JPH0129270Y2 - - Google Patents

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JPH0129270Y2
JPH0129270Y2 JP7736985U JP7736985U JPH0129270Y2 JP H0129270 Y2 JPH0129270 Y2 JP H0129270Y2 JP 7736985 U JP7736985 U JP 7736985U JP 7736985 U JP7736985 U JP 7736985U JP H0129270 Y2 JPH0129270 Y2 JP H0129270Y2
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heat
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、糸、テープ、布帛その他の長尺の繊
維製品の連続熱処理装置に関するものである。
従来の技術 従来糸や布帛等の長尺繊維製品の連続熱処理装
置において、熱処理室内に長尺繊維製品の入口ま
たは出口から室外の冷たい空気が侵入して熱処理
効果を減殺しないように、例えば特公昭47−
21276号公報に示すように、布帛の入口または出
口に微圧室Aを設け、この微圧室に熱処理用の過
熱蒸気の一部を圧入して、微圧室の気圧を熱処理
室外の空気と等しくするかまたはそれより高くし
て室外の空気の侵入を防ぐようにしたものが知ら
れていた。(第2図参照) 考案が解決しようとする問題点 前記のように熱処理用の過熱蒸気の一部を入口
または出口に設けた微圧室に圧入して外気の侵入
を防ぐようにしたものは、熱処理用の過熱蒸気の
一部を用いるため熱の消費量が多くコスト面にお
いて問題があり、また熱処理室内の熱風の流出を
防ぐ対策がとられておらず熱エネルギーの損失が
少くなく、オイリングを行つた長尺の繊維製品を
熱処理するに当つては、油分が加熱されて油煙と
なつて循環熱風中に混入し、これが熱風の一部と
共に室外に流出するので作業環境を汚染する等の
問題があつた。
そこで本考案は、前記の問題点を解消して熱エ
ネルギーを有効に利用した熱の消費量の少い、熱
処理室内の温度分布を常に均一に保持することが
できる、作業環境を汚染しない長尺繊維製品の連
続熱処理装置を提供することを目的とするもので
ある。
問題点を解決するための手段 本考案は、熱風循環装置を備えた連続熱処理装
置において、長尺繊維製品の入口部および出口部
を覆うように、熱処理室外から夫々入口チヤンバ
ー、出口チヤンバーを設けると共に、入口部およ
び出口部の少くとも一方を覆うように、熱処理室
内から吸引チヤンバーを設け、入口チヤンバーお
よび出口チヤンバー内に、熱処理室の排気熱を回
収する熱交換器により加熱した吸気を放出して室
外からの冷たい外気の侵入を防止すると共に、吸
引チヤンバーにより熱処理室から流出した熱風と
チヤンバー内に浸入した外気を吸引して熱風循環
装置の熱源の前方に放出しこれを再加熱して循環
させて熱エネルギーの損失を少くすると共に熱風
の流出による作業環境の汚染を防止するようにし
たものである。
実施例 図面に基いて本考案の実施例を説明する。第1
図は本考案の連続熱処理装置の断面図であつて熱
処理室2の入口部12を覆うところの入口チヤン
バー3内に熱交換器4を収納して予備加熱を行う
ようにしたものである。
1は、周壁を断熱材で構成した熱処理容器であ
つて、その内部に熱処理室2と入口チヤンバー3
が設けられており、長尺の繊維製品例えばスライ
ドフアスナー用テープ13(以下単にフアスナー
テープと呼ぶ)を上下に蛇行させながら熱処理室
2内を通過させ、この間に循環熱風を当ててフア
スナーテープ13を熱処理するようにしたもので
ある。
熱処理室2内は隔壁で仕切られており下方部に
は空気を加熱するヒーター14、加熱した空気を
熱処理室2内に送風循環させる循環フアン15が
設けられている。そして仕切りの上方部には、入
口部12から送込まれたフアスナーテープ13を
張架蛇行させるローラ18が上下に多数設けられ
ており、このローラ群の間から張架したフアスナ
ーテープ13に熱風を吹付ける多数のノズルを備
えた熱風放出器17が上方と下方に2個設けられ
ている。この熱風放出器17は、熱風の循環フア
ン15とダクト16で連結されていて、ヒーター
14で加熱した空気を循環フアン15により送込
むように構成されている。そしてフアスナーテー
プ13に吹付けられた熱風は、隔壁の左端の隅に
設けたフイルター付吸気口19から、循環フアン
15の吸引作用によつて吸引され、ヒーター14
を通して再加熱されて再び循環フアン15により
熱風放出器17に送られるようになつている。
熱処理室2の入口部12および出口部21は室
内の熱風の流出と外気の侵入を最小にしてフアス
ナーテープ13を通過させるようにスリツトの高
さを調節できるように構成されており、この入口
部12および出口部21には、本考案の特徴の1
つである入口チヤンバー3、出口チヤンバー20
が熱処理室外側から夫々のスリツトを覆うように
設けてある。
まず入口部12を覆う入口チヤンバー3につい
て説明すると、第1図に示した入口チヤンバー3
は送込むフアスナーテープ13の熱処理時間を短
縮するために行う予備加熱処理のための予備加熱
室を兼ねているため、出口チヤンバー20と比較
して大きくしかも熱処理容器1内に熱処理室2と
仕切ることにより入口チヤンバー3が構成されて
いる。なお予備加熱を必要としない連続熱処理装
置においては、出口チヤンバー20と同じ大きさ
の空間を有するチヤンバーでよい。ところで第1
図に示した入口チヤンバー3は、その内部の上方
に排気熱を回収するための熱交換器4が設けられ
ており、下方には、チヤンバー入口11より送込
まれたフアスナーテープ13を予備加熱するため
に、上下に蛇行させて一時滞留させるようにロー
ラが設けられている。
上方に設けた熱交換器4は熱処理室2の熱風の
一部の排気を通して、調節バルブ6を設けた排気
管7から室外に排出すると共に、排出した空気量
にみあう清浄な室外の空気を、調節バルブ8を設
けた吸気管9から吸気して、回収した排気の熱に
より吸気を加熱して入口チヤンバー3に放出する
ものである。そして入口チヤンバー3内を加熱し
た吸気で満たして、チヤンバー入口11からの冷
たい外気の侵入を防ぎ、また入口部12からの熱
処理室2内の熱風の流出を防ぐと同時に、入口チ
ヤンバー3内を通過するフアスナーテープ13を
予備加熱するものである。また熱交換器4は、熱
処理室2の油煙を含んだ熱風の一部の排気を通し
て熱交換するとき、油煙が冷たい吸気により冷却
されて、熱交換器の管状部材や周壁にタール状物
質となつて蓄積固定するので、これを除去するた
めの油回収装置5が付設されている。蓄積固定し
たタール状物質を除去するには、まず吸気管9の
調節バルブ8を閉鎖して冷たい吸気が熱交換器4
に入らないようにし、排気管7の調節バルブ6は
開放にするかある程度絞つて、排気熱と隣設の熱
処理室2の熱によりタール状物質を溶解させて下
方に設けた傾斜板10上に落下させ、これを入口
チヤンバー3の外に設けた油回収装置5により回
収するようにしたものである。
次に熱処理室2の出口部21を覆うように設け
た出口チヤンバー20について説明すると、熱処
理室2で熱処理されたフアスナーテープ13は、
吸引チヤンバー26を通り出口部21より出口チ
ヤンバー20内を通過してチヤンバー出口22を
経て室外に排出するようになつている。出口チヤ
ンバー20は、出口部21の全巾にわたつて覆う
ように構成した箱状体のもので、上方には入口チ
ヤンバー3と連通する断熱材で囲まれた連結管2
4の一端が開口しており、その開口の下方には、
出口チヤンバー20の全巾にわたつてひたし状の
隔板23が設けてあつて、開口より放出した加熱
された吸気をチヤンバー20内にまんべんなく行
きわたらせるようになつている。稼働中出口チヤ
ンバー20内は、熱交換器4により加熱され入口
チヤンバー3より連結管24を通つて放出された
清浄な外気で満たされるので、出口部21からの
熱処理用の熱風の流出、チヤンバー出口22から
の冷たい外気の侵入を防止することができる。こ
のため熱処理室2内は常に均一な温度分布状態に
保持することができる。なお連結管24には調節
用のバルブ25が設けてあり、加熱した吸気が入
口チヤンバー3および出口チヤンバー20の双方
にまんべんなく送込まれるように調節するもので
ある。
また熱処理室2の出口部21には、本考案のも
う1つの特徴である吸引チヤンバー26が熱処理
室内側から出口部21を覆うように設けられてお
り、熱処理を終えたフアスナーテープ13をチヤ
ンバー第1出口27から吸引チヤンバー26を通
り、出口部21から出口チヤンバー20を経て熱
処理室外へ排出するようになつている。この吸引
チヤンバー26の底部には、先端31をヒーター
14の前方に開口するように配置した導管29が
連結されていて、循環フアン15による吸引作用
が導管29を通して吸引チヤンバー26内に働く
ように構成されている。したがつて吸引チヤンバ
ー26内に流出した熱処理用の熱風および出口部
21より侵入した温度の低い吸気が導管29を通
つて吸引され、循環してきた熱風と共にヒーター
14を通つて再加熱されて循環フアン15により
再び熱処理室2内に送出される。また導管29に
は流量を調節するバルブ30が設けてあつて吸引
チヤンバー26内の負圧力を調節するようになつ
ている。そして吸引チヤンバー26内にはひさし
状の隔板28が全巾にわたつて取付けられてお
り、底部の中心に連結された導管29からの吸引
力がチヤンバー第1出口27および出口部21の
全巾にわたつて均一に及ぶようになつている。こ
のようにして熱処理室2内の高温の熱風を室外に
流出するのを防ぎ熱エネルギーの損失を防止する
と共に室外から冷たい外気が侵入しても流出した
熱風と共に導管29を通してヒーター14の前方
に吸引放出してこれを加熱して循環させるように
したもので、入口チヤンバー3および出口チヤン
バー20と吸引チヤンバー26との併設により更
一層確実に熱処理室内の温度分布を均一に保持さ
せて、フアスナーテープ13に常に均一な熱処理
を施すことができるようにしたものである。これ
と共に熱処理室内の熱風の室外への流出が完全に
防止できるので、油煙を含んだ熱風等による作業
環境の汚染が防止できる。
なお第1図においては、フアスナーテープ13
の排出にともなつて熱処理室内の熱風の流出し易
い出口部21に吸引チヤンバー26を設けた実施
例を示したが、出口部21とともに熱風の流出と
外気の侵入が生ずる入口部12に吸引チヤンバー
26を設けてもよく、また入口部12と出口部2
6の両方に夫々吸引チヤンバー26を設ければ更
に効果が上る。
考案の効果 本考案は、熱処理室の入口部および出口部を室
外から夫々チヤンバーにより覆い、各チヤンバー
に熱処理室の排気熱により加熱した吸気を放出し
て満たすようにすると共に、入口部および出口部
の少くとも一方を室内から吸引チヤンバーにより
覆うようにしたため熱処理室の熱風の流出と、冷
たい外気の侵入がより一層確実に防止することが
でき、熱処理室内の温度分布を常に均一に保持し
て、長尺の繊維製品に連続して均一な熱処理を施
すことができるものである。そして入口チヤンバ
ーおよび出口チヤンバー内に放出する空気は回収
した排気熱により加熱するので熱源の節約となる
と共に、熱処理室より流出した熱風は吸引チヤン
バーにより再度熱処理室に戻すようにして熱エネ
ルギーの損失を少くした熱管理の優れた装置であ
る。また熱処理室の熱風の室外への流出が確実に
防止できるので、油分を含んだ長尺の繊維製品を
熱処理する場合に発生する油煙を含んだ熱風が室
外に流出することがないので作業環境を汚染する
ことがない等種々の点で優れた効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の連続熱処理装置の断面図、第
2図は公知の連続熱処理装置の断面図である。 2……熱処理室、3……入口チヤンバー、4…
…熱交換器、12……入口部、13……フアスナ
ーテープ、17……熱風放出器、20……出口チ
ヤンバー、21……出口部、24……連結管、2
6……吸引チヤンバー、29……導管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱処理室2内に熱風循環装置14,15,1
    6,17を備えた連続熱処理装置において、連続
    熱処理する長尺繊維製品の入口部12および出口
    部21を覆うように、熱処理室2外から夫々入口
    チヤンバー3、出口チヤンバー20を設けると共
    に、入口部12および出口部21の少くとも一方
    を覆うように、熱処理室2内から吸引チヤンバー
    26を設け、入口チヤンバー3および出口チヤン
    バー20と、熱処理室2の排気熱を回収する熱交
    換器4の吸気側とを連通し、また吸引チヤンバー
    26には熱風循環装置14,15,16,17の
    熱源14の前方に開口した導管29を取付けたこ
    とを特徴とする長尺繊維製品用連続熱処理装置。
JP7736985U 1985-05-15 1985-05-24 Expired JPH0129270Y2 (ja)

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JP7736985U JPH0129270Y2 (ja) 1985-05-24 1985-05-24
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US06/858,001 US4711040A (en) 1985-05-15 1986-05-01 Apparatus for continuously thermally treating elongate textile products
GB08611081A GB2175380B (en) 1985-05-15 1986-05-07 Apparatus for continuously thermally treating elongate textile products
KR2019860006435U KR890004918Y1 (ko) 1985-05-15 1986-05-09 기다란 섬유 제품의 연속 열처리 장치
FR868606946A FR2582026B1 (fr) 1985-05-15 1986-05-14 Appareil pour traiter thermiquement de facon continue des produits textiles de forme allongee
DE3616228A DE3616228C2 (de) 1985-05-15 1986-05-14 Vorrichtung zur kontinuierlichen waermebehandlung laenglicher textilprodukte
ES86555338A ES8703172A1 (es) 1985-05-15 1986-05-14 Perfeccionamientos en los aparatos de tratamiento termico continuo de productos textiles de gran longitud
IT8667404A IT1203557B (it) 1985-05-15 1986-05-15 Apparecchiatura per il trattamento termico in continuo di prodotti allungati di tessuto come ad esempio fettucce di chiusure lampo
IT8653409U IT8653409V0 (it) 1985-05-15 1986-05-15 Apparecchiatura per il trattamento termico in continuo di prodotti allungati di tessuto come ad esempio fettucce di chiusura lampo

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