JPH01291861A - 冷温湿布装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は身体の患部に冷湿布又は温湿布を選択的に且つ
持続的に行う装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、身体の患部を湿布する場合には、湯や薬の液にタ
オル等を浸だして患部に当てることが行われている。ま
た冷湿布では、蓄熱材を用いた持続性の冷却剤等も使用
されている。しかし、これらの冷・温湿布の方法では、
それ自身が冷熱源、温熱源をもっている訳ではないので
、効果が持続せず、更に同一の湿布で冷湿布と温湿布を
交互に繰返すことはできない。

〔発明が解決しようとする課題〕

前述のような従来の湿布では、効果が持続せず、長時間
あるいは繰返し行う場合には非常に手間がか＼す、更に
冷湿布と温湿布を交互に繰返すといりた要求にはうまく
対処できない等の課題がある。

本発明は電源さえ確保できれば容易に冷湿布・温湿布が
でき、なおかつ、冷湿布、温湿布を交互（行うこともで
きる装置を提供することを目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

はルチェ効果を有する半導体素子、同半導体素子の吸放
熱を促進させるためのフィンを具えた吸放熱板、及び同
半導体素子に密着し水を通して熱交換させる冷温水パネ
ル、からなる冷温水供給ユニットにより、冷水または温
水を作り、これを身体の患部に装着した熱交換マットに
送水し、必要に応じて患部の冷湿布、温湿布を行う。

〔作用〕

はルチェ効果を有する半導体素子に直流電流を通すこと
により、一方の面が吸熱（冷却）側、他方の面が放熱（
加熱）側となる。

冷温水パネルの密着している面が吸熱側ならば熱交換マ
ットに冷水が供給され、冷湿布となる。

半導体素子に供給する直流電流の方向を逆にすると、冷
温水パネルの密着している面が放熱側とな抄、熱交換マ
ットに温水が供給され、温湿布となる。

〔実施例〕

第１図乃至第５図において、１は冷温水パネル、２けは
ルチェ効果を有する半導体素子、３は吸放熱板、４は吸
放熱ファン、５はケーシングで、これ等の部材は冷温水
供給ユニット１０を構成する。

１１は電源ユニット、１２は冷温水ポンプ、１３は熱交
換マット、１４は送水用チューブである。

冷温水供給ユニット１０： 冷温水ノ々ネルト・・金属板（銅、アルミニウム）ｌａ
に金属管（鋼、アルミニウム）ｌｂ をコイル状に取付けたもので、素 子パネル２の片面に密着させ、管 ｌｂ内に通した水を効率よく冷却、 加熱する。素子パネル２との接触 面以外は断熱材１ｃで被覆されている。

素子パネル２・・・直流電流を与えると、イルチエ効果
により、片面が吸熱（低温側Ｘ 反対側が放熱（高温側）面となる 半導体素子２ａ、素子２ａを接続する ケーブル２ｂ、素子２ａの周囲を被覆 する断熱材２ｃより構成され、吸熱 面は冷却側、放熱面は加熱側とし て作用する。

吸放熱板３・・・金属製（銅、アルミニウム）の板３ａ
及び多数のフィン３ｂよりなり、素子パネル２の表面に
密着して組 立てられ、通気への排熱あるいは 通気からの吸熱を効率よく行うた めの熱交換器として作用する。

吸放熱ファン４・・・吸放熱板３に周囲の空気を通し、
放熱時あるいは吸熱時の熱交換を 効率よく行うための送風機。

電源ユニット１１；素子パネル２、吸放熱ファン４、冷
温水ポンプ１２に電気を供給する。

冷温水ポンプ１２：冷温水供給ユニット１０で作った冷
温水を熱交換マット１３に送水する循 環用ポンプ。

熱交換マツ）１３：内部に冷温水通路１３ａを有するゴ
ム。

ビニール等の可撓性材料製シート１３ｂで作られ、身体
に装着する。なお１３ｃはマジックテープ等の接合部材
であるっ次に本装肴の使用方法について説明する。

■温湿布の場合 冷温水供給ユニット１０に電力を供給する。この際ベル
チェ効果をもつ素子２ａＫは直流を供給する。

素子２ａは、−！ルチェ効果により吸放熱板３側が吸熱
（冷却）側となりフィン３ｂの表面温度が下がる。

冷温水、ｅネル１側が放熱（加熱）となり、金属板１ａ
からの熱伝導で金属管１ｂは高温となる。吸放熱７アン
４の運転により吸放熱板３は周囲の空気より熱を吸収し
、放熱俳へ放出する。一方、冷温水ポンプ１２により送
水された水は冷温水、Ｒネル１内を通り、供給した電力
と吸熱量を加えた分だけ昇温し温水となって出てくる。

この温水はチューブ１４を通り熱交換マット１３に送ら
れる。利用者は、マット１３を患部に当て、あるいは巻
きつける等して温湿布を行う。

■　冷湿布の場合 素子ノぞネル２に与える直流を温湿布の場合とは反転さ
せて供給すると、吸放熱板３側が放熱（加熱）となり、
冷温水ノ（ネル１側が吸熱（冷却）となる。吸放熱ファ
ン４により放熱を促進させると、冷温水パネルｌも低温
となり、冷温水ポンプ１２により送られた水は冷却され
て出てくる。この冷水が熱交換マット１３に送られ、利
用者は熱交換マット１３を患部に当て、あるいは巻きつ
けて冷湿布を行う。

なお、湿布温度の調整は素子２ａへの電源供給を０Ｎ−
ＯＦＦ。制御あるいは電圧制御、冷温水流量制御等によ
り対処できる。

〔発明の効果〕

ベルチェ効果を有する素子パネルと、冷温水通路を有し
同素子パネルの一方の面に密着された冷温水パネルと、
同素子パネルの他方の面に密着されフィンを具えた吸放
熱板と、同吸放熱板に通風する部材と、冷温水通路を有
する熱交換マットと、冷温水パネル及び熱交換マットの
冷温水通路に冷温水を循環させる部材と、前記素子パネ
ルに直流を供給し且つ電流の方向を選択的に切換える部
材とを設けたことＫより、次の効果を有する。

（１）電源があれば、冷湿布、温湿布が自由に選択でき
る。

（２）冷却、加熱の切換えが、素子への直流電流を反転
させるだけでできるため操作が簡単である。

（３）長時間あるいは冷湿布、温湿布を交互に繰り返す
といった要求に応じられる。

（４）装置そのものが小型化できるため、移動が楽であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明冷温湿布装置の実施例を示すシステム構
成図、第２図は冷温水供給ユニットにおける冷湿布時の
熱の流れを示す断面図、第３図は冷温水供給ユニットを
構成する部材の展開図、第４図は熱交換マットの拡大図
、第５図は第４図のＡ−Ａ断面図である。 １・・・冷温水パネル ２・・・はルチェ効果を有する素子ノにネル３・・・吸
放熱板　　　　　　４・・・吸放熱ファン１０・・・冷
温水供給ユニット１１・・・電源ユニット１２・・・冷
温水ポンプ　　　　１３・・・熱交換マット１４・・送
水用チューブ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　ペルチエ効果を有する素子パネルと、冷温水通路を有
   し同素子パネルの一方の面に密着された冷温水パネルと
   、同素子パネルの他方の面に密着されフインを具えた吸
   放熱板と、同吸放熱板に通風する部材と、冷温水通路を
   有する熱交換マツトと、冷温水パネル及び熱交換マツト
   の冷温水通路に冷温水を循環させる部材と、前記素子パ
   ネルに直流を供給し且つ電流の方向を選択的に切換える
   部材とからなることを特徴とする冷温湿布装置。