JPH01291088A - 冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は冷蔵庫扉開放時の開放力を低減した冷蔵庫に関
する。

（ロ）従来の技術 従来此種冷蔵庫では扉を開放すると庫外の暖気が貯蔵室
内に侵入し、これが扉を閉じた後に冷却されることによ
って貯蔵室内の空気圧が低下し、即ら負圧となるため、
次に扉を開く時に強大な開放力を必要とすると共に重量
が軽い場合は冷蔵庫自体が動いてしまう欠点があった。

これを解決するために例えば実開昭５３−６７９５６号
公報では扉に押しボタン式の弁装置を設け、扉開放時は
この押しボタンを操作して弁を開き、庫内外を連通して
圧力差を減少せしめ、扉の開放力を軽減する構成が採ら
れている。

（八）発明が解決しようとする課題 斯かる従来構造では、常には庫内外の連通を断って暖気
の流入を防止し、必要に応じて弁装置を開放することが
できるが、バネ等の格別な部材を必要とし、部品点数の
増加によるコスト高と生産性低下が生起すると共に、扉
を開く際に弁装置を開くための格別な操作が必要となり
、使用性が悪化する問題があった。

本発明は斯かる技術的課題を解決した冷蔵庫を提供する
ことを目的とする。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は可撓性材にて構成したガスケットを裏面周縁に
装着した扉体を開閉自在に取付けた冷蔵庫において、前
記ガスケットには冷蔵庫内外を連通する通路と、扉の閉
成状態で前記通路を閉本し、ガスケットの伸張により通
路を開放する弁を一体に形成したものである。

（＊）作用 本発明によれば扉が閉成した状態では弁が通路を閉本し
、暖気の侵入を防ぐ。又、扉を開放しようとする動作に
伴いガスケットが伸張すると弁が通路を開放し、庫内外
を連通する。

（へ）実施例 次に図面において実施例を説明する。第３図は冷蔵庫（
１）の斜視図を示している。冷蔵庫（１）は前方に開放
する断熱箱体（２）とそれの開口を開閉自在に閉室する
様に開口−側に回動自在に枢支された扉（３）とから成
る。（４）は５（３）の非枢支側前面に取付けた把手で
ある。

第１図は第３図のＡ−Ａ線断面図を示し、冷蔵庫（１）
の扉（３）非枢支側前端部の平断面図である。

（５）は鋼板製の外箱、（６）は合成樹脂製の内箱であ
り、両箱（５）　、　（６）間に充填した発泡断熱材（
７）により内部を貯蔵室（８）とした断熱箱体（２）を
構成している。（９）は外箱（５）開口縁の前面フラン
ジ（５ａ）裏側に配設した結露防止用冷媒バイブである
。扉（３）は鋼板製の扉外板（１０）の裏面周縁のフラ
ンジ（１０ａ）端に取付部材（１１）を係合し、扉外板
（１ｏ）内に断熱材（１２）を発泡充填した後、合成樹
脂製の扉内板（１３）周縁をネジ（１４）にて取付部材
（１１）と共にフランジ（１０ａ）に固定して構成され
る。

（１５）はゴム或いは合成樹脂等の可撓性材の押し出し
成形にて構成したガスケットで、矩形状に接続され、肉
厚の取付基部（１６）裏面から内側方向に突出した楔部
（１７）を取付部材（１１）に外側方に開口して形成し
た溝（１８）に係合して扉（３）裏面周縁に装着される
。ガスケット（１５）は取付基部（１６）の上面に連結
した一対の伸縮自在の緩衝Ｎ（ｚｏ＞　、　＜２０）、
緩衝部（２０）　、　（２０）の更に上面に連結せる内
部にマグネット（２１）を挿入した袋状部（２２）とを
有し、又、ガスケット（１５）の内周縁においては袋状
部（２２）と取付基部（１６）の一部を連結片（２３）
により連結して内部に複数の中空室を形成し、この連結
片（２３）からは内方に延在する可撓性ヒレ片（２４）
　。

（２５）を一体に構成し、ヒレ片（２４）は扉内板（１
３）に接触している。扉（３）の閉成時、このマグネッ
ト（２１）が外箱（５）のフランジ（５ａ）に着磁して
断熱箱体（２〉開口縁を気密にシールする。

更にガスケット（１５）の外側の緩衝部（２０）の取付
基部（１６）付近、内側の緩衝部（２０）の袋状部（２
２）及び取付基部（１６）付近及び取付基部（１６）に
は透孔（２７）　、　（２８）　、　（２９）　、　（
３０）を穿設し、これによって冷蔵庫（１）外と貯蔵室
（８）内を連通せしめている。

又、内側の緩衝部（２０）外側の取付基部（１６）から
は袋状部（２２）方向に突出した弁部（３１）を一体に
形成している。

扉（３）が閉成している通常状態で、断熱箱体（２）と
扉（３）の間隔はくＬｌ）であり、この状態でガスケッ
ト（１５）は第１図の如く緩衝部（２０）　、　（２０
）が縮小している通常形状となっている。この状態では
弁部（３１）の先端は内側の緩衝部（２０）の袋状部（
２２〉側の基部に接触し、これによって透孔（２７）　
、　（２Ｂ）　、　（２９）　、　（３０）にて形成さ
れる通路は閉本されている。このため、貯蔵室（８）内
が前述の如く負圧となっても、庫外の暖気がこの通路か
ら流入することはない。

次に扉（３）を開放しようとして扉（３）を引き、それ
によって断熱箱体（２）と扉（３）との間隔が（Ｌ、）
まで拡大すると第２図の如く緩衝部（２０）　、　（２
０）が伸張し、取付基部（１６）と袋状部（２２）との
間隔が拡大し、それによって弁部（３１）が緩衝部（２
０）から離間すると共にヒレ片（２４）は扉内板（１３
）から離間する。これによって透孔（２７）　、　（２
８）　、　（２９）　、　（３０）により形成される通
路は開放し、冷蔵庫（１）外と貯蔵室（８）とが連通さ
れ、庫外空気が第２図中破線矢印の如く流入し、庫内外
の圧力差を低減する。

これによって扉（３）開放のための力は小さくて済む。

ここで扉（３）の閉成時は貯蔵室（８）が負圧になる程
Ｗ（３）は断熱箱体（２）側に引き寄せられようとする
ので弁体（３１）と緩衝部（２０）の接触は確実に保持
される。又、透孔（２７）　、　（２８）　、　（２９
）は緩衝部（２０）　、　（２０）の基部付近に形成し
ているので、圧縮伸張の繰り返えしによって緩衝部（２
０）　、　（２０）が透孔（２７）　、　（２８）　、
　（２９）部からひび割れることもない。

（ト）発明の効果 本発明によれば扉の閉成状態ではガスケットの弁が通路
を閉塞し、車外の暖気が庫内に急激に流入しないので冷
却効果を高めることができる。

又、扉を開放する際は弁が通路を開放するので庫内外が
連通され、庫内外の圧力差が低減仕られ、それによって
扉の開放を容易にすることができる。この時弁はガスケ
ットと一体に形成されているので、格別な連通部材が不
要となり、部品点数の削減によるコストの低下と生産性
の向上が図れる。更に通常の扉開放動作によって庫内外
の連通が達成されるので格別な操作が不要となり使用性
も悪化しないものである。

【図面の簡単な説明】

各図は本発明の実施例を示し、第１図は第３図のＡ−Ａ
線断面図、第２図はガスケットが伸張した状態の第１図
に相当する断面図、第３図は冷蔵庫の斜視図である。 （１）・・・冷蔵庫、　（３〉・・・扉、　（１５）・
・・ガスケット、　（２０）　、　（２０）・・・緩衝
部、　（２７）　、　（２８）　、　（２９）　、　（
３０）・・・透孔、　（３１）・・・弁部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、可撓性材にて構成したガスケットを裏面周縁に装着
   した扉体を開閉自在に取付けた冷蔵庫において、前記ガ
   スケットには前記冷蔵庫内外を連通する通路と、前記扉
   の閉成状態で前記通路を閉塞し、ガスケットの伸張によ
   り前記通路を開放する弁を一体に形成した事を特徴とす
   る冷蔵庫。