けられた環状溝
を持った回転シール部材の上部をケーシングの頂板の開
口から外方に突出して、半径方向外側の原料分級室内の
粉体の微粉排出ダクト側への漏れ込みを防止することが
できるもので、回転シール部材を0字管構造にすること
によって分級された微粉の受ける遠心力に影響されるこ
となく、ケーシング外部から排出ダクト側への力が鋳る
ようにして微粉のケーシング外への噴き出しをなくした
上で、粉体の微粉排出ダクト側への漏れ込みを防止して
いる。尚、流入する空気流速が微粉排出ダクト内の風速
と同等若しくはそれ以上の空気流速となるように固定シ
ール部分をなす微粉排出ダクト下端部と回転シール部材
の間の隙間を調整してケーシング外部から排出ダクト側
への力が勝るようにしている。
この発明の他の目的と特長および利点は以下の添付図面
に沿っての詳細な説明により明らかになろう。
実  施  例 図面の第1.2図にはこの発明の漏れ込み防止装置を備
えた分級装置の第1の実施例が示されており、この分級
装置は上部がはり円筒状で下部がはり円錐状のホッパ・
−形をしたケーシング1を有し、ケーシング1の円筒部
側面の接線方向に分級用空気取入口2が設けられると共
に、ケーシング1−の頂部に原料投入口3が設けられ且
つケーシング1内の中心に回転竪軸4が設けられている
。この回転竪軸4には分級羽根6を有したロータすなわ
ち回転分級羽根車5が設けられている。また、ケーシン
グ1の円筒部内壁と回転羽根車5との間に一定角度をも
って回転竪軸4と同心に複数個の固定の案内31に7が
配列されると共に、回転分級羽根車5の上板の周辺上の
原料分散室10を囲んでケーシング1の内側に円環状の
衝突板8が回転竪軸4と同心に設けられている。更に、
ケーシング1の頂部中心には回転竪軸4を取囲んで分級
された微粉を排出するための微粉排出ダクト9が設けら
れている。
この様な分級装置において、回転分級羽根車5と微粉排
出側長I・9の境界部分に、この発明の漏れ込み防止装
置20が設けられる。すなわち、第1.2図に明示され
る様に、漏れ込み防止装置20は、回転分級羽根車5の
上板と微粉排出ダクト9の端部との境界部分にて、回転
分級羽根車5の上板に固着された環状の回転シール部材
21を備えており、この回転シール部材21の上部22
がケーシング1の頂板11の開口12から外方に突出さ
れていて、微粉排出ダクトつと原料分散室10とを分離
している。また、この回転シール部材21の上部22の
突出長さはケーシング1の頂板11から僅かに突出する
程度に適宜法められ、且つケーシング1の頂板11の開
口12との隙間が僅かであるよう適宜に定められる。
また、この漏れ込み防止装置20の回転シール部材21
は固定シール部分をなす微粉排出ダクト9の下端部に対
して幾分隙間を持つ環状シール構造となっており、回転
シール部材21の微粉排出側が0字管構造23となって
いて、この0字管構造23が微粉排出ダクト9の下端先
端部を包み込む構造となっている。この漏れ込み防止装
置20の回転シール部材21の微粉排出側長さはケーシ
ング1の頂板11部分からの長さに対して微粉排出ダク
ト9の下端部を115程度包み込めば良く、0字管構造
23の先端は角形、丸形いずれのn4造にても良く、好
適には回転シール部材21の先端を傾斜した鋭角構造2
3′とするのが一層良好で、内部渦流によって遠心力を
受けた微粉が微粉排出ダクト9に沿って排出されて回転
シール部材21と排出ダクト9へと流れを円滑にし、排
出すべく回転シール部材21と排出ダクト9の間に空気
の乱れを起こさないように回転シール部材21の先端を
鋭角構造23°とすることが出来る。尚、回転分級羽根
i5の上板の周辺に複数個の分散板2つを必要により設
けて投入原料の分散効果を高めることもできる。
この様に構成されたこの発明の漏れ込み防止装は20を
備えた分級装置においては、先ず分級原料が原料投入口
3から投入され、分級空気は空気取入口2から取入れら
れて、固定の案内×7と回転分級羽根車5に取付けられ
た分級羽根6とによって渦流を形成する。投入された原
料は回転分級羽根車5の上板の上に落下して回転分級羽
根車5の回転で跳ね飛ばされて衝突板8に衝突分散され
、分級空気渦流の中に落下する。渦流に乗った原料の粒
子は渦流の旋回による遠心力と内向き成分速度に応じた
抵抗力とを受け、これら両刃のバランスによって粗大粒
子は外側に、微細粒子は内側へと選別される。
この様にして選別された微粒子は回転分級羽根車5を通
り抜け、内部渦流により遠心力を受けた微粒子は微粉排
出ダクト9に沿って排出される。
他方、粗粒子は案内翼7の内側を旋回しながら落下して
ケーシング1の下部の円錐状のホッパーから機外に排出
される。この時に、渦流の形成や回転分級羽根車5の分
級羽根6のファン効果によって分級装置の中心に向かっ
て圧力は降下する。従って、微粉排出ダクト9の圧力は
外側すなわち原料分散室10の圧力よりも低くなる。一
方、微粉排出ダクト9と回転分級羽根車5との境界部分
は回転分級羽根車5の回転を妨げないために隙間を設け
るか、或は摺動構造とする必要がある。しがし、先に述
べた様に、固気混合体のシールには摺動構造は不適当で
あり、間隙を設ける場合には圧力差によって原料落下部
分から境界部分を経て微粉排出ダクト9に向かう気流が
生じ、この気流に伴って原料中の重大粒子が漏れ込む恐
れがある。
発明の効果 併し乍ら、この発明の漏れ込み防止装置2oにおいては
、回転分級羽根車5と微粉排出ダクト9との境界部分に
て、回転分級羽根15の上板の上に回転シール部材21
を取り付けてその上部22をゲージング1の頂板11の
開口12がら外方に突出させて低圧の微粉排出ダクト9
と高圧の原料分散室10とを完全に分離し、原料分散室
1oがら境界部を経て微粉排出ダクト9に向かう気流を
防止しており、またケーシング1の頂板11の開口12
と回転シール部材21との隙間から微量の空気が微粉排
出ダクト9側に流入する構造となっており、微粉排出ダ
クト9内の風速と同等若しくはそれ以上の空気流速とな
っている。また、原料分散室10@に適量の空気が流入
する構造となっており、外部空気が開口12から半径方
向外側すなわち本実施例では原料分散室10内に吸込ま
れるために原料分級室10から微粉排出ダクト9 D+
に粉体が漏れ込むことが確実に防止でき、末分級粉体の
粗粉が微粉排出ダクト9内の微粉内に混入することが完
全に防止される。
一方、回転シール部材をU字管構造にすることによって
分級された微粉の遠心力の影響によるケーシング外部へ
の噴き出しもなくなり、環境汚染が確実に防止される。
この様に、この発明の分級装置の漏れ込み防止装置にお
いては、回転分級羽根車の上板の上に設けられた回転シ
ール部材の上部をケーシングの頂板の開口を通って上方
に突出させて微粉排出ダクトと原料分散室とを完全に分
離すると共に、外部空気を原料投入側の原料分散室内に
吸込むことによって所期のシール効果を達成できると共
に、外部空気を吸込んでシールするために一層経済的で
、構造が簡単で容易且つ安価に製作できる等の効果が得
られる。更に、この発明の分級装置の漏れ込み防止装置
は、充填剤やファインセラミックス原料等の狙大粒子の
混入が重大な品質欠陥となるものに特に有効で、特別な
外部装置を必要とせずに粗粉の漏れ込みを完全に防止す
ることができ、これらの分野に応用する時に大幅な品質
向上、コストダウンを計ることが出来るものである。
尚、本実施例においてはケーシング頂部に原料投入口が
設けられた型式の分級装置に就いて説明したが、原料投
入方法はこれに限らず、或はこれと共にケーシング接線
方向またはケーシングの下方から投入するタイプの分級
装置でも本発明が適用できることは言うまでもなく、要
は分級羽根車内を通らないでケーシング頂部と分級羽根
車上板との隙間から微粉排出ダクトへ漏れ込むことを防
止するものに適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の漏れ込み防止装置が設けられな分級
装置の一実施例の縦断面図、第2図は第1図における漏
れ込み防止装置部分の拡大断面部分図である0図中、1
:ケーシング、2:空気取入口、3:原料投入口、4;
回転竪軸、5;回転分級羽根車、6:分級羽根、7:案
内翼、8:衝突板、9:微粉排出ダクト、10;原料分
散室、11:頂板、12:開口、20:漏れ込み防止装
置、21:回転シール部材、22;上部、29;分散板
。 特許出願人小野田セメント株式会社 1″、褐、゛。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ケーシング内に回転分級羽根車を有し、選別され
    た微粉を気流と共に回転分級羽根車内に流入通過させて
    ケーシング外に排出させる形式の分級装置において、回
    転分級羽根車と微粉排出ダクトとの境界部分に位置する
    ように環状溝を持った回転シール部材を回転分級羽根車
    の上板の上に取付け、該回転シール部材の上部をケーシ
    ング頂板の開口から外方に突出させて、半径方向外側の
    粉体の微粉排出ダクト側への漏れ込みを防止するように
    したことを特徴とする分級装置の漏れ込み防止装置。
  2. (2)ケーシング頂板から外方に上部が突出する回転シ
    ール部材の下部の環状溝が微粉排出ダクトの下部を包み
    込んでシールする構造となっている請求項第1項記載の
    分級装置の漏れ込み防止装置。
  3. (3)回転シール部材の微粉排出側の端部が角形、丸形
    または傾斜した鋭角構造となっている請求項第1項記載
    の分級装置の漏れ込み防止装置。
JP63120617A 1988-01-18 1988-05-19 分級装置の漏れ込み防止装置 Expired - Lifetime JPH0615073B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63120617A JPH0615073B2 (ja) 1988-05-19 1988-05-19 分級装置の漏れ込み防止装置
FR898900336A FR2625925B1 (fr) 1988-01-18 1989-01-12 Dispositif de triage de poudre
US07/297,552 US4919795A (en) 1988-01-18 1989-01-13 Leakage prevention apparatus for a classifier

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JPH01293173A true JPH01293173A (ja) 1989-11-27
JPH0615073B2 JPH0615073B2 (ja) 1994-03-02

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