JPS6239119Y2 - - Google Patents

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JPS6239119Y2
JPS6239119Y2 JP1984072736U JP7273684U JPS6239119Y2 JP S6239119 Y2 JPS6239119 Y2 JP S6239119Y2 JP 1984072736 U JP1984072736 U JP 1984072736U JP 7273684 U JP7273684 U JP 7273684U JP S6239119 Y2 JPS6239119 Y2 JP S6239119Y2
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JP
Japan
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heat treatment
treatment chamber
fabric
hot air
duct
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JP1984072736U
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JPS60185692U (ja
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Publication date
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Priority to JP7273684U priority Critical patent/JPS60185692U/ja
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  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 布帛のサーモゾル染色工程や樹脂加工工程にお
いて、長尺の布帛を連続的に送りながら熱風で処
理するために利用される。
(従来の技術) 従来の布帛の熱処理室として、1個の室内に多
数個のガイドローラを上下2列に配列し、これら
のガイドローラに長尺の布帛を千鳥状に巻掛け、
上列のガイドローラを駆動して上記の布帛を上下
に往復させながら順に前後方向に移送し、その間
に上列のガイドローラの上方の上部ノズルダクト
から熱風を下向きに吹出すと共に、下列のガイド
ローラの下方の下部ノズルダクトから熱風を上向
きに吹出すようにしたものが知られている。
他方、実公昭36−2900号公報には、1個のチヤ
ンバ内に熱処理室を上下2段に形成し、これら上
下の熱処理室にそれぞれ多数個のガイドローラを
上下2列に配列し、下段熱処理室の上列ガイドロ
ーラ間および下列ガイドローラ間にそれぞれ熱風
吹出し用ノズルを下向きおよび上向きに挿入した
ものが開示され、また実公昭33−8595号公報に
は、1個のチヤンバ内に熱処理室を上下3段に形
成し、上段熱処理室に導入した布帛を水平方向の
直線状に案内し、次いで中段熱処理室に導いて逆
方向の直線状に案内し、更に下段熱処理室に導い
て再び逆方向の直線状に案内し、これら各段の熱
処理室で直線状に案内される布帛の上下両面に熱
風を噴射するようにしたものが開示されている。
(考案が解決しようとする問題点) 近時、布帛の熱処理速度は、ますます高速化が
望れるようになつてきているが、そのためには熱
処理室の布帛容量を増大する必要がある。しか
し、1個の室内に多数個のガイドローラを上下2
列に配列した場合は、上下のガイドローラの距離
を長くすると、布帛に縦じわが発生するので、上
記の距離は1.5m以下に制限される。また、熱処
理室を前後に長くすることは、広い据付面積を必
要とするので、一般には実施が極めて困難であつ
た。
また、実公昭36−2900号公報に記載のように、
布帛を下段の熱処理室に通したのち上段の熱処理
室に通すようにしたものは、下段の熱処理室で発
生した高湿度の熱風が上段の熱処理室に上昇して
排気されるので、乾燥終了間際の布帛に上記高湿
度の熱風が接触し、また布帛の導入口と導出口の
高さが相違するので、煙突様の吹き抜け現象が生
じて熱損失が大きくなり、そのため熱効率が低下
し、更にチヤンバ外方で発生させた熱風をダクト
で搬送してチヤンバ内に噴出させるので、熱損失
が大きくなると共に、チヤンバの外側に熱風発生
装置のための据付面積を必要とした。
また、実公昭33−8595号公報に記載の装置は、
上中下の各段の熱処理室で布帛を水平方向の直線
状に移送するので、各熱処理室に収容される布帛
の長さが短くなつて高速化には不適当であると共
に、布帛の導入口が上段熱処理室に、導出口が下
段熱理室にそれぞれ開口するので、上記と同様に
煙突様の吹抜け現象が生じて熱風の流出が多くな
り、また各段のノズルダクトにそれぞれヒータと
熱風循環用フアンを設けるものであるから、各段
の熱風温度を均一に設定することが困難であつ
た。
この考案は、多数個のガイドローラを上下2列
に配列し、上列のガイドローラの上方および下列
のガイドローラの下方にそれぞれノズルダクトを
設けたものにおいて、据付面積を変えないで熱処
理室の総面積を3倍にして処理速度を大幅に向上
することができ、しかも熱効率のすぐれた布帛の
熱処理室を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 熱処理室を上、中、下の3段に配設して布帛を
順に通過させる。すなわち、この考案は、上下方
向の3段に並ぶ上段熱処理室、中段熱処理室およ
び下段熱処理室からなり、これらの熱処理室はそ
れぞれ布帛を上下に往復させながら前後方向に送
るための上下2列に配列された多数個のガイドロ
ーラと、上列のガイドローラの上方から下向きに
熱風を吹出す上部ノズルダクトと、下列のガイド
ローラの下方から上向きに熱風を吹出す下部ノズ
ルダクトとを備え、かつ上記下段熱処理室の下方
に熱風循環用のフアンおよびヒータが設けられ、
このフアンに接続された縦方向の主ダクトから上
記各熱処理室のノズルダクトが分岐され、上記下
段熱処理室の前面および後面のほぼ同じ高さの位
置にそれぞれ布帛導入口および布帛導出口が穿設
され、布帛導入口から下段熱処理室に導入された
布帛が上段熱処理室の前面内側に導びかれ、更に
上段熱処理室、中段熱処理室および下段処理室の
順に案内されるようにしたことを特徴とする。
(作用) 布帛は、下段熱処理室に導入されて上段熱処理
室に導びかれ、上段熱処理室、中段熱処理室およ
び下段熱処理室を順に下向きに通つて熱処理さ
れ、下段熱処理室で熱処理を完了して導出され
る。一方、下段熱処理室の下方で加熱された熱風
は、主ダクトによつて上方へ運ばれ、各熱処理室
の上下のノズルダクトに分配されて噴出され、布
帛との接触により冷却され湿潤されたのち、各熱
処理室の側壁とノズルダクトの間を通つて上昇
し、常法に従つて一部が排気され、残りが循環さ
れる。なお、布帛導入口および布帛導出口が下段
熱処理室の同じ高さに位置するので、これらの間
にドラフトが作用することは無く、これら布帛導
入口および布帛導出口から流入した冷たい外気は
下方へ流れてヒータで加熱される。
(実施例) 熱処理装置1は、上段熱処理室2、中段熱処理
室3および下段熱処理室4の上下3段の熱処理室
によつて形成され、上段熱処理室2の底部と中段
熱処理室3の天井部、中段熱処理室3の底部と下
段熱処理室4の天井部とがそれぞれ開放されて互
いに連通している。
上段熱処理室2、中段熱処理室3および下段熱
処理室4の上半部には、それぞれ多数個のガイド
ローラ5,6が上下2列に配列され、上列のガイ
ドローラ5は、トルクモータ等の駆動手段(図示
されていない)によつて駆動され、長尺の布帛F
を上列ガイドローラ5および下列ガイドローラ6
によつて上下に往復させながら前後方向(第1図
の左方を前方とする)へ順に送るようになつてい
る。しかして、下段熱処理室4の前板4aおよび
後板4bには、それぞれ布帛導入口4cおよび布
帛導出口4dが下列ガイドローラ6とほぼ同じ高
さに設けられ、布帛導入口4cの外方には入口ガ
イドローラ7が、また布帛導出口4dの外方には
出口ガイドローラ8がそれぞれ設けられ、布帛F
が入口ガイドローラ7および布帛導入口4Cから
下段熱処理室4内に導入され、下段熱処理室4、
中段熱処理室3および上段熱処理室2の各内側の
前端に位置する回転自在のガイドローラ7aによ
つて上段熱処理室2の上列ガイドローラ7に導び
かれ、上段熱処理室2を上下2列のガイドローラ
5、6によつて千鳥状に後方へ送られ、上段熱処
理室2の後端および中段熱処理室3の後端にそれ
ぞれ設けられている中間ガイドローラ9、10に
よつて中段熱処理室3に導入され、この中段熱処
理室3を上下2列のガイドローラ5、6によつて
千鳥状に前方へ送られ、その前端部で下段熱処理
室4に導入され、この下段熱処理室4を上下2列
のガイドローラ5、6によつて千鳥状に後方へ送
られ、布帛導出口4dから外方へ導出され、出口
ガイドローラ8から次工程へ送られる。
下段熱処理室4は、水平方向の仕切板11によ
つて上下の2室に仕切られ、この仕切板11の前
部に設けた開口11aにフイルタ12が取付けら
れる。そして、仕切板11の下方中央部に空気加
熱用のヒータ13が設けられ、後部に左右1対の
熱風循環用フアン14、14が設けられ、この熱
風循環用フアン14が外側のモータ15によつて
回転される。これらの熱風循環用フアン14、1
4の排風口には、各熱風処理室2、3、4の側板
2e、3e、4eに添う縦方向の主ダクト16、
16が接続され、これら左右の主ダクト16、1
6が下段熱処理室4の下列ガイドローラ6と仕切
板11との中間、下段熱処理室4と中段熱処理室
3との境界部、中段熱処理室3と上段熱処理室2
との境界部、および上段熱処理室2の上列ガイド
ローラ5の上方の各部において幅方向の横ダクト
17によつて連結され、この各横ダクト17に、
各熱風処理室2、3、4の上列ガイドローラ5の
上方に位置して下向きに熱風を噴出する上部ノズ
ルダクト18a、および下列ガイドローラ6の下
方に位置して上向きに熱風を噴出する下部ノズル
ダクト18bがそれぞれ接続される。なお、上段
熱処理室2の下部ノズルダクト18bおよび中段
熱処理室3の上部ノズルダクト18aは一体に形
成され、中段熱処理室3の下部ノズルダクト18
bおよび下段熱処理室4の上部ノズルダクト18
aは一体に形成される。また、主ダクト16から
横ダクト17が分岐する部分には風量調節ダンパ
(図示されていない)が設けられる。
上記の構造において、布帛Fは、前記のように
下段熱処理室4の前部に導入されて上方へ導びか
れ、上段熱処理室2、中段熱処理室3および下段
熱処理室4を順に通過し、その際上下のガイドロ
ーラ5、6によつて千鳥状に送られ、その間に上
部ノズルダクト18aおよび下部ノズルダクト1
8bから噴出される熱風によつて熱処理され、し
かるのち下段熱処理室4の後端の布帛導出口4d
から導出される。一方、ノズルダクト18a、1
8bから噴出された熱風は、布帛Fに衝突したの
ち一部が幅方向に流れ、各熱処理室2、3、4の
側板2e、3e、4eに沿つて上昇し、上方の熱
処理室2、3を順に加熱したのち上段熱処理室2
の天井板2fに設けられている排気筒19から排
出され、残りの熱風、特に下段熱処理室4内のフ
イルタ12に比較的近い部分の熱風および布帛導
入口4cから布帛Fと共に導入された空気はフイ
ルタ12を通つてヒータ13で加熱され、フアン
14によつて左右の主ダクト16、16に送ら
れ、更に横ダクト17を経てノズルダクト18
a、18bから前記のように噴出される。
(考案の効果) 上段熱処理室、中段熱処理室および下段熱処理
室を上下の3段に配設し、これらの熱処理室を布
帛が上から下へ順に通過するようにしたので、据
付面積を変えないで熱処理室の延面積をほぼ3倍
にすることができ、そのため処理速度を大幅に向
上することができ、しかも熱効率が良好である。
そして、熱風循環用のフアンおよびヒータが下段
熱処理室の下部の1箇所に設けられ、これにより
各段の熱処理室に熱風を送るようにしているの
で、構造が簡単になり、均一な熱処理が可能であ
り、かつ温度制御も容易である。また、布帛の導
入口および導出口が下段熱処理室のほぼ同じ高さ
に設けられているので、従来のように煙突様の吹
抜け現象による熱風の流出が減少する一方、上記
の導入口や導出口から流入した冷たい外気が下方
へ流れてヒータで加熱されるので、熱効率を一層
良好にする共に、上記の冷たい外気が布帛に触れ
て悪影響を与えることが防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の縦断面図、第2図
は第1図の−線断面図である。 2……上段熱処理室、3……中段熱処理室、4
……下段熱処理室、4c……布帛導入口、4d…
…布帛導出口、5……上列ガイドローラ、6……
下列ガイドローラ、12……フイルタ、13……
ヒータ、14……熱風循環用フアン、16……主
ダクト、18a……上部ノズルダクト、18b…
…下部ノズルダクト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下方向の3段に並ぶ上段熱処理室、中段熱処
    理室および下段熱処理室からなり、これらの熱処
    理室はそれぞれ布帛を上下に往復させながら前後
    方向に送るための上下2列に配列された多数個の
    ガイドローラと、上列のガイドローラの上方から
    下向きに熱風を吹出す上部ノズルダクトと、下列
    のガイドローラの下方から上向きに熱風を吹出す
    下部ノズルダクトとを備え、かつ上記下段熱処理
    室の下方に熱風循環用のフアンおよびヒータが設
    けられ、このフアンに接続された縦方向の主ダク
    トから上記各熱処理室のノズルダクトが分岐さ
    れ、上記下段熱処理室の前面および後面のほぼ同
    じ高さの位置にそれぞれ布帛導入口および布帛導
    出口が穿設され、布帛導入口から下段熱処理室に
    導入された布帛が上段熱処理室の前面内側に導び
    かれ、更に上段熱処理室、中段熱処理室および下
    段熱処理室の順に案内されるようにしたことを特
    徴とする布帛の熱処理室。
JP7273684U 1984-05-17 1984-05-17 布帛の熱処理室 Granted JPS60185692U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7273684U JPS60185692U (ja) 1984-05-17 1984-05-17 布帛の熱処理室

Applications Claiming Priority (1)

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JP7273684U JPS60185692U (ja) 1984-05-17 1984-05-17 布帛の熱処理室

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60185692U JPS60185692U (ja) 1985-12-09
JPS6239119Y2 true JPS6239119Y2 (ja) 1987-10-05

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ID=30611425

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JP7273684U Granted JPS60185692U (ja) 1984-05-17 1984-05-17 布帛の熱処理室

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JPS60185692U (ja) 1985-12-09

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